2011年8月13日土曜日

2011年 8月 11日 統合対策本部共同記者会見:放射線測定要員、放射線管理要員の育成。緊急時避難準備区域の解除に向けたモニタイング結果最新値。水産庁 30km 圏内の水産物を調査せず。被災者に配慮して政府だけが盆休みで来週は週1会見に質疑炎上。

2011年 8月 11日 共同記者会見 (59回)

この会見以降から、未回答質疑はこの色で、前回の質疑に対する回答はこの色で表記して、後追いし易いよう配慮します。今後の共同会見は、後追いしやすいように同日に回答出来なかった質問にも注目します。

録画 IWJ
1 http://www.ustream.tv/recorded/16570548

フリーライター木野龍逸さんによるまとめ
http://www.ustream.tv/recorded/16572566


■会見のポイント
細野大臣はまた欠席。新聞一面を飾るような大きな発表はない。放射線測定要員、放射線管理要員の育成について報告している。今後、住民帰宅を本格化させるために多くの人手が必要というのが本音。これらの要員は何れも原子力関連企業からの募集。他の現場作業要員はこれに該当しないところがポイント。

つまり、被爆管理調査やモニタリングに第三者は何が何でも加えないという事。NPJ おしどりさんの質問に注目。シニア行動隊は 500人も集まっているそうで、当然、この方々も住民帰宅のためのモニタリング、除線活動には一切関わらせない。国と相談する必要があると一蹴する東電 松本。いったい何の相談をするのやら。

モニタリングの過小評価発表の姿勢は相変わらず。高い値が検出されても、林道で近くに民家はないからなど、必ずといって良いほど、問題はない旨を付け加える坪井審議官。東電 松本にしても、カメラを意識してか高い値が検出されても記載の通りと述べるだけで声に出さない。見ているだけで国、東電の不信感が募るばかり。

プラント関連では大きな発表はなく、水漏れ等、水処理系が安定しない状況は変わらず。モニタリング関連では、ただ5月分の積算線量を発表するだけ先月との比較ぐらい分析示すべきだと思うが、だめ出ししたのはNHK石川さんだけ。汚染や被爆実態に関する質問をしない大手メディア記者も相変わらず。

質疑関連
泊原発3号機の試験運転が中心になるかと思いきや、質疑の半分は園田政務官の冒頭発言、「月曜の定例会見は被災者に配慮して盆休み、来週は週1回だけ。だけど工程表会見1日前倒しするし細野大臣もくるよ。」発言に質問が集中。しかも、保安院、東電は通常通り会見を開いて情報提供、当然、現場も止まらない。

この決定に対する木野さんの質問を皮切りに会見はお祭り騒ぎに。質疑の半分は園田政務官の苦しい答弁に時間が費やされているかも。

これまでなし崩し的に土日休み、週2回、週1になろうかという発言も過去にあったことから、危機感を持った記者も多かったようで、なぜ、政府だけが休むことが被災者の配慮になるのかという疑問の声が。

特に印象的だったのがニコニコ七尾記者の質疑。かなり厳しい言葉で念押し。そして質問はこの一点のみ。以降の質疑は流石に他の記者も勘弁するだろうと思いきや追い打ちの数々。この地点でもはや炎上。

「誰が決めた?」園田政務官が答えられる立場にない事、言い出しっぺは皆さん誰であろうかは承知の上で園田政務官を追い詰めている事を念頭において見て頂ければ、尚のこと楽しめる質疑に。棒きれで政務官つついて遊んでるようにも見えなくもない。

細野大臣が次の会見でフォーローするのかどうか。大臣はこういう気遣いをする方なので個人的には注目。自分が言い出したことを家来が粗相してすまなかったと平気で言えるのが政治家だと思っているので。それとも蒸し返さない方が良いと判断するのか、17日(水)楽しみ。

一方で「会見を開いて情報を提供する事が被災者のためだと思わないのか?」という木野さんの言葉を引用する大手メディア記者。被災者、国民のためになる事は一切報じず、デマばかりを報じる大手メディア(テレビ・新聞)の記者様がどの口でそれをいうのですか?というのが健全な見方。

また、泊3号機運転容認は経産大臣が地元(だけじゃない)の声を無視するのかどうか注目される中、「記者クラブは報道しないから地元の声を無視して下さい。」とでも言いたげに話題をそらしているようにも感じる。読売記者の妙にしおらしい泊原発の質問も気になった。

30km圏内 水産庁が5ヶ月も経過して水産物の検査を行っていない
木野さんと文科省のやり取りに注目。農林水産省、水産庁、文科省が隠蔽方向で常に動いている事が被害の拡大に繋がっているという自覚がない。

農地、水田の汚染、十分予測されていながら指摘されていたのにも関わらず、稻ワラのセシウム牛が表面してようやく航空機モニタリング情報を農水省に提供し、最近になって航空機モニタリング調査を本格化させた文科省。完全に政府、文科省、安全委員会の責任だがメディアは一切叩かない。

モニタリング調整会議で水産物の調査、高濃度汚染水田で稲作が行われている実態について議題にさえ上らないし、次の会議の予定もないという事実。縦割り行政対策で立ち上げた会議じゃなかったのか。これまで月に一度のペースで2回しか行われていない。(やるきなし)

何のため関係部署を集めたのか。成果として目に見える形で出てきたのはリンク集。(坪井審議官曰くポータルサイトと言うらしい)また、政府は米の先物取引や食品の関西流通網、食べて応援キャンペーンなど汚染物をさばくことしか頭になく、そういう事は先手を打つ。そのための過小評価しかり。

もはや 国民をなめているとしか言いようのない政府と経団連。問題が分っていても何ら有効な対策を打とうとしない。間違いなくお米は止められない。国の姿勢がよく現れている木野さんの2回目の質疑は必見。


■本日の議題
  • 冒頭の挨拶 (園田政務官) 00:00:40~
  • 人材確保と人材育成について(東電) 00:04:45~
  • 環境モニタリングについて (東電・文科省) 00:09:40 ~ / 00:13:25~
  • 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会) 00:19:10~
  • 各プラントの状況 (東電) 00:21:55~
  • これまで頂いた質問の回答 (経産省 保安院) 00:28:25~
  • 質疑 00:32:20~



資料


録画 IWJ
1 http://www.ustream.tv/recorded/16570548


フリーライター木野龍逸さんによるまとめ
http://www.ustream.tv/recorded/16572566


http://ustre.am/_17wKU:Ou4 00:00:40~

■冒頭のあいさつ

園田政務官
私からは三点お伝えさせて頂く。後ほど東電~詳しく提示する予定だが、予てより懸案事項となっていた原発事故の収束と案手化の取り組みの中において、やはり、人材確保、育成策が必要ではないかと以前から頂いており、私どものその問題意識を強く持っていた。

今般、放射線管理委員、あるいは測定要員の育成、研修などの内容を本日、皆様方に提示させて頂くことになった。後ほど東電から報告頂きたいと思っている。これはステップ2の中においても、私どもの事故収束の推進をしていく上に置いて基礎的な部分においては、かなり重要な位置づけになっていく物ではないかと考えているところだ。

宿題の回答 NPJ 日隅
先般、気象庁のデータについての問い合わせがあった。私から気象庁に問い合わせをさせて頂き、今、既に承知かと思うが、気象庁のホームページにおいて既に発表されているというところだ。これについては、当所、このデータを利用すべきでなかったという指摘を同時に頂いていたところだ。

今後、SPEEDI についても、私どものデータ利用、迅速な国民の皆様への注意喚起において反省をすべき点があったと考えている。そういった点ではこれも含めて 今後 検討していくことになろうかと思っている。

3点目だが、来週の統合会見について、一つ私からお伝えさえて頂く。来週 17日(水) ロードマップの更なる進捗状況の報告をさせて頂きたいと思っている。従って通常であれば、月曜日と木曜日という形で2日間開いていた訳だが、15日(月)については、ご案内の通りお盆の期間中という所である。

また、被災者の皆様の状況を鑑みれば、この時期は私どもとしても遠慮すべきであろうと考えているところだ。従って月曜日の 15日の会見は開催しない。そして18日(木)が定例という形になるが、これを1日前倒しをさせて頂き17日に行わせて頂きたい。

その時には細野大臣も含めて皆様方にロードマップの進捗状況をお伝えするつもりだ。

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http://ustre.am/_17wKU:Ou5 00:04:45~

■人材確保と人材育成について (東電)

東電 松本
お手元に資料に従い人材確保、人材育成について報告させて頂く。


私ども東電としては、政府の支援を頂きながら、現在、福島第一原発の事故の収束、安定化に向けた取り組みを行っている。その中でも将来を見据えた取り組みの中では人材確保と人材育成が重要と考えている。

今回の事故に伴い、発電所内外での放射線測定や作業員の被爆管理のための要員に対するニーズ、必要性が高まっているという事から当社として政府の支援を頂きながら、こうした放射線測定要員や、放射線管理要員育成のための研修を現在進めている。

先ず、東電の取り組みだが、社員、並びにグループ会社の社員に対して放射線測定要員を養成するために、5月30日から放射線測定要員育成研修を総合研修センターにて実施している。その研修センターは私どもの日野市にある研修センターであり、そこの会場を使い要員の育成を行っている。

今回、全40回を開催して約4,000名の要請を計画しており、現在までの実績として21回の開催で 1,900名が受講して、この放射性測定要員となった。この者達は、現在、避難されている方々が一時帰宅されているが、その際のサーべーのお手伝いをさせて頂いている。

政府による放射性測定要員、及び、放射線管理要員のための取り組みだ。こちらは自然エネルギー庁の人材育成事業として、独立行政法人原子力研究開発機構により行われる放射線管理要員と放射線測定要員の育成研修がある。

この研修に関しては東電からメーカー、ゼネコン等の協力企業の皆さんに募集を行い、年内を目途に約250名研修生を募集する計画だ。

こういった研修に関しては、先ず1回目の研修は既に行われており、放射線測定要員研修は 8月6日にJビレッジ、放射線管理要員育成研修に関しては 8月8日~12日にかけて、東海村にある JAEAの原子力人材育成センターにて行っているとう状況だ。

最後のページになるが、当面、放射線測定要員、放射線管理要員の育成を進めているが、引き続き発電か安定化作業の一部の作業については、より幅広く人材確保を考えていく必要があると言うことから、社団法人の日本原子力産業協会の協力を得て、同協会が発行する原子力関係者向けの専門誌、原子力産業新聞に作業員の募集のお知らせを掲載するともに関係する会員企業に作業員募集の要請文を直接送らせて頂いている。

こういった所を通じて現在、具体的な系客作業を煮詰めて協議を行っている状況だ。現地点で三社から応募があり、具体的な契約手続きに向けた協議が行われていると言うことだ。

簡単ではあるが、東電としては福島第一原発事故の収束と発電所の安定化に向けて全力で取り組んでいくと共に、今後とも政府のご支援を頂きながら、必要な取り組みを実施して参りたい。

# 簡単ではあるが全力で取り組むってどゆこと? 国の支援は国民の税金。東電救済。国責任で原発再開。政治家・官僚の責任 ≠ 国の責任 = 国民の責任。

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http://ustre.am/_17wKU:Ou6 00:09:40~

■環境モニタリングについて (東電・文科省)

東電
発電所周辺の環境モニタリングについて3件の報告。

・敷地内 空気中
福島第一原発敷地内における空気中の放射性物質の核種分析の結果について(第139報)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11081105-j.html

発電所敷地内における空気中放射性物質の核種分析結果
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110811g.pdf
福島第一 ダスト核種分析結果
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110811h.pdf
福島第二 ダスト核種分析結果
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110811i.pdf

敷地内の12カ所のうち、昨日は1号機と2号機の山側の 2カ所についてサンプリングを行っている。レベルとしては、10E-5(10のマイナス5乗) といったレベルで空気中の濃度限度に対する割合は 0.01 といった割合だ。計時変化については2枚目のグラフ参照。

・発電所周辺 海水
発電所沿岸部4カ所、沖合各地点の海水定期サンプリング結果。

発電所付近、海水からの放射性物質(第141報)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11081106-j.html
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110811j.pdf
計時変化
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110811k.pdf

昨日のサンプリング結果は何れも ND。計時変化はグラフ参照のこと。

・海底土
これまで公表している23カ所の海底土分析のうち、最後の5カ所の分析結果がまとまったものである。江名沖合 3km 他、5カ所の地点のサンプリング結果だが、ヨウ素131は検出限界未満だったが、セシウム134、137についてはごらんお通りだ。

福島第一原子力発電所沖合における海底土の放射性物質の核種分析の結果について(続報13)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11081109-j.html
海底土核種分析結果(PDF 61.3KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110811p.pdf
福島沖 海底土調査結果(PDF 79.9KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110811q.pdf

# ごらんの通りで済ませる東電。検出された値を読み上げもしない。江名沖合 3km 地点でセシウム134 が 1200Bq/kg 、セシウム137 が1400Bq/kg 、合計 2600Bq/kg も海底土が汚染されている。カメラ対策は明らか。

昨日のサンプリングで全23カ所のサンプリング結果がまとまったので、2枚目の表面の所に全23カ所の結果を記載させて頂いた。最後のページだが、サンプリング地点を地図の上に落としたという状況だ。これから詳細な評価を行って参りたいと思っている。

海水の放射性物質の分析状況や、今回得られた海底土の分析結果の突き合わせ等を実施して参りたい戸思っている。
これから調査していくが、全体の動きとしては、発電所から南側の方に濃い領域があるのではないかと考えている。①、② が福島第一、③、④が福島第二のエリアだが、こういった状況になっている。以上。

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http://ustre.am/_17wKU:Ou7 00:13:25~

文科省
概要
・全国的調査 都道府県別の環境放射能水準結果、全国の大学協力による空間線量
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_by_prefecture/

大きな変化はない。

・定時降下物
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_by_prefecture_fallout/

何れも未検出。

5月分の月間降下物という資料を付けている。前回は 3月/4月分 を付けさせて頂いたが、今回は 5月一ヶ月分と言うことだ。ヨウ素については4月は不検出は4つの件だったが、5月では28の都県が府県種となっている。


一方セシウムについては全都道府県で検出されていましたが、今回は二つないし三つの県で、それぞれ不検出の結果が出ている。一方、数字については4月に比べるとそれぞれ下がっているという状況だ。

・発電所周辺の調査(空間線量率・積算線量計・ダスト)
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/#monitoring_around_FukushimaNPP

特に大きな辺はない。

・海域調査
東電から発表された物を地図の上に落とし込んだもの
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/around_TEPCO_FukushimaNPP_seawater/

# 評価せず

・緊急時避難準備区域の解除に向けた詳細なモニタリング結果
URL:http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_action_plan/
48ページから緊急時避難準備区域の解除に向けた詳細なモニタリング結果をつけている。これは一昨日、8月9日に発表させて頂いたものだ。


# 参考
東京電力株式会社福島第一原子力発電所20km以遠における福島県による緊急時環境放射線等モニタリング実施結果(平成23年8月8日測定)


これ自身はアクションプラント言うことで7月25日にどういう測定をするかについても一度発表させてもらったが、大きく3つのグループがあり、学校、幼稚園、保育園と言ったところを測定する物だ。

②として公共施設の周辺、生活圏に着目してその周辺を図るという物、3つめとしては市町村の要望に応じた詳細なモニタリングを行うという物である。全体的な結果としては42ページの表に結果を載せている。

緊急時避難準備区域があるのは、南相馬市、田村市、川内村、広野町、楢葉町ということだが、それぞれ観測された値はこの表にある通りの状態だ。南相馬市の中では宅地と言うことで 5.5マイクロSv/h という所で一番高い値が出ている。ここについては特定避難勧奨地点に指定されているという状況にある。

田村市川内村では 4.0マイクロSv/h / 4.7マイクロSv/h という値があるが、これらは何れも山道、山の中の道でこの付近に人家はない。

今回、最後のページ付けている細かいデータは、実は120ページほどあるデータだったので今回は資料に付けていない。それぞれのURLを付けている。2日前に発表された資料と言うことなので既にホームページ上に載っている。細かいデータはそちらで見て頂ければ幸いだ。

緊急時避難準備区域についてはさらに②の学校の周辺などのデータをより詳細なマップにしたものについては8月中旬に改めて発表することを予定している。更に今後、地元からの追加的なモニタリング要請を受けてモニタリングをし、緊急時避難準備区域の解除に向けたいろいろな材料となるようなデータを提供していく予定だ。

宿題の回答 フリー木野
前回で質問があった水産物の調査に関する質問の回答だ。水産庁の方からは、8月8日のデータが最新データとして公開されており、1,354 の水産物の結果が発表されている。

水産物についてのご質問と回答(放射性物質調査)
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/index.html
水産物の放射性物質の調査結果について(8月8日更新)(PDF:214KB)
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/pdf/110808_result_jp.pdf

その中では表層性の魚種、低層性の魚種、無脊椎動物、海草類、淡水魚、こういった所で暫定基準値を超える放射性物質が検出されているという事が発表されている訳だが、発電所から30km圏内についても警戒区域と緊急時避難準備区域が設定されているのでそちらでは漁が行われていない状況だ。

# 「表層性の魚種、低層性の魚種、無脊椎動物、海草類、淡水魚、こういった所で、」全てに対して汚染が広がっていると考えて良い。

この水産庁の発表の中では地図も入っているが、1,354 の水産物については何れも 30kmより外側の物だということだ。前回、確認すると言うことを申し上げていたことについては以上だ。文科省からは以上だ。

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http://ustre.am/_17wKU:Ou8 00:19:10~

■環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)

安全委員会
資料1の空間放射線量、2の空気中放射性物質濃度については大きな変化はない。4の環境資料の二つ目の黒ポツだが、先程文科省から説明があったが、5月の一ヶ月分の降下物についての結果が出ている。参考資料の11ページになる。


4月に比べるとそれぞれ数分の1になっているが、小さいところでも事故前に比べると一桁以上大きいこと、寿命が比較的短いセシウム134が出ているので、当然ながら事故の影響が引き続き出ているということだ。参考資料20ページから22ページにかけては海水中の放射性物質濃度である。

22ページにある8月8日採取のポイントの4番でセシウムが検出されているが、濃度限度を下回っているという状況だ。23~25ページにかけて海底土の資料が出ている。本日、東電から説明があった資料では一枚の地図に落とし込まれていたが、ああいった形の表示が全体像を掴むのに役立つのではないかと思う。

参考資料26ページからだが、福島県内の河川、湖沼、等での水、また、底の土、砂、などの分析結果だ。セシウムが検出されているポイントがあるが、水については全て濃度限度を下回っているという状況だ。

# 河川の底から高い値が検出されているが、まったく評価せず。淡水魚や特に底に付着した藻を食べるアユなどからはかなり以前から暫定基準さえ大場に越える値が検出されている。県境で高い値が検出されているにも関わらず、隣接する県では放置された状態が長い間続いている。原子力安全委員会や文科省がこの問題についてかなり前から指摘されているが、これまで会見で言及している所を見た記憶がない。

5の全国の放射能水準調査結果だが、特段大きな変化はない。以上。

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http://ustre.am/_17wKU:Ou9 00:21:55~

■各プラントの状況 (東電)

東電(松本)
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(21.4KB) - 2011年8月11日

・タービン建屋地下たまり水の処理
一番下のポツになるが、12時25分に凝集沈殿設備処理タンクに不具合があり、水処理が一時的に停止している。集沈殿設備処理タンクはアレバの除線装置の最後の所にあり、この受けタンクからサブレッションサージタンクBの方に水を移相するという所だ。こちらの水位計が一時的にダウンスケールしたので警報が発生して止まったと言うことになる。

このタンクには2つ水位計があり、もう一つの水位計の方が健全な数値を示していると言うことと、タンクの周辺で漏洩等がないということを確認したので、もう一つの水位計に切り替え、12時40分に水処理設備としては再起動を行っている。12時58分に定常流量に到達した状況であり、現在、運転を継続している。

・トレンチ立坑・各建屋地下のたまり水の移送状況
数値については資料、表を参照。現在移送中。会見終了時に最新値をお届けさせて頂く。

・放射性物質のモニタリング
先程、申し上げたとおりだ。

・使用済み燃料プールの冷却
1号機は昨日から循環冷却システムによる冷却が始まっており、本日、12時の値としてプール水温は41.5℃。

・原子炉圧力容器への注入・原子炉の状況
表の通りだ。(資料参照)

・その他
その他、工事の状況だが、こちらも会見終了時に本日の作業実績としてお届けさせて頂ければと思う。最後のポツだが、本日、11時20分頃、4号機の廃棄物処理建屋内で使用済み燃料プール循環冷却装置の一次系のホースより微少の水の漏洩を確認している。このため、漏洩箇所に養生を実施しているという状況だ。

皆様のお手元に資料を配付させて頂いている。赤いラインが一次系で青いラインが二次系だが、スキマサージタンクから熱交換機に入るところで、廃棄物処理建屋の境目にあるホースだ。


漏洩箇所は写真の中の赤い点線で囲っている箇所になる。漏洩量に関しては20秒に一滴程度であり、漏洩量としても把握できない程度だ。約 1m×1m のエリアがしめっている等程度なので、現在、養生して漏洩が拡大しないと言うことでおいている。

修理としては、現在、まだ、こういった状況なので、きちんと計画を立てて、一旦使用済み燃料プールを止めて、このホースの修理を行いたいと考えている。

・放射性物質のモニタリングの状況
福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(8月10日採取分)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11081108-j.html
福島第一 物揚場前、1~4号機スクリーン、1~4号機取水口内海水核種分析結(PDF 15.6KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110811n.pdf
海水放射能濃度(PDF 51.3KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110811o.pdf

昨日は北側のシルトフェンスの開閉を行ったので、物揚場前の海水と港湾口の所の追加サンプリングを行っている。計時変化は、ほぼ横ばいとなっているので高濃度汚染水が海水に漏洩しいないと判断している。

・サブドレインの状況
福島第一原子力発電所タービン建屋付近のサブドレンからの放射性物質の検出について(8月10日採取分)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11081107-j.html

各号機のタービン建屋のサブドレインの水、西側にある構内の深井戸のサンプリング結果だ。大名変動はない。計時変化を着させて頂いているが、高濃度汚染水が地下水側に漏出していないと判断している。

・集注廃棄物処理施設周辺
(参考配布資料)「集中廃棄物処理施設周辺サブドレン水核種分析結果」(8月10日採取分追加)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/sub_110811_01-j.pdf

昨日、8月10日のサンプリング結果については大きな変動等なく、高濃度汚染水が地下水側に漏れ出ていないということだ。8月9日の資料で Cs-137 の ⑧ 番の記載が ND となっていたが、再確認した結果、0.028 と本日の記載で修正させて頂いている。お詫びさせて頂く。

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http://ustre.am/_17wKU:Ouc 00:28:25~

■宿題の報告(前回質問の回答)

経産省 保安院(森山対策監)
これまで頂いていた質問について、2点回答申し上げる。

宿題の回答 NPJ 日隅
1点目は身元不明者、出入り管理について。保安院として元請けは何処まで把握しているのかという質問が前回あった。保安院としては元請け会社ごとの状況についてはある程度、東電から聞いている。が、具体的な内容について質問があれば東電にお願いしたい。

# つまり、東電に聞いてくれという事じゃん。ある程度、把握って、、、

宿題の回答 NPJ 日隅
2点目は震災直後からの福島第一の検査官の配置状況はどうであったか?福島第一、第二含め最近は一体的な運用をしているが、発災当日、3月11日だが福島第一には7名、第二には6名いた。発災後にオフ再々とセンターを立ち上げる必要があるので、福島第一については4名を現地に残し、3名がオフサイトセンターに行っている。

福島第二では2名を現地に残して4名がオフサイトセンターに行っている。その後、福島第一では12日に一旦、全員をオフサイトセンターに行っており、この日は7名が行っている。その後、13日になると福島第一のサイトに4名、オフサイトセンターに3名、という体制になっている。

福島第二の方は、ずっと2名で対応していた。その後、15日にオフサイトセンターを福島県庁に移転しており、その際には福島第一の検査官は、全員いったんはオフサイトセンターに行っている。福島第二についてもオフサイトセンターに行った者は全員、福島県庁に行っている。

この段階では福島第二で2名が全体を現地でフォローしていたという状況だ。その後、3月22日に福島第一のサイトに2名の検査官を再度配置し、4月9日に3名、そして現在、基本的に福島第一には3名、夜間1名となっている。

オフサイトセンターには 日によって異なるが、1~5名が配置されている。また、Jビレッジには、現在2名が配置されている。それから福島第二には日によって異なるが、2~5名が配置されている。現在は全国の保安検査官を含め、ローテーションを組みながら福島第一については日中3名、夜間1名が常駐しているという状況だ。

# 時系列を表にしてペーパー配るぐらいできないのかよ・・

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■質疑

http://ustre.am/_17wKU:Oud 00:32:20 ~ 東電 松本
共同通信 佐分利【会見冒頭の事案】
東電の研修として何月までに4,000人育成するのか?

東電 松本:
年内目途。現在は1,900名が放射線測定要員として社内登録されている。

共同通信 佐分利【会見冒頭の事案】
研修生の実績として南相馬の測定に従事したのは何名か?

東電 松本:
この要員は一時帰宅におけるサーべーに従事。南相馬の関係かどうかは確認する。

共同通信 佐分利【会見冒頭の事案】
エネ庁の事業で250人という人数が出ているが、現場にいる作業員を対象に研修を行うのか?

東電 松本:
現地にいる方とこれから行く方の両方いる。基本的には協力企業、メーカーに幅広く声をかけている状況。現場の実態に合わせて派遣してくる計画。

共同通信 佐分利【会見冒頭の事案】
図解の④の要員不足状況とあるが、どれぐらい専門職が不足しているのか?具体的な数字で。

東電 松本:
現地点で要員が不足しているという報告はない。今後予想される要員を確保する観点で立案。自然エネ庁、日本原子力産業協会を通じて仕組みとして動かし始めたという事だ。

共同通信 佐分利【会見冒頭の事案】
日本原子力協会の会員企業数は?

東電 松本:
確認させて頂きたい。現在482社である。(同日回答)

共同通信 佐分利【会見冒頭の事案】
専門技術職は具体的にどのような事を想定しているのか?

東電 松本:
電気工、溶接工、トラック、トレーラー、クレーンの運転者など専門技術職を募集している状況。

共同通信 佐分利【会見冒頭の事案】
250人で今現場にいる人とこれからいく人は班長レベルなど対象者を絞っているのか?

東電 松本:
作業現場の班長とは別の人間。実際に作業現場において被爆低減を行う方々だ。



http://ustre.am/_17wKU:Oue 00:37:30 ~ 文科省 坪井
NHK 石川【モニタリング - 環境】★
5月分の月間降下物。茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、それぞれセシウムは4月と比べ難文の①になったのか?3月と比べた場合も同様に。

文科省 坪井審議官:
読み上げる。(自分で計算してね)茨城県 4月 Cs134 2,500、Cs137 2,300 / 栃木県 4月 Cs134 1,300、Cs137 1,200 / 群馬県 4月 Cs134 340、Cs137 340 / 埼玉県 4月 Cs134 760、Cs137 760 / 茨城県 3月 Cs134 18,000、Cs137 17,000 / 栃木県 3月 Cs134 5,800、Cs137 5,700 / 群馬県 3月 Cs134 4,700、Cs137 4,700 / 埼玉県 3月 Cs134 5,400、Cs137 5,300

NHK 石川【モニタリング - 環境】★
5月のセシウムの値は原発から新たに放出されたものと考えて良いか?

文科省 坪井審議官:
すでにあったものが舞い上がったか、新たに降ったものか明確ではない。

NHK 石川【モニタリング - 環境】★
なぜ茨城、栃木、群馬でニオブ(Nb)テルル(Te)銀(Ag)がそれぞれ検出されているのか?

文科省 坪井審議官:
これは核分裂生成物でありゲルマニウム半導体検出器で計ったから。植物からも検出されている。長い時間かけて計測するので検出されやすいのかも知れない。

NHK 石川【モニタリング - 環境】★
銀は沸点が2300℃を越える。なぜ5月になっても検出されるのか?

文科省 坪井審議官:
専門家に聞かないとお答えできない。確認する。



http://ustre.am/_17wKU:Ouf 00:41:50 ~ 東電 松本・文科省 坪井
日経新聞社 黒川【プラント関連】
20秒間一滴の水漏れの件は冷却装置を止めて調べるのか?

東電 松本:
将来、取り替える際には使用済み燃料プールの冷却を止めてから行う。

日経新聞社 黒川【モニタリング - 環境】
先程の月間降下物で4月は全国で検出されたが5月は 2、3の県で検出されたと聞こえたが?

文科省 坪井審議官:
4月はセシウムが未検出の県は一つもなし。5月は Cs 134 が3県、Cs 137 が2県で不検出、5月になって不検出の県が出てきたという事を申し上げたかった。

日経新聞社 黒川【モニタリング - 環境】
月間降下物 4月は全て福島原発の影響と言うことか?

文科省 坪井審議官:
去年の3月を見ても過去のフォールアウト分も検出されているので必ずしも全てではない。

日経新聞社 黒川【モニタリング - 環境】
去年の3月を見ても過去のフォールアウト分も検出されているので必ずしも全てではない、ということは月間降下物 4月と5月の違いは福島第一と関係があるかどうか分らない?

文科省 坪井審議官:
大きな意味では関係していると思う。大部分が3月に降ったもので影響が減ってきたということだ。


http://ustre.am/_17wKU:Oug 00:44:50 ~ 東電 松本
朝日新聞 つぼや【プラント関連】
20秒間一滴の水漏れは応急処置はしているのか?

東電 松本:
穴を塞ぐなどしていない。ビニールシートで受けている状態だ。

朝日新聞 つぼや【プラント関連】
20秒間一滴の水漏れで流れている水の放射能量はいくらか?

東電 松本:
使用済み燃料プールの水が循環しているので放射線濃度はプールと同じ。5月7日のプール分析の結果では、ヨウ素138が 1.6E-1Bq/L、セシウム134が 5.6E-1Bq/L、セシウム137が 6.7E-1Bq/L。ヨウ素は時間が経過しているので相当減衰していると思われる。

朝日新聞 つぼや【プラント関連】
20秒間一滴の水漏れの原因がわかれば教えてほしい。

東電 松本:
原因は不明。ホース交換の際に確認したい。

朝日新聞 つぼや【プラント関連】
水処理施設の停止で水位計が計れなくなった原因で考えられることは?

東電 松本:
超音波式の水位計。ダウンスケールしているとのことなので指示が出ていない状況。取り外して原因は調べたい。

朝日新聞 つぼや【プラント関連】
20秒間一滴の水漏れを起こしたホースは何で出ているのか?

東電 松本:
ステンレススチールの編み込みと内部に水を通さない素材の二重構造になっている。(会見終了時に補足説明あり)

朝日新聞 つぼや【プラント関連】
要はビニールみたいなホースなのか?

東電 松本:
違う。表面にステンレスの網で強化したタイプだ。

朝日新聞 つぼや【プラント関連】
ビニールで養生していると言うことだが、見つけたのは作業員で良いか?

東電 松本:
見つけたのは本日午前11時10分頃協力企業の作業員が見つけた。10分後、東電の管理員が確認。

朝日新聞 つぼや【プラント関連】
東電の管理員が確認して直ぐに止めたのか?

東電 松本:
とめたというか、使用済み燃料プールの循環冷却はまだ動いている。


http://ustre.am/_17wKU:Oui 00:50:10 ~ 東電 松本・園田政務官
NPJ & 吉本 おしどり【被ばく - 住民】★
人材育成に関連して、福島原発行動隊(元科学者、技術者のシニア行動隊)の方々が5月末から、人材育成に関連するモニタリング作業に関わる事を申し入れていると聞いたが、その方々の最年少は46歳の方が500人集まっている。4,000人集めるということでこの500人の方達を受け入れる検討はしているのか?

東電 松本:
提案があったことは承知している。20km圏内は国と相談する必要があると考えている。(隠蔽目的があるので)政府と相談する。発電所構内の仕事に関しては考えている。(第三者をモニタリング、調査には絶対に加えない姿勢)

NPJ & 吉本 おしどり【被ばく - 住民】★
8月10日にホームページが出来たばかりの RHC JAPAN という会社がある。南相馬市立総合病院を支援して内部被爆検査を行っていくという外資系の会社だ。電話で問い合わせたところ、電話番号はあるがホームページ上でしか問い合わせることが出来ない。

関連会社と思しきRHC USA に問い合わせると全く関係のない会社だという回答だった。南相馬市立総合病院に各院したところ、名前は聞いたことがあるが協力していくかどうかは現在検討中で詳細は何も決まっていないという回答だった。

RHC JAPAN のホームページには南相馬の児童の尿を全て無料で尿検査、バイオアッセイするということが記載されていた。その場合、尿を20cc送って検査、検出限界未満は 20Bq/L だった。専門家に確認したところ、通常は 300~500cc から 2.7~3.5 のベクレル数もカウントできるとの事で、20cc の尿で 検出限界 20Bq/L の検査で意味があるのかという回答だった。

この会社は南相馬は無料で郵送で24,000円で検査を受けている。南相馬市立総合病院はホームページに載っているが、その情報を知らなかったと言うことだった。国民も住民も内部被爆を心配しているので、このような会社が出てくると思うが認識されているか?

園田政務官:
RHC JAPAN がどういう会社か分らないので今日の段階では答えられない。ただ、基本的に健康調査は福島県が各医療機関と相談をしながら行っているので、結論を申し上げれば、そちらでしっかりとした検査態勢、検査基準は統一的になされていくべきものだと思っている。

NPJ & 吉本 おしどり【被ばく - 住民】
民間に対して検査基準や値段の規制が出来る見通しはあるのか?

園田政務官:
民間による調査が県民の皆さんのニーズに合うかどうかしっかり見なければならないと思う。民間企業の参入が適切であるかどうか、持ち帰らせて頂きたい。

NPJ & 吉本 おしどり【会見冒頭の事案】★
人材確保策(被爆管理、モニタリング)4,000人確保して、班長云々もこの方々がぴったりだと思うが、5月末に申し入れ、8月3日にも国と東電と行動隊の3者間会談をおこなったということだが、その時の回答としては、こちらの人材確保策とは全く関係が無く、国と協力して東電としては未だ検討中と言うことか?

東電 松本:
福島原発行動隊とは提案書という形で受けているが、現地点で具体的な計画はない。

NPJ & 吉本 おしどり【会見冒頭の事案】
福島原発行動隊の提案書に対する回答はいつ示される予定なのか?

東電 松本:
今のところ未定だ。

NPJ & 吉本 おしどり【会見冒頭の事案】
福島原発行動隊の提案書に対する回答があっても期限が未定と言うことか?

東電 松本:
提案を受けているが回答する時期が未定と言うことだ。

NPJ & 吉本 おしどり【会見冒頭の事案】★
福島原発行動隊の5月からの申し入れに対して未定と言うことで良いか?

東電 松本:
違う。行動隊が7月12日の現場視察以降、8月の上旬に改めて提案書という形で受け取っており、その提案書に対しての回答が未定だと言うことだ。

NPJ & 吉本 おしどり【会見冒頭の事案】★
今回の専門技術職確保(政)策には福島原発行動隊は一切考慮しないと言うことか?

東電 松本:
そうだ。今のところ考慮していない。契約形態がはっきり決まっていないので検討中だ。

NPJ & 吉本 おしどり【会見冒頭の事案】★
福島原発行動隊の方々が、今回の専門技術職確保(政)策に応募した場合は個人個人として応募を受け付けると言うことか?

東電 松本:
これは日本原子力産業協会の会員企業間の要員を確保していく取り組みだ。(講習受ければ誰にでも出来ると言いながら、第三者は絶対に介入させない東電と国)

NPJ & 吉本 おしどり【会見冒頭の事案】
今回の専門技術職確保(政)策には年齢制限はあるのか?

東電 松本:
年齢制限は特にない。訂正させてほしい。65歳までという事で募集している。



http://ustre.am/_17wKU:Oul 00:58:45 ~ 保安院 森山
共同通信 すえ【その他の議題】★
泊3号機の件。本日、安全委員会で(# 即行で)了承が出た。その内容について海江田経産大臣に報告したのか?

経産省 保安院 森山対策監:
海江田経産大臣に秘書官を通じてお伝えした。

共同通信 すえ【その他の議題】
安全委員会了承の内容を海江田経産大臣に報告した場合、検査終了書が出る見込みは何日程度と伺っているか?

経産省 保安院 森山対策監:
泊原発3号機の定期検査終了証の交付は、昨日、海江田大臣から北海道知事に対して直ちには交付せず、しばらくお待ちするとお伝えしていると言うことだった。

共同通信 すえ【その他の議題】★
定期検査終了証を交付した段階で自動的に営業運転に移行するのか?それとも営業運転に移行したと事業者や保安院、国が移行したと宣言しなければ営業運転に移行した事にならないのか?

経産省 保安院 森山対策監:
法的に営業運転の決めごとはない。そもそもずっと商業運転だ。あくまで定期検査の終了。法律上、定期検査を受けなければならない。それを受けた結果を問題はないとして修了証を交付するという事であり、保安院が営業運転をどうのこうのいうものではない。

共同通信 すえ【その他の議題】★
定期検査終了証を交付した段階で法的に自動的に定期検査を終了したという理解で良いか?

経産省 保安院 森山対策監:
その通りだ。

共同通信 すえ【その他の議題】★
定期検査終了証を交付した段階で通常の運転状態に移行しているという理解か?

経産省 保安院 森山対策監:
その通りだ。運転は運転中で定期検査を終えたと言うことだ。通常運転に移行すると言うことだ。

共同通信 すえ【その他の議題】★
しつこいが事業者が定期検査終了証を受け取って私意的にこれはまだ定期検査中だと法的には言えないと言うことか?

経産省 保安院 森山対策監:
その通りだ。定期検査は定期検査終了証の交付を持って終了だ。

共同通信 すえ【その他の議題】
終了書の交付の見通しは地元の理解を得る必要があるのでしばらく待つ海江田経産大臣の見解についてお話し頂いたが、本日は交付はなくて数日ぐらいかかるという理解か?

経産省 保安院 森山対策監:
終了証の交付にどれぐらいかかるかはわからない。直ちに行わずしばらく待つと北海道知事に伝えていると聞いている。


http://ustre.am/_17wKU:Oum 01:04:05 ~ 園田政務官
フリーランス 木野【本日冒頭の議題】★
お盆の期間中に会見を行うのはよろしくないというのはどういう理由か?お盆だから福島第一の作業にしても周辺の避難区域にしても関係ないと思うが、通常通りに会見は出来ないのか?

園田政務官:
よろしくないという事ではなく、被災地の皆様を考えれば配慮すべきであろう。初盆新盆の機関はそういった事に集中すべきと申し上げた。

フリーランス 木野【本日冒頭の議題】
被災地の配慮というのはどのような配慮か?そちらに集中というのは、園田政務官が現地に行かれるのか?

園田政務官:
私が現地に行く予定はない。お盆の期間というものは被災者の当事者も含めこの期間は大変大切な時期だと思っている。

フリーランス 木野【本日冒頭の議題】
この会見に被災地の方が出ている訳ではないのに会見休んで被災地の方がどうなるのか?

園田政務官:
直接にしろ、間接にしろ日本全国の皆さんがそういう意識をもっているのではないかと思い、私どもとして会見を休む判断をした。

フリーランス 木野【その他の議題】
細野大臣がいない理由は、どのような公務からか?

園田政務官:
冒頭で申し上げたとおり、組織の見直しで緊急の会合が入ったためだ。

フリーランス 木野【その他の議題】★
泊3号機に関して、細野大臣は何らかの会見を開くのか?

園田政務官:
泊原発3号機の運転再開に関しては何も聞いていない。原発の体検査を含め所管大臣である海江田経産大臣が行っていると認識しているので細野大臣からコメントするという想定はしていない。


http://ustre.am/_17wKU:Oun 01:07:15 ~ 園田政務官・保安院 森山・東電 松本
朝日新聞 佐々木【本日冒頭の議題】★
お盆に会見を開く事で、初盆で送られている方々にどのような迷惑がかかるのか?意味が分らない。

園田政務官:
迷惑と言うことではない。私も含め一般的な風習慣習で申し上げればご先祖の皆さん方をお迎えを市、送る事がお盆特有の慣習というのがある。今年は311もあり、関係者にもそういった方々がいるであろうと思い、そこに集中して頂こうと思っている所だ。

朝日新聞 佐々木【本日冒頭の議題】
お盆に集中する事だが事態は動いている。復旧作業も当然続いており、情報提供をしないことは全く関係のないことだと思うが。今まで土日も会見してきた。ほんと意味が分らない。教えてほしい。

園田政務官:
情報提供は情報提供で政府、東電、各機関の中において必要な時に適切に行わせて頂いていると思っている。統合会見も必要な時にさせて頂いている訳であり、なんら損傷があるとは考えていない。とりわけ来週は先程申し上げた大切なお盆の期間に入るので配慮させて頂きたいと申し上げた訳だ。来週は17日(水)に節目の会見がある。定例が木曜日の所を水曜日に行わせて頂くというのも、適宜適切な判断で行わせて頂くものだと思っている。

朝日新聞 佐々木【本日冒頭の議題】
保安院に確認する。お盆の間に会見は行うのか?

経産省 保安院 森山対策監:
15日は通常通り行う。保安院のブリーフィングは保安院から福島第一について提供する情報が減っており、皆様の意見も聞くが、今後、どうするか検討している。

朝日新聞 佐々木【本日冒頭の議題】
東電に確認する。お盆の間に会見は行うのか?

東電 松本:
予定通り会見は行う。

朝日新聞 佐々木【本日冒頭の議題】
お盆の間、現地の作業は休む者はやすむだろうが、その辺りの状況はどうなっているのか?

東電 松本:
作業員がお休みする者もいるだろうが、原子炉の冷却や循環注水冷却、水処理系は実施する。

朝日新聞 佐々木【本日冒頭の議題】
お盆だから保安院など役所が休みにはならないよな?休まれる人がいるだろうが平日と同じ扱いだよな?

経産省 保安院 森山対策監:
もちろん業務そのものは行っている。お盆の期間は全体として休まれる方は多いと思うが、役所としてはやっている。

朝日新聞 佐々木【本日冒頭の議題】
園田政務官に聞く。統合会見は何のためにおこなっているのか?連休休んだり、細野さんが居ないとき休んだりしていたが、平日限定でお盆以外を除いて開く会見と位置付けられているのか?開く事によりお盆にやってはいけないイベントなのか?どういう考えで統合会見を開いているのか?

園田政務官:
原発事故における情報提供を一元化する目的の会見と理解している。必要性に応じてやっていくのが私どものつとめだ。

朝日新聞 佐々木【本日冒頭の議題】
もう、最後にするが、来週は週一回の会見になる。これまで週2回にした経緯はあるが、情報提供について十分だと考えているのか?

園田政務官:
来週から週一回とは申し上げていない。(記者はそんなこと言ってない)17日というロードマップの改訂も発表させて頂くという意味合いは大変重要な日にちであり、通常会見より1日ずれるが、必要性に応じてその日に開く事を申し上げた。


http://ustre.am/_17wKU:Ouq 01:15:00 ~ 園田政務官・東電 松本
時事通信 野中【本日冒頭の議題】
お盆話はわかり合えない気がするので1点のみ聞く。誰に対して何の遠慮をするのかだけを教えてほしい。

園田政務官:
遠慮という言葉を使ったつもりはなく配慮と言ったつもりだが、もうしそうなら訂正させてほしい。今年は311に発災をして原発事故を含め、かなりの方々が気税になったので、そういった方に配慮をして15日は統合会見としては配慮させて頂いた。

時事通信 野中【本日冒頭の議題】
誰に配慮したのか?誰に配慮して統合会見を休むことにしたのか?明確に。w

園田政務官:
お盆に関わる全ての皆様に対しての配慮だ。

時事通信 野中【本日冒頭の議題】
お盆に関わる全ての皆様に対しての配慮というのは、つまり、国民全員?

園田政務官:
広い意味で言えばそうだ。

時事通信 野中【本日冒頭の議題】
15日、現地に行かないと言うことだが、当日、どのような公務があるのか?

園田政務官:
17日のロードマップ改訂を含め、東電との会合もある。政府においては特別プロジェクトなどの検討会議が予定されていると聞いている。

時事通信 野中【本日冒頭の議題】
お盆期間中に中断する作業等、具体的に教えてほしい。その結果、何人ぐらいが現場を離れ、柏崎や東京からどの程度、福島第一に割り振るのか?人数を大枠で良いから教えてほしい。

東電 松本:
作業員に対してお盆休みを取るなとはいっていない。交代要員というか、欠員が出ても問題が生じないように対応している。15日に何か足りなくなるという状況ではない。


http://ustre.am/_17wKU:Our 01:18:40 ~ 東電 松本
フリーランス 内田【その他の議題】
本日、八王子立川で停電があったが報告は受けているか?原因は何?

東電 松本:
落雷だ。


http://ustre.am/_17wKU:Out 01:19:25 ~ 園田政務官・保安院 森山・文科省 坪井
フリーランス 木野【本日冒頭の議題】★
蒸し返すようで申し訳ないが、今、配慮と言ったが、国民や被災者の配慮を考えるのであれば、きちんと情報を提供し続ける事だと思うがどうか?

園田政務官:
情報提供に対する姿勢は毎日欠かさず行っているつもりだ。(??)そういった点でまだまだ足りないというのであれば、政府の責任としても努力していきたい。

フリーランス 木野【本日冒頭の議題】★
配慮を言うのであれば情報を提供し続ける事だと思うが、お盆だからどうということは内と思うが。今、政府の責任と言ったが、情報提供が政府の責任というのであれば、きちんと定期的に来週も行うべきだと思うがどうか?

園田政務官:
おっしゃるとおりだ。適宜適切というのが私どもの責務だと思っている。(???)ロードマップ改訂の17日は東電と統合対策室の責任もあるので、それは変更せずに行っていく。

フリーランス 木野【本日冒頭の議題】★
つまり、政府の責任として適宜適切、統合会見の日程を決めると言うことであれば、来週 月曜日の統合会見は不要と言うことになるのか?

園田政務官:
不要と言うよりは配慮させて頂いた。

フリーランス 木野【被ばく - 作業員】★
汚染水処理の制御室が通常の状態で20マイクロSv/hとなっているが、現状、どのようなシフトで作業を行っていて、作業員の積算線量は把握しているのか?

東電 松本:
水処理施設の制御室が20~30マイクロSv/h という線量になっているが、個人個人がどのような積算線量になっているかは確認する。シフトも含めて確認する。

フリーランス 木野【モニタリング - 食品】★
30km圏内の海産物の調査をしていない件だが、今後も調査しない状況を続けていくつもりか?5ヶ月経過して調査していないと言うことはどういう事なのか?

文科省 坪井審議官:
水産庁の方では漁業者の方が捕ってきた海産物を分析する。この海域では漁業を行っていないと言うことで捕ってくる海産物がないということで調査が行われていないという事だと思う。

フリーランス 木野【モニタリング - 食品】★
捕ってくる水産物がないから5ヶ月間も水産物のモニタリング調査をしない事になる意味が全く理解出来ないが?

文科省 坪井審議官:
海底土と海水はやっている。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!意味不明

フリーランス 木野【モニタリング - 食品】★
いや、海底土と海水の調査をしている事は知っている。水産物は何もやっていない。

文科省 坪井審議官:
海産物を捕る方がいないということだ。

フリーランス 木野【モニタリング - 食品】★
5ヶ月も経って海産物を捕る方がいないから調査しない理由を説明していただけるか?

文科省 坪井審議官:
今のご意見は確認してお答えする。

フリーランス 木野【モニタリング - 食品】
モニタリング調整会議で5ヶ月間も水産物の調査を行わない事は議論になっていないのか?

文科省 坪井審議官:
議論はしていない。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

フリーランス 木野【モニタリング - 食品】★
前回の会見でドイツテレビの記者が 80kmのところで35,000Bq/kg 汚染されている水田で稲作が行われている事を指摘していたが、モニタリング範囲を広げていくべきだと思うが、モニタリング会議で議論になっていないのか?

文科省 坪井審議官:
議論していない。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! お米については農水省が 4月の段階で水田の分析を行い、計ったところで5000Bq/L 以上なかったので作付け制限が、避難区域に限られたと理解している。範囲を広げる、深めるについての話しは今後検討する。

# 私は知らんと坪井審議官。文科省が農水省に航空機モニタリングの結果を提出せず、隠蔽行為と縦割り行政、お役所仕事のために事態が深刻化したのに。同心円ではなく、はじめから航空機モニタリングの結果を重視して注意喚起をしていれば、稻ワラの肉牛汚染も防げたのに。会見でも散々指摘されていたのに未だに汚染の実態を報じないメディア、文科省、国によりもたらされた被害!!

フリーランス 木野【モニタリング - 食品】★
4月の段階で5,000Bq/kg の値を決めたが、汚染が広がっていると言うことは(前々から)分っている。なぜ、それがモニタリング調整会議で議論にならないか理解出来ない。

文科省 坪井審議官:
(文科省の)戦略推進費を使って農地土壌の分析が行われている。福島県と近隣の県が調査を行い現在結果の取り纏めが行われていると承知している。全く行われていない訳ではない!

# 金は文科省から出ているんだと、事あるごとに金の話しを持ち出す坪井審議官

フリーランス 木野【モニタリング - 食品】★
園田政務官に聞くが、今の坪井さんの話を聞いていても4月の段階から殆ど調査が進んでいないものや、現状、30km圏内の水産物が調査できていないことを考えると、早急にどこか統一の窓口かポストを置くなりしないと全く進まないと思うが。

これから議論をしていくと言う話しだと、既に作付けしたり、漁業が始まったり、一時的に漁業を注視している方々も気にされていると思う。そのような状態で、これから、また、一ヶ月や二ヶ月も進んでいくというのが想像できないが政府はどう考えているのか?

文科省 坪井審議官:
水産、お米を含めて農水省が基準を決めて行って頂けるものだと思っている。食品の関係となると厚労省だが、現在、放射性物質を含んだ牛肉が外に出ないようにして頂いていると聞いている。

他の食品に関しても出来る限りの対応はしていると聞いている。不十分な点はこれから精度を高めていけるように、私からもモニタリング調整会議を通じて働きかけていきたい。

フリーランス 木野【モニタリング - 食品】★
次のモニタリング調整会議は何時開かれるのか?

園田政務官:
予定は聞いていない。

フリーランス 木野【モニタリング - 食品】★
モニタリング調整会議はこれからも月に一度しか行わないのか?

園田政務官:
何ヶ月に一度というペースを考えている訳ではない。適宜適切行わせて頂く。前回は米と牛肉の問題が出ていたのでそれぞれの省庁に役割分担して現在進めている。

フリーランス 木野【モニタリング - 食品】
モニタリング調整会議の責任者は誰か?

園田政務官:
細野大臣を中心に環境省、文科省の3省が中心になり、厚労省の方も。

フリーランス 木野【モニタリング - 食品】★
モニタリング調整会議の関係省庁はホームページを見れば分る。取り纏めは誰なのか?

園田政務官:
取り纏めそのものは細野大臣だ。

# 食品安全担当も兼務する細野大臣。細野豪志にあれこれやらせすぎ。大臣直下のポストを増やすべき。



http://ustre.am/_17wKU:Ouw 01:30:15 ~ 保安院 森山・東電 松本
読売新聞 佐藤【本日冒頭の議題】
お盆に配慮する事と統合会見を開かないことは基本的に関係はない。多くの犠牲者に対して会見を開くことが何か障害や邪魔になるとう事は決してない。元々平日毎日行っていた会見が週2回に減っているのだから来週の15日休む件は是非再考して頂きたい。園田政務官には要望として是非ご検討頂きたい。

園田政務官:
# 要望なので回答なし。

読売新聞 佐藤【その他の議題】
泊3号機に対する定期検査終了証の交付を海江田経産大臣がしばらく待つと言うことだが、地元了解というのはあくまで安全協定に基づく紳士協定のようなものなので、国として安全上の問題がないと考えるのであれば、定期検査の交付はいたずらに伸ばさず、明日にでも交付すべきではないのか?

その上で地元了解が得られていないというのであれば、電力会社がその上で原子炉を一度止めるという形を取るのが本来の筋道ではないかと思うが如何か?

経産省 保安院 森山対策監:
検査そのものは物理的な検査を経産省 保安院が行うが、最終的な終了証は経産大臣命令で交付、経産大臣が定期検査終了を判断する事になる。

読売新聞 佐藤【その他の議題】
期検査終了証の交付と定期検査終了の判断は経産大臣が行う事は承知している。泊3号機の問題に限らず、意志決定の不透明さが少なからずともこれまであった。

保安院の内部、経産省の内部で法手続状、調整運転が長引いているのに検査が終って、地元が反対と言えばしばらく検査は事実上終っているにも関わらずそれを引き延ばすと言うことに対する問題提起や異論という者は出なかったのか?

経産省 保安院 森山対策監:
通常では1ヶ月程度の調整運転が長くなったのは震災のためで対応上やむを得ない面がある。保安院の中でも運用の明確化が必要だという議論はある。実は震災以前にも柏剤でいろんな事で調整運転が長くなったことはある。調整運転運用の明確化は必要だろうと保安院内部では議論がある。

読売新聞 佐藤【その他の議題】
一般論としての調整運転の明確化と今回の泊原発3号機は経産大臣が決める事で最終判断を海江田経産大臣に全て預けてしまうということに対する具体的な議論はどの程度あったのか?

経産省 保安院 森山対策監:
法令上の手続きはどうだとか海江田経産大臣にはいろんな事を説明している。その上で大臣は定期検査終了の交付そのものはしばらく待つと北海道知事に伝えられたと言うことと聞いている。大臣も法令上の手続きを十分承知の上で判断されたものだと理解している。

読売新聞 佐藤【本日冒頭の議題】★
今回の人材育成についてだが、これまで被爆管理を行っていた放射線管理員という言葉だった。しかし、これから養成するのは放射線測定要員と放射線管理要員となっている。言葉が違うのは要求される技術水準や知識など中身に具体的な違いがあるためか?

東電 松本:
「放射線測定要員」と「放射線管理要員」2種類を養成したいと考えているが、基本的に重複している部分もある。(つまり従来の放射線管理員とは違う)「放射線測定要員」の業務から申し上げると、一つは体、物品の放射線物質が付着しているかというサーべー。

物品や体についた放射性物質を取り除く除線、補語衣(全面マスクやカバーオール)の着脱の管理や補助、空間線量率の測定が「放射線管理要員」の主な業務になる。

「放射線管理要員」については、今述べた測定要員の業務に加え、作業エリアにおける作業員の被爆防止、汚染拡大の防止といった作業上の管理、指導が加わった者が「放射線管理要員」ということになる。

従って講義の中身も放射線の測定に関する部分は重複するが、管理面については外部被爆防護三原則「離れる」「遮る」「時間」といったものや、具体的な汚染防止、被爆防止の実務的内容の研修が加わっている事が具体的な違いとしてある。

読売新聞 佐藤【本日冒頭の議題】
従来の「放射線管理員」と今回の「放射線測定要員」と「放射線管理要員」に違いがあるとするならば、それぞれ1日2時間程度で終ってしまうものなのか?

東電 松本:
東電で行っている「放射線測定要員」養成は丸2日コースだ。JAEA(日本原子力研究開発機構)で行われている「放射線管理要員」養成は4日間のコースだと聞いている。

読売新聞 佐藤【本日冒頭の議題】★
「放射線管理員」と今回の「放射線測定要員」と「放射線管理要員」、呼称の違いは何か意味があるのか?

東電 松本:
はい。今回は測定、サーべーを重視する要員、作業現場で被爆低減、汚染拡大を管理する作業中心の要員の2種類が同じ管理員として必要だろうという事でそれぞれ育成することにした。

読売新聞 佐藤【本日冒頭の議題】★
「放射線測定要員」と「放射線管理要員」の位置づけは、従来、「放射線管理員」として一括りだったものを今回は作業に応じて別けたということか?

東電 松本:
そうだ。今後、周辺のご帰宅(避難区域解除)を想定すると測定要員を養成する必要があるということで、私どもで 4,000人用意していきたい。

# つまり、第三者を介さず原子力関係者だけで情報管理したい国と原子力ムラの意図

読売新聞 佐藤【本日冒頭の議題】
「放射線測定要員」4,000人が養成し終ると一次帰宅時のサーべーは、全てこの4,000人が全てフォローできると考えているのか?

東電 松本:
誰が実際に(一時帰宅住民)サーべーを行うか決めていないが、政府、自治体と相談させて頂きながら考えたい。東電として(隠蔽のために)出来るだけ協力できる体制を整えるという事だ。

読売新聞 佐藤【本日冒頭の議題】★
「放射線測定要員」4,000人養成は、ステップ2終了にむけて徐々に避難関係の区域が徐々に縮小されたりステップ2終了の目処が示されることの事前準備として、サーべー等の作業ができる要員をあらかじめ大量に養成しておくという意味合いと理解して良いか?

東電 松本:
まぁ、最終的にはそういう事もあろうかと思うが、今のところは避難住民が一時帰宅の際に持ち帰った物品や体に放射性物質が付いていないかという事を後退でお手伝いさせて頂いている状況だ。

読売新聞 佐藤【本日冒頭の議題】
東電が「放射線測定要員」養成を行う総合研修センターはどこにあるのか?

東電 松本:
都内の日野市だ。東京電力(が所有している)総合研修センターだ。

読売新聞 佐藤【本日冒頭の議題】
専門技術職の人材確保策は日本原子力協会を通じて作業員を募集する、ある意味、斡旋してもらう問うことだと思うが、これまでは福島第一で作業を行っている企業が個別にこのような作業員を集めていたと言うことか?

東電 松本:
そうだ。これまでは各元請け企業の責任下で必要な人材を確保していた状況だ。今後のことを考えると作業員の確保を確実にする、という意味で、日本全国の原子力発電所作業に従事した経験のある方に対し、このようような仕組みで協力して頂けないか、と言うことで広く募集をかけている。

読売新聞 佐藤【本日冒頭の議題】
専門技術職の要員不足が今直ちに不足している訳ではないと言う事ではないという話しがあったが、最低限、この日本原子力協会経由の募集で何人ぐらい確保したいかという目標人数はあるのか?

東電 松本:
目標という数字はないが、広く募集をかけておく事で、何処の会社にどれだけの専門職人がいて福島第一で作業が出来るのか、あらかじめ用意(把握)しておく事が、福島第一の安定化作業に繋がると考えている。


http://ustre.am/_17wKU:Oux 01:43:10 ~ 東電 松本
朝日新聞 杉本【本日冒頭の議題】
「放射線測定要員」と「放射線管理要員」は全体としてどれぐらいの人数が必要で、今回の人材育成でどれぐらい充足されるのか?ステップ2終了までにどれぐらいの人数が必要か?「放射線測定要員」と「放射線管理要員」養成対策がステップ2終了までにどのように生きてくるのか?

東電 松本:
東電の「放射線測定要員」4,000人養成は、主に福島第一の構内ではなく、周辺、警戒区域や避難準備区域を活動拠点として考えている。今後のことを考えて4,000人程度の要員が確保出来れば、こういったエリアでの測定作業に対しては十分ではないかと考えて設定している状況だ。

4,000人程度であればこのエリアで回せると判断した。経産省 自然エネ庁で実施している250人は発電所の中で働く人を考えている。各元請け企業の中に放射線管理要員として入っているが、この方々だけだと被ばく線量の関係で足りなくなるという恐れがあるため、「放射線測定要員」「放射線管理要員」という形で今後を見据えて養成していくと言うことだ。

朝日新聞 杉本【本日冒頭の議題】
自然エネ庁が募集している250人という数字に何か根拠はあるのか?今後の収束作業に向けて足りるか足りないかの目処はあるのか?

東電 松本:
基本的には250人で充足できると考えているが、引き続き、個人の被ばく線量を管理しながら確認していきたい。


http://ustre.am/_17wKU:Ouz 01:46:00 ~ 園田政務官
ニコニコ動画 七尾【本日冒頭の議題】★
来週月曜日の会見を休む理由が意味不明だ。こんなレベルで政府説明が意味不明というのは非常に残善な事だ。これでは統合会見の存在理由が問われ兼ねず非常に懸念を感じる。

お盆に配慮という理由で我々を納得させることが出来ると考えているとすれば、正直に申し上げると非常に残点としか言いようがない。懸念だが、今後もこのような一方的な理由で開催中止と言うことはあり得るのか?

園田政務官:
適宜適切にこのような会見を行っていくという考え方、姿勢は今後も変わりない。突然の会見中止があり得るのかについては突発的に中止は十分あり得ると思う。月曜日、木曜日の原則は、今の段階では今後も継続していきたい。

ニコニコ動画 七尾【本日冒頭の議題】
先程も他の記者から来週2回、会見を開いてくれと要望があったが、これはきちっと統合対策室で検討されるのか?

園田政務官:
再考してほしいという話しは先程も頂いているが、今の段階で再考するという事はない。

ニコニコ動画 七尾【本日冒頭の議題】
これまで会見数を減らすという事を会見で発表される際、なぜかいつも大臣(細野豪志)がいない。いつも園田政務官が説明されているのは偶然か?

園田政務官:
偶然と言えば偶然だ。朝の段階では細野大臣は本会見に出席予定だった。この会見がはじまる数十分前に細野大臣が出席できないという話しが飛び込んできた。申し訳ない。


http://ustre.am/_17wKU:OuA 01:49:20 ~ 園田政務官
東京新聞 桐山【本日冒頭の議題】
来週、東電と保安院は会見するのに政府がいない事が被災者の配慮に繋がるのか?違いはあるのか?

園田政務官:
この統合会見が始まった当所、私はいなかったが、聞くところによると東電、保安院、他に行われていた会見でニュアンス的な違いが混乱の中あったと聞いている。関係者が集まり統合会見を開くことでその場で統一見解を述べるところにこの会見の意味があると思っている。

東京新聞 桐山【本日冒頭の議題】
他の会見があるのに統合会見がないことが、なぜ、配慮につながるのか?であれば、他の会見も的木々情報開示が出来れば、行わないという考え方もあると思うが、なぜ、統合会見だけやめるという理由を教えてほしい。

園田政務官:
発災当所から炉の状態が安定、当所の状況から格段に安定的な運用にも繋がってきている。バラバラに会見を開くことで混乱を招くような緊急的な要員はなくなってきたであろうという理由を持って毎日の会見から週2日にした。毎日行う理由が和らいできたと言うことで週2日と皆さんにお伝えした。(質問内容と全く異なることを長々と話している。)

東京新聞 桐山【本日冒頭の議題】
週2回という統合会見は続けるのか?

園田政務官:
来週は週1だが、月曜日、木曜日の週二回という原則には何ら影響はない。

東京新聞 桐山【本日冒頭の議題】
お盆で会見休むのは緊急性がないからか?会見を開くことで緊急性があると思わせるようで、配慮という意味が分らないが。

園田政務官:
配慮と申し上げたのは、この新盆という状況が被災者、国民にとってみれば、おそらく、この日は特別な日になると言うことで配慮させて頂きたいという形を取らせて頂いた。月曜日と木曜日は原則で、それ以外に緊急性を要することがあれば、緊急会見ということもあり得るだろう。

東京新聞 桐山【本日冒頭の議題】
お盆を休む決定をする上で来週2回も統合会見を開けば、配慮に欠けるという意見があったのか?そもそも誰の発案だったのか?

園田政務官:
統合対策室の話し合いの中でお盆は休むと意見が集約した。

東京新聞 桐山【本日冒頭の議題】
2回行う予定だった会見を1回に決めたとき、だれかが配慮に欠けるから17日の節目である工程表発表の日の1回にしようというプロセスで決まったのか?

園田政務官:
いろんなプロセスがあったと承知している。

東京新聞 桐山【本日冒頭の議題】
誰が配慮して来週は週一回の会見にしようと発案したのか?細野大臣か?

園田政務官:
対策室として判断させて頂いた。


http://ustre.am/_17wKU:OuB 01:56:20 ~ 園田政務官・東電
テレビ朝日 かや【本日冒頭の議題】
取材で今年は新盆なので盛大にやってあげたいという現地の話しは聞くが、政府が会見をしないことがどんな配慮になるのか?会見をしないことが丁寧債なのか?一部の被災者は自分たちの初盆を大事にしてくれるのはうれしいが、その上で正しい情報を伝える方が配慮につながるという意見もあると思うが。

園田政務官:
正しい情報を適宜適切に伝えるのが私たちの責務だ。冒頭に申し上げた SPEEDI の情報公開も反省材料であろうという事なので、今後も適切な情報提供には努めて参りたい。それと頻度の回数はリンクしない。正しい情報をお伝えするというのは頻度に関係なく伝えていく必要があると考えている。

テレビ朝日 かや【本日冒頭の議題】
原発内で海外、国内メーカーのロボットが活躍していると思うが、こんなロボットがあったらいいな、という話はまとまっているのか?

東電 松本:
今のところ、ロボットでなにか足りないということはない。

テレビ朝日 かや【本日冒頭の議題】
ロボットを作ったメーカー、例えばクインスを作った IRSにこんな機能がほしいなど要望を出しているのか?

東電 松本:
出していない。今後の最大の研究開発課題としては、損傷燃料の取り出しと保管ではないかと思っている。高線量下の作業となるので遠隔操作のロボットによる調査、回収作業が必要になると思う。具体的なスペックは出していないが、今後は開発メーカーと相談させて頂きたいと思っている。

テレビ朝日 かや【本日冒頭の議題】
「傷ついたことに対して話しかけるとか、話しかけないとか、どうすることで傷つけないか」ということを考えれば、それは配慮だが、お盆の間に特段言及されたことが、なぜ配慮に繋がるのかよく分らない。

園田政務官:
意図が伝わらなくて申し訳ない。今回の大震災という事象は大変思い者であり、被災者、犠牲者、ご遺族にとってはつらい者だった。細野大臣もそういう方に寄り添い、必要な情報があれば現地に毎週のように出向いてお伝えする事を心が下手居るのはご案内の通りだ。

どのような方法にしろ、正しい情報を伝えるのはお盆に限らずやらせて頂きたいと思っている。鎮魂の中でお弔いをされているという状況があり、それは私ども政府としても静かに美馬ら背手頂くと言うこともあり、業務としては事故収束をしていかなければならないので、私としてもその業務は休み無くやらせて頂く。


http://ustre.am/_17wKU:OuF 02:03:25 ~ 保安院 森山
共同通信 岡坂【その他の議題】★
泊原発3号機の定期検査終了証の交付を伸ばす件は、保安院が海江田経産大臣から地元理科家が得られるまで交付を見合わせるようにと指示を受けたという理解で良いのか?

経産省 保安院 森山対策監:
海江田大臣から保安院が交付を待つように指示を受けた訳ではない。大臣から北海道知事に対して、定期検査終了証の交付は直ちに行わずにしばらくお待ちすると伝えられたということだ。

共同通信 岡坂【その他の議題】★
泊原発3号機の定期検査終了証の交付を伸ばす件。具体的に何を待つのかはっきりしないが、北海道知事が営業運転を許可する判断を待っているという理解でよいか?

経産省 保安院 森山対策監:
最終的な交付の判断は大臣にあるので暫くは定期検査終了証の交付はお待ちするということになっている。

共同通信 岡坂【その他の議題】★
泊原発3号機の定期検査終了証の交付を伸ばす件。海江田経産大臣が、記者団に対してなるべく早く交付したい意向を示しているが、週明けにずれ込む可能性はあるか?

経産省 保安院 森山対策監:
海江田経産大臣が交付をしばらく待つということを北海道知事に伝えられたと言うことなので(北海道知事の判断を待っているという状況なので)現地点でタイミング等について申し上げる事は差し控えたい。

# つまり、大人の事情で地元住民に対する最終責任は知事にかぶってもらうという事。これが日本の政治判断。

共同通信 岡坂【その他の議題】★
大臣が最終判断をしたらということは理解しているが、通常は保安院で合格した場合、定期検査終了証を出す訳だが、今回、現場で通常通り、検査官が定期検査終了証を出す事になぜならないのか?

経産省 保安院 森山対策監:
通常は検査課長決裁で任されているが、今回の件は、全体のプロセスを通じて原子力安全委員会に提出すべきとか、定期検査終了のプロセス全体として大臣の判断、総理まで確認頂いている上で進めている。終了証の交付も経産大臣の判断を経て行う事になっている。まだ、海江田経産大臣の判断を頂いていないため、交付していないという状況にある。


http://ustre.am/_17wKU:OuG 02:07:05 ~ 園田政務官・東電 松本・文科省 坪井
NPJ & 吉本 おしどり【本日冒頭の議題】
お盆に配慮して休む件について。私は福島、宮城の方々と相当数電話をしているが、被災者も国民も事故の一刻も早い収束を願っている。会見を休むことが拝領になることが疑問だ。

統合対策室の方はお盆の時に会見を休むという配慮は、現地被災者のどなたかの声を聞いて決めたのか?それとも統合対策室の中で想像力で話されたのか?

園田政務官:
発災以来、福島県民の皆さん方と密に摂して頂いて、いろいろなご意見を(この会見の場で)頂戴していると思っている。政府においても現地対策本部があり、そういった方々からも意見を頂きながら毎日休み無くこのような対応をさせて頂いている。

大臣含め、私自身も任期をいただいている責務のある間は 一日たりとも休み無く業務を行わせて頂き、一刻も早く事故収束の道筋を付けて行かなくてはならない。

先般の原災本部で発表させて頂いたとおり、警戒区域を含め、解除と除線、地域住民の意見を踏まえて政府として対応していく事が確認された所だ。そういった意味で一刻も早くそのような皆様の思いに答えなければならないことは私ども、皆様方も同じであろうと思っている。

それはしっかりと行っていきたいと思うし、この会見という場も当然ながら、皆様方を通じて県民、全国民の皆様方、時には世界に対しても政府の考え方も発信していくべきだと思っているし、当然、それを行って参りたいと思っている。

その上で来週、恐らく14~16日の3日間は、地域によっては違うかもしれないが、この期間は特別な年、期間になっているのではないかと思っている。そういったところを、いわば、想像という言葉を使われたが、我々はそういったところを念頭に置きながら、来週のあり方という者を検討させて頂いた。

しかしながら、かといって全く会見をなくすと言うことは、果たして良いのだろうかという意見という者は、検討段階においてあったし、また、17日の節目の日というものもあるので、そこはしっかりと責任を果たしていくのが適切であろうという判断をさせて頂いて、曜日はずれたが、17日(水曜日)という日をもって、先ずは皆様にお伝えしていこうと考えた次第だ。

いろいろご意見があったことは、本日、私どもは受け止めさせて頂いているので、当然ながらそういったところも含めて、しっかりと対応して行くべく努力をして参りたいとおもう。

NPJ & 吉本 おしどり【本日冒頭の議題】
現地対策本部で地域住民とやり取りをされていると言うことで、地域住民の方がお盆は休んでほしいという要望、直接の声があった訳ではないという認識で良いか?

園田政務官:
(そうだ)会見をどうするかと言うことで住民の皆様から直接ご意見を頂いたという事実はない。

NPJ & 吉本 おしどり【本日冒頭の議題】
一時立入りのサーべーをされている方は協力企業の方と先程、説明していたいが、私がやり取りしている大学の先生のグループも、昨日から一時立入りの検査で忙しいといっていた。その方方が行っている一時立入りの検査とまた別の検査なのか?

東電 松本:
私どもの社員、グループ企業の方ガの放射線測定要員の他、大学の先生やJAEA、その他関係者が協力してサーべーを実施しているという状況だ。そういった意味ではそれぞれ分担しながらやっている状況だと思う。

NPJ & 吉本 おしどり【モニタリング - 環境】★
本日提出の河川の川底の調査は、宮城県、福島県以外の川底の調査もされているのか?

文科省 坪井審議官:
原子力災害対策現地本部が連盟になって行っている河川等の調査については福島県の中だと承知している。河川等については環境省が行っている調査があるので確認してみたい。

NPJ & 吉本 おしどり【モニタリング - 環境】★
先程の質疑の中で文科省 坪井審議官は、水産庁は魚を捕っていないところなので調査しないと言っていたが、水産庁の調査を見ると福島県側の阿武隈川を見れば、7月27日の段階まで 1,720Bq/kg という高い濃度で汚染されたアユが見つかっているが、福島県側の阿武隈川では7月13日、20日でも 1,000Bq/kg を越えるアユが見つかっている。

しかし、宮城県側のアユは 6月15日の一度きりの調査だけだ。宮城県側の淡水魚は規制されていないので水産庁は魚を捕っていると思うが、それでも文科省は阿武隈川の川土はモニタリングされないのか?

文科省 坪井審議官:
文科省が川底をやっているのは戦略推進費の中で行っている者があるが、基本的には、県が現地対策本部と行っているもの、環境省が行っているものになる。淡水魚、魚そのものは水産庁が魚そのものを計っている訳ではなく取り纏めを行っている。

魚については福島県がサンプリングしたものを水産庁がまとめてホームページ上に公開している。川については、県なりが計っているので何処の淡水魚を計っているかについては文科省は基本的には直接は計っていないのが現状だ。従って県のモニタリング範囲と環境省のモニタリング範囲は確認してみたいと思う。

NPJ & 吉本 おしどり【モニタリング - 環境】★
水産庁が魚を捕っていないところは調査しないという発言は、海洋に関してだけであり、淡水魚は別のルール、仕組みであるという認識で良いか?

文科省 坪井審議官:
30km 圏内で採取された魚がないと言っただけであり、海水や海底土は近い所は東電が計っている。川の淡水魚、内陸の宮城県でも計られていると思う。暫定基準値を超える者がないということではないかと思う。

水産庁のホームページからダウンロードした地図には、宮城県のない陸側にも測定された問うことが書いてある。山形県もあるので、やはり、淡水魚ではないかと思う。

NPJ & 吉本 おしどり【モニタリング - 環境】★
宮城県で淡水魚を検査したのはトータルで 5件だ。阿武隈川が1件でその他が4件、基準値は500Bq/kg だが、それぞれが 227Bq/kg ということで決して少ない数字ではない。同じ阿武隈川内で 1,000Bq/kg を越えや 200~500Bq/kg の淡水魚が見つかっている。宮城県側の川底の土も注意してみるべきだと思うが如何か?

文科省 坪井審議官:
宮城県の川の底土が測定されているかは確認してみたい。



http://ustre.am/_17wKU:OuH 02:18:10 ~ 東電 松本・安全委員会 加藤・園田政務官
NHK 石川【プラント関連】★
1~3号機の核燃料は現在何処にあるか?大部分は発力容器の底部にあり、一部は格納容器に盛れており、一部は底もメルトスルーしているという理解で良いか?

東電 松本:
損傷した炉心の根量は、殆どが圧力容器の底部に溜まっていると考えている。損傷した燃料が非常に高温であるため、圧力容器の底にある制御棒案内管や中性子計測管、いわゆる弱いところを通じて格納容器の中に一部落ちていると考えられている。その先で格納容器を突き破っている(メルトスルー)とか、原子炉建屋を突き破っている状況ではないと思っている。

NHK 石川【プラント関連】★
8月8日付けの朝日新聞の記事を大変興味深く読んだ。3月21日の段階で炉心が再溶融して格納容器に殆どの燃料が落ち、更にコアコンクリート反応が起きていた可能性があるということを日本原子力研究所の田辺氏という方が、今後、原子力学会に発表すると言うことだ。これについて、コアコンクリート反応による新たな放射性物質の追加放出という可能性について、東電はどのように考えているのか?

東電 松本:
8月8日に朝日新聞から再炉心溶融ということで取材があったことは認識しているが、現在、そういった話しを踏まえて、一度、3号機の 3月19日~25日にかけての事実関係について改めて評価している所だ。特に原子炉の注水量、圧力の動き、当時の天候(雨)、その他の周辺状況の事実関係をきちんと整理した上で近々、そういった話をまとめて見解として公表させて頂きたいと思っている。

NHK 石川【プラント関連】★
これまでの事故の経過の中で、それぞれの核燃料、2号炉でいえば15日のサブレッションプールでの爆発の時のそれぞれの核燃料の温度が最も高くなったのはいつ頃で、その時の温度は何度ぐらいになっていたか、これまでの東電の解析ではどうなっているか?

東電 松本:
5月15日に 1号機の炉心状況を説明しているが、3月11日の夜になるが、この時期には炉心損傷が始まっており、最高温度として融点である 2,800℃ に達していると考えている。2号機と3号機では、5月23日に公表させて頂いた炉心解析結果があるが、2号機は3月14日の20時頃から炉心損傷がはじまり、同じく2,800℃に到達していると思っている。3号機は 3月13日の午前9時頃には炉心損傷がはじまり 2,800℃に到達して言うというのが私どもの解析評価結果だ。

NHK 石川【プラント関連】★
8月8日の記事に対する暖めての見解、東電側での事実関係を調べた上での見解というのはいつ頃発表になるのか?

東電 松本:
何時までとは決めていないが、近いうちに公表したいと思っている。

NHK 石川【プラント関連】★
1号機、2号機、3号機とも最高温度として2,800度に達したと言うことだが、これは 2,800℃ということなのか、それとも 2,800℃ 以上ということなのか?

東電 松本:
2,800℃ と言うことだ。2,800℃ というのは酸化ウランの融点であり、その状態で溶融をして下に崩れていくと考えている。

NHK 石川【プラント関連】★
今の地点で東電はコアコンクリート反応の可能性はないと考えてると理解して良いか?

東電 松本:
制御棒案内管や中性子計測管など圧力容器の弱いところから圧力容器の下(格納容器底部)に落下した可能性はあると思うが、大規模なコアコンクリート反応が起こったと言うことはないと判断している。

NHK 石川【被ばく - 住民】★
原子力安全委員会では周辺の放射線の値が、3月21日以降、値がかなり上昇したが、これは雨による沈着と考えているのか?それとも朝日新聞の記事にあるように、3号機等の個案クリート反応等が起きて新たな放出物があったために起きたと考えているのか、そういう可能性もあると考えているのか教えて頂きたい。

原子力安全委員会 加藤審議官:
3月21日頃、東京などで線量が上昇した理由は、結果として言えば、降雨が影響していると言えると思う。その場合、落ちてきた放射性物質を運んできたプルームの元が、いわゆるコアコンクリート反応による新たな放射性物質放出によるものかどうかについては、これまで保安院などから出ている情報では分らないと言うことである。

東電がマープを使い、保安員がメルコアを使って行った解析は当所の 6日間までだ。この間も現在の炉の安全性の状況報告を頂いた際には、炉の中の状態の推移について当所行った解析だけではなく、その他のこれまでの研究成果も含め、更に探求してほしいと申し上げているところだ。

NHK 石川【被ばく - 住民】
飯舘村では3月20日、21日にダストサンプリングでかなり大きな値が出ている。これがその頃、コアコンクリート反応により発生した新たな放射性物質なのか、それとも15日頃にその周辺に漂っていたものなのかはどう考えているのか?

原子力安全委員会 加藤審議官:
その点は原子炉の挙動や大気拡散状態の気自適変化も追わないといけないので、今この地点で質問に堂だとお答えできるもではない。これは委員でも答えられないと思う。

NHK 石川【プラント関連】
園田政務官に聞く。炉心溶融など原発の苛酷事故の専門家で、元原子力安全委員の早田さんという方が、「公表データの信用度がはっきりしていないので可能性の高さはわからないとしながらも、説として否定できないし、そうなっていても驚きはない。」と話している。

私が聞きたいのは、公表データがはっきりしていないので可能性の高さは分らないと述べていることについて、原子力安全委員を勤めた加賀がそう述べていることについて園田政務官はどのように考えるか?

園田政務官:
恐らく今あるデータをもって解析をしても安全委員会でもその状況が判断できかねるという状況があるのだろうと思っている。その元原子力安全委員の方がおっしゃっている意味も、恐らくそれと同じ状況ではないかと思う。

更に事故解析というものが今後、時間がたつにつれ技術的に可能になって行くにつれ、少しずつ明らかになっていくものではないかと。今持ち得るあらゆる情報を使ってでも現地点では明確な答えがはっきりしないと言うことではないかと推測する。



http://ustre.am/_17wKU:OuI 02:30:00 ~ 園田政務官
毎日新聞 杉本【本日冒頭の議題】
お盆休みと言うことで 15日(月)の会見を開かないことについて。東電、保安院は通常通り会見を行うのに政府だけが会見を休むということは、細野大臣、園田政務官に特別な予定があるようにしか思えない。地元での会合はあるのか?

園田政務官:
大臣の日程については、いつも前の晩に決まる話なので(15日の)詳細な予定は聞いていない。15日の私の予定は地元に戻る予定は一切無い。武道館での全国戦没者追悼式の予定があるが、恐らく、東電との原発事故の(17日の工程表見直しに備えた)会合を優先するのではないかと今は考えている。

毎日新聞 杉本【本日冒頭の議題】
15日に細野大臣が地元に帰るということは聞いているか?

園田政務官:
少なくとも私は聞いていない。


http://ustre.am/_17wKU:OuJ 02:32:20 ~ 東電 松本
東電 松本
【本日の実績】


http://ustre.am/_17wKU:OuK 02:36:10 ~ 東電 松本
東電 松本
【質問の回答】共同通信 佐分利:日本原子力協会の会員企業数は?現在482社である。/ 朝日新聞 つぼや:水漏れしたステンレスホースの構造は?2重管になっており、薄いステンレスチューブにヒダをつけたように外側をステンレスの糸で編んだカバーをつけている。内側で遮水、外側で強度を保つ構造。【資料の誤記報告】






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