2012年3月8日木曜日

第4回 国会事故調 ~ 黒川清委員長 記者会見 平成24年2月15日

第4回 国会事故調 記者会見(黒川清委員長)
平成24年2月15日



同日の記者クラブメディアの報道は班目委員長の謝罪会見だったかのように報じています。国会事故調がどういう委員会なのか、その意味については一切触れず。NHK ニュースウォッチ9も同様で 前 経産省・寺坂 保安院長については一切触れず、わずか数秒。国民に国会事故調の存在すら伝える気はない。

この記者会見で質問もしている記者が何処に所属している記者で、どういう質問をしているか、について見て頂ければ。共同通信、朝日新聞、読売新聞、いつもは先陣切る記者クラブ面々はフリーランス、雑誌記者の後で。小声でボソボソ質問、彼らの関心ごとにも注目。


アウトライン
第4回 国会事故調 本編の参考人事情徴収は以下から。

参考人 原子力安全委員会 委員長 斑目春樹

参考人 前経産省 原子力安全・保安院長 寺坂信昭 01:40:45 ~




第4回国会事故調 委員会後の黒川委員長 記者会見

(参考人 原子力安全委員会 班目春樹委員長 / 前 経産省・保安院長 寺坂)

○司会
それでは本日、長時間お疲れ様でございます。大変お待たせ致しましたけど、これより国会事故調査委員会 第4回委員会におきまして委員長の黒川清の方から記者会見を行わさせて頂きます。冒頭、黒川委員長の方から、今回の第4回委員会の内容を受けまして、コメントと感想を若干お話をさせて頂きましてですね。

その後に質疑応答をさせて頂きたいと思います。今、17時15分ですので、これから30分ぐらいを目処に記者会見を開かせて頂きます。それでは黒川委員長お願い致します。

黒川清委員長 
今日はご苦労様でした。本日はご覧になりましたように、原子力安全委員会の班目委員長、前・原子力安全・保安院の寺坂院長においで頂きまして、詳しいご説明を伺うことが出来ました。率直に申し上げまして、国会の事故調査委員会として、今後の調査に極めて参考になるヒアリングだったのではないかと思います。

本日のヒアリングを通じて、2つ、3つの点が、今後の事故調査にとって重要と考えるようなことがあったと思います。

一つは 原子力安全委員会の班目委員長自身が、安全指針のそのものに瑕疵があったと言う事をお認めになり、謝罪されたということです。特に昭和39年の原子炉の立地審査指針、立地を決める審査の指針ですね。沿って設置が許可されていること、

それから今度の事件では、そこで想定されていた仮想事故よりもはるかに多くの放射能が放出されてしまって、現在の発電所の安全性に大きな問題が基本的にあるんではないかということも申されました。

つまり、指針にそっていると、実は建てられないところにも立っているのではないかということでありまして、そういう意味では、時代の背景もありますけど、建てられないところを建てられるように作ってしまったなということであります。

# つまり、アメリカの指針では日本では原発を作れない。それを無理やり造ってしまった。この狭い島国で、しかも地震大国で

そういう意味では、班目委員長も言われたように、全面的な改訂が必要であるのではないか、という認識を述べられた、ということであります。

それからもう一つは、それぞれの両方の組織です。安全の指針を作る方と、実際の実行しているところの保安院ですが、それぞれの組織との原子力の安全を担う責任は、指名を持っているわけですが、緊急時の備えが極めてできていなかったんだなということでありまして、そこには事故はない前提で推薦されていた。

本当に事故があるだろうかという事のリアリティーがないと言いますか、原子力行政の根本的な問題があろうと思います。それぞれの組織が、住民、国民の安全を守るという意識も、どちらかと言えば気迫だな、という事も感じられたと思います。

それから3番目はですね。組織としての専門性の欠如ですね。原子力安全・保安院長ご自身がおっしゃっておられましたけれども、ご自分も、その専門性がないなという事で、緊急時にはですね。やはりそういう事情も下されて、

自分は保安院に戻っておられたという事をおっしゃっておられましたけども、そういう事から言うと、現在、国会で審議されている事もそうですが、独立性の高い、科学的根拠に基づいた勧告や提言の行える制度や組織の重要性が改めてクローズアップされたのではないかと思います。

今後、原発事故を引き起こしたですね。技術立国日本と言われる我が国、日本としてはですね。国際的に認識されるような安全基準を作る責務がある事の必要性も浮き彫りになったと思います。

本当に世界が注目されている中で、日本の体制はどうするのか、これからのガイドライン、その他ですね。どこまで、ある意味で国際的に認可されているスタンダードを更に超えるような物になっているのかという事は、皆さん日本語で書いていても分ってしまうぞ、ということの認識が凄く大事だと思います。

以上が今日のセッションで感じた事であります。どうもありがとうございます。

# 日本語で書いてあっても海外ではわざわざ翻訳して内容をチェックするぐらい強い関心を持っているんだぞ。見られているんだぞ。ということ。


○司会
黒川委員長。どうもありがとうございます。それではですね。質疑応答の方に映らせて頂きたいと思っております。先程も申し上げましたように、若干、委員会が延びておりますので、30分程度、記者会見をさせて頂きまして、その後、残念ですが、ぶら下がり取材はご遠慮願う、という事で宜しくお願いします。

それでは質疑応答の方に移らせて頂きますけど、お名前と所属、それから出来る限りマイクを使ってですね。お話し頂ければと思います。どなたかご質問は。


●週間金曜日 編集部?
2番目に出されました緊急時への備えが極めて不十分だったという点に関してなんですが、当時の寺坂原子力安全・保安院長、つまり、原子力災害対策本部の事務局長だったという事、対応についてですね。事務局は保安院に置くという規定を、場所と捉えて帰ったと。

官邸とは電話で数回程度しか連絡が取れていないと。これはつまり、災害対策補文武の事務局、もしくは事務長の対応としてどういう感想をもたれたかについて教えて頂ければと思います。

○黒川委員長
ですからそれは、院長はああいう時期で決断された事なので、私はご自分の認識としては、専門性から言うとそうではないとおっしゃったので、そういう意味ではですね。組織の構造自体がそうなっていないという事と、そういうご自身の判断についてですね。ご自身責任は動なんですか、と最後には聞いたのはそういう事でございます。

○週間金曜日 編集部
SPEEDI の情報公開の遅れ。色々な原因が取りざたされておりますが、つまり、色んな情報資料を集めて官邸に上げると。この情報が極めて重要ですよと言う整理、それから官邸に上げる事を担うのが事務局だと思うんですが、~ 聞き取れない ~

○黒川委員長
それは皆さんが見たとおりという事だろうと思いますけど。そういう意味では今おっしゃったような事が認識されたんではないかとお思いますし、今度の対策になると、まあ、緊急の対策ですけど、やはり事務局ですから、事務局の長としては、そういう事の出来るだけ内容にですね。情報の入手というのは一つ大きな責任だったんじゃないかなとは思います。


●フリー西中
今の緊急時という事で ~聞き取れず~ 緊急時だけでなく手ですね。被ばく線量の問題、今も年間20mSv となっていまして、警戒区域の解除とかにもそれが基準にされる可能性があると。それとか再稼働の問題ですね。今日、ストレステストの話しもありましたが、今の状態で安全委員会が2重チェックとしてですね、役目が果たせるのかどうか。

今のままだと再稼働が本当に出来るのかどうか、安全指針も改定されていない訳ですから、それについて、今日の結果を踏まえて政府に対して訴えかけをするおつもりか、あるいはこの間の議事録が残っていなかった時に ~ 聞き取れず~ 今後の政府の対策について、今日の結果を踏まえてどう対応するのかお伺いしたいんですが。

○黒川委員長
今日の質疑でいった事はですね。やはり皆さん、メディアというのは、国民に広く知って頂くツールでありますので、そういう事と、この間の説明は新しい規正庁を作るという話しを閣議決定されたので、私はそれ自身に反対してるのではなくて、

アレは行政府がやった事ですから、国会という国民が選ばれた議員さんの場で、しっかり公開された場で、それぞれの意見を十分に尽くして、外から見ても国民から見ても、世界から見ても、信用されるような機能と専門性とマネジメントはマネジメントとしてきちんとやる、というような組織にして欲しいな、という事が気論して貰えればいいなと思っています。

今おっしゃった質問は、実際に国民がそう思っているのかという事を半円しているんだと思いますけどね。私的な個人的なコメントではなくて、国民が同表いるかの意識を広げる事こそが、立法府の機能をしかるべく支援していくプロセスが、私個人としては民主主義の基本だと思っているので、そういう事を …(気取れず)…


●産経新聞 名前?
ヒアリングですけどね。参考人質問の件…(気取れず)…管さんのヒアリングはいつどこで、どういう形で行うのか

○黒川委員長
それは色々手続きがあるのはご存知だと思いますけど、私だけで決めれば済む問題では無いので、それは勿論、討論してますけど、どういうタイミングでどういうことを聞きたいのかという事もあげることが非常に大事だと思うんですが、それは議論しているところです。

○産経新聞
必ずされるわけですね?

○黒川委員長
いや、それはどういう形でやるかも、まだ決まってません。

○産経新聞
やらないこともある?

○黒川委員長
う~ん、それはまだ、決めてはいません。


●田中龍作
先ほどの、崎山委員が指摘されていたように、ストレステストの評価の議論を勧めたが旧態依然としてると。反対意見を排除する形で進めていると。私もずっとそれを取材していて、正しくその通りで、それもそのはず、委員の8割が推進派で、しかも司会進行役は原発メーカーからお金をもらっている。

保安院の調べでも12人の専門委員がお金をもらっている。営利企業が企業にお金を渡すわけですが、利害に期待しないわけ筈無いわけですよ。これは立派な投資マネーだと思うんですが、これを保安院の審議会で聞いても、枝野大臣に聞いてもそれに当たらないと言うんですよね。

ここら辺の精神的な土俵を変えない限り、新しい規制庁ができてもまた同じことが起きると思う。人間て金に弱いんですね。何百万ももらったら、それは手心加えますよ。そこら辺は、この事故調としてはどう追求して指摘されていきますか?

○黒川委員長
それは皆さんが思っていることですから、多くの国民が知ることは報道から聞くので、このストレステストでOkしているのはなんとなく不安だなとみんな思っているんじゃないかと思いますよね。それで、今日、こういうヒアリングをしたので、そこの経緯とか背景が、少しわかったんじゃないかと思いますよね。

経緯とか背景。だから、やっぱりストレステストで大丈夫ですと言うことは、まだ明快ではないと思いますけどね。

○田中龍作
保安院は電力会社の言うことを追認するわけですね。で、原子力安全委員会は保安院の言っていることを追認する。結局、早い話が原子力安全政策というのは電力会社の言いなりなんですよ。そこらへんをちょっと事故調で追求して頂く訳にはいかないでしょうか。

○黒川委員長
うーん。いや、それは勿論検討してるんで、今回の話もそういうつもりでやっているので、それをよく広く国民に知ってもらうのは、私達の役割を選ぶ、役割が大事なんじゃないかなと思っていますけど。


●月刊誌ファクタ 宮嶋
班目さんは冒頭に10日間あまり寝てないんで記憶がないと仰って、今日の一時間の中で記憶が定かではないという趣旨を20回ぐらいおっしゃっていた。こういう状況をですね。人間というのは思い出せば思い出せると思うんですけど、どうお考えか。

とりわけ、班目さんは官邸5階を含めて沢山の助言をしているわけですから。あるいは助言をした相手に、それなりの情報を改めて思い出して頂ければ、それは当然思い出すと思うんですけど。今後、事故調査会ですが、記憶にないということがですね、沢山起こってくると、これは問題だと思いますけど。

その対策を含めて、改めて呼び出すとか、改めて文書で質問を出すですとか、どのようなやり方をですね。真相を明らかにしていこうというのか。先程、管さんという話も出ましたけど、記憶がない場合は多くの場合、…聞き取れない… がよくあるわけですけど、やはり、真相究明という意味でですね。記憶にない対策というものをど言うふうにされていくのか伺いたいのですが。

○黒川委員長
私も班目さんは元々学者ですから、何でも話してかなりオープンに話したと思うんですよね。記憶にないというのは、ある種の人はよく使う話なんだけども、班目さんの言っていることが何処まで意識しているのかね。だけどああいう状況になるとそういう事もあるのかなぁという話は、ちょっとなってみないとわかんないけど。

ですから、メモとか議事録という話が、そう入っても大事なんじゃなかと思いましたので、今日は保安院の院長もそう言ってましたし、そういう記録なりメモなりをできるだけ整備してですね。それはもらうということで、こないだも言いましたけど、一応、請求はしております。出来るだけのものを。ということですね。

そういう事地震が起こってなかったことが、事務局長としては、保安院はどうしたのって話を聞いたのもそう言う理由ですけど。

○月刊誌ファクタ宮嶋
そう言う記憶が一番大事な部分がなくなっている方が、今現在、安全委員会のトップであるという事については、どのようにお考えになっていますかね?

○黒川委員長
それはみなさんどうおもってますかね。(オーディエンス www)

# 黒川委員長が一番フランク。第4回国会事故調で黒川委員長のフランクという言葉が印象的だけど、最初にフランクにと、発言したのは班目委員長なんですよ。w


●?テレビ 広瀬
本日のヒアリングの中で班目委員長が、護送船団方式で、安全性向上の努力を事業者がやって来なかったと。で、原発の安全規制の一義的な責任が、これは事業者の方にあるんだという認識を示されたけども、その原発の安全管理の責任が何処にあるべきかと。

国なのか、事業者なのか、その点について国会事故調としては現時点でどのようなスタンスを取っておられるんでしょうか?

# すべての責任は一義的に電力会社にある。原子力村はそういう事にしたい。その上で我々にも責任あるが、にも責任あるが、という立場。それは違う。電力会社を隠れ蓑に国民を欺いて美味しいお思いをしてきたあなた方こそ一義的な責任がある。それを果たさずストレステストを造って安全性を主張して、スケジュール、結論ありきの原発再稼働への動き。一体、何処の世界にそれで納得できる国民がいるのか。事故収束、住民被ばく、最悪を想定したリスクへの備えと対応は影もまた地もない。まるで原発事故などなかったかのように実態を報じないメディア。

○黒川委員長
いや、別に特に何もスタンスありませんけど。ですから私が聞いたのは、そうすると保安院の色んなガイドライン、ルールですよね。あれはどういうふうにして書いているんですか、と最後に聞いているのはそういう意味で、皆さんも御存知だと思うんだけど、

日本のそう言うルールと海外の、例えばイギリスとかアメリカのルールと比べてみればよくわかると思うんですが、それが IAEAの勧告にも今度入っているわけで、そういう話を最後、寺坂(前)院長に聞いているのもそういう訳だし、班目さんにもそれを示唆するようなことを言っているわけで、メーカーだけに任しておいていいのか、そのルールはどうセットするのかというのは、まあ、行政全体にかかる問題ですよね。

だと思ってますので。そういう意味ではさっき班目さんの言葉に私が中で言っているのは、例えば株主はどう思っているのかとかね。そういう話もホントは含めないといけないし、日本社会全体がどういうふうに、その企業に期待をしているのか、その期待にどう答えているのか、ガバナンスの問題もあると思うんですけどね。


●フリーランス上出:
事故調としてのスタンス、これから。どこまでヒアリングとかしていくんでしょうかということなんですけど。今日、寺坂さんも、私の立場としては発言差し控えますとというのがあったと思うんですね。発言を差し控えますというような。~キキトレナイ~ に関しては。

ちょっと言い難いという事で、差し控えている。例えば大飯原発のストレステストとか、まあ、あの、~キキトレナイ~ 現在進行ということで、どうしても結びつくべき。で、事故調も、先ず福島原発が問題なんでしょうけど、国民の色んな関心をどう受け止めて、本当にきちんとやっていくか、そう言う問題も評価していかないといけないと思うんですが、何処まで可能なのか。

で、差し控えますという発言をどいうやって言わせるのか。あるいはヒアリングするのか。今日の形だけだと難しいと思います。それも含めてどいういう ~キキトレナイ~

○黒川委員長
それは十分意識していますけど、国会からそのマンデートと言われたらやって下さい、ということがあるので、事故の原因の徹底究明、それから放射能の汚染についての被害についてどうするのかという話は書いてありますから、この、全部が公開のヒアリングだけがだけが材料ではないんで、

せっせとせっせと委員の方々が仕事されてますので、そういう目標では、そういうところにも周知してやらないといけないなとは思っております。あくまでも私たしのリポートは、つまり、国民に選挙で選ばれた国会議員という立場の立法府に提出するペーパーですので、そういう事は皆で十分に、みんなで意識して、今、一生懸命仕事をして頂いているところです。


●外国人記者


●福島民営新聞社
今日、班目委員長と前保安院長の二人を ~聞きとれず~ 彼らの職責というのは、これは専門的な知識と安全規制で持って国民を守るという責任は、今日の二人の話を聞いて、委員長はこの二人から、その責任感というものは感じましたでしょうか?

○黒川委員長
それはなんとも、個人的な感想だから、なんとも言えないですね。皆さんがどう感じたかわかりませんけど。


●??新聞 関根 (# 音声悪い上に小声でききとれない)
先日もコメントを出されておられましたが、原子力規制庁についてですが、4月一日に発足という事に関してコメントを出された後、基本的には政府としては方針は ~ キキトレズ ~ なんですけども、(黒川委員長:今なんて?もういっかい。)この現状について ~ キキトレズ ~

○黒川委員長
僕はだから、もっと国会でしっかり議論してほしいなと。今のままでいってみなさん、国民も多分 ~ キキトレズ ~ と書いてあるので、と思ってるんだと思うんだけど。今の、今日のヒアリングを聞いているとそのまま、何処に移すとか、賛助委員会とかいろんな話よりも、中の機能をね。

国際的な枠組みでは、その透明性が高く、しかもそれぞれの職制の人が、それぞれの専門性が高く、何勝った時にちゃんと責任を持てるような、しかも、それ ~ キキトレズ ~ 出来るような組織になるかということが期待されてるわけですよね。

たから、そのプロれセスをしっかり予知する必要があるし、それは時々刻々変化していくような世界の情勢、あるいは原子力の行政もそうですけど、そういう事に対応できる仕組みになっているかが一番じゃないんですか。

そういう意味では、私はそれなりの職制にはそれなりの権限はあるんだけど、それだけの責任があるということがちょっと希薄なのがだいたい日本の社会ではないかと普段から言ってますけどね。その龍は何かということを皆さんで考えてもらいたいと思います。


●東京??
班目さんに関して2点。SPEEDIに関して実はほとんど機能していない、機能に期待する方が ~ キキトレズ ~ というお話があったと思いますけど、その話の根拠として1時間はかかると言う話がった。私個人的にはちょっと説得力にかけると ~ キキトレズ ~  それをどうしたらいいか。班目さんの発言、最後は人だと~ キキトレズ ~

○黒川委員長
これは班目さんが最初に言ったように、やっぱり日本の社会の構造とか組織の構造そのものに問題があるんではないかということを仰ってましたけど、たしかにそういうところはあると思うので、どちらかと言うと、みなさんはどう思っているのかなと。いう話がそれぞれ ~ キキトレズ ~ と思いますけど。

そう言う意味では私もちょっとコメントしたんだけど、例えば保安院にしてもそうだし、規制や規則、ルールを作るとね。本当にルールを守るのか、それからルールを受けるところのそれぞれの責任者の責任とはいったい何なの?という話が問われているんじゃないですかね。

そういう意味ではたしかにIAEAでこう言われているのに、それを具体的に寄生庁が規制するところが書かなくちゃなんないのに、非常に、こういう事をしなさいとかね。そういう事に書いているわけで、具体的に、これこれこれこれしなさいという話がないという話がないというのは、

# IAEA のストレステストレビューであった勧告の話。規制機関である保安院が電力会社に指示していることは抽象的で、「大雑把な指示であり、原因調べて調査して報告しなさい」といった大雑把な指示ばかり。そこを指摘されても保安院は具体的な指示をすると電力会社の創造性を奪ってしまうからしないのだと。そうしなさいと指導したのは原子力安全委員会だと。IAEAは一次評価では判断できないとしたこともメディアは報じず、世界の機関から認められ、また再稼働の妥当性に一歩近づいたような報道しかしないメディア。

明らかに書いてあると自分の責任がはっきりするという事をみんな意識してるんじゃないかなと思いますけどね。その辺はあまりコメントしても仕方ないんだけど、日本の社会全体のあり方そのものの、こういう予測できないという事で、見えてきたところもあるんだけど、

それをどうやって、何をどうしたらいいかというのは、むしろ国民が社会的な考え方の、自分たち一人一人の問題として認識しないと、なかなかこれは難しいんじゃないかなと思って聞いている訳ですけどね。

○東京??
SPEEDI の機能については?

○黒川委員長
まあそれは、なんでSPEEDIを作ったのということになりますよね。検討して作ったわけだし。何かに役立つからやったんじゃないかと思いますけどね。実際にその役立てる機能が本当にあったのかなと思われちゃってるかもしれないけど。

できない理由を色々言うより、やっぱりやっていることを、どういうふうに使っているかが大事だなと思いますよね。


●共同通信 ?
委員会の運営について。今日は運営規定がですね。できたんですけども、どの時点で出来たのか?参与を3人ほど選んでるんですけど ~ キキトレズ ~

# 冒頭で説明のあった新しい委員の決定の経緯に関して。

○黒川委員長
今日になってそんな事言ってるのという意味ですか?

○共同通信 ?
いえいえ、 ~ キキトレズ ~

○黒川委員長
委員会で決まったことは公開でやるということなので、一応、こういう事が決まりましたよと報告事項みたいになっちゃうんですけどね。決めていくプロセス自身を一応、公開の場でするルールになっているので記載、ということです。それでよろしいでしょうか。

参与の場合もそうですね。それから、あのルールも審議事項に上げる国会に承認してもらうというプロセスがありますので、そういう意味では時間がかかるプロセスというのはやむを得ないので、今回、オフィシャルに決まったという話を、まあ、報告でいいんだけど。

委員会自身で皆さん宜しいですねと ~ キキトレズ ~ 思っただけです。


●朝日新聞 ~ キキトレズ ~
冒頭に指摘されていましたが、ストレステストに対する問題。 ~ キキトレズ ~ 原発再稼働についてどういう点が

# 小声で全く何言ってるか聞き取れない。おそらくストレステストと再稼働の関わりについて黒川委員長の考えを引き出そうとしている。

○黒川委員長
いや、だからこれもみなさんどう思ってやってくださるのかなぁという思いでやっているところですけど、そういう意味ではストレステストはやりましたと。だからそれでOKになりましたと報道されているけど、みんななんとなく浮かない顔しているんじゃないかと思いますけどね。

# どうもこうもあるかいな。メディアが報じないから会見見ている人があり得ないと声を上げているからなんとか持ってるようなものじゃないのか

だからそれをどうしてなのかな、ということを、今日みんなの前で議論していたということで、私としては、どっちがどっちということの意見は特にありませんけど。だからそれを遡ってみると、立地条件とかいろんな話が出てくるんだろうなという話は出てきますよね。

だから、そういう意味では国会から言われていることは、原子力関係の行政なんかはどうなっているのか、という話の、将来を語ってくだささい、将来の低減という話は、過去の遡らないとわからないんじゃないのという話を国会で最初に言わせていただいたのは、そういう事なんじゃないかな。

私たちも知らなかったんですけど、原子炉の立地の審査指針というのがあって、そういう話から言うとその時は良かったかもしれないけど、そういう事が皆さんが知るようなきっかけになったという事になったということなんじゃないんですかね。

# NHKスペシャルでもアメリカの原発立地指針を日本の都合で安全性を過小評価して原発を立地したということを報じています。アメリカの法律では原発を建ててはいけない土地に日本は次々に建設していった1970年代。説明責任を果たそうともしない自民党。原発輸出を全会一致で。今回の原発対応で自民党がどういう正統なのかはっきりした。爆発したのは菅総理による人災だ、万死に値すると原発事故を政権交代の道具としてしか見ない自民党。


●読売新聞 ~ キキトレズ ~ 声小さい。記者クラブメディアの声が小さい…
原子力 ~ キキトレズ ~  政府としては ~ キキトレズ ~

○黒川委員長
うん??

○読売新聞
7月から寄生庁にさせるということなんですけど、行政書士のあり方について ~ キキトレズ ~

○黒川委員長
ちょっと聞こえにくいんだけど、すいません。大きい声で。

○読売新聞
4月から原子力寄生庁発足しますが、行政組織のあり方というのは、国会事故調でも議論すべきテーマだという主張があって、 ~ キキトレズ ~ 政府の組織は ~ キキトレズ ~ 行政組織のあり方については、事故調の方針の中にも、 ~ キキトレズ ~ こうあるべきだと盛り込む考えはないのでしょうか?

○黒川委員長
そうです。一応、組織の見直しについても提案してくれとは言われてますので、当然、私はなにか言わなくちゃいけないのかなと思ってるので。これは立法府から頼まれていることなので、立法府に提案は出さなくちゃいけないなと思っていたので、ああいうコメントをしたということです。


○司会
はい。ありがとうございました。これで本日の記者会見は終了させて頂きたいと思います。次回の委員会につきましたは2月月順ぐらいに予定していますので、また、ホームページにプレスリリース等で皆さんにお伝えしたいと思っています。

今後ともですね。国会事故調にご関心をお持ち頂きたいと思います。それでは本日、長時間どうもありがとうございました。お疲れ様でした。

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