2011年 4月 25日
録画(前半3時間)
http://www.ustream.tv/recorded/14267774
5時間20分にも及ぶ会見、見てる方も疲れました。
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初の記者会見が行われた。出席できるメディア、記者を規制する予定だったが、情報統制に対する批判・反発が強く、結局、規制は回避された。
細野豪志補佐官
これまで情報隠蔽は行っていない。情報の透明性を保つ。原子炉の状況と、政府の対処についてのみ、この会見で話す。
文科省
環境モニタリングは、これまでの海表面だけでなく、海中についても行うようにする。
模擬計算「SPEEDI(スピーディ)」について
放出源情報が得られない状況で、拡散予測を出せなかった。今後、過去の分までさかのぼり、毎時刻分、公開する。
原子炉の状況と対応
1.窒素を投入。(容器の水素爆発リスクを下げる)
2.大量の水を注入する
3.熱交換機をつける
二号機についてはサブレッションプールに開いた穴をどうするか対策が必要。
使用済み核燃料プール
どのように閉じ込め冷やすのかという質問に対し、明確な回答はなし。放射能汚染された水の処理についても同様。
政府の損害賠償。官僚主導委で賠償責任を決めている理由
解体に関して言窮しないのはなぜか
細野
電力会社の経営に関しては私が答えられるもんだいではない。
議論ははじまっていない。答えられない。恐縮です。
送電分離、売却の理由を聞いている。
なぜ、政府から議論が出ないのか。
細野
被害の賠償をしっかりしていくことが大事。私が話をできる段階ではない。
朝日
記者会見を開くまで、今までかかったのはなぜか
3/15に対策本部が作られた。
議事録に残すという性格のものではないと理解している。
つまり、議事録は一切記録していない。(ひどい)
今からお知らせをしていこうと、会見をやっていこうと考えている。
遅れた理由は、いっしょにやる事に対して反発(癒着していると思われる)もあり
調整に時間がかかった。
NHK
多くの専門家を挟むと議論が進まないと考えている。擁護するような質問。
想定外について
発災当日から初期の対応について。
どのような問題点があったが、または検証しようと考えているか。
模擬計算「SPEEDI(スピーディ)」についての質問。
安全委員会
これから、スピーディーのアーカイブを公開してゆく。
環境モニタリングの開始に文科省が取り組む。(信用な出来ない。市民を同行させろ。)
細野氏
スピーディーは推測値であって、実測値と違う。
設計図を公開するのか?図面を公開するのか?
東電
オリジナル図面はメーカー側にある。そのままの状態で報道資料として渡すのではなく、見やすくした形でお見せする。
細野の補足
法律に基づいて出せない。(機密情報)ルール。
東電
知的財産、核物質保護という観点から、そのままの形で公表できない。
原子力規制法により出せない。
それでは第三者が検証できないと食い下がる記者。
圧力容器、格納容器の図面は、設計者からは送られてきた。アメリカには公開しているのに。
流出している。この処分についてはどう考えるのか。
次の記者
透明性を強調している細野ですが、プルトニウムは安全だと子供にすり込んできた。
国民は公表値さえ信用していない。
透明性を言うなら、霞ヶ関から東電に天下りにいってるのか、いくら金が流れているのか、それを明らかにしろ。
細野
そのような事実があることは承知している。天下りについてはそちらサンもわかってるんじゃね?必要があれば提出する。広告料金についてはしらない。民間のやる事に立ち入るべきでない。
民間と民間のやりとりに立ち入ってお金の話はするべきでないと考えている。
別の質問者 オームの人
予測に基づく健康被害の公表は分かり難い。
積算線量、風向データからその後の1時間の予測をする。その値を公表。
そういうことを聞いているのではない
公表されているデータは、過去データから推定して出したデータを公表しているという理解でいいのか??
イエスかノーかで答えろと迫る。
技術的な説明ばかりをしようとする東電社員。
文科省にたいして質問
モニタリングについて各地点ではかり方は統一しているのか?
20km 圏内について1度しかモニタリング値を公表していないのはなぜか?
東電
地上から1mの高さで空間線量を測っている。20kmは対比区域になっているのでやってない。4/1 4/19にやった。航空機をつかって現在やっている。
違う記者
ベント(水の注入作業)は今後、どのようにやっていくのか?
海水の注入はなぜ遅れたか?
細野はこの点をどうのように考えているのか?
細野
当時、海水、真水を選択する余地は、東電、政府にもなかった。
11日の深夜に海江田と東電の会見で腹を決めて海水を注入する事に決めた。
しかし、東電の対応で遅れた。それは、放射能の問題でいろいろあったのではないか?
ただ、東電もルーティングを大事にする会社なのでやりにくかったのではないか?
(廃炉を恐れたことを遠回しに説明) 廃炉になると電力供給が成り立たない、つまりルーティングが重要な会社だからという事らしい。
と個人的に思っているという発言。
クリントンが米国から冷却に関する機材の導入の申し出がありロイター通信からも発表されている。
しかし、こなかった。なぜか?
断ったのではないか。
細野
私は知らない。
TBS
工程表について
途中経過、説明責任について
海江田と細野(自分)は、東電からのスケジュール作成に関わった。その責任は我々にもあると考えている。
工程表について
正しい現状について基づいて計画を立てる必要があるが、その後も、想像を超えた放射能の値が出ており工程表通りに進むのか?スケジュールを変更する必要はないのか?
細野
書き換えるほどの状態になっているとは、現在の所、考えておらず必要はないと考えている。
工程表の変更が必要になった場合は政府も責任をもって対応する必要があると考えている。
汚染水の処理の問題
冷却機能の回復
特に3号機の放射線量の問題で近づけない。
週間金曜日
福島第一原発で働く人の対応。低い被曝量で白血病で認定されている。長期的に見ると間違いなく病気になる。造血幹細胞を事前に凍結保存しておくことで、白血病になった場合、治療に利用出来る。安全を担保する上で作業員にとって必要ではないのか?その準備も整っている。
そういうこと(病気)にはならないと考えている。だから必要ないのだと考えている。
安全サイドにたって対応するほうが重要だと考える。(そのような対策よりも被爆しないように対策を強化する方が大事)
この点は翌日、記事になっている。
福島原発「現場作業員」の安全を守るために造血幹細胞の事前凍結保存を進めよ
人の命をどこまで軽視すれば気が済むのか。
工程表について
分母がない工程表なので。意味不明。理解不能。
無理な工程表、希望的な観測ではないのか?
細野
必ず実現出来るとおもって作っている。
そうせねばならないと思っている。
たまり水
放射能が濃くなっている理由について
周辺の影響について周辺建てやのサブドレインの値を調べて、外への影響を調べている。
3号機から遠くになるほど薄くなっているので、3号機が問題
造血幹細胞を採取すべき
9ヶ月間の中身がない。どういう作業を想定しているのか、それを公開していただけないか?
鳩山が
放射能物質がどれだけ放出されたのか?
1日 16兆
今までの説明されている分量と大きな違いがある。重大な数値が出てこなかったのか?
一時間あたり1兆とはかなり違う。
東電と安全委員会のやり方がことなっていたので、結果が異なった。
(この非常時にあんたらばらばらに何やってんのという印象を受けた。)
細野
4/21日に公表された数値しか知らない。
細野
工程表は国民目線で事業者向けではないので、詳しく書いていない。
部分毎に個別に質問くれたら東電が話すように政府からも働きかける。
質問
地震が続いている。
技術者が指摘してる。亀裂により破壊が進む。
複数のシナリオを用意する必要があるのではないのか?
細野
余震のリスクは考えている。何かが起こる度に工程表を書き換えていては時間がかかるので、前向きな行程を考えるのが重要だ。(どう考えても実現は不可能に近い・・・・)
地震か津波か
津波が到達するまでに1時間弱あったが、それまでに放射能が漏れており
壊れていたという点についてどう思うか?
細野
それはわたしにはわからない。説明する能力を持ってない。
東電
地震により安全に止まった。現在の状況に至ったのは津波が原因だと考える。
東電
圧力容器の下に溶けてたまっているという状態にないと考えている。
委員会
わからない
細野
以前は、委員会が示した炉心溶融の概念と相違があったて、話がややこしくなったような内容の話。
5時間20分全部の内容ではありません。聞いた部分だけです。なんで、このような会見を開くのに1ヶ月半もかかったのか、開く前に報道を規制しようとしたのか、腑に落ちないことばかり。
ともあれ、これまで聞きたかったことを聞ける場がようやく用意されたという印象。マスコミは取り上げないのでインターネットで配信された事実は大きな意味があり、一つ前進したとも思える。
SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)
気象条件を考慮し、放射能が広がる分布図を予測し通報するシステムを稼働させ、毎日、1時間毎に値を公表、観測データのある過去分をさかのぼって公表するそうだ。