2011年12月20日火曜日

2011年 12月16日 統合対策本部共同記者会見:(最終回) 事故収束宣言 ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

2011年 12月 16日 共同記者会見 (90回)

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■福島原発事故対応に関する緊急会見
統合会見分終了後(23:30)に行われた自由報道協会緊急記者会見


■会見のポイント
統合対策本部はSTEP2終了、冷温停止状態達成の本日を持って1Fプラント事故終息を宣言。それに伴い政府、東京電力合同対策本部は本日を持って解散。共同記者会見は本日が最終回に。

9月19日の IAEA の年次総会で細野大臣は 「ステップ2」年内前倒しを突如表明、その地点から結論ありきで事態は推移してきた。事故当事者たちが決めたステップ2終了の条件、冷温停止の定義が、次から次へと明らかになる問題、発生するトラブルで破綻する中、ステップ2終了を野田総理が宣言する情報は事前にリークされていた。

恐らくマスコミ対応であろうと。ステップ2終了に合わせて事故収束を印象づける報道を期待しているのか、年末のイベントに合わせて事故収束を印象付ける動きに出ないか心配しながら野田総理の会見を見ていたが、なんと、野田総理自ら、1F事故そのものが収束したと宣言。まさかと誰もが耳を疑った。

その野田総理のステップ2終了、事故収束宣言直後の統合会見では、事故収束により統合対策本部は解散、この記者会見を終了する事が伝えられた。またプラントの事故収束を繰り返し強調発言する細野豪志だが、質疑も記者一人につき1問限定、大臣質疑が終了するなり会見も終了。

会見場の誰もが、細野大臣の質疑が20時15分までと思っていたが、細野大臣退出と同時に東電 西澤社長もコソコソと退出。会見場は怒号が飛び交った。経産省 事務局の司会者は、冒頭、質疑は大臣の質疑に限定してないと説明。また、20時15分は細野大臣向けの質疑ではなく、会見は20時15分までだと説明した事で会場騒然、再び怒号が飛び交った。

冒頭、経産省保安院がどのように説明したか、文字に起こしているので確認して欲しい。東電 西澤社長を擁護したとしか思えない。2名、西澤社長に質問した記者がいるが、これは意図的に大臣への質問時間を減らす意図があったと思われる。)

結局、政務官が予定を返上して、20時15分に強制終了させるはずだった統合会見は23時30分過ぎまで続いた。早々に帰った細野大臣は NHKへ出演。番組冒頭の懐疑的、批判的な出だし映像に表情が一変。あれだけ統合会見で連呼した「事故収束」という言葉を殆ど使わなかった。

政府はマスメディアが大本営発表に付き合ってくれると思っていたのだろうか。わたしはマスメディアがステップ2を事故収束と印象づけるような大本営発表をするだろうと見ていたので、その点は幸いだった。まさか、政府自らプラントの事故収束宣言をするとは夢にも思わなかった。

統合会見を見ているだけで分かるデタラメぶりなので、当然、海外の専門家、国際社会もプラントの事故が収束したとは誰も思っていない。というか呆れた記事が海外メディアの大勢の反応だった。この2週間の保安院と東電、政府の強引な動きを見るだけでもよくわかるので、具体的なデタラメぶりは割愛。至近2週間程度の統合会見をチェックして欲しい。

ひょっとしたら事故収束に向けたロードマップという地点で、ステップ2終了=事故収束 という解釈だったのかと今更ながらに思ったりも。


■本日の議題

2011年12月13日火曜日

2011年 12月12日 統合対策本部共同記者会見:除線実験に参加していた民間人死亡。保安院、東電の中期的安全確保 施設運営計画は妥当、問題先送り、冷温停止状態条件破綻のスピード評価。原子炉等規制法に基づき安全委員会へ諮問。

2011年 12月 12日 共同記者会見 (89回)

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■会見のポイント
先週の日曜日に高濃度ストロンチウムを含む汚染水の海洋漏出事故を起こしたばかりの東電。原因も不明のまま、東電の3年を見越した中長期的安全評価、施設運営計画を妥当だとスピード評価する経産省 保安院。来年3月で汚染水を保管する場所がなくなるため計画に海洋放出を盛り込み全漁連の反対を受けて除外した東電。

地下水流入で増え続ける汚染水。来年3月以降の対策も見えず、汚染水に含まれる毒性の極めて高いストロンチウムを除去できる見通しもない東電。にも関わらず3年見越した東電の施設運営計画を妥当だと評価する保安院。

ステップ2終了に合わせて東電と保安院、半日、1日刻みで報告、評価を交互に繰り返す東電と保安院。海洋放出も法定限度を守れば問題ないと東電を擁護する保安院と政府 園田政務官。結論、スケジュールありきのステップ2終了へ向けて慌ただしい1週間。国民をバカにしているとしかいい用がない。

日曜日の海洋漏洩事故から、細野大臣が9月16日が決めたスケジュールありきのステップ2終了直前の保安院、東電の辻褄あわせのデタラメ楽観の評価報告。飽きてれて物が言えない呆れた保安院と東電。それを強要しているのは政府。細野大臣。

東電:平成23年12月4日(日)
蒸発濃縮装置 海洋漏えい事故発生

保安院:平成23年12月5日(月)
蒸発濃縮装置からの放射性物質を含む水の漏えいを踏まえた対応について(指示)

東電:平成23年12月6日(火)
保安院:福島第一原子力発電所の淡水化装置(蒸発濃縮装置)からの漏水による放射性物質を含む水の海への流出の評価結果(暫定)について

保安院:平成23年12月7日(水)
保安院:東京電力株式会社福島第一原子力発電所第1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に関する東京電力からの報告書(その1)(改訂2)の受理及び第3回意見聴取会の開催について

東電:平成23年12月8日(木) 22時30分深夜 - 東電緊急会見
保安院:東京電力株式会社福島第一原子力発電所第1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に関する東京電力からの報告書(その2)の受理について

保安院:平成23年12月9日(木)
保安院 東電の評価は妥当。ステップ2終了問題なし報道(読売新聞)

平成23年12月12日(月)
保安院:★「中期的安全確保の考え方」に関する東京電力からの報告書(その1)の評価妥当
保安院:★(原子炉等規制法による)原子力安全委員会への報告
保安院:東電に施設運営計画の評価結果に基づく保安規定の変更を指示(期限なし)
保安院:放射性物質を含む水の漏えいに係る東京電力からの報告に対する評価及び指示(期限なし)

平成23年12月13日(火)
保安院:放射性物質を含む水の漏えい事象に関する厳重注意(批判を受けて)
東電:東電に施設運営計画の評価結果に基づく保安規定の変更 指示と同日に提出
保安院:受理

平成23年12月16日(金)
政府:ステップ2終了 9月16日に細野大臣の強い意向により決定。スケジュール、結論ありき、年明けではなく、何としても年末には事故収束でお祝いムード、実績を強調したい野心家、細野豪志。

直近1週間の慌ただしい動きもあり得ないのに2週間前には燃料抜け落ちている評価。保安院の人をおちょくっているとしか思えないデタラメ楽観評価。ファクタ宮島氏の質疑で追求。冷温停止状態の仮定すら破綻しているのに。

建屋穴開け、電源、消防車の緊急対策で十分、それを証明するためのストレステストだ言い切る保安院を忘れてはいけない。結論ありきでしか動かない規制官庁。ステップ2終了達成強行は原発は安全、運転再開を強行することを示唆しているも同じ事。

除線技術等調査事業 参加民間企業の方が作業中に死亡報告
会見が始まって40分が経過した頃、除線の実証実験に参加されていた方が亡くなった旨の報告が。60歳男性、他の除染作業の止めるような原因ではない、遺族に公表して良いか確認中、ということぐらいで、

実際の作業内容や状況など男性の状況においては全く情報はなく、会見が終了するまで新しい追加情報は入らなかった。同日、除線実証実験が始まった事はテレビのニュースでも流れたが、作業者が作業中に亡くなったことは報道されていない。

厚労省担当者がわざわざ宿題の回答に
宮城県の一部と福島県で患者調査がなされない経緯と理由について、わざわざ厚労省の担当者が出席して説明。おしどりさんの質問に対する回答。わざわざ出席することは事前に知らされていたのかは不明。

県民健康調査について把握していないのに、県民健康調査があるので必要ないという消化不良の説明。何しに来たのか。国の県民健康管理調査で情報を特定機関に封じ込める意図を感じられてならない。態々担当者をよこす程、政府も神経質になっている事は確か。


■本日の議題

2011年12月10日土曜日

2011年 12月8日 統合対策本部共同記者会見:本格除線実証実験後、環境省初めての出席。ND続いていた全国上水、宮城県で1Bq/L検出。東電 海洋漏洩後の「中期的安全確保の考え方」保安院に。

2011年 12月 8日 共同記者会見 (87回)

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■会見のポイント

環境省
本日は環境省から除線担当者(関 荘一郎審議官)が出席、今回、除染の実証実験が始まってから初めて環境省の代表者が出席し、「除染の推進に向けた今後の流れについて」国民に向けて説明した。しかし、資料は会見配布のみであり、ネットでは公開しない相変わらずの統合対策室。

また、環境省は人数少なく忙しいという事で17時30分までと相も変わらず、質問数を限定するという徹底した情報隠蔽ぶり。水産庁や国土交通省、除線や廃棄物処理の話は情報が出て来ない。政務官もこの統合対策室はプラントの状況を発表する場だと断言している。

細野大臣は現地に寄り添うといいこの会見に出席しなくなってから、現地福島の状況が全く入って来ない。あたかも県民全てが望んでいるかのように除線活動状況を伝え、除線産業立ち上げと復興ビジネスを軌道にのせるために奔走している。低線量被爆のワーキンググループもその一貫。そんな中の環境相出席、十分な質問時間もなかったが、記者クラブメディアは質問はゼロ。無関心ぶりをネットに晒している。

東電プラント
12月4日 日曜日の午後に発生した蒸発濃縮装置からの汚染水漏洩に関して「中期的安全確保の考え方」の改訂が示されている。年内冷温停止状態、ステップ2終了に向けて辻褄合わせが慌ただしくなっている。午前の東電単独会見では全漁連から海洋放出抗議報道中心の質疑に。

12月7日午後の東電単独会見で 「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について」貯蔵タンク不足が3月で一杯になることに触れながら、「中期的安全確保の考え方」の中で汚染水を法令基準まで下げて海洋放出する計画を盛り込み全漁連から抗議を受けていたことに触れなかった東電。

本日午前の東電単独会見でも会見での対応は極めて不誠実だと指摘する記者も。年内にステップ2を終了させることは9月の段階で細野大臣の意向により決定事項であり、辻褄合わせの施設運営計画の策定のため、結局、海洋への放出は盛り込まない、またしても問題の先送りになっている。


半減期が長く、骨に吸着して体内から排出されない極めて毒性の高いストロンチウムを除去する術は今の東電にはなく、高濃度のストロンチウムを含む汚染水が海へ漏出した先週の日曜日の事故により、改めてクローズアップされることになった。とにかく不味いことは聞かれるまで答えない。事故直後からの東電の姿勢は全く変わっていない。

濃度だけで放出量に関しては全く規制のない法律を盾に放出の妥当性を説明する東電、保安院。4月4日の放出の時と何も進展しておらず、地下水流入で汚染水が増え続けている事実に目を背けてきたしっぺ返しがステップ2終了目前に再燃した状況に。何ら根本的な解決に至っていない状況。本当に年末に事故終息宣言を印象づけるような展開になるんだろうか。

22時30分から緊急記者会見
同日、統合会見終了後、22時30分から緊急記者会見を開いて、海洋放出に関する修正を盛り込んだ「中期的安全確保の考え方」修正を示している。とにかく保安院に提出して意見聴取会に掛けて保安院の了承を取り付けなければステップ2終了のスケジュールに影響してしまう。


保安院東電一致団結して政府が9月に決定したステップ2終了の体裁作り、矛盾だらけの終了条件を矢継ぎ早に進めている。ここまであからさまに行動されると呆れて物も言えない。恐らく最も振り回されるのが現場の作業員である事は想像に難くない。

日曜日の海洋漏洩事故から僅か5日(実質4日)ゴールまでの慌ただしい流れ
東電:平成23年12月4日(日)
蒸発濃縮装置 海洋漏えい事故発生

保安院:平成23年12月5日(月)
蒸発濃縮装置からの放射性物質を含む水の漏えいを踏まえた対応について(指示)

東電:平成23年12月6日(火)
保安院:福島第一原子力発電所の淡水化装置(蒸発濃縮装置)からの漏水による放射性物質を含む水の海への流出の評価結果(暫定)について

保安院:平成23年12月7日(水)
保安院:東京電力株式会社福島第一原子力発電所第1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に関する東京電力からの報告書(その1)(改訂2)の受理及び第3回意見聴取会の開催について

東電:平成23年12月8日(木) 22時30分深夜 - 東電緊急会見
保安院:東京電力株式会社福島第一原子力発電所第1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に関する東京電力からの報告書(その2)の受理について

保安院:平成23年12月9日(木)
保安院 東電の評価は妥当。ステップ2終了問題なし報道(読売新聞)

平成23年12月12日(月)
保安院:安全委員会へ中期的安全確保、施設運営計画の評価を依頼(追記)

平成23年12月16日(金)
政府:ステップ2終了 9月16日に細野大臣の強い意向により決定。スケジュール、結論ありき、年明けではなく、何としても年末には事故収束でお祝いムード、実績を強調したい野心家、細野豪志。

この以前の周は、1号機で殆どの燃料が圧力容器から落下している事実判明、燃料が殆どない圧力容器底部温度計測、しかも温度計誤差あることも問題ないことに。更にその前は、格納容器内の高濃度水素ガス判明、Xe-135、1、3号機内も2号機と多分同じという事に。

実際は設置して圧力容器内の状況を全ての号機で調べるべきだが、年内ステップ2終了に間に合わないから、多分、1号機、3号機も同じだろう判断。根拠のないスケジュールありき、結論ありきで辻褄合わせが進んでいるかよく分かると思う。経緯を見ていると1日刻みの現場無視スケジュール。

本当にひどい。何ら矛盾を解決せず、如何に屁理屈こね回して問題ないと理解するかが、何よりも重要である村の専門家達。問題先送りでステップ2終了、こういうのは政治判断とは言わない。あまりに強引すぎる。テレビ、新聞は何も伝えない。ただ決まったという結論を報じるだけ。これが今の日本。

環境モニタリング
原子力安全委員会の環境モニタリング結果の評価で、長い間、全国調査の上水では検出限界以下の報告がずっと続いていたが、茨城県の上水から 1Bq/kg の値が検出されている。暫定基準値以下としても非常に気になる。また、本日は東電から定期的に行われているストロンチウム、プルトニウムの分析結果が公表されている。検出されているが、以前と大きく値は変わっていない。

文科省の児童の被曝調査は、学校に一台簡易線量計を配布して教師一人が携帯するという実態とそぐわないヤル気のない調査結果が発表されている。


■本日の議題

2011年12月6日火曜日

2011年 12月5日 統合対策本部共同記者会見:

2011年 12月 5日 共同記者会見 (86回)

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■関連
12月4日に発生した蒸発濃縮炭水化装置から漏洩、高濃度ストロンチウム含む汚染水が海へ流れ出た経緯


■会見のポイント
本日の統合会見は前日に発生した蒸発濃縮淡水化装置から大量の汚染水が環境へ流れ出た事故に関して質問が集中。

12月4日(日)11時33分頃 パトロールの際、蛇腹ハウスの堰内に水(45m3)溜まっていること確認

12月4日(日)11時52分頃 蒸発濃縮式淡水化装置を停止 12月3日 14時34分頃は漏洩ないこと確認

12月4日(日)14時14分頃 目視で漏洩停止確認

12月4日(日)14時30分頃 コンクリートの堰にひび割れ発見、そこから堰外の側溝に漏洩を確認

堰外に出た水 β線110mSv/h γ線1.8mSv/h β線が高い。セシウム除去後の水であるがストロンチウムが含まれ詳細な核種分析、海への漏出については現段階も調査中と、殆ど何も進展していない中での本日の統合会見に。質疑ではほとんどの記者がこの件に関して質問。

これまでの報告や冒頭の政務官の説明からは、まるで緊張感というものは感じられなかったが、統合会見の質疑には海外メディアの記者が海洋汚染について追求するや壇上の空気が張り詰めたように見えた。

12月16日になステップ2年内終了を宣言するという報道もあり、今回の事故によりステップ2終了条件との矛盾が輪をかけて浮き彫りに。実態にそぐわないスケジュールありきの終息宣言へ。先日も圧力容器内の燃料が抜け落ち、コンクリートが侵食されている状況が明らかになったばかり。

NHK水野解説員は圧力容器内定部に燃料もないのに、その温度を測って冷温停止状態とする定義に対し矛盾点を指摘していた。年末に向けてメディアがどのように報じるか。事故収束報道へ動くのではなかろうか。楽しいクリスマス、お正月、タイミングとしてはやりやすい。


■本日の議題

2011年12月2日金曜日

2011年 12月1日 統合対策本部共同記者会見:

2011年 12月 1日 共同記者会見 (85回)

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■関連 ~ 炉心損傷状況の推定に関する技術ワークショップ 11月30日
前日 11月30日に行われた炉心損傷状況の推定に関する技術ワークショップと内容をまとめた夕刻の東電会見。本会見は燃料の大半がコンクリートに落下している解析結果が大々的に報道された翌日の統合会見であり、年内冷温停止状態 ステップ2前倒しに関する質問多数。


■会見のポイント
冒頭、文科省から福島県55箇所の土壌に含まれるプルトニウムの調査結果報告。「福島県における土壌の放射線モニタリング(プルトニウム)調査結果」55地点全て検出されるも、プルトニウム238/239/240の比率から事故由来は大熊町の1箇所のみと文科省。安全委員会も文科省と同じ評価。

2週間に一度の学校等の活動における積算線量の結果報告。学校に一つの簡易線量計を配布し、代表者の教職員1名が携帯して学校での被ばく線量を求める文科省が行なっている調査。当初から疑問視されている児童の被ばく評価だが、今回、学校等における児童の推定被ばく線量は 0.2mSv/y と評価されている。

■質疑
質疑は昨日の「炉心損傷状況の推定に関する技術ワークショップ」 で明らかにされた深刻な燃料の状態とステップ2終了条件の一つ、曖昧な冷温停止状態の達成。年内前倒しを早々に発表した政府発表に明らかに矛盾するため、変更はないのかと質問が相次いでいる。

もう一つは前回の統合会見で配布された住民説明会で配布された放医研が作成した資料について。説明ぶりで変わる資料を住民説明会で配布している現実。過小評価常習犯の文科省ぶら下がり放医研が作成した住民説明会の資料を出し渋るかのような政府の動き。

■破綻している冷温停止状態
前日11月30日に開かれた「炉心損傷状況の推定に関する技術ワークショップ」 で新たに示された炉心溶融の分析結果により、1号機では殆どの燃料が格納容器底部に落下し、コンクリートを浸食するコアコンクリート反応が起きている事を明らかにした東電。同日大きく報道され、本日の質疑でも冷温停止状態に関する質問多数。

政府が決めた冷温停止状態の条件の1つに圧力容器下部温度が100℃を下回る事が条件の一つだが、圧力容器の下から殆どの燃料が床に抜け落ちた状態で圧力容器の温度を測る事に何の意味があるのかと指摘されるものの翌日12月2日にはステップ2年内終了を12月16日に発表する事を決めた政府。

・水蒸気抑制、放射性物質抑制の嘘
ガス管理システムにより圧力容器内に高濃度の水素ガスが溜まっていることが判明、注水量を下げて圧力容器内の温度を80℃まで引上げ水蒸気を発生させて水素を追い出す作業を行っている東電。温度を下げて水蒸気抑制した事により冷温停止条件の一つである放射性物資抑制をクリアしたといいながら、80℃まで引き上げて水蒸気を発生させる東電と妥当だとする呆れた規制官庁 経産省保安院。

・圧力容器底部100℃以下の嘘
冷温停止状態の条件の一つ圧力容器底部100℃以下も完全に破綻。圧力容器底部を測る温度計に±20℃、40℃の誤差がありながら、60℃をした回っているので問題ないと説明しながら、現在、意図的に水蒸気を発生させるために注水量を減らし、温度を80℃まで引き上げる作業を行なっている東電。

これは2号機に取り付けたガス管理システムにより、圧力容器内に高濃度の水素ガスがあることが判明したことによる。意図的に水蒸気を発生させ水素を外に追い出す作業を行なっている。つまり、冷温停止条件の温度と放射性物質抑制の両方が完全に破綻している。

・冷温停止状態そもそもの定義が破綻
「炉心損傷状況の推定に関する技術ワークショップ」 で発表された解析結果により1号機はほとんどの燃料が圧力容器から格納容器底部に落下し、コア・コンクリート反応を起こしている事が明らかに。燃料が殆ど残っていない圧力容器底部を測る事に何の意味があるのか、次から次へと深刻な状況が明らかになるも、政府はステップ2達成条件である冷温停止状態を見なおさず、12月16日に達成する事を発表している。

・2号機圧力容器HVH 温度計の故障
11月27日(日)午前の東電会見で2号機圧力容器ガス温度HVH 温度、3号機サプレッションプール側の温度が24日から急上昇している報告。同日の夕刻の東電会見で計器の故障と発表。5ヶ所のうち参考にしていた1カ所が故障。線量が高く修理が行えず、同時に3号機サプレッションプール側の3つの温度計のうち1つがダメに。温度計も故障しており原因、2号機圧力容器側、3号機サプレッションチャンバー側の温度計の同時故障の関連も不明のまま。修理の難しい箇所の計器が壊れていく現状。

9月20日に細野豪志大臣が発表したステップ2、年内前倒し。新たに判明した深刻な状況や破綻している冷温停止状態、一切考慮することなく年内にステップ2前倒しと警戒区域の見直しを12月16日に表明すると発表している。常に安全側の立場で判断といいながら、実際にやっていることは全てがスケジュールありきの辻褄合わせとしか思えない政府対応。年内冷温停止頑張る、見込みのない除線に採算度外視でやり遂げると細野豪志。

頑張ったら何がどうになる状況でもないこの現状、無茶苦茶だ。1世帯4人家族で2億円。多大な税金が福島に落ちる。群がる大手ゼネコン、被爆除線ビジネスで被爆強要。2年で半分になるのに被爆してたった10%しか下げられない。避難すること許さない。


■本日の議題

2011年11月29日火曜日

2011年 11月28日 統合対策本部共同記者会見:文科省 年明けから順次、北海道、西日本の航空機モニタリングを開始。吉田所長入院のため退任。病名、被ばく線量一切公表せず。吉田所長の11月24日入院、政府に本日まで伝えず吉田所長、長期不在を把握していない国。放医研、川内村住民説明会資料 放射能リスク過小評価説明が明らかに。

2011年 11月 28日 共同記者会見 (84回)

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■関連 - 同日会見


■会見のポイント



■本日の議題

2011年11月25日金曜日

2011年 11月24日 統合対策本部共同記者会見:

2011年 11月 24日 共同記者会見 (83回)

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  5. http://www.ustream.tv/recorded/18715883
  6. フリーライター木野龍逸さん&IWJ Staff さんによるまとめ

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■会見のポイント



■本日の議題

2011年11月16日水曜日

2011年 11月14日 統合対策本部共同記者会見:文科省から11月11日に公表された新たに 岩手県、静岡、長野、山梨、岐阜、富山県 を含む最新の航空機モニタリング結果の説明

2011年 11月 14日 共同記者会見 (80回)

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  3. フリーライター木野龍逸さん&IWJ Staff さんによるまとめ

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■会見のポイント



■本日の議題

2011年11月12日土曜日

2011年 11月10日 統合対策本部共同記者会見:見えない国の「除線」と「除線に伴う被ばく対策」特定避難勧奨地点、高線量地域、妊婦と子供の避難より先ず除線が重要。政府姿勢、事故当初から未だ変わらず。自治体の理解を得ていると説明する政府。

2011年 11月 10日 共同記者会見 (79回)

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  2. 本日 フリーライター木野龍逸さんのまとめはおやすみです。

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■会見のポイント



■本日の議題

2011年11月9日水曜日

2011年 11月7日 統合対策本部共同記者会見:Xe135(キセノン135)検出再臨界騒動、問題点すり替え、見え透いた既成事実作る呆れた政府のお詫び。東電には厳しく言っときましたんで。

2011年 11月 7日 共同記者会見 (78回)

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  3. フリーライター木野龍逸さん&IWJ Staff さんによるまとめ(前)
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■会見のポイント
週1回の頻度の統合会見が2週連続で続き、今回は政務官汚染水飲水会見から1週間後の会見となる。長期間、統合会見が開かれない間、11月1日夜に再臨界の可能性を示す半減期 9日のキセノン135が検出されホウ酸を注入する事態が発生している。

この件に関して本日、園田政務官は冒頭、一連のキセノン報道についてクビを傾げたくなるような説明があり、質疑の半分は冒頭の園田政務官の発言に対して記者から苦言が相次いでいる。

週一の統合会見では情報量が少なく、とても福島第一原発の状況は追えず、指摘されている政府の説明責任が果たせていない事も同時に示している。経緯がわからないと質疑の内容が理解出来ないと思うので、簡単に経緯について触れておく。

Xe(キセノン)135検出 臨界騒動?の経緯
2号機にガス管理システムを設置したことにより 格納容器内の空気中に含まれる詳細な核種分析が行えるようになった事で、核分裂の際に生成される Xe135 が見つかる。この核種は半減期が 9時間と短いため、再臨界の可能性を否定できずホウ酸注入を始める旨の緊急報告が東電から報道関係者にメールで通知。

翌2日の午前11時の定例会見は10時20分に繰り上げて報道陣に説明。(ニコニコ)Xe135 の正確な量を知るための分析結果待ちの状態に。既にネット界隈では外部専門家が再臨界の可能性について 大規模再臨界ではない事の一定の結論は出ていて、局所的再臨界なのか、自発的核分裂により生成されたのか裏付ける分析結果待ちの状態。

ネット界隈の動きを簡単に追ってみる

キセノン検出関係ツイート http://togetter.com/li/208627

11月2日 6:10 (FNN)福島第1原発2号機の格納容器から半減期の短い放射性キセノンが検出された可能性
11月2日 10:02 (産経)福島第1原発2号機で核分裂の可能性 キセノン検出、ホウ酸注入
11月2日 12:10 (産経)【放射能漏れ】キセノンとは? 半減期5日と9時間 ウランが核分裂する際にできる希ガス
11月2日 12:16 (産経)福島第1原発2号機キセノン検出「事実関係を確認したい」 斎藤副長官
11月2日 12:36 (読売)キセノン誤検出の可能性もありうる…官房副長官
11月2日 13:21 (時事)2号機、一時的臨界の可能性=キセノン検出か、ホウ酸水注入-東電、詳細を分析
11月2日 18:20 (官邸)東電福島第一原発2号機でキセノンが検出された可能性がある件について[官房長官記者発表]
11月2日 18:53 (読売)「キセノン検出」官邸へ連絡遅れる…保安院注意
11月2日 21:23 (産経)【放射能漏れ】気体はキセノンと確認 保安院「自発核分裂の可能性高い」
11月2日 21:37 (FNN)福島第1原発2号機キセノン検出問題 東電、2日採取の空気から再びキセノン検出と発表
11月2日 21:49 (読売)福島第一原発、再びキセノン…核分裂の可能性
11月2日 22:35 (産経)【放射能漏れ】キセノン検出で地元福島「収束へきちんと対応を」
11月2日 22:48 (マイコミ)福島第1原発2号機で"核分裂反応"の可能性 - キセノン検出、ホウ酸水を注水
11月2日 22:59 (毎日)福島第1原発:キセノン検出確認 「長時間臨界」は否定
11月2日 23:21 (朝日)福島2号機、小規模臨界の可能性 キセノンを検出
11月2日 23:44 (NHK)キセノン検出 局所的な臨界か
11月3日 12:00 (産経)東電「臨界ではなかった」 キセノン原因は自発核分裂
11月3日 12:08 (FNN)福島第1原発事故 放射性キセノン検出は、燃料が自発的に核分裂したものとの判断
11月3日 1:24 (FNN)福島第1原発2号機キセノン検出 保安院から官邸への連絡に遅れ 深夜の連絡を翌朝報告

11月3日以降も各紙報道は続くが、その内容は自発核分裂を結論づける報道に。つまり、ほぼ2日で収束している。この一件で政府の事故収束担当の再臨界に対する認識と政権実績を強調するために スケジュールありきで全ての物事を進めている実態が墓穴を掘る形で改めて路程する形になっている。

それを取り繕うかのように冒頭、園田政務官は、連絡の遅さ、地元を不安にさせた政府の責任を謝罪。公然と問題点をすり変えて謝罪している。何に対して謝罪しているのか全く理解出来ない。

信用が地に落ちた東電と保安院。全てを頭ごなしに否定する向き
同時に気になったのは再臨界に反応するネット界隈の動き。つくづく信用が地に落ちている東電や保安院でも、全てが全て嘘だと根拠もなしに頭ごなしに否定する事は危険。

今回の問題は 「東電や保安院が意図的に再臨界をかくして無理やり自発的核分裂に結論付けた」という事でもないし、また「再臨界により直ちに危険な状態に陥った」ということでもない。

  • 検出されたキセノン135の実測値から臨界で発生した量にしては少なすぎる。
  • 中性子を吸収するホウ酸を注入してもキセノン135が検出、量も変わらなかった。
  • プラントパラメーター、発生している熱量、モニタリングに変化が無い等の理由で最近臨界が起きたと考え難い。

つまり、以前からこのような状態が続いており、ガス管理システムがまだ取り付けられていない1号機、3号機も同じ状態であると考えられるという所に落ち着いている。

再臨界においては、通常の原子力発電所の運転状態のような大規模な臨界を起こすには様々な条件が必要で、どろどろに溶け落ちて原形を留めていない状態では、通常の原子力施設が運転中に暴走して発生しうる大規模臨界が発生する事は考え難く、発生しても局所的な臨界に留まる可能性が高い。ただし部分的に固まった箇所で局所的な再臨界が起きる可能性は否定できない。

今回の騒動で最も重要なのは直ちに危険な状態ではなく、大丈夫、大丈夫と言い続けてきた政府、東電、保安院が、不確かさの中で物事が進んでいる事が改めて露呈した事。マスメディアが報じない以上、この事は福島県民だけでなく日本人が気づかないといけない。

余震が続く状態で、しかも燃料の状態が分らない。大きな揺れで中の燃料がどうなるか分らないし、その場合は局所的な再臨界が起きる可能性だって評価出来ないはず。なのに、安全だ、確率論まで引っ張り出して福島第一原発の健全性を強調する事ばかりに躍起になっている政府。どう思うか。

背景 ~「冷温停止状態」という極めて不確かな大前提
格納容器の中、燃料の状態、格納容器の破損状況が全くわからない状況下で 冷温停止状態を定義し、ステップ2の達成目標の条件としている。最近、細野大臣はステップ2の達成目標達成を年内に前倒しすると発表し、福島第一原発は安定しているし、計画的避難準備区域(20~30km)を解除、同日には収束したかのような現地のお祭りムードの映像が流れていた。

冷温停止は 通常の原発が運転を停止させている状態の事で、核分裂を抑制、燃料の温度が下がっている状態を示す言葉。それを炉の状態が分からない、燃料がどうなっているか、どこにあるのか、ちゃんと水がかかっているのかさえ分からない。分かっているのは格納容器底部の温度と注水量増やしたら下がる事。その相関関係もはっきりと示していない。

そんな状態を冷温停止と呼べるのか、という指摘に対しては「冷温停止と言ってない、冷温停止状態だ」と説明。妥当性は専門家が議論して決めたから。国民が理解して納得できるような回答を今だに示していない。原発マネーにあやかる テレビ、新聞、大手既存メディアが報じないことをいい事に、淡々とスケジュールありきで物事が進んでいる状況。

今回のことで問題なのは、ちゃんと事象の確認がとれてから発表すべきだった事が問題なのではなく、東電が夜中に報道記者に通知する程、再臨界の可能性について危機感を持って行動したこと。

そこは迅速な情報公開の観点から政府が東電を責めるべきではないし、東電に追求すべきは再臨界の可能性をどのように認識していたかという事。しかし、冒頭の園田政務官の(政府)説明は、東電に情報公開のあり方について厳しい対応を示し、保安院から政府への情報伝達の遅れに対し国の対応について謝罪するものだった。

また、情報公開のあり方について考えを改める事を示唆。完全に政府が問題を認識していない事を自ら露呈した目も当てられない政府説明となっている。記者団の苦言に対して話を全く理解出来ない園田政務官。私には、とにかくスケジュールありき、早い段階での実績強調をしたいばかりに動いているこれまでの政府対応をすっとぼけているようにしか見えない。

臨界が起るという事は炉の気密性が保たれていない以上、放射能が外部に放出される訳であり「放射性物質放出が抑制できている事」という「冷温停止状態」の条件が破綻してしまう。

今回の一連の騒動は、「冷温停止状態」という極めて不確かな大前提の元、政府が避難解除、除線を進めている事が露呈した事に尽きるが、当然、大手記者クラブメディアはそのように報道することはなかった。


■本日の議題

2011年11月2日水曜日

2011年 10月31日 統合対策本部共同記者会見:園田政務官 5、6号機建屋地下 汚染水飲水パフォーマンス

2011年 10月 31日 共同記者会見 (77回)

■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
  1. http://www.ustream.tv/recorded/18225562
  2. http://www.ustream.tv/recorded/18226791
  3. フリーライター木野龍逸さん&IWJ Staff さんによるまとめ

■ニコニコ動画

Twitter 視聴者の声


■会見のポイント
まとめるのも時間の無駄に思えるぐらい馬鹿らしいので、私なりにザラッザラッと経緯を説明すると、発端は東電単独会見の敷地内に散布している5,6号機建屋 滞留水は飲める水レベル発言。東電会見にしか出席できないフリーランス記者が、なら飲んでくれ。

それを統合会見でフリー記者が引き合いに出し、園田政務官に安全性証明するために過去のパフォーマンスを出して園田政務官に飲んだらどうかと提案。それを政務官がすんなり了承。これまで話を聞くだけ、調べごとを請け負うだけで全く状況改善に動かない政務官。

水を採取するよう東電に支持。極めて迅速な対応。東電を擁護するためなら迅速に動くのか?政務官に出来る事は何だ?とフリー、記者クラブから非難の嵐。この件は簡単に情報辿れる。

記者が執拗に迫ったというよりも、むしろ政務官の方から積極的でそこに調子に乗ってこのネタを引っ張り、現地取材で採取から取材させろの展開。しかし、週に2回しかない統合会見が前回、急遽なくなったため、飲水準備が東電により着々と進んで今回の飲水に。

東電は「政務官の指示なので」という事で見たことがないぐらいテキパキと飲水準備を勧め、本日、会見の日数的に言えば突然飲む、という印象。

メディアがどう扱うか気になったけど、結果はフリーランス記者を排除した記者クラブのネタにはならず。フリーと記者クラブ確執を報道できないので。(会見中継注目されると困るのは記者クラブメディアなのでわざわざ会見中継の存在をテレビで宣伝したくない。)それっぽい事をNHKニュースウォッチ9がしたことは確認。


■本日の議題

2011年10月26日水曜日

2011年 10月 24日 統合対策本部共同記者会見:全て黒塗りだった事故時手順書マニュアル全て開示。東電 核物質防護上の理由は全て嘘。半年で作業員死亡既に3名。1F作業員止めて離職後の死亡者を調査する気なし。政府問題にしない姿勢変わらず。

2011年 10月 24日 共同記者会見 (76回)

■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
  1. http://www.ustream.tv/recorded/18079738
  2. http://www.ustream.tv/recorded/18081217
  3. http://www.ustream.tv/recorded/18081448
  4. http://www.ustream.tv/recorded/18081533
  5. フリーライター木野龍逸さん&IWJ Staff さんによるまとめ

■ニコニコ動画

Twitter 視聴者の声


■会見のポイント
本日、保安院から衆院科学技術イノベーション特別委員会に事故時 手順書が提出され、本日の統合会見で経産省 保安院から提出内容の報告があった。

知らない方のために簡単に経緯を説明しておくと、緊急時事故の対策マニュアルの提出を衆議院委員会から提出を求められた経産省 保安院が東電に要求、東電は全てを黒塗りにして保安院に提出。保安院はそれを妥当とし、そのまま右から左へ 委員会に提出。

東電が提出拒否する第一の理由に上げたのが核物質防護の理由、そして知的財産が開示拒否の理由だった。東電の事故調査を拒否する馬鹿にした真っ黒書類提出に激怒した衆議院委員会。再度要求を経産省 保安院に要求するも殆ど黒塗りの目次のみ。

そこで今回の法的手段に訴えるやり方で、ようやく衆議院 特別委員会に提出しましたよという今回の発表。しかも東電が第一の理由に挙げていた核物質防護上で該当する項目は無かったと保安院の発表。そもそも身元不明の作業員が200人以上も復旧作業に当たる杜撰な管理、ルポライターが作業員として容易に進入できるような杜撰な管理、テロに無防備状態を長年続けている東電の口から核防護の理由などあり得ない。

今回、東電の情報を隠すために平気で嘘をつく姿勢が改めて明らかになったにも関わらず、全く悪びれる様子のない東電 松本の開き直った答弁に注目。また、原発マネーで食べている記者クラブメディアの東電擁護の姿勢にも。個人を特定出来るプライバシーに関わる箇所のみ黒塗りであり、知的財産に関する部分も全て公開された。問題点を整理すると

・事故原因を調べる上で欠かせない事故時手順書を規制官庁である保安院が2度にわたり東電の黒塗り手順書、目次のみ手順書、衆議院委員会からの要求を無視した書類をそのまま提出したこと。

・規制官庁である筈の経産省・保安院が、深刻な事故における操作手順をこれまで全くチェックしていなかったこと。今回初めて目にしたという事実と それをチェックできない法体系。

・経産省 保安院に 事故時手順書マニュアルの評価は、法体系を理由に他の原発に対して行う考えがない事。事故時操作手順書に不備による今回のような事故が今後も起きる可能性があること。

・東電が第一の理由にあげていた核防護物質上にあたる箇所が保安院のチェックにより存在しなかったことが明らかになった事。つまり、東電が嘘をついて提出を拒んでいた事が明らかに。本会見の東電松本の開き直り答弁に注目。200名以上の身元不明者が作業するテロ無防備現状を長年続けてきた東電、電力会社に核物質防護を語る事自体あり得ない事

・今回の全面開示について保安院は規制官庁としての責任を第一の理由にしていること。これまでの説明と矛盾していること。(なぜ最初から全黒塗りを問題視し、規制機関として断固法的手段に出なかったのか説明になっていない、というか、国民を馬鹿にした東電擁護、経産省 保安院と東電の癒着体質)

・知的財産に関する理由により黒塗りになった箇所が無かったこと。松本は他の企業に訴えられるリスクはあると記者の質問に回答。保安院は事故の影響、公益性を鑑みた結果と説明。なぜ最初からそうしなかったのか、最も重要な点については何一つ触れなかった事。

・東電を擁護したい大手記者クラブメディはテレビ、新聞報道では、非常用復水器の動作状況等、手順書公開の経緯ではなくプラント関連の問題にすり替えて報道していること。

つまり、東電が手順書公開を拒否して保安院が擁護した本質には触れず、手順書が実行されなかったことによる事が招いた事故であり、原発プラントそのものに問題はなく操作手順が守られれば、事態を避けられたという方向へ世論を誘導したい下心が見え隠れしている事。

このように反省するどころか情報隠蔽を堂々と行う東電、事故を起こした当事者が事故の重大性を全く理解していない。この一般常識ではあり得ない自信はどこから来るのか。

多くの官僚の親族、大物政治家の親族が東電に務めているからか。腐敗しきった政治にさえ気づかない、政府御用達の記者クラブメディアやりたい放題。己が利益が全て。いい加減、日本人は気付くべき。

■質疑
質疑は主に前述した事故時操作手順書が中心だったが、手順書にしても質問内容は大きく2つ。大手記者クラブはもっぱら事故時手順書マニュアルとプラント事故関連に関して。もう一つは前述した東電、保安院に対するこれまでの非開示に対する厳しい質問で主にフリーランスとNHK記者が中心に質問。関心事がはっきりと別れる。

3人目の作業員死亡に関しては、21日 午前の東電会見で病名が発表されている。関連して復旧作業に携わってやめられた方に対して死亡された方が何名いるのか調べることも拒否している。勿論、大手記者クラブメディア(テレビ・新聞)の記者はこの手の質問は一切しないし、テレビ、新聞報道はされない。

後、気になったのが統合会見のあり方について。前回、園田政務官が到着する前に会見を終了したことについて、フリーランス記者を中心に質問も相次いでいる。園田政務官、つまり政府側には何の確認も取らずに経産省の判断で統合会見を早々に終了させた事になる。情けないことに官僚主導、完全に舐められている園田政務官。

# 冒頭 宿題回答なし。


■本日の議題

2011年10月21日金曜日

2011年 10月 20日 統合対策本部共同記者会見:文科省海域モニタリング強化、事故から8ヶ月で30km圏内の海産物を調査すると発表。安全委員会シビアアクシデント経緯(防災区域30km)

2011年 10月 20日 共同記者会見 (75回)

■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
  1. http://www.ustream.tv/recorded/17988703
  2. フリーライター木野龍逸さん&IWJ Staff さんによるまとめ(なし)
  • 2011/10/20 東電・保安院・統合 会見アーカイブ

■ニコニコ動画

Twitter 視聴者の声


■会見のポイント
文科省から海域モニタリング強化が発表された。事故から8ヶ月、やっと海産物の汚染調査が始まることに。何ヶ月もの間、木野氏、日隅氏が採算指摘してきた問題。モニタリング調整会議で決まったのか経緯は全く不明。いい加減な国の対応が浮き彫りに。

安全委員会からはシビアアクシデント時の対応指針、案から、今回の福島事故を踏まえた指針、提言をまとめた経緯説明が加藤審議官から。同日夜のテレビニュースも 従来の原災防災区域 10km から 30km の見直しが広く伝えられている。30km圏内の海産物調査を始める事に関しては殆ど報道されていない。

その他
本日は自由報道協会 主催の小沢一郎 記者会見と時間が重なったため多くのフリーランス記者がそちらに。NPJ日隅氏のみ。質疑が持たずに統合会見は僅か1時間8分で終了。冒頭、経産省 司会者は、多くの記者に当てて欲しいという要望があるとの説明が空しく思える。

その要望を出したのは状況から言って記者クラブ所属の大手メディア記者が進言した事である事に間違いないからだ。(提案そのものには賛成。提案を否定している訳ではない。)

彼等は住民被爆や作業員死亡、除線など国民目線の質問は普段から一切しない事は明白な事実。結局はフリーランス記者が会見を牽引している事がこのような形で明らかになったという見方も出来る。フリーランス、自由報道協会所属記者の連携が欠かせないという事も。

おしどりさんはギリギリ間に合わなかったご様子。間に合っていれば園田政務官が来るまで時間を稼げたのにと思うと残念。



■本日の議題

2011年10月20日木曜日

2011年 10月 17日 統合対策本部共同記者会見:ロードマップ見直し進捗状況報告会見。ステップ2年内前倒し。1ヶ月前の評価値の半分、現在の放出量 1時間1億ベクレル=1日24億ベクレル放出と評価。

2011年 10月 17日 共同記者会見(ロードマップ見直し進捗状況報告会見) (74回)

■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
  1. http://www.ustream.tv/recorded/17935694
  2. http://www.ustream.tv/recorded/17936573
  3. フリーライター木野龍逸さん&IWJ Staff さんによるまとめ(なし)

■ニコニコ動画

Twitter 実況 及び 視聴者の声


■会見のポイント

# 本会見での宿題回答はなかったと思います。


■本日の議題

2011年10月15日土曜日

2011年 10月 13日 統合対策本部共同記者会見:10月6日に死亡した3人目の福島第一原発作業員、東電に調査を一任。東電、死亡因果関係なく労働監督下半年3人死亡多いと思わず。調査公表を行わない姿勢変わらず。記者クラブメディア記者、作業員死亡をスルー。新潟、秋田、米所、航空機モニタリング発表。

2011年 10月 13日 共同記者会見 (73回)

■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
  1. http://www.ustream.tv/recorded/17845772
  2. http://www.ustream.tv/recorded/17846543
  3. http://www.ustream.tv/recorded/17848878
  4. フリーライター木野龍逸さん&IWJ Staff さんによるまとめ

■ニコニコ動画

Twitter 視聴者の声


■会見のポイント
冒頭、特に新しい動き、発表はなかったものの、世田谷ホットスポット報道に関する質疑、労働監督下における半年で3人目の作業員死亡に関する政府、東電のいい加減な説明に質疑が紛糾。結果5時間に及ぶ長時間会見に。政府は作業員脂肪に関しての調査は東電にお任せ、一方東電は因果関係がないとして調査するきなし。

政府言い訳はプライバシーと遺族に配慮。説明が二転三転しており明らかにこれまでの死亡した作業員と扱いが異なる。親族配慮から親族と接触が出来ない、遺族意向さえ判断根拠ではなく一方的な政府判断である事が判明している。以前から作業員募集に暴力団が関与疑惑があり、その関連を疑う質問も。

10月6日、11日、13日の会見質疑、特に政務官の曖昧な説明を見る限り、意図的に何かを隠しているか、関わらないようにしている事は間違なく、今後も追求は続くと思われる。決して追求を手を止めてはならない。40年来の人命を軽視する被爆管理の実態。フリーランス柳原記者に注目。

■モニタリング関連の動き
昨日12日に公開された新潟県と秋田県の航空機モニタリングの結果が冒頭の環境モニタリング結果で文科省より発表されている。ちなみに北海道は航空機モニタリングの対象地域になっていない。

また愛知県での航空機モニタリングの開始がアナウンスされている。東海地方では岐阜県に引き続き2例目となるモニタリング調査となる。

■質疑の主な内容
前半は世田谷区で警戒区域並みの線量、ホットスポットが発見された報道に関する質問が集中。ホットスポットの原発事故由来に関する質問が相次ぐ中、ツイッターではラジウムの可能性を指摘する声も。

結局、会見中に民家のベッドの床下から汚れた瓶が見つかり、そこから強い放射線が出ていると会見にも一報が。

前回の統合会見で IWJ 岩上氏がスクープした神奈川のマンションの屋上でストロンチウムが検出された一件。毒性が強く半減期の長いストロンチウムが原発事故の深刻な影響が広範囲に及んでいる事を示す証拠が示された訳だが、このスクープは、翌日の新聞記事報道に大きな影響を与えた経緯もあり、今回の世田谷の件に対して記者クラブメディアが敏感に反応しているのが印象的だった。

これまで隠したり過小評価することばかり考えて広報してきた国とメディアだが、一般市民が線量計を購入して独自に調べる動きが広がっている中、今回発見された世田谷区の事象。これまで伏せてきた航空機モニタリングの結果の認識が広がるにつれ、今後もこのような事象が増えていくものと思われる。もうこれまでのように隠し通せないし、事故直後からこれまで電力会社擁護、原発擁護、利権を守るため矛盾報道、発言を繰り返してきたメディア、政治家の無責任な言動が露呈していくことになる。

ひとつ心配な事がメディアがラジウムの可能性を誇張して書き立てないかと言う事。「放射能は日常、身の回りにあるもので心配する必要はない」とか、「原発だけが問題ではないのだ」といった如何にも自分の頭で考えない日本人に直感的に理解し易い論調を創りだして、世論を自分たちのいいように誘導しないか不安になる。根拠を示さない連日のあからさまな再生エネルギーバッシング新聞コラム、大本営発表と何ら変わらない原発(スポンサー電力会社)擁護報道を考えれば、十分起こり得る。ネットが監視し続ける必要あり。

■死亡した3人目の作業員問題
政府お抱えの大手記者クラブメディア記者(テレビ、新聞)は、作業員が死亡した連絡が入った当初からこの話題について殆ど質問していない点にも注目して頂きたい。読売新聞記者が最初に少し質問しただけだ。質問、追求しているのはフリーランス、ジャーナリストを始め週刊誌等記者のみ。先日来から度々質疑に取り上げられているフリーランスの会見参加条件に関する政府姿勢についても注目して会見を見て頂きたい。(最近の統合会見においては寺澤氏、日隅氏、回答する記者団 佐藤氏等の質疑を辿られたし)

4月、5月の段階で住民の被ばく現状をあきらかにするため、ヨウ素の生態半減期が過ぎて検出できなくなる前に子供だけでもホールボディーカウンターの検査を受けさせるべき、確実な被爆推定ができるように一部の住民だけでも受けさせて欲しい、と繰り返し NPJ おしどりさんや NHK石川解説員が訴えてきたが、政府は一切の対応をせず、検査直前だった機器を修理に出して受けさせないなど検査妨害疑惑もあり、この件も見解決のまま。その上、2名だけ検査を受けられた人がいたが、検査結果は一切公表せず堂々と秘密にしている。

この間、記者クラブ大手メディア記者は、目の前で行われる国家犯罪を目の辺りにしながら、誰一人質問しようとせず、直接住民は国民に関係のない東電に対するプラント関連の質問ばかりをしていた。それと全く同じ事が起きている。半年で労働監督のもとで3名も死亡、司法解剖さえ行わず警察も動かない。あり得ない。

その事について報道が全くなされていない現状。さぶりんとか、女性記者に対してつぶやいている馬鹿がいるが、私は彼らに対して人間性の欠片すら感じられない。「目の前で苦しんでいる人に背を向け、原発で食べている自分たちの利権を守るために平気で見過ごす。その上、自分たちの都合のようように事実を歪める報道、そんな仕事に関わって人として恥ずかしくないのか」という軽蔑の眼差しで彼等 記者クラブの記者を見ている。

これまでの会見における態度、質問内容を見る限り、少なくともまともな神経の持ち主ではない事は確か。お前たちが事実を知りながら、伝えるどころか安全デマばかりを報道して子供を被曝、私意的に助長し続けたのも同然なのだから。未だに間違いを知りつつ 100mSv安全報道を続ける新聞、テレビとそれを真に受ける自分の頭で物事を考える事をやめた日本人。

後日、8月6日の統合会見から続いている3人目の作業員死亡に関する質疑を全てリストアップします。取り敢えず会見で知り得ることの出来る情報、経緯について簡単に表にまとめた。

10月6日 作業員死亡までの経緯と関係者の対応
10月5日 7:10 頃 発電省郊外における朝礼中に体調不良者が発生、その後、Jビレッジに業務者において搬送
10月5日 7:25 頃 Jビレッジに到着
10月5日 8:20 頃 いわき市立総合磐城共立病院に搬送
10月5日 8:53 頃
東電から国に第一報。その後、都道府県、立地町村に対し特措法の第十条通報
10月5日 9:04 頃
富岡労働基準監督署に情報提供
10月6日 5:00 頃
早朝 5時頃 作業員が死亡した旨の連絡が元請け企業である 大成JV から連絡
作業員データ 8月8日から福島第一作業員として従事。1日の労働時間は平均3時間。被ばく線量は8月 0.91mSv、9月 1.02mSv、10月 0.09mS、合計 2.02mSv
政府(園田)説明
8月11日 東電から連絡受けていない承知していない発言。8月13日に撤回。遺族は傷心しているので配慮する必要がある。遺族とは連絡が取れていない。発言が二転三転。司法解剖は違法性がある場合に行われるので死亡した作業員については必要ないと司法解剖の意味を理解していないとんでも発言。一貫しているのは遺族に配慮して死因は公表すべきでないと言う点。明らかにこれまでと異なる対応。政府の意向か個人的考えかの問いにも明確に答えず。作業員調査は東電にお任せしていると繰り返し発言。
東電(松本)説明
10月6日 作業員の死亡と事故との因果関係はなかったと松本。プライバシーの観点から調査をする考えはないと明言。司法解剖が行われたかどうか知らない。死体検案書ではなく死亡診断書と発言。つまり司法解剖されていない事実を把握しながら知らない発言した疑惑。作業員登録時の健康診断、確認は雇い主である協力企業が行うべき事であり東電として直接関与しない姿勢も一貫している。(暴力団関係者が手配した作業員疑惑。実際に元作業員が身体的特徴から暴力団関係者とおぼしき人が作業しており、マスコミに報道出来ない理由ではないかと指摘している。)
大手記者クラブ
メディア報道
10月6日 作業員の死亡と事故との因果関係なし報道。10月6日の死亡した日に読売新聞記者が1度質問したきりそれ以降の統合会見の場で質問なし。フリーランスを中心に大手記者クラブメディア以外の記者のみが質問。
半年間で3名も同じ現場で作業員が死亡していることについて多いと思わないと東電発言。その一方で園田政務官は多いか少ないかはナンセンス、死亡者が出ないようにすること大事と発言。しかし調査は全て東電にお任せと繰り返し発言するなど発言がぶれにぶれており、作業員死亡に関して政府が積極的に関与する考えがない、関与していないことが明らかになっている。


■本日の議題

2011年10月5日水曜日

2011年 10月 3日 統合対策本部共同記者会見:

2011年 10月 3日 共同記者会見 (70回)

■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
  1. http://www.ustream.tv/recorded/17657316
  2. http://www.ustream.tv/recorded/17657449
  3. http://www.ustream.tv/recorded/17658789
  4. フリーライター木野龍逸さんによるまとめ

■ニコニコ動画

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■会見のポイント



■本日の議題
開始時間は 16時30分です。

2011年9月23日金曜日

2011年9月22日木曜日

2011年 9月 20日 統合対策本部共同記者会見: ロードマップ(工程表)見直し会見 前回より精度を上げた放射性物質放出試算は前回と同じ毎時2億ベクレル放出。

2011年 9月 20日 共同記者会見 (67回)

■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
  1. http://www.ustream.tv/recorded/17389692
  2. http://www.ustream.tv/recorded/17391270
  3. http://www.ustream.tv/recorded/17392255
  4. フリーライター木野龍逸さんによるまとめ

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■会見のポイント
前回のロードマップ見直し会見よりも変更は少なく、普段から会見を見ている人には退屈な進捗状況のまとめ報告会見。質疑ではロードマップのスケジュールについて、前日の IAEA総会後の細野大臣の会見で、年内に冷温停止を前倒しにするという発言から、ステップ2前倒しかという最初に質問した記者のミスリードに振り回される会見に。

おかげさまで細野大臣と政府統合対策室、東電、保安院の足並みが全く揃っていない事が露呈する会見となっている。曖昧な冷温停止の定義に関する質問が再び再燃。質疑もこれまでの繰り返しで、実績を強調する政府、東電だが何かが大きく進展したとはとても思えず。

冒頭の1ヶ月の進捗状況を説明しただけという内容で、相澤副社長も冒頭の10分の説見だけで質疑では誰からも相手にされず、5時間の相澤副社長放置プレイからもそれが伺える。西澤社長は出席しないしわ、細野大臣が統合会見に出席することは今後もないだろうという事を強く印象づけた会見に。作業員の食事支給を廃止したことなど都合の悪い事は一切報告しない東電にとって都合の良い報告会見である事は相変わらず。

■放射性物質 放出量試算は前回と同じ 2億ベクレル/時
事故収束、実績強調をするあまり住民帰宅を視野に入れた7月19日のロードマップに向けて、取り敢えず政府が東電に無理やり示させた感のある放出量の値が240億Bq/h。次の8月17日のロードマップ会見では2億Bq/hに下方修正。今回、サンプリング地点を増やして精度が上がったと報告しながらも、試算結果は2億Bq/h と前回の評価と変わらず。

■質疑にあがった話題
福島第1原発事故 賠償請求に案内書160ページ、記入用紙60ページ
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110920dde041040006000c.html
原発事故時:東電が衆院委に開示 大半黒塗りで
http://mainichi.jp/select/today/news/20110908k0000m040109000c.html

NPJ 日隅氏と木野氏の質疑は要確認です。

# 質疑全文と宿題追跡は未着手。分業できる体制を (ヽ´ω`) DB Project参加中


■本日の議題
今回から 下記、式次第の時間は分割された動画時間ではなく通しの時間を表記しています。ニコニコ生の過去動画と時間が一致するわけではありませんが、通しのタイムコードなので 内容を確認する際に、ある程度の目安になると思います。質疑に関しては IWJ 録画データのタイムコードを表記しています。

これまで質疑はIWJ録画のTC(時間)を表記していましたが、この回から通しの時間に変更しました。

2011年9月19日月曜日

2011年 9月 15日 統合対策本部共同記者会見:

2011年 9月 15日 共同記者会見 (66回)

■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
  1. http://www.ustream.tv/recorded/17283485
  2. http://www.ustream.tv/recorded/17283690
  3. http://www.ustream.tv/recorded/17283773
  4. http://www.ustream.tv/recorded/17284062
  5. http://www.ustream.tv/recorded/17284309
  6. 前半:フリーライター木野龍逸さんによるまとめ
  7. 後半:フリーライター木野龍逸さんによるまとめ

■ニコニコ動画

Twitter 視聴者の声


■会見のポイント
しばしお待ちを。m(_ _)m



■本日の議題
今回から 下記、式次第の時間は分割された動画時間ではなく通しの時間を表記しています。ニコニコ生の過去動画と時間が一致するわけではありませんが、通しのタイムコードなので 内容を確認する際に、ある程度の目安になると思います。質疑に関しては IWJ 録画データのタイムコードを表記しています。

2011年 9月 12日 統合対策本部共同記者会見:

2011年 9月 12日 共同記者会見 (65回)

■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
  1. http://www.ustream.tv/recorded/17226764
  2. http://www.ustream.tv/recorded/17228055
  3. http://www.ustream.tv/recorded/17228455
  4. http://www.ustream.tv/recorded/17228525
  5. フリーライター木野龍逸さんによるまとめ

■ニコニコ動画


■会見のポイント



■本日の議題
今回から 下記、式次第の時間は分割された動画時間ではなく通しの時間を表記しています。ニコニコ生の過去動画と時間が一致するわけではありませんが、通しのタイムコードなので 内容を確認する際に、ある程度の目安になると思います。質疑に関しては IWJ 録画データのタイムコードを表記しています。

2011年9月11日日曜日

2011年 9月 8日 統合対策本部共同記者会見:

2011年 9月 8日 共同記者会見 (64回)

■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
  1. http://www.ustream.tv/recorded/17136066
  2. http://www.ustream.tv/recorded/17137627
  3. http://www.ustream.tv/recorded/17138134
  4. http://www.ustream.tv/recorded/17138588
  5. http://www.ustream.tv/recorded/17138734
  6. フリーライター木野龍逸さんによるまとめ

■ニコニコ動画


■会見のポイント



■本日の議題
今回から 下記、式次第の時間は分割された動画時間ではなく通しの時間を表記しています。ニコニコ生の過去動画と時間が一致するわけではありませんが、通しのタイムコードなので 内容を確認する際に、ある程度の目安になると思います。質疑に関しては IWJ 録画データのタイムコードを表記しています。

2011年9月8日木曜日

2011年 8月 29日 統合対策本部共同記者会見②:東電 会見終了時の作業員 β線被曝報告に関する質疑。(約40分)

2011年 8月 29日 共同記者会見 (63回)

■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
  1. http://www.ustream.tv/recorded/16950887
  2. http://www.ustream.tv/recorded/16951449
  3. http://www.ustream.tv/recorded/16952872
  4. http://www.ustream.tv/recorded/16953195 ← この動画の内容になります。
  5. フリーライター木野龍逸さんによるまとめ

■ニコニコ動画


■会見終了時に報告された作業員β線被曝に関する質疑
5時間45分に及んだ 8月29日 統合会見ですが、会見終了時に東電 松本氏から報告のあった汚染水処理システム関連の作業で作業員がβ線被曝した件に関連する質疑で約40分、会見終了が伸びました。システムの都合上、1ページに収まらなかったため、この部分だけページを分けて公開しています。

本編はこちらを参照してください。本件に関して結論から言えば、本件は線量が低く大事に至らなかったのですが、実はこの会見の翌日だったか、作業員が高濃度汚染水を頭から浴びてしまう事故が発生しており、(10万CPM)水まわりの事故が多発しています。30日以降の東電会見、保安院会見を確認されたし。

取り立ててこのページの内容が重要であるため、本編と分けている訳ではありません。また、作業員の方が被曝した事自体、軽視している訳でもありませんので誤解のない様に。統合会見ということでページを分けて公開しています。


■本日の議題
式次第の時間は分割された動画時間ではなく通しの時間を表記しています。ニコニコ生の過去動画と時間が一致するわけではありませんが、通しのタイムコードなので 内容を確認する際に、ある程度の目安になると思います。質疑に関しては IWJ 録画データのタイムコードを表記しています。

2011年 8月 29日 統合対策本部共同記者会見①:菅政権最後の会見。厚労省、農水省出席、食品の安全性、モニタリング会見にも関わらず、民放、新聞大手メディア記者、誰一人質問しない原発擁護会見に

2011年 8月 29日 共同記者会見 (63回)

■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
  1. http://www.ustream.tv/recorded/16950887
  2. http://www.ustream.tv/recorded/16951449
  3. http://www.ustream.tv/recorded/16952872
  4. http://www.ustream.tv/recorded/16953195
  5. フリーライター木野龍逸さんによるまとめ

■ニコニコ動画


■会見のポイント
今回の質疑は4部構成に。5時間45分の連日会見以来の長丁場に・・・一言でいえば、腹のたつ、突っ込みどころ満載の会見に。会見の大まかな内容、ポイントは後ほど ここに追記します。m(_ _)m

・菅内閣最後の細野大臣質疑(総裁選当日、代表に野田氏が選出。)
・食品モニタリング、厚労省、農水省
・定例質疑
・東電 会見終了時に報告された作業員β線被曝の質疑

作業員β線被曝については、別のページに分けます。m(_ _)m
(システム制限によりこのページに保存できないため)


■本日の議題
今回から 下記、式次第の時間は分割された動画時間ではなく通しの時間を表記しています。ニコニコ生の過去動画と時間が一致するわけではありませんが、通しのタイムコードなので 内容を確認する際に、ある程度の目安になると思います。質疑に関しては IWJ 録画データのタイムコードを表記しています。

2011年8月27日土曜日

2011年 8月 25日 統合対策本部共同記者会見:経産省 保安院 2011/3/7 に15m超の津波試算、東電から報告受けながらこれまで公表せず。事故調に一任。東電、試算公表せず、想定外の認識も変えないと断言。

2011年 8月 25日 共同記者会見 (62回)

録画 IWJ
1 http://www.ustream.tv/recorded/16860716
2 http://www.ustream.tv/recorded/16861114

フリーライター木野龍逸さんによるまとめ
http://www.ustream.tv/recorded/16862482

2011/08/25 東電・保安院・統合 会見アーカイブ


■会見のポイント
今年の3月7日に経産省 保安院が東電から 15メートル超の津波予測の試算報告を受けていたにも関わらず、東電、保安院、これまでその事実を公表していない事が明らかになった事に関して、枝野官房長官遺憾だ発言もあった事で、質疑の殆どがこの問題に。NPJ日隅氏、フリー木野氏、とにかく、今回は皆さん怒っています。

東電は「15メートルを超える津波予測」は試算であって公開すべき情報でないとし、津波は想定外の事象だったと従来の主張は変えないと断言。「這っても黒豆」を字でいく東電 松本氏の発言に質疑は紛糾。お互いをかばい合うような経産省 保安院 森山対策監と東電 松本。

もはや 保安院は経産省ごと解体以外にあり得ないと確信させられるほど、規制官庁である経産省 保安院と東電の馴れ合いの質疑に。追い詰められると事故調一任を理由に一切答えず。規制官庁である経産省 保安院が 事故調が決める事だと開き直ると、東電 松本も足並み揃える展開に。経産省 保安院、ただでさえ信用は落ちるところまで地に落ちているのに、情報開示せず、透明性ゼロ。何処まで地に落ちれば気が済むのか。

東電が持つ試算についても、今回の津波のように 何か他にも致命的な試算があるように思えてならない。東電と保安院を今後メディア各社がどう扱うか、と言う意味でも重要な会見に。おおかた、津波試算のタイミングも総裁選を見計らっての事だろうけど。

その事故調査委員会を経産省内部に取り込もうと画策し、管総理に阻止された事を忘れてはいけない。結局、脱原発の管おろしに躍起になっていたメディアが、総裁選を控えてこの問題をどのように扱うか、だったけど、これを書いている29日は自民公明大連立の野田が選出。

自民党に身ぐるみ剥がされ、一皮むいたら民主党は自民党だったという痛いオチ。責任所在が存在しない組織、利権構造、原子力ムラを作り上げてきた自民党。説明責任すら果たさず、原発事故は管総理による人災を主張してきた自民党、公明党。その先の民主自滅の解散総選挙で自民党の思惑通りの展望に。口先だけの再生エネルギーで国民欺く政治家たち。

宿題の回答 宿題あるいは未回答 はそれぞれこの色で示しています。


■本日の議題
  • 冒頭の挨拶 と 宿題の回答(園田政務官) 00:01:10~
  • 環境モニタリングについて (東電・文科省) 00:06:25 ~ / 00:09:55~
  • 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会) 00:12:40~
  • 各プラントの状況 (東電) 00:16:40~
  • 過去の質問に対する回答(経産省 保安院) 00:27:30~
  • 質疑 00:36:20~

2011年8月24日水曜日

2011年 8月 22日 統合対策本部共同記者会見:まだ作成途中です。かなり厳しいかも。 ヽ(д`ヽ)。。オロオロ。。(ノ´д)ノ

2011年 8月 22日 共同記者会見 (61回)

録画 IWJ
1 http://www.ustream.tv/recorded/16810913
2 http://www.ustream.tv/recorded/16812302

フリーライター木野龍逸さんによるまとめ
http://www.ustream.tv/recorded/16812302/highlight/196655

2011/08/22 東電・保安院・統合 会見アーカイブ


■会見のポイント
8月22日 の共同会見の資料リンクを含む会見冒頭の内容が上がったので先にアップします。会見の斜め読みは可能ではないかと思います。

質疑全体の一問一答、QA はまだ出来ていませんので、現在の所、未回答質問は追えません。本会見で回答のあった箇所は緑色で示しています。会見の要点は作成中です。上記、木野龍逸さんのまとめとIWJアーカイブをどうぞ。


■本日の議題
  • 冒頭の挨拶 (細野大臣) 01:03:05~
  • 事故収束に向けた取り組み進捗状況(園田政務官) 00:02:00~
  • 環境モニタリングについて (東電・文科省) 00:06:55 ~ / 00:08:50~
  • 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会) 00:20:30~
  • 各プラントの状況 (東電) 00:23:50~
  • 過去の質問に対する回答(経産省 保安院) 00:29:55~
  • 質疑 00:35:15~

2011年8月22日月曜日

2011年 8月 17日 統合対策本部共同記者会見:工程表見直し会見

2011年 8月 17日 共同記者会見 (60回)

録画 IWJ
1 http://www.ustream.tv/recorded/16707980
2 http://www.ustream.tv/recorded/16708921
3 http://www.ustream.tv/recorded/16713283

フリーライター木野龍逸さんによるまとめ
http://www.ustream.tv/recorded/16713283/highlight/195201


■会見のポイント
次の会見と一緒にアップします。m(_ _)m


■本日の議題
  • 冒頭の挨拶 (細野大臣) 00:00:30~
  • 事故収束に向けた取り組み進捗状況(園田政務官) 00:24:05~
  • 事故収束に向けた取り組み進捗状況(東電 相澤副社長) 00:04:45~
  • 福島原発ビデオレター上映(約6分)
  • 質疑 00:05:05~

2011年8月13日土曜日

2011年 8月 11日 統合対策本部共同記者会見:放射線測定要員、放射線管理要員の育成。緊急時避難準備区域の解除に向けたモニタイング結果最新値。水産庁 30km 圏内の水産物を調査せず。被災者に配慮して政府だけが盆休みで来週は週1会見に質疑炎上。

2011年 8月 11日 共同記者会見 (59回)

この会見以降から、未回答質疑はこの色で、前回の質疑に対する回答はこの色で表記して、後追いし易いよう配慮します。今後の共同会見は、後追いしやすいように同日に回答出来なかった質問にも注目します。

録画 IWJ
1 http://www.ustream.tv/recorded/16570548

フリーライター木野龍逸さんによるまとめ
http://www.ustream.tv/recorded/16572566


■会見のポイント
細野大臣はまた欠席。新聞一面を飾るような大きな発表はない。放射線測定要員、放射線管理要員の育成について報告している。今後、住民帰宅を本格化させるために多くの人手が必要というのが本音。これらの要員は何れも原子力関連企業からの募集。他の現場作業要員はこれに該当しないところがポイント。

つまり、被爆管理調査やモニタリングに第三者は何が何でも加えないという事。NPJ おしどりさんの質問に注目。シニア行動隊は 500人も集まっているそうで、当然、この方々も住民帰宅のためのモニタリング、除線活動には一切関わらせない。国と相談する必要があると一蹴する東電 松本。いったい何の相談をするのやら。

モニタリングの過小評価発表の姿勢は相変わらず。高い値が検出されても、林道で近くに民家はないからなど、必ずといって良いほど、問題はない旨を付け加える坪井審議官。東電 松本にしても、カメラを意識してか高い値が検出されても記載の通りと述べるだけで声に出さない。見ているだけで国、東電の不信感が募るばかり。

プラント関連では大きな発表はなく、水漏れ等、水処理系が安定しない状況は変わらず。モニタリング関連では、ただ5月分の積算線量を発表するだけ先月との比較ぐらい分析示すべきだと思うが、だめ出ししたのはNHK石川さんだけ。汚染や被爆実態に関する質問をしない大手メディア記者も相変わらず。

質疑関連
泊原発3号機の試験運転が中心になるかと思いきや、質疑の半分は園田政務官の冒頭発言、「月曜の定例会見は被災者に配慮して盆休み、来週は週1回だけ。だけど工程表会見1日前倒しするし細野大臣もくるよ。」発言に質問が集中。しかも、保安院、東電は通常通り会見を開いて情報提供、当然、現場も止まらない。

この決定に対する木野さんの質問を皮切りに会見はお祭り騒ぎに。質疑の半分は園田政務官の苦しい答弁に時間が費やされているかも。

これまでなし崩し的に土日休み、週2回、週1になろうかという発言も過去にあったことから、危機感を持った記者も多かったようで、なぜ、政府だけが休むことが被災者の配慮になるのかという疑問の声が。

特に印象的だったのがニコニコ七尾記者の質疑。かなり厳しい言葉で念押し。そして質問はこの一点のみ。以降の質疑は流石に他の記者も勘弁するだろうと思いきや追い打ちの数々。この地点でもはや炎上。

「誰が決めた?」園田政務官が答えられる立場にない事、言い出しっぺは皆さん誰であろうかは承知の上で園田政務官を追い詰めている事を念頭において見て頂ければ、尚のこと楽しめる質疑に。棒きれで政務官つついて遊んでるようにも見えなくもない。

細野大臣が次の会見でフォーローするのかどうか。大臣はこういう気遣いをする方なので個人的には注目。自分が言い出したことを家来が粗相してすまなかったと平気で言えるのが政治家だと思っているので。それとも蒸し返さない方が良いと判断するのか、17日(水)楽しみ。

一方で「会見を開いて情報を提供する事が被災者のためだと思わないのか?」という木野さんの言葉を引用する大手メディア記者。被災者、国民のためになる事は一切報じず、デマばかりを報じる大手メディア(テレビ・新聞)の記者様がどの口でそれをいうのですか?というのが健全な見方。

また、泊3号機運転容認は経産大臣が地元(だけじゃない)の声を無視するのかどうか注目される中、「記者クラブは報道しないから地元の声を無視して下さい。」とでも言いたげに話題をそらしているようにも感じる。読売記者の妙にしおらしい泊原発の質問も気になった。

30km圏内 水産庁が5ヶ月も経過して水産物の検査を行っていない
木野さんと文科省のやり取りに注目。農林水産省、水産庁、文科省が隠蔽方向で常に動いている事が被害の拡大に繋がっているという自覚がない。

農地、水田の汚染、十分予測されていながら指摘されていたのにも関わらず、稻ワラのセシウム牛が表面してようやく航空機モニタリング情報を農水省に提供し、最近になって航空機モニタリング調査を本格化させた文科省。完全に政府、文科省、安全委員会の責任だがメディアは一切叩かない。

モニタリング調整会議で水産物の調査、高濃度汚染水田で稲作が行われている実態について議題にさえ上らないし、次の会議の予定もないという事実。縦割り行政対策で立ち上げた会議じゃなかったのか。これまで月に一度のペースで2回しか行われていない。(やるきなし)

何のため関係部署を集めたのか。成果として目に見える形で出てきたのはリンク集。(坪井審議官曰くポータルサイトと言うらしい)また、政府は米の先物取引や食品の関西流通網、食べて応援キャンペーンなど汚染物をさばくことしか頭になく、そういう事は先手を打つ。そのための過小評価しかり。

もはや 国民をなめているとしか言いようのない政府と経団連。問題が分っていても何ら有効な対策を打とうとしない。間違いなくお米は止められない。国の姿勢がよく現れている木野さんの2回目の質疑は必見。


■本日の議題
  • 冒頭の挨拶 (園田政務官) 00:00:40~
  • 人材確保と人材育成について(東電) 00:04:45~
  • 環境モニタリングについて (東電・文科省) 00:09:40 ~ / 00:13:25~
  • 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会) 00:19:10~
  • 各プラントの状況 (東電) 00:21:55~
  • これまで頂いた質問の回答 (経産省 保安院) 00:28:25~
  • 質疑 00:32:20~

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