■IWJ Web Iwakami - 岩上安身オフィシャルサイト
- http://www.ustream.tv/recorded/19178836
- http://www.ustream.tv/recorded/19179018
- http://www.ustream.tv/recorded/19181238
- IWJ 岩上安身氏、佐々木氏&登尾氏によるまとめ
■ニコニコ動画
- ystricera さんによるまとめ
- 2011/12/16・16:30開始 政府・東京電力統合対策室合同記者会見(おやすみ)
■福島原発事故対応に関する緊急会見
統合会見分終了後(23:30)に行われた自由報道協会緊急記者会見
■会見のポイント
統合対策本部はSTEP2終了、冷温停止状態達成の本日を持って1Fプラント事故終息を宣言。それに伴い政府、東京電力合同対策本部は本日を持って解散。共同記者会見は本日が最終回に。
9月19日の IAEA の年次総会で細野大臣は 「ステップ2」年内前倒しを突如表明、その地点から結論ありきで事態は推移してきた。事故当事者たちが決めたステップ2終了の条件、冷温停止の定義が、次から次へと明らかになる問題、発生するトラブルで破綻する中、ステップ2終了を野田総理が宣言する情報は事前にリークされていた。
恐らくマスコミ対応であろうと。ステップ2終了に合わせて事故収束を印象づける報道を期待しているのか、年末のイベントに合わせて事故収束を印象付ける動きに出ないか心配しながら野田総理の会見を見ていたが、なんと、野田総理自ら、1F事故そのものが収束したと宣言。まさかと誰もが耳を疑った。
その野田総理のステップ2終了、事故収束宣言直後の統合会見では、事故収束により統合対策本部は解散、この記者会見を終了する事が伝えられた。またプラントの事故収束を繰り返し強調発言する細野豪志だが、質疑も記者一人につき1問限定、大臣質疑が終了するなり会見も終了。
会見場の誰もが、細野大臣の質疑が20時15分までと思っていたが、細野大臣退出と同時に東電 西澤社長もコソコソと退出。会見場は怒号が飛び交った。経産省 事務局の司会者は、冒頭、質疑は大臣の質疑に限定してないと説明。また、20時15分は細野大臣向けの質疑ではなく、会見は20時15分までだと説明した事で会場騒然、再び怒号が飛び交った。
(冒頭、経産省保安院がどのように説明したか、文字に起こしているので確認して欲しい。東電 西澤社長を擁護したとしか思えない。2名、西澤社長に質問した記者がいるが、これは意図的に大臣への質問時間を減らす意図があったと思われる。)
結局、政務官が予定を返上して、20時15分に強制終了させるはずだった統合会見は23時30分過ぎまで続いた。早々に帰った細野大臣は NHKへ出演。番組冒頭の懐疑的、批判的な出だし映像に表情が一変。あれだけ統合会見で連呼した「事故収束」という言葉を殆ど使わなかった。
政府はマスメディアが大本営発表に付き合ってくれると思っていたのだろうか。わたしはマスメディアがステップ2を事故収束と印象づけるような大本営発表をするだろうと見ていたので、その点は幸いだった。まさか、政府自らプラントの事故収束宣言をするとは夢にも思わなかった。
統合会見を見ているだけで分かるデタラメぶりなので、当然、海外の専門家、国際社会もプラントの事故が収束したとは誰も思っていない。というか呆れた記事が海外メディアの大勢の反応だった。この2週間の保安院と東電、政府の強引な動きを見るだけでもよくわかるので、具体的なデタラメぶりは割愛。至近2週間程度の統合会見をチェックして欲しい。
ひょっとしたら事故収束に向けたロードマップという地点で、ステップ2終了=事故収束 という解釈だったのかと今更ながらに思ったりも。
■本日の議題
- 冒頭の挨拶(細野大臣) 00:06:10 ~
- 冒頭の挨拶とステップ2完了のポイント(園田政務官) 00:16:55 ~
- 冒頭の挨拶(東電 西澤社長) 00:23:00 ~
- 質疑 00:26:50 ~