2011年5月29日日曜日

2011年 5月 27日 共同会見

2011年 5月 27日 共同記者会見 (23回)

録画 IWJ
前半 http://www.ustream.tv/recorded/14984737
後半 http://www.ustream.tv/recorded/14986430


■会見のポイント
ようやく文科省からは子供の被曝量低減のための具体的な道筋が示された。年20mSv ではなく 1mSv 以下の被爆に抑える事が目標となった。当然、20mSv を基準に決めた 1時間あたりの被爆 3.8マイクロSv も見直されることになった。しかし、測定によって被爆が低減できる訳ではない。

文科省前で抗議するまで動かない政府、問題を認識しながら電力会社擁護の立場からテレビ、新聞でで報道してこなかった大手メディア内は激しい憤りを覚える。このデモに参加した俳優 山本太郎は、原発開発メーカー、スポンサーである東芝とテレビ局から圧力を受け、ドラマ降板、所属事務所の自主退職にまで追い込まれた。

自分たちの利益のためなら子供の命さえ、いとわない彼らの姿勢、谷垣総裁の言葉を借りれば、彼らこそ万死に値する。そして自らが招いた問題を謝罪せず、20mSv 問題を知りながら原発推進の立場から国会でも野党の立場で無視し続けた自民党、谷垣総裁、あなたこそが万死に値する。

政府が決定した野菜や魚介類などの食品摂取制限の指標となる暫定基準値は、殺人的レベルな程 高すぎるため、輸入制限を遙かに超える汚染された食品が集荷制限を受けずに全国に流通している。学校給食など選択肢のない児童は自助努力では避けられない問題。基準値は高く、調査結果は低くなるよう評価する政府の姿勢は何も変わっていない。

また、この会見では厚生労働省の協力による福島原発 作業員のための医療体制の充実強化計画が発表された。医師が常駐する事になる。質疑は昨日に引き続き、海水注入の指揮系統、吉田所長の責任に関する質問が目立ったが、健康問題に関する質問も多く出された。中でも NHK 石川記者の質問に注目

モニタリングに関しては大きな変化はなし。プラントに関しては午前中の会見にあったらしい消防が出動した福島第二原発の火災は配電盤を焼く程度の火災で大事には至らなかったようだ。相変わらず水産物や食品検査に関する具体的な回答はない。水産庁、厚労省に聞いてくれというスタンス。


■本日の議題
  • 細野豪志事務局長 挨拶 0:00:15~
  • 環境モニタリングについて (東電・文科省)00:04:00~ / 00:06:35~
  • 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)00:12:55~
  • 各プラントの状況 (東電)00:14:35~
  • 厚労省の協力による医療体制充実強化 医師の常駐化 00:21:55~
  • 厚労省の協力による医療体制充実強化に関する細野補佐官のコメント 00:24:15~
  • 質疑 00:26:30~



資料 報道資料は翌日公開

【東電】
【文科省】
【保安院】(経産省)
【原子力安全委員会】
【厚生労働省】
【水産省】

■プレス等
上記 報道資料は、原則 下記のURLで公開されます。

録画 IWJ
前半 http://www.ustream.tv/recorded/14984737


後半 http://www.ustream.tv/recorded/14986430



http://ustre.am/_10Sdj:JDa 00:00:15~

細野統合本部事務局長の挨拶

細野補佐官
一点目
福島県内の学校の放射線量の問題について、これまで多くの皆様方にご意見を頂いてきた。午前中、文部科学大臣、副大臣も会見でお知らしているが、当分、年間 1mSv を目指す、更には学校施設の災害復旧事業の中で様々な放射線量を落とすという努力をされた場合には、それに対しては財政的な支援を行う。

その際、1マイクロSv/h 以下の学校も対象にするという方針が示された。詳しくは後ほど文科省から報告があるが、冒頭、私から報告させて頂く。

二点目
前々回の記者会見で日本メジリフィックス株式会社という会社からセシウムの内部被爆時に使用する経口剤の輸入があったのではないかという趣旨の質問があった。私の方で確認したところ、7万2千カプセルが防衛省に寄贈されており3万6千カプセルは防衛省にて残り3万6千カプセルについては防衛省から関係機関に配布されたと言うことのようである。事実関係としてお知らせした。

三点目
本日、東電から地震の直後のモニタリングデータについてまだ公開されていないものがあると報告を受けた。どういった形で報告されてこなかったのかについて整理が出来ていないということなので、整理ができ次第、皆さんに報告するように求めた所だ。

様々な情報の中で公開すべきものが他にないのか、そこは再度確認し、既に要請している。そういったことがあった場合は皆さんにあわせて報告する。政府側の情報公開も含めて海水注入をめぐり皆様に様々な意見を頂戴しているが、もう一度、原点に立ち返り正確性や透明性を確保すべく努力する事を改めて皆さんにお伝えする。

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http://ustre.am/_10Sdj:JDb 00:04:00~

■環境モニタリングについて (東電・文科省)

東電

# 省略


http://ustre.am/_10Sdj:JDc 00:06:35~
文科省
全国的な調査、提示降下物、上水、いずれも大きな変化はない。発電所周辺の空間線量率、積算線量、ダストサンプリングの結果についても大きな変化は見られていない。

38ページ以降に「福島県内における児童生徒等が学校等において受ける線量低減に向けた当面の対応について」とうものをお配りさせて頂いた。これは冒頭説明があったように。午前中、文部科学大臣、副大臣も会見が発表させて頂いたものだ。

文科省においては暫定的な考え方に基づき、学校内における生徒、児童の受ける放射線量を減らし、より、安心して教育が受けられるような環境の高知を目指して更なる取り組みを行うとしたものである。

また、5月17日に原子力災害対策本部で決定された「原子力被災者への対応に関する当面の取組方針」、この中でも 福島県内の教育施設における土壌等の取扱いについて早急に対応していくようにと明記されていた。

先日、紹介したように一時補正予算により圏内の幼稚園、小中学校、高等学校、高等専修学校、保育所等に携帯できる積算線量計を配布するということでお知らせしたが、本日、配布した。これにより、先生がもつ事で年間の積算線量の測定が可能になっている。

# 1mSv/年 以下を目指すはあくまで学校における(8時間)の被曝量であって、汚染された福島県産の野菜等で受ける内部被爆、公園やその他、自然環境から受ける線量、一般家庭においては含まれない。各自努力する必要があると言うことだ。やっと指針を示した文科省だがこれにより被爆が低減できる訳ではない。管理できるようになっただけの話しだ。
これを機に暫定的考え方で示したように出来る限り生徒、児童が受ける放射線量を出来るだけ低減させていく基本に立って、今年度学校において1mSv/年以下を目指す方針にした。校庭等の土壌も災害復興事業の予算の枠組みで財政支援を行うことにした。

# 東電が負担すべき。なぜ、税金が使われるのか。政治家、官僚、原発を推進してきた企業など何ら責任を負う必要がない。あまりにも理不尽だ。
先生に線量計を携帯してもらい線量を報告してもらう。資料3 の土壌に関しては空間線量率が毎時1マイクロシーベルト以上の学校に限定するが、この理由はこれまでに土壌を削ると言うことで既に実施されているが、削る前に比べて1マイクロSv/h 弱に減る効果が確認されている。

効果があると考えて1マイクロSv/h 以上の値が測定された学校については、線量低減の効果が確実に見込まれると言うことがあるので、ここを支援対象とする事とした。福島県と調査を行う予定で、福島県の方で全ての学校の線量を測るという計画もあるようなので、値を見ながら支援対象が決められていくのではないかと思われる。

従って、現地点でいくつの学校が対象になるかというのは分かっていない状況だ。昨日、 放射線量の分布マップ作成に関する検討会、第一回が行われた。一般の方でも申し込みがあれば傍聴できるようにしている。
第一回目の検討会では、マップを作成する上で必要となるメッシュの切り方を検討。発電所に近いところは 2km メッシュ、それより遠いところは 10km メッシュ、合計 2238のメッシュについて土壌の採取方法、空間線量率の測定方法を議論し了解を得た。

検討会の内容については文科省のサイトで公開されていない。
今後、更に地元の了解を得た上でどの地点で測定するかを含め検討会で決定した方法により 9月上旬を皮切りに現地調査を開始したい。

# メッシュの解像度が荒すぎる。10km はたった2升で避難区域エリアとなってしまう。知りたいのは人のいない避難区域よりも、人が住んでいる計画的避難区域エリア以上の地域であり、外へ行くほど升を大きくすると言う考え方はあり得ない。
# 少なくとメッシュは均等でなければ、視覚的に汚染地域を平均化できず全く参考にならない汚染マップとなってしまう。文科省は航空機モニタリングの結果は重要ではなく、あくまで、自分たちで作るマップのための参考データに過ぎないと5/6以降の会見で述べている。文科省は国にとって都合の良い汚染マップを作成する事しか頭にない

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http://ustre.am/_10Sdj:JDd 00:12:55~

■環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)

安全委員会
空間放射線量、空気中放射性物質の放射線量については特段大きな変化はない。参考資料16ページ 東電が行っている発電所30km圏内、沿岸部のモニタリング 24日分の結果だが、○1のポイントでセシウム134が基準値を超えている他は全て下回る、或いは検出未満という結果だった。

参考資料17ページ 全国の放射線量は千葉県の空間放射線量率が過去の変動の範囲内にだんだん収まりつつあるという状況だ。

# 航空機モニタリング 80km は狭すぎる。0~30万ベクレルという下の値も意図的に切り捨てたとしか考えられず、80km を超えるかなり広い範囲で土壌汚染が深刻な状況になっている可能性が高い。野菜は 2000ベクレルというあり得ない殺人的な基準値を儲けており、これを少しでも下回れば出荷規制の対象にならない。汚染された野菜が全国に出荷されている可能性が高い。健康や子供の命を守るためには福島、千葉、茨城、岩手、長野で生産された野菜は摂取すべきでない。

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http://ustre.am/_10Sdj:JDe 00:14:35~

■各プラントの状況 (東電)

東電(松本)

省略

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http://ustre.am/_10Sdj:JDf 00:21:55~

■厚労省の協力による医療体制充実強化 医師の常駐化 (東電)

東電(松本)

省略


http://ustre.am/_10Sdj:JDg 00:24:15~
上記件に関する細野補佐官のコメント


細野

省略

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http://ustre.am/_10Sdj:JCs 00:00:00~

■質疑

http://ustre.am/_10Sdj:JCs
朝日新聞
冒頭あいさつの東電が公開していないデータとは何か?海水注入によって決めたのか?(前から)保安院は知っていたか?(5月25日に未公開情報あること知った)

http://ustre.am/_10Sdj:JCu
読売
IAEA の視察について。視察の具体的なポイント。サミットの原発対応の5項目の内容は?

http://ustre.am/_10Sdj:JCv
共同通信
冒頭の未公開モニタリングポストについて。間を補完するデータということだが中身を詳しく。海水注入継続に関して、隠しているものがないという副社長の説明は矛盾する。なぜ公表しなかったのか。

http://ustre.am/_10Sdj:JCx
フリーかみて
現場と政府は矛盾がない一致しているが、吉田所長が処分対象になっている件について。

http://ustre.am/_10Sdj:JCy
共同通信
未公開データについて松本が認識したのはいつ?細野が未公開情報を今日知るまでのタイムラグについて。

http://ustre.am/_10Sdj:JCB
テレビ朝日
海水注入の事実関係確認。注水データはこれで全てか?ベントを手動で行った人の健康状態とその人がどこで何をしているのか?

http://ustre.am/_10Sdj:JCD
新聞赤旗
海水注入のタイミングについて。面々が海水注入検討した内容と内容を首相にどう伝えたのか?

http://ustre.am/_10Sdj:JCE
NHK高橋
どうやって水位を測っているのか?推計の型式について。3階、使用済み燃料プールの作業に関して

http://ustre.am/_10Sdj:JCF
フリーまさの
今回の福島県内における児童生徒の当面の対話についてだが、1mSv/年 以下を目指すと言うことでこれまでと同じような見解だと思うが、法律に 1mSv/年 とう制限がある。つまり、1mSv/年を超える事は法令違反ということになる。

文科省は2ヶ月の地点で 1mSv/年を超えた地域が出てきているが、法令違反を犯しているという認識はないのか?以前、今後 1mSv/年を超えるところを公表して下さいと申し上げ、公表していると言うことだったが、実際には2ヶ月間の積算で1mSv/年という事だった。

単純に6倍にすればいいという事だが、現在、1mSv/年を超える地域、これから1mSv/年を超えていく地域に対してどのように対応していくのか?待避させるべきではないのか?

文科省
法令というのはいわゆる核物質を取り扱う事業者に対して義務を課しているものなので、その関係で今回の事態が法令違反が生じているという事はないと思っている。先日、1mSv/年を超える地域について発表するとは申し上げていない。2ヶ月間については地図でお示ししたと申し上げた。

# あほか。核物質を取り扱う事業者が 1mSv/年 で守られて、子供たちはそうではないのか? 矛盾していても法律がそうだから法令違反ではないという姿勢。
従って1mSv/年を超えるという事については、8時間は学校にいて残りは木造の家屋にいるという仮定で積算を示しているだけのものだ。

# 外で遊ぶことも出来ない福島の子供たち。学校以外は家にこもっていれば問題ないとする国の姿勢をみなさんはどうおもうか?この事実をメディアは報道しない。こともあろうか、子供を守れとデモに参加した俳優を降板させるなど、発言力のある他の芸能人に対しても無言の圧力をかけるテレビ局(TBS原発 1兆円売上を目指すドラマのスポンサー企業 東芝原発を擁護したいメディアが自主規制で報道しない事は、政府も重々承知の上で会見でどうどうと発言していると言う事実。
フリーまさの
事業者に貸している法律だと言ったが、実際には講習について 1mSv/年 という制限がある。これは小出助教が南海も述べられている。細野補佐官は、 1mSv/年 が法律上明記されている事をご存知か?その意識があまりにも欠落しているように見える。

細野
あのぉ、もちろん、周辺地域の基準が 1mSv/年 という事はよくよく存じ上げている。

安全委員会
ICRP ではそういった問題はどういう考え方をしているか申し上げたいと思う。

# ICRP の勧告は法律ではないだろ。いったい何を言ってるのか・・。
# 安全委員会は 口を開けば ICRP。ICRP に書いてあるからいいんだとしか繰り返さない。内部被爆を考慮しないと国際的に非難されている ICRP 勧告を更にむりくり解釈してとんでもない安全基準値を決めているのが、班目委員長が率いる原子力安全委員会だ。最近も 100mSv は安全だと公表し、将来健康被害が出た際の責任逃れ、自分を守るための既成事実を作る事に必至だ。当時は 100mSv が安全だと認識していたと主張するために。班目を始め、このメンバーは自分の立場、利益を守るためには子供の命なんてどうでもいい。これは決して行き過ぎた解釈ではない。
フリーまさの
結構です。

# まったくだ。もう聞き飽きた。
安全委員会
ICRP では 1mSv が適切だと述べられている。

# 都合良く解釈して 20mSv を子供に強要した事について認めた・・・・
フリーまさの
ICRP では 1mSv が適切と書かれていると言うことか?

安全委員会
計画的避難区域であるという断りがつく。これは被爆の状況をきちんとコントロール出来るという乗であり、今回のように不幸にして事故が起きて放射性物質が出て線量が高くなっているという状況では ICRP は計画的被爆状況とは呼ばないで、20~ 100mSv、1~20mSv のバンドの中で対応すべきであるという考え方を出している訳だ。

フリーまさの
要するに 1mSv という事項が法律にある以上、せめて子供だけでも待避させ、データを公表し、低ければリスクがゼロになるという問題ではないので、1mSv 以下を目指すなど悠長なことをいってないで そのことをもう一度、危機感を持って検討して頂きたい。

# マスコミも数値については専門家によって様々な意見がある報道しているが、実際には2つしかない。チェルノブイリの事例を全く無視して、労働基準をも超える国際的にあり得ない高い基準値を暫定として定めた国の値と、国際レベルの安全基準値。その二つ、どちらかしかない。様々な意見なんて存在しない。食品に関しては輸入品に対してしか放射能の安全規準値が存在していなかった。今回の事故により国が作った訳だが、輸入品に対する安全規準値すら遙かに超える国内の食品安全規準値。この矛盾をどう説明するのか?
細野
いろんなご意見の方がおられる。この基準そのものについても様々な議論があったことは承知している。そういった中、本日、文科省が 1mSv を目指して国としても全力として取り組むといった訳だ。私にも私なりの意見があるが、私は今日の文部科学大臣の判断を尊重したいと思う。


http://ustre.am/_10Sdj:JCG
フリー伊藤
屋外の外壁、屋根に使用される飛散防止は AGUA-A3000 か? (はい)

http://ustre.am/_10Sdj:JCH
フリー島田
ECRR が ICRP の内部被爆の過小評価を批判している件について。飛散防止剤の効果について。現場の作業員に対する会見は可能か?夏場のエアコンは循環するのでだめ?

http://ustre.am/_10Sdj:JCI
読売新聞
原発メーカーに対して事故時の賠償対象にならないような契約が存在するのか?

http://ustre.am/_10Sdj:JCK
テレビ朝日
耐震設計SクラスではなくBクラスの非常用ディーゼル発電機だった点の責任について。(Sクラスが法的義務)放置してきた保安院の責任は?安全規制のあり方について。

http://ustre.am/_10Sdj:JCL
フリー前田
第二原発2号機の発火の原因について、状況を詳しく説明してくれ。(消防が出動する事態になっている)

http://ustre.am/_10Sdj:JCM
japan times
汚染水処理のコストについて。1トン1億円の噂について。

http://ustre.am/_10Sdj:JCN
テレビ朝日
作業員の線量計が一人一人に行き渡っているのか?作業員の梅雨、暑さ対策について。医者常駐について。

http://ustre.am/_10Sdj:JCO
朝日新聞
海水注入のタイミング。吉田所長本人に聞く必要があるが何時になったら我々が直接本人に聞けるのか?柏崎モニタリングに関して。

http://ustre.am/_10Sdj:JCP
不明
汚染水処理費用 1t 21万だったが、費用は東電負担か?移送、仮設タンクのコストは汚染水処理のコスト1t 21万に含まれるのか?

http://ustre.am/_10Sdj:JCQ
ニコニコ
未公表のデータはもうないのか?吉田所長とのテレビ会議は現在も行われているのか?録画されているか?録画機能はあるのに使わないのはなぜか?

http://ustre.am/_10Sdj:JCR
東京新聞
現在近づいている台風が与える被害をどう予測しているか?対策は? 設置している施設はリースか? 1T 汚染水処理 21万円以外に料金は?

http://ustre.am/_10Sdj:JCS
名乗らずA
汚染処理水処理の総額コスト。建屋そのものに対する台風対策について。データ非公開の責任に対する保安院の対応について

http://ustre.am/_10Sdj:JCq
NHK石川
最初に1点、要望がある。IAEAの調査団についてだが統合対策本部の方から IAEA の方に正式な記者会見を要請して頂きたい。日本国民の関心は非常に強いため、しっかりした記者会見を行って頂きたい。

現地の一部、統合対策本部とのコマンドコントロールの問題。現地の吉田所長の権限、義務というのはどういう事になっているのか?私は、このような場合は現地の裁量権はかなり大きくしないと思うが、東電の本社と吉田所長の権限はどうなっているのか?

また、細野補佐官、海江田大臣など政府側と吉田社長の権限、指揮命令権はどうなっているのか説明頂きたい。

2点目は、みんなの党の柿沢議員が質問した件で、福島に立ち寄った各地の原発の作業員からホールボディーカウンターから4000ミリあまりの基準を超える値が出たということに関連して、本日、福島の全県民の健康調査をすると発表したが、問診だけではなく、ホールボディーカウンターを使って調べるという必要性は感じないか?

# ホールボディーカウンターは内部被爆を調べる非常に高価な装置だ。政府はこれまで、空間線量、外部被爆のみを基準に高い基準値を定め、避難を促さなかった。度重なる指摘に対して根拠のない安全を主張してきた政府だが、福島県民、全てに対してこの検査を行う事で内部被爆者の存在が明らかになる事を恐れている。自分を守るために、この提案を受け入れることは絶対にないといえる。メディアや交付金がほしい福島知事も福島県民に対して 100mSv が安全だと県民に対して繰り返し広報してきた。
我が社の取材している方々から聞いた話だが、3月の半ば頃、飯舘村等で雪が降った後に、何も知らされていなかったため、子供たちが雪合戦をして遊んでいたという状況がしばらく続いていたと聞いたため、全ての県民に対してホールボディーカウンターの検査を行う必要があるという事をお聞きしたい。

3点目は、海洋調査について。グリーンピースの調査結果と文科省、水産庁を比べると海藻等で違いがあることについて理由を聞きたい。また、グリーンピースの会見で調査するにあたって文科省、水産省から、こうやって検査しなさいと、事細かな検査方法について指示を受けたと発言していた。

このような指示を政府が出したという事実はあるのか?もし、指示を出したという事実があるならば、日本国のどの法令に基づいて何の根拠に基づいてそのような指示が出されたのか?

機能のグリーンピースの会見で非常に気になったのが、グリーンピースが日本の大学、研究機関にサンプルを送って検査してもらおうと思ったらどこも受け入れなかったと。これは文部省の方から受け入れるなと指示を出したのかどうか?もし、指示を出していたとしたらそれは適切かどうか?

# 国はこれまで、安全基準値を高く、調査結果は低くなるようにしてきた。今現在もだ。調査は国民の健康を守るための調査ではなく、暫定基準値をどこまで設定すれば、食品の出荷規制を行わずに済むかとう事しか考えていない。実際、基準値を超える食品が発見されたというニュースは、国が暫定的に定めたあり得ない数値を更に上回る値、という事になる。この事実を多くの国民は理解していない。この土壌汚染を見ても明らかだし、国が行っている領海内のグリーンピースの海域調査を拒否している。第三者は絶対に入れようとしない。理由は考えるまでもない。いい加減、国民も報道の矛盾に気付くべきだ。

最後に細野補佐官にお聞きしたいが、今回の事故の関連でアカデミズムと政府との関係において非常に危惧するところがある。例えば、気象学会の会長が会員に対して、それぞれの調査結果を公表するなといったり、我が社(NHK)の番組に出た木村さんという人は所長から調査するなと言われたり、学問の自由に対する非常に民主主義国家とは思えないような審判があるのではないかと感じる。この点について細野補佐官はどの様に考えるのかお聞きしたい。

細野
政府と現地所長との関係だが、重要な判断する場合は、私から直接連絡を取ってお考えになっていることを聞いている。例えばロードマップの作成であるとか、昨日の調査であるとか必要に応じてやっている。もちろん、会社としての指揮系統はあると思うが、今やまさに緊急事態なので現地の意見を最大限尊重して物事を運んでいく、そういう意識は政府として強く持っている。

ホールボディーカウンターの件は、福島県民のみなさんの関心が非常に高まっているという事は私も強く感じている。台数に制約がある訳だが、重要性の高い方から不安が解消できる努力は政府としてもしていくべきだと思う。

海洋調査は私が知る限り、排他的経済水域においては調査をする場合、届出制度ということになっている。従ってどういう調査をするのかというのは主権国家としてしっかりと届け出を受け取る権利はある。

私が知る限り、それ以上の事を日本の政府がやったとは聞いていない。アカデミズムと学問の自由の関係だが、言われたような事は断じてあってはならないと思う。政府の側から様々な調査であるとか見解の表明が妨げることがあっては万が一でもあったとすれば、それは、もう、絶対にあってはならないことだと思う。

# この緊急事態に届出制度。如何に、細野補佐官が、都合に合わせて緊急事態という言葉を使い分けているか、この答弁のやり取りを見ていると大変よく分かる。政府がやったとは聞いていない。官僚が勝手にやったことだというなら、なぜ、ここで言及しない?万が一にも絶対にあってはならないというのであれば、なぜ、政府として内部調査をする意向をここで表明しない? 皆さんはこの答弁をどう思うか?
東電
現場の権限について少し補足説明させて頂く。作業員、職員の安全を確保するのが最大の発電所長の責任であり、それを実現する権限が発電所長にはある。こちらについては例えば、全ての作業ではないが、大がかりな工事や初めてやる作業については所長の領海を得てから実行する事になる。

今回の事例で言うと、初めて原子炉建屋内に入るとか、そういった工事については所長が計画書を見て安全上の問題がないか判断して実行する事になる。本社の方からもこういったプランがあると言うこと示唆するが、いきなりやれという事ではない。

現場とよく相談させて頂きながら、最終的にはゴーの判断を下すという事になる。

NHK 石川
その点で、吉田所長が如何に優れた人物であるとしても一人の人間に頼るというのは危機的状況においては危険だ。このような点にも何らかの備えは東電にはあるのか?

東電
もちろん、福島第一発電所内においても緊急事体制をひいているので、吉田の他、副所長、ユニット所長?というものが補佐役についている。また、復旧班、発電班という所にも各班の班長が部長クラスでいるため、そういった者ともよく議論させて頂きながら、一つの方向性を見いだしていく事になっている。

原子力安全委員会
福島県民の皆様の健康管理でホールボディーカウンターを使わなくていいかと言うことだが、先ほど細野補佐官からもあったように、安心の問題と言うことも考えれば優先度の高い人からホールボディーカウンターを使うと言うこともあろうかと思う。

ただ、何れにしても非常に台数が限られていることでしょうから、安全委員会としてはそれ以外の方法で内部被爆のチェックなり、助言があれば適切に対応したい。福島県には福島県立医科大学があり、今回も被爆医療関係では大変な役割を果たされている。

また、日本の大学から支援されており、福島県立医大も件に対して強い知恵袋になっているのではないかと思う。安全委員会の方でも、知恵の面で何かお手伝いが出来ることがあれば協力したいと思う。

# ホールボディーカウンターは非常に高価。東電に用意させるべき。事故による損失を低く見積もる事を考えるのはいい加減やめて頂きたい。保安院、安全委員会など組織の見直しは考えられているが、そこに勤める人員は変更しないと細野はこれまでの会見で述べている。何をしても責任を取らなくていい、この官僚、政治に大きな欠陥がある。
NHK 石川
その関連ですと子供の甲状腺被爆が非常に心配だ。90日、経過すると分からなくなってしまうのではないか?(ヨウ素は半減期が短いため)そういう点から早くする必要があるのではないか?

安全委員会
石川さんもご存知だと思うが、小児甲状腺の関係では3月の末に川俣町、飯舘村で900人以上の子供に甲状腺の状況について簡易サーべーで行った。その結果、問題のある子供は一人もいなかった。これは現地の対策本部からも発表されていることである。

# これまでの文科省の調査を見てもわかるようにこの検査も非常に怪しい。過去の会見でも線量が高い地域で行う検査はバックグラウンドの放射線量が高く、正確に検査できるのかという指摘もあった。問題ないと言うことだったが、現在のモニタリング調査に対する姿勢を見てもとても信用できたものではない。
NHK 石川
それはわかっている。しかし、それはあくまで簡易サーべーであってある程度しっかり調べる必要があるのではないかと思うが?

そこらへんについては検査を行うのは主体が県であり、国で対応するのは厚生労働省なのでそちらの判断だ。

# そこらへんって・・・・。子供の命はそこらへんレベルの原子力安全委員会。殺人的な安全基準を決めている原子力安全委員会が、厚生労働省に被爆レベルの指針を指示しているのに、厚労省の問題だと。信じられない責任放棄発言。
文科省
ホールボディーカウンターについては県が行う健康調査として文科省としてもリソースを持っているのでそういった面では協力していきたいと思っている。

# 国は何もしないと。するのは助言だけ。東電にホールボディーカウンター設置のための資金を出させるべきだろう。国は東電を守る事しか頭にない。潰れてしまったら,自分たちの息子、娘が職を失うし。
3月半ばのモニタリングの関係だが、防災基本計画上、モニタリングは地方公共団体の役割だとされているが、今回は震災という事で文科省が3月15日からモニタリング担当と言うことになった。

# つまり、文科省が全て行う事で情報隠蔽に動き出したという事だ。モニタリングに不正がないか県民が同行を求めても文科省亜は拒否していた。
3月15日の夜、20時に測定し、3月16日の翌日の1時(13時?)に発表した。この時、確かに 100マイクロSv/h という高い値が観測されたと速やかに公表して政府内で共有すると共に福島県にも伝えたと思う。

現地が更に、各村、村の人々にどうやって情報が伝わったかという事は我々は十分承知していない。

# 責任逃れの説明を始める文科省。
NHK 石川
別にその時どうした、こうしたという責任についてここで追求したいとは思わない。それは別の機会に。このような状況下で子供が外で雪合戦をしていたという実態があるのでホールボディーカウンターの検査は必要ないのか聞いている。

文科省
高いと言うところについてどのよう対策をしなければならないか、というところまでその段階で周知できていたかという事については検証対象になることだと思う。後、海洋調査の関係ではグリーンピースや大学に指示したと言うことは、私は全く知らないし、あるべきではないと思っている。


http://ustre.am/_10Sdj:JCT
NHK
常駐する医師に関連して看護師については?クールビズなど環境改善について。

http://ustre.am/_10Sdj:JCU
東京新聞
531億円は今年度決算に含まれるのか?前回発表した決算に含まれるのか?

http://ustre.am/_10Sdj:JCV
フリー木野
作業員のホールボディーカウンターの受診状況。取水口付近の水が同じレベルで推移しているのは流出が止まっていない。海が荒れて調査できない件。フリー木野
台風に対して作業員が足りているのか?今後、作業員はかなりの数が足りなくなると東電内部で見ていると週刊誌に書かれているが?

http://ustre.am/_10Sdj:JCW
毎日新聞
未公表データについて。これまでの公開データの間隔を埋めるものという認識でいいか?汚染水処理コストの件

http://ustre.am/_10Sdj:JCX
読売
汚染水処理コストについて。

http://ustre.am/_10Sdj:JCY
共同通信
モニタリングに関して。水処理施設について。25万t は今ある水という事か?循環出来ても循環の度に出てくる汚染水処理は計算に入れてるのか?

http://ustre.am/_10Sdj:JCZ
朝日新聞
非公開のモニタリング情報が住民避難とSPEEDI計算に与えた影響について。IAEA閣僚に配るデータはいつ我々に開示されるのか??

http://ustre.am/_10Sdj:JD0
テレビ朝日
汚染水処理コストの内訳について。

http://ustre.am/_10Sdj:JD1
産経新聞
吉田所長の判断について。虚偽報告ではないのか?

http://ustre.am/_10Sdj:JD2
NHK山崎
海水注入の指揮命令系統について。総理が指示したベント決断に時間のかかった理由について。

http://ustre.am/_10Sdj:JD3
日経新聞
汚染水対策、5000立方メートルの貯水量上積み計画の件。発覚した地下通路への漏水が上澄み計画に与える影響について。

http://ustre.am/_10Sdj:JD4
不明
再臨界の議論について。

http://ustre.am/_10SEC:JD5
フリーまさの
積算線量については無視か?飯舘村の雪合戦の話しも既に過去形。自分の子供が1、2才の子供が福島県に住んでいるとして待避するように言わないのか?

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