2013年1月25日金曜日

東電会見 2013.1.25(金) 17時30分 ~ 2号機トーラス室穴開け調査計画。海洋放出報道 否定。アレバ水漏れ続報。規制委員会 新安全基準に対する東電の意見報告。ほか。

東電会見 2013.1.25(金) 17時30分 ~

1F作業関係。使用済燃料プール瓦礫撤去作業に伴い3号機使用済燃料プールが28日から数日冷却停止、温度上昇低く問題ない認識。燃料取り出しに向けSGTS復帰のため水抜く必要あるため 6号屋外トレンチの溜り水を仮設タンクへ移送する報告。

前日24日発生のアレバ漏えいトラブル続報。レデューサー亀裂による漏えいは凍結と断定。保温材を取り付け対応する旨の報告。1-2号機滞留水移送ラインの(PE菅化)信頼性向上工事が完了した旨の報告。

2号機トーラス室の上の階から床面に穴を開け、カメラ、センサー類を降ろし内部調査を行う旨の計画を発表。約30人体制で請負は恐らく鹿島。滞留物の採取、線量測定等。2号機、1号機の順で早ければ2月上旬に結果報告。

会見同日25日に規制委員会から求められていた地震・津波に関わる新安全設計基準に対する意見説明で東電が使った資料の内容説明。津波、外的事象対策、過酷事故時対応、設備対策などの説明長々と規制委員会に意見した内容を披露。

24日「第2回特定原子力施設監視・評価検討会」で東電が規制委員会で言及した海洋投棄に関する報道を否定する口頭報告。HPに報道を否定する記載なし。言葉足らずで誤解、すんません。文書による報告なし。でも資料には海洋投棄の文言。

運営会議、研究開発推進本部による進捗管理の方法について国が見直しを検討しているため今回の中長期対策会議、研究開発推進本部は行わないとのこと。廃止措置取り組み進捗状況をまとめ、報告会見を1月31日(木)17時30分に行う

【質疑】
  1. NHK(漏えいパトロール・2号機トーラス室調査*)→
  2. 読売(2号機トーラス室調査*)→
  3. 時事(安全確保考え方 規制委員会説明*・2号機トーラス室調査*)→
  4. おしどり(2号機温度計上昇現象・海洋投棄方針否定説明*)→
  5. 東京(海洋投棄方針否定説明*)→
  6. 木野(海洋投棄方針否定説明*・アレバ)→
  7. ファクタ(2号機トーラス室調査*)→
  8. 木野(アレバ補修作業員被ばく状況・LCO以外温度計数値)

○福島第一プラント

○指示・報告

○報道



■福島第一の状況

○東電小林B:
会見を執り行う。

○尾野:
福島第一の状況 http://j.mp/SKBFwP

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機注水状況安定。

[圧力容器下部温度]
示したとおりで特記事項ない。

[格納容器圧力と水素ガス濃度]
特記はない。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システム運転中。安定して冷却が進んでいる。関連の特記関係。1号機に関してポツが二つあるが、その2つ目。

使用済燃料プールのスキマーサージタンクに消防車のポンプから水を補給するために、使用済燃料プールの代替冷却系を停止して補給を行った。

これは先般、途中で漏えいがあり、停止したものだが、対処して終了したということである。★3号機のところだが、使用済燃料プールの上部オペブロ、鉄骨瓦礫の撤去作業の関係で、一時的にプール冷却を止める予定。

28日から数日間の停止になるが、それに伴いプールの温度上昇は十分低いレベルで抑制される見通しだ。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋へ移送を実施している。ちなみに5号、6号の屋外トレンチ関係だが、そちらに溜まっている水の仮設タンクへの移送を実施する予定。

これは5,6号機から燃料取り出しを今後行なっていくに辺り、SGTSという換気設備、こちらの復帰を行う必要がありましてぇ、

SGTSの排気ラインが一部トレンチの中を通ってスタックに繋がっているので、その点検のために水を抜くことを予定している。関係して周辺トレンチの水抜きも行う。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。下の方に補足事項が沢山付いているが、その地番したのポツ。★アレバだな。除染装置薬液タンク水貼り配管のフランジ部でレデューサーフランジの部分から漏洩があったということで対処していたが、

その件について確認したところ、こちらについては★凍結による漏えいであったことが分かったので、当該部分を補修すると共に保温材を取り付けることとした。

[その他]
るる書いているが、上から4つめのポツ、下半分。こちらは… 昨日、案内したとおりで、使用済燃料プールの補給水のろ過ヘッダ部の本体から水が漏れているということだったが、こちらも確認したところ、

凍結が原因であった、ということなので対処している。ということの内容だ。その下にポツが3つほどあるが、下から2つ目だな。

★28日からの作業予定。CST(復水貯蔵タンク)の復旧作業の関係で、こちらに内蔵されている水を1号機廃棄物処理建屋に移送する予定。また、一番下のぽつ。

★1月28日から所内電源の作業関係で共用プールの浄化系を一時的に停止する予定が入っている。こちらについては以上だ。


■福島第一 1-2号機滞留水移送ラインの信頼性向上工事完了

手元に資料が一つ入っているかと思うが、「福島第一原子力発電所1-2号機滞留水移送ラインの信頼性向上工事完了について http://j.mp/SKwyww 」ということで、PE管化工事、施設側を進めているが、

1号、2号でPE管化工事を予定していた場所については工事が完了したということである。PP資料で言うと、オレンジ色でマーキングして矢印を付けているが、そちらのラインで終了というようなことである。こちらは案内である。


■福島第一 1・2号機トーラス室調査について★★★

その次だが、これは調査の予定案内だ。「福島第一原子力発電所1・2号機トーラス室調査について http://j.mp/SKwjS8」1号、2号機のトーラス室の調査を進めることで準備をしている。裏面した半分3ページを見るんだ。

トーラス室の点検を行いたいが、トーラス室の中に水も入っているし、アクセスするのもなかなか難しいということで、★トーラス室の上の階から床面に穴を開けて、

おおよそ300mm、30cmの穴をあけて、ここからカメラ、センサー類を降ろして、中の様子を観察するようなことを考えている。

上半分にどのような測定項目を考えているかというと、下ろしていく過程における気中の温度、あるいは線量、カメラで見れる範囲での構造物の確認。

それから水中に入ってカメラで見える範囲の構造物の確認であったり、透明度、温度、線量というものを見ていく。

それから滞留水の採取、あるいは底部に堆積しているものの状況のカメラによる確認とか、あるいはそれらの採取というようなことを試みる。

6ページを見て頂きたいが、作業行うため、1階フロアから床に穴を開けていくということだが、1号機と2号機で床フロアに穴を開けるに辺り、障害物がない良好な場所を探し、1号機といえば青い丸で示した場所、

それから2号機も青い丸で示した場所になるが、こちらから作業を行うことで考えている。で、穴開けだが7ページ(http://j.mp/SKwjS8)に手順を書いているが、コンクリートをコア抜きするときに使うような機材だな。

これを使って穴を開けていく事で考えている。作業的には先ず2号機からスタートしようと思っており、★★2号機について今週末、1月27日から穴あけ作業を開始したいと思っている。順調に行けば、2月上旬に中の様子が見ることが出来ると思っている。

1号機については順次、やや遅れて進めていくことを考えているが、現時点でスケジュールについては調整中という状況。


■規制委員会 新安全設計基準に関する検討チーム 東電説明資料★★★

それからあ、もうひとつだが、「原子力規制委員会 発電用軽水型原子炉施設の地震・津波に関わる新安全設計基準に関する検討チームにおける当社、説明資料の配布について http://j.mp/Vb8LCI 」ということで、資料を配っている。

ええ、先週(http://j.mp/SKIgY5)新安全基準に関して各電力からの意見ということで、規制委員会が聴取する機会があったが、私どもは参加していなかったので、本日、我々の方の考えを聞きたいということがあったので伺っている。

ま、その際に提出した資料を手元に配っている。http://j.mp/Vb8LCI ま、あの、新安全基準に関しては、私どもの考えと基本的に沿っているものと思っているので、それに則って、我々としては対応を考えているところだが、

おおよそ、事故時の教訓を踏まえて頭の整理をしているところについて、話をさせて頂いた。めくってパワーポイント(http://j.mp/SKJRwW)で十数枚程度の資料という形に簡単に纏めたが、先ず、福島の教訓ということで整理していくと、

2ページに外的事象、この場合津波だな。津波ということに対して、事実関係としては設計で考えていたものに対して、津波の威力が強くて負けてしまったというところを踏まえて、教訓を汲み出していくということで、

# 津波の威力に負ける前に、利益最優先うまい汁の誘惑に負けてる東電に原発扱う資格なし。津波指摘されながら否定して、それ見たことかの今回の事故。で、懲りずに今度は新たな断層判断を拒否するであろう東電。潰さないとダメ。この会社。放置する政府も同罪。

外的事象に対して真相防護の各層を充実させ、設計基準の装丁を変えても容易に次の段落の防護まで進んで行かないようにしていくのが大事であろう、ということを述べている。

それからあ、3ページ。今回、電源がなかったということが非常に大きな問題であったので、電源、全て、前交流電源喪失を前提とした場合でも、

初期の冷却手段である高圧注水機能、あるいは減圧をする機能、こういったものを強化していくことが必要であったという事実関係から、

教訓として、事故後直ちに必要となる高圧注水機能について、SBO(全交流電源喪失)を前提とした強化を行なっていく考え方。

それからぁ、主蒸気逃がし安全弁の長期にわたる機能維持というのは、従来のLOCA(冷却材喪失事故)ベースの設計基準では十分想定していないので、それに応じた強化を考えている、こういった様な事を示している。

# 原発は実際に安全装置が適切に作動するか、実機を用いて確認できない。負荷試験も出来ない。航空機でもテスト飛行するのに。ほんと無茶苦茶、有り得ない核の世界。技術進んだと新型作ると豪語する無責任極まりない自民安倍。

それからもう一つ大きく言うと、3点目として第4層の設備。これは事故が進展していった後のことだが、その時に格納容器というものが、やはり、非常に重要な役割を果たしていくわけだが、今回、格納容器から放射性物質が放出してしまっている事を踏まえ、

教訓としては炉心損傷後の緩和機能を持っている格納容器の放射性物質の抑制機能について、今までは、まっ、マネジメント的な策だったが、設備的な対策も考えていく必要があるだろうと考えている。

こちらの方はフィルターベントという形で検討を進めている格好になる。まっ、こうした外敵事象に関する問題、それから電源の問題。それから格納容器の問題、というようなことについて、まっ、あの、特に説明しているわけである。

5ページ以降は(http://j.mp/SKJRwW)、まっ、考え方ということでとりあえず細かく整理しているが、考え方の中で特徴的なこととして、8ページ目に書いてあるフェーズドアプローチの考え方を示している。

フェーズドアプローチといっているのは、言葉としてちょっと難しい言い方をしているが、要は事故が起こってから、事故進展の時間的な経過というものを考える必要があるということだ。下に絵を書いてあるが、

事故が起こってから、ごく短時間の間で、逆に言うと事故が起こってから非常に時間が経ったあとでは、発電所の外から様々な支援や、援助をもらうことが出来るということだが、事故直後にはそれが難しいと。それから事故から経ってから、しばらく経てば、

可搬設備を設置するとか、発電所の中で色々な様々な対応を取っていくことが出来るのが、ええ、事故発生直後は、いきなり河畔設備を持っていく、というのは難しい。ということで、事故発生を基点に考えると、最初の対応は恒久的な設備が、

ええぇ、対処していくことが必要な時間帯というのがある。その後は、可搬的な設備でマネジメント的な対応を取っていくことができる。で、ある時間よりあとは、サイト外からの支援を受けることが出来る。

こういう時間的なイメージということをしっかり考えながら、それぞれ対処すべき設備、あるいはマネジメントのためのツール等を設備、用意していくということが重要だという考え方で考えている。

こうした考え方に基づいて、先ほど行った外敵事象への対処であったり、あるいは、電源交流、電源の喪失に対する対処であったり、4層のことを考えていくことになるが、それぞれ考えていくと、これはもう設備で、例えば、津波に対しては、

ええぇぇぇ、防潮堤、を、用意していくとか。あるいは防潮壁を用意しておく。あるいはしんすい防止策を講じる、といったような初期段階の設備対策ということをして、親水の防止を講ずる、ということしか、最も、あの、重要だということになるので、

初期の対応が非常に大事になってくるということであるし、ええぇ、また、電源の対応ということであれば、初期に必要な問題もあれば、ええぇ、可搬型で対応していくという扱いもあるということで、それぞれのものを考えていくというような整備になっている。

で、特に安全性向上のアプローチの例ということで、ま、12ページ(http://j.mp/SKJRwW)以降に、以下示しているが、安全性向上実行のアプローチの例から言うと、12ページ一番上のマルに書いてある、

福島事故の教訓から、高圧注水系の強化が重要、ということで、こちら、あの、事故直後に原子炉の圧力が高い状態でも注水できる設備機能を強化するようなことを書いている。

ここに関係して、ええ、RCICという従来からある設備に加え、代替の高圧注水系を恒常的な設備として追加していくことを検討していくということである。

また、現有設備にガスタービン発電機で確実に給電できるようにするというような対応をとることにより、初期のある段階において高圧注水をキープすると言うような方策なども考えているということである。

3つ目の丸だが、迅速に実効的な安全性向上を図る観点からということで、仮にRCIC、現在ある設備だが、これの電源等の喪失によって起動ができなかった場合に、

現場において主導で起動する手順、マニュアルを整備し、その訓練を行うことを記している。まっ、こういったようなことを整理しながらいくということだ。

13ページ以降、簡単な設備イメージを示しているが、13ページには高圧系の強化ということで、高圧系の代替注水系の設備イメージを示している。

それから14ページには高台のガスタービンから既存の高圧ポンプに給電して対応する場合の例を示している。

15ページ(http://j.mp/SKJRwW)以下については、フィルターベント関係の検討状況について示しているということで、ま、このような事を整理しながら、順次、ええ、今回の事故の教訓を反映して行きたいということを示している。

概略、このようなことを説明させて頂いたところである。(議事録 http://j.mp/14gXgj3

# 実は説明している会議は現在も続いております。東電以外の事業者も駄目だし感が強かったので東電はそれ以上と思われ。東電の説明に対して、規制委員会 更田委員会がどのような対応したのかは何れ議事録か動画でチェック。http://j.mp/14gXgj3


■第2回特定原子力施設監視・評価検討会 海洋放出 宣言(釈明)★★★

ええぇ、昨日、寄生庁により私どもが説明を行った資料http://j.mp/VkZ6yI)の一部に、ええぇ、ある意味、説明に、舌足らずの部分というところがありましてえ、一部の新聞等において、

# この報道に関してもHPに否定記事を出さない東電。つまり否定する気はなく、報道の通りの認識でおK。「漁業関係者怒り 東電の汚染水処理方針 http://j.mp/14gYElx」そもそも環境汚されても怒らない日本人の無関心さが理解出来ない。これ漁業関係者だけの問題か。

ええぇ、東電は、福島第一原子力発電所の放射性物質を含んだ汚染水について、処理装置で放射性物質を除去した後に海に放出する、というような方針を明らかにした、というような報道があった。http://j.mp/14gYElx

こちらは関係者に大変な心配と迷惑をかけることになったので、改めて、ええ、私どもの、ええ、考えてについてこの場で説明させて頂きたいと思っている。

ええぇ、先ず、私どもとしては、ええぇ、このような方針を決定したと。また、明らかにしたと言うことは無い。我々としては従来通りだが、

事故後、発災後に発生した液体の、ええ、廃棄物、ええ、汚染水だな。については、ええ、必要な検討を行って、いくと。いうことで、

例えばぁ、一つ目としてぇ、増水の原因となっている原子炉建屋の地下水への流入に対する抜本的な対策を講じていくという事。

それから、2点目として汚染水の処理設備の除去能力の向上や、ええぇぇ、あるいは確保。故障時の代替施設も含めた安定的な稼働確保方策、こういったものを講じていく。

ということ。それから3点目として汚染水を管理するために陸上施設等の更なる設置方策を講じていくという事で、ええぇ、滞留水の貯蔵を確保していく。

# 紙で出さず口頭説明のみ。汚染水が増え続ける事実は変わらない。いつかは放出しなければならない。アルプスの綺麗な水。会見説明で海洋放出を前提に話しているようにしか見えなかった。反発が出ている報道され言い訳する東電。約束反故にされたと言われかねないのでHPに残さないのか。

ま、こういった3つの施策を行なっていくことをこれまで、ええ、申し上げてきたところである。これら3つの施策については、ええ、これまで説明しているとおりだが、しっかりと進めていくと。同時にだな。

# とにかく暗い見通しは分っていても示さない。質問されても答えない。無責任極まりない姿勢を会見で振りまいてきた。どうしようもなくなってから放出、行き当たりばったりと言われても仕方なし。本当に無責任企業。ALPS、水を管理する土地、地下水流入防止、見通しないこと引き合いに出すなよ。

ええぇぇ、スピードアップを図って、確実な実施をしていくということを考えているところである。ええ、海洋への放出という事は、関係省庁の了解なくして、行うことはないので、こうした意味で、従来から、私共の方針は、一切変わっておらない、ということである。

ええぇぇ、改めて誤解を招くような事になったことに対して、お詫び申し上げると同時に、我々の考え方は変わっていないので、その旨を申し上げたいと思う。私からは以上である。

# それ建て前でしょ。建て前使って、誤解だっていうのやめなはれ。現実問題をしっかり伝えたらいかがでつか?取れきれない放射性物質がどれぐらいの量あるのか、計算して示してみろよ。建て前を紙で示しても仕方ないからHPで否定しないんでしょ。

○東電小林B:
1点資料の訂正をさせて頂きたいと思う。最初に説明した福島第一の状況のウラ面になるが、http://j.mp/SKBFwP 5ポツ、その他の4ポツ目の日にちが間違っている。◆1月19日ではなくて24日の13時15分という事であるので、

# ◆過ちだと伝えたが、記載の通りで正解だったと後ほど訂正あり。つまり、最初から記載ミスはありませんでした。とゆこと。

○東電小林B:
訂正させて頂きたい。それでは質問を受けたい。(24分)


■質疑

○NHK横川:
五月雨式に確認させるんだ。はじめに原子力発電所の状況の中で、今、日付の訂正があったこの件だが、日にちが間違ってしまっていて、確かにあれ?と思ったんだが、先ほど説明のあった、ああ、件でよろしいよね?

○尾野:
はい。けっこうだ。

○NHK横川:
一応、現段階では凍結のよる膨張が原因だと見ているようだが、確認したい。今、こういうフランジ部分を含めてだが、いろんな箇所のパトロール、そういったものはどんなスケジュールでやってるのか?

○尾野:
先ず、凍結防止対策で言うと、昨年非常に苦労したこともあるので、保温灯を設置することを実施してきた。で、昨年あった類似箇所、あるいは、汚染水を内包しているような配管で屋外に近いような場所、こういったようなところについて、

処置をとってきた、ということで、これについては一定の発生状況は少ないという成果は出ているものと思っているが、今回起こっている場所というのはろ過水を入れているような場所であり、

恒常的に使っていなかったような場所ということで、ある意味、あの、昨年来の対策で重要度という意味から言うと、一段下がる場所であったかと思う。ただし、昨年、こういう所では問題は起こっていなかったのも事実なので、

ある意味、今年、先般雪が降ったこともあるが、非常に寒い、ということもある意味絵供しているのではないか。ええぇ、パトロール等については、配管のパトロールというよりは設備のパトロールということで要所要所やっているということだ。

○NHK横川:
普段は使わないところだから、おそらく使うときに気づくことがあると思うが、仰ったようにリスクの高いような汚染水の所に先回りして暖かくする対策が取られていると思うが、こういう炉海水的な影響は低いが、

且つ普段は使わないところへの目配り、というのは、どういう体制でと言うか、日頃のパトロールの対象ではないと思うが、そう言う所の目配りはどのようにされているか、ということろはいかがか?

○尾野:
今ほど申し上げたとおりであり、個別にそういう場所を探し出しに行く活動、パトロールは特に無いわけだが、設備単位、単位で見に行っているのでそういう意味から言うと、

必要があればパトロールの単位で設備毎に見つけていくようなことで、今般も、まあ確認しているということである。

○NHK横川:
わかりましたありがとうございます。トーラスの調査についての確認だが、こういう形で積極的に施設に穴を開けてものを調べようというのはあまり記憶にないが、

こういう立ちでの調査は初めて、あの、ま、代替温度計とかやるときに元々の貫通部に何か入れるというのはあったと思うが、穴を開けるというのはあまり聞かなったが如何か?

○尾野:
積極的に調査のために設備に働きかける、あるいは、カットしたりするというようなことで言うと、先般、格納容器の内側を見るために配管から元々あった配管を切ってその中を見ていくことは、ある意味積極的働きかけ、ということであるので。

積極的に働きかけながら中を見ていく努力をしているというのは以前からしていたと持っている。ただ、このようにコンクリの床面に穴を開けてアプローチをしていこうというのは、ある意味新しい試みかと思っている。

○NHK横川:
3号機ではなく、1号機と2号機を先に、というのはなにか理由があったりするのか?

○尾野:
えっと、これはトーラス室の中を見たいということで考えながら検討した結果、こういうことを考えたということだが、トーラス室は地下にあり、

ま、一回の床の下に基本あるということだから、そこからアクセスすれば、干渉物のない場所を選ぶ必要はあるが、アクセスできるだろうということで考えているわけだ。一方、3号機については、原子炉建屋の1階の線量が高いので、

線量の関係から先ず作業を現実に実行する上で支障がない1号機、2号機で考えた、ということである。

○NHK横川:★★★
あと、恐らくちゃんと線量管理をすると思うが、この7ページ目(http://j.mp/SKwjS8)の穴開け概要手順を拝見した時に、リスクとして、例えば2号機なんかはそうだが、

従来から蒸気が充満しているウェットな環境にある意味において、開けた時の下からの吹き出しとか、行ったもののリスク管理はこの図から見るとわかりにくいところがあるが、それはどのような体制を捕っているのか?

○尾野:
この穴開け図の7ページを見てもわかると思うが、いきなり大きな穴を開けると言うよりは、先ず小さな穴、作業具の関係もあるが、小さな穴を開けて確認していくことになるので、

徐々に作業を進めていく格好になる。勿論、装備もそうだが、周辺の環境測定であったりは、並行して進めていくので、状態としてリスクのないように作業を進めて行きたいと考えている。

○NHK横川:
例えば先ほどおっしゃった配管への、さっき切断してやるという時は、確か水が、ドバーッ、と出てくることを警戒して、かなり受け皿のところでしっかりクローズな環境で抑えられるような設備をくっつけながらの作業だと思うが、

今回で言うと、そういった、ま、リスクとしていわゆる線量の高い上記が漏れ出てくることも有り得ることも想定して、周りになんというか、囲いというか、なにか、そういうものをやるような、頑丈な、というか、環境を管理した形でのやり方になるのか?

○尾野:
トーラス室自信は、これまでアクセスして水をサンプリングしたりしているので。これが閉じた空間の、あの、容易に近づいていくのは大変だが、いわゆる密閉された空間に初めて穴を開けるというのは性質が違っている。

○NHK横川:
はい。ありがとうございます。あと、モックアップ訓練とあるが、これはどういった形?5,6人が穴を開ける、というのはあまり考えにくいが、どういったモックアップを想定しているのか?

○尾野:
こちらは機材の取り扱いだとか、穴あけ作業の段取りとか、こういうことになるので、当該の場所でやらなくても、工場や施設等でできるので。こうしたところで確認をしていくということ。それから、あとだな。

4ページ(http://j.mp/SKwjS8)にちょっと書いてあるが、これはあの、滞留水とか、堆積物の採取ということが、これ、あの、トーラス室の床面、水の底だな。

積もっているものがうまく取れないか、ということで、ええ、採取機材などを作成している。こういったもので作業をすることの練習とか、こういったことを含んでいる。

○NHK横川:
わかりました。ありがとうございます。長くなるのであとで追加で聞く。

○東電小林B:
はい。大変申し訳無い。先ほど訂正させて頂いた箇所、元の日付のままが正しいということなので。混乱させてしまって申し訳ない。ええ、1月19日13時15分で間違いないのでよろしこ。申し訳ない。それでは引き続き質問を受けたい。

# おかしいと思ったんだよね。と言った横ちんの立場、どうしてくれるのさ。

○読売佐藤A:
ああ、読売の佐藤だ。トーラス室の調査のことで細かいことで2,3点追加で教えるんだ。一点は、先ほど2号機を1月27日から穴あけを開始して2月上旬には中の様子がわかるかも知れないと。

で、1号機はこれより少し遅れるという言い方を下が、これ、2号機と1号機は同時にやるのか?それとも2号機が終わったから1号機に着手するという意味か?

# 2012年12月12日ぶりの東電会見、読売佐藤記者。

○尾野:
今は具体的に、そこまであれではないが。ええ、調整が付けば2号機の穴あけをした後に1号機の穴あけをし、というような、ややずれた平行ということもあるが。

○読売佐藤A:
穴が開いてしまえば、後は1号機の作業と2号機の中に色々カメラを入れるとか、採取したりとか、ある程度、作業がオーバーラップすることはある?

○尾野:
ありえる。ただ、具体的に現場段取りまで行ってないので、一部についてのスケジュールはまだ未定。調整中。

○読売佐藤A:
わかりました。それと、これちょっと記憶が定かではないが、▼2号機は今まで一度もトーラス室にはそういう、試料採取、データ採取がなくて、

1号機は去年6月に入ったというような経緯が書いてあるが、去年の6月に入った際に一番高い線量はどれぐらいだったのか?

○尾野:
えっと、1号機の原子炉建屋内か?

○読売佐藤A:
いやいや、このトーラス室だ。

○尾野:
▼そりゃちょっと確認させて頂ければと思う。

○読売佐藤A:
それと、これ、格納容器内とペデスタルの中の調査とかは、このトーラス室とは別に、何か2月なり、3月なりに、例えばやれそうとか、いわゆるもうちょっと炉心に近い所の調査の検討状況は、今どうなっているのか?

○尾野:
そういう意味で言うと、先般、中長期対策会議(http://j.mp/100cIl7)の状況で説明したかと思うが、2号機、だな。

2号機の、ええ、TIP配管を通じた格納容器内、炉内の確認ができるかどうか(http://j.mp/XB76Gj)ということの検討作業というのを進めているところである。

で、TIP配管が格納容器ない、あるいは炉内まで通じていて、事故の影響で損傷などしていなければ、そのラインを通じてのセンサー挿入などの可能性が芽として出てくるので、そうしたことの確認作業をするというようなことを今しているところである。

で、これははっきりしてくれば、具体的か使い道の議論に移っていけるのではないかと思っているが、今はそんなところだ。

○読売佐藤A:
3号機はまだドライウェルの中にまだ一度もカメラとか、入ってなかったように記憶しているが、3号機のほうがドライウェル内の調査はまだ目処が立たない状況か?

○尾野:
3号機の方はどちらかと言うと、格納容器、あ、失礼。★★★原子炉建屋の中に入って、それで作業をすることをできるようにしていくことが大事と言う状況だ。

ドライウェルの中を見るためには、原子炉建屋の中に入って作業を剃る必要があるんで。ということからすると、

★★★3号機については除染ということが重要だということでありましてえ、ええぇ、3号機の原子炉建屋内の除染を行うようなことを、どのように行うかということがポイントになってくる。そういう意味から言うと、線量の高い所での除染作業になるので、

★★★除染を行うための、まっ、作業用の遠隔ロボットだな。こういったようなものを使えないか、ということが重要であり、ええ、昨年の年末辺りに案内したんじゃないかと思うが、ええ、除染用のロボのモックアップ試験とか、

# 【参考】 「建屋内の遠隔除染技術の開発」ロボットによる1号機原子炉建屋 調査結果について http://j.mp/MMvlRI

○尾野:
そう行ったようなことを2Fの設備を使って、昨日確認などをしていけないか、というようなことを、今、まさに順次しているところだ。そういうことで、こういう機材が使えるということであれば、あの、除染などに進める、というようなアプローチ、

○読売佐藤A:
まあ、要するにあれだよな。除染方法はまだ検討段階だから、具体的な調査のめどはまだ立たない、そういう理解でいいよね。あと、すいません。

非常に細かいことで恐縮だが、7ページ(http://j.mp/SKwjS8)の穴開け概略手順のところで、下の鉄筋までコンクリートを切った後に、上にコンクリートをまた入れて、

表面を均すと書いてある。これ、ナンデわざわざコンクリートを削った所に入れなおして、ならす必用があるのか?

○尾野:
これはカットをする機械の刃渡りを一定にしておきたい、ということのようである。あの、これは穴を、どういうカッターかというと、イメージとしては茶筒の蓋をとって、茶筒の縁みたいなところに刃がついていて、

これが高速に回転し、コンクリに穴を開けていくと。で、穴が開いた所まで、ま、ある程度まで空いたら、そこを取っていくわけだが、取った先に完全に平らではないから、

また、刃を入れてさらに掘っていくことをした時に、刃当たりを均一にしておく必要があるので、それを整える、ということをしているようである。

○読売佐藤A:
ホォ 

○尾野:
だから、これは単に作業の段取り上の都合ということだ。

○読売佐藤A:
ちなみに先ほど、堆積物の採取の話があったが、この堆積物をとってみれば、いわゆる溶けた炉心燃料がここまで出てきているかどうかとか、分かるものなのか?

○尾野:
これはとれた物の分析で、どこまで分かるかということだが、炉心由来の物などがあれば、そういったようなことが分析できると。これはひとつの知見になるので。ま、何が取れるかはやってみないとわからない。

○読売佐藤A:
これ、でもあれだよね。理屈的には水に溶けて当然出てきたものがあるにしても、直接溶けた燃料がペデスタル側でここまで来て堆積しているというのは、あまり考えにくいような気もするが、そのへんも確認することになるのか?

○尾野:
えっと、これは取れる場所が限られているので、全体的にどうかということだが、あの、ある意味、非常に細かい状態になったようなもので、

水とともに流れているようなものが溜まっている、ということかと思うのでえ、まあ、どんなものが取れるかは、とってみて、ということかと思っている。

それからあ、先程、2号機のトーラス室の線量なんだが、ええ、過去の測定で、あ、これ1号ですな。1号の線量だが、過去に図ったもので、

だいたい、あの、これは、センサーガ… ええ、コレ トチュウデ コショウ 

エット、過去のセンサーをいれたことがあるが、途中で故障してしまったので、ええ、数字としての信ぴょう性がどこまでか、ということがあるが、

上から落としていって線量を図っていったということで、入れ口のあたりで19.5mSv/hということで、ずっと奥に入れていったところで10,300mSv/hという測定が出ているようだが、

# 【参考】これのこと。福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋トーラス室内調査結果について(R/B1階床配管貫通部からの調査:平成24年6月26日実施)http://j.mp/MWokJh http://j.mp/LSpcka

ええ、この辺りで故障しているので、ま、数字地震の信ぴょう性がどこまでといっていいかどうか、というのはあろうかと思うが。それから2号については、トーラス室の線量測定地震は、ええ、やっておらない、というようなことだ。

○時事神田:
今日の規正庁の新安全基準の検討チームの資料(http://j.mp/14gTTsi)の関連だが、前回、21日にも、あ、18日でしたっけ。事業者側のヒアリングがあったと思うが、その時に東電さんは出ておられなかったが、理由を教えて欲しい。

# 18日の第10回 発電用軽水型原子炉の新安全基準に関する検討チーム http://j.mp/Wa9NPs で中部電力、北陸電力、関電、四国電力、日本原電が出席。 こちらも昨年11月26日ぶり、久しぶりの常連やり手記者。

○尾野:
えっとお、当日、東電の方は出ていなかったが、当日のお題というんすかね。自信が、示されている新安全基準に対しての個別のコメント確認、と言う内容だった。で、私どもの方は、ええ、見させて頂いた上で、私どもが進めて行こうとしている事との、

ま、あのう、ま、行ってみればそれに沿った形で我々の考えや準備作業を進めているところだったので、特に改めて申し上げるところではなかったという事である。

○時事神田:
えっと、その上では、前回の電力事業者が出たのは、電事連の調整があったかと思うが、はじめから東電は最初の席には出ない、というつもりで決めていたと?

○尾野:
えっと、ま、全体として原電で動いている所はあるが、当日、あの、私どものええ、名前ですな。は、提出した資料(http://j.mp/10jSnXb / http://j.mp/XBegdG)には入ってなかった、というのはそういうことだ。

それからあ、本日、伺った理由というのは、先般、そうはいっても東電さまの意見も聞きたい、ということが、先方からあったので、今日伺った次第である。

# (資料 http://j.mp/Vb8LCI 録画 http://j.mp/XBevFD 4時間30分)

○時事神田:
そうすると、1回目のヒアリングの前の時は、東電に対して直接声が掛かっていなかったという事でいいのか?

○尾野:
えっと、いや、電力全体にかかっているが、意見があれば、という事だから。ええ、前回(http://j.mp/XBfyp5)は伺っていないと、いうことだ。

○時事神田:
あの、最初の各社のヒアリングでは、新基準の中身について、例えばフィルターベントの多重化が必要だとか、幾つか、異論というかあったと思うが、

それに対して東電としては、その電事連というか、各社の意見と全く同じなのか、それとも現在出ている新安全基準を、先補、ちょっとおっしゃられたように、この通りでいいというお考え、多少電事連というか、各社考えが違う所はあるのか?

○尾野:
えっと、他社と私どもの考えがどうかという所はちょっと分りかねるが、まあ、私どもはある意味、当事者でもあるしい、そういった経験を踏まえて、我々のプラントの安全確保と言うことをしていくという事を、今、もっぱら考えているわけだ。

# もっぱら考えているのは2F再稼働と柏崎刈羽の運転再開見通し。

まあ、そういう中で見させて頂いた新安全基準の骨子、ということであるが、ま、我々が考えたり、対応しようとしていることと、まっ、方向的に沿ったものであったので、ま

っ、改めて我々としてしっかりやっていくという事ではあるが、ええぇ、その場で、個々の、今現段階において、細かい個々の事について、ええぇ、議論申し上げる事ではなかったかなあという事である。

○時事神田:
あの、個々で言っているDEC(設計拡張状態)というのは、新安全基準で言われているところのシビアアクシデントとか、Beyond DBA(設計基準事故)とか、そういったような物とほぼ同一なのか?

○尾野:
えっと、概念としては同じようなものである。あの、つまり、デザインベースという設計基準の状態を超えたような状態、なので、拡張した状態と言っている。

で、その状態で事故になるとシビアアクシデントですね、ということだ。ですから、Beyond DBA の状態に関する、その、設計的な拡張状態(DEC)、場所のことを言っているから、ま、イメージとしては同じようなところを言っている。

○時事神田:★★★
その中で特に事故当初のフィルタープロスという時間的な概念を入れて、事故当初の対応に関しては、主に恒設の設備で対応することになっているという考えみたいだが、

そういう意味では例えば、新安全基準の中でハードウェア的な親切が要求されるものについては、やはりハードウェアをきちんと作ってからでないと、再稼働とか、申請とか、出来ないという考えをお持ちなのか?

○尾野:
えっとお、再稼働との兼ね合いでの議論は、私ども全く年頭にないので。

# 再稼働との兼ね合いでの議論は、私ども全く年頭にないので~ 嘘つきは東電の始まり。電力の始まり。

まあ、あの、つまり、現状、我々がやろうとしているということは、どういう安全対策を進めていくのが必要かとか、教訓から踏まえて行くとどういうことをやっていくのか、ということを考えていく段階で、

ま、どこまでやれば再稼働ですか、ってなことの切り口では、現状考えていないので。まあ、先ずは、あの、純然たる、ええ、対応としての整理はぁ、こんなことではなかろうか、というような、事で示しているところだ。

# 純然たるw 東電がw 恒設の設備って、既設の設備の間違いじゃないの。コスト掛からない方向で。要求が多すぎてけしからんのでしょ。電力は。

○時事神田:
トーラス室の調査の関係だが、想定されるリスクであるとか、それに対する対策というのは、主に作業時の話だと思うが、今後、炉内の状況が変化したりとか、温度圧力が上昇した場合に、この穴を開けていることについてのリスクはなにか検討されているのか?

○尾野:
先ず、炉内の圧力であったりするものは、基本的に格納容器の中に閉じ込められている状態なので、格納容器の中の、格納容器ガス管理システム等によって、状況を把握したり、あるいは窒素封入等によってコントロールしたり、

こういうような状況なので、トーラス室そのものと言うよりは、そこからさらに一段外、ということだから、ある意味イメージとしては原子炉建屋内の、ええ、一般の部屋という所と環境的には同じ場所ということになる。

ですからあ、炉内の状況は直接的に影響する場所ではないというのがまずひとつだ。ただ、穴を開けた状態で、ええ、放っておくということではなく、

作業が終われば、この穴の部分はせっかく開けた穴だから、あの、活用できるようにするが、しっかりした蓋をつけることを考えている。

○時事神田:★★★
その作業の安全性の確認というのは、特定原子力施設というか、通常の作業の安全とはまた違うところだと思うが、その辺り、規制庁との相談とか、リスクの見積もりが正しいかどうか、というのは、これはどういう扱いになるのか?

○尾野:
えっと、こちらについては、あの、今で言う所の中長期対策会議の場で、検討した上で、ええ、進めていくような状況で議論しているが、

ええ、個々の作業そのものについては、床30cmの穴、まあ、大きいような気もするが、ま、現実問題として大きな施設の中の30cm程度の穴だ。あのう、コンクリートの健全性を確認する時のコア抜きなどのもするので、

○尾野:
そういった意味では、ええ、設備に影響するものではないということ。後は作業時の環境確保などについては個別に注意させて頂くということだ。

終わった後、様々な活用ができるとは思っているが、当該の穴の部分については蓋をつけていく、ということなので、まあ、しっかりやらせていただきたいと思う。

○時事神田:
最後に、堆積物の採取の関係だが、やっぱりこの狙いとしては、ある程度、微細化した燃料デブリのカスみたいなものが取れないか、ということを考えているのか?

○尾野:
そういうものが取れたら、これはこれでひとつの大きな成果ではないかなと思っているが。ええ、そうしたものが取り得るのか、とか、

あるいはこういうところまで来ているのか、とか、いうところはちょっとわからないので、これはやってみないとわからないというところかと思う。

○東電小林B:
それでは次の質問はいかがか?

○NPJ吉本おしどり:
熱電対の挙動について故障されたとしているRPVべローシールとサポートスカート上部の2本の熱電対がまた、全く同じ挙動をしているので、少し伺いたい。

べローシール部の4箇所の内3箇所のものが同じなので、その一箇所だけ故障しているとおっしゃっていたが、去年、10月などのに行われたPCV内部調査の温度測定結果を見ると垂直方向では数十センチの変化で何度も温度が変わっているが、そのRPVべローシール部の直径が6mの所に4箇所付けている、

RPVベロールの4本の内、3本が同じような温度だったということで、直線距離で4.2メートルずつ離れているが、その直線距離で4.2メートルずつ離れているものが、垂直方向であれば同じ場所、と評価されているのか?

○尾野:
えっと…、ちょっと、あれだな。データを示して話していないので、アレかも知れないが、あの、同じ温度というよりは、厳密に言うと温度は違うわけですな。

ですがあ、この期間、この1ヶ月間ぐらいの動きを見ていくと、全く並行的に動いているということである。

他の3つは大体40~50度ぐらいのところで、この1ヶ月間、やや温度が下がるような形で、とは言っても殆ど変わっていないが、ずっと3本とも並行に動いている。

ですから、場所がちょっと違うのでわずかに温度が違うが、同じように3本とも並行に動いている。時間的に見て。ところが1つだけ、全く違う挙動をして、それまでずっと動いていたのが、1つだけ違う挙動を始めているということである。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。その並行しての挙動といえば、RPVべローシールの熱電対とサポートスカート上部の熱電対も並行して上昇して下がったので、同じ挙動をしたというので、本日も同じように若干下がっている。

同じように上がって同じようにすこしずつ下がってきたということでちょっと詳しくお聞きしたいが、例えばRPVのべローシールが、当該のべローシールの分だけ、例えば1箇所、割れや破損があって、

その部分だけ高圧の蒸気が出てくるような可能性はないのか?もし、それがないとしたら、それを否定する根拠は何かという事も教えて頂きたい。

○尾野:
先ず仰っている二つの温度計だが、一つ袴の下にある温度計だな。そしてもう一つが格納容器の最上部にある温度計。

でぇ、格納容器内には、この二つ以外にも沢山の温度計が入っており、ローケーションが全く場所にあるが、この間にも、先程もいったが、べローシール部の温度計と環境が同じようなものも他にもあるし、

それからぁ、ろの底部から格納容器の市場部の間には、様々な温度計があるが、そうした物の動き等から言って、要は下も上がっていれば、上も上がっているのであれば、全体に上がっているということかと思うが、そうした動きをしているものはない。

それからぁ、スカートの所の温度計については、以前から動きが不安定で、既に故障判定をしているようなものなのでぇ、まあ、測定されている動きというものの、まあ、ある意味、測定としての信頼性というのは、ええぇ、既に十分なものではないと思っている。

でぇ、もう一つ、ええぇぇ、まあ、動きの、ええぇぇ、タイミングが似てるんではないかということについては、これは必ずしも私どもとしてはどうしてか、ということは、ええぇぇ、解明しきれないところはあろうかと思うが、ええぇぇ、何れにしても、

あのぉ、これらの温度計のぉ、最終的なペネを通る端子というのは、同じボックスに入っているので、まっ、何らかの共通的要因がある可能性というのも、ええぇぇ、完全に否定出来ないだろうと思っている。

で、いずれにしても、あの、実挙動として動いていることで考えると、格納容器内の、まあ、相当離れたところが同じ実挙動で同じ動きをしているのであれば、周辺だけでなく、様々なところがその動きの影響を受けているということが、ええぇぇ、必要かと思うが、

そうした動きが一切見られていない、ということなので、この動き自身は、ええぇぇ、ある意味実測をされている物、といようりは、格納容器の中の状況を示したものではないと判断しているところだ。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ありがとうございます。格納容器全体の温度で考えておられるということで、前回の時に別の場所にデブリがあってひっついている可能性があった時に、尾野さんは否定されていたが、

このPCV内部調査の温度測定結果を見ると、熱源が液相部以外のPCV上部に存在する可能性が考えられると、去年の10月の段階で出ているが、

まあ、その可能性が考えられるデブリなどがあるかもしれないということで、内部調査があるが、今回、熱電対の上昇した理由として、デブリはとりあえず考えていないということだな?

○尾野:
えっと、そうだな。特にそういう意味での考えはしていない。それからぁ、スカート部と上の方が、同じようなタイミングで変わったというのが、

デブリの影響でストと仮に考えた場合、全く違う場所に全く同じタイミングでたまたデブリの影響が現れるというのも、なかなか考え難いことと思うので、そうしたことではないだろう、とはおもっている。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ではべローシール部の一箇所だけ破損したと考える理由は何か?

○尾野:
べローシール部一箇所だけ、というのは?

○NPJ吉本おしどり:
その当該の熱電対が付いている部分だけ、割れなどの破損などがあって、高圧高温の蒸気が出ている可能性だ。

○尾野:
べローシールの方はどちらかと言うと、格納容器と原子炉圧力容器の中をつないでいる部品ではないので、そういう意味から言うと、原子炉圧力容器地震は頑強な構造物なので、あまり影響はないと思う。

○NPJ吉本おしどり:
破損の可能性はないということか?

○尾野:
例えばべローシールが仮に破損した場合に、圧力容器内のガスや蒸気がそちらに出てくる構造ではない。そういう関係にはない。

○NPJ吉本おしどり:
その中長期対策会議(http://j.mp/z796jR)などの資料を見ると、事故前はナトリウムガスなどでもきちんと圧力を保っていて、べローシール部が破損したとしても中の物は出てこない構造になっているが、

現段階で割りと気密性が保たれていない可能性もある、という一文もあったが、今はムラがあっても中の物は出てこないということだな?

○尾野:
べローシール部の破損自信は、圧力容器内部の話とは直接関係はない。

○NPJ吉本おしどり:
あ、べローシールが破損したとしても、

○尾野:
べローシールというのは、圧力容器と関わらない構造物だ。

○NPJ吉本おしどり:
圧力容器があってべローシールが、上になんと言いますか、

○尾野:
えっと、圧力容器の内側と外側を隔てるような構造物ではないと。

○NPJ吉本おしどり:
ああ、そうですね。そうですそうです。

○尾野:
はい。そういう意味です。

○NPJ吉本おしどり:
存じております。その、べローシール部のそこがが破損していた場合でも、そのべローシールの内部が高温の水蒸気が溜まっていないということか?

その圧力容器の中の物が直接出ている可能性を行っているのではなく、一箇所破損していた場合に、底の部分に高温の水蒸気が出てくる可能性はないかと聞いている。

○尾野:
そういう意味から言ったら発熱源というのは、元々圧力容器の中にあるから、発熱源が格納容器側にあると言うことではないので、あまりそういうことは考えにくいと思う。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ちょっと整理する。後、もう一点聞きたい。滞留水の海洋投棄、汚染水の海洋投棄を現段階で考えていないという事で、関係各省の了解、相談をしてという事だが、具体的に関係各所というのはどちらか?

○尾野:
具体的にまだ相談している段階ではないしいぃ、あのう、特に具体的な議論と言うことではないが、ええぇ、関係各省というのは、

規制関係、それから海、ということであれば、水産関係ということろが出てくるが、然るべき所の了解がない状態で、当然行うことは出来ないから、そういうことだということだ。でぇ、現時点において、これ、具体的な状況と言うことではない。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。実は2011年から作業員の方から、低レベルの汚染水を海洋投棄するために、実証実験をやっているということを聞いていたので、以前から質問を繰り返していたが、

★★★現段階で取れないとは思うが、▼関係各所の了解が取れれば投棄するかもしれない可能性のある、処理水のトリチウムの濃度を教えて頂けるか?

○尾野:
えっとおぉ、現在手元にないが、なんてんですかねぇ。先ず、我々がやるべきことは先程、3つほど言ったが、しっかりと、ええぇぇ、、、汚染水の、、雑炊の原因となっている地下水対策をしていくということであったり、

あるいは、処理設備の信頼性を向上していく、具体的に始めていく、ということをやっていく、ということ。あるいは、ええ、汚染水管理のためのタンク類だな。

ようはタンクを確保できるような、管理できるような、ええ、貯蔵能力を取っていくというような、事をまずはしっかりやっていく段階であるので、まあ、そうしたことを踏まえた上で、ということになる。

# 質問に答えろよ。放出する場合の汚染物質の総量はどれだけあるんだよ。絶対に答えない。現実見れば地下水流入が続く限り普通に考えたら捨てるしか無いんだし。今後40年、莫大なコストかけてずっとタンクを作り続けるつもりか。管理するつもりか。タンクをリプレイスしていくつもりか。

# 関係省庁の了解なくして放出できないのか。なら問題ないな。国民は一安心だな。という話か。事故収束を鵜呑みにして無関心でいられる日本人にも反吐が出る。いよいよにならないと報道しないつもりのメディアしかり。

ですからあ、現時点において、具体的な放出ということは考えていないしぃ、ええぇ何れにしても海洋への放出は関係省庁の了解なくして行えるものではないし、行うつもりもないのでぇ、

★★★ええぇぇぇ、まっ、そういったような所であるか、ま、現時点でこれが堂下とか、トリチウムがどうしたとか、というようなことで整理はしていない。

# 整理はしていない。ありえんだろ… 無責任発言自覚ゼロ… orz 当然、質問の趣旨は勿論わかった上での発言。

○NPJ吉本おしどり:★★★
すいません。質問の趣旨が伝わらなくて。ロンドン条約の改正後のIAEAのBSSクリアランスレベルにおける、トリチウムの濃度との関係を知りたかったので、現段階で海洋に登記しない前提でどれぐらいなのか、ということを知りたかったのです。

○尾野:★★★
これはぁ、環境規準を踏まえた議論ということになるかと思うのでぇ、、あのう… それはそれで、あの… 必要な際には、別途、議論する、ということかと思うが、まあ、何れにしても現段階の議論ではないかなあ、と思っている。

# ( ゚д゚) ギロンデハナイ 是が非でも答えない。回答しない。持ち帰って確認するとは言わない。東電の不都合な問題は取り上げない、隠蔽体質、広報姿勢がよく現れている質疑。放置する政府も同様、というか共犯。こういう東電の姿勢をあぶり出せる記者は限られる。

ちなみにぃあのう、ちょっとわからなかったが、海洋時のための実験を行なっているような発言があったが、私どもはあまりそういう認識がないんだが。これはどういった、ええ、事を言ってるのか?

○NPJ吉本おしどり:
2011年度の終わりから、汚染水のタンクがいっぱいになることの前提として、一応、海洋に登記する可能性も含めての処理実験を行なっていると、

何人もの作業員から伺ったので、以前から会見からお聞きしていたのだが、その予定はないという回答を頂いていた。そういうことだ。で、議論をするのではなく、現段階のトリチウムの濃度を知りたい。

○尾野:★★★
えっとぉ、それは、あの… あれですかね… ▼ちょっと確認はさせて頂きたいとは思うが、あの、確認の上、★★★対応について返事させて頂ければと思う。

# 「ちなみにぃあのう、」尾野氏、話を逸らそうとしたけど失敗。w 答えるかどうか、ではなくて、対応をどうするかを確認すると。なにそれ。お持ち帰りマーク最初の▼から、持ち帰り了承するまでの▼の間隔が… それも回答できるかどうかの確認… 

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。その、記事(http://j.mp/14gYElx)になった、尾野さんがおっしゃっておられた関係各所の了解が得られて、

抜本的な対策をとるのが先だという前提のもとで、議論ではなく、現段階の濃度を答えて頂きたいと思う。どうぞよろしくお願いする。

○尾野:★★★
ま、あの、誤解のもとにならないように、あの、、対応させて頂ければと思うので。よろしこ。

# やっぱりね。よろしこ、に対して、よろしこ、で返す尾野氏。誤解のもとになるので公表しない事を示唆。文科省、放医研の受け売りですな。園田政務官が飲んだトリチウムの濃度は会見で(国民に)公表するのに、海に放出するトリチウムは言えないんだな。

○NPJ吉本おしどり:
よろしくお願いする。

○東電小林B:
はい、

○NPJ吉本おしどり:★★★
すいません、誤解の元にならないようにとは?ちょっと良く分からなくてすいません。わかりましたといったものの。

○尾野:
えぇ、まぁ、私どもとしてぇ、あのぉぉ、

○NPJ吉本おしどり:
回答頂けない可能性もあるのか?

○尾野:
えぇぇ、確認の上で答えさせて頂きたい、ということで、申し上げたとぉ、

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。よろしくお願いする。

# 少なくとも質問を受けるタイミングで尾野氏がどうにかしようとしていることは、はっきりした。隠蔽体質、ネットで垂れ流し会見。いい加減、自覚したらどうでつか。

○東京新聞かたやま:★★★
今の話しの確認になるが、海洋投棄について将来的には、やはり可能性としては必要になってくる、処理した水なり、そういうのは必要になってくるので、勿論、今の段階で考えてないということだが、その、方向性としては将来的に必要になってくることは考えられるということでいいか?

○尾野:
えっとぉぉ、先ず、あのぉぉ、、、、現段階、、の、議論や話しとうことで言いますと、まぁ、あの…、、昨日の、私どもの、

# ほんと、わっかりやすい尾野氏。嘘をつけない、いい人なんだろうな。本当は。

まぁ、先程も誤解のもと、ということで言ったが、昨日(http://youtu.be/uMbL4cfAr3g)の私どもの説明の仕方は必ずしも適切ではなかったので、ま、結果として、ええ、性急な誤解を与え、迷惑をかけたということなので、

ま、そういうことは本位ではないから、気をつけて行きたいということである。で、その上で申し上げると、繰り返しになるが、現段階で投棄ということは考えていないしぃ、何れにしても海洋への放出は関係省庁の了解なくして行うことは出来ないからぁ、

そうであるしぃ、現時点においては、ええぇぇ、今汚染水が順次溜まっている状況だが、汚染されている状態で溜まっているよりは、ええぇぇ、綺麗な状態にしていくということが必要だから、

ま、そういった意味でALPSをしっかり稼働させて行くと言うことが必要ですしぃ、そうした、その、ことが一切ないことで、こういう議論をしても、あまり現実感がない状況かと思っている。

○東京新聞かたやま:
暫くの間とはどれぐらいの間、タンクにしても目処が付いているのか?

○尾野:
タンクにしては今、70万とまでの目途は立てているので、そういうところから言うと、ええぇぇ、当面の間、あの、要はタンクがショートするようなことが内容に作っていけるという見通しは得ているところだ。

ただ、以前から申し上げている通り、汚い状態で貯め続けていることは、それはそれでリスクなので、綺麗にしていくというような、ようは、

汚い水より綺麗な水がいいに決まっているので、綺麗にしていくことのための努力は以前から申し上げている通り、あのう、速やかに実現できるように、ということで努力しているというようなことである。

○東京新聞かたやま:
70万トンて3年ぐらいでしたっけ?確か年数が出ていた気がするが。

○尾野:
そうですな。大体それぐらいのイメージかと思いますな。大体、まあ、今、日量、ええ、400トン、めの、こと、と、いうことで考えると、ええぇぇ、100日で4万トンだから。ええぇ、ま、大体、その外装でイメージして頂ければと思う。

# 東電の口から将来の暗い見通しは決して言わないので、そちら側で勝手にイメージするんだ。

○フリー木野:
あの、海に捨てる関連の件だが。昨日の規制委員会での説明で規制員の方で配布した資料(http://j.mp/VkZ6yI)の中で、カテゴリを5つに分けて(http://j.mp/SPsnQ7)残余のリスクに対する対策として並べて、

★★★その対策の中に関係者の合意を得ながら海洋放出を行い、タンク増設を抑制する、と書いてある。これは誤解ではなく対策としての方針だと思うが。これがもし、誤解で意味が違うとしたらどういうことを意味しているのか?

# http://j.mp/SPsnQ7「多核種除去設備を稼働させ,タンク保有水の汚染濃度を告示濃度未満に処理した上で,関係者の合意を得ながら海洋放出を行い,タンク増設を抑制する」→ 海洋放出一切考えていない。誤解である。報道否定HPでせず、口頭だけで否定する東電。

○尾野:
ええぇ、そのリスクのほうを読んで頂きたいが。あの、、リスクのほうを見ればぁ、ええぇぇ、タンクを、作る、場所が、ないような、状況、つまり、これ異常タンクが作れない状況になって、

汚染水地震がコントロール出来ない状態になるのをリスクというふうにしてございますので、ま、そうした、あの、リスクというのは、将来を考えた時に、ええぇぇ、悪いことの、予想され、予想外のことがおこる幅のことを言っているから。

# そのリスクがなくなったから事故収束宣言じゃないの?と、多くの国民はその様に認識しているのに、させたのに。余計な報道するんじゃない!と言う理解でおK。

そう言ったことからすると、ええぇ、ま、そうしたリスクに対しての議論ということだ。つまり、コントロールできずに、ならないようにしていく、ということを言ってる。ただぁ、、はい。以上だ。

○フリー木野:
あの、そうすると今の時点ではこのリスクはないと考えているのか?

○尾野:
えっとおぉ、今の時点においては、あの、当面70万とまでの見通しは、得ているのでぇ、直ちにこうしたことが顕在化するリスクはないと思っている。

○フリー木野:
70万トンは3年ですよね。その先というのは陸区はないのか?

○尾野:
ええぇ、その先っ、ということでいいますとおぉ、あの、今後、、考えていくと、、いうことになろうかと思うが、ええぇ、現時点においては、、対処できる見通しは立っている、と、いうことで、以前から申し上げているとおりだ。

○フリー木野:★★★
いや、ですので、ここにある昨日の規制委員のはなしというのは、短期と中長期のリスクと対策を併せてますよね。色んな意味で。そういうことを考えると、

3年先がこれから考えるというのは、リスクとして消えていないわけで、だとすると、ここにあるリスクの対策としてタンク増設を抑制するために、関係者の合意を得て海洋放出を行い、というのは、意味のない文言ではないと思うが。

○尾野:
何れにしても関係者の合意を得られない状態で放出することは考えていないので。あの、ま、こうした書き方をしたことによって、誤解を招いたと思っている。

# 関係者の合意。環境汚して国民の合意は必要ない。利害関係のある漁協と我々の問題だ。口出すな。

○フリー木野:
勿論、関係者の合意を得ないで捨てることはあり得ない訳で、捨てる計画をするとしたら、合意を得ながらと、こういう書き方になると思うが。

それとこの書き方と、今日の報道(http://j.mp/14gYElx)の内容が違うとはちょっと思えないが。今すぐ合意の形成を進めることではないにせよ、3年先がわからない以上は、この可能性が消えたわけではないと思うが。

そのへんは如何なのか?要するに3年超えてもタンクの設置が限界となるリスクがない、と考えてるのか?今の時点では。

○尾野:
ええ、現地点において、ま、そうしたことが、ええぇ、がい然性があるかないか、ということは、ええぇ、明確にしていないが、あの、何度も申し上げていることだが、ええぇぇ、私どもの考え方やぁ、対応についてぇ、まぁ、あのう… 

従来から、方針が変わったわけではありませんのでぇ、、ええぇぇ、そのことを、はっきり申し上げておきたいと思う。

# 考えうる可能性は考えない。その時になって考えればいいという。福島事故から一体何を学んだのこの人達はと、連日繰り返される耳を疑う会見。で、ちゃっかり再稼働は主張する。もぉ、ありえね… 

○フリー木野:
従来から方針が変わってないということは、敷地がいっぱいになった場合には、海洋放出も考える、ということになるのか?

○尾野:
え、我々のっ、従来から、変わってない方針というのはぁ、3つの、ええぇぇ、先程から申し上げているがぁ、ここをしっかりとぉ、やっていくと、いうことに加えてぇ、

ええぇぇ、海洋への放出ということはぁ、関係省庁の了解なくして行うことはない!と、いうことを、ええぇ、で、ございます。

○フリー木野:
ま、そうすると捨てる可能性はゼロではないということですよね。要するに。その先の対応というのは、認識としてはそういうことでよろしいよね?

# 先程から申し上げているが、関係省庁の了解なくして放出できないのか。なら問題ないな。国民は一安心だな。という話でつか。その上、除去しきれない核種の量はお示しできませんときたもんだ。ひゃっほーい。 ナメトンカ…

○尾野:
ええぇぇ、我々としてはぁ、関係省庁の了解なく、ええぇ、放出を行うことはないと言うことが、方針である。それ以上でも、それ以下でもない。

○フリー木野:
要は関係省庁の了解が取れれば出すこともあるということですよね。裏を返せば。

# それ以上、それ以下ww 国費投入で食ってる企業が国民了解ないがしろ。無関心でいられる日本人ってなんなんだろう… そういうムラに都合のいい社会を作ってきたのは他でもない自民党。また逆戻り。諸悪の根源が垣間見える素敵な東電会見。みような。おもしろいから。

○尾野:
現状において、具体的にそういった状況に至ってないので、ま、あの、何度も申し上げるようだが、、ええぇぇ、我々としては3つの対策をしっかりやっていくと。

○フリー木野:
あの、そうすると今後の70万トンというのはわかるが、今、その先が未定とすると、70万トンがいっぱいになる最低でも1年前とか、1年半前とかには、次の対応策を考えないといけないと思うが、

○尾野:
これは、あの、必要な対策をその時、その時に応じて、まっ、しっかり講じていくということかと思うが。

# だから地下水バイパスやってんだ、というのかとおもいきや、確実に予測される先の問題を その時その時にやっていくという、耳を疑いたくなるような発言。( ゚д゚)ポカーン

○フリー木野:
今、考える必要はないという認識なのか?

○尾野:
ええ、過程のことということでぇ、

○フリー木野:
いや、仮定ではないですよね?

○尾野:
ええ、○×△※していくというような関係ではない。

○フリー木野:★★★
あの、70万トンが3年しか持たないのは仮定ではないので、その先の対応はいまはどのように考えているのか?要するに何も検討されていないのか、しているのか、しているが話せないのか、いずれか?

○尾野:★★★
現状、我々が考えていることは、繰り返しになるが、先ほど来申し上げている通り、

○フリー木野:
具体的な方策はないということですよね?そうすると。それは方針であって具体的な対策ではないので。

○尾野:
ええ、我々として具体的な対策ということで言えば、例えば地下水がぁ、増えない対策として、えぇぇ、サブドレンの準備を進めることであったり、

あるいはぁ、処理設備を、しっかりと能力を向上していく、ということで、従来の、ええぇ、サリーとか、キュリオンに加えてぇ、ALPSの、ええぇぇ、、

○フリー木野:
あの、それは汚染水を増やさない方策であって、汚染水がいっぱいなった跡の対策ではないので、そのへんははっきり分けて頂けないか?

○尾野:
これを先ず、現在、あの、3つの対策のうちの、ま、具体的な、ええぇぇ、進捗、ということがない段階でぇ、話しても意味が無いことかと思っている。

# 先の見えない3つの対策と自覚しているなら、なおさら放出する場合にどのような対策があるのか、それを国民に示す説明責任が東電にあるのに。関係省庁とか先の見えない3つの対策繰り返し発言。この人、何を喋ってるのか全く理解できない。紙に書かれたことをただ繰り返し発言しているだけ。

○フリー木野:
わかりました。あと別件で。アレバだが、メールで漏れてまた何か漏れた、水貼りをしていたら漏洩があったというのがあったと思うが、今、これ、現状、アレバはどうなっているのか?昨年6月に廃液を漏えいさせて、建屋のあそこの中は、かなり高線量になって、

その後、補修作業が2ヶ月も3ヶ月も難航していたと思うが、その後はどうなっているのか?これは。

○尾野:
これについては、もう、先般、既にアレばの補修は終わったということで案内していたかと思う。

# 補修は完了したと報告あったの覚えてる。で、(・ω・ )ナニソレと突っ込んだのも覚えてる。

○フリー木野:
いつ頃ですか?

○尾野:
12月末頃だったと思うが、確認頂ければと思う。

○フリー木野:
補修が終った後は、以前のように中の循環で、また稼働させているという事なのか?

○尾野:
ええぇ、補修が終った後、待機にある。

○フリー木野:
動かしてない?

○尾野:
はい。

○フリー木野:
そうすると今回の水張り作業というのはどういう目的で?

○尾野:
水張りか?

○フリー木野:
あれ?水張りでとメールで頂いたと思うが。それをしていたらまた漏れたという、それはどういう目的でされていたのか?

○尾野:
作業の目的は、私は確認していないので、確認させて頂ければと思う。

○フリー木野:
じゃぁ、それは、

○尾野:
何れにしても、アレバについては、待機状態にあり、ええぇ、汚染水の処理には今使用していない。

○フリー木野:
いや、今汚染水の処理に使っていないのは招致しているが、アレバの廃液を4号機の海側に新しく使った建て矢方に移す計画もあったと思うので、その辺も現状、どのように動いているのか、説明頂けるか?

○尾野:
それについては当面予定はない。

○フリー木野:
あ、動かさない?それはどういう理由で動かさないことになったのか?

○尾野:
現状、動かす必要がない状況なので、現状のまま、あの、で、ございます。当面予定はない。

○フリー木野:
いや、あの、現状の場所で、要するに今の建屋の他の所にそのまま置いておくと、安全性、信頼性が確保出来ないという事で、動かす計画をして、新しい建屋を建てたと思うが、これはどのような評価をして大丈夫という事になったのか?

○尾野:
現状ある場所が信頼性がないという事ではない。稼働していって増えてきたらそれを動かしていくことが、漁として必要が生じてくるという事だが、

現状稼働もしていないし、サリー、キュリオンの方で対応が出来ているので、ま、そういった意味で動かす必要がないという事だ。従って当面が予定がないという事だ。

○フリー木野:
あの、4号機の新しく建てた建屋だが、アレバを動かさなくなってから建ててますよね。完成したのも恐らく去年のだいぶ夏前ぐらいだと思うが、

要するにアレバを動かしていない中で、建設を進めて、完成した後に必要がないから動かさなくなった、というのが、ちょっと理解が出来ないので、どういう評価なのか?なぜそれを建てたのか?それも立て続けに作業を進めていたのか?

今の話しだと、要するに稼働させ続けて増えれば、そっちに動かすという話しだが、稼働はずっとさせていないわけで、

○尾野:
でもアレバについてはバックアップの設備として、現状、汚染水の処理のために待機している訳なので、ええ、特に考え方としてはおかしいとは思っていないが。

○フリー木野:
わかりました。ありがとうございます。

○東電小林B:
他に質問は如何か?

#
【参考】 敷地境界線量低減に向けた計画等に係る報告 http://j.mp/Q1t724 「ALPS性能確認結果等により実際に放出する場合の条件をもとに評価を行った (トリチウム除く)」 で、綺麗な水w http://j.mp/11YhoYp

【参考】 多核種除去設備(ALPS)確証試験及び設備設計の状況 http://j.mp/MPtoFO ~ トリチウム以外にも取りきれない核種。


○ファクタ宮嶋:
トーラス室の調査だが、これは何人ぐらいのチームで東電さんと、多分ゼネコンのチームでやって、その風景が一部は、やはり線量が高いと思うが、動画で配信されるようなものなのか、という事と、それからこれ結局、火花が出ない形で穴を掘ると。

そういう技術ってそんなに難しくないのかなと思うが、1,2号だから、これ、建屋は鹿島だから、具体的に火花が出ない形で、穴を掘るような工具を作ったりしているのは、鹿島のチームがやっているという認識でいいか?

○尾野:
先ず、★★★2号機の作業は大体30名ぐらいを予定している。それから、このカッターの所は、勿論コンクリを切っていく訳なので、http://j.mp/SKwjS8 水をまわしながら入れていくようなものなので、

そういう意味ではカットするところの刃物の保護という事からも冷却は必要なので、ま、そう言った事なので、水を使いながらやっているという事なので、火花が出ない形の仕事になる。作業風景や、そういった物について、

現場の方で準備があるかどうか、今把握していないが、あの、作業等、結果等で取り纏まってきたものがあれば、いつも通り説明をさせて頂きたいと思っている。

○ファクタ宮嶋:
こう言うのは構造物を建てたゼネコンが請け負うと思うが、基本的に随意契約で鹿島がこれをやっているという事でいいか? 

○尾野:
すいません。今ちょっとどこと契約していたか、ちょっとあれなんだが、ええ、請け負っている会社にやって頂く事になる。

○東電小林B:
他にいるか?2回目になるが。他にいなければ木野さん、最後で。

○フリー木野:
先程のアレバの補修が終った話があったが、これに係わった作業員の方の被ばく状況がどういう状況だったか、把握されているか?

○尾野:
えっとおぉ、当時、説明していたのではないかと思うのでぇ、あのおぉ、確認頂ければと思う。

○フリー木野:
すいません。当時説明というのは、何ヶ月間にわたった被ばく状況を説明頂いた、そういうことか?

# http://j.mp/10T7F6D この方によれば、口頭報告しかなかったそうですよ。それも記者から質問されるまで答えなかったと。被ばく状況を紙で残さないことはいつものことですがね。ネットに公開されている動画、質疑から発言探せと無茶言う尾野氏。この隠蔽企業、ナメトンカ…

○尾野:(コゴエ)
何ヶ月間というのは、モックアップ試験や工事方法を考えていた期間だからぁ、実際の作業はそのときに行ったものなのでぇ、 要は線量の高いエリアの作業という事だからぁ、

作業方法や、あるいは被ばくを少なくするための方法、あるいは練習という事で準備をしていただけでぇ、その期間ずっとやっている訳ではありませんのでぇ、終了したところで案内してたと思う。確認頂ければと思う。

# http://j.mp/W6bLnI してねぇよ。記者から質問があって初めて答えてたろう。あたかも東電自ら進んで報告したようなことをいうんじゃないよっ。http://j.mp/UuLOxr 配付資料に記載すらないのに… ( ゚д゚)ポカーン

○フリー木野:
わかりました。それは確認してみる。先日、伺っていたが、温度計の数字が公表されているものと公表されていないものがあるが、

先程もべローシールのところで、発表している数字が、温度がずれているが、他は一定だという話があったが、その一定の温度を公表されていないわけですよね。この辺、どのような規準なのか?

○尾野:
先ず、温度計については、毎月、全ての温度計の評価結果ということで示している所で、これは故障判定しているとか、○×△※故障判定になっている、

あるいは使用不可能、ということで、月々温度計の評価については全て公表していると思っている。でぇ、HPのえぇ、CSVデータで示しているデータというのは、http://j.mp/TdmLxo 基本的にはLCOに関係する温度計データを示している。

つまり、保安規定対象の機器を示している。ただぁ、保安規定対象機器だけで示していくと、ええぇ、温度計グループの中で拾われないようなものが出てくるので、そうしたものは、あの、それらの代表になるような、

ええぇぇ、場所場所に代表になるようなところを選んで示させて頂いているような、状況である。従って、ま、私どもとしては温度計のデータについては、全て公表して、タイミングの問題とか、ということはあるが、

全て公表しているということであるしいぃ、HPに乗せているものもLCOに関係するものについては、随時載せている、という状況である。

○フリー木野:
全部出していただくことは不可能なのか?

○尾野:
今説明した通りの考え方で対応しているということである。

# プラント状況、リアルタイムで提供されないデータに何の意味があるのか… 意味がわからない。自動出力、訳ないのに… 何かあった時にすぐに隠せない状況は困るということでおK。包み隠さずリアルタイムにプラントパラメータは見せる訳にはいきません。

○フリー木野:
今、説明頂いた考え方でやると、今回のように一つドリフトした場合に、我々の方では、全くそれが検証できないわけですよね。それを回避する上でも、説明責任と、いろんな方が安心する上でも数字は別に隠す必要はないわけだから、これは出して頂けないのか?

○尾野:
ご意見として承っておくが、ま、何れにしてもLCOに関係するものは示しているしいぃ、そういったもので情報、動きがあった場合には、我々で判定して、結果について、

ええぇ、LCOの場合であれば、そのような、ええぇぇ、、報告をしているところであるので、ご理解頂ければと思う。

○フリー木野:★★★
あのう、議論になるので、長くなるのでしないが、今、LCOの関係等以外に示せないもの、保安規定と関係のないものも代表点を示しているという話しがあったので、

であれば、御社の方で代表点を選ぶのではなく、我々が数字を見て、いろんな人達が、我々だけでなく、例えば原子力学会で事故検証もやっているわけですよね。

そういう方々も利用できるようなデータの出し方をして頂けないか?もう2年も経ってるんだから。

○尾野:
ええぇぇ、まぁ、私どもとしてはデータ公表には務めているしいぃ、先ほど行ったような考えでぇ、整理したかたちで示している。

# 時間が経過して、東電が整理したデータを見せられて、国民は本当に安心できると本気で思っているのか。そもそも保安院時代に指示として出された月例報告であり、規制庁がどのように引き継いだか規制委員会から見えてこない。担当で同じでなぁなぁか。http://j.mp/Yusun7

それからぁ、月ごとではあるが、温度計の評価については全て出しているということであるのでぇ、その点はご理解いただきたいと思う。

○フリー木野:
理解できないのでお願いする。月ごとの温度計評価というのも、勿論全体の評価であって、個別の温度状況を示しているわけではないですよね。個別の数字は出して頂いてなわけですから。

○尾野:
出している。トレンドグラフとして出している。

○フリー木野:
グラフですよね。あのグラフで数字読めますか?尾野さんは。僕はちょっと無理なんですけど。個別の数字というのは。

毎時の数字をあのグラフから拾うのは私には無理なんですが。そういう意味で、CSVで結構なので、出して頂けないか!そういう事なんですけど。

# 尾野氏が月に一度出していると主張する LCO以外の温度計→ http://j.mp/ZvXdQJ グラフのみ。で、LCO 関係データは最新値で公表していると。http://j.mp/TdmLxo でも数字の羅列。わざとやってるとしか思えない。これが東電という会社。

# 命令されて渋々出しているデータは、国民に対して何の事か分かり難くが東電のモットウ。厚労省指示の被ばく状況の集計データもそう。作業被ばくデータ、死亡事故、下請け労働、これらは勿論、口頭のみで紙に残さない。HPに痕跡残さない。未だ隠蔽体質何も変わっていない。

○尾野:
えっとおぉ、ご意見として、ええぇぇ、伺っておく。

○東電小林B:
はいっ!それでは最後に私から連絡が1点ある。

★★★
ええ、福島第一の廃止措置に向けた取組(http://j.mp/z796jR)については、今後、廃炉を加速していくために、現在の運営会議、研究開発推進本部による進捗管理の方法についても、国にて見直しを検討中でありと、今月は開催しないというふうに伺っている。

ええ、当社としては、国と調整して、福島第一原子力発電所の廃止措置に向けた取り組みに関する進捗状況を1月31日(木)に取りまとめる予定であり、

その内容について、同日、1月31日17時30分より、この場にて会見を開催し、お知らせさせて頂く形を取らせて頂くので木曜日ではあるが、よろしくお願いする。以上で会見を終了する。



~ 終了 18時57分(1時間27分)

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