2011年7月1日金曜日

2011年 6月 29日 統合対策本部共同記者会見:東電株主総会、東電新社長就任、細野大臣就任の翌日となる共同会見。西山審議官突然の交代と人事面で大きな動き。海底土 汚染深刻。

2011年 6月 29日 共同記者会見 (38回)

録画 IWJ
本編 http://www.ustream.tv/recorded/15690322
まとめ http://www.ustream.tv/recorded/15691734


■会見のポイント
昨夜に細野豪志氏は内閣官房補佐官から 原発相 大臣に任命、就任してから最初の統合対策本部共同記者会見となる。直前には東電新社長 西沢社長の就任会見があった。また、本日、午前中の保安院の会見で何の引き継ぎもなく徳前、保安院 西山審議官から森山原子力災害対策監への突然の後退もあり人事面で慌ただしい動き。

記者の質問の受け答えを見る限り、細野豪志は大臣となってから従来と殆ど替わらない印象。省と言っても細野大臣が従える担当部局も存在しない。もんじゅに対する発言や株主総会、玄海原発など意見を求められても細野大臣は原発を推進する立場の回答。

同日、朝の保安院の会見で西山審議官から森山原子力災害対策監に変わった。西山審議官については1週間前、女性問題で海江田大臣から厳重注意を受けている。大手メディアはスキャンダルによる事実上の解任と報じているが、実際はそうではない。

原発大臣を据え、経産省が原発再開・推進を進める上で経産省生え抜きの西山審議官をおいておくのは支障があるという政治判断があったと思われる。以前、中村審議官はメルトダウン発言により海外左遷、更迭。原子力の専門知識は隠蔽する上で不味いという政治判断で経産省から原子力の知識のない人材、西山さんを充てた経緯がある。

今回は原発を推進する経産省と取り締まる保安院が経産省内部署が行っている問題を IAEA からも指摘され世界に広く知られてしまった。原発の運転再開、推進をしていく上で経産省生え抜きの西山審議官を何時までも安全保安院に当てるのは不味いという政治判断があり、このタイミングでの後退となった。女性スキャンダルが事実なら政府にとっても都合が良かったはず。

現に西山審議官の娘は東電社員だし、経産省の上層部親族の多くが東電に就職している。なるべく経産省と電力会社との癒着は国民にさらしたくない。今回の会見は多くの質問が予想されたが、記者は少ないものの質問数が多く、今までの共同会見の中では最も一人あたりの質問時間が長い会見になった。

細野大臣となったことで今後は原発事故収束だけでなく脱原発とエネルギー政策を国がどう考えているのか注視していく事に。大臣という権限ある立場の人に直接摂するというのは、そういう事だと思う。



■本日の議題
  • 細野豪志事務局長  挨拶 ~ 循環注水冷却開始の報告 00:00:00~
  • 環境モニタリングについて (東電・文科省)00:03:35~ / 00:06:55~
  • 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)00:11:20~
  • 各プラントの状況 (東電)00:13:25~
  • 森山原子力災害対策監 自己紹介 (保安院)00:31:00~
  • 質疑 00:36:00~



資料 報道資料は翌日公開


録画 IWJ
本編 http://www.ustream.tv/recorded/15690322


木野さんによるまとめ http://www.ustream.tv/recorded/15691734



http://ustre.am/_13PLI:LxP 00:00:00~

細野統合本部事務局長の挨拶

細野補佐官
この度、国務大臣に就任した細野豪志だ。これまでこの統合会見、私が出席して皆さんに出来る限りの説明をしていこうと言うことでやってきた。大臣には就任したが、これまで同様、この事故の収束に向けた動きを出来るだけ正確にお伝えすることは私どもの責務だと思っているので出来うる限り会見に出させて頂き、報告したり、皆さんの質問に答えるような努力をしたいと考えている。

国会があり、政府関係の会議もかなりの数あるため、どうしても出席が出来ない場面が増えてくるという点は、ご理解頂きたい。基本的には出来る限りの対応をしていきたいと思っているので、そこはご理解頂きたい。

私からは1点、報告がある。昨日話した中身についていろいろと報道、更には福島県の副知事の方からもコメントが出ているようなので若干、補足をさせて頂きたい。7月17日にいよいよ第一ステップが終了する訳で、それに向けて事業者、政府ともに全力で作業を進めているところだ。

この第一ステップ終了の一つの大きな最終的な目標の一つが水素爆発の危険性をゼロにするということであり、窒素の封入も含めて現在、2号基、更には3号基ということで努力を継続している。

そして、この窒素がしっかりと入った状態になると水素爆発の可能性がゼロと私どもは考えているのでその段階でこれまでの様々な取り組みをしていく必要があるのではないかとそういう趣旨の話しをした。

昨日話しをした中で私が申し上げたのは、緊急時、避難準備区域、ここは小学校も開催されていないし、一部避難をされている方もいる。そういう方々については、第一ステップが終了して水素爆発が起こらないと言うことになった場合は、帰って頂ける可能性があるのではないかという趣旨の発言をした。

残念ながら十分真意が伝わらなかったようであり、警戒区域の設定についても変わるのではないかという大きく報道がなされた。もちろん、警戒区域についても状況に応じて様々考えていかなければならないと思っているが、警戒区域の中は社会的インフラが全く整っていない部分があり、放射線量もまだ高い地域、また、既に下がっているがホットスポットがあるような所も含まれてもいる。

そういった所については慎重には慎重を期して自治体の皆さんのご理解も頂く、そういう事が必要だと思っている。私自身としては警戒区域の設定そのもののあり方については慎重に考えていくべきであると考えている。

実は昨日もそのように思っていた。正確を期す上で皆さんに改めてご報告させて頂いた。残念ながら私の意図が十分に伝わらなかった点、そこは私の説明不足があったと思っており、特に福島県、地元の皆さんにいろんな意味でご心配をおかけしたという点があったと思っており、その点については大変申し訳なくお詫びを申し上げたい。以上。

# なめているとしか言いようがない。たった 20km 同心円の警戒区域で問題ないと言い切っている。30年は戻れない。放射能汚染、事故を過小評価するのは大概にしてほしい。テレビ報道されることを期待しての発言だと思うが30年は戻れない。一体、どんなご理解を得て住民に戻ってもらおうと考えているのか?原発運転再開と同じ調子で考えているのか? 20mSv/y 未満なので安全だと説得するつもりだろうか。東京から関西に避難させないで原発推進してきたあなた方がそこに移住しろ。

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http://ustre.am/_13PLI:LxQ 00:03:35~

■環境モニタリングについて (東電・文科省)

東電
~省略
沖合における海底土の核種分析の結果について(続報4) 小高港 沖合 3km の地点、岩沢海岸 3km の地点で 6月28日にサンプルしたものである。ヨウ素については何れも検出限界未満 ND だが、セシウム134/137 が検出されている。

小高港 沖合 3km - セシウム134 110Bq/kg セシウム137 120Bq/kg
岩沢海岸 3km - セシウム134 1700Bq/kg セシウム137 1800Bq/kg 計3500Bq/kg

今後とも 海底土の分析を継続的に続けていきたいと考えている。

# この高い値に関して質問する記者はいなかった。とにかく東電の松本氏は、常に早口で淡々と、大きな変化があっても文脈は一切変えない、機械的で普通に聞き流してしまう事を意図的に狙っているかのように思えてならない。


http://ustre.am/_13PLI:LxR 00:06:55~
文科省

~ 省略 全国 特に大きな変化なし。

宮城県のモニタリングポストについて高さが 80.3m と高い所で計測されている。6月13日分のデータから、各都道府県にお願いして、地上1mの高さでも計測している。

6月13日から2週間強のデータが蓄えられてきているkが、宮城県の場合だと 80.3mの高さで測っている値と 1m で測っている値を比較すると、1m 地点は1.16倍 高いという傾向が見られる。

全国的に見るとモニタリングポストの高さは表の中にも示しているが、高さの平均は 17m
ということだ。6月27日のデータで計算すると 1m は 1.31倍ぐらい高いという傾向が見られる。東電発電所周辺だkが、空間、積算、ダストは大きな変動なし。

前回の文科省はダストサンプリングはいつから測っていたのかという質問に関係するが、飯舘村で最初に測ったのは3月20日だ。3月19日夜に福島市で測ったのが一番早かった訳だが、3月16日にモニタリングの役割が文科省に移されてからダストモニタリングは3月19日以降に測り始めた。

今回はいわき市と川内村の走行モニタリングを従来の定点観測以外に行っている。特に川内村は緊急避難準備区域ということできめ細かく調査を行った資料を付けさせて頂いた。

一昨日、海底土からストロンチウムが検出されたと言うことで、その後、海佐物のデータがどうなっているかと言うことだったが、ちょうど、水産庁の方では一昨日の 19時30分に水産物のストロンチウム測定結果が初めて公表された。

4つの核種について発表された。何れもストロンチウムについては不検出だったと言うことだ。水産庁の方では引き続き、ストロンチウムの調査は行っていくと承知している。

# 省略

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http://ustre.am/_13PLI:LxS 00:11:20~

■環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)

安全委員会
1の空間線量、2の空気中放射性物質濃度は特段大きな動きはない。 一昨日は一つのポイントで空気中にセシウムが検出されているポイントがあったが、本日は全てのポイントで検出されていない。

4の関係資料は、参考資料の28,29ページを見て頂くと発電所沖合での海水中の放射性物質の分析結果が出ている。これは東電が25日、26日に採取した海水についてだが、地図の中のポイントに1~4で検出されているが、何れも濃度限度以下だ。

5の全国の放射線調査だが、この中の浄水で、宮城県が引き続き値が出ているが、宮城県は週に一回採取となっているため、一昨日出ていたのと同じ話だ。飲食物の摂取制限の500分の1なので健康の影響はない。私からは以上だ。

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http://ustre.am/_13PLI:LxT 00:13:25~

■各プラントの状況 (東電)

東電(松本)

# 省略

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http://ustre.am/_13PLI:LxU 00:31:00~

森山原子力災害対策監 自己紹介

保安院(森山)

# 本日より 西山審議官と交代。安全委員としての職歴が長い。西山さんと違い原子力に関しては専門分野の人。突然で引き継ぎもなかったらしい。話し下手な印象。回答が完結でなく横道にそれる?


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■質疑

http://ustre.am/_13PLI:LxV 00:36:30 ~ 細野・東電
回答する記者団
情報開示に関する要望。米国が撮影したグローバルフォークの画像を公開してほしい。(軍事機密により公開できない)HPで掲載している電力の使用状況のグラフ。これが7月から電気予報をに変わると言うことだが、ピーク電力の積算根拠を示して一緒に開示してほしい。


http://ustre.am/_13PLI:LxW 00:39:20 ~ 細野
エネルギーと環境 清水 ★★
細野大臣に聞く。緊急避難準備区域の機関の話しだが、一時帰宅というイメージなのか、そこで生活を再開することを前提とした帰還なのか?帰還と言うことになるとやはり生活出来るかどうかと言う点が重要だ。放射線と健康管理、水、食料、農作物に問題がないか、いろんな生活条件が確立されていないと単に水素爆発の危険性が亡くなったという事だけでは帰っても意味がない、生活出来ないだろう。政府は東電と協力して生活出来る条件をどうやって整備するのか?今すぐにでも始めなければならいのではないか?汚染、瓦礫処理の問題もある訳だし、福島県の瓦礫最終処分を作りたいという要望を環境省の南川次官が拒否した事もあるし、いわば、生活できる条件整備というのは同考えているか?今からでも遅いと思うが汚染土壌の改良など、どこがどんな形で行うのか?


http://ustre.am/_13PLI:LxX 00:44:10 ~ 東電・文科省・細野・安全委員会
フリーランス 江川 ★★★
東電に聞く。この間もストロンチウムについて発表があったが、海底土の核種はストロンチウムを含め、今後もモニタリングを行っていくと言うことでいいか?ストロンチウムに関してだが、先ほど文科省から水産庁の発表についてのコメントがあったが、これを見ると茨城県沖や千葉県沖の魚ばっかりであり、検出されなさそうな場所を選んで魚を捕って発表しているのではないかという専門家からも指摘が出ている。ヒラメなど海底土の影響を受ける魚など様々な魚種について検査するつもりはないのか?骨は食べないと言うが煮魚にして煮汁を飲むこともある。(卸した身の部分のみ検査)他の部位を検査しないのか?安全委員会は指導しないのか?細野に聞く。海江田大臣との役割分担についてどうなっているのか?本日、海江田大臣が佐賀県知事にあって説得をして玄海原発再開を容認に向けて知事も動き出したようだ。例えば、細野大臣は再発防止として玄海原発の再開については全く問題がない、安全だと判断差入れているのか? ~今の回答に対して細野に聞く。再発防止担当というのはそういう制度を作ることが担当であり、例えば、今の一つ一つの原発の安全性についてここは事故を起こさないように再発防止のための対策を十分取られているかをちゃんと見ていくという事は担当外なのか?(細野:それは海江田大臣(経産省)の担当だ)他省庁と関わりがあるとの説明だったが、今話題にした食品、ストロンチウムが出ているということで心配が広がっているが、これもまたいくつかの省庁に関わる事になると思うし、東電も関わってくる。このような部分は担当されるのか?(細野:いや。食は厚生労働省が担当だ。私が関わるのはモニタリングの観点のみだ。)


http://ustre.am/_13PLI:LxZ 00:54:40 ~ 東電・細野・文科省
NPJ おしどり ★★★
東電に聞く。昨日の株主総会で委任状を出した大株主の企業名を公表してほしい。(東電松本:答えられない)細野大臣に聞く。以前、IAEA の報告書で保安院を経産省からだすといっていたが、原発担当大臣としてどのようなプランがあるか教えてほしい。文科省に聞く。ダストサンプリング開始日時を調べて頂き礼を言う。私が以前質問したかったのは、福島県で3月16日付け 環境モニタリング測定値(第5報)で 38.3マイクロSv/h という高い値が出て、その値を見てヨウ素剤の服用を判断するかどうか、そのダストモニタリングは何時行われたか?という質問だった。3月16日を受けてのモニタリングが 3月20日という認識でよいか?これを見ると3月25日が 川俣町でヨウ素が 555Bq/リュウベ と出ているが、これが3月15日由来のプルームだとするとヨウ素服用基準である 4,200Bq/リュウベに迫っていると思うがヨウ素服用判断はどのような議論で行われたか教えてほしい。仙台のモニタリングポストが地上80メートルということで、前回、保安院(西山)に女川発電所の線量の値が福島事故由来によるものなので宮城の空間線量に近いという事だった。しかし文科省(坪井)は6月の地点で2倍しか変わらないので差はないと発言し、3月29日の地点で仙台のモニタリングポストは 0.1マイクロSv/h だった。これは地上 80m で計測した値と公表せずに出た値だ。3月29日の女川発電所では 0.62マイクロSv/h と6倍の値が出ていた。そのことについて認識していたかどうか、併せて評価もお願いする。細野に聞く。昨日の東電株主総会では13時30分の段階で9,282の株主が出席しており、脱原発の議案が出され9割が賛成だった。2名の代理人の反対によってそれが否決された。議決権は 130,006,633表あり、その2名が 107,008,000 持っていた。そして総会で9割の方が脱原発案に賛成されたが否決された。これは資本主義の株主総会に乗っ取って正当な理由だと思うが、原発の再発防止担当大臣として国民のアクセス権、国民の知る権利を行使して株主の二つの企業がどこか知りたいと思うが如何か? ~他、安定ヨウ素剤服用に関する文科省とのやり取り(重要!)


http://ustre.am/_13PLI:Ly0 01:09:20 ~ 細野・東電
朝日新聞 小堀 ★★★
細野大臣に聞く。先ほど、20km 圏内の警戒区域の設定のあり方は慎重にと発言したが、今後、何時になったら見直すのか?かなり高い放射能に汚染された地域があるが、この先、10年、20年は戻れない 20km 圏内と考えて良いのか?東電に聞く。たまり水の貯蔵と尻の状況で中期見通しと短期見通しについてだが、短期見通しでは7月5日までの一週間 稼働率 80% で計算されているが根拠は?6月27日から断続的に止まっているが、今まで合計すると稼働率はどれぐらいになるのか?中期見通しで建屋 OP 3000 ということになっているが、OP 3000 まで下げると溜まっている量はおおよそ何万トンまで減るのか?今、建屋と集中廃棄物処理建屋のたまり水の総量は12万トンになると思うが、これまで最新の数値でたまり水は何トンになっているか最新の数値を押してほしい。5月末に10万5千トンという数字があったが、それ以降、新しい数字があれば教えてほしい。1号基前、シルトフェンスの外側で テルル129M が見つかった意味についてだが、これは放射性物質がどこかから海へ漏れていると言うことなのか、それとも一点だけなので底まで確定的なことは言えないのか?(東電松本:たまたま偶然)協力会社の作業員が前面マスクのツケ忘れの件だが、普段、これはどういう風にチェックされているのか?作業現場に出てからも熱くて大変だと思うが、免震重要塔を出るところでチェックされていないとすれば作業現場にいてから誰かがチェックをしているのか?


http://ustre.am/_13PLI:Ly1 01:19:10 ~ 細野・東電
NHK 大崎 ★★★
細野大臣に聞く。先ほどの所管が何処になるのかという話しだが、規制機関の見直しというのが具体的なスケジュール感としてどのようなものを持っているのか、法制化も絡んでくると思うが 何時までにどんな検討を考えているのか?現在、原子力安全委員会の方で安全指針の見直しをやっているが、これに関連してIAEAの報告書の中で法令の見直しも含めてやりますよと書かれている部分もある。そこは規制機関の見直しと同時に安全基準の見直しにも関わってくると思うが細野大臣はこの部分にも関わるのか?検討体制というのはどうなっているか?細野大臣お人で仕事をする訳ではないので事務方を含めてどんな体制でどんな検討をされていくのか?大臣をサポートする体制としては今は保安院など事故収束にあたっている関係省庁はある訳だが、それらの省庁は事故に関係する案件であれば細野大臣に報告するという形になるのか?つまり、細野大臣が担当される部局があるのか?先ほどの話しだた(江川さんへの回答)海江田大臣の担当になるのかもしれないが、本日、海江田大臣が玄海原発の地元自治体の方に説明にいってるが、NHKで立地自治体の市町村と同県へのアンケートで、今後、停止中の原発の運転再開を認めるかどうかという考えを伺った。その結果、29自治体のうち、78%の自治体が今は判断できないか、当面、再開は認めないという回答している。当面再開を認めないとしたのは5つの自治体だった。理由としては地震津波対策が十分でないという事が6割、住民の理解が得られていないというのも7割以上意見としてあった。こうした現状についてどう認識しているのか?先ほども海江田大臣をサポートしていきたいと発言していたが、具体的にどんなことをサポートするのか?なかなか(地域住民の)理解がすすでいないという事だと思うが、我々(NHK)が実施したアンケート結果の感想を頂けないか?東電に聞く。サイトバンカ建屋で漏水を示す警報が発効されたという事が書かれていたがどういう事か詳しく分かったのか?


http://ustre.am/_13PLI:Ly2 01:29:10 ~ 細野・東電・文科省
朝日新聞 杉本
細野に聞く。先ほどの避難準備区域の件だが、解除条件というのは水素爆発の可能性を下げる窒素封入をした地点だと解釈して良いのか?つまり、スピードを持って対応することは大事だと思うが、冷温停止にはなっておらず、建屋からは少ないながらも?放射性物質の放出が続いており、その点をどう評価しているのか教えて頂きたい。窒素封入は危険性が高いときに行うべき作業であって、今はある程度、炉内の温度が下がっている。炉の圧力は大気圧と同じ状況で炉心と外気は通通になっている状況なのに作業員の被爆のリスクを冒してまで窒素封入を行う意味があるのかどうか?文科省に聞く。先ほど、全国のモニタリングポストの高さの平均が 17mで1m の高さと比較すると1.31倍と説明していたが、このデータについてもう少し詳しく教えてほしい。何時の地点で比較したのか、高さの最低値、最大値などレンジも教えて頂きたい。


http://ustre.am/_13PLI:Ly3 01:35:10 ~ 東電
毎日新聞 野田
東電に聞く。先ほどの高レベル滞留水について添付資料で説明があった。7月5日までの想定と6月28日現在をhかくすると、大体、貯蔵量が 2,700リュウベぐらい減っていると思うが、この表を見ると円錐受けタンクという上の方の四角の貯蔵量が 5,000リュウベ増えているのに対し、真水を入れてるのか 2,300ぐらい、真ん中ぐらいの四角のところで累積処理水というのがあると思うが、この差し引きと考えて良いのか?つまり、何処でどうなって減っているのかということを知りたい。添付資料で4つグラフがあると思うが、これの一番下のグラフの見方を確認したい。赤線は7月5日想定で書いている所は 18,000リュウベという数字になるのか?


http://ustre.am/_13PLI:Ly4 01:41:05 ~ 細野・東電
ブルームバーグニュース 稲島
細野大臣に聞く。計画避難区域の件だが、20km ~ 30km のエリアの計画避難区域に関しては来月の STEP1 を終了した段階で水素爆発の可能性がゼロになったらその段階をもって地元の代表者の方と話し有って解除していくという順序になるのか?解除する場合に、20km ~ 30km のエリアは一斉に解除になるのか、それとも個々の自治体、ホットスポットや線量を調べながら部分部分で解除していくという事になるのか?東電に聞く。一部の報道で東電が本社を証券化して売却という話しが出ているが、今日の(新社長)会見の中で3年ぐらいの間に、こういった不動産の売却について行っていくと言っていたと思うが、中身について知っていたら教えてほしい。


http://ustre.am/_13PLI:Ly5 01:45:25 ~ 東電
東京新聞 佐藤
汚染水処理に関して。7月5日までの想定で稼働率 80%というのは、予てより伺っている 1,200トン×0.8 = 日量 960 トンという理解で良いか?日量1,200トンというのは、プロセス主建屋から水を引いていると思うが、7月5日の段階でプロセス主建屋の水がマイナス1,200立方メートルとなっている。これは水処理と移送の差し引きでこのような数字になっているのか?原子炉への注水量だが、7月5日までに2,352立方メートルの中水とあるが、これは 1日 16立方メートル注水している内の 13立方メートルを処理水でまかなうという話しだったがそういう計算に基づいて、この7月5日までにこれだけ注水するという理解で良いか?原子炉に注水を始めてから直ぐにホースから漏れが見つかるなど、既に何度も止まっているが、このペースを確保するのは難しいと思うがこの辺の見通しはどう見ているのか? 他


http://ustre.am/_13PLI:Ly6 01:50:10 ~ 東電
読売新聞 三井
汚染水処理に関して。今話していたピンホールの件(ホース水漏れ)だが、この原因については地面とこすれた、或いは元々ホース(の材質)が弱かったなど午前中、いろんな可能性を上げられていたが、その後、取り替えて調査して何か分かったことがあれば教えてほしい。信頼性を上げると言うことはより丈夫な配管に取り替えると言うことか?或いはバックアップの経路を作ると言うことなのか?この辺の検討状況を教えてほしい。塩分の濃縮されたタンクからキャップが外れた件で漏れた量が 50トンと説明しているのは 9時30分 に漏れている事が見つかって 10時30分に止めたということだが、漏れた量が 50トンと推定している根拠は?周辺の放射線量が 0.05mSv/h と言うことだが、これはバックグラウンドの線量と同じなのか、漏れたことにより線量が上がったのか教えてほしい。サイトバンカーの件だが、マンホールを開けたら水が上がってきて漏れたというのは配管でつながっているのではなく、マンホールを開けると中が汚染水で満ちているというようなシステムの仕組みになっているのか?故障があって水が漏れたのではなく、マンホールと汚染水に因果関係があるのか?準備ができ次第再開と言うことだが、故障ではないと言う理解で良いか?処理水のシミュレーションだが計画全体を発表した際は2号基のタービン建屋については7月の中旬までは床面まで言って3号基では9月下旬まで床面までいってというシミュレーションだったが、本日の管理目標ではOP3000 を一定の目安にする、ごにょごにょ 目標値がなんすか、水の低下が弱くなっていると言うことは稼働が遅れたり、処理が100%で進められないということが原因になっているのか?(東電会見でやってくれ)


http://ustre.am/_13PLI:Ly7 01:57:50 ~ 東電
産経新聞 大竹
明日から仮設タンクの水をメガフロートへ移送すると言っていたが、メガフロートは確か1万トン入ると思うが、計画では何時までにどうするか分かっている事を確認したい。同じく6号基の件で軽水管が倒れたときに粘着テープで仮止めしていたという話しについてだが、その後、どういう対応を取ってどのような再発防止対策を取ったのか?


http://ustre.am/_13PLI:Ly8 02:01:00 ~ 保安院 森山・東電
テレビ朝日 吉野
保安院 森山に聞く。西山審議官の処分についてだが、厳重注意されてから1週間も経過しているがなぜ、今の時期なのか?先ほどの社長就任会見では、各社から西山審議官への問い合わせがあり業務に支障が出たという事だったが、処分じゃないということなのか?原発行政のあり方として、経産省と保安院の分離が課題となっているなかで、兼務とはいえ明らかに保安院に軸足を置いていた西山さんが経産省に戻った場合、その方針と矛盾するように見えるがどう考えるか?業務に支障が出るから広報担当はずれたと言うことだが、それで戻った先が経産省というのは分かり難いと思う。東電に聞く。6号基のメガフロートの話しがあったが、具体的に明日と言うことだが、この時期、明日移送する判断に至った経緯を伺いたい。これは仮設タンクがいっぱいになったなどの要因があったのかと言うことと、今後どの程度の量を移送していきたいのか?6号基には現在、どの程度のたまり水があるのか?循環処理システムがよく停止しているが、将来的に1、4号基にあるたまり水を6号基に移送するという事は方策として考え得るのかどうか?


http://ustre.am/_13PLI:Ly9 02:07:50 ~ 東電・保安院 森山・文科省
週間金曜日 片岡 ★★★
東電に聞く。株主総会の件について。株主2人107,008,000票に否決されたという質問に対し、どの株主が委任状を渡したか答えられないという答えだった。株主2人107,008,000票に否決されたという認識で誤りはないか?一株の人も十万株の人も1ととらえると株主の数は何人、何社になるのか?その賛否を確認しているのかどうか聞く。そもそも非公開とした理由は?これだけ多くの命や暮らしをずたずたにしておいて、将来の健康被害も含め原発事故を起こした企業として、その原発の継続、推進に賛成している株主の名前を公表する道義的、社会的責任はないのか?少なくとも被災者は知る権利があるじゃないか。どういう根拠で非公開なのか?少なくとも株主には例え一株であっても知る権利がある。そのことの確認もお願いする。保安院に聞く。佐賀県の玄海原発運転再開について住民説明会が行われたが、これは安全と言うことを(保安院として)認識されていると言うことでいいか?3.11の根拠を満たしたと判断していると言うことか?これとこれ、具体的に安全の根拠を示してほしい。或いは安全だと認識されているなら、これほどの短期間であれだけの大きな地震と津波の対策が出来たとするなら、この短期間で可能だった対策を東電はずっと怠ってきた言うことになる。具体的にどのような対策を行ってきたのか、要点を教えてほしい。文科省に聞く。先ほどの集団疎開の訴訟について。学校毎の疎開について検討すらしていないのか?もうすぐ夏休みがくるが、学校毎の集団疎開を検討しているか、いないのか?これまで爆発以降の積算量において、年間で1mSv ICRP の基準を超えるところはどれぐらいあるのか?


http://ustre.am/_13PLI:Lya 02:21:45 ~ 東電・保安院 森山
フリー木野 ★★★
昨日の株主総会の議決だが出ていた3つの議決の内、三号議案の部分は教えて頂いたが、一号と二号の賛成、反対の割合を教えてほしい。先日伺ったが水処理システム キュリオンのベッセル交換の際、フラッシングしなかった場合の作業員の被曝量はいくつだったか?淡水化のところで出てくる濃縮水の放射線量と濃度は確認出来ているか?淡水化処理システム 稼働率 80% で7月5日から 90%ということだが、以前の話しだと70%だと思ったが、上がった理由は何か?フラッシングをするかしないかが、決まらない段階でなぜ、この割合が出てくるのか教えてほしい。保安院に聞く。以前から聞いているが放射線を測るガラスバッチがあちこちで留置かれている状態が3ヶ月ぐらい続いている。これは今後どうするつもりなのか?以前、2ヶ月前の話ではガラスバッチを計測する機械がないので留置いているとう話しだった。それから何ヶ月も進展しないのはどういう事か原因を教えてほしい。他。


http://ustre.am/_13PLI:Lyc 02:31:15 ~ 東電
共同通信 岡坂 ★★★
本日、検出されたテルルの検出について。本日頂いた測定結果は本日初めて公開されるデータか?初めての定義だが、取水構内では初めてという意味か?場所はシルトフェンスの外で取水口の中の場所での採取という認識でよいか?事故からだいぶ立ってからの初検出となるが、この理由について何か推測できることがあれば教えてほしい。今回、場所に付いてだけ言及されたが、報告書を拝見すると他にも沖合等、4、5カ所テルルが検出されている。これは、その地点では以前から検出されていたので言及されなかったのかどうか?高濃度汚染水を示すものではないという説明の根拠は、主要3核種のデータが安定しているからという理解で良いか?


http://ustre.am/_13PLI:Lyd 02:35:20 ~ 保安院 森山
NHK 石川 ★★★
保安院に聞く。福島県が進めている住民兼好調さで SPEEDI の解析を使って外部被爆の推定を行うと言うことだったが、SPEEDI の新たな解析を作って内部被爆日手も同様の推定資料という事はできないのか?3月17日からアメリカの DOE が航空機での実測をしている。それだとγ線のスペクトルが出ているのでその当時のヨウ素等の実測の、航空機からのものなので荒いものになるかも知れないが、原発周辺、飯舘村等のヨウ素の値が換算できるのではないかと思うが、アメリカのデータを住民の被爆調査に利用する考えはあるか?


http://ustre.am/_13PLI:Lye 02:37:05 ~ 東電・保安院 森山
共同通信 服部 ★★★
サイトバンカー建屋の水漏れについて。作業員の方は蓋を外したと言うことで、これは通常の点検作業の一環なのか?あふれた水は受け皿に全て留まり、外にはあふれ出していないのか?作業員の方が水に触れて被爆していないかどうか?漏れだした水の量が分かれば教えてほしい。汚染水処理システムは再開したのか?まだなら再開の目処を教えてほしい。保安院に聞く。メガフロートを移送先として使うと言うことだが、これの安全性についてどのように評価したのか?


http://ustre.am/_13PLI:Lyg 02:39:30 ~ 保安院 森山
フリー江川 ★★★
玄海原発の再開について。安全の根拠の一つに電源車の確保があるが、電源車の使い方はいざというときには原発まで行って電源を供給すると言うことで良いのか?その場合、地震などが起きた際、道路が寸断される、悪路になると普通のタイヤだとパンクするなどいろんな事が考えられると思うが、対策はどうなっているのか?(重機で瓦礫を排除する訓練もしている)


http://ustre.am/_13PLI:Lyh 02:42:10 ~ 東電(保安院・文科省・安全委員会)
回答する記者団
6月28日付けでプレスリリースになったもので、「福島原子力被災者支援対策本部」の体制強化というのがある。この対策本部が設置されてから6月末までの活動実績、活動状況が詳しく分かる資料は公開されているのか?なければ 7月の早い段階で一覧を作成して頂いて公表して頂けないかと思う。その際に、この対策室の主要業務が支援と保証の二つだと思うが、特に支援について、何時、何処にどんなものを支援したのか、そんなものが細かく分かるものがあると助かる。会見社の皆さんに聞きたい。いつまで長袖でいるのかお聞きしたい。


http://ustre.am/_13PLI:Lyi 02:44:45 ~ 東電
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