2012年5月8日火曜日

東電会見 2012.5.8(火)18:00 ~ 法令違反(=犯罪)17歳の少年が緊急時の復旧作業に従事していた事実が判明。協力企業の責任、本人の年齢詐称を強調する東電 ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

東電会見 2012.5.8(火)18:00 ~

5/8 プラントトラブル報告なし。報告はモニタリングが中心。建屋開口部の空気中核種分析結果と新たに1箇所測定箇所を増やす旨の報告。海域モニタリングでサンプリング箇所を緯度と経度を示す事に。

1Fサーベマップ公開。前回より低下報告。しかし実際には下がっておらず、変わっていない、あるいは変化のある場所は上昇しているところのほうが多い。

放射線作業従事者の登録を取り消す手続きの際に、昨年4月に法律で禁止されている18歳未満の作業員(当時17歳)が福島第一の緊急時作業に従事していたことが判明した旨の報告。

きっかけは該当者の放射線作業従事者の資格を取り消す作業の際に、放射線管理手帳に記載されている生年月日と、作業従事者登録(放管手帳発行)時の生年月日を照らしあわせた結果、一致しなかった事により発覚したとのこと。

作業従事者登録の際、顔写真入りの公的証明書を必要としなかった3/11~6/8該当約6000名に同様の事例がないか調査するとの事。17歳少年は4/6~11の6日勤務で被ばく線量 外1.37 内0.55 合計1.92mSv。昨年7月の電離健診で異常なし。

問題の17歳は鹿島の下請け。何次下請けかは不明。会見中は原因は協力企業が調査中で責任は協力企業にあることを強調。会見終了時に協力企業から本人が年齢を偽装したと報告あったとの事。その際、本人の偽装を繰り返し強調した松本氏。

この件に関する資料配布はなし。

プラント

サンプリング・モニタリング




福島第一原子力発電所の状況

○松本:
[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機とも給水系、CS系つかって注水継続中。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。2号機格納容器ガス管システムによるチャコールフィルターと粒子状フィルターのサンプリングを本日実施している。1号機の水素ガス濃度はほぼ0%に戻っている。2号機格納容器圧力に関しても15KPaゲージで推移している状況だ。

[使用済み燃料プール]1~4号機とも循環冷却継続中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機タービン建屋から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送は継続中。3号機タービン建屋溜り水に関しては本日の午前9時42分まで雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送した後、一旦停止し 9時56分からプロセス主建屋に移送先を変更している。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオンは停止中。サリーは運転中。キュリオンに関しては現在、タービン建屋、雑固体廃棄物減容処理建屋、プロセス主建屋等の水位を監視しながら運転開始時期を検討する。

[その他]2号機については格納容器ガス管理システムのサンプリングと併せて本日原子炉建屋開口部、ブローアウトパネルでのダストサンプリングを実施している。測定結果については準備でき次第公表させて頂きたいと思うが、このデータの評価を行った上で、原子炉建屋からの放出放射能量評価を行なって行きたいと思っている。


こちらは淡水化装置から濃縮水貯槽に移すホースから漏洩があった際に継続的に南放水口でのサンプリングを行なっているものだ。セシウム134/137、全βの値については検出限界未満という状況が続いている。

「建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果」と「ダストサンプリング地点 位置図 」併せて説明する。


原子炉建屋の放出放射能量評価は毎月1回定期的に測定しているが、その他の建屋開口部についても定期的に実施している。地図がある方に1番から28番まで番号を打っているが、こちらもタービン建屋とか、集中廃棄物処理建屋等での開口部があるので、

そこでのダストをサンプリングしている。表面が地図に落とした場所、裏面が具体的な名称という形で記載。28番に関しては今回から追加になっており、3号機の廃棄物処理建屋の西側開口部のところだが、これまで瓦礫等があり、

サンプリングができなかった箇所が今回追加になったということである。その測定結果が、福島第一建屋開口部における空気中放射性物質核種分析の結果ということで、本日の紹介は3箇所。プロセス主建屋開口部と造立硬化体貯蔵排気設備、

28番の3号機廃棄物処理建屋の各三箇所だ。セシウム134/137が10E-4~10E-6Bq/cm3程度検出されている。他の箇所と大きな差がないという状況だ。表と裏面に海の地図が乗っている資料があるが、こちらはこれまで実施している東電が行なっている海域サンプリングの状況だ。


これまでは1枚目の裏面と2枚目の表裏面で地上に落としたポイントを示していたが、一枚目の表にあるとおり、緯度、経度について今回改めて紹介する。秒まで表示のある部分都内部分があるが、秒がない部分に関しては00秒と言うことなので確認いただきたい。

下の欄外だが、※を2つ打っている所がある。福島第一20km圏内で木戸川沖合の5km付近 TS6番と福島第二沖合のTS7番があるが、こちらは今後、TS7番での測定を優先して実施していくという事で新たに新設している。

カラーの表裏1枚の資料を見るんだ。こちらは福島第一の1~4号機側の建屋周辺でのサーベーの状況だ。3月7日に測定した部分が反映されているピンクの資料が3月7日分


その裏の4月17日に測定した青い部分が多い箇所を見るんだ。事故発生当時から比べると敷地線量自身も随分下がってきた状況だ。


プラントの状況、モニタリングの状況は以上だ。


17歳の少年が福島第一で緊急時の作業に従事

○松本:
一点連絡がある。放射線作業に従事する場合には放射線作業従事者の登録をすることになるが、その仕事が終わった場合には従事者登録の解除という手続きがある。その中で解除の手続きをしていた際に、昨年4月に従事されていた方の作業員1名が、

当時、18歳未満であったということが判明したので報告させていただく。こちらに関しては昨年の4月に元請け会社により提出されている作業員名簿に記載された生年月日が事実と1年ほど違っており、

本来であれば18歳未満のものは放射線作業はできないわけだが、今回、誤って申請されていたために18歳以上ということで就労されたという状況だ。この方は昨年4月の6日から4月11日までの都合、6日間の作業に従事されており、

この方の被ばく線量に関しては 1.92mSvだった。健康診断の結果では7月23日に電離健診を受けているが、健康上もの問題がないことを確認している。事故当時、発災直後に関しては本人確認について十分でなかった所がある。

従ってこれまで作業員の方2万3000人ほどいるが、このうち、きちんとした本人確認が住んでいない6000名がいるので、そのものの生年月日を確認を順次進めていきたいと考えている。私からは以上だ。

# 今更感の杜撰な作業員の被ばく管理。質疑はこの問題に集中。



■質疑

○全国佐藤:
なぜ魚の調査では魚を丸ごと計らないのか?

○松本:
魚に関しては食べる所を中心に測定を行なっている。身を食べる魚は身を測定しているし、シラウオとか高長門言ったような全部を食べるものに関しては全体をサンプリングしている。

# もろ骨を使う加工食品にまるごと煮込む料理。知ったことか。身の部分だけ。知見残す気すら無い。

○全国佐藤:
カニなどはマルごとになっていなかったか?

○松本:
カニはまるごとだが、こちらは測定の都合上まるごとサンプリングをしている。

○全国佐藤:
整合性がないと思うが。

○松本:
身を取れるものについては身をほほ食するのでそちらで測定しているし、分離が難しいとか、全部食べられるものについてはそういった測定方法をしている。こちらは私どもだけではなく、水産庁の測定方法も同様である。

○全国佐藤:
4号機の燃料プールについて聞きたいが、HP上では地震があっても耐えられるとか出ているが根拠は?

# その魚介類検査方針を指導したのは文科省。検査方法を紹介したページは削除されているし… 身の部分だけ。

○松本:
先ず1点説明したいのは、今回、事故で建屋が爆発しているが、この状態を模擬して基準値振動Ssでの解析評価を行なっている。こちらに関しては地震規模として今回発生した東北地方太平洋沖地震とほぼ同程度の地震であり、

それによる解析の結果では、なんというか、基準歪に比べて十分小さいということを確認している。従って東北地方太平洋沖地震と同程度の地震があっても建屋は壊れないと判断している。

2点目だが更に念を入れて使用済燃料プールの底、2回部分になるが、底に関しては鉄骨による支柱とコンクリートを充填して地震荷重に対する体力を約20%以上向上させている状況だ。従って将来起こる地震に関しては十分な体力を持っていると考えている。

# 破壊された状態で20%補強したという意味で会って従来の20%増しということではない。過小に誇張。いい加減にしてほしい。

○全国佐藤:
非破壊検査をしたのか?

○松本:
非破壊検査という意味では建物の非破壊検査はどういったことが出来るかよく知らないが、定期的にコンクリートのコア抜きという形でコンクリの強度も確認していく予定だ。

○全国佐藤:
予定ですよね。まだやってないよな。

○松本:
ハイ。コンクリのコア抜きはまだだ。

○全国佐藤:
やってないのになんで地震に耐えるといえるのか?非破壊検査は重要ではないのか?

○松本:
非破壊検査は勿論重要だが、私ども、それからゼネコンが現場に入り、いわゆるコンクリの目視点検、壁、床、の確認も行なっている。先ほど申し上げた基準値振動も応力評価としてはぎりぎり間に合っているわけではなく、数十分の1以下と言う事で十分余裕を持って対応している。

○全国佐藤:
特別事業計画の会見は何時行うのか?経産大臣に認められたらすぐにやる予定か?

○松本:
ハイ。経産大臣に認可を頂いたら準備ができ次第説明する機会を設けたいと思っている。

○全国佐藤:
それはどれぐらいの時間の会見を開くのか?今日の感じでは記者が十分に質問できない感じだったが。

○松本:
まだ会見をどのように進めるかは未定だ。

○全国佐藤:
要望だが、時間を5時間でも6時間でも取って欲しいが。

○松本:
アノウ、会見者の都合もあるので、5時間も6時間もという訳にはいかないと考えているが、出来るだけ多くの記者に質問できるように対応させて頂ければと思っている。

○全国佐藤:
では一旦止める。

# 本当に加害者意識はゼロ。

○NHK花田:
18歳未満の作業従事者について。先ず今回の作業員の中で18歳未満で働いていた人がいたことが判明したのは初めてか?

○松本:
発災以降は初めてだが、過去がどうだったのかという質問であれば、平成20年に一度あった。

○NHK花田:
去年の4月当時というと、かなり身分証明が混乱していた時期という記憶があるが、この当時の本人確認はどういう形だったか改めて教えてくれるか?

○松本:
基本的には6月8日から写真付きの身分証明書、いわゆる運転免許書とか写真付きの住基カードで本人を照合し、申請書類を作っていたが、それ以前に関しては元請け企業から出される従事者登録というか、作業員名簿に従って手続きを行なってきたものである。

従って東電自身というか、いわゆるさ作業員証、従事者登録をするものが、直接、生年月日がわかる原本を確認していた状況ではなかった。

○NHK花田:
今回登録の解除の際に判明したという事だが、これはどのようにこういったことがわかったのか?

○松本:
★★いわゆる従事者登録を行うと放射線管理手帳が交付される。その交付された手帳に解除という手続きをするが、その申請されている管理手帳には正しい生年月日が記載されていたので、そちらと付きあわせて、事故当時4月からだが18歳に達していなかったということがわかった次第だ。

○NHK花田:
当時は放射線管理手帳は18歳未満で持っておらず、作業が終わった後に放管手帳が交付され、そこで生年月日から逆算してわかったという意味か?

○松本:
はいそうです。当時は緊急的に作業に従事する関係上、いわゆる放管手帳の交付は後回しになっている。従事者としての登録手続きは平行して行うが、当時は手続きをして現場での作業に入って頂く追っかけ従事者登録の手続きが進んで手帳が交付される、という段取りになっていた。

○NHK花田:
今回、1年違っていたという事だが、元請けでなぜこういう事態が起きたのか確認したり話を聞いていたりしてるのか?

○松本:
現在元請け事業者に対してなぜこういう事になったのか調査してもらっている所だ。いわゆる申請書類上は誕生日が違っていたので当然18歳以上であるということで作業に従事することになったわけだが、そこの申請書類になぜ誤った生年月日が書かれたかについて今調べてもらっている。

○NHK花田:
この人は当時はこの作業に6日間ついていたのか?

○松本:
4号機と2号機のタービン建屋外壁の穴あけ作業に従事させて、いえ、して下さったそうだ。

○NHK花田:
わかりました。健康上の問題ないということだが、今現在も健康上の問題ないとうことでいいのか?

# 従事させていた。思わず本音が… ( ゚д゚)ポカーン

○松本:
★健康診断そのものは昨年7月に終わっているが、今のところ何か健康上の問題があるということは聞いていない。

○NHK花田:
本人確認が住んでいないのが6000人いるという話しだったが、これはいつから何時の期間に作業に従事していた人かわかるか?

○松本:
★★基本的には3月11日から6月8日までは少なくとも本人確認が、身分証明書で行われていないので、その期間のものが対象になる。ただ、現在調査を進めており、その中でも既になんというか、元々放射線作業従事者にあったものとか、そういった者は除けるので、絞り込んだ上で現在、対象者が6000人ほどいると判断している。

○NHK花田:
6000人というのは絞り込んだあとの数字?

○松本:
ハイ。

○NHK花田:
更に確認だが、また個別にあたっていくのか、どのような確認作業を進めていくのか?

○松本:
名簿そのものがあるので、元請け企業を通じて公的証明書との照合を進めていきたいと思う。だいたい今月中には終わるのではないかと考えている。

○NHK花田:
これについては保安院や厚労省から何か指示は出ているのか?

○松本:
厚労省、それから保安院さま、それから地元の労働基準監督署には報告が言っているが、まだ今のところ、何か指導とか文書はまだ頂いていない。

○共同わかむら:
18歳未満だったとうことだが、具体的に4月時点で南沙で申告していた形になるのか?

○松本:
17歳だ。

○共同わかむら:
それは昨年4月の段階で本人が実際は17歳であったというのを18歳で申告していたということか?

○松本:
ハイソウデス。★先ほど、NHKが過去の例を質問したが、平成20年と更に遡ると平成5年にある。

○日経村上:
この未成年の方の件だが、生年月日、誕生日はまるまる1年間ズレていたということなのか?

○松本:
ハイソウデス。

○日経村上:
わかりました。ありがとうございます。

○ニコニコ七尾:
作業員23000人のうち6000名の本人確認が不明なのか、それとも23000人以外でと言うことか?

○松本:
内数だ。これまで福島第一で作業されている方が約2万3000人おり、その中で約6000人の方に対して生年月日を照合したいということになる。

○ニコニコ七尾:
これは氏名と生年月日と作業内容を調べる、そういうことで良いか?

○松本:
基本的には生年月日だ。

○ニコニコ七尾:
これは今月中にだいたい分かるという話だったが原始的にはだいたい分かるということで宜しいか?6000名だが。

○松本:
この中でも少し場合分けをいましているところだが、実際には大体5000人程度は目星が付いている状況であり、残り1000名という状況になる。

○ニコニコ七尾:
なるへそ。確認だが作業員の年代は公表していたか?

○松本:
例えば何十代の方が何人ぐらいいるとか?

○ニコニコ七尾:
そうです。

○松本:
それは多分公表していない、私どもでは集計していない。

○ニコニコ七尾:
ただ生年月日がわかると、福島第一に入らせて頂いた時に20代と思われる方を数人お見かけした。それでそういうこともあり、年代別の作業人数を知りたいと思うが、その好評は出来るか?

○松本:
私ども自身は年齢で特に作業員の集約をしていないので、基本的に元請け企業に工事のお願いをしているので、どの年代が何人いるかについては把握していない。従って改めて登録台帳の方から引っ張って作業をすることになるが、現在、働いているかどうかもあるのでなかなか難しいと思っている。

○ニコニコ七尾:
今、生年月日が今問題になっている18歳はかなりびっくりしたが、やはり、作業年代を知ることは必要だと思うが。生年月日を調べるということであれば、公表を検討して頂きたいが。

○松本:
どのような形で公表できるかどうか、こういった登録台帳を調べることになるので、そういった利用の仕方ができるのかについても確認した上で回答させて頂ければと思う。

○ニコニコ七尾:
お願いする。

○フリー木野:
★★今の18歳未満の件で。元請けはどちらか?

○松本:
元請けは鹿島建設だ。

○フリー木野:
実際に鹿島が直接雇用しているところなのか?それとも間になにか入っているか?

○松本:
ハイ。確か鹿島建設から更に本人の所属会社が違うと聞いている。

○フリー木野:
間に幾つぐらい入っているのか?

○松本:
確認しないとわからないが、1社か2社はいると思う。

○フリー木野:
生年月日の記入は本人がしたのか?

○松本:
申請手続きの書類は元請け企業がしているので、元請け企業がどういった形で申請されたかは今調べている所だ。

○フリー木野:
本人は当時は放管手帳を持っていなかったということになるのか?

○松本:
その後交付されたことになる。

○フリー木野:
交付されたのは何時?

○松本:
交付された日時については確認させてくれ。

○フリー木野:
最初は先程の話だと従事者登録は後なので、手帳は後だということだが、、今回わかったのは作業をしていて生年月日が違うというのは東電が把握したのか?

○松本:
ハイ。従事者登録を解除する手続きを私どもはやっているので、その際に放管手帳に書いてある生年月日を調べてみると、当時、昨年4月の段階で作業されている段階ではまだ17歳であったことが判明した次第だ。

○フリー木野:
★従事者登録の解除は元請けではなく東電がやるものなのか?

○松本:
ハイ。私どもが行なっている。

○フリー木野:
従事者登録をするのも東電?

○松本:
ハイソウデス。

○フリー木野:
わかりました。であれば、先ほどの年齢の分布であるとかも、台帳を出せば分るということではあるんですね?

○松本:
台帳そのものを紐解けば分布等は分ると思う。

○フリー木野:
わかりました。先ほどの18歳未満の方がしていた2号機と4号機の穴あけ作業とは何か?

○松本:
タービン建屋の外壁の穴あけと聞いているが、恐らく、ホースとか配管を通すための穴ではないかと思っている。

○フリー木野:
作業期間が10日ちょっとぐらいしかなったが、之はなにか理由があるのか?

○松本:
当該作業は4月6日から4月11日のため、その期間従事したということだと思う。

○フリー木野:
これは最初からその予定でその期間いたという事か?

○松本:
予定した期間がその期間だったかどうかについては確認しないとわからないが、穴あけ作業ということで業務を請け負ったものと考えている。

○フリー木野:
わかりました。

○毎日とりい:
★未成年の件だが、解除の際に生年月日を確認したのはなぜなのか?通常の作業手順として生年月日の確認が入っているのか? 後、この未成年の男女別は男性?

# 鋭い。なにか思うところがあったのか。

○松本:
は男性だ。なぜ見つけたのかについては、過去の今回の3月4月というか、6月までの期間は本人確認が私どもも充分に行われていなかったということもあったので、登録状況、いわゆる放射線管理手帳の登録状況を検証する観点から、チェックを入れていたということである。

その際に放管手帳に記載されている誕生日、生年月日が当時振り返るとズレていたことがわかった。

○毎日とりい:
被ばく線量をもう一度確認させてくれ。

○松本:
被ばく線量は1.92mSvである。もう少し詳しく言うと、1.92mSv で 外部被曝が1.37、内部被曝が0.55mSv という状況だ。

○毎日とりい:
健康診断を行ったのは昨年7月時点?

○松本:
ハイ。昨年7月に電離健診を行なっており、健康上の問題はないと確認が終わっている。

○毎日とりい:
わかりました。ありがとうございます。

○朝日こん:
生年月日の記載が間違っていたことがちょっとわからなかった。手帳の方に正確な生年月日があったということは、手帳に登録するときには誰か正確な書き方をした別の人がいたということか?その申請書類と別の人が作ったということになるわけですよね?

○松本:
ハイ。多分指摘の通り放管手帳を申請する実際の正式の登録手続き用の書類を書いた際に正しい生年月日が書かれて、それに対して放管手帳が交付されたと考えている。ただ、その際にどういった手続きをしたのかについては確認中だ。

もともと作業員名簿を4月の段階で作られた際に先ずどうだったのかというところと併せて調べている所だ。

○朝日こん:
ちょっと分からないが、今確認中とおっしゃったが、正式な手帳を作るときに、手帳にあったものが正確な生年月日だったというわけなんですね?

○松本:
ハイそうです。

○朝日こん:
そうすると手帳にもし、東電として手帳を作ったとしたら、東電としてが情報としては本人から遠いような気がするが、そこで司式な数字が入るというのは、ちょっと理解しにくいが。

○松本:
ん?

○朝日こん:
あのう、、

○松本:
あのう、4月の段階では十分な本人確認が私ども出来ていなかった。従って元請け企業から出されてくる作業員名簿に氏名とどういった職種、生年月日が書かれているので、それに従い、今回作業、印象というか、4月の段階でやっている。

その後、正式に従事者登録の手続きをした際には正式の登録書を出すための書類があるので、そこで改めてきちんとした生年月日が書かれたのではないかと思っている。ここはまだ推定だが。

○朝日こん:
なるほどなるほど

○松本:
そういった所を検証、確認する。

○朝日こん:
なるほど。あくまで4月の仮というか、その段階のものをそのまま写して、正式なものを作ったということ、ではないかもしれないということなんですね。

○松本:
ハイ。

○朝日こん:
なるほどなるほど。ちなみに正確に生年月日で18歳未満であることがわかった日付けは何時になるのか?

○松本:
昨日だ。

○朝日こん:
わかりました。ありがとうございます。

○日経村上:
18歳未満の方が働くことが違反となることは何法に基づくのか教えていただきたいのが1点。もう一点は放射線登録を解除されたということだが、なぜ解除に至ったのか教えてほしい。この方の生まれた月は何月で今は18歳ということで良いか?

○松本:
★★法律は労働基準法六十二条になるが、危険有害業務就労制限というのがあり、その危険有害業務の中に放射線を発散せる場所の業務、いわゆる放射線従事者としては18歳未満は作業できない法律上の定めがある。

もう一つは法律ではないが平成20年に私どもで18歳未満の方が作業した事案に鑑みて保安院さまの方から指導文書が出ております。こちらも6月5日付になるが、保安院さまの方から放射線管理区域内で就労する従事者については管理を徹底するようにということで、公的身分証明書で確認しないサイト言うことが謳われている状況になる。

誕生日だが、誕生付きについては確認させてほしい。当時は18歳未満だったが、現在は18歳になっている。なぜ解除になったかは、こちらは放射線管理区域でこのかたが働く予定がないということで解除になる。

放射線従事者のままでいるとその後、管理的な業務がずっとついてまわるので、そういう意味では解除するし、また今度、放射線管理区域の中で作業する状況になれば、また改めて登録することになる。

○日経村上:
本人からの申し出でか?

○松本:
元請け企業からある。

○読売安田:
結局のところ、今回のミスというか誤りは何処にあったと評価されるのか?

○松本:
はい。まあ、一番大きいのは昨年、地震後、3~5月の段階では発電所全体が被災したと言うことで通常の放射線管理業務、従事者登録の業務が全てできなくなったということが根本的な原因だが、その語、大勢の作業員が必要になったということで、作業員を従事者登録をして作業にあたって頂かないといけない。

その際に本来であればキチンとした身分証明書による従事者登録をすべきではあったが、そのぶんが緊急作業ということで少し不十分だったと考えている。

○読売安田:
いわゆる東電の確認が十分でなかったということなのか?

○読売安田:
発端は元請け企業の提出最多名簿に誤りがあったということなんだろうが。

○松本:
★あのう、法令的な責任分担、分解、という意味で申し上げると、18歳未満の方を放射線作業に従事させてはいけないという直接の責任を追っているのは雇用主だ。ただ私どもも核物質防護上、本人確認をきちんとするという義務もあるので、どちらが悪いというわけではないが、まあ、雇用主、私ども、それぞれ必要な確認が十分でなかったと考えている。

# まるで新聞の勧誘員や形態電話の勧誘業者。何ら我々に責任はありません。被ばく作業員に電力事業者が関わるのは各防護の理由だけ。

○NHK花田:
★今の関連して。今回、労働基準法で今の話にもあったが、違反ということになるのか?その場合は何処が責任主体となるのか?

○松本:
違反ということになると雇用主の方が直接の責任という形にはなる。

# そうなるような法体系にしております。

○NHK花田:
★違反かどうかということはわからない状況なのか?

○松本:
ハイ。実際には私dもはこういう形で厚生労働省、労働基準監督署に報告はしているが、今のところ違反とか、そういった話はまだ伺っていない。

○NHK花田:
★なるほど。これから調査を行った後、これももまた労基署とか厚労省とかに報告する方針なのか?

○松本:
はい。あのう、まあ、今回は、まあ、昨日判明したので、今回分かっている状況を報告しているが、

○松本:
なぜこういった申請になったのか分かり次第奉告したいとは思っている。

○NHK花田:
今回の数千人分の調査結果も併せて報告するという理解でいいか?

○松本:
ハイ。まあ、当然今後の調査において18歳未満のものが新たに発見されたら勿論するし、

# 新たに発見って… 発覚でしょうが。長年の被ばく作業員モノ扱いが板についている東電。

○松本:
結果としていなかったということであれば、その旨を報告したいと思っている。

○全国佐藤:
福島県木材協同組合連合会に求められていた樹の皮の受け入れはその後どうなったか?

○松本:
ハイ。樹の皮バークの会社としての受け入れは決まってない。

○全国佐藤:
交渉は続けている?

○松本:
バークの協同組合の方もしかりだが、いわゆる灰の受け入れ先等についても相談させていただいている所だ。

○全国佐藤:
先ほどの会見で廣瀬常務は原発事故は収束していないというようなことを言っていたが、東電の役員はみんなどう考えているのか?

○松本:
ハイ。先ほど廣瀬も申し上げたとおり、いわゆるステップ2の完了条件としている冷温停止状態の達成という意味で、ステップ2が終了した定義に従い、事故が収束したということを昨年12月に申し上げたとおりだ。

だた、私どももこれから廃止措置に向けて様々な作業があるし、賠償とか除染作業もあるので、一般的に広く言われる事故の収束について更に広い意味があると思っている。

○全国佐藤:
では野田首相といっていることと合致しないということでいいか?

○松本:
イエ。野田は、細野大臣もそうだが、冷温停止状態ステップ2の完了という定義に従い、言ったのだと思っている。

○全国佐藤:
でも首相は事故そのものは収束したといっているが。

○松本:
従って首相、それから大臣が言った事故収束の定義に従って言ったのではないかと思う。

○全国佐藤:
ニュアンスが違うような感じがするが。

○松本:
ニュアンスについては私も分かりかねるが、定義に従って発言されたのではないかと思う。

# デタラメ定義… ガス管理システムもなく、温度でさえ満たせず、自分たちで決めたことですら破綻。科学的に。全ては原発再稼動に向けたスケジュールありきで。保安院

○全国佐藤:
菅直人氏が東電に乗り込んできた時の映像を公開する考えないのか?

○松本:
今のところ映像の公開については考えていない。

○全国佐藤:
国会事故調に見せて国民に開示する考えないのか?

○松本:
社内資料なので私どもとしては広く公開する予定はない。

○全国佐藤:
国会事故調に見せて国民に公開しない理由は何か?

○松本:
国会事故調は国会というか、法律の定めに従い私どもを調査されているので、その求めに応じて資料は要求に従って全て見せている所だ。

○全国佐藤:
これだけの大事故で菅直人氏が東電に乗り込んで怒鳴りつけていたのは重要な情報だと思うので公開すべきだと思うが。この廣瀬常務が社長になってからこういうような感じでずっと会見は続くのか?

○松本:
質問の趣旨は、、情報公開の趣旨は先程、広瀬が申し上げたとおり、起こったことをお伝えしなければならないことを迅速、的確にお伝えしたいと思っている。

○全国佐藤:
全然広瀬常務が社長になっても変わらなそうな感じを受けるが。会見のあり方とか情報公開のあり方とか。

○松本:
あのう、どういった感じられ方をしているのかは分かりかねるが、私どもとしては引き続き適切な情報公開に務めてまいりたいと思っている。

○栗田:
宜しいでしょうか?

○フリー木野:
昨日の会見で原子炉建屋の中でプルトニウムの分析をしたことがあるという説明があったが、具体的にいつ頃だったのか?見つからなかったのでお願いする。

○松本:
私も記憶が定かではないが、先ず建屋のスミアそのものはその後行なっていない。昨日のタービン建屋かどうかという話もあったが、併せて回答させて頂くが、タービン建屋ではスミアはやっていない。

プルトニウムの分析結果だが、少し遡って調べないといけないが、私の記憶にあるのは建屋上部で放出放射能量の評価を調べているので、その際には建屋上空でのダストサンプリングの結果について、プルトニウムとストロンチウムは測定していたと思う。

スミアに関してはわからないが、事故発災時に計れなかったということであったので測定していない可能性はある。

○フリー木野:
スミアだが線量が高すぎて計測できない、分析できない話があったが線量は幾つだったのか?

○松本:
したがって計れなかったので線量としては計っていない。

○フリー木野:
通常計れないものでも普通に作業員の方々が手に持って、ビニール袋に入れている、そいうい扱いをするものでも高すぎて計測できなかった、そういうことか?

○松本:
はい。ゲルマの半導体にいれるので高すぎるものは計れないケースがある。いわゆるオーバースケールするケースがある。

○フリー木野:
検出器の仕様を教えて頂けるか?

○松本:
検出器は確認しないとわからないが、昨日も話したとおり、高すぎる場合は、基本的には希釈して計ることをやる。

○フリー木野:
今回、希釈しなかったのは必要がなかったから?

○松本:
ハイソウデス。先程も申し上げたとおり作業環境の把握という意味では空間線量率と空気中のダスト分析で十分と判断している。

○フリー木野:
昨日も確認したが安全委員会が建屋内でのプルトニウムの分析の必要があるのではないかと指摘していた事に対しては建屋内での分析は先程の話ではしていないようなので、その指摘に関しては東電としては必要がないということか?

○松本:
ハイ。今のところはまだ必要ないということであれば必要でないからしていないが、こちらに関しては、未来永劫するつもりはないと申し上げているつもりではなくて、今後、建屋内の女先頭含めて今後の作業に応じて実施していきたいと思っている。

○フリー木野:
確認だが安全委員会の指摘は妥当ではないというか、東電としては今回のことについては適切な指摘とは思っていないと言うことか?

○松本:
安全委員会の委員の先生がどういった趣旨でそういった発言をしたのかによると思うので、発言趣旨を確認させて頂ければと思う。

○フリー木野:
わかりやした

○ニコニコ七尾:
テレビ会議映像についてリストを作られているという話だったが、それは作成されて公表されたのか?

○松本:
手元にデータはないが、何時の映像が残っているかについてはお答えした記憶があるが、

# あったっけ??

○ニコニコ七尾:
あっそうですが。それはペーパーになっているか?

○松本:
私が口頭で説明させて頂いたが。再度確認して伝える。

○ニコニコ七尾:
先ほどのテレビ会議映像の公開についてだが、以前から申し上げてるのは何も管さんの3.15映像だけではなくて、事実関係を把握する意味で本店と当時の吉田所長とのやり取りも残されていると思うが、趣旨は下河辺氏、廣瀬氏の新体制になって改革をするということで先ほどの会見は理解したが、その改革の中身が情報公開のあり方もその中に含まれると理解したが、そういうことで言うと、まだ広瀬氏が新社長になって色々訓示や体制をこうするということを表明されていないということだと思うが、今後の可能性として国民のニーズ、報道のニーズがあれば、先ほど公開されないということだったが、これも状況によっては公開する可能性はあるのか?これは。

○松本:
ハイ。私は未来永劫、公開しないということを申し上げてつもりはないが、いわゆる何を公表して何を公表しないかについては、それぞれ事案によってはケースバイケースで判断することはあろうかと思うし、状況によって判断する軸は違う可能性はある。

○ニコニコ七尾:
わかりました。

○栗田:
明日の滞留水移送。2号機タービン建屋地下から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を停止する予定。水処理施設サリーは明日、逆洗のため一時停止を予定。全体の水バランスを考慮し、サリーの滞留水移送元を雑固体廃棄物減容処理建屋からプロセス主建屋へ切り替える予定。

最期にキャスク保管庫の復旧作業。本日からキャスク保管庫の復旧作業に伴いSPDの受け入れタンクの残留水の移送を開始している。滞留水の移送は5月10日頃まで終日実施する予定。その後、状況見ながら断続的に実施する予定。

○松本:
★★先ほどの18歳未満の就労だが、放管手帳が交付されたのは昨年の7月22日。今回、申請手続きが通ってしまった経緯だが、現在、鹿島建設の情報によれば、いわゆる雇い主の方に提出された本人の住民台帳、民票のコピーが本人によって改ざんされていたため誕生日を誤って記入した、ということだそうだ。

引き続き経緯という形でも確認していきたいと思っている。繰り返しになるが、雇用主が本人から受領した住民基本台帳のコピーに既に本人による改ざんがあって、誕生日の生年月日が一年連れていた状況だ。

# 本人による改ざんだ!繰り返すが、本人による改ざんだ!! by 東電

○読売安田:
★改ざんといういうのは今の話は明らかだが、本人、18歳に男性が偽造したということだよな?

○松本:
あのう、まあ、そういうふうに当該者、18歳未満のものが住民票のコピーを出した際に改ざんしたと聞いている。

○読売安田:
そうすると書面そのものが信頼が無くなるわけだが、生年月日以外の所は色々と確認はされているのか?

○松本:
ちょっとその辺も含めて他の部分についても確認させてくれ。

○読売安田:
放管手帳に書かれている生年月日は本当に正しい生年月日だという事をどんな形で確認しているのか?

○松本:
いわゆる今後の新しく放管手帳を交付する際には公的証明書の確認が行われるので、その際は確認されていると思う。

# 若者に事業者が改ざんを強要していたらとんでもないスキャンダル。犯罪。当事者だけの調査でいいのか?? 逮捕者出ても不法就労摘発に警察動かない。どうなってんのこの国は。

○松本:
少し放管手帳の交付の時の経緯についても確認させてほしい。栗本:以上で本日の説明は終了する。



~ 終了 18時56分

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