保安検査公開目的の1F公開など、どうせ4月には全てご破算、なりふり構わない経産省・保安院から目が離せない。経産省・保安院の体質が非常によく現れている会見だったので文字に起こしました。本当はツイッターでと思いましたが400程になるので Webにて。
4月の新組織移行の前に、ストレステスト意見聴取会結論、原発再稼働に必要な既成事実づくりを急ぐ経産省 保安院。
http://www.ustream.tv/recorded/20321040
- 東京電力福島第一原子力発電所における蒸発濃縮装置からの放射性物質を含む水の漏えいに係る東京電力からの報告に対する評価について
- 東京電力株式会社福島第二原子力発電所「原子力事業者防災業務計画に基づく復旧計画書」の評価結果及び今後の確認方針について
- 委員等の就任における利益相反に関する自己申告書の提出数及び申告内容別分類の公表について
- 関西電力株式会社からのERSSへのデータ伝送停止について(復旧済)
- 平成21年6月17日に発生した緊急時対策支援システム(ERSS)のシステム障害について
○森山対策監:「プラント状況 2月9日」
今日は資料が多くなっているが最初に福島第一の状況説明の後、お知らせ済みの3件、「蒸発濃縮装置漏洩に関する評価」「福島第二復旧計画の評価」「利益相反に関する事故申告について」先に私からこれら3件を説明した後、福島第一の保安検査公開の件、ERSS追加情報について、それぞれ広報課長(吉澤)と防災課長(松岡)から説明する。
福島第一の状況、2号機圧力容器下部の温度は注水量増やして若干低下したがまだ60℃後半で推移。最新地で67.2℃となっている。温度計の信頼性の問題含めてまだ検討進めている状況。本日の主な作業、2号機窒素封入ライン格納容器側に流量計を付ける作業を行い10時21分~12時35分まで一時的に窒素封入を停止。
窒素封入は全体の流量計と圧力容器に対する流量計はあったが、格納容器だけを見る流量計はついていなかった。従来は元々格納陽気に入れていたので1ラインだったからいいが、圧力容器のラインをつけたことにより、格納容器への封入量は全体の窒素封入量から圧力容器への封入量を引く形で算定していた。
今後、それぞれ格納容器側にも流量計をつける事で2号機は本日(9日)行われた。3号機明日2月10日実施する予定。滞留水移送は2号機タービン建屋移送を高温焼却炉建屋へ移送している。
3号機は本日(9日)は移送を停止している。4号機だが使用済み燃料プールの瓦礫撤去の関係、使用済み燃料プールの中に瓦礫が入っており撤去するための準備作業のため、カメラを入れるために透明度を調べる作業を実施する。遠隔操作で扱えるカメラを入れて全体の瓦礫分布状況を見ていくが、どの程度、中の状況がわかるのか透明度を調べる作業を本日(9日)行う。
2重のシルトフェンスのうち、内側の固縛が外れていたことを9日8時10分に協力企業の社員が提示海水サンプリングの際に見つけて10時30分には復旧をしている。詳細なデータはないが水の分析で優位な変動はなかった。
(理由は)シルトフェンスが2重になっている、取水口全体としてシルトフェンスが設置されているとういうことである。先ほど入った情報、9日、4号機14時30分、プール代替冷却装置コイルから1秒1滴程度の漏洩発見された。漏洩はろ過水、放射性物質含む水ではない。量は約1L程度であったということだ。プラント状況は以上。