2012年9月3日月曜日

平成24年9月3日(月) 経産省 保安院 ブリーフィング 16時 ~ ストレステスト一次評価取りまとめ これにて終了報告。二次ストレステスト知らんがな会見

平成24年9月3日(月) 経産省 保安院 ブリーフィング 16時 ~

IWJ Independent Web Journal


○プレス



■福島第一の状況

○保安院山本:
今週はいつもの森山対策監が今週不在なので、その代わり、私、主席統括安全審査官をしている山本が今週は対応させていただくのでよろしこ。最初に福島第一の状況だ。手元には幾つかのパラメータのデータ類を配布しているので見るんだ。

特に皆さん関心の点は先週8月30日に発生した原子炉の冷却水の注水量低下。これは一時、保安規定で定める必要量を下回り、運転上の制限を逸脱した状態になった。その後、必要流量を確保するため、注水量の増加させる操作を実施しているところだ。

今の最新の状況を申し上げると、★本日15時現在、1号機注水量 5.2m3/h、2号機 6.8m3/h、3号機 も同じく 6.8m3/h。これはそれぞれ必要な注水量に対し、1号機 3.8 に対し 5.2m3/h、

2号機、3号機は必要注水量 それぞれ同じく5.4 に対し 6.8m3/hずつなので必要な注水量は十分確保できている。原子炉格納容器内の温度関係だが、10時現在、1号機 37℃、2号機52℃、3号機54℃。

温度に関しても大きな変化ない状況だ。それで問題は、注水量が何故このように低下したかということだ。30日以降、必要流量を確保するため、弁の開閉操作を流量が低下するたびに実施していたところだ。

特に先週末にかけて金曜日辺りからそれぞれ弁につまりがあるのではないかということで、フラッシングと呼ばれう作業を実施した。

これは弁を一旦グッと締めてまた再度流量を増やすことで中に目詰りしているものを押し流す作業、あるいは弁の外側から少し叩いて異物などが引っかかっている場合、それを押し流すという作業をした。

一時的には少し改善したようだが、その後、やはり再度流量低下が見られたので、弁の開閉操作をまたやっている状況なので、必ずしも改善している状況ではない。

それで原因の所をまだ調査中だが、まだはっきりしたことは申し上げられないが、原子炉の炉水に注水している水を貯めておくタンク、コレをバッファタンクと呼んでいるが、

このバッファタンクからそれぞれポンプ、弁を介して各号機に注水をしているラインが構成されているわけだが、★★こちらのバッファタンクの内部の調査をし、要は水を採取し、ろ過したところ、相当程度の異物というか、

スラッジのようなもの、砂とかドロみたいなものだが、これが結構含まれていることが調査の結果分かった。

この内容物の成分などについては、現在調査中なので、どういう成分なのかということは、その調査結果を見てからでないとわからないが、ひとつは、こういう異物というか、スラッジが大量にタンクに含まれているということで、

これらがベンの開閉具合に影響を及ぼしているのではないかという、ひとつの可能性は考えられるところである。詳細は総言う調査をもう少ししてから、対応を考えないといけないことになるかと思うが、ひとつはその様な可能性が出てきたというのが正しい事象だ。

今後は、この成分を調査すると共に、仮にこれが何らかの影響を及ぼしているということになると、バッファタンクの中にそれだけのものが溜まっていることになると、それを取り出すという対策だな。

これらについて今後検討していくことが必要になってくるかと思っている。これは今後の調査、できるだけ早急に東電においては実施するわけだが、そういう調査をし、対策をすみやかに検討していくという段取りになっている。

福島第一はそれ以外に関しては、特に大きな動きはないので、手元のデータ類を参照頂ければと思っている。


■ストレステスト一次評価に係る審査結果を取りまとめ ★★★

2つ目だが、配布しているが、いわゆるストレステストの保安院としての一次評価にかかる審査結果を取りまとめたというものだ。

対象となる発電所は北海道電力の泊発電所の1号、2号、高浜発電所の3号、4号、それから川内原子力発電所の1号、2号、計6基、発電所で言えば3つになるが、ええ、現時点における保安院としての評価を取りまとめたというものである。

中身については案内の通り、これまでストレステストの意見聴取会を実施してきて、保安院としての色々な考え方、これは最終的に結論が出ているわけではない。

幾つかの課題がまだ残っているところであるので、審査結果の取りまとめとは言いつつだな。これまで意見聴取会で議論頂いた内容の取りまとめ、並びに特に、まだ技術面でも検討、あるいは確認すべき幾つかの課題が残っている。

# 動かしていいことにするもっともらしい理由をこじつける課題がな。

で、そういう課題を含めてそれぞれ発電所ごとの取りまとめという形でまとめさせていただいたというものである。これは案内の通り、今週というか、もう9月に入っているので、いずれかの段階で新しい原子力寄生委員会、

寄生庁が発足するかと思うので、そういう新しい組織にこの評価結果を引き渡していく!と。ために! 今回とりまとめをさせて頂いたということである。シィー それで、それ以外の発電所についてもだな。

# 何で語尾が強いの…

まだ審議途中であるし、あるいは先週あたり、最後に出てきた発電所がいくつかあるので。まっ、そういった所については、あの、現時点の、これまで意見聴取会で議論した資料であるとか、事業者から提出された報告書ですな。

こういったものを整理して、新しい組織に引き渡していく、こういう形のことを今後やっていく事になるものである。

従って、保安院としてのストレステストの関係は、一旦ここでひとつの打ち切りという言い方がいいのかわからないが、ええ、目処というか、整理をさせていただいたと。ええ、言うところのものである。

以上、2件が居雨の大きな発表として紹介させていただいた。私の方からは以上だ。



■質疑

○時事神田:
http://j.mp/O6gF26 ストレステストの書物としてこういった形で出てくるのは、この6基が最後ということか?

○保安院山本:
そうですな。保安院としての擬似のまとめとしては今指摘のように、この3つの発電所の6基だな。はい。これだけになる。

○時事神田:
で、それ以外の発電所についても審議の俎上に上がったものがあると思うが、そういったものは整理して引き渡すということだが、整理をして引き渡すというのは、何か纏まった形にするわけではなく、審議の議事録のようなものの形で、ここまでやりました、というふうになるのか?

○保安院山本:
そのとおりである。勿論、事業者から提出頂いた資料、意見聴取会で提出のあった資料、あるいは保安院から提出された資料はあるが、あと、議事録だな。そういったものは取りまとめて新しい組織に引き渡すとうことである。

○時事神田:
後、1Fの話だが、スラッジが焦げ茶色っぽい、茶色っぽいものだという話だったが、今のところ、今日中に錆とかプランクトン、有機物であるとか、そういったものの結果は出そうなのか?

○保安院山本:
まさにこれから調査をする。一部放射性物質が含まれている可能性があるから、直ぐに分析できるわけではない。それなりの設備のある所に、おそらく持って行ってやることになるから、結果が出るまでもうしばらく時間は要すると考えている。

○共同さかい:
http://j.mp/O6gF26 ストレステストに関してだが、確認だが現時点で何基分のストレステストが提出されているか確認したいのと、

今話しがあったと思うが、現時点での審査結果の取りまとめとして出すのが、この6基だけということで、★★他のものについては、HP上での公の形で出すことはしないということになるという理解でいいか?

○保安院山本:
えっと、先ずだな。ストレステストの対象として先週末まで提出されたものがあるが、全体の数は30基だ。

★★そのうち、2基、これは大飯の3号、4号、それから伊方の3号とか。その3つについては、既に保安院としての評価を終えて、大飯については案内の通り、安全委員会に報告して運転再開まで至ったわけである。

★★伊方3号については、原子力安全員階に提出したままになっているということだ。ですから30から2+1の残りの27だったわけだが、その内の27のうち、今日発表している6基については、保安院としてん現時点でのまとめをした当事になる。

# 全部動かすことしか頭にねぇ。どこ言った必要な分だけという話し。

★★★ですから、それ以外のところについては、まあ、先ほど話しがあったように、新しい組織に引き継いでいく形で、勿論、意見聴取会とかでだな。その辺で配布した資料は既にHPでこうかいしているから。

★★★その配布資料などは、一般の方には見て頂ける形での公開はしているということで。ただ、保安院としてのまとめというか、こういう報告書というか、レポートというか、こういう取りまとめを今回行ったのは、今回6つだけということである。

○南日本新聞そのだ:
(初)http://j.mp/O6gMe4 今日、公表された川内の2基を含む6基分については、今後の扱いについては、保安院の方で出していくかも知れないが、どういった扱いになっていくことが予想されるのか?

○保安院山本:
これは勿論、今後、新しい組織ができるので、新しい組織でこのストレステストがどう扱って行かれるかという、方針を決めて行かれると思う。今、やっているやり方をこのまま、ということではなくて、

おそらく、いろんな知見でもう一度、このストレステストのあり方について、 ~ キキトレズ ~ ではないかと思うんで、どういう扱いになるのか、今の地点、保安院の立場でなかなか申し上げるのは難しいかなと思う。

○南日本新聞そのだ:
一度白紙というか、やり直すというよなこともあり得るということか?

○保安院山本:
はい。これはちょっとわからない。ただ、ストレステスト自体のこういう手法だな。これは耐震とか津波などに対して、どれだけ裕度があるかということを客観的に見ていく手法だから。

それ自体の技術的な有効性はもちろんあるとおもっている。勿論、特に一次と二次があって、二次の場合は特にヨーロッパなどでやっている方法と同じだから。

そういう国際的な目から見ても一定の有効性はあると思うが。したがってそういう言う構成を含めてその取扱は、新しい組織において検討されることになると思う。

# 安全最優先といいながら、そのストレステスト二次評価をすっ飛ばして大飯再稼働 デタラメ規制機関 保安院。

○北海道新聞 十亀:
ストレステスト、この6基分というのは、先ほど、一応最終結論ではないという話だったが、大分、議論もやってきてまだ9月に北電がやるものとか、そういうのものあるので、時間的余裕もなかったということだと思うので、まあ、事実上だな。

もし、どう扱うかは別にしても、ストレステストに基づく審査というのは、保安院としてかなりやっているので、再稼働の審査にあたっては、新しいところは、早めに手を付けられる可能性があると考えているのかどうか。どうか?

○保安院山本:
確かにストレステストは一定の、この6基についてはだな。先方でもやっているから、そういうことの積み重ねはあるんだと思う。先程も回答したように、再稼働云々については、その基準をどうするかも含めて、新しい組織で検討頂くので。

ええ、ちょっとナントモ、これが先行しているからこれが早い、ということでも、必ずしも無いのかな、とおもうので。何れにしてもその扱いは新組織の扱いになるのではないかと思う。

○北海道新聞 十亀:
後、念のため、泊と川内は昨年12月に出て、高浜は4月ということだったが、まあ、改めてだが、他の原発で沢山出ているところもあったかと思うが、他のものはどの程度進捗していたのか、ということは公表しないのか?

○保安院山本:
進捗自体はだな。保安院のホームページで各会の意見聴取会の議題であるとか、あるいは配布資料とか。そういう議事録(http://j.mp/O6gfIV)が出ているから。

従って個別のプラント毎に、まあ、各会ごとに追っていただかないとダメだろうが、例えばプラントの対策はどういうものであったのか、設備が行われたとか。

或いはいろいろ課題があってそれに対して議論がどこまで進んでいるかというのは、HP上でも公開しているので。それである程度分かると思う。

○北海道新聞 十亀:
電力会社と意見聴取会を別に、まあ、保安院が ~ キキトレズ ~ 随分やったと思うが、 ~ キキトレズ ~

○保安院山本:
いや、 ~ 約10秒キキトレズ ~

○北海道新聞 十亀:
泊だが、この表の中にも前回と同じ、ほぼ変わってないと思うが、追加したところもありつつ、一方で津波の高さに関してバックチェックが終わってないんで、

5.2mという裕度がそもそもどうなるのか、というところもあるということだったが、ここの所を敢えて書いているというのは、バックチェックの方は同時進行かどうかわからないが、

寄生庁で改めてやっていただかないと、なかなか安全、再稼働に関しては整わない部分、ストレステストを使うんであれば、整わない部分があるんじゃないか、そういう位置づけでいいか?

○保安院山本:
はい。まあ、従来はこのストレステストなどを中心に大飯の場合は判断させて頂いたが、おそらく新組織においてはだな。

○北海道新聞 十亀:
ストレステストをどう使うかも含めて、その再稼働の判断基準を再度、検討して、設定すると思うので。ええ、そのなかでの議論。勿論、その中には耐震とか、津波も含まれる!とかんがえられるが。

# 新組織に行くのは知識があるとうことで自分たち。意見するのも自分たち。看板かえて国民あざむく。事務方もどれる抜け穴で今までどおりわっしょワッショイ。

二次評価は結局、今、ちらっと山本さんおっしゃってたが、最終的にもっかい、電力会社に促すということも、ストレステストがどうなるかわかんないからやらないということなのか?どうすんですかぁ!?これは。

# ┐(´д`)┌

○保安院山本:
そうですねえ。たしかに難しい所がある。そんで、二次評価については確かにどこのプラントも出てきていないが、二次評価としてどういう視点で議論すべきかということを、そういう論点というかね、

技術的な、あのう、問題点とか、課題というか、そういったものはこの意見聴取会の中で何度か議論しておりますんで。そこのある程度議論した内容については、新しい組織に引き渡していく状態になると思う。

○北海道新聞 十亀:
あれでしたっけ?紙にして公表するんですか?今日みたいな感じで。

○保安院山本:
えっとですな。論点ペーパー、ちょっと名称が不明確かもしれないが、二次評価の視点とかあり方について紙は意見聴取会に当然掛けてますから。

当然それ自身は既にオープンになっている。ですからそれをそのまま引き継いでいくことになろうかと思う。

○北海道新聞 十亀:
じゃあ、それは最終的に保安院としてのオーサライズは特に考えてないと?

○保安院山本:
はい。そこはオーサライズどこまですべきかという問題はありますので。要は最終的には、勿論、新しい組織がどう扱うか決めることだと思う。

○北海道新聞 十亀:
ありがとうございました。

○毎日岡田:
ストレステストに関しては課題が ~ キキトレズ ~ ということだが課題について電力会社から何時までにやるということは、すべての課題について、

~ キキトレズ 30秒~ 

○保安院山本:
…という形になる。

○保安院山本:
ですから、この課題によっては、ある程度先行しているもの、ソレから今後検討すべきもの、ある程度時期がわかっているもの、あるいはこれから検討するために時期が必ずしも明確で無いもの、そういうものは様々に入っていると理解頂きたいと思う。

○毎日岡田:
★★現時点では、じゃあここに書いてある課題を全てクリアすれば、http://j.mp/O6gF26 ようは、保安院としては了承できる段階にあるという理解でいいか?

○保安院山本:
えっと、まっ、残された課題で有りますから。少なくとも、その、ええ、その、一定の結論を売るためには、この残された課題をきちんと解決することが必要であることは間違い無いと。

ただ、それで、必要十分かは、先程ちょっと言ったように、再稼働にあたっての必要十分性については、新組織でまた検討されると思う。

○NHKすがや:
(初)福島第一原発の注水量の低かのん原因だが、結構長く続いていて、で、原因の可能性が見えてきたが、結果が出るまではもう少し考えるということで、長く見守らないといけないのかなと思うが、特に保安院の方で特別な体制というか、そういうのはとられているのか?

○保安院山本:
はい。先ずだな。先ほど行った注水量、必要量は当然上回っているが、これまだ安定した状態ではない。時々流量が低下して、再度調整を繰り返しているが、状況は私ども保安院として注視している。

現場検査官などもどうなっているか、★★直接確認もやっているし、それからその情報については、1?時間毎に保安院の方にもちゃんと連絡がきて、確認をしている。まだ、根本的な解決案が出ているわけじゃないから。

最終的には先ほど冒頭申し上げたように、運転上の制限、LCO逸脱については、完全に復帰したとはまだ言えないから。ですから、その対策が明確なり、それが実施されて、運転上制限から確実に戻ったことが確認できるまで、あの、

こういう特別な、特別というかわからないが、十分な関し体制のもとで、しっかり確認していきたいと思っている。

○NHKすがや:
これは事業者に伺わないとかもしれないが、仮に、そのスラッジというものが原因だとわかったとして、どういった対策が必要になるのか?対策の規模みたいなものは?

○保安院山本:
スラッジの性状をよく見てからであろうかと思うが、先ず、仮にスラッジが影響しているとなれば、このバッファタンクに相当程度溜まっている可能性があるから。

先ずこれを除去する必要がある。そうでないと、タンクの中にあるスラッジがどんどんまた、弁の方に行って目詰りですか?影響するので。

ですから、抜本解決のためには、タンクの中に溜まっているこのスラッジのようなものを一定程度回収するというか、取り除く必要があるだろうと思う。

その取り方とか、回収方法については、技術的な問題がありますから、十分検討した上で具体的な対応策をこれから決めていくことになると思う。

○毎日岡田:
スラッジだが、含まれている水に対してどれぐらいの量が含まれていて、それが以前の時期と比べると何倍になっているとか、つまり変化について教えてほしい。

○保安院山本:
定量的なところは非常に難しいが、従来もこれは循環ルートといって、冷却水で冷却し終わったものをセシウムなどを除去して、そして、蒸発濃縮装置で蒸発分、塩分などを除いて一応綺麗な形にするわけだが、

~ キキトレズ ~ こういう不純物がだな。ゼロというわけではない。一定のスラッジというのは含まれていると考えられる。ただ、今回、バッファタンクの中を見ると、このスラッジの量というか、

★★性状がだいぶ異なる、相当の粒が大きいのがあったり、色も鉄さびのような赤茶色のものがあったりということであるので、その辺りを

~ 1分キキトレズ ~

…ですから、あの、ええ、冷却が中断しないと、これが出来ないという事ではないと思う。何れにしてもその対応策はこれからの検討だと思う。



~ 終了 16時28分

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