2014年5月12日月曜日

東電会見 2014.5.12(月)17時30分 ~ 作業員薬指骨折救急搬送(5月10日) ・双葉郡楢葉町1F資材ヤード100tクレーン転倒事故発生(J1エリア タンク増設関連)・No.3-3、2,3号機ウェルポイント地下水トリチウム濃度過去最高・3号機1階北西エリアX53ペネ配管貫通部 現場線量調査明日から・ほか

東電会見 2014.5.12(月)17時30分 ~ 作業員薬指骨折救急搬送(5月10日) ・双葉郡楢葉町1F資材ヤード100tクレーン転倒事故発生(J1エリア タンク増設関連)・No.3-3、2,3号機ウェルポイント地下水トリチウム濃度過去最高・3号機1階北西エリアX53ペネ配管貫通部 現場線量調査明日から・ほか



46分


報道関係各位一斉メール 5/12(月)~5/13(火)
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○福島第一プラント 5/12(月)~5/13(火)

○指示・報告 5/12(月)~5/13(火)
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漏えいトラブル事故関連 監視モニタリング・分析結果 5/12(月)~5/13(火)

未使用 焼却工作建屋地下 高濃度汚染水誤移送トラブル関連

H6エリア タンク高濃度汚染水100トン漏えいに関するサンプリング結果

H4エリア タンク高濃度汚染水300トン漏えいに関するサンプリング結果

地下貯水層漏えい関連

環境モニタリング・サンプリング 5/12(月)~5/13(火)

○その他 5/12(月)~5/13(火)
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福島第二 5/12(月)~5/13(火)
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福島復興本社 5/12(月)~5/13(火)
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柏崎刈羽 5/12(月)~5/13(火)
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http://live.nicovideo.jp/watch/lv178799027#00:10:00

福島第一の状況




○一杉:
5月12日(月)定例の原子力会見を始める。よろしこ。

○東電小林:
5月12日の1F状況について説明する。 http://j.mp/1iFryAv [原子炉および格納容器の状況]1~3号機 順調に冷却。

[圧力容器下部温度]現在、少しずつ上昇傾向にあり、気温上昇に伴い冷却水の温度が上がっており、それに連動する形で少しずつ温度が上昇している状況だ。

[格納容器圧力と水素ガス濃度]★本日、2号機の冷却システムは金曜日に紹介したとおり、本日の朝6時10分に停止操作をしている。こちらについては、遠隔監視装置の信頼性向上という性能の向上のため停止して、作業を実施する予定になっている。

★3号機については、燃料交換機の引き上げ作業を継続しているが、こちらについては、他の作業との関連で、本日は作業を中止している。その関係から、週末も冷却を継続している状況。

次に一番下の最新の作業実績。3号機プール 10日15時13分に冷却系を起動したところだが、起動時の温度は21.9℃。規定の温度に対して十分低い温度であったということだ。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機タービン建屋から3号機タービン建屋への移送は5月10日まで実施していたが、そこから移送先を高温焼却炉建屋に変更。10日10時14分~ 本日の9時36分まで移送を実施。

3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋へは継続して移送中。[水処理設備および貯蔵設備の状況]サリー運転継続中。ALPSもA系、C系のホット試験を継続して実施しているところだ。

[その他]上から5つ目。★★平成26年5月10日10時35分の所から説明したい。5月10日 10時35分に発電所構内において、協力企業の方が作業を終えた後に休憩所に向かう途中、車両のドアに指を挟まれ怪我をしている。

★★同日に救急車を要請して労災病院にて診断を受けている状況だ。こちらもメール等で連絡しているところだが、同じく10日9時16分頃、所内共通メタクラ2Bにおいて、所内共通低圧電源系2B異常の警報が発生している。

# こちらもって、も、って。地絡警報しかメールしてないんとちゃいますか。##

それに伴い、その下流側にあるパワーセンター2Bにおいて、母線地絡の警報が発生している状況だ。さらに、パワーセンター2Bにおいても充電を示すランプが消灯している。

これは三相なので、3つあるんだが、そのうちの一つが消灯していることを確認している。パワーセンター2Bの下流にある超高圧開閉所のモーターコントロールセンターにおいて、

地絡警報が発生していることを併せて確認している。その後に特に操作しているわけではないが、同日10時3分頃、パワーセンタ2Bの充電を示すランプが自然展等したという事で、リセット操作を実施。

それにより、同日の10時10分頃に全ての警報が復帰した状況になっている。また、★現場を確認しているが、現段階で現場で異常が確認出来てない状況で、それぞれの付加に繋がっている設備関係の電源も停止していない状況だ。

現在引き続き調査を実施しているところだが、10日に連絡していこう、新たな情報は入っていない状況だ。

★★★それから次の5月12日だが、本日の10時20分頃、双葉郡の楢葉町にある資財ヤード、こちらで使用している100トンクレーンが転倒する★事故★が発生している。

# おおぉ。事故と言いましたよ。こんな事で感動する東電っていったい… ##

こちらでは福島第一の構内で使用する資機材の積み替え作業を実施している場所になる。クレーン転倒に伴い、クレーンのガラスが割れて、そのガラスにより手のひらを切る怪我が発生。

怪我の程度は軽く、伴奏個程度の治療で住んでいる状況だ。また、クレーンが転倒した際に経由が200ccほど漏洩している連絡も受けているので、こちらについては対処をしている状況だ。

発生に際しては元請け企業から双葉警察署、それから双葉消防署に連絡している状況だ。通報時間は記載の通りだ。それから最後のところ。

★明日13日だが、3号機格納容器内部調査に向けた現場調査と言うことで、3号機1の北星エリアにあるX53という配管貫通部について、今後の格納容器内部の調査に先立ち、現場の線量等の調査を実施する。

こちらについては、2号等でも実施しているが、高所調査用のロボットを使い、先ず現場状況を把握すると。その把握した情報を元に、今後、どのような作業をしていくかに対して、検討していく予定である。

続いて、次のページ。上から二つ目。★★5月12日 11時50分から、というところ。こちらも金曜日に話が出ていたと思うが、工作建屋からプロセス主建屋への滞留水の移送を開始している。

また、移送開始について、その後漏洩等の異常がないことを現場にて確認を実施している状況だ。本移送については5月下旬まで移送を実施する予定になっている。

また、こちらの移送が終ったら、引き続き焼却工作建屋のうちの焼却建屋側からプロセス主建屋への滞留水移送について実施する予定だが、こちらについては、改めて実施時期になれば説明したいと思う。

で、本日の状況だが、5月12日 14時時点だが、焼却建屋については12.2cmということで、14日から比較して1.6cmほど増加している状況だ。工作建屋については現在移送中なので、

移送が終了した段階で改めて水位を報告したいと思う。こちらの資料については以上である。



http://live.nicovideo.jp/watch/lv178799027#00:18:45

■環境モニタリング・サンプリング


それから手元に定例のサンプリング結果が配布されていると思うが、その中の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果 http://j.mp/1jRlhGy 」ということでA4横資料があるが、

★★★1枚目裏側。2,3号機ウェルポイント汲み上げ水について、トリチウムが過去最大値 5,500Bq/Lという状況だ。また、地下水観測孔No.3-3 でトリチウムが8,000Bq/Lと過去最高の値が出ている。

こちらについての原因は、現在検討しているところだが、明確にこれだというところまでまだ至ってない状況だ。引き続き、データをしっかり確認しながらしっかり対応していきたいと考えている。本日準備している資料は以上である。



http://live.nicovideo.jp/watch/lv178799027#00:20:00

■宿題回答


それから質問を頂いていたので、回答をさせて頂きたい。▲(ファクタ宮嶋)凍土遮水壁のもので、東電がどのような体制でこのプロジェクトに携わるかの質問を頂いている。

先ず、当社としての対応は、凍土遮水壁設置については"国事業"になるが、国、鹿島、東電がそれぞれ強力で進めて行く状況だ。当社しては場所の提供、他工事との関連の調整、作業を出来るだけ速やかに行える調整作業や場所の提供が中心になる。

★★当社として携わる人数だが、1F廃炉カンパニー現地で約80名ほど。同じくカンパニーの本店部門で約50人で合計130人ほどのメンバーが現在、携わっている状況だ。

この責任者、このプロジェクトのリーダーになるとおもうが、リーダーは1F廃炉カンパニー1Fユニット所長があたる予定になっている。

あと、何点か準備されているが、会見で質問を頂いた方がいないようなので、また改めて回答させてもらいたいと思う。私からは以上になる。



○一杉:
それでは質問を受ける。(23分)




■質疑



http://live.nicovideo.jp/watch/lv178799027#00:22:40

●共同前田:【要約】


・5月10日メタクラ警報の件で状況を確認したい。母線地絡警報は具体的にどういったものか?

○東電小林:幹線を母線と呼んでいる。地絡はその母線の電圧が地面に掛かって地面に電気が流れる事を示す。一般家庭で言えば漏電。)

警報が発生してパワーセンターに行ったら下に落ちている状況がなかったと?

○東電小林:何故、警報が出たか原因は確認出来てない状況。)

充電を示すランプが三相の、とあるが、充電が切れていたと?

○東電小林:そうだな。3本のケーブルで一つの電源構成。うち一つが、地絡警報がでており、地絡している状況かと思う。その関係で遮断機が開いた状態で電気が止っている状況。それがその後自然に復帰。ランプがついたところで一旦元に戻すリセット操作をするが、元に戻った状況。)

自然に漏電みたいな状態になって自然に戻ることは有り得ることなのか?

○東電小林:実際に遮断機が落ちてそれが戻ることは、スイッチを入れない限り戻らない。何かしらの原因でしっかりした原因でそれが通電したことで復帰することはあるかも知れないが、何れにせよ、通常の操作の中の動きではないので、確認する。)

パワーセンターの場所は?

○東電小林:地下水バイパスの揚水井のある場所より若干南側。)

1本が切れていたか、切れてないのに警報が鳴ったかも分からない?

○東電小林:今のところ原因はわかっていない状況。)



http://live.nicovideo.jp/watch/lv178799027#00:27:05

●東京新聞かたやま:【要約】


・救急搬送の方はどのような程度だったのか?変えるときにドアに挟まれた?

○東電小林:現場作業が終了して休憩所に向かう車両に乗る中で、後部のハッチ部に右手の薬指を挟んだ状況。ERで診察、治療を行なった段階で、右手薬指末梢開放骨折。医師の判断で救急車、その後労災病院に運ばれて診断。)

・★★★100トンクレーンが転倒した原因は?

○東電小林:詳細は現在調査中。作業として本日は通常通りの作業で、クレーンを使った作業を実施していたところ突然転倒。現状で分かっているのは、クレーンのアウトリガーという転倒防止のための脚があるが、その脚を張り出していたところの地盤が弱かったようだ。そちらにアウトリガーが食い込む形でバランスを崩して転倒。)

オペレーターは乗っていた?外?

○東電小林:クレーン内の操作室の中でそうさを実施していたと思う。)

一緒に転倒?

○東電小林:そうだな。それによりガラスが割れた状況。)

・★★★過去最高のトリチウムNo.3-3、原因は何が考えられるか?上昇傾向含めて教えて欲しい。

○東電小林:No.3-3は過去最高値が、港湾内放水口付近の資料、一番ぬ代の表側に過去の最大が掲載されている。こちらではトリチウム2600Bq/L、今回は8000とかなり高い数字が出ている。今の段階で何が原因で上がった家名か国言える状況にない。No.3-3は右の端のポイントになるので、過去の2600に比べるとかなり高い。原因は現段階では説明出来るだけの情報は得られていない状況。)

数値が上がる今までの間に近くでやっている作業など、変わった状況はないのか?

○東電小林:新しいものとしては、海側遮水壁が終り、埋め戻し作業をして?石を投石している状況がある。大きな作業をしている状況ではなく、作業で変動したかどうかも確認は取れていない状況だ。あと、先程怪我の所で、どこで発生したかだが、クレーンから降りる際に手を切ってしまったようだ。中で切ったという事ではない。)



http://live.nicovideo.jp/watch/lv178799027#00:33:20

●朝日かわだ:【要約】


・転倒クレーンの件。場所は楢葉町の港かなにかか?

○東電小林:楢葉町の国道6号線沿いに当社の積み替え場所が設置されている。場所としては、福島第二の進入路に向かって岩木川から向かって走っていって、進入路の1.5km手前の左側に専用の積み替え場所があり、そちらでの作業。)

このクレーンは今どういう状況か?

○東電小林:最新状況は掴めていない。今朝方に転倒したものを立ち上げる作業を今後実施する予定になっている。ブームを伸ばした状態で転倒しているので、曲がったブームを切断して、切り詰めて、その後に立ち上げることを計画していた。現段階で立ち上がっているかまで確認はとれていない。先ずはクレーンを元に戻す作業を実施すると聞いている。)

1Fでつかっている資財の積み替えと言うことだが、1F作業への影響は?

○東電小林:クレーンを排除して新しいクレーンを持ってこないと新しい積み替え作業が出来ない。早急に撤去して現場を使える形にする必要がある。)

クレーンは1機しかない?

○東電小林:100トンのかなり大型のクレーンになる。そう沢山積み替え場所に置いてないと思うので、これに変わるものは今現場にないと思う。)

具体的にどんなものを積み替えて、どんなものを1Fに運んでいたのか?

○東電小林:★★★今日の作業では、1号から4号の、J1エリアの鋼製タンクの現地組み立て分になるが、これに使う資機材に使うもの、600kgぐらいのものを積み上げていた。)

クレーンが使えないとタンク製造に影響は?

○東電小林:長期化すると影響が出てくると思うが、先ずは現場か確認して、普及する。その中で今後の影響をしっかり確認して、検討して、影響排除を検討する。影響に何があるかはまだ確認がとれていない。)

その作業は100トンクレーンがないとできないのか?他の代替措置はあるのか?

○東電小林:重量だけではなく、吊り上げるものの大きさも関係する。どんなクレーンを準備すれば良いか、先ず確認が必要。今回は100tクレーンを使っており、同等クレーンを準備する必要があると思うが、先ず状況確認して対策鬱必要があるので現場確認が重要。)

同等のクレーンが準備出来る目処は?

○東電小林:クレーン自体はリースから調達してくるので、リース先をあたって必要なものを確認。本日の段階ではそこまで確認出来てないようだ。)

地盤調査は出来てなかったのか?

○東電小林:現場や地面がコンクリートで過去にも作業していた。今回はコンクリの下に空間が出来ていたようで、コンクリを突き抜けて下に食い込んだようだ。これまでそういう兆候も見られてなかったので、改めて原因と対策を検討して、どういう対策が必要かしっかり確認していく。)



http://live.nicovideo.jp/watch/lv178799027#00:39:50

●ファクタ宮嶋:【要約】


・凍土壁は鹿島がする感じがしてならない。共同でするんだが、サブドレンの復旧も一部鹿島がやっている事実はあるか?水の管理も含めて。元々建屋の建て主でもある。殆ど鹿島がやると見て良いか?

○東電小林:凍土壁構築は鹿島が中心となり施工する。現段階で実施しているのは、どこまで施工する必要があるか、井戸を掘って状況確認作業が進められているところ。当社含めて協力している。サブドレン復旧は、鹿島が関わっているかどうか確認するが、もともとサブドレン復旧作業はしているので、その中で対応。元請けとしてもしかしたら同じかも知れないが確認する。▼)

元々サブドレンで800トン汲上げていて水位を落していた。地震後止って水が入ってきた。~ よく分っているのは東電なのか鹿島なのか、どういう整理になるのか?凍土壁の責任は鹿島の1社受注。先程ユニット所長がやると言ったが、責任は誰が持ってやっているのか、一番の疑問だ。

○東電小林:国のプロジェクトとして、鹿島と当社でしっかり進めて行きたい。本件に関しては色んな審査も実施されている。基本は寄生庁で、になるとおもう。どんなデータ、状況化はそういう場での話しが一番適切だと思うが、当社単独で話すことは可能だと思う。早い情報はその様な検討会で当社と、鹿島までしっかり対応。その中の情報を当社から必要に応じて発信。その様な流れになると思う。責任は両者が責任を持って進めていく事になると考えている。)

○東電一杉:次の質問は良いのか?それでは以上で終了する。)






~ 終了 18時16分(46分)

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