2013年5月10日金曜日

東電会見 2013.5.10(金)17時30分 ~ 1F地下貯水層 高濃度汚染水 漏えい事故 関連(No.2地下貯水層斜めボーリング 分析結果・地下貯水槽対策作業におけるリングバッジ、γ・βAPD未装着事案 労基署報告内容説明)・正門火災警報装置誤報トラブル・1F6号機北側発煙トラブル・1号機原子炉建屋カバー撤去計画・1号機 電源喪失、非常用復水器に係る新知見発表・ほか

東電会見 2013.5.10(金)17時30分 ~ 1F地下貯水層 高濃度汚染水 漏えい事故 関連(No.2地下貯水層斜めボーリング 分析結果・地下貯水槽対策作業におけるリングバッジ、γ・βAPD未装着事案 労基署報告内容説明)・正門火災警報装置誤報トラブル・1F6号機北側発煙トラブル・1号機原子炉建屋カバー撤去計画・1号機 電源喪失、非常用復水器に係る新知見発表・ほか

1時間41分




○地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連 5/10(金) ★★★

○報道関係各位一斉メール 5/10(金)

    ○福島第一プラント 5/10(金)

    ○環境モニタリング・サンプリング 5/10(金)



    ■1F地下貯水層 高濃度汚染水 漏えい事故 関連

    ○東電石橋:
    原子力定例会見を始める。本日の会見者は福田さまである。よろしこ。

    ○東電福田:
    先ずは地下貯水層の関連だ。「地下貯水槽 水位グラフ(5/10 16:00現在)(PDF 23.5KB) http://j.mp/15Syeed」水位グラフだが、これについては、今、移送等は行っていないので変化はない。

    もう一つ、地下貯水層関連で、既に No.2地下貯水層周辺に斜めボーリングという事で観測孔を掘削し、そこのモニタリングをする作業を進めているが、★★★「地下貯水槽No.2周辺の観測孔 位置図・分析結果(PDF 31.3KB) http://j.mp/15SxFB6」という資料が手元にあると思う。

    よろしいか。既に案内しているとおり、No.2地下貯水総集編に斜めボーリングをし、ドレン孔から極近傍1.5メートルぐらいの位置でサンプリングするという事である。

    既にこの絵絵言うと、2-3、2-4について5月8日に採取してND出会った報告をしているが、その後、2-1、2-2、前ので言うと②のところだが、そのサンプリングを本日実施しており、この全βの値が同じくNDであった確認が出来ている。

    今後だが、更に2-5、2-6、2-7 という新たな斜めボーリングを削孔中であり、それぞれここに記載の通り、5月12、13日に採取予定となっている。

    それから緑の①だが、これは鉛直ボーリングだ.これについても今、坑内の洗浄作業をする準備をしているところで、5月12日に採取予定だ。

    それ以外のAシリーズのA7からA19だが、No.2地下貯水層の周辺10~15mの所に掘っているものだが、これについても5月9日に採取して全βの値はNDであったという事である。

    ま、そういう意味では2-1というNo.2地下貯水層の北東側の一番坑内に近い所で今回サンプリングしているが、NDであったということで、★まだ影響はこのあたりに及んでいないという事で、

    今後、これを踏まえて漏えい量の評価や影響評価をしていくことになると思うが、影響は極近傍に限られている形で考えられる。詳細評価はまた別途報告したい。地下貯水層関連は以上だ。


    ■福島第一の状況

    福島第一の状況。http://j.mp/15Sy86k

    [原子炉および格納容器の状況]
    下段に描いてあるように、昨日の夕方だが、2号機、3号機の注水量低下が確認されたという事で、ここに記載された注水量の町政を実施している。

    [圧力容器下部温度]
    [格納容器圧力と水素ガス濃度]
    圧力容器下部温度と格納容器の圧力に大きな変化はない。格納容器の水素濃度については、先日案内したとおりで、1号機についてサブレッションチェンバーの窒素封入を開始しているので、窒素濃度がやや表れてきているところに変化がある。

    [使用済み燃料プール]
    1~4号機まで循環冷却システム運転中。温度は記載の通りで変化はない。

    [タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
    2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に地下へ。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋へ移送実施中。

    [水処理設備および貯蔵設備の状況]
    サリー運転中。ALPSのA系ホット試験は継続中。

    [その他]
    下から二つが本日の新たな「事象」である。

    # トラブル、事故を改め、事象に…

    ★★一つは正門の火災警報装置に多核種位相の火災試験不良という警報が8時01分に発報されたということで、消防に通報している。その後、8時7分に現場に到着。確認を行ったが、発火や発電などの以上がないことを確認したという事だ。

    当該の火災警報装置には他の警報も発砲していたところだったので、その他のエリアも見たが、特に発火や発煙などの以上がないという事で火災ではないと判断している。

    その最後のポツだが、同じような話しだ。「福島第一原子力発電所6号機北側付近における発煙の発生について(初報) http://j.mp/17QgWfd」6号機の北側、屋外に移動用の仮設トイレを設置しており、このエンジンの発電機から発煙をしてることが9時25分頃発見されている。

    このため、エンジン発電機を停止した後、消防に通報している。調査の結果、エンジン発延期のオイルが上がって排気ガスが黒くなったという事で、黒く黒煙に見えていたことが確認された。これを連絡したところ、火災ではない判断を頂いている所だ。

    ★それから1F情報関連で、5月13日からの作業予定について一つ紹介しておく。キュリオンのバルブ交換作業を実施する予定だ。

    5月13日から5月30日の間で、Hスキッドというスキッドがあるが、その中で操作性があまりよくないバルブが幾つかあるので、その操作性の改善を図るという事で、具体的にはH1スキッドで3台、H1というスキッドで2台のバルブを交換する作業を実施する予定である。

    現在、サリーによる処理をしているという事で、セシウム吸着装置は停止中なので、水処理や注水に特に問題ないと考えている。これは以上だ。

    # ? どっちもH1?


    ■福島第一原子力発電所1号機燃料取り出しに向けた原子炉建屋カバーの解体★★★

    手元の資料。「 福島第一原子力発電所1号機燃料取り出しに向けた原子炉建屋カバーの解体について http://j.mp/10ImToj 画像 http://j.mp/17QgDB9 」とう資料について説明する。

    本件は昨日公表しているが、本日の会見で説明させて頂きたい。この内容だが、これは関係各省に説明した資料そのものであり、説明内容としては、案内の通り、1号機については、放射性物質の飛散抑制という目的出たてやカバーを2011年11月に設置している。

    で、その中の原子炉建屋のオペレーティングフロアと言うところには瓦礫が今も産卵している状況だ。

    今後、廃炉作業を加速していくにおいて、プール燃料とか、燃料デブリの取り出しを早期に実施していく必要があるという事で、そのためにはオペフロにある瓦礫撤去が必要になるという事だ。

    # 真っ暗カバーを撤去する前に非常用復水器について白黒付けておこうか、という、本日の新知見だったのね。

    ちょっとまわりくどいんすが、瓦礫撤去を進めるためには、先ずカバーを解体して、作業に移る必要があるという事である。

    後ほど説明するが、この解体をし後頃で、1号機から3号機の原子炉建屋から放出する放射性物質の敷地境界における被ばく評価。

    これは毎月出しているが、0.03mSv/y という事になっているが、これについての影響は少ないと推定している。これを踏まえ、瓦礫撤去作業を進めていく、その内容を説明する物である。

    2ページのカバーの設置のところだが、http://j.mp/11Y8tCR これについては、このような形で、今、1号機については原子炉建屋の上に立てやカバーを付けているという事で、この建屋カバーからファンで引いて排気装置のフィルターを通して排気していると。

    もう一つ、PCVガス管理システムとあるが、これは格納容器から直接ガスを引いてフィルターを通して放出しているような仕組みになっている。

    3ページがその写真である。http://j.mp/11Y8MgU カバーはそこにあるような物であり、カバーが掛かる前は、オペフロがこんな形(http://j.mp/11Y8UNC)の状況になっていたと。

    で、実際のオペフロについてはバルーンを上げて調査を刷ることを昨年12月にやっているが、実際のオペフロはこのような形でかなり瓦礫が産卵している状況である。

    4ページ。http://j.mp/11Y94oc これまでの建屋カバー設置の効果についてどういう形で推移してきたかという事だ。グラフの左から右に年月だが、カバーを設置前からカバーを設置し、PCVガス管理システムを設置するという事。

    ここは時間が経過しているので、燃料自体が冷却が進んでおり、そこからの発生量自体も減っている効果も相まって、カバー設置前の100分の1程度に低下している状況だ。

    今、放出量は殆ど検出限界値のところなので横ばいになっているような状況だ。これについて実際、カバーを設置したときの効果が一番左の緑のところ。

    約1/4に減った状況。これも踏まえ、今回カバーを外したときの敷地境界の評価をしているのが次の5ページ。表の真ん中が1号機からの放出による敷地境界の線量で、カバーの設置前が約0.1mSv/y という事で評価していた。

    で、カバーを解体する前、H24年度の平均だが、先程言ったように概ね100分の1程度に下がっているという形であるので、約0.0006mSv/y という状況になっていると言うことだ。

    で、これに対してカバーの解体後の評価は0.001mSv/y という形で想定している。これは多少の戻しがあるが、このぐらいの影響であろうという事だ。

    # このぐらいの影響であろう。

    ちなみにだな。1号から3号まで合計した敷地境界への線量影響については、一番右の欄にあるが、こんな形になっており、現在、0.03mSv/y という形で考えている。

    そういう意味では極めて限定的であろうという事だ。http://j.mp/10x6Med

    # 1号カバー設置後1/4に低下、PCVガス管理システム設置で1/30に低下。現在の放出量1/100低下は横ばい。撤去で設置前の1号機敷地境界寄与が現在の0.0006から0.001mSv/y に増加。でも敷地境界船体はこれまで通り0.03で評価据え置きだから心配するな???

    なおだな。下に注釈で描いてあるが、今後、カバーを外して瓦礫撤去工事をすると、屋根のない過怠で3号機と瓦礫撤去作業をする形になるが、

    瓦礫の撤去の間は少し、変動が大きくなり、3号機の実績から一桁程度変動するという事でプラスマイナスあるが、プラス側に一桁ふれても影響としては限定的な状況であるという事だ。

    # よくわからないので今後の規制委員会の有識者の反応に着目しよ。

    ★★★http://j.mp/10x7ngb 6ページ。福島県の各地の年間放射線量率について、今回のカバーを解体したときの5km、10km離れたときの被ばく量の評価をしている。

    5,10km離れると影響は更に限定的になるので、大体、0.0001mSv/y ということで、μSv/hにすると更にここに書いているように、0.00002μSv/h だし、10kmだと更に小さくなるという事で、この追加の影響はかなり限定的だという事だ。

    7ページ目に放出抑制の取り組みについて書いている。一つはPCVのガス管理システムについては、これは有効な物なので、これで抑制を図っていくという物である。

    もう一つ、放出抑制対策として、今回新たに考えているのが、★★★原子炉建屋の開口部からの風量がカバーを外したときに一番影響があるので、そこの面積を縮小するようなハッチを、写真のような物を、これは見本だが、

    こういうもの(http://j.mp/15SB7f7)を付けて、これは見本だが、こういう物を付けて抑制することを考えている。

    次のページで、更に実際の監視をする観点で、カバーのモニタリング装置の一部を立て矢方に移設し、放射性物質の濃度を連続で監視するという事。

    さらにこれは瓦礫撤去作業では必ずやっているが、先行機と同様に飛散防止剤を撒布して、飛散の抑制をすることで考えている。

    最後まとめだが、建屋カバーを解体して、オペフロ上の瓦礫撤去を進める事を考えていると。4つほどポツがあるが、今ほど紹介した抑制策、モニタリング策をやるという事である。

    これについて実際の解体に先立って、排気設備を2013年の中頃に停止する予定だ。これについては事前に規正庁に実施計画を出して評価して頂く作業があるので、それをして頂いた後に停止するという事で、あくまで予定である。

    で、その停止後、3ヶ月から5ヶ月後に実際のカバーの解体に着手するという事だ。カバーのある場所の敷地造成の関係で、こういう手順になるという事だ。

    最終的にプールの燃料取り出し設備を設置した後でカバーを復旧するのが4年後ぐらいになるだろうという事で、今後、詳細の工程を詰めていくという事である。後は参考資料なので説明は割愛する。この資料は以上である。


    ■1号機における電源喪失及び非常用復水器の調査・検討状況★★★

    続いて「福島第一原子力発電所1号機における電源喪失及び非常用復水器の調査・検討状況について http://j.mp/15SxNk2」これについては、福島の事故について、社外の委員会等からの指摘もあり、

    継続的に調査検討を進めるようにという事で、実施しているところだが、今回、これまでの調査に関し、補強や詳細を明らかにするような新たな以下のような内容が分ったという事で報告するものだ。

    先ず1点だが、1号機の非常用発電機がA、B、それぞれ二つあるが、それに接続する交流用の非常用の母線が、AにはC、BにはDが繋がっている。この1号機の非常用ディーゼル発電機と、交流の母線という事について、

    停止したタイミングというのが、★★★証言や運転日誌のみで、これまでデータで示せていなかった状況であった。これについて、今回、新たなデータにより、交流の母線Cがその後、喪失をしていると。

    # これまでは証言や運転日誌のみ。今になってデータがありマスタ。

    その後に交流母線Dが機能喪失したことが一つ分っている。もう一つは1号機の非常用発電機Aよりも交流母線Cが先に機能を喪失したという事である。

    ★★★そういういみでは、Cが機能喪失したときには、非常用DGはまだ動いていたという事が分ったという事である。

    これは何を言っているかというと、1号機の非常用ディーゼル発電機のAというのは、交流母線Cの機能喪失の前に、★★★地震で機能を喪失していたことではなかったのであろうという事である。

    それから、二つ目の点だが、1号機の非常用復水器Bの格納容器内側のバルブだ。

    1B,4Bというバルブだが、これについては5ページ http://j.mp/13mBLhj に非常用復水器の系等が書いてあるが、このB系の報の格納容器の中にMOと書いた物の中の下に1B,4Bと書いてあるが、このバルブの事である。

    # この図がFirefoxで見ると表示されてない… orz Chromeで見ると表示される。環境が不味いのかな…

    ★★★1ページに戻ってこのバルブの開閉状態が今まで不明になっていた。今回、新たなデータを見たところ、隔離信号、いわゆる閉信号が発信する前に内側弁、1B,4Bの駆動用電源が喪失した可能性が高いと。

    ★★★交流の電源だが、これが無くなった可能性が高いことは判明している。ようは、先に駆動源が無くなって居るであろう、ということだ。で、これについては、今回の調査が何で分ったかという事だが、

    ★★★過渡現象記憶装置というのがプラントには付いており、ここに採取されたデータに、これは元々トラブル等、何か異常なことがあると、それを計器に起動するような装置になっており、前後の秒単位のデータを週力する目的で設置されていた装置だが、

    # 異常を契機に機械を起動してたら間に合わないよね。常に動作していて、異常を検知したら、その前後を破棄せずに記録するという仕組み、というか、理屈なんじゃないの??

    ★★★その中に大元の目的ではないが、1分周期のデータを少し前から取っていた、というのが存在していたことが確認された。

    で、この1分、ちょっと荒いデータなんだが、1分ごとのデータというのを家訓したところ、今言ったことが分ったという内容だ。

    で、これについて実際のデータについて2ページ目に書いてある。http://j.mp/13mDkfg 2ページ目のグラフが、非常用ディーゼル発電機の電流のデータである。これについては上の方が非常用発電機A。

    下が非常用発電機Bの電流値だ。このグラフから分るのは、14時45分過ぎぐらいのところ、48分ぐらいの所だが、この時点でAとBが同時に起動しているという事で、これは外部電源が喪失して同時に起動したんだと思うが、起動しているという事だ。

    で、それから一番右に行くと15時35分59秒、36分のところになるが、そこから先で電流が下がっているということで、ここでほぼ、同じようなタイミングで系統の負荷とか、

    # 秒単位で記録されていたデータにはその先がなかったが、分刻みのデータには先の記録が残っていたことから判明したと。事故後注目されている機器データの存在に見落としがあったのか。なぜ、このタイミングで発表するのか。建屋カバー外す関係でちゃんと調査する気になって調べたら発覚?こんな良い情報を見落として申し訳ない。今回の新知見なんですと。

    そういう物が脱落し始めた物が、同じようなタイミングで来ていると言うことで、概ね、1分ぐらいでこういう事が起こったのかなぁ、というところだ。で、1枚目めくって裏面3ページだ。http://j.mp/13mEaZA

    こちらのほうは、上側のグラフ青が非常用DGのA、それから母線の1A,1B,1Cと書いているが、1A,1Bは常用系の電気の母線だ。1Cが非常用電気の母線である。下の赤が同じくB号機の報で非常用DGのBと非常用母線の1Dの電圧という事だ。

    で、これを見て何が分るかという事だが、先ず一番左の所で、細い青のところが7000Vのところから下に下がってる。これは14時48分59秒に母線の1A、1Bの電圧がゼロになった、いわゆる外電喪失で、ここで電源が無くなったと。

    で、このタイミングに合わせ、上向きのグラフがあると思うが、これが常用の非常用ディーゼル発電機Aの電圧が、そのタイミングで立ち上がったということである。

    # 電圧の変化が非常用DGが起動したことを示している

    というところで、ずっと立ち上がってくるが、一番右端の所になると、ちょっと分りにくいところだが、一番右の所で母線1Cということで、非常用母線はこのタイミングで電圧がゼロになったという事で、負荷が無くなってしまった状態という事である。

    で、これに対して非常用ディーゼルの1Aの電圧は7000ボルトをそのまま維持しているという事で、これを見るとDGは動いているが、母線のほうの電圧が無くなったという事が、これで分るという事だ。

    ま、これはいわゆる津波が到達して、負荷側が落ちたんだが、その時にも非常用DGは動いていただろうという事である。同じくしたの1Bは何れも電圧が経っている状態という事である。

    http://j.mp/13mGoYJ 4ページが非常用復水器。ICのバルブの開閉データだが、これについては赤で囲ったところだが、先程言った1Bと4Bのバルブの所だ。

    ここのところが上にあると開、下に降りると閉になる信号、開閉を表す1,0信号のような物だと思って頂きたいが、これが右の赤いところで、内側が平身号を出しているということで、

    ★★★これは、実際は開から坪になるまで20秒ぐらいとかかかるので、実際の開閉ではなく、まさに交流の電下自体がここで落ちたことにより、こういう信号が出たという事であろうという、事が想定されるものである。

    そういう意味で、実際の隔離信号が発信する前に、交流の駆動源となる電源がここで喪失していることを示す物かと思う。

    そういう状況であるという事で、そういう意味で、このバルブが開いている可能性が高いのではないか、というデータになろうかと思う。

    ま、このようなデータが新たな知見が分ったという事で、本日お知らせするものだ。なお、これらのデータは、先程も言ったように、過渡現象記憶装置というところで、本来の装置の木堤ではないところで取れたデータだが、

    このようなデータが他にないかという事で探したところ、★★★3号機と5号機においても確認されたという事で、これらについても本日、HP上で公開させて頂きたいという事で考えている。

    # (過渡現象記録装置データ http://j.mp/13mHpQO)

    このあたりについては、福島第一、第二の発電所の状況の下にあるプラントデータ集(http://j.mp/jOmBf7)のところで記載する事で考えている。その様な新たに判明した事について説明させて頂いた。


    ■地下貯水槽対策作業におけるリングバッジ、γ・βAPD未装着の原因★★★

    次の資料だ。手元に「地下貯水槽対策作業におけるリングバッジ、γ・βAPD未装着の原因について http://j.mp/15SEt1H」という資料があると思う。

    これについては、先日、地下貯水層の汚染水漏えい関連作業で、一部の作業をしている方が、リングバッジやγβのAPDが未装着だった件について、本日、富岡労働基準監督署に報告をしたという事でお知らせするものだ。

    概要については既にお知らせ済みのものだが、http://j.mp/10zYFSW 4月8日(http://j.mp/XQIGgF)に起こったことである。4月19日に指導票を頂いている物に対する報告だ。

    掻い摘んで報告すると、先ず原因だが、リングバッジが未装着であった、というところだ。一つについては、これは当社は作業開始前に、こういう安全指示の内容が、仕様書の要求事項を満足していることを確認する事になっているが、

    この6日、7日の作業予定表、防護指示書が作成されていなかったということから、これを確認していなかったという事である。

    これで協力企業の放射線管理の責任者がリングバッジの着用は不要と判断したことに対して、これが誤っているという指摘が出来なかったことが1点。

    それから採水作業においては、★★★協力企業の放射線管理員が末端部の被ばくの可能性があることは認識していたが、現場の雰囲気線量は実際に低く、作業時間も短いという事で装着は不要と判断されたという事だ。

    もう一つ、ポンプの投入作業が同時にあったんだが、ここにおいては、協力企業の放射線管理者は滞留水に直接触れる作業ではないという事で、これは放射線管理仕様書に則って、

    事前サーベーの結果から装着は不要だろうという判断をしたが、これについては、社内の規定上、この作業はβ線の管理エリア内作業で、あの、そういう意味ではタンクの解放作業に該当するという事で、

    リングバッジの装着を義務づけておいたんだが、この内容が仕様書に上手く反映されて折らず、★誤解を招きやすい表現だったという事で、こういう誤った判断に至ってしまったというところが原因だと考えている。

    それからもう一つ。γβのAPD未装着だった原因だが、この工事に対する現場代理人である、現場責任者が、このγβのAPDを装着しないと行けないことは理解していたんだが、緊急作業の準備と平行して行っていた関係で、着用の指示とか、そのことを放射線管理員にすることを失念したという事だ。

    それから先日も言ったが、一部の作業員は緊急作業という中で、Jビレッジから直接現場に出向したという事で、Jビレッジ側ではγAPDしか用意してなかったので、それを着用したまま現場に向かったという事だ。

    それから4月6日に協力企業側が作業員に対し、γβのAPDを着用するよう指示をしたが、この周知が漏れたり、★★★作業を早く終らせる方が安全であるという判断で、ここが必ずしも徹底しなかったというところである。

    # 被ばく時間を短くする方がいいという判断?

    この再発防止策として、この作業の開始に辺り、行為事をしっかり指示出ていなかったということなので、特に今回のような緊急作業というところはあるが、行為作業であっても、

    放射線防護措置の内容を当社と協力企業の方で確実の方で確認した後に作業を開始することを改めて徹底することが一つ。

    それから先ほどあったように、社内規程に対して、仕様書の内容が少し誤解を生じやすい表現であったというところで、ここについては仕様書の記載を見直すことを実施している。

    それから先程もあったように、緊急作業でやるべきことをしっかりやることの周知徹底を図ることをしている。★★★尚、今回の報告に際して線量評価を再度評価しなおしている。

    その結果を資料の下に皮膚の透過線量と実行線量で書いているが、これについては実際の作業をやった上を協力企業の方でしっかり確認し、個別に当たったということで、★★★特に皮膚の方だが、合計の線量の最大値が若干低い評価に見直されているということである。

    本件については以上である。

    # 低く評価することになった根拠は?


    ■地下水バイパスの進捗状況および稼働に向けた準備

    「地下水バイパスの進捗状況および稼働に向けた準備について http://j.mp/123eIUP」という資料を配っている。これについては4月26日(http://j.mp/10A2Y0v)に一度紹介した資料だが、

    ここのところ、これに関する質問を沢山頂いている状況もあるので、今一度、これについて確認の意味も含めて説明させて頂きたい。これは4月26日に既に公開されている資料そのものである。

    1ページに地下水バイパスのコンセプト。現状、山から海に地下水が流れているということだ。これはあくまでも地下水であり、自然に流れているものだ。これが向かう途中で地下水の一部が建屋の中に流入しているということで、建屋内の滞留水の増加になっているということである。

    # いつまでも下がらない前面海域海水濃度。事故後に放出された海水が、何時までも概要に繋がっている湾内に滞留している主張を変えない東電。流入した水地下水はサブドレンや地下水バイパスボーリングで検出されないので海には出ていないんだってさ。

    実際にこれは地下水バイパスは右側のような形で考えており、山から海へ流れている地下水の流れをとチュでバイパスすることで流路を変更するということである。

    これをやると建屋周辺、山側の地下水を下げることが出来るということで、建屋内の流入抑制になるという考え方だ。

    これは元々、汚染された水ではないということで、それが建屋に入って汚染水になってしまうということで、それを手前で防いで(建屋に流れ込む地下水の)量をを減らそうという考え方である。

    で、2ページ目で施工の状況だが、ここにあるように1~12という揚水井を建屋の上流側に掘っている。これをそれぞれ、A系統、B系統、C系統と3つに分けており、こういう3系統に分けて施工をしているということだ。

    ここについて、実際の一時貯留タンクということで、ここで地下水を揚水して、一時貯留タンクにためてモニタリングした上で、地下水バイパスとして作動させるということだが、この位置というのが、緑で書いてるとこであり、タンクのあるエリアだ。http://j.mp/10A5pjR

    レベル的には同じようなレベルだが、ここの部分にあるということだ。で、配管ルートについては、そこの黄色で示したとおりという形だ。

    3ページに全体のスケジュールが書いてあるが、これについてA系統が4月29日に試運転。水質確認が完了した状況で、B系統、C系統はその後を追ってやっているということで、

    この資料自体はA系統の確認結果を報告したための資料である。4ページ。全体の系統構成だが、揚水井ということで、一番左の1~4の所からポンプで汲み上げ、タンクを経由し、移送ポンプで右側の一時貯留タンクと3つあるが、ここに移送するということである。

    ここから更にほうすいポンプを介して、放水をするような、こんなシステムになっている。それでは5ページで、それぞれどんな試験をしたかということが書いてある。

    それぞれの単体で試験をしている。一番左の揚水ポンプ単体というのが、そこの一番左の点線部分で実施すると。その次に移送をポンプを単体で試験すると。それから一時貯留タンクの移送試験をするということである。

    これらの試験、更に循環ポンプというのがある。赤い線だが、これで循環ポンプの単体試験を実施するということで、さらに放水ポンプの単体試験を実際は緑のラインでぐるぐる回しながらやるということで、

    これが大体運転のスケジュールで実施されたということである。で、運転状態に異常ないことを確認したということである。

    で、6ページが実際の現場の状況写真だ。http://j.mp/10A7nAI 上側の揚水井の周りの、揚水移送設備ってのが、こんな感じで、それぞれのナンバーで書いてあるが、こんな形で現場に施工されていると言うところだ。

    7ページが実際の移送設備と一次貯留タンクの所だ。こんな形で移送の配管を設置して、左下のような一次貯留タンクを設置している。そういうところに入れるという事だ。

    そこから更にその先の海に向かう配管があるという事である。こんな施工状況だという事だ。続いて8ページに水質確認の概況が書いてある。

    で、これ、先ず揚水井において、12月から3月にかけて水質確認をしている。このうち、A系統についてはその確認が完了したという事である。

    更に第三者機関でも併せて同じ水の分析をしてもらっているという事である。更にもう一つ。実際の一次貯留タンクのほうに地下水を汲上げ、受け入れた後、そこでも確認をするということで、

    ここにおける水質が、こういう許容の目安値にしたという事で、1Bq/L というのを置いているが、これ以下である事を確認したという事である。

    さらに周辺開いい気とか、河川で検出された濃度に比べても十分低い事を確認した状況だ。具体的には9ページに実際の揚水井の水質確認の表が示してある。http://j.mp/10A8q3t

    今回終っているA系統でいうと、1~4について、ここにあるように、それぞれセシウム、ストロンチウム、トリチウム、全α、全β、という事で、極めて低い数字になっていると言うところである。

    10ページはB,C系統で、まだ途中の部分もあるが、途中経過のデータが乗っかっている。それから11ページは同じ水を第三者機関で確認してもらったデータであり、ここについても概ね、我々の数字と遜色ない数字。ま、ちょっとより低めの傾向があるが、そういうデータが出ているという事である。

    ま、ここは分析中と沢山あるが、一部、その後、進んでいるので、結果が出たところはあるが、ここはあくまでも4月26日の資料なので、こういう状況であったという事だ。

    12ページ。揚水井の水質確認のまとめだ。★セシウムについてはかなり細かく精度を上げた分析をしており、そういう意味では検出されているが、許容目安の★1Bq/L に対し、1オーダーから2オーダー下、というものである。

    ま、周辺河川で検出されているのが、1~2Bq/L ということなので、ま、このあたりに比べると、大変、大幅に、低い状態であるとという事だ。

    まっ、法令限度に比べると数百から数千分の1という状況だ。★★★トリチウムについても測定結果が出ており、揚水井1~4については9~36Bq/L ということで、その他も含め、9~450Bq/L だが、告示濃度に比べ、やはり100から数千分の1とかなり低くなっているという事だ。

    ま、その他、全αや全βは検出限界未満を確認している。13ページは今述べた、稼働開始前の水質確認の方法という事で、このようなモニタリングを実施し、ちょっと細かいレベルで測定した、という事が書いてある。

    で、14ページだが、http://j.mp/10Aat7V 同じく一時貯留タンクの水質確認であり、これについても許容目安値以下であることを確認しているということである。

    それから15ページで実際に稼働した後にどんな確認をするのかという事であるが、★★★一応、公共用水等の検出限度や運用を参考に、セシウム137で1Bq/L 以下、という形で確認していくことを、これは日々の確認で考えている。

    それとはべつに長期変化という意味では3ヶ月に1階は詳細な分析をするという事で核にしていきたいと思っている。尚、ここについては地下貯水層からの漏えい事象というところもあるので、念のため、今セシウムで計っているが、★★★全βについては日々の確認をしていくことで考えているところだ。

    で、16ページが運用方法だが、それぞれの系統に対して3つのタンクがあるという事で、ま、3系統タンクがあるので、9つタンクがあるが、これは3日の周期で、貯留して、分析して、移送する、こういう周期で3層をサイクルで使いながら実施するところである。

    今後の予定としては、このような内容を関係者の理解を頂いた上で稼働すべく、この資料を作成しているところだ。

    後、参考になるが、18、19ページのあたりでは、各基準とか、19ページが周辺河川の実際の水質が書いてある。その先は参考なので割愛させて頂く。地下水バイパスは異常の形で、今一度、この内容について説明させてもらった。


    ■環境モニタリング・サンプリング

    後、手元には幾つかサンプリング結果が3種類ほど配っている。えっと… ええ、ま、開口部の測定結果とか、水処理設備の濃度測定、定例の物なんかが配っているが、これについては、特段特記する状況ではないので、HP等でも確認するんだ。

    # 建屋開口部等における空気中放射性物質の核種分析結果 http://j.mp/17Qhj9D /
    水処理設備の放射能濃度測定結果 http://j.mp/17Qhn9j



    ■宿題回答

    資料説明は以上だ。▲前回、質問にあった地下貯水層の着工時期と竣工時期だが、それについて回答しておきたい。先ず、着工時期だが、数が1~7まであるが、

    地下貯水層 着工時期
    No.1 H24.5
    No.2 H24.5
    No.3 H24.5
    No.4 H24.4
    No.5 H24.8
    No.6 H24.7
    No.7 H24.9

    地下貯水層 竣工時期(試験終了後)
    No.1 H24.11
    No.2 H24.12
    No.3 H24.12
    No.4 H24.8
    No.5 H25.1
    No.6 H24.12
    No.7 H25.1

    になっている。これが宿題の回答である。
    はい。本日の資料説明は以上だ。

    ○東電石橋:
    冒頭に福田さまより説明した地下貯水層No.2の本日採取分の分析結果 http://j.mp/15SyLwI については、18時過ぎに報道関係者にメールで送っている。それでは質問を受ける。(57分)



    ■質疑





    ~ 終了 19時11分(1時間41分

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