2012年9月10日月曜日

平成24年9月10日(月) 経産省 保安院 ブリーフィング 16時 ~ 海洋漏えい事象発生時の環境影響評価手順の評価、原子力施設の周辺監視区域外に保管しているL型輸送物に関する指示を踏まえた報告ほか

平成24年9月10日(月) 経産省 保安院 ブリーフィング 16時 ~

IWJ Independent Web Journal


○プレス

# ヌケテタので追加



■福島第一の状況

○森山対策監:
福島第一の今の状況から申し上げる。★注水量だがずっと注水量の減少が続いていたが、先週、金曜日 7日15時に調整して以降、ほとんど流量に変動ない。パラメータ表を見るとおおよそ1号機が5m3/h、

2号機と3号機が7m3/h でほとんど変動ない状況に今なっている。現在の作業だが、今回の事象の要因がゴミというか、ポリエチレン管を施行した際のクズのようなものが流路を防いだのではないかということで、

バッファタンク内の浄化作業を今日までの予定で行なっており、その浄化状況をこれから確認していく状況にある。★2つ目にガス管リスステム、これは昨日だが2号機の格納容器ガス管理システムの配管だが、小さな穴が開いていることが確認されている。

昨日の15時3分頃だが、2号機のガス管理システムの配管から気体が流れるような音がしたということで、確認したところ、小さな穴が開いているということで、現在はテープで穴を塞いで一応、気体の流れるような音はしない、止まっているということである。

特にガス管理システムのいろんなパラメータ、格納容器のパラメータなどにも特段の以上等はない。現在、原因究明を行なっているということだが、これはまだ推定の域にすぎないが、この配管を支えるサポートが漏れた辺りにあったということで、

この配管そのものが圧力変動で少し動くので、そういったサポートとの擦れがあるのではないかということを、保安院の現地検査官も今推定している。何れにしても調査を進めている状況にある。

★それから3つ目だが、滞留水移送関係だが、手元に溜り水の水位の表がある。4号機と3号機をくべていただきたいが、今日の11時のデータを見ると3号機と4号機に差が出ている。3号機がOP3205で、4号機のタービン建屋がOP2737 ということで、

4号機がだいぶ下がっていると。現在の水の移送は2号機から3号機に移して、3号機と4号機は地下でつながっているので、4号機から集中廃棄物処理建屋の方に水を移送すると。こういったシステムをこの9月に入ってからとっている。勿論、2号機、3号機とも、

水位がどんどん上がっている状況ではないが、★★3号機から4号機への流れが必ずしもスムーズでないと。以前は3号機から水を取っていたが、4号機と3号機はほぼ以前は同じぐらいタービン建屋の地価の推移が維持されていたが、

4号機から水を移送するようになって、4号機の方が下がって、3号機もあまり上がっているわけではないが、下がってこないという状況である。このように今、差が出てきており、滞留水の移送管理が若干容易では無いこと、

# つまり思っていたほど、3号機と4号機のタービン建屋地下はツーツーでつながってないと。

それから4号機の水位が下がってきているので、地下水の流入。元々は地下水の流入を如何に少なくして汚染水を増やさないかという対応を取っていたので、少し地下水の流入の影響も若干懸念される、とおもっている。

# 少しな。若干な。

で、従って、この状況についてはよく見ていく必要があるが、場合によっては、★★また3号機からの輸送、また元の状態に一時戻すことも今検討している。まだ決定したわけではないが、

水位状況を見ながら、水がどういうふうに3号機と4号機の間で流れているか、もう少し検討しながらこの位相方法についてはさらに検討することになる。

プラントの状況は以上だ。


■海洋漏えい事象発生時の環境影響評価手順を評価

何種類か資料を配っているが、私から2つ説明する。最初に環境影響評価手法を評価しましたという紙だ。(http://j.mp/PhfhbI )サンプリングのポイントを書いている資料を配っているが、

これはこれまで海洋への漏洩が発生した際に、その漏洩したことに必ずしも統一評価手法、評価手順というものがなかったということで、保安院の方からこの評価関係の評価手順を作成するようにということを8月6日に指示をしていた。

その結果が、8月27日に東電から報告があったと。それに対する評価であるということだ。東電の報告のポイントはこの2ポツ(http://j.mp/Phg2S1)に書いてあるが、

# こういうやりとり1日刻みで交互に東電と保安院はやってたんすよ。結論ありきの年内事故収束宣言の10日前は連日。

先ずは漏洩が発生した場合に海洋まsでの経路における測定などを行い、或いは、放水口付近での測定を行なって漏洩があるかどうかを直ちに判定すると。それから漏洩が見つかった場合には、直ぐに沖合3kmで3箇所だが拡散状況を把握すること。

更にそこで有意な上昇があれば、更に外側も取水して調査をすると。まあ、こういった手順で行うこと。それから保安院資料(http://j.mp/PhgzmX)の2ページ目だが、環境影響評価の実施ということで、

環境影響評価は1週間をめどに速報を出して、一つ気を目途に環境評価を終えると。こういったこと。こういった手続きについて手順書として整備することが報告であった。保安院としてこの考え方の確認をしたということだが、

今後だが、この手順書をすみやかに整備して実施していく必要があると考えており、保安院としては整備状況、それから漏洩があっていはいけないが、万二値の場合の運用状況について、

今後、保安検査管が現地で確認をしていくということである。この資料は以上だ。


■原子力施設の周辺監視区域外に保管しているL型輸送物に関する指示を踏まえた報告

★それからL型輸送物に関する指示を踏まえた報告書の確認(http://j.mp/Phf9Jb)ということであるが、これは以前、7月だが原子燃料工業株式会社で周辺関し区域外で、

放射性物質で汚染された検査機器等を長期間保管していたということで、保安院から他の事業者含め、管理状況について報告するようにと指示をしたところだ。で、8月10日に報告が上がってきていたが、

そのなかで東電においては、福島第一発電所から分析のために持ちだした飼料、土壌や水だな。こういった環境飼料がJビレッジに一時保管されていたことがわかった。それでその報告書の内容について、えっと、この、あの、

# 楢葉町の警戒区域解除に伴う慌てた対応。行き当たりばったり感丸出し。

資料(http://j.mp/Phhsf9)2ポツにあるが、保安院としてこの報告書についてJビレッジでの確認状況、管理状況等を確認をして、特段問題がないことを確認している。今後、東電では、この飼料を福島第一に移送するということだが、

この際には必要な基準を満たす形で移送するということで、その内容も確認している。まっ、今後、実際に移送されるまでの期間、Jビレッジにおいて適切に管理されていること。

或いは今後の移送が適切に実施されることを現場の現地の保安検査官が、まっ、引き続き確認をしていく内容だ。


原子力施設に係る平成23年度放射線管理等報告及び再処理施設に係る平成24年度第1四半期環境放射線管理報告を原子力安全委員会へ報告

★もう一つある。http://j.mp/PhfnQB これは定例の報告であり、平成23年度の放射線管理等の報告、それから、再処理については平成24年度の第一四半期の報告。これは本日2時に安全委員会に報告している。

まだ福島第一と福島第二の一部データが平成23年度含めて、まだないが、これについては資料を配布させて頂く。★既に3時に資料を配布しているがチャネルボックスの上部の欠損についての支持に対する報告(http://j.mp/PhiMik )

ということである。これはBWR、女川発電所だな。において、チャネルボックスの上部の欠損があったということで、他の事業者についても報告を求めており、本日がその期限であったということである。で、いずれの事業者からも、

★★やはりチャネルボックスの上部に欠損があったという報告であり、ただ、途中段階の報告。中間報告の位置づけだ。まだ影響評価とか、原因については今後、報告がなされると聞いている。

この内容について保安院としても報告される内容を厳正に評価していきたいということである。私からの説明は以上だ。




■質疑

○朝日小池:
先ほど汚染水の件で4号機の水位が下がって3号機の水位がそれほど変わりないという時に、地下水の流入の懸念はどういうことが考えられるか教えてほしい。

○森山対策監:
基本的にはOP3000よりやや高めに維持したほうが、地下水は入ってきにくいという状況にある。地下水と滞留水の水位差によって地下水が流入してくるので、基本的には地下水よりも勿論低くして汚染水がでないようにしているが、地下水位が高いから結果的に地下水がタービン建屋に入ってくると。

これが今おおよそ1日辺り200~400トンぐらい入ってきている。4号機の水位が下がっているので、これは2号機、3号機を下げるためにも下げているわけだが、あまり下がると水位差が出るので、4号機に対しては地下水が入ってくる。

まあ、どれぐらい入ってくるか、まだ評価できていないが、地下水がより多く入ってくる可能性がある。そういうことだ。従って4号機から滞留水を移送するのがいいのかどうか。そりゃ検討する必要がある、という趣旨である。

○東京新聞かたやま:
平成23年度の上期の管理報告の中で、まだ全部読み切れていないが、特に問題になるようなところはなかったということで良いか?

○森山対策監:
そうですな。被ばくの方も福島第一は出ていないし、福島第二も一部出ていないが、★★★それを除いた中では特に問題になるようなことはない。外部の放射性物質の報道等は、ほぼ、なんというか、変動の範囲内であるし、天候によって若干増減するので。そういう範囲にあると考えている。特に問題はないと考えている。

○東京新聞かたやま:
福島に関してはこれは出るとか、出ないとかあるのか?

○森山対策監:
えっと、福島はだな。先ず、放射性物質の放出についてはまだ、評価、、以前、確かワークショップか何かでだな。試算はしているが、放出量の評価はまだ途中段階だし、

★★★それから、従事者の方の被ばくについても、ええ、特に当所の被ばくを含めて、今、精査をしている状況なので、それはまだ十分整理できてないということで少し遅れている。提出が遅れている。

○東京新聞かたやま:
いつ頃までの提出予定で遅れているのか?

○森山対策監:
えっとだな。今、聞いているのは10月ぐらいだろうと聞いているが。まだ正確なところはまだわからない。

○東京新聞かたやま:
遅れて10月ぐらいに出るということなのか、

○森山対策監:
そうです。

○東京新聞かたやま:
10月までだけどもうちょっと御売れそうということなのか、

○森山対策監:
いや、10月ぐらいを目途にと聞いている。

○東京新聞かたやま:
ありがとうございます。~ 他にないか?なければこれで終わる。



~ 終了 16時16分


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