2013年4月15日月曜日

東電会見 2013.4.15(月)17時30分 ~ 1F地下貯水層 高濃度汚染水 漏えい事故 関連(早ければ16日No.2→H2ろ過水タンクへ移送再開)・3号機使用済燃料プール循環冷却設備停止の原因分析および対策・港湾内海底土 分析結果(ストロンチウム・プルトニウム)・水処理設備の放射能濃度測定結果(月報) ほか

東電会見 2013.4.15(月)17時30分 ~ 1F地下貯水層 高濃度汚染水 漏えい事故 関連(早ければ16日No.2→H2ろ過水タンクへ移送再開)・3号機使用済燃料プール循環冷却設備停止の原因分析および対策・港湾内海底土 分析結果(ストロンチウム・プルトニウム)・水処理設備の放射能濃度測定結果(月報) ほか



○地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連★★★

○地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連 4/16(火)★★★

○報道関係各位一斉メール

○福島第一プラント 4/15(月)

○福島第一プラント 4/16(火)

○環境モニタリング・サンプリング



■1F地下貯水層 高濃度汚染水 漏えい事故 関連

○一杉:
資料の準備が遅れてすまん。それでは定例の記者会見を始めさせてもらう。よろしこ。

○尾野:
よろしこ。発電所の説明の冒頭で、地下貯水層に関わる情報から説明したい。地下貯水層状況については心配掛けており申し訳なく思っているが、対応等については鋭意進めているところである。


地下貯水槽の漏えいに関わる本日(4/15)の作業実績

最初の資料★★★「地下貯水槽の漏えいに関わる本日(4/15)の作業実績 http://j.mp/134o9JJ 」というところから説明したい。PP資料1ページ目上段。

No.2貯水層検知孔付近の状況という事で、スパークテストまで完了した。その結果を踏まえて、スパークテストでは異常が見られなかったという事で、整理をした。それからぁ、下半分だが、地下貯水層からの漏えい拡大防止ということで、

# ひっぱられている力によりシートに穴が空いているところがあるかも知れない!という一部淡い期待も完全に否定されますた。東電の分析能力評価。どん底印象 振りまく広報。

地下貯水層からの漏えい拡大防止という事で、検知孔から水を吸い上げて貯水層に戻すラインを構成している。そちらのラインの準備状況等について、作業実績の表に示させてもらった。

No.1、No.2、No.3、何れも検知孔が二つあるが、その両方から移送するラインの準備が整った所である。で、No.1については北東側、No.2も北東側、No.3 は南西側が放射性物質濃度が高い検知孔である。

ええぇ、今後については、ええぇ、検知構内のサンプリングについては全ての検知孔について行うが、汚染水の吸い上げについては、現在、汚染が確認されている側の検知孔側から吸い上げていくことを考えている。ま、そうすることによって、汚染拡大を防止する事に寄与したいということである。

めくって裏面。http://j.mp/YWvfwv 周辺環境への影響モニタリング。こちらの進捗状況を示している。紫色で示してる海側のボーリングだが、No.1(①)とNo.2、No.3、No.4 ということでぇ、ええぇぇ、4本ほど実施している状況だ。

# 小さくて見えなかった図が修正されマスタ。No. という言い方やめてくれないかな。地下貯水槽の話しなのか、ボーリング地点の話なのかややこしいでしょ…

それからぁ、青い字で示した近辺におけるボーリングだが、⑧ の方が、ええぇぇぇ… ボーリングが終了したということで、ええぇぇぇ、サンプリングを行う所まで来たということである。

データがまとまれば示したいと思っている。それから下半分だがぁ、既にある地下のモニタリングのための検知孔等からのサンプリング結果を示している。

緑で示しているサブドレーン地下バイパスの井戸、あるいは、A,B,C と示している③つの検知孔だが、いずれからも検出されていない状況である。こちらについては以上である。


地下貯水槽の今後の移送計画について ★★★

2点目。「地下貯水槽の今後の移送計画について http://j.mp/134oM69 」ということで、4月10日(http://j.mp/YWwdcf)に社長さまから、ご説明させて頂きましたぁ、ええぇ、資料のアップデート版を示させて頂いた。

ええぇぇ、No.1~7まであるが、それぞれ現在張っているところは No.1,2,3、それと No.6 となる。今現在、入っている量を実績ベースで示した。

それぞれ、受け入れ、移送作業が完了した状態での量である。でぇ。今後だが、No.1 それから No.2 からは、H2タンクの方に移送。No.1 からはろ過水タンクの方にも移送ということで、移送段取りをしているところだ。

で、移送については、No.2貯水槽から、H2タンクへの移送が、ほぼ準備が整ってきたが、準備が整い次第移送を開始したいということである。現状で言うと本日完了したので、

明日ぅ、ええぇぇぇ、リークテスト等の、えぇぇ、確認、あるいは保安検査官どのの、お立会いなどもあろうかと思うが、そうしたことも踏まえて、次のステップに進みたいと考えているところだ。

まっ、従って、No.2から H2タンクへの移送は明日以降になる見通しである。ええ、それからぁ、ええぇぇ… No.3、No.6、こちらはG6へ移送するが、★★★万が一の場合の予備の受け、ということで、先般、17,400m3 という形で示したが、正確に見ると 17,000m3 と示すほうが適切ということで数字の訂正をした。

# 修正した理由と修正した旨の記載は資料に記載がない…

それからこの移送先のリストだが、http://j.mp/134oM69 裏面に受け入れ先一覧ということで、行き先についての一覧を載せたので、参考にするんだ。表面に戻るんだ。下半分だが、移送経路について示させてもらった。

それぞれの地下貯槽からH2へのラインはグリーン。ろ過水たんへの移送ラインは 赤、G6への移送ラインも赤で示した。まっ、こうした経路で移送を行なっているということである。

No.2からH2への移送ラインは上にポンチを示したが、No.2貯槽から中継タンクを経て、H2エリアのタンク並走する計画である。こちらについては以上である。


地下貯水槽 水位グラフ地下貯水槽分析結果

それから地下貯槽の推移グラフを示したので参考にするんだ。★★「地下貯水槽 水位グラフ(4/15 16:00現在) http://j.mp/17cdOIk 」次にぃ、地下貯槽の分析結果について手元に資料を配布させてもらった。

★★★「地下貯水槽分析結果(採取日:4月14日) http://j.mp/12cQ9IB」それぞれ見た方としては上段がドレン孔の分析値。下段が漏えい検知孔の分析値という事なので、下段がベントナイト層の内側、だな。

上段がドレン孔だからベントナイト層の外側になる。見たとおりである。相変わらず検知孔側で言うと、No.1の北東側、No.2の北東側、No.3の南西側で検知孔からの検知が成されているという事である。

こちらについては以上だ。


■福島第一の状況

それでは日常の、ええぇ、情報提供。福島第一の状況 http://j.mp/17ci9eJ

[原子炉および格納容器の状況]
注水については1~3号まで安定して継続。

[圧力容器下部温度]
[格納容器圧力と水素ガス濃度]
示したとおりで特記事項ない。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システム運転中。安定して冷却が進んでいる。後ほど、先般発生した3号機の電源トラブルについて説明したい。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋へ移送実施中。[水処理設備および貯蔵設備の状況]サリー運転中。

一番後ろの資料、下から5ポツ目。4月4日だが、乾式キャスクの保管エリアの運用開始になった事をお知らせする。それからしたから二つ目。★★★怪我人が発生したのでお知らせする。

本日、5号機タービン建屋地下、協力企業作業員がメタクラの定期点検作業のため、★★★メタクラ盤上部に登っていたわけだが、2メートル落下で負傷したそうである。

# 規制庁発表は2.6メートル。(木野氏質疑を確認)

病院で治療した結果、左かかとの骨の骨折。それから、、ええぇぇ、腰臀部打撲ということで、約3ヶ月の入院加療が必要ということだった。

★★★メタクラ上部に上がった所で、落下防止のための安全体を掛けようとしたところでバランスを崩したと聞いている。


■3号機使用済燃料プール循環冷却設備停止の原因分析および対策について★★★

それから、次の資料。「福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール循環冷却設備停止の原因分析および対策について http://j.mp/134otIq 」という資料を配らさせてもらった。こちらだが、若干おさらいになるが、

平成25年 4月5日 14時27分にぃ、3号機使用済み燃料プールの循環冷却設備の動力盤が設置しているコンテナハウス内において、小動物対策での作業を行っていた際に地絡を発生させた、というものである。

# 小動物による停電対策をやっていた最中に停電させるトラブル。最近、「事象」といわなくなった東電。世間の注目を集めた途端にこれ。分っていたけど、停電、漏えい、立て続けに世間に注目された事で事象改め。つまり、過小説明の自覚があってやっていたこと。流石に事象発言すると世間から顰蹙買うことはわかっていたということ。これまで意図的に組織ぐるみで過小説明を繰り返していた事が証明されたに他ならない。

ええぇぇ、原因調査、対策内容について説明させて頂く。下半分、ええぇぇ、であるが、現場状況の確認結果と言うことだが、下の方に書いてあるが、電源盤の中の電源ケーブルが出ているが、http://j.mp/16XOw2t

左上の写真、A部と書いてる所の拡大だが、そちらが右側にあるが、一番右端の部分、こちらに使用していた針金が触れて、地絡を生じた様な事が原因である。当該の針金の先端部であるが、地絡をした際の電流が流れた後が残っている。

端子部についても変色が見られたという事である。で、原因という事とであるが、3ページ。停止してしまった直接の原因は、金網の切れ目を防ぐために使用していた針金の端が、摂してしまったという事で電流が流れて地絡が発生したという事である。

でぇ、ええぇ、この結果、その上流にある遮断機が作動したという事である。で、なぜその作業をしていたかというと、小動物進入防止という事で、先般の停電対応という事で小動物が入りうるところの処置を行っている最中のことである。

ただしいぃ! その作業にあたって、予め電源を作業を行っていなかったこと。あるいは、充電部に対して養生、接触防止措置をしていなかった所が要因としてあろうかと思っている。

# 我々は電気のプロだ!プロとしての誇りがあるっ! 過去の発言撤回してください。

下半分、4ページだが、管理的要因、人的要因、設備的要因、こう言ったようなと子らから見ていって、対策という事で5ページ。http://j.mp/16XPtbh 管理的な対策としては、

簡易作業について、上位職の管理というものが今回、十分だったのかという事がある。特に直営で作業する場合の手順の確認などに管理職、上位職の管理を明らかにしていくこと。

★★★それから直営作業に対して、作業前の安全対策の必要性を確認出来るチェックシートを作成し、その内容を上位職が承認を行う事で、安全対策に漏れがないようにするという事。

★★★それから、今回の作業等だが、それぞれの作業に応じた専門性を考慮して、電気設備等については、所管電気グループに施設移管、作業の、ええぇ、を、してもらう、というところに、ええぇぇ、重点を置きたいという事である。

★★★人的な対策という事では、作業管理のリーダーを作業前に明確にし、作業環境への配慮、作業時間の管理等を安全対策を指示できるものを配置していくという事。

それから、部内に作業安全担当を配置し、直営作業等のレビューを行って行くと言うことである。施設的(設備的)な対策という事については、

ええぇぇ、現在、★福島第一信頼度向上緊急対策本部で検討を進めているので、その検討結果を踏まえて追加対策などを行って行きたいという事である。こちらについては以上である。

# 社長さまがトップの福島第一信頼度向上緊急対策本部で、その対策が確実に実行されているかを担保されると受け止めていいのだろうか。というか、なんか凄そうだけど、あたり前の事を今までしてこなかったのかよ本部。


■港湾内海底土 分析結果

もう一つ。★★★「港湾内海底土 分析結果 http://j.mp/17cd5al」というもんである。こちらについては、同じ資料を昨年の夏場に示しているんだが、

そのうち、分析に時間の掛かるプルトニウム、ストロンチウムの分析結果が追加になったところが、資料の追加である。資料の右上に凡例で示しているが、青、紫、緑、薄い青、というところで示したところが新たな数値、データになる。

ということで、資料の中程、③ だな。1号機取水口沖 の③-1の分析結果のサンプルが追加になっている。裏面に個別のデータを示しているが、表の集約表で見るんだ。こちらについては以上である。


■水処理設備の放射能濃度測定結果

それからぁ、月例データだが★★★「水処理設備の放射能濃度測定結果 http://j.mp/17ccF3y」を示している。⑧ と書いてあるところの一番下。全β 1.7E+5Bq/cm3 と示しているが、

RO処理水の濃縮塩水、そちらはだいたい1E+5Bq/cm3 オーダーという事である。こちらから用意した資料については以上である。

今ほど配った地下長水槽の移送計画だが、こちらの方、数字関係が若干誤植があるようだ。改めて訂正した資料を後ほど配る。

○一杉:
それでは質問を受ける。

(19分)


■質疑

http://live.nicovideo.jp/watch/lv133817270#0:25:40

○NHK花田:
移送計画から聞きたい。先程の話しだと準備が整ったという話しだったが、これは配管敷設とかの準備が整ったという理解でいいか?

○尾野:
はい。

○NHK花田:
リークテストや検査官の立ち合いを明日行い、明日以降、移送開始という話しだが、これはリークテストとかして問題ない事を確認したら、早ければ明日からタンクへの移送を開始する理解でいいか?

○尾野:
問題がなければその様な段取りになるかと思う。

○NHK花田:
先日の会見の時は、No.2からタンクへの移送が終るのが 4月20日。その後、No.1をやって5月5日ぐらいに、タンクとろ過水タンクへの移送が終る説明だったと思うが、この終了時期への影響は如何か?

○尾野:
今現在、私どもが考えているところとしては、終了時期には影響しないだろうと考えている

○NHK花田:
何か吸収できるものがあるという事か?

○尾野:
あのぉ、ま、作業上という事で言うと、ええぇぇぇ、最終的にぃぃ、No.1、No.2からの移送は、ろ過水タンクも含めていそうという事になっており、ろ過水タンクへの移送ラインの準備なども含めて考えていたので、当初の予定の中ではH2タンクに移送する作業が終ったところから、ちょっと間があって、ろ過水タンクへ移送する段取りだったので、ま、現状の範囲の中であれば、全体として吸収できると考えている。

○NHK花田:
わかりました。あと、6月上旬まで No.4 を除いて全て移送する話しだと思うが、これの予定は変わらないと考えて宜しいか?

○尾野:
はい。これについて、現状予定が変わるようなところではない。

○NHK花田:
わかりました。

○尾野:
なお、金曜日に質問を頂いた際に、14日からが No.2 からの移送開始予定ではないかと質問を頂いたが、手元の資料で15日からと答えたが、正しくはその時点では14日から、ということだったので、改めて訂正させて頂く。

○NHK花田:
わかりました。後、今も1Fの地下貯水層から水が漏れ続けている状況は変わっていないと思うが、今後、確実に移送を実施していかなければならない状況だと思うが、その認識を改めて伺わせるんだ。

○尾野:
はい。現状、10^5オーダーの濃い汚染水だな。こちらが貯留されている No.1、No.2、No.3、No.6 という地下貯水層がある。なので、こちらの移送については的確に、且つスピーディーに、且つ安全に、ということで、ま、安全に作業することとスピードと、その両面が要求されるが、その二つを同時に達成するよう鋭意努力していきたいと思っておる。

○NHK花田:
今日メール(http://j.mp/ZsE2mm)で頂いたが、No.1と No.6 の検知孔の濃度が若干上昇傾向にあると言った、10^-2 から 10^-1 Bq/cm3 レベルだと思うが、これはどう判断しているのか、確認させてくれ。

○尾野:
こちらについては、もう少し良く様子を見てみないと判断は難しいと持っているが、ええぇぇ、ま、今後水を抜いていきながら、こうしたサンプリングを宇づけていくと言うことで、漏えい量が最終的にどれぐらいの量であったのか、という事にも役立てていきたいと思っている。

○NHK花田:
まだ漏えいをしているといった判断はしていないという事だな?ポリエチレンシートからも。

○尾野:
ポリエチレンシートからの漏えいという事で言うと、No.1、No.2、No.3については、既にポリエチレンから漏えいしていると判断している。

○NHK花田:
No.4とNo.6は?

○尾野:
4と6については、現状、特にそういったレベルのところまで行っているとは考えていない。

# 漏れているかどうか確認する術が水位上昇しかない

○NHK花田:
わかりやした。後2点伺いたい。★★★No.1の北東側の検知孔だが、10^4レベルで、かなり元の10^5 Bq/cm3 にちかいレベルになってきている。ちょっと高すぎるかなという印象があるが、これについてはどう見ているか?

○尾野:
濃度評価については、もう少し、今後、詳細に検討していく必要があると思っているが、No1については、ま、現在、、そうだな。あのぉ……… まっ、水位も入っている状況という事でぇ、

今後抜いていかないと行けないんだがぁ、検知孔の近辺、、にぃ、何らかの影響があれば、濃い物を拾ってくることもあるしぃ、それからぁ、現在、あのぉ、検知孔から水を吸い上げて貯水層の中に戻す作業も進めている。

ま、こうしたことによって、汚染した水を吸い寄せている面もあるので、そうしたことも含めて、もう少しデータを蓄積しながら判断していきたいと思っている。

○NHK花田:
最後にボーリングだが、これは A-⑧ はもう実施済み?サンプリングはもうしているのか?

○尾野:
はい。サンプリングまではスタートした。

○NHK花田:
結果は何時ぐらいに出てくるものか?

○尾野:
結果が出てくれば示したいが、今日のこの時間では、まだ手元に来ていないが、早ければ、今日中に結果が出ると思っている。

○NHK花田:
あと、海側の①、②、③、④ と準備しているということだが、何時ぐらいから観測を始められそうな見込みか?

○尾野:
一番早いのが 紫の①だな。こちらの方は、今週半ばぐらいに掘り上がってくれば、一番最初にサンプリングが出来る事になると思う。②と③については、来週、、かなぁと思っている。最も早くデータが取れそうなのは、ボーリング①だと思っている。

○NHK花田:
わかりました。


http://live.nicovideo.jp/watch/lv133817270#0:32:40

○LCM吉本おしどり:
サンプリングについてだが、全αやトリチウムの測定結果が出るのは、どれぐらいになりそうか?

○尾野:
地下貯水層の値という事か?

○LCM吉本おしどり:
そうです。

○尾野:
こちらについては、漏えいの状況を確認していくことが目的なので、全β、セシウム等々あるが、それで評価をしている。現時点でトリチウム、αについて測定をするのかについては、◆その様なことはないと理解している。

○LCM吉本おしどり:
前々回、水曜日の資料では全α、トリチウムも随時測定していくと資料に載っていたが。

○尾野:
あ、すいません。確認させてくれ。えっとおぉ、何れにしてもトリチウムであったり、全αは測定には相当時間が掛かる物だ。

○LCM吉本おしどり:
そうですね。4月10日に配付された資料の中に地下貯水層からの水漏れに掛かる水質分析のところに全α、トリチウム、ストロンチウム90の分析も位相完了後に各1回実施とある。

で、今日1年前の海底土の全αの資料が出てきた。1年後にまた、今回の漏えいの全αが出てきても遅いのではないかと思うので、速報値みたいな形で出す予定はあるのかどうか聞きたかったのだが。

○尾野:
今ほど、私は間違えていったところは大変恐縮だが、あのぉ、漏えいの状況を確認する目的からいうと、全β、こういった物で見ていく事でよいかと考えている。そういった意味で、全αであったり、トリチウムの測定は時間的な経過等をつぶさに追っていくことに関しては、少しはタイムディレイが大きい物なので、この漏えい事象の解明という事の中では、全β等のデータを中心に見ていきたいという事で説明申し上げた。全α等については、追って結果が出てくるが、それが遅いと言うことが、すなわち事象の把握に直接滴に影響することではないと考えている。

○LCM吉本おしどり:
わかりました。では、4月10日の資料の漏えい水の証跡分析のために一回測定するというのは、今のところ、これは計画はないという事だな?

○尾野:
すいません。10日の資料の方が正である。

○LCM吉本おしどり:
10日の資料の方が正しいと。

○尾野:
はい。

○LCM吉本おしどり:
測定は何れするという事だな?

○尾野:
はい。ただ、測定を行う事と、状態把握をスピーディーに行っていく事の中では全βがキーになる情報であるということである。

○LCM吉本おしどり:
わかりました。では、地下貯水層に貯留されていた濃縮塩水の表面線量を以前から聞いていたが、これは昨年、南放水口付近から濃縮塩水が漏れたときの資料を見ると、濃縮塩水そのものの表面線量は β線で2000mSv/h とある。これは同等の物がこの地下貯水層 No.2とNo.3に貯留されていたと言う事で良いか?

○尾野:
先ず、2000mSv/h の値というのは、以前に、漏えいがあった際にフランジ部で観測された値と聞いている。通常の状態の中で水の表面の線量で見た場合にぃ、その値がそのまま当てはまることについては、あのぉ、ジオメトリであったり、それから感想の程度にあったり、そういうことがあるので、そのまま当てはまらないと思っている。

# 鋼製タンクでもつなぎ目部分から少しずつにじみ出て、それが長期にわたり繰り返し乾燥して濃縮され、表面線量が極端に高くなるという事例が過去にも。

○LCM吉本おしどり:
わかりました。それでは No.2とNo.3に貯留している濃縮塩水の表面線量を以前から知りたいと質問していたが、それは回答は出て来ない、一概には言えないという事か?

○尾野:
ええ。現状、直接測定したことはないが、RO処理水を施設内で漏えいさせた折りに測定した結果と言うことで、50mSv/h という表面線量を測定していることはある。

○LCM吉本おしどり:
50mSv/h ?

○尾野:
はい。そうだ。ただ、これは漏えいしたRO水の表面を計ったというものなので、ま、おおよそそういった値である、というような理解を頂きたいと思う。

○LCM吉本おしどり:
わかりました。では、昨年、南放水口付近で漏えいした濃縮塩水と貯留している脳終演水は代替同等レベルの物か?

○尾野:
ええ、昨年の、ええぇぇ、

○LCM吉本おしどり:
2月、3月です。

○尾野:
2月、3月か?

○LCM吉本おしどり:
はい。

○尾野:
具体的に日付は分るか?

○LCM吉本おしどり:
ちょっと今すぐには出て来ないが、1,4号の南放水口付近の海洋水の測定を始めた根拠。理由となった時の事象だ。

# 確か、最終的に数cc 単位の漏えい評価してたっけ。

○尾野:
わかりました。確認させてくれ。基本的にRO処理水、今日もデータなど示しているが、随時、ええ、測定などしているが、ま、大きな差はないと思っている。

○LCM吉本おしどり:★★★
わかりました。では、南放水口付近だけではなく、取水口付近や、発電所付近の海水を毎日測定しているが、南放水口付近だけ全βを解析しているが、他の部分の海水の測定で全βを解析する予定はあるか?

○尾野:★★★
ええ、こりゃ、現状、βの測定、ストロンチウムの測定というのは、ええぇぇ、仰るとおり、南放水口側でやっているが、今後のことについては、別途、検討したいと思っている。

○LCM吉本おしどり:
わかりました。では、海側だけでなく、去年出た福島第一原発の地下水脈の地図を見ると、少し貯水層あたりの高さがあるので、内陸部側に流れる可能性もあるのではないかと思うが、そのあたりのサンプリングはどの程度計画されているのか?

○尾野:
現状、あの、地下の水の流れ方向という事だが、そちらについては、西から東側というのが基本事象なので、ええぇ、内陸側の方については特に考えていない。

○LCM吉本おしどり:
★★★西から東側だが、去年の資料を見ると、例えば30km圏内の南半分の方では、東から西へ流れている地下水脈の方が多かったと言う資料が出ていたが、取り合えず、西から東のみしか、今回はサンプリング計画ではないという事だな?

○尾野:
ええぇ、現状のサンプリング計画では、党外の場所付近の状況、データ等を踏まえた上で、ええぇぇ、東側のボーリングを行っている。

○LCM吉本おしどり:
わかりました。では、▼漏洩カ所などをされている作業員の方々は、リングバッジで線量管理をされているか?

○尾野:
▼ええぇぇ、個別に確認させて頂きたい。

○LCM吉本おしどり:★★★
わかりました。では、β線での作業になるので、リングバッジによる手への被ばく線量がどの程度であったか公表して頂ければと思う。どうぞ宜しくお願いする。

○尾野:
ええぇぇ、測定に関してはぁ、現場の状況等を踏まえた上でぇ、どのような、えええぇ、装備を使うか、という事になろうかと思うので、ええぇぇ、確認の上、回答させて頂きたい。

# 作業に掛かる具体的な被ばく線量は、公表するとは即答で返事できませんのであしからず。毎度毎度いい加減にして欲しい。

○LCM吉本おしどり:
宜しくお願いする。

↓ 続く




~ 終了 19時50分(1時間20分

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