2012年3月29日木曜日

平成24年3月26日(月) 経産省 保安院 定例ブリーフィング ~ 東電 高濃度汚染水120L漏洩速報、及び「四国電力 伊方3号機のストレステスト一次評価の審査書取りまとめ報告」

平成24年3月26日(月) 経産省 保安院 定例ブリーフィング

冒頭26分消失 ~ 同日、後善意発生した淡水化装置濃縮水貯槽タンクエリアの高濃度汚染水120トン漏洩事故に関する説明と思われる。詳細は同日夕刻の東電会見18:00~ で高濃度β核種を含む汚染水の海洋流出事故に関する説明あり。



2012年3月24日土曜日

大飯原発の安全性に関する評価について 臨時会議 と 記者会見

臨時会議2012年 3月23日 13時~

http://live.nicovideo.jp/watch/lv86398494 ~ 阿鼻叫喚

●班目委員長:
第十五回 原子力安全委員会 臨時会議を始めます。本日の議題は 関西電力株式会社 大飯発電所 3号機、4号機総合的評価、一次評価に関する原子力安全・保安院による確認結果についてです。本件につきましては、本年2月13日に原子力安全・保安院から報告を受け、

当委員会から外部有識者にも参加して頂いて、発電用原子炉の安全性に関する総合的評価検討会を5階開催し、検討を進めてきたところです。本日は党委員会の見解案について新義歯致します。それでは事務局から説明をお願いいたします。



●安全委員会事務局
それでは資料第一号に基づき、簡単に説明させて頂きます。表題といたしましては、「関西電力株式会社 大飯発電所 3号機、及び 4号機の安全性に関する総合的評価(一次評価)に関する原子力安全・保安院の確認結果について」でございます。

位置ポツにはじめにとして書いてございますが、構成としましては2ポツに保安院による一次評価の実施方法について。3ポツとして党委員会による確認。そして4ポツがまとめという構成になっております。

完結に3ポツの当委員会における確認だけ簡単に紹介したいと思います。3-1として確認の詰め方、方針を纏めております。3-2としまして党委員会の確認した内容を今回の保安院の審査書、検討会の説明等により、一次評価の範囲内において確認した事項を記載してございます。

で、その結果として3ページの下の方から、「その結果、当委員会としては、以下のように考える。」と以下のページに記載しております。具体的に読み上げます。

◎ 一次評価は、技術的に言えば、地震及び津波に対する施設の裕度を簡略な方法1によって評価したものであるが、個別の原子炉施設について事業者による評価結果が提出され、規制行政庁による確認が行われたことは、一つの重要なステップである。

◎ 上記の方法によって、地震及び津波に対して最も余裕の少ない、炉心損傷に至りうるシナリオとして、最終ヒートシンク喪失(LUHS)に伴う全交流電源喪失(SBO)を同定している。本シナリオは、東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、施設の頑健性を確認する上で、特に重要度の高いシナリオである。

4ページに参りまして

◎ 緊急安全対策は、上記シナリオの発生を防止する効果を持つものではないが、発生した場合には、発電所外部からの支援なしで対処し得る時間を延長し、炉心損傷を回避して安定的な冷却に至る成功パスの可能性を高める効果を持つものである。

◎ 緊急安全対策は、本評価結果による限り、成功パスが成立する地震動及び津波高さの範囲を大きく拡張するものではないが、実質的には、建屋への浸水防止、可搬施設の複数配備等によって、成功パスの成立性をより確実にするものである。

3.3として、二次評価に向けた当委員会の見解としまして、今後、二次評価が行われることを前提として、7項目の基本的な質問を提示してきております。で、その検討における質疑応答の内容は、概ねこれらの7項目に分類可能であったということで、以下、下の項目について質問の趣旨と保安院及び関西電力からの回答の要点、及び、今後、二次評価に向けて留意するべき点等について当委員会の意見を示しています。

(1)事業者独自の努力、マイプラント意識
(2)技術的背
(3)共通要因故障、従属要因故障の同定
(4)シナリオ同定の頑健性
(5)成功パスの頑健性
(6)可搬施設による対処の考え方
(7)経過措置の頑健

についてそれぞれ、質問の趣旨とか、これまでの質疑応答のやり取りの中で出された意見をまとめている。最期にまとめてとして、今回の取りまとめを読み上げます。

今般の総合的安全評価は、保安院が東京電力株式会社福島第一原子力発電所における事故を踏まえて事業者に指示した緊急安全対策等が、主に設計上の想定を超える外部事象に対していかに原子炉施設の頑健性の強化に寄与したかを評価することを目的としており、一次評価により緊急安全対策等の一定の効果が示されたことは一つの重要なステップと考える。今後は、当委員会の意見を踏まえ、二次評価を速やかに実施するとともに、より一層の安全性向上に向けた継続的改善に努めることが肝要である。

以上でございます。

<ヤジがうるさくて聞き取れない>

○班目委員長:
ありがとうございました。本件は5人の原子力安全委員で協議を進めて取りまとめたものでございますので、本記名を持って当委員会の見解とすることと致します。先程から申し上げましたが、本件の検討については外部有識者の先生方には、大変活発に検討や質疑を行なって頂きました。私からも改めて御礼を申し上げさせて頂きます。

それでは本件について、… 保安院に通知するなど … 務めて下さい。それでは本日予定されていた議事は以上です。本日の会合は終了させて頂きます。大変有難うございました。

2012年3月18日日曜日

平成24年3月15日(木) 経産省 保安院 定例ブリーフィング

平成24年3月15日(木) 経産省 保安院 定例ブリーフィング

○森山対策監:
本日、伊方2号機のの高経年化発表あるので後ほど担当から説明する。1Fプラント状況、1号機で格納容器ない温度が一部上昇している部分がある。手元の温度パラメータ資料 1号機 真ん中辺りに安全弁排気 2034A01 というところがある。

この表であれば3月9日 44.8℃だったものが本日15日 11時現在 59.9℃になっている。1号機で12日から他のいくつかの温度計で温度上昇しており、12日に窒素封入が一時中断する事象(トラブル)があった。その影響だろう。

以前も窒素封入が一時停止した際に格納容器温度上昇が確認されたので同じ状況であろうと考える。昨日から今日へかけて顕著に下がっている状況ではないが上昇そのものは落ち着いていると見ている。

水処理設備、メンテナンスをしてきた。サリーは10日に稼動しているが、キュリオンも本日14時40分から運転を開始している。3号機格納容器ガス管理システムだが昨日19時から本格運用が始まっている。本日、3号機パラメータに水素濃度も記載している。

その他作業、昨日、2号機、3号機のトーラス室へのアクセスをしている。今後、格納容器のどこから水が漏れてきているか見るためにはトーラス室内の調査をする必要があるが、今後、ロボットを入れて中を詳細に調査するために、

ロボット搬入可能かどうか、昨日(人間を使って)実施をしている。特に支障はないのではないかという(経産省 保安院の)判断だ。海底土の被覆工事も始まっている。本日、2号機でだいたい温度計を設置するための調査に入っている。

その他の作業、滞留水移送、2号機、3号機とも移送を実施している。タービン建屋から高温焼却炉建屋ヘ移送をしている。キュリオン、サリーとも稼動したので、これまでタービン建屋の水位は高くなっているが、基本的にタービン建屋はOP3000mm維持を目処に移送と水処理をするといういことである。

2号機使用済み燃料プール代替冷却で一部、補修をしている。13~16日まで停止をしている。フィルターがよく目詰まりして停止する事象があった。ストレーナーといっているが、そのフィルター部分の交換をする作業をしている。この機関中はそれほど温度上がらないと見ている。パラメータの紹介。

本日11時現在 1号機 給水系4.7 CS系1.7、2号機 給水系2.7 CS系6.0、3号機 給水系1.7 CS系5.4 でほぼ同じ量を安定注入。水素濃度 1号機 0% 2号機 0.11%3号機 0.2%(本日より記載)使用済み 燃料プール1号機 26.5℃ 2号機 21.3℃ 3号機 13.7℃、4号機 26℃。プラント状況は以上。お知らせ。明日、賦課の院長による月一の記者会見、明日15時から本館記者会見で予定している。

福島ではないが、伊方2号機の高経年化の件で保安規定の認可変更をしているので、担当から紹介させていただく。伊方2号機の高経年化の件で保安規定の認可しているので担当から紹介する。

○保安院検査課 石垣:
手元に本日付のリリース資料「四国電力伊方2号機の高経年化技術評価の審査結果、長期管理方針にかかる保安規定の変更認可について」というペーパーを配っている。これは30年経過した時の高経年技術(老朽化)評価ということになるが、伊方2号炉が来週19日でちょうど30年迎えるということでそれまでの管理手続きが必要ということでこれまで審査を進めてきたものだ。

申請は昨年3月11日の震災の日に頂いているが、実際の審査は昨年の暮からはじめてきた。表(2)審査結果に書いてあるが、中身の技術的な妥当性の確認については JNESで確認して頂いて私どもでも審査し、高経年化技術評価の意見聴取会で8回にもわたりコメントを聞きながら審査を行なってきた所だ。

その結果審査基準をガイドラインに定めているが適合すると判断した。つまり、今回の技術的な評価と結果として、特別な保全メニューを作って頂いたので、そういったものの保全にきちんと取り組めば、今後、10年間の運転が安全に確保できる評価をした。我が国では20基目の30年超え(老朽原発)になる。福島の事故以降ではこれが初めての認可だ。

手元の資料には細かい資料。委員会のメンツや委員会メンバー、その他、委員会開催の経緯とか、結果的に特別に取り組んで頂くメニュー3項目など資料に記載。http://bit.ly/w1Ia7H 以上が本日認可させて頂いた報告だ。

■以降 質疑

2012年3月17日土曜日

平成24年3月15日(木) 経産省 保安院 定例ブリーフィング ~ 経産省・保安院が原子力安全委員会のPAZ見直し圧力をかけて妨害した動かぬ証拠を突きつけられた保安院~安全委員会の逆襲

経産省 保安院 定例ブリーフィング(1時間20分)平成24年3月15日(月)16時15分 ~ 保安院



関連 翌日 3月16日 の 深野保安院長 会見。前半15分失念


■原子力安全委員会が宣戦布告
原子力安全委員会が平成18年3月に示した国際(IAEA)基準に基づいた PAZ(予防的措置範囲)見直しの検討が流れた経緯を朝日新聞の情報公開請求に先立ち、原子力安全委員会が公開。経産省・保安院が圧力をかけて潰した経緯が明らかに。
この件に関して朝日 小堀記者の追求にはじまり質疑は紛糾。経産省・保安院の原発推進、再稼働しか頭にない「なんちゃって規制機関」っぷりが路程。誰もがそう思っている事だけど、動かぬ証拠を突きつけられた森山対策監の答弁に開口。経産省・保安院の姿勢がよく現れています。

最近の流れですが、現在、原子力安全委員会は 「経産省・保安院のストレステスト妥当評価」を外部専門家からなる検討会で審査中にあります。同時に安全委員会は、これまでの国際基準を無視した安全指針の見直しを進めており、原発立地指針を含む安全指針そのものに瑕疵があった事を国会事故調の公式の場でも、はっきりと認めています。

この安全委員会の姿勢に否定的なのは保安院だけではなく、NHK ニュースウォッチ9も番組キャスターがどうどうと政府の足並みが揃わないと厳しく斑目委員長、原子力安全委員会の姿勢を批難しています。

特にこの作業に入ってからは、原子力安全委員会は、保安院が作ったストレステストを一次評価だけで安全性を認めて再稼働を容認する事に対し難色を示しており、また、一次評価と二次評価に別ける事を強く要求したのは保安院、結局別ける事は認めた、という事を繰り返し班目委員長は述べています。

一次評価に対して難色を示しているのは、安全委員会だけではなく、政府がご用立てしたIAEAの関西電力視察におけるIAEA記者会見でも一次評価では判断出来ない事を勧告として忠告しています。ただ、政府が望んだような評価は得られなかったため、政府の再稼働妥当の素材とはなり得ず、殆ど報じられる事もありませんでした。

そういう今年に入ってからの背景と、上記、安全委員会が公表した資料に目を通して、記者がどのように追求したか、会見の起こしを読んで貰えると、経産省・保安院のデタラメぶりがよく分ると思います。

テレビ、新聞で経産省に対する批判報道が殆ど見られないのも、真夏の電力需要、結論ありきの政治判断という、一方的で偏った情報の流れの中に我々が立たされている事を実感出来ると思います。電力需要と原発の安全性は同列に扱える問題ではありません。

2012年3月8日木曜日

第4回 国会事故調 ~ 黒川清委員長 記者会見 平成24年2月15日

第4回 国会事故調 記者会見(黒川清委員長)
平成24年2月15日



同日の記者クラブメディアの報道は班目委員長の謝罪会見だったかのように報じています。国会事故調がどういう委員会なのか、その意味については一切触れず。NHK ニュースウォッチ9も同様で 前 経産省・寺坂 保安院長については一切触れず、わずか数秒。国民に国会事故調の存在すら伝える気はない。

この記者会見で質問もしている記者が何処に所属している記者で、どういう質問をしているか、について見て頂ければ。共同通信、朝日新聞、読売新聞、いつもは先陣切る記者クラブ面々はフリーランス、雑誌記者の後で。小声でボソボソ質問、彼らの関心ごとにも注目。


アウトライン
第4回 国会事故調 本編の参考人事情徴収は以下から。

参考人 原子力安全委員会 委員長 斑目春樹

参考人 前経産省 原子力安全・保安院長 寺坂信昭 01:40:45 ~

第4回 国会事故調 ~ 参考人 前経産省 保安院長 寺坂信昭 平成24年2月15日

第4回 国会事故調 (寺坂信昭)
平成24年2月15日 1時30分~

http://www.naiic.jp/  配布資料 http://www.naiic.jp/about/#
  • 黒川清(委員長)
  • 横山禎徳 委員(社会システム・デザイナー)
  • 石橋克彦 委員(神戸大学名誉教授)
  • 田中耕一 委員(化学者 株式会社島津製作所フェロー)
  • 蜂須賀 禮子 委員(福島県大熊町商工会会長)
  • 崎山 比早子 委員(元放射線医学総合研究所主任研究官 )
  • 野村修也 委員(中央大学法科大学院教授)
  • 大島賢三 委員(独立行政法人国際協力機構顧問)
  • 田中三彦 (科学ジャーナリスト)

【録画配信】

【配布資料】

【記事録】



アウトライン

参考人 原子力安全委員会 委員長 斑目春樹

参考人 前経産省 原子力安全・保安院長 寺坂信昭 01:40:45 ~

■ 第4回国会事故調 散会後の黒川委員長 記者会見

第4回 国会事故調 ~ 参考人 原子力安全委員長 班目春樹 平成24年2月15日

第4回 国会事故調 (参考人:班目春樹)
平成24年2月15日 1時30分~

http://www.naiic.jp/  配布資料 http://www.naiic.jp/about/#
  • 黒川清(委員長)
  • 横山禎徳 委員(社会システム・デザイナー)
  • 石橋克彦 委員(神戸大学名誉教授)
  • 田中耕一 委員
    (化学者 株式会社島津製作所フェロー)
  • 蜂須賀 禮子 委員(福島県大熊町商工会会長)
  • 崎山 比早子 委員(元放射線医学総合研究所主任研究官 )
  • 野村修也 委員(中央大学法科大学院教授)
  • 大島賢三 委員(独立行政法人国際協力機構顧問)
  • 田中三彦 (科学ジャーナリスト)

【録画配信】

【配布資料】

【記事録】



アウトライン

参考人 原子力安全委員会 委員長 斑目春樹

参考人 前経産省 原子力安全・保安院長 寺坂信昭 01:40:45 ~

■ 第4回国会事故調 散会後の黒川委員長 記者会見

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