2013年5月8日水曜日

東電会見 2013.5.8(水)17時30分 ~ 1F地下貯水層 高濃度汚染水 漏えい事故 関連(地下水バイパス、海側観測孔、トリチウム分析結果)・水処理週報・平成24年度第4四半期保安検査および保安調査の結果。ほか。

東電会見 2013.5.8(水)17時30分 ~ 1F地下貯水層 高濃度汚染水 漏えい事故 関連(地下水バイパス、海側観測孔、トリチウム分析結果)・水処理週報・平成24年度第4四半期保安検査および保安調査の結果。ほか。

(55分)




○地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連 5/8(水)★★★

○地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連 5/9(木)★★★

○報道関係各位一斉メール 5/8(水)

○福島第一プラント 5/8(水)

○福島第一プラント 5/9(木)

○指示・報告 5/8(水)

○福島第二プラント 5/8(水)



■1F地下貯水層 高濃度汚染水 漏えい事故 関連

○東電石橋:
原子力会見を始める。今回の会見者は原子力品質安全部の福田さまである。よろしこ。

○東電福田:
先ず、地下貯水層関連について説明する。「地下貯水槽 水位グラフ(5/8 16:00現在)http://j.mp/10pc9AV 」がある。

これは昨日説明したようにNo.1の地下貯水層の移送が終ったところで推移に変化はない。本日から資料の配り方だが、今まで過去の水位データを分厚く付けていたが、

後ろに一枚だけ、至近の24時間の推移データの表を示している。「地下貯水槽水位データ(至近24時間データ) http://j.mp/ZGv3i0」これは会見で配るが、これまでと同様、

過去の蓄積されているデータはHPで継続的に掲載しているので、そちらを見て頂きたい。貯水層絡みでは今回のモニタリング結果を示している。

2種類あり、通例の地下貯水層関連の検知孔とドレン孔のモニタリング結果が1枚。ここについては、そうだな。

地下貯水層のNo.1の検知孔で塩素濃度が若干上がっている傾向があるが、これは一部の検知孔の所にある希釈水というの影響で多少の変動の範囲かなと言うところである。

もう一つが地下水バイパスの調査孔や揚水井、それから海側観測孔における塩素、トリチウム、全βということで週に1回のトリチウムのデータが出ている。

地下水バイパス、海側観測孔 トリチウム分析結果(採取日:4月29~5月1日)http://j.mp/17KMumX」これは前回と変わっていない。

海側観測孔の3番、4番の所でトリチウムが検知されているが、前回と変わっていないという事で引き続き監視をしていきたいと考えている。

それから地下貯水層関連で言うと、作業の状況について報告する。既に報告しているが、No.2地下貯水層で斜めボーリングを4日から開始した話しをしている。

それぞれ北側と東側から追っかけていき、二つずつの実際のボーリングが終っている話をしていたが、 以前の資料(http://j.mp/10pfGzf)で言うと①と②だが、

そのうち、地下貯水層のより西側と南側、遠い方の①だが、①の所については、今、観測を開始したところ。②については、ボーリングした坑内の洗浄をしている状況。

鉛直ボーリングをやっているところについては、削孔が完了した状況だ。作業状況は以上だ。★以前の説明の中で斜めボーリング、追加ボーリングに加え、

今後、ドレン孔内の漏えい水の回収調査を進めていくという事で、少しずつ、ドレン孔内の水を抜いて、その放射性物質濃度を測っていく話しをしていたが、

明日からこれをスタートさせる予定で現在準備中であるというのが作業の進捗状況だ。地下貯水層絡みの状況については以上だ。


■福島第一の状況

続いて福島第一の状況だ。http://j.mp/ZGvNnh

[原子炉および格納容器の状況]
[圧力容器下部温度]
[格納容器圧力と水素ガス濃度]
記載の通りで特に大きな変更はない。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システム運転中で水温は記載の通り。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋地下へ移送中。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋へ移送実施している。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。ALPSのA系統のホット試験を継続している。

[その他]
下から二つ目のぽち。昨日から紹介しているが、★1号機のサブレッションチェンバーで窒素ガス封入を本日再開している。約5.5m3/hで注入している。

明日の予定。★★港湾内における魚類の移動防止対策として、港湾口に2月から底刺網を設置しているのは既に案内の通りだが、念のため、更に安心感を高めるため、底刺網を2重化する作業を明日実施する予定になっている。福島第一の状況については以上である。


■高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況

「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第98報) http://j.mp/ZGvd9c <添付資料>http://j.mp/ZGvnNG」

いつもの通り、3枚目の資料で説明する。http://j.mp/18X8lWX

添付資料1 建屋滞留水状況 1号機 14,400m3[-200] 2号機 23,400m3[+800] 3号機 21,200m3[-700] ※4号機 16,400m3[-100] ※合計で1~4号機貯蔵量 75,000m3。

合計でやや減っている状況だ。建屋の水位はご覧の通りこのレベル。

プロセス主建屋に移送されて貯蔵されている量だが、貯蔵施設側(プロセス主建屋15,480[+100]+高温焼却炉建屋 4,000[+80])合計 19,480m3。(前回と大きな変化なし)先週の処理量 5,680m3。

稼働率 キュリオン0% サリー67.6%。ほぼ想定通り。廃スラッジ +0 使用済みベッセル +3本増えている。

# (先週)1号機 14,200 2号機 22,600 3号機 21,900 4号機 ※16,400 合計値 約 ※74,100m3 貯蔵施設プロセス主建屋15,380+高温焼却炉建屋3,920 計19,300m3 処理量 約5,440m3。廃スラッジ+0本 使用済みベッセル+3本

# 4号機 ※16,500 合計値 約 ※74,200m3 に修正されてる?修正する理由も想像できないし…

濃縮塩水受けタンク量 250,209m3[-624]、淡水受けタンク25,783m3[+741]濃縮廃液貯蔵槽 9,155m3[★+1,311]→これはH2タンクの部分になると思う。 処理水貯槽 4,707m3 [★+1,156]

# (先週)キュリオン0%、サリー64.8%。濃縮受けタンク 250,833m3[-59]、淡水受けタンク 25,042m3[+398] 濃縮廃液貯槽 7,844m3[★+1,135] 処理水貯槽 3,551m3[★+1,230]

濃縮塩水受けタンク量については、貯蔵容量自体も前回から変わっている。これについては既に案内しているとおり、No.1地下貯水層の移送が終了したという事。

それから ろ過水タンクに移送したというところがあり、これらの状況を反映し、貯蔵容量からNo.1地下貯水層の容量を差し引いて、更にろ過水タンクの量を追加したという事で、貯蔵容量自体も変動して少し減った形で見ているというものである。

▲濃縮廃液貯槽は9,155m3[★+1,311]で増えているが、これについては前回質問があり、H2タンクについて濃縮廃液貯槽に移送したときにRO濃縮水と濃縮廃液が混ざって、

それが区別が出来ないという事だが、そのあたりについてどうなっているのか、という質問があった。これは元々、H2タンクが濃縮廃液貯槽のこのタンクの容量になるんだが、

ROの濃縮水として今回移送した物は、今後、濃縮廃液と一緒になるので、濃縮廃液として扱うという事で、ここに一体として容量として管理する形で考えている。

後、処理水の貯槽について貯蔵容量が増えているところだが、これはG3エリアに追設した物が容量として増えた物という事である。

裏側だが次週に向けての想定だ。左下の貯蔵量については案兄の通り、プラスマイナスあるが、ほぼ変わらない状況。真ん中についてもプロセス主建屋、高温焼却炉建屋もこういうプラスマイナスという形になっている。

処理量については5,460m3、サリーで65%を想定している。使用済みベッセルはプラス4本を想定。濃縮塩水受けタンクと淡水受けタンク濃縮廃液の貯槽、処理済み水の貯槽については、

右上にあるように、実際の尻に従って増えるというところだ。濃縮廃液貯槽についてはH2タンクへの移送が終っているので変化はない。

次のページのシミュレーションの結果だが、これについては、各タービン建屋の水位については、OP3,000近辺を上下するところでコントロールしている。

一番最後のページで、水バランスのシミュレーションだが、濃縮塩水については特に変わって折らず、このようなシミュレーションの結果になっていると言うことだ。

それから下のグラフだが地下貯水層絡みのシミュレーションについては、今、No.1タンク(地下貯水層)の移送が終了した時点なので、特異貯蔵量としては変化していない。また、G6タンクエリアの追設のスケジュールについても特に今、抱えていない。

1点、このシミュレーションで変わっているのが、H2タンクへ移送したので、その移送の実績に従い、地下貯水層の実際に移動した量が確定したという事で、赤い側の貯蔵容量の方に移送実績に方を反映している。

従来、26,100m3であったものが、26,920m3 ということで、実際に移送した寮の実績を反映し、トータル量が増えている。G6エリアに増設の地上タンクの容量が変わったわけではなく、

実際の移送した側の移送した量が変わったという事でシミュレーション上、数字の変化が現れているという物だ。水処理の週報については以上である。


■原子力規制庁による平成24年度第4四半期保安検査および保安調査の結果

★★★「当社原子力発電所における原子力規制庁による平成24年度第4四半期保安検査および保安調査の結果について http://j.mp/ZGv71a」というものである。

これについては、規正庁で実施された平成24年度の第4四半期の保安検査の結果、並びに検査期間外の結果について、本日の原子力規制委員会(http://youtu.be/I6B_7PKYMjw?t=15m39s)で審議され、1件、保安規定違反区分で、監視判断されたものがあるというお知らせだ。

当社としてはこの結果を踏まえ、業務品質の向上を図っていきたいと考えている。どういう案件がこれに該当したか、別紙 http://j.mp/10aLWEw に示している。

これについては既に実際のトラブル内容は紹介しているとおりだが、ダストフィルター未装着マスクを使用していた件だ。

これは2件あり、2月1日に旧展望台で伐採木の覆土式の一時保管施設工事に従事していた作業員が、全面マスクのダストフィルター田上松柏で使用していたことが核にされた件。これが1件。

それかr2月14日に旧ブランドだが、同じように全面マスクのファストフィルタ。これは現場で外れたのであろうと.そういうトラブルが発生している。

このようなダストマスクが必要なエリアで未装着で作業を実施したトラブルが連続したことを捉え、放射線防護具の着用を遵守させる措置を講じることについて不十分であったという事で、

# 規正側の説明と、当事者の説明、印象が全然違う…

保安規定の違反区分の監視という区分で公表されている。保安規定の違反区分の監視という区分で公表されている。http://j.mp/10aO92M ここに保安規定の当該条項がある。

対応状況、この対策については、既に発生したときに案内しているが、若干、追加になっているところだけを説明すると、使用前の確認の徹底という事で、一番上の所であり、

ここについて協力企業に対して放射線管理仕様書の遵守を改めて周知するという事で、これを新しい放射線管理基本計画書を提出したときに、改めて注意喚起することを考えている。

★★それから今回の事例があった企業を含め、この社内ルールに則り、調査、監査を今年度実施していきたいと考えているところが新たに追加になったところだ。

それから、これはもう説明したと思うが、3つ目の黒ポチ1番目の所だが、http://j.mp/10aLWEw 配備するマスクの品質強化という事で、マスクに新しいフィルタを付ける際にしっかりねじ込むという必要があるが、

従来、口頭でしっかりねじ込むようにという指示をしていたところだが、メーカー推奨のねじ込み基準を明文化して、委託して頂く方に指示をしたところだ。これは既に実施済みでこういう形でやっている。

# 東電さまは、ねじ込みメーカー基準を守れよと下請けに口答で指示して対策は実施済みと。実際に対策を実行するのは東電ではないし。指示して玉に抜き打ち検査するだけ?

その他、実際の抜き取り確認を行っているが、今のところ、この追完トラブルは発生していない状況である。以上が保安検査関係の結果だ。


■福島第二原子力発電所復旧計画の進捗状況

それから手元に「福島第二原子力発電所復旧計画の進捗状況について(平成25年4月) http://j.mp/ZGwNb7」ということで4月分の月報を配っている。

4月については平成25年度の上期まで復旧が延びて、上期中に復旧予定ということだが、特に大きな新たな変化はなく、1号機がまだ復旧作業をしているが、

資料1の表で見ると、赤く囲っているところは更新箇所だが、既に本設化の工事が完了していたものについて、社内の自主検査を順次やっているという事でやってる者が幾つかあり、そのところが4月9日で赤枠で書いてあるという物である。

1号機の2ページも同様の状況であり、本設化が完了した物の社内自主検査が出来るところをやっているという事である。

で、残った本設化の作業については原子炉冷却剤浄化系という真ん中あたりのところで白抜きになっている部分が平成25年度上期で予定されているという事である。全体の進捗率は98%ということで、

ここについては作業自体は特に進んでいるわけではないので、先月から特に変わっていない。第二の復旧進捗状況については以上である。

# 再稼働に向けて復旧着々。あくまで冷温停止を維持するための復旧でつ。再稼動にむけた準備開始OK状態までもうすこし。


■宿題回答

一応、資料関係は以上だが、宿題の関係で説明できていなかった部分を2点ほど説明しておく。▲一つは地下貯水層関連で、空の貯水槽のドレン孔の方からも全βが検出されているという事で、γが出ていないことについて、わたしからBGグラウンドという事で説明していたが、

どういうことか、という話しがあった。これについては基本的に事故の関係でセシウムやストロンチウムが放出され、敷地内に降り積もっている状態になっていると言うことで、敷地全体がそういう形で汚染されている状況だ。

そこからセシウムとストロンチウムの性質の違いがあり、セシウムは比較的に土の表面で止りやすいと。ストロンチウムについては浸透しやすいところがあるので、

そういう意味では実際の地下水の所まで来たときに、ストロンチウムの方が検出されるという事で、βが検出され、γが検出されていないという事が起こっているのではないかと想定される。

# 都合良くしか解釈しない、解釈出来ない事業者。東電に限った話しではありません。

案内の通り、セシウム自体は天地返しをしたら線量を下げられるという形で、土の表面上で止りやすいのがあるので、そういう関係があろうかと思う。ちょっとの、あの、あの、訂正的ではあるが、そんな形で考えている。

▲それから前回、G6タンクの敷地境界の線量評価の所で、実際のタンクの表面線量率はどれぐらいになる過渡という質問があった。

これはそれぞれの濃縮塩水の物にもよるが、一般的に今測定されている実測値で言うと、概ね100μSv/h程度というのが、タンクの表面での線量率だという事だ。はい。本日、私からの説明は以上だ。

○東電石橋:
それでは質問を受ける。(24分)



■質疑





~ 終了 18時25分(55分

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