2011年11月9日水曜日

2011年 11月7日 統合対策本部共同記者会見:Xe135(キセノン135)検出再臨界騒動、問題点すり替え、見え透いた既成事実作る呆れた政府のお詫び。東電には厳しく言っときましたんで。

2011年 11月 7日 共同記者会見 (78回)

■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
  1. http://www.ustream.tv/recorded/18369063
  2. http://www.ustream.tv/recorded/18370311
  3. フリーライター木野龍逸さん&IWJ Staff さんによるまとめ(前)
  4. フリーライター木野龍逸さん&IWJ Staff さんによるまとめ(後)

■ニコニコ動画

Twitter 視聴者の声


■会見のポイント
週1回の頻度の統合会見が2週連続で続き、今回は政務官汚染水飲水会見から1週間後の会見となる。長期間、統合会見が開かれない間、11月1日夜に再臨界の可能性を示す半減期 9日のキセノン135が検出されホウ酸を注入する事態が発生している。

この件に関して本日、園田政務官は冒頭、一連のキセノン報道についてクビを傾げたくなるような説明があり、質疑の半分は冒頭の園田政務官の発言に対して記者から苦言が相次いでいる。

週一の統合会見では情報量が少なく、とても福島第一原発の状況は追えず、指摘されている政府の説明責任が果たせていない事も同時に示している。経緯がわからないと質疑の内容が理解出来ないと思うので、簡単に経緯について触れておく。

Xe(キセノン)135検出 臨界騒動?の経緯
2号機にガス管理システムを設置したことにより 格納容器内の空気中に含まれる詳細な核種分析が行えるようになった事で、核分裂の際に生成される Xe135 が見つかる。この核種は半減期が 9時間と短いため、再臨界の可能性を否定できずホウ酸注入を始める旨の緊急報告が東電から報道関係者にメールで通知。

翌2日の午前11時の定例会見は10時20分に繰り上げて報道陣に説明。(ニコニコ)Xe135 の正確な量を知るための分析結果待ちの状態に。既にネット界隈では外部専門家が再臨界の可能性について 大規模再臨界ではない事の一定の結論は出ていて、局所的再臨界なのか、自発的核分裂により生成されたのか裏付ける分析結果待ちの状態。

ネット界隈の動きを簡単に追ってみる

キセノン検出関係ツイート http://togetter.com/li/208627

11月2日 6:10 (FNN)福島第1原発2号機の格納容器から半減期の短い放射性キセノンが検出された可能性
11月2日 10:02 (産経)福島第1原発2号機で核分裂の可能性 キセノン検出、ホウ酸注入
11月2日 12:10 (産経)【放射能漏れ】キセノンとは? 半減期5日と9時間 ウランが核分裂する際にできる希ガス
11月2日 12:16 (産経)福島第1原発2号機キセノン検出「事実関係を確認したい」 斎藤副長官
11月2日 12:36 (読売)キセノン誤検出の可能性もありうる…官房副長官
11月2日 13:21 (時事)2号機、一時的臨界の可能性=キセノン検出か、ホウ酸水注入-東電、詳細を分析
11月2日 18:20 (官邸)東電福島第一原発2号機でキセノンが検出された可能性がある件について[官房長官記者発表]
11月2日 18:53 (読売)「キセノン検出」官邸へ連絡遅れる…保安院注意
11月2日 21:23 (産経)【放射能漏れ】気体はキセノンと確認 保安院「自発核分裂の可能性高い」
11月2日 21:37 (FNN)福島第1原発2号機キセノン検出問題 東電、2日採取の空気から再びキセノン検出と発表
11月2日 21:49 (読売)福島第一原発、再びキセノン…核分裂の可能性
11月2日 22:35 (産経)【放射能漏れ】キセノン検出で地元福島「収束へきちんと対応を」
11月2日 22:48 (マイコミ)福島第1原発2号機で"核分裂反応"の可能性 - キセノン検出、ホウ酸水を注水
11月2日 22:59 (毎日)福島第1原発:キセノン検出確認 「長時間臨界」は否定
11月2日 23:21 (朝日)福島2号機、小規模臨界の可能性 キセノンを検出
11月2日 23:44 (NHK)キセノン検出 局所的な臨界か
11月3日 12:00 (産経)東電「臨界ではなかった」 キセノン原因は自発核分裂
11月3日 12:08 (FNN)福島第1原発事故 放射性キセノン検出は、燃料が自発的に核分裂したものとの判断
11月3日 1:24 (FNN)福島第1原発2号機キセノン検出 保安院から官邸への連絡に遅れ 深夜の連絡を翌朝報告

11月3日以降も各紙報道は続くが、その内容は自発核分裂を結論づける報道に。つまり、ほぼ2日で収束している。この一件で政府の事故収束担当の再臨界に対する認識と政権実績を強調するために スケジュールありきで全ての物事を進めている実態が墓穴を掘る形で改めて路程する形になっている。

それを取り繕うかのように冒頭、園田政務官は、連絡の遅さ、地元を不安にさせた政府の責任を謝罪。公然と問題点をすり変えて謝罪している。何に対して謝罪しているのか全く理解出来ない。

信用が地に落ちた東電と保安院。全てを頭ごなしに否定する向き
同時に気になったのは再臨界に反応するネット界隈の動き。つくづく信用が地に落ちている東電や保安院でも、全てが全て嘘だと根拠もなしに頭ごなしに否定する事は危険。

今回の問題は 「東電や保安院が意図的に再臨界をかくして無理やり自発的核分裂に結論付けた」という事でもないし、また「再臨界により直ちに危険な状態に陥った」ということでもない。

  • 検出されたキセノン135の実測値から臨界で発生した量にしては少なすぎる。
  • 中性子を吸収するホウ酸を注入してもキセノン135が検出、量も変わらなかった。
  • プラントパラメーター、発生している熱量、モニタリングに変化が無い等の理由で最近臨界が起きたと考え難い。

つまり、以前からこのような状態が続いており、ガス管理システムがまだ取り付けられていない1号機、3号機も同じ状態であると考えられるという所に落ち着いている。

再臨界においては、通常の原子力発電所の運転状態のような大規模な臨界を起こすには様々な条件が必要で、どろどろに溶け落ちて原形を留めていない状態では、通常の原子力施設が運転中に暴走して発生しうる大規模臨界が発生する事は考え難く、発生しても局所的な臨界に留まる可能性が高い。ただし部分的に固まった箇所で局所的な再臨界が起きる可能性は否定できない。

今回の騒動で最も重要なのは直ちに危険な状態ではなく、大丈夫、大丈夫と言い続けてきた政府、東電、保安院が、不確かさの中で物事が進んでいる事が改めて露呈した事。マスメディアが報じない以上、この事は福島県民だけでなく日本人が気づかないといけない。

余震が続く状態で、しかも燃料の状態が分らない。大きな揺れで中の燃料がどうなるか分らないし、その場合は局所的な再臨界が起きる可能性だって評価出来ないはず。なのに、安全だ、確率論まで引っ張り出して福島第一原発の健全性を強調する事ばかりに躍起になっている政府。どう思うか。

背景 ~「冷温停止状態」という極めて不確かな大前提
格納容器の中、燃料の状態、格納容器の破損状況が全くわからない状況下で 冷温停止状態を定義し、ステップ2の達成目標の条件としている。最近、細野大臣はステップ2の達成目標達成を年内に前倒しすると発表し、福島第一原発は安定しているし、計画的避難準備区域(20~30km)を解除、同日には収束したかのような現地のお祭りムードの映像が流れていた。

冷温停止は 通常の原発が運転を停止させている状態の事で、核分裂を抑制、燃料の温度が下がっている状態を示す言葉。それを炉の状態が分からない、燃料がどうなっているか、どこにあるのか、ちゃんと水がかかっているのかさえ分からない。分かっているのは格納容器底部の温度と注水量増やしたら下がる事。その相関関係もはっきりと示していない。

そんな状態を冷温停止と呼べるのか、という指摘に対しては「冷温停止と言ってない、冷温停止状態だ」と説明。妥当性は専門家が議論して決めたから。国民が理解して納得できるような回答を今だに示していない。原発マネーにあやかる テレビ、新聞、大手既存メディアが報じないことをいい事に、淡々とスケジュールありきで物事が進んでいる状況。

今回のことで問題なのは、ちゃんと事象の確認がとれてから発表すべきだった事が問題なのではなく、東電が夜中に報道記者に通知する程、再臨界の可能性について危機感を持って行動したこと。

そこは迅速な情報公開の観点から政府が東電を責めるべきではないし、東電に追求すべきは再臨界の可能性をどのように認識していたかという事。しかし、冒頭の園田政務官の(政府)説明は、東電に情報公開のあり方について厳しい対応を示し、保安院から政府への情報伝達の遅れに対し国の対応について謝罪するものだった。

また、情報公開のあり方について考えを改める事を示唆。完全に政府が問題を認識していない事を自ら露呈した目も当てられない政府説明となっている。記者団の苦言に対して話を全く理解出来ない園田政務官。私には、とにかくスケジュールありき、早い段階での実績強調をしたいばかりに動いているこれまでの政府対応をすっとぼけているようにしか見えない。

臨界が起るという事は炉の気密性が保たれていない以上、放射能が外部に放出される訳であり「放射性物質放出が抑制できている事」という「冷温停止状態」の条件が破綻してしまう。

今回の一連の騒動は、「冷温停止状態」という極めて不確かな大前提の元、政府が避難解除、除線を進めている事が露呈した事に尽きるが、当然、大手記者クラブメディアはそのように報道することはなかった。


■本日の議題



資料


録画 IWJ
1 http://www.ustream.tv/recorded/18369063


2 http://www.ustream.tv/recorded/18370311


3 フリーライター木野龍逸さん&IWJ Staff さんによるまとめ
4 フリーライター木野龍逸さん&IWJ Staff さんによるまとめ(後)



■冒頭のあいさつ

細野大臣
司会者:細野大臣は公務のため欠席。


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http://ustre.am/_1f4Dd:U1d 00:01:10~

■冒頭のあいさつ

園田政務官
本日も共同記者会見にお集まりいただきありがとうございます。先ず、私から去る11月1日にキセノンが検出された件について皆様方にお伝えさせて頂く。11月1日に東電福島第一原子力発電所2号機において、キセノンが検出された。

11月4日に東電からこれらは臨界によるものではなく、自発核分裂によるものであるとの報告が原子力安全・保安院に報告があった。で、この報告に対して原子力安全・保安院が独自に評価を行った結果、臨界ではなく、自発核分裂と判断したという事である。

従って東電の報告書の内容は 私どもは妥当であると考えている所である。後ほど評価の詳細については、後ほど原子力安全・保安院から説明があるということであるので、宜しくお願い申し上げたいと思う。

そして、今回の件について東電から福島県を始めとして地元の市町村への連絡が遅くなった。大変、私共も大変遺憾に思っている所であり、また、当初、公表された内容が自発核分裂の可能性に触れていない、という事など十分丁寧な情報提供という点では、たいへん不十分なものではなかったかと私どもも考えている所であり、地元を始めとする国民の皆様方に不安を抱かせることになったという事になる。

これを踏まえて本日だが、私から東電に対して地元自治体を始めとする関係機関への連絡を迅速に行うこと、そして情報の発信にあたっては無用な不安を抱かせる事のないように丁寧な説明を行う、という事を私から指示をさせて頂いた次第だ。

# 公然と別の問題にすり替えて、如何にも政府は毅然と対応した、と言うように振る舞う園田政務官。これは当然ながら細野大臣の指示、政府の回答。細野大臣は2日夜の20時からの保安院会見緊急会見の前に臨界ではないと記者団に説明している。

尚、ご承知のように政府内においても 保安院を始め、官邸の間の中でしっかりとした連絡が出来てなかったということは私共としても、私も大変遺憾に思っている所であり、保安院については枝野経産大臣より情報の遅れ、連絡の遅れについて注意がなされているという所である。

# 私はこの政府対応を大変遺憾に思っている。まるで「確認できるまで情報を公開するな」と受け止められる説明に、質疑で追求される園田政務官。この人駄目だ。仕事出来なさすぎる。全然状況理解できていない。パシリみたいなことしかしない園田政務官。

今後、政府内においても、このようなことがないようにしっかりと連絡、相談体制も含めて、そしてまた、広報の体制も含めてしっかりと行なって参りたいというふうに考えている所である。私からは以上だ。

# この発言がこれまで以上に政府の情報統制の正当化に向けた動きではないか、と危機感を持ったのは大手記者クラブメディアも同じだった。質疑の半分以上は、政務官の一連のキセノン騒動の冒頭まとめに対する質問の真意確認、苦言に・・・


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http://ustre.am/_1f4Dd:U1O 00:04:40~

■環境モニタリングについて

東電
海水と空気のモニタリングの状況について報告させて頂く。

・敷地内 空気中
資料のタイトルを申し上げると「福島第一原子力発電所敷地内における空気中の放射性物質の核種分析の結果について」サブタイトルが(第二百二十七報)となっている。


ページをめくって頂いて1枚目の裏面に第一原子力発電所の西門、それから第二原子力発電所のモニタリングポストの1番での測定結果だが、昨日のサンプリングでは 何れの2地点も検出限界未満という状況である。2枚目だが、沖合の海上でのサンプリングは昨日は天候不良のため中止ししている。

・敷地内 海水
続いて海水の状況だ。「福島第一原子力発電所付近における海水中の放射性物質の核種分析の結果について」サブタイトルが(第二百二十報)となっている。


ページをめくって頂き発電所の沿岸部4箇所と2枚目以降に沖合の各地店での測定結果だ。経時変化をグラフ化している。3枚目のオモテ面の上側になるが、南放水口付近で若干の上昇が見られるが、引き続き変動をよく観察していきたいと考えている。東電からは以上だ。

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http://ustre.am/_1f4Dd:U1P 00:06:20~

■環境モニタリングについて

文科省 伊藤審議官
お手元に環境モニタリングの結果についてという資料を2種類 配らせて頂いている。

【URL】放射線モニタリング情報(文科省ポータルサイト)

[定時調査]
先ず、全国的な状況だが、都道府県の放射能水準調査、空間線量率の大学による測定、それから定時降下物、浄水等の結果については特段大きな変化は見られていない。



[発電所周辺]
また、発電所周辺の調査について資料をお配りしている。先ず20km以遠の空間線量率、それから20km以遠の積算線量結果、また、ダストサンプリング、それから福島県における緊急時のモニタリング結果、これらについては大きな変化は見られていない。


それから資料番号9だが、20km圏内の空間線量率の測定結果、これについても2週間に1回ほど行なっているが、大きな変化は見られていない。


それから地元の方において、資料番号10番と11番だが、自動車走行サーベーによる福島市内のモニタリング調査結果、それから田村市内のモニタリング調査結果について発表さえれている。福島市内の走行結果によると、線量率の範囲は0.05~2.25μSv/h、田村市においては0.08~1.89μSv/h という値が観測されている。


[海域]
めくって頂き、海域の調査状況だ。12番、13番が東電における発電所周辺の海域モニタリング、それから宮城県沖の海域モニタリングの海水の分析結果だが、こちらも大きな変化は見られていない。


それから、14番は文科省で行なっている宮城県、福島県、茨城県沖における海域モニタリングの結果について、これは海底土の調査だが、大きな変化は見られていないが、茨木沖で一部セシウム137で 520Bq/kg という値が観測されており、引き続き注意してみてまいりたいと考えている。


それから15番、16番は資料の訂正だ。9月12日に公表した資料と10月5日に公表した、何れも海水の分析結果だが、これの内、セシウム134のデータ処理にミスがあり、各々12月1日に訂正した結果をお知らせしている所である。セシウム134について 20%程、過小評価していたという内容のものである。


それから17番、18番、19番は東電による茨城県沿岸の海域モニタリング、それからこれらについては何れも ND だ。それから18番、19番は、東電による海底土の測定結果であり、ストロンチウムについても過去の測定分析と大きな変化はない。


それから19番のプルトニウムの方については、何れも検出限界未満となっている。


[放射線マップ]
それから文科省の方で 資料番号20番だが、放射線量等分布マップ、テルル129M、銀110Mの土壌マップについて発表している。ページで紹介すると 89ページがテルル129の土壌濃度マップになっており、90ページが銀110の土壌濃度マップものである。


これについては梅雨前に福島県内を中心に2200カ所の土壌をサンプリングして吸っ出に発表させていただいているように、ヨウ素とセシウムについては測定結果をマップの形でお知らせしている。そのセシウム、ヨウ素の分析過程において、テルル29Mという核種、それから銀110M という各種が比較的広範囲において検出されたことから、改めてこれらの核種について測定し、今回評価し、まとめたものである。

資料85ページにもあるが、ではこれらの核種による線量への影響はどの程度か、ということについて見てみると テルル129M だと50年間に渡る積算の実効線量として 0.6mSv/y 、それから銀110M が 3.2mSv/y という事で、同じように計算したセシウム134、137による線量に比べて二桁から3桁小さい値になっているので、今後、あの、線量評価とか除線は引き続き、セシウムに着目して行なっていくことが適当であるというふうに評価された所である。


★宿題回答 10月31日 統合会見 ネオローグ小嶋
この機会に前回質問頂いた中で幾つか調査のまとまったものについてお答え申し上げたいと思う。一つはモカ症の方から 8月26日付けで福島県内の学校、校庭校舎の線量低減ということを文章で出して、学校における児童、生徒の受ける線量を年間1mSv/y 以下にするという事がその中で謳われている。

その際、給食等による内部被曝は考慮されているのか?という質問をネオローグの小嶋さんから頂いたかと思う。これについては 8月26日、文科省のホームページに学校における線量の計算方法という資料をこの通知と同時に掲げさせて頂いており、学校、校庭での線量が1μSv/h、あるいは給食の回数を年間190回とした場合の校庭での巻き上がりによる内部被曝や飲食に伴う内部被曝線量を評価している。

その計算においては、外部被曝の約10%を内部被曝によって受けるという保守的な家庭をさせて頂いているが、その根拠となったのは厚生労働省の薬事食品衛生審議会の方の放射性物質対策部会の作業グループが、7月に発表している原発事故の影響による食物による線量推計というデータがあり、そちらを元に今、申し上げたような割合、外部被曝の10%を内部被曝として推定したという事である。

★宿題回答 10月31日 統合会見 フリーランス木野
それからもう一つ、3月15日の地点で文科省の方で初めてモニタリングカーによるモニタリング測定を行い、翌16日に発表している。最初の福島県浪江町付近の3点をどのように決めたのか?という質問があった。これについては事故以降、SPEEDI を用いて1時間ごとに単位放出量の計算を行なっていた訳だが、

15日の午後の段階で単位放出量の計算結果を用いて発電所の北西方向に空間線量率の高い地域が見られるという事で、この日の15日の夜、20時40分~20時50分にかけてモニタリングカーによる測定を行った訳だが、この測定を行うに際して発電所北西20kmの浪江町周辺で測定を行うようにという指示を出した。

その結果、最高で 330μSv/h というものが観測されたということである。その結果については16日の午前1時5分にプレス発表すると共に、線量率と同時に測定した地点を示す地図と共に、ホームページにも掲載した所である。

文科省からは以上だ。

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http://ustre.am/_1f4Dd:U1R 00:15:40~

■環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)

安全委員会 加藤審議官
私からは本日(11月7日)付けの原子力安全委員会の紙で環境モニタリング結果の評価についてという1枚紙、裏表にコピーしてある紙と一枚目が福島県の地図になっている参考資料を用いて説明させて頂く

# 加藤審議官の説明するページは参考資料の手書きページ数と一致します。


前回は 10月31日から11月6日までに文科省から公表された情報に基づくものである。先ず1の空間放射線量だが、発電所20km圏内の最新のものも含めて特段大きな変化はないといった状況だ。

2の空気中放射性物質濃度についてだが、参考資料14~20ページにかけてご覧頂くと表の一番上のポイント、福島市杉妻町だが、このポイントについて県のほうでは検出限界を下げた測定となっており、日によってはこのポイントでセシウム134、137が検出されているが、この値は濃度限度を約4桁下回っているというものである。

また、そのポイントでのヨウ素131、それからその他のポイントでは全て検出限界未満であったという事である。4の環境試料だが、資料裏面にいくと海洋関係の結果が出ている。一番上が海水中のセシウム134/137 の検出結果だが、参考資料の 34~42ページにあるが、発電所に近いポイントを中心に検出されているが、濃度限度を下回っているという状況だ。

次に海底土中のセシウムだが、参考資料でも仕上げると 43~44ページだ。これについては 44ページにサンプリングしたポイントが出ているが、このような値でセシウム134/137が検出されている状況だ。

次が海底土中のストロンチウムだが、45~46ページに出ており、今回は東電が発電所周辺などで採取した海底土からである。ポイントによってはストロンチウム89/90両方、あるいはストロンチウム90だけ検出というポイントがある。

それで この検出されたストロンチウム90の濃度というのは、このあたりの近海における過去の平常時に比べて一桁以上、大きな値になっているので、今回の事故に由来するものと考えられる。資料最後の5の全国の放射能水準調査であるが、こちらも特段大きな変化はない。

それから この機会に前回の統合会見の際に質問いただいた答えの中で、若干説明が曖昧に聞こえたかも知れない点があるので、もう一回、そこをクリアにさせて頂きたいと思う。

★補足回答 10月31日 統合会見 フリー木野
質問はセシウム134とセシウム137の空間線量率への寄与がどうなっているか、という質問であり、これについては 8月24日の原子力安全委員会で原子力災害対策本部の方から説明のあった資料1の1(http://bit.ly/rqSZmz)を用いて説明させて頂いたが、その際、セシウム134と137の存在比が1対1になっていると。

これは資料の中でそのように核種組成として1対1と書かれているが、その意味は原子核の数で1対1ではなくて、放射能の日で1対1ということである。その辺がちょっとわかりづらい説明だったと思う。単位面積あたりの放射能量がセシウム134と137で1対1であるという状況である。

そういう中で結果としては寄与率としてはセシウム134が 0.73、セシウム137 が 0.27 になる訳だが、同じようなそういう放射能比でなぜ、この違いが出てくるかというところだが、これが一つの放射性壊変あたりに出てくる放射線の数が違うという事である。

セシウム134は ひとつの壊変当たり平均するとβ線1本と2個強の γ 線がでる。セシウム137の場合は1壊変当たり平均すると β線と γ線が 0.85 個でてくる。

それで β線の方は飛程が短いので空間線量率の寄与というのは小さく、ほぼ γ線の数で空間線量への寄与が決まってくるということで、セシウム134が2個強、それに対してセシウム137 が 0.85個、という事で全体としての寄与率 0.73 対 0.85個という事で全体としての寄与率 0.73 対 0.27 が求まってくるというものである。私からの説明は以上だ。

# 以前、プルトニウム239とネプツニウム239の壊変率で誤った認識が広まった事があり、ネット界隈で騒ぎになったことがあった。これを教訓にしてかわからないが安全委員会は慎重。統合会見では安全委員会が一番まともに仕事をしているように見える。というか、専門家であるならば 加藤審議官の振る舞いが普通であって、他の関係省庁はみんなおかしい。

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http://ustre.am/_1f4Dd:U1S 00:21:40~

■各プラントの状況 (東電)

東電(松本)
福島第一原子力発電所の状況ということで、A4縦 裏表1枚ものの資料をごらん頂きたい。


「タービン建屋地下のたまり水の処理」
タービン建屋の地下のたまり水の処理だが、現在、第一セシウム吸着装置キュリオンと第二セシウム吸着装置サリーよる運転を行なっている。昨日、蒸発濃縮式による淡水化装置が給水ポンプの不調により止まっているが、本日の午後には運転を再開する予定だ。

「トレンチ立坑・各建屋地下のたまり水の移送状況」
それからトレンチの立坑、地下のたまり水の移送状況、それから建屋関係の水位については表のとおりだ。現在、2号機、3号機から雑固体廃棄物減容処理建屋の方への移送を継続中である。

「放射線物質のモニタリング」
放射性物質のモニタリングについては先ほど申し上げたとおりだ。

「使用済み燃料プールの冷却」
使用済み燃料プールの循環冷却だが、1号機~4号機まで循環冷却を行なっている。なお、3号機に関してはここに記載の通り、本日 14時 30分から一次系のポンプの吸い込み側にあるストレーナーの清掃を行うため、一時的に停止している。停止期間は3時間程度。その間の水温の上昇は約 0.6℃と考えている。

「原子炉圧力容器への注入・原子炉の状況」
圧力容器への注水、圧力容器の温度、格納容器の圧力関係については記載の表のとおりだ。

「その他」

# 説明省略

■発電所内モニタリング
続いて発電所内のモニタリングの状況だ。資料タイトル申し上げると「福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(11月6日採取分)」である。


ページをめくって頂いて1枚目の裏面から表の形式で各サンプリング結果を記載している。経時変化を2枚目の裏面からグラフ化しているが、大きな変動等、見られていない。引き続き高濃度汚染水が海水中に漏出していないと判断している。

続いてサブドレイン水の核種分析の結果だ。A4横の表形式になっている資料である。昨日 11月 6日のサンプリング分だが、① ~ ⑨ 測定結果でも通常の変動の範囲内と考えている。高濃度汚染水が地下水中に漏出していないと判断した。


それからダストの分析結果で2枚ものの資料がある。これは4日と5日の原子炉建屋上空でのサンプリング結果だ。先ず1枚目とその裏面が1号機分である。

原子炉建屋の上部ということで機器ハッチの開口部4階付近に仮設のサンプリング装置をぶら下げてそこでの測定結果は ①番、それから大物搬入口付近での測定結果が ②番だが、それぞれセシウム134と137が 10E-4 から 10E-5 といったレベルで見つかっている。


その裏面が建屋カバーのフィルタの入口と出口だ。フィルタの入り口は同じその裏面が建屋カバーのフィルターの入口と出口だ。フィルターの入り口は 同じくセシウム134と137が 10E-5 レベルで検知されているが、出口側では ND、検出限界未満という状況だ。


それから2枚目だが、こちらは3号機分になる。クローラクレーンが 原子炉建屋の南側でもサンプリングできるようになったということで、南側を中心に6箇所、測定を行なっている。測定結果については表のとおりだが、2枚目の裏面、⑤ については計器の不調により欠測という事になった。

従って測定件数は全部あわせて5件ということになる。これらの値を元に 引き続き建屋からの放出放射能の評価をしていきたいと考えている。

■その他の報告
それから、東電からその他2点プレス分を公表させて頂いているが、後ほど保安院の方から説明があるが、福島第二原子力発電所緊急事態 応急対策の実施にかかる報告聴取を受けたという件と、もう一つは午前中に説明させて頂いた第二原子力発電所の4号機でタービンの点検に入るというプレス分である。


東電から以上だ。

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http://ustre.am/_1f4Dd:U1Z 00:26:25~

経産省 保安院 森山対策監

■福島第二原発の緊急時応急対策聴取
保安院からは3件ある。キセノンの検出については後ほど、山形統括管理監から説明もうしあげる。私からは2件あり、一つは福島第二原子力発電所の緊急時応急対策の実施状況に係る報告聴取である。本日、この報告聴取を命じたのでお知らせする。


福島第二原子力発電所については、応急処置など復旧に向けた緊急事態応急対策により既に 3月15日には冷温停止状態になっている所であるが、また 緊急安全対策とか、電源信頼性向上対策も順次実施されている。

現在では非常用ディーゼル発電機に加えて 号機間の融通による電源の多重化も完了しており、また、冷却系統2系統による多重化についても今月中に完了する見込みである。更に津波対策としても海岸部への土のう積み上げも今月中に官僚見込みであると聞いている。こうした対策の実施状況について報告聴取を行うことでしっかりと確認評価していきたいと考えている。本件は以上だ。


■宿題の報告
それから前回の会見で宿題として頂いていた保安院の会見担当者の件だ。

★補足回答 10月31日 統合会見 NPJ日隅
中村審議官と祢宜審議官がいつ会見を行ったかということで、以前も一度説明しているが、中村審議官は最初の会見、3月11日の 15時15分だ。それから翌日 3月12日の17時50分まで計16回会見を担当している。それから祢宜審議官だが、3月13日の午前 5時30分と 3月13日の次の午前10時5分、この2回を担当している。

★補足回答 10月31日 統合会見 NPJ日隅
それから合同会見において行政側と言うか、保安院、安全委員会で担当しているものの略歴を、という事だった。後ほど、受付の方に準備しておくので、お帰りの際に受付の方にお話し頂ければ、必要な方にはお渡し出来るように準備したいと思う。それではキセノンについては 山形の方から説明申し上げる。



http://ustre.am/_1f4Dd:U21 00:29:30~

経産省 保安院 山形統括管理監

■Xe135(キセノン135)の検出に係る報告書への評価
「東京電力株式会社福島第一原子力発電所第2号機の格納容器からのXe135の検出に係る報告書への評価について」というものを本日配布しているが、評価が終わったので説明する。


1枚めくって頂いて「背景」という所で、今回 11月1日にキセノンが検出された。キセノン、特に135については半減期が 9時間と短いということで至近の核分裂で生成されたものであろうと東電が推定し、その事について 11月4日に原子力安全・保安院に報告書が提出されている。


2ポツの東京電力による評価の外洋の所は、既に東電さんの方が既に独自に説明されていると思うので、この部分は省略させて頂く。2ページ3ポツ「当院としての評価」である。先ず当院においても自発核分裂とした場合、キセノン135の濃度はどうなるかという事を独自に評価をした。

その結果、1.2~1.7E-1Bq/cm3 という数字になった。東電の実測値、フィルターの所で測ったものを割り戻した格納容器内の濃度というものが 2.7E-2 なので、約4~5倍の差、簡易な評価であるとうことを考えれば、両者は概ね同程度であろうと思われる。

従って検出されたキセノンというものは、自発核分裂によるものとほぼ推定されると判断している。尚、この計算値は、実測値ではなくて評価したものが 原子力安全・保安院と東電の間では差がある。これは4点(理由を)並べているが計算方法の違いがあるということだ。

① 先ず、今現在、2号機の中にどれだけのキュリウムがあるか、① インベントリー評価だが、これは保安院の方は 3月11日停止直後のインベントリーから、260日間の指数関数による減衰を考慮している。東電の方は日にちは忘れたが、2日間のものを1次関数による内挿によって求めているという、そういう推定方法の違いがある。

② これが一番大きな差になるが、キュリウムが自発的に核分裂した場合にキセノン135(Xe135)がどれだけ出てくるか問うことだが、これはキュリウムがパカッと割れた時に、それが半分、直接的に分裂した時にキセノンになるとうことと、それとキュリウムが核分裂した時に先ず、ヨウ素135になってから、更に壊変をしてキセノン135になるという2つのルートがある。

保安院の方はその両方のルートを合計してキュリウムが自発核分裂をすると2ルート足しあわせて 7.5%がキセノン135 になるであろうとしている。一方、東電の方は このヨウ素135の壊変によるキセノン ルートを考慮していない、個々が大きな違いだ。

③ それと格納容器の中の気相容量、ガスの部分があるかという事だが、東電の方はある程度、水が入っていて残りの部分が 3,000リュウベ(m3)と評価しているが、保安院の方は 3,000リュウベと、一応、水が入っていない最大の退席、4,240リュウベと幅を持って試算をしている。

④ 番目が格納容器からの期待のリーク率だが、これはあまり大きな差にはならないが、東電の方は抽出量の 14m3 だけだが、保安院の方は 14m3 プラス、水蒸気によるガス管理システム意外から若干漏れているとう事も含めて計算した。

その結果が表のような結果だが、気相が 3,000 の場合は 1.7E-1Bq/cc、気相が 4,240m3 の場合は 1.2E-1 という事で先ほど申し上げたように、1.2E-1Bq/cc ~ 1.7E-1Bq/cc と計算している。

それともう一つ(2)ホウ酸注入の影響評価だが、ここが臨界ではないという非常に大きな調査だが、臨界であればホウ酸水を入れると中性子が吸収され、核分裂反応が抑制され臨界が止まる。キセノン135の濃度が減少するはずだが、ホウ酸水注入前後で濃度に差が見られないという事で臨界ではないと判断した。

これでまとめて、上記2点から自発核分裂で生成されたものであって、臨界により核分裂生成されたものではないと判断される。よって東電の報告内容概ね妥当と評価している。今後の対応だが、当院の方は既に10月3日に東電に対して中期的安全確保の考え方を示してそれに従って計画を作るように指示している。

この関連で言うと、この格納容器内の放射性物質を適切に監視できるようにという指示を出している。現在、東電において測定方法の関し計画を策定中と聞いている。すみやかに提出するように要請しているので、現在、策定中と聞いているので、保安院としてはこの計画の妥当性の評価を行い、そして更に定期的に測定をして異常時には速やかに当院に報告するよう指導して参りたいと思っている。

尚、最後の所に参考というのをつけているが、これは今回評価するに当たり、専門家の方々から頂いたコメントだ。ここでは計算結果は妥当なものであろうと。また、2番目が自発核分裂による発熱量や崩壊熱に比べて十分小さいので冷温停止の議論に影響をあたえるのではないと。


後、冷温停止になっているかどうか、冷温の判断についての温度センサー、圧力センサーはどのような位置に設置しているか、具体的情報が必要。それと自発核分裂というのは妥当だが、東電方向書の中にある今回のキセノンの量が、通常の臨界状態で出てくる値より小さいという事は臨界ではないとする根拠としては弱い、というご意見も頂いている。また、原子力学会のホームページに4ページ物ほどのものが出ているが、それも参考とさせて頂いた。

原子力安全・保安院からは以上だ。

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■質疑
経産省 司会者:
それではこれから質疑に入らせて頂きたいと思う。毎回のお願いで恐縮だが、最初の質問の機会をできるだけ早く一巡させるという観点から、質問項目については出来るだけ3つ以内にさせて頂きたいと思う。また併せて質問事項は簡潔にお願いしたいと思う。

回答者においてもできるだけ簡潔に回答をお願いしたいと思う。また、質問の際には所属と名前を名乗って頂くと主に誰に対する質問なのかを明らかにして頂きたい。それでは質問のある方は挙手をお願いする。


http://ustre.am/_1f4Dd:U9R 00:38:50 ~ 園田政務官・東電
毎日新聞 中西
Q:キセノンの関係で園田政務官に聞く。年内の冷温停止状態を目指すという方針に変わりはないのかどうか改めて伺いたい。

Q:園田政務官に聞く。キセノンの今日のリリースの件で、3ページの今後の対応のところで中期的安全確保に関する文書が出ているが、これはキセノンの検出などガスの分析体制について見なおすと言うか、拡充するようなことを含めて再提出し直すということか?

東京電力株式会社福島第一原子力発電所2 号機の格納容器からのXe135 の検出について

Q:園田政務官に聞く。今回(キセノンが検出されたのは)2号機だったが、1、3号機については分析した上で冷温停止と言う事を宣言する前に2号機と同様の調査をする必要があるとお考えか?




http://ustre.am/_1f4Dd:U9S 00:42:55 ~ 保安院 山形 森山
朝日新聞 小堀
Q:保安院に聞く。キセノンの報告書を妥当と認めるということだが、(資料)最後に付いているが、何人ぐらいの専門家に話を聞いたのか?後、JNES に改正気を依頼するという言っていたが、これは保安院に独自に計算してそういう事を判断したという事で良いのか?

東京電力株式会社福島第一原子力発電所2 号機の格納容器からのXe135 の検出について

Q:保安院に聞く。福島第二原発の報告聴取だが、この報告聴取をかける目的だが、そこは確か半径8km 避難区域に設定されていると思う。この報告を受けて解除するという目的なのか?

東京電力福島第二原子力発電所の緊急事態応急対策の実施状況に係る報告の徴収について
別紙




http://ustre.am/_1f4Dd:U9W 00:46:50 ~ 園田政務官
ニコニコ動画 七尾
Q:園田政務官に聞く。園田政務官の冒頭発言についてお伺いしたい。冒頭の発言で東電の当初の公表の際に、自発核分裂の可能性について言及がなかった事について遺憾だったとの趣旨の発言があったが、はじめの公表の際に東電側から自発核分裂の言及がなかったことの理由についてはどう説明を受けているのか?

Q:園田政務官に聞く。東電側が今回の政府からの注意を過度に重んじることで、今後、何か起こった時に東電側が評価に慎重になり過ぎて、結果として発表が遅れたりという懸念も感じるが、この点についてはどう考えているのか?

Q:園田政務官に聞く。(11月1日キセノン検出再臨界の可能性)公表の流れの確認だが、先ず、東電の発表があって、それを受けて保安院が評価というフローだと思うが、そういう事だと当然、東電の見解と保安院の評価が異なる場合もあるわけで、今回の保安院から出された評価書についても見解の相違が細かい所で保安院と東電側である。

保安院にしても東電の報告書が11月4日に出た訳で、本日発表までに3日かかっている。例えば、事故当初の SPEEDI の公表の遅れが、一番困ったことがあったことがあったが、そうすると慎重になるあまり、重要なことは逆に、重要なことは国民に公表が遅れるという事もある訳で これは表裏一体だ。

原災本部で情報公開のスピード公開についてだが、今、園田政務官が仰ったことも含めて内規のようなものはあるのか?情報公開に関して内規はないのか?




http://ustre.am/_1f4Dd:U9Y 00:54:20 ~ 保安院 山形
NHK岡田
Q:経産省 保安院に聞く。キセノンの関係で、今後の対応について測定方法と監視の計画について具体的にどの程度求めるのか?期限は求めるのか?細かい話だが、指導は口頭で今日の指導ということでいいのか?その下にある「定期的に測定し異常時には速やかに当院に報告するように指導する」とあるが、これはどの程度求めるイメージなのか?

東京電力株式会社福島第一原子力発電所2 号機の格納容器からのXe135 の検出について

Q:保安院に聞く。改めて臨界だとか、そういった場合に何がしか今回もホウ酸水注入だとか対応があったが、何か改めて加える対応や詳しくするだとか、そういう事が可能性としてあるのか?

Q:保安院に聞く。自発核分裂については 特に対策などは求めないということでいいのか?




http://ustre.am/_1f4Dd:U9Z 00:58:45 ~ 園田政務官
朝日新聞 佐々木
Q:園田政務官に聞く。キセノンの関係できく。先程、無用な不安を与える事のないように指示をさせて頂いたと仰っていたが、この「無用な不安」というのは何を指しているのか?

当初、東電が発表された内容が自発核分裂に触れていないと仰ったが、少なくとも東電が公表した10時20分からの当日の会見では、自発核分裂の可能性も含めて記者から質問が出ていてやり取りをしている訳だ。要するにそのやりとりを踏まえて各社報道していると思うが、無用な不安を与えたというのはどういうことなのか?そこをお尋ねしたい。

Q:園田政務官に聞く。福島第一の今週の土曜日にある敷地内の同行取材の県だが、当初の取材案内で「撮影したものに関して映像や写真を確認させて頂きます」と言っていて、更に「問題がある場合は、その場で削除して頂く事になります」というような事が書かれていたが、その後削除されたと認識しているが、なぜ、このような文言が入っていたのか?これは基本的にこのようなことはしないということを改めてこの場で確認させて頂きたい。




http://ustre.am/_1f4Dd:Ua0 01:08:10 ~ 東電・園田政務官・保安院 森山
月刊誌ファクタ宮島
Q:東電に聞く。今日から計画的避難区域で除線をする事の前提となる詳細なモニタリング調査がキックオフになると聞いている。その担当として原子力開発機構と東電の方が実務を携わると聞いているが、それは東電さんはどういう形で除線の前提となるモニタリングを協力されていくのか?

Q:これまで計画的、あるいは警戒区域の汚染というのは保安院が一応、主体になって検査したり、現状でも文科省もやっていたわけだが、今回、住民にとって最も重要な現地のモニタリングに対しては、環境省の名前は出てくるが、保安院も文科省も出てこない。

あるいは林野庁、農水省も港湾部分について関心を持って、国交省の名前も出てこない。これで本当に国が一体として計画的、警戒区域の除線に取り組んでいるのかというのは私には疑問だ。とりわけ、原因者である東電がやるのに、その監督責任で非常に重い責任がある保安院がこの問題にどの程度携わっているのか、私はすごく疑問に思う。一応、研究開発機構の名前が入っているかも知れないが。

Q:園田政務官に聞く。これまで(除線は)国がやり、県がやり、資料損がやり、今度は環境省が参入するわけだが、沢山数字が出てくるが、どこが本当に責任をもってモニタリングをしているのか、私にはよく分からなくて、現地の人もよくわからないと思う。

実際、環境省の役人は、恐らく文科省の方や旧科学技術庁の文科省の方や保安院の方よりも、そんなにその問題に詳しいとは思えない。実質的に特殊法人とかに丸投げするのだろうが、これはやっぱり来年の1月2月にそういう警戒区域や計画的避難区域のモニタリングの結果を出すのであれば、

もう少し何か、政府全体でやっているというモニタリングの生理みたいなものが必要なのではないかと思うが、その辺はいかがお考えなのか伺いたい。




http://ustre.am/_1f4Dd:Ua2 01:18:45 ~ 回答者なし。要望。
読売新聞 佐藤
Q:キセノンの関係で質問と言うよりは要望だ。先程、東電から当初、まあ、朝日新聞も同じ事を指摘されていたが、自発核分裂の言及がなかったというような言い方があったが、今、当日のやり取りを確認したが、自発核分裂については別に言及がなかったわけではなくて、あの地点ではこういう定量的な評価が出来ていないので、正直言うと、とっちだか判断する根拠がありませんと。

だから保守的に考えて臨界の可能性を考えてホウ酸を注入したということだったので、説明の仕方そのものが悪かったという事ではないと思う。

おっしゃられるとおり、十分な情報を迅速に出すことによって無用な混乱を避けるというのは、我々も全く同じ思いだが、かと言って今回の事故の場合、事故直後と状況が違うとはいえ、事態をずっと過小評価してきたというのが結果なのでそういう意味合いで 今回の場合、

逆に言えば夜、ああいう形でホウ酸を注入してああいう連絡があったのならば、逆にレクで説明を朝早い時間に前倒ししてやって頂くとか、そういう対応が必要であって、ああいう説明をしたこと自体が問題があったとは 私は感じていない。

なので、迅速で正確なというのは勿論必要だと思うが、だからといって判断がつくまで今後、何かあったときに情報を差し止めるということのほうが、かつて事後評価として過小評価、いろんなモノの評価が十分されないで次々に自体が悪化していった事を考えると、とにかく情報を先ず迅速に出して頂くと言う事に関しては今後も引き続きお願いしたい。これは要望だ。

# 一見 良いこと言う読売新聞。ネットで反原発発言している一般人に電話して個人に対して圧力かけたり、事実を報道せずにデマ報道ばかり流していたクソ売、もとい読売新聞が、これまでの政府の事後評価が過小評価であること認識している。どことなく言いにくそうなプラント常連 佐藤記者。議論はしたくないのか質疑応答は求めなかった。


http://ustre.am/_1f4Dd:Ua3 01:20:35 ~ 東電・保安院 山形・園田政務官
共同通信 宮崎
Q:東電と保安院にキセノン検出の関係で伺う。今後の中長期的安全対策に与える影響について伺いたいが、問題がある以前と現在、検出された後で安全対策に関する考え方で大きく変わるような部分というのはあるのか?例えばどのくらいの濃度が出たら臨界を判断するかとか、今、情報提供のあり方とか、そのあたりちょっと影響が出てくるような部分というのを挙げて説明して頂きたい。

Q:園田政務官に聞く。先程、キセノンの関係はステップ2の終了には影響しないと伺ったが、もう一度その理由を端的に説明して頂きたい。

Q:東電に聞く。(今回のキセノン検出と中長期的安全対策に関して)予兆を速やかに把握して管理する、という対策が過大だが、これは近々出される施設運営計画の中に盛り込まれるという事でよろしいか?




http://ustre.am/_1f4Dd:Ua4 01:26:50 ~ 園田政務官・東電
フリー木野
Q:園田政務官に聞く。何度も繰り返し質問が出ていて申し訳ないが確認したい。(園田政務官の冒頭、キセノン検出説明の中に)無用な不安という話があったが、これはお答えがなかったので教えて頂きたい。具体的に何を指しているのか?そして、今回の件、政府としては何が問題だったのか?

Q:園田政務官に聞く。(11月12日予定 福島第1原発 細野大臣)動向取材の件だが、私はフリーランスなので今回の枠から外れているが、先程、原発内で自由に見ていただくために、中の撮影を事後チェックにしたほうが良いという話があったが、自由に見て頂けるというのは、取材者が中を比較的に自由に動けるという意味なのか?その点を確認したい。

Q:東電に聞く。作業員の方への補償だが、今後、長期的に見て何らかの形で、例えば健康に影響が出た場合に、東電として永続的に保証していくという考えはないのか?確認したい。




http://ustre.am/_1f4Dd:Uab 01:35:00 ~ 東電・保安院 山形
NPJ&吉本興業 おしどり
Q:東電に聞く。自発核分裂でない場合のキセノン135の生成の親核種であるヨウ素135もガス状で存在すると思われるが、ガス管理システムにはヨウ素135はどれぐらい検出されたのか?

Q:保安院と東電に聞く。(キセノン検出の件、資料に書かれている)専門家からのコメントの中で、「ただし、原子炉の中の燃料の分布や組成が分かっていない状態では、」とあるが、東電と保安院では自発核分裂でない場合のキセノン135の親核種であるヨウ素135、その親であるテルル135、これは半減期が11秒なのででほとんど存在しないと思われるが、キセノン135の娘であるセシウム135、その娘であるバリュウム135は大体推測でいいので、トレぐらいの分布や組成とお考えか?

格納容器からの Xe135 の検出に関する専門家からのコメント等

Q:ちょっと私が不勉強で調べきれずお聞きしたい。キュリウム242とキュリウム244は主にα壊変をするが、だいたい何%の確立で自発核分裂をするのか?ご存じの方がいたらお願いしたい。

そして、保安院に。何%の確率か踏まえた上で、例えば、カリフォルニウムなどは主にα壊変だが、自発核分裂は3%しかしないので、だいたいキュリウム242、244の自発核分裂も相当低いと思われるが、相当低い自発核分裂でもガス管理システムで感知出来るぐらいのキセノンが発生した。では、キュリウム242/244 がα壊変をして得られるプルトニウム238、240の量などの議論はされたのか?




http://ustre.am/_1f4Dd:Uac 01:43:10 ~ 園田政務官・保安院 山形 / 森山
NPJ 日隅
Q:(11月12日予定 福島第1原発 細野大臣)同行取材の関係だが、方針が変更されたということで、先ほどの話だと記者に見せる場所を事前に限定することにしたというふうに聞こえたが、もし、そうだとするならば、具体的にどのような場所を見せないというふうに考えられているのか?

手順書の時にも東電側は、これは核防護上の問題があるとかいろんな事を言ったが、最終的にはそんな問題はないとう事で全部開示されたが、東電が ここは問題があると言っている所を全部見せないという事になると、それは十分な情報公開にならなのではないかと思うが。その辺の具体的な説明をして頂きたい。

Q:キセノンの関係で先程専門家のコメントというのがあり、ちょっと私は遅れてきたから分からないが、ここでいう専門家というのは具体的にはどういう立場の、勿論名前を言って頂ければ一番いいと思うが、つまり、責任ある回答をするためには指名がちゃんと分かっていて、

この情報が一体どこから着ているか分からないブラックボックス的な形でこんな意見があります、あんな意見がありますというのでは、やはりちょっと信頼できない部分もあり得るので、出来れば名前を教えて頂きたい。もし発表されていたらいいが、どうしても名前が出せないというのであれば立場と言うか、どういう事でこのような意見を聴取するような立場の人なのかという事を教えて頂きたい。

Q:(キセノン東電、保安院評価に対する専門家のコメントについて)その関係でその人はなぜ、温度センサーや圧力センサーが具体的にどのような場所に設置されているかという情報を把握されていないのかと思う。これは、保安院としては恐らく掴んでいると思うが、それが伝わっていないというのは一体どういうことなのか分からないので教えて頂きたい。

Q:津波の関係だが、想定外だったかどうかという主旨の所で既に報道されているが、フロリダ、マイアミの方で発表されたレポートで10メートルを超える津波に襲われる可能性が1%弱あると東電の技術者地震が作成したレポートにそういう事が書いてあるという事だが、

それについては IAEA に報告する際に政府として保安院なのかどうか、そのレポートをきちんと精査されてその上で IAEA に対する報告を出されたのか?だとするならば、それは一体具体的にどのような精査がされたのか教えて頂きたい。




http://ustre.am/_1f4Dd:Uaj 01:58:05 ~ 園田政務官
寺澤有
Q:園田政務官に聞く。前回、10月31日の統合会見で話した会見の運営の公正さについてだが、10月31日の記者会見で 園田政務官が放射能汚染水を引水されたが、この通知というのは記者クラブにだけしか行われなかった。

この14時25分に統合対策室から北メールによると、その飲水するという話はないし、園田政務官は16時45分に来られるとうことだったが、我々フリーランスはそれしか情報がないから、それに従って16時45分に来た所、飲水が終わっていて撮影することもできない。

そもそも引水するというのであれば 撮影機器等、我々は用意してこなければならないが、こういうような記者クラブにしか通知しないということであると、我々は撮影機器を持ってくることも出来ないというのは非常に不公正な運営がされたということはどういうことなのか?

Q:園田政務官に聞く。放射能汚染水の検証についてだが、これは当初から園田政務官が放射能汚染水を引水するという話が出た時から、ミネラルウォーターにすり替えるのではないかという話がずっと出ていて、その過程で現地で園田政務官が引水して、我々が同行取材するという話も出ていた。

結局の所、水を取り寄せるということになったが、10月24日の、つまり飲水する一つ前の記者会見で、園田政務官はインチキしないと、インチキさせないと仰って水を組んでいるところだとか、そういう所は全部ビデオ撮影しているので、無編集ビデオを提出するということを何回か約束されている。

無編集ビデオを提出して頂きたいと思う。私はこの件に関して園田政務官に最初、実際に園田政務官に飲まれますかと尋ねた経緯があるので、当事者的にちょっと取材をいくつもメディアでこの間受けたが、特に海外メディアの反応見るとこれはどうして実際の汚染水だったということが担保されているんだ、という事を受ける。これはきちんと無編集ビデオを出すと約束している訳だから、それを出して頂きたい。

Q:園田政務官に聞く。(園田政務官が引水した水と同じとされるサンプル提供された水について)その検証については 園田政務官がお飲みになったというのと同じだということで、サンプルを用意して頂いて前回、記者会見終了後に東電が配布したと思うが、

この分量が 150cc 程度しかないから、私も色々検査機関に聞いてみて、多分他の他社の人も同じようなことをしたと思うが、放射性物質の検出には、やはり2L とか、かなりの分量が必要だ。

実際、東電の方も何リットルかの水を使って検査してたと前回の記者会見で仰っていたので、そうすると150cc だけ渡しても検査できない事が分かりきっている物をアリバイ的に渡して、検査できるものならしてみろみたいな感じだと思うが。これは最初からインチキではないかと思われる。

なので、今更同じ水という訳にはいかないだろうが、水2L、ペットボトル一本のの話だから、これを希望する報道機関に提供して頂きたい。

# 作業員に無駄な被ばくをさせるので考えさせて欲しいと園田政務官)

Q:園田政務官に聞く。(園田政務官の汚染水飲水の件)先ほどの園田政務官が実際に飲まれた所を見ていないくて、園田政務官が飲み終わった所に私が入ってきている訳だ。で、家に帰ってから来れに関する報道をいくつもみて 映像も見たが、報道もされているが、園田政務官はかなりボトルからコップに水を注ぐ時に手が震えていた。これは事実だと思うが。ご自身でも映像を見られたかと思うが。

となると、やはりそれだけ 手が震えるというか、潜在意識と言うか、そういう所でこれは非常に危険なものだ、という思いが、手の震えに現れていたと思うがどうなのか?

Q:園田政務官に聞く。実際に汚染水を飲まれた時に味とか臭いとか、そういうのはどうだったのか出てなかったという気がするので、それは個人の感想になるが、どうだったのか?現在に至るまで、体調とか、特に変化がないのかと言う事を聞きたい。




http://ustre.am/_1f4Dd:Ual 02:09:45 ~ 東電
回答する記者団 佐藤
Q:東電に聞く。7月、8月の頃だが、原子炉建屋のトップダウンとベントン付いて説明があったが、1号機につけられている建屋カバーにはトップダウンベントに相当するような機能というのうがあるのか?あるいはトップダウンとベントの必要性が生じた時にカバーが妨げになることはあるのかどうか?

Q:東電に聞く。カバーの関連だが、事故前の建屋の気密性と今のカバーの気密性というのがどの程度の違いがあるのか?変な質問だと思われるかも知れないが、もし、カバーの気密性がゼロなので比較にはならないというのであれば その旨をお答え頂ければと思う。

Q:園田政務官に聞く。先程、木野さんとのやり取り(冒頭の政務官キセノン検出情報公開に関する発言)とも関連するが、無用な混乱とか正確な情報を伝えていくといった部分で、園田政務官が政府としてあらゆる可能性を想定しながら情報の吟味と言うか、検討をしていくというふうに仰っていた。あらゆる可能性を想定しているというのが本当なのかどうかお聞かせ頂きたい。




http://ustre.am/_1f4Dd:Uaq 02:16:05 ~ 園田政務官
NHK横川
Q:園田政務官に聞く。今回のキセノンの一連のニュースの中で、結局、現状使われている機器である意味把握できてる情報が限定的であると、炉の状況がどうなっている海外と分かっていないとうことがある意味わかったと思うが、

それを鑑みた時に内部の状況、例えば格納容器の燃料の状態がわからないということも含めて、まだまだわからない情報が多いという中で、内部の状況があまり分かっていない段階でステップ2の目標として設定している冷温停止状態という名称の呼び方というのが、

恐らく皆さんが政府として見座している状態というものとの実態がそぐわないと言うか、名称の呼び方としてあまり似通っていないというか、実態を表していないというように考えられるところもあると思うが。

以前、フリーの方(NPJ日隅氏)からも提案があったと思うが、呼び方というのをもう少し実態=目指してる実態 という形に変えてみたらどうかと思うが、その辺りお考えは如何か?

# この件は前から使っているし混乱するからそのままにすると。身元不明者→連絡先不明者、地下汚染水→滞留水、と過去にも聞こえの良い方向へ勝手に言い換えたりしている癖に。馬鹿にしている。何につけても無理やりと思えるほど聞こえの印象を気にして呼び名を決める国。特定避難勧奨地点は聞いて呆れた。

Q:今後、ステップ2が終わった中で警戒区域の見直し作業に入っていくと思うが、もう少し、なかなかデータが揃っていない現段階を見た時に、もう少しデータがしっかり揃ったん段階でそういう事を検討したほうがいいように思う。

例えば機器類を整備していく中で、もう少し炉の状態、中の状態がわかってからと言うことを考えたほうがいいと思うが、その辺りのご意見は如何か?

# 私自身、今回のキセノン騒動での一番のポイントだと思っている所を質問する NHK横川記者。これまでスケジュールありきで全てが進んでいる現状。




http://ustre.am/_1f4Dd:Uas 02:22:05 ~ 園田政務官
フリーランス 綿井
Q:東電、保安院、園田政務官それぞれに聞く。11月1日に発表された(11月12日予定 記者クラブメディア限定 福島第1原発 細野大臣)同行取材だが、10月31日の統合会見でも同じような質問が出たにも関わらず、みなさんの方から何の回答も見通し等もなかったのはなぜなのか?

Q:(11月12日予定 福島第1原発 細野大臣同行取材の件で)発表された内閣官房から出たリリースを見ると内閣記者会と県政クラブと街区メディア代表取材となっているが、この選び方に関しては、誰がどのような基準で判断されたのか?それぞれお答え頂きたい。

Q:(11月12日予定 福島第1原発 細野大臣同行取材の件で)11月12日に実施されるが、それ以降に関して敷地内の報道陣への公開、これに関してこの統合会見の場でどのような見通し、どれくらいの頻度で公開されていくつもりなのか?何らかの見通しなり目処なりお答え頂きたい。




http://ustre.am/_1f4Dd:Uat 02:28:10 ~ 保安院 山形
NHK花田
Q:保安院に聞く。先ほど園田政務官の話の中でもあったが、炉内の状況というのを直接把握するというのはなかなか難しい状況で、今ある機器で確率の評価をしたいという話だったと思うが、専門家の方からもなかなか直接的に観測していくのは難しいので、間接的なデータを積み重ねていくのが重要だという話も聞いている。

保安院としてそういった今ある機器で評価というのもあると思うが、今後、間接的なデータを更に深めたり増やしたりするためにどのような方策が有効だと考えられているのか?実際に今、どのようなことを検討されているのか?




http://ustre.am/_1f4Dd:Uau 02:31:20 ~ 園田政務官・東電・保安院 森山
NPJ&吉本興業 おしどり
Q:園田政務官に聞く。大手メディアとフリーランスへの情報の出し方についてお伺いする。私は記者会見の情報を書き起こすのが3月、4月によくかき起こして今も続けているが、福島第一原発の取材を希望しているのは3:7の割合でフリーランスが多い。

なぜ、今回、フリーランスが(11月12日予定 細野大臣同行)取材に加われなかったのか?そして、前回の会見で園田政務官は処理水を飲まれた。実は私はその時、10分ほど遅れてきて拝見していない。まあ、私は園田政務官が水を飲まれるのは お止めしたかったので、すごく侵害だった。

その時に、通常の会見よりカメラが4台多く、そしてスチルカメラも5台多かった。園田政務官自信、あれだけカメラに囲まれたのは政治家として初めてと、先ほどの(寺沢氏との)質疑の中で仰られていた。それに対してどういう告知をしたか分からないと仰った。

(園田政務官飲水後)スチルカメラの方が映像を取られた後、帰られたので明らかに告知があったということだ。きちんと回答いただきたい。

政務官がフリーランスは バラバラなので情報を一つの所に連絡したら済むという形でないから記者クラブのほうに連絡すると仰った時に、この統合会見だけでなく フリーランス連絡会というのを立ち上げた筈だが、なぜ、そこに一報がなかったのか回答頂けたらと思う。

Q:保安院の山形統括管理監に聞く。先程から仰られている10月22日のいわきであった意見公聴会に私も伺ったが、そこでの議事録はまだ公開されていないようだ。議事録、もしくは議論のまとめの資料は公開されるのか?

先程から仰られている冷温停止について九州大学の工藤教授、京都大学の東(×ひがし・○あずま)教授、いわき明星大学の東(×あずま・○ひがし)教授、二人とも同じ漢字なので、どちらがどちらか忘れたが、専門家として 100℃というのは冷温停止ではないと仰られて、それに関して保安院 山形さんは冷温停止状態と言っていると定義を説明されたなど、興味深い議論があったのでこの議事録は公開されるのか?

Q:東電に聞く。汚染水の貯留タンクの残り容量はどれぐらいで後どれぐらいの期間で一杯になり、一杯になった後の計画はどのようなものか教えて欲しい。




http://ustre.am/_1f4Dd:Uav 02:40:35 ~ 園田政務官
ニコニコ七尾
Q:園田政務官に聞く。情報公開の件だが、これは大事な事なので引き続きお願いする。キセノン検出の県だが、東電が公表した11月2日記者会見のことだが、11月2日には東電は午前中1.5時間、午後2時間、合計3.5時間にわたって記者の質問に対応されていた。

そして全紙見ているが、それについての各報道も東電の発表に加えて外部の学者にも取材して様々な可能性を伝えていた。しかしながら、政務官は「いや、そうではない」ということなので、それほど重要な問題という認識があれば、今日ではなく、あの時、共同会見を開くべきだったのではないか?

先ほど、保安院の山形さんが自発核分裂に言及するのは常識的な事で初歩的なことだという趣旨のことを言われたが、そういう思いが政府にあったのであれば、尚更当日2日に政府は今のように東電と並んで直ぐに共同会見を行うべきだったのではないか?




http://ustre.am/_1f4Dd:Uax 02:44:10 ~ 保安院 山形・文科省・園田政務官・安全委員会
NPJ日隅
Q:保安院に聞く。先程、ちょっと第二回の意見聴取会と言われたのか委員会と言われたのか、その予定が決まっていないということを保安院 山形さんはは言われたが、

いろいろ偉い方が来られるわけだから、決まっていない訳ではなくて、決まっているが言わないのだろうと思うが、得てしてあらゆる審議会等がそうだが、直前のそれこそ1週間ぐらい前とかそんな感じに出されても、なかなか普通の形で調整して出席することが難しい。

変更がありうるので言わないのかも知れないが、決まっているのであれば、大体これぐらいの日程で予定しているということはいってもいいのではないか?それを言わないとうのはちょっと理解出来ない。

Q:[★督促]園田政務官に聞く。安全委員会が出された4月12日に 100mSv 以下は健康上問題ないのだという文章、あるいは放射線影響学会が出している同趣旨の文章、先程から園田政務官は正確な情報を速やかにと言う事を言われているが、誤った情報がいつまでも放置されているのはどういうことなのか?

これについては、安全委員会の方でも表現は間違っていると言われているのだから、それについて実際に出ている文章上、インターネット上の文章上に「この表現は間違っている」と言う事を記載しないと、それだけ読んだ人はこれが誤った情報かどうか分からないので、それがまた、間違った情報が伝わる原因になる。

それを未だに訂正されていない、放射線影響学会も国の助成金が50%近く入っているようなところだが、いつまでも放置されているというのがどういうことなのか?先程からの説明とちょっと違うのではないかという感じがするのでどう対応されるのか、はっきりと言って頂きたい。

Q:[★催促]支援チームが地元で健康影響に対して説明している際に使っている資料というものを配布して頂きたいということをお願いしたが、その後どうなったのか?




http://ustre.am/_1f4Dd:Uay (後)http://ustre.am/_1f4Xl:Uaz 02:49:40 ~ 
園田政務官・文科省・東電
フリー木野
Q:園田政務官に聞く。政府の防災基本計画があると思うが、これの原子力災害対策の部分に情報伝達、安定ヨウ素剤の服用に関しての情報伝達について安定ヨウ素剤を服用すべき情報が伝わるように NHKなどの放送事業者に情報を提供して、放送事業者からこの放送を行うようにするというような記載がある。

これはこういった情報提供、情報伝達という依頼は政府としてされているのか?実際にしたのであればいつ頃か、時期も教えて欲しい。

Q:文科省に聞く。先程、 SPEEDI の情報を元に3箇所の場所を決められたという話が冒頭に説明あったが、その中でも特に3箇所に絞られた理由というのはどういうことだったのか?実際にモニタリングカーで走りまわって、 SPEEDI の広範囲な情報を元にするのであれば、その3箇所以外にも何点か計測をしているのではないかと思うが、もししているのであれば、データを出して欲しい。

その中で3箇所のピンポイントという具体的な理由があれば教えて頂きたい。

Q:東電に聞く。4月3日に4号機のタービン建屋地下で作業員の方がなくなった件だが、その後に8月に経緯について少し説明をされている。その中で幾つか疑問点があるのでお伺いする。

一つが、屋内に関してはページングの退避、避難指示の対象外だったということだが、その理由が津波は5.7メートルを超えて建屋のところまで侵入することを想定していなかったという説明があった。それでいいか?

後、ページングだが、ページング内容等のはどういうものだったのか?音声みたいなものか?何かの音で知らせるのか?詳しいものが知らないので教えて欲しい。

作業員の方が警報が出ていたのでその確認に行ったとうことだが、警報が最初に出た時間というのは残っていると思うのでお示し頂きたい。




http://ustre.am/_1f4Xl:UaB 03:07:00 ~ 園田政務官・東電
フリー寺澤有
Q:園田政務官に聞く。同行取材のことだが、今回、細野豪志大臣の同行取材ということで 福島第一原発の取材が認められて、それは内閣官房の基準でやっているんだという話を先ほどされていたが、現在は総理大臣と官房長官の記者会見にも一部のフリーランスが出席している。そちらの方の同行が出来なかったということはどういう理由だったのかと園田政務官は聞いているのか?

Q:園田政務官に聞く。先程、前回の10月31日の記者会見の公正な運営というところだが、私共はフリーランスは会見が始まる2時間ぐらい前に通知されてくる、この統合対策室から送られてくるメールでもって開始時間とか、あるいは園田政務官が何時来るか、何をするかという事ことを知るしかない。

それが公式発表だと思っているわけだが、先ほどの園田政務官の言い方だと政務官室の方に引水するのかという問い合わせがいくつかあったということで、そうなってしまうと役人と東電が公式案内メール意外に勝手に一部のメディアにリークして今日は園田政務官が引水するんだと言う事をいって、それで記者クラブメディアが問い合わせると言う事になっていて、明らかに公正なやり方ではないと思う。

しかも、先日も19時から園田政務官が見えられるという事で、私なんかもそうだが、19時に来ようとしていたら役人と東電で勝手にこの共同記者会見を終わりにしてしまったという事件もあった。とにかくこの共同記者会見も園田政務官の知らないところで勝手にやりすぎだ。

これは2回目だからかなり我慢ができないので、3回目は仏様ではないので我慢できない。東電と役人が勝手なことをやり続けるのであれば、私も考えることがあるので、こういう事は絶対させないようにして下さい。ちゃんと公式な案内メールを2時間前に送っているのだから。

今日はもっと遅くて1時間ちょっと前だと思うが。これに書いてある情報が違うのであれば、我々記者会見に来ることもできないし、何を準備してくればいいかも分からなくなってしまう。それを一部の記者クラブメディアだけに役人と東電が勝手にリークしているのはおかしいでしょ?それは絶対にやめさせて欲しい。

Q:[★催促]園田政務官に聞く。前回、宿題があったかと思うがこの記者会見に署名記事2つ提出して出席を申し込んでいる今西のりゆきさんという方と橋もとさん、私が直接知っている方だが、この方たちが排除されている事を園田政務官は前回ご存じなくて調べるということだった。

それも役人と東電が勝手にやっていることで可笑しいと思う。明らかに署名記事2つという基準をクリアにしている人が排除されるようになっているのは何の言い訳もできない。先ず、それについて答えて欲しい。

Q:[★催促]園田政務官に聞く。10月29日発生のワイヤー落下事故で作業員二人が重軽傷を負ったということがあったが、これに関して前回、園田政務官は警察が着ているかどうか分からないということがあった。その後、警察が来てどのような対応をしているのか?

これは明らかに事故なのでその当時は知らないにしても、警察がそのまま今だにもしかしたら、来ていないかも知れないが、こういう二人が重軽傷を負う事故なのだから、普通に考えれば警察が来て検証するなり何なりしているだろうから、警察の方の動きはどうなっているのか?

Q:園田政務官に聞く。(10月29日発生のワイヤー落下事故に対する警察の動きに関連して)直近で私が聴いたときは警察から東電に31人天下りしているということだったが、今、福島第一原発や、あるいは Jビレッジだとか、その周辺のいわき市でもいいが、福島第一原発関連で配属されている、配置されている警察OBは何人いるのか?




http://ustre.am/_1f4Xl:UaD 03:19:55 ~ 園田政務官・東電
回答する記者団 佐藤
Q:[★催促]保安院に対して質問と言うか確認したい点がある。免震重要棟の中で集中監視に使っている Web カメラ、集中監視というのがあるが、これが87台のカメラを週中間子でモニターしているという事だが、法令上、各防護の理由で公表できないものを映しているかどうか?

本当に核防護上の理由で公表できないものを映しているものが何台あるか?現場の政府職員に対して確認をお願いできないか?

Q:[★催促]東電に聞く。10月30日の夕方の東電単体の記者会見で、川俣さんが原発再稼動に関する質問の中で国防と外交について私見だがという事で言及されたことについて、松本さんにどう言った意図で電力会社が外交、国防について言及するのか、川俣さんのお考えを確認するということになっていたが、これがどうなったか?

Q:園田政務官と東電に聞く。統合対策室としての記者会見、あるいは東電単体の記者会見それぞれで元々出入りしていた記者が何らかの理由で出入り禁止になったケースというのが何回あるか?あるようであれば、具体的な理由、直接的な理由を教えて欲しい。

Q:[★催促]園田政務官に聞く。統合対策室としての議事録の有無についてどうなったか?

Q:園田政務官に聞く。統合対策室の電話番号とFAX番号というのがあるのかどうか?

Q:園田政務官に聞く。(統合対策室の)全体会議が何時からあるか?

Q:園田政務官に聞く。原子力災害対策本部というのは本当に存在しているのかどうか?

Q:[★催促]園田政務官に聞く。ゲルマニウム検査器とストロンチウムの継続が可能な検査器の数の把握についてお願いしていたが、これはわかったか?

Q:[★催促]9月8日の合同会見だが、内閣官房にあるウェブサイト、この会見の会見録が掲載されているウェブサイトだが、このウェブサイトに次回の会見の予定、誰が出席して、たとえば大臣が来られないとか、政務官がどれぐらい遅れるとか、そういった情報をしっかり掲示して欲しいということをお願いしたが、まだ出来ていないようだが、どうなっているか?

http://www.cas.go.jp/jp/genpatsujiko/


http://ustre.am/_1f4Xl:UaE 03:40:15 ~ 東電・安全委員会・保安院・文科省
NPJ 日隅
Q:東電に聞く。東電の方から津波の警報について、アナウンスの方法について話があったが、これはページャーは屋外に出る人のページャーと屋内を担当するページャーは違うものを持っているのか?

Q:安全委員会に聞く。先ほどの(赤文字で修正したという)放射線防護の基準の考え方について確認したが、キャッシュを消してみたが、赤線で云々というのが確かに私は一度見た気がするが、元に戻っているのではないかという気もするのでちょっと確認して頂ければと思う。

http://www.nsc.go.jp/info/20110411_2.pdf

Q:安全委員会に聞く。原子力安全委員会は食品の放射性物質の暫定規制値の見直しについては何日意見を言われる機会があるのかどうか?前に校庭の基準の時には事前協議をしていたのでということを言われていたので、もし、意見をいう機会があるのであれば事前協議等がされているのかどうか?

Q:[★催促]SPEEDI について聞かれたにも関わらず存在しないと答えた責任について安全委員会の方では確認した上で回答すると言う事を5月2日の統合会見で言われていたが、それについての確認はして頂けたのか?

Q:前回の会見で時間がなかったので次回までにお答え頂ければとお願いしたものが何点か質問がある。先程、資料配布で略歴とか出身省庁については頂いたが、赤宇木地区の周辺住民に対するアナウンスがきちんとされていたのかどうか?それがもし遅れたとするとそれはどういう理由で遅れてしまったのか?

Q:福島県の広報で今での100mSvまで健康被害ないという情報が流れていることについて政府の方から指導できないのかという事で福島の方に伝えるということだったが、それについて結果がどうだったのか?

Q:東電が溶融に関する解析が遅かったのかについての保安院の見解はどうですかと聞いたがどうなったか?

Q:園田政務官に環境放射線モニタリング指針を読まれて SPEEDI の使用方法についての確認をされたのか?それは IAEA に対する報告の内容とも関わるので、その IAEA の報告とも絡めて回答頂きたい。




http://ustre.am/_1f4Xl:UaG 03:55:15 ~ 保安院 山形・文科省
おしどり
Q:先ほどのキセノンの自発核分裂の件だが、キリウム242について。すみません、わたしアイソトープ手帳を見落としており、自発核分裂SFのパーセンテージが載っていた。6.2E-6%、つまり 0.000062%が自発核分裂をし、キセノン135になるので、ほぼキュリウム242 は 238のプルトニウムに162日で半分が α壊変する。

先程、お教え頂いた格納容器の量の放射能濃度が Bq/cc だったのでこれを計算しなおすと、それぞれ1億3800万Bq、1億3992万Bq、キュリウム242がこちらに含まれているという計算結果が出た。

これが 0.000062%意外、ほぼプルトニウム238にα壊変すると考えるとこの表の上の所にガス管理システム意外の水蒸気の漏洩のリーク率、0.6m3/h を考慮となるが、この0.6m3/h の中に、このキュリウム242に改変された 238のプルトニウムというものも含まれているという認識になるのか?




http://ustre.am/_1f4Xl:UaH 04:02:30 ~ 東電・文科省
フリー木野
Q:東電に聞く。ページングだが、これは建屋の中では音というのは聞こえるのか?聞こえないのか?(東電 松本:聞こえます)外と同じ音が聞こえるのか?(東電 松本:ハイそうです。)建屋の中が避難指示対象でないということはマニュアルで最初から決まっているということが作業員に伝わっているということか?(東電 松本:津波警報が出た場合の屋外の作業員の方、社員の方に対して避難指示を出しているものになる)放送内容を次回で結構なので教えてもらえないか?(東電 松本:基本的には大津波警報が発生されたので屋外の作業員は対比してくださいという指示になる。)

Q:文科省に聞く。モニタリングの状況だが、結局、(核種)壊変等があって状況が変わっていくと思うので、例えば現状分かっている範囲で5年後、10年後に今のものがどうなるのか、概算で結構なのでそういった変わった後の汚染マップというものはできないものか?




http://ustre.am/_1f4Dd:Uak 02:05:40 ~ 東電
東電 松本
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