録画 IWJ
本編 http://www.ustream.tv/recorded/15654822
木野さんによるまとめ http://www.ustream.tv/recorded/15656159
■会見のポイント
今回は前向きな報告が一点あった。会見が始まる10 分前、16時20分 についに循環注水冷却が本格敵にスタートした。久々に明るいニュースであったものの、会見終了間際に連絡が入り、ホースから汚染水が漏れだしたため、僅か1時間30分で循環注水冷却がストップ。よって特に進展なし。(翌日28日の14時頃に再開している)
今回の会見で印象的だったのは、ここ数日、原発再稼働に向けて形振り構わぬ経産省の動きに対する手痛い質問の数々。もちろん、民間の大手メディア記者はそんなこと質問しない。
経産省 保安院へ厳しい質問
6月に入ってからの経産省はメディアが報じない事を良いこと原発運転再開のため形振り舞わない行動に。特にここ数日の動きは本性むき出し。NHK石川記者やフリー伊藤さん他、数名の記者が経産省 保安院に対して手厳しい指摘が印象に残った質疑に。細野補佐官のコメントに注目。
以前、細野補佐官はもんじゅは実験炉といいながら、もんじゅの運転再開に関しては、福島に残った核燃料を処分しないのは無責任であると発言している。
やりたい放題の経産省
- 脱原発の古賀氏に退陣要求を迫る経産省
- 佐賀県 玄海原発運転再開 住民説明会 (経産省保安院の茶番劇)
見られない住民多数。住民側は国が選定。たったの7名。事前の反発を受け、冒頭にこれで再開する訳ではないと断り入れる司会者。 - 経事故調査委員会を経産省に取り込み画策 (管総理が拒否)
飯舘村 住民被爆問題 隠蔽疑惑
石川記者、NPJ & 吉本おしどり さんの質問に注目。飯舘村の被爆問題。これまでの会見を数珠つなぎすれば、誰がどう見ても被爆隠蔽、責任逃れを画策しているようにしか見えない。「結婚して子供産みたい」とう飯舘村の女子高生の言葉がいつも脳裏をよぎる。
これまでの状況からみて大量被爆している事は間違いない。彼らの対応は犯罪に等しい行為。本会見や質疑の内容は映像として記録に残るので状況を立証する上で証拠になり得る。将来、司法の場で被告側の席に立つ覚悟はあるのかと聞きたい。特に NHK 石川記者の質問にしどろもどろする原子力安全委員会 加藤審議官の発言は必見。
ブルームバーグニュース稲島記者の質問 ここに注目
原子力安全委員会 加藤、重要だと言いながら水産庁が何やっているか知らない。ここでただ数値を発表しているだけか?文科省は文科省で原子力安全委員会に評価を求めるだけで自分の口からは数値を公表するだけ。
縦割り行政というか関係省庁でちゃんと連携が取れているのか不安になる。原発事故担当相で問題の取り纏めに大きく寄与することを期待したい。それだけの権限を持つのだから。
NHK 大崎記者の質問 ここに注目
テロ対策、作業員の身元まで把握する必要はないという政府の見解に注目。彼らが身元を特定したくない理由は、単に作業員の被爆管理を行いたくないからに過ぎない。原発事業者のずさんな管理、下請け労働者、人材派遣、これまでも被爆従事者はずっと自民党政権下において隠されてきたという事実。
フリーランス 木野さんの質問
最近、汚染水処理が山場だったこともあって、久しぶりにモニタリング、汚染に関する怒濤の質問。海域のモニタリングは不十分と指摘。海産物のモニタリング方法についても。過小評価の検査手法もこの2ヶ月進展しておらず。ストロンチウムなど水産物の分析さえままならない状況で魚が消費されている現状。
特に海産物に関する水産庁の調査でストロンチウムなど主要三核種以外の放射性物質の調査は、4月上旬に採取して、結果が出たのが6月27日ととてもやる気があるようには見えない。
食品検査にしても自信で行えない県、自治体が多く、専門機関に依頼している現状があり、これまでの一貫した過小評価の国の姿勢を鑑みて流通している食品が本当に安全なのかという不信感が強くなるばかり。同日の原辞書力安全委員会のブリーフィングで摂取制限値の暫定的な値を見直す動きもある。
明日は東電の株主総会のため、統合対策本部共同記者会見は休み。次回は明後日、29日。最後の日本インターネット田中記者の質問にも注目。関西では大株主も脱原発を訴えているだけに全国でも関心は相当高いと思われるが、公開されるのは最初の30分のみであり原発事故により被害者や国民に対する特別な配慮はないようだ。(大株主の賛成多数で原発推進という結果)
■本日の議題
- 細野豪志事務局長 挨拶 ~ 循環注水冷却開始の報告 00:12:10~
- 循環注水冷却の説明 東電 00:14:10~
- 環境モニタリングについて (東電・文科省)00:22:20~ / 00:24:15~
- 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)00:28:20~
- 各プラントの状況 (東電)00:33:05~
- 質疑 00:41:15~
■資料 報道資料は翌日公開
録画 IWJ
本編 http://www.ustream.tv/recorded/15654822
木野さんによるまとめ http://www.ustream.tv/recorded/15656159
http://ustre.am/_13Gx8:Lq2 00:12:10~
■細野統合本部事務局長の挨拶
細野補佐官
先ほど 16:20 に循環注水冷却がスタートした。皆さんには様々な面でシステムが動かないという事で心配をおかけした。現場の皆さんの大変なご努力と、この本部の全面的なバックアップにより、ようやく問題が解消されたと言うことだ。
この循環注水冷却は二つの面で大変重要な意味を持つ。一つは汚染水、滞留水を処理するという世界に大変な心配をかけてきたと思うので、それがいよいよ解消したということだ。もう一つは冷却機能を安定化させると言うことで大きな意味を持つ。
特にこちらは第一ステップ終了時に安定的な冷却システムを確立するという目標を掲げており、その目標に大きく近づいたものと考えている。まだまだシステム自身が完全に安定化したという所まで行っていないので、これからも様々な障害があり得るが、それを乗り越えて今申し上げたような二つの目標を達成する意味で今日も大きな一歩を踏み出せたと思っている。
詳しくは東電の方から報告するので、是非皆さんの方で国民にお知らせ頂ければ幸いだ。(この会見中に水漏れにより停止、翌日28日の14時過ぎに再開)
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http://ustre.am/_13Gx8:Lr5 00:14:10~
■循環注水冷却の説明
東電
# 省略 循環注水冷却の詳細説明
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http://ustre.am/_13Gx8:Lr7 00:22:20~
■環境モニタリングについて (東電・文科省)
東電
# 省略
http://ustre.am/_13Gx8:Lr8 00:24:15~
文科省
都道府県別環境放射能水準調査など全国的な規模、大学協力による空間線量、定時降下物、浄水等、いずれも大名変化はなし。発電所周辺何れについても大きな変化はなし。
海域調査関係のデータがいくつか出ている。特に10番は東電の方で採取、測定されたものであるが、プルトニウム238は不検出、プルトニウム239/240 は検出されているが、値の大きさから見て過去の核実験による可能性もあり、必ずしも今回の事故由来のものとは必ずしも説明できない。11番、43ページはトリチウムだ。
~省略
44ページ以降は海底土の関係だ。これについては第三回目の測定と言うことになる。測定場所の図の後に過去三回の推移がある。これについては場所毎にほぼ同じ所、減っているところ、減って増えているところ、増えているところ、場所によって結果が異なっているという状況だ。
- 宮城県・福島県・茨城県沖における海域モニタリング結果[平成23年6月26日]海水(PDF:130KB)
- 宮城県・福島県・茨城県沖における海域モニタリング結果[平成23年6月24日]海底土(PDF:118KB)
- 東京電力株式会社福島第1原子力発電所周辺の海水中の放射能濃度分布(試料採取日:平成23年6月26日)(PDF:121KB)
- 東京電力株式会社福島第1原子力発電所周辺の海水中の放射能濃度分布(試料採取日:平成23年6月25日)(PDF:53KB)
これについても東電の方で採取測定して書かれたものだが、陸上に比べるとセシウムの比が異なる。陸上では100~1000分の1とセシウムに比べストロンチウムは少なかったが、海底土の測定結果は 14~100分の1というレベルであり、陸上よりもセシウムに対する割合が大きいという結果が得られている。
57ページ以降は学校関係の調査だ。今回、福島県の依頼もあり、初めて専修学校についても計測したものだ。専修学校の場合は、校庭があるところは少なく、殆どが校舎内、コンクリート敷地のデータとなっている。
校庭で 1マイクロSv/h を超えるところは1カ所あるが、それ以外は、だいたい1マイクロSv/h 以下となっている。58~59ページは毎週計測している学校だが、公立の小中学校は1マイクロSv/hの学校は一つもない。超えているのは高校や児童館など国立学校のみという状況になっている。以上
# ページ数は記者会見配布資料のページであり、配布資料は文科省のHPに公開されるものとページは一致しません
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http://ustre.am/_13Gx8:Lrb 00:28:20~
■環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)
安全委員会
空間線量率については特段大きな変化はない。2の空気中の放射性物質濃度だが、参考資料の10~11ページ、10ページには 6月22日に採取したサンプルだが地点の 2-8 でセシウムが1Bq ちょっと/リュウベ (立方メートル)出ている。
- 環境モニタリング結果の評価について 平成 23 年 6 月 27 日
- 評価資料(文科省提供 6月27日)
4の環境資料の関係だが、今も文科省から海洋関係で多く説明があった。参考資料の47~ 見ると海水中のセシウムについての測定結果が出てきている。47ページが独立行政法人の推算総合研究センター、48ページが海洋研究開発機構、49ページ以降は東電が測ったものだが、いくつかのポイントでセシウムが出ているが何れも濃度限度以下だ。
参考の58ページでは先ほど説明のあった海水中のトリチウムの分析結果であり、検出限界未満となっている。それから 54ページから海底土の報告となる。54~55ページがヨウ素、セシウムについての結果だ。D-1 と J-1 でセシウムが比較的高い値で検出されている事が分かる。
56~57ページがプルトニウムの結果だ。これについてはプルトニウム238が出ていないと言うこと、それから プルトニウム239/240 の値が過去のフォールアウトによるものと思われる数値の範囲内であると言うことで今回の事故によるという説明は出来ない文科相の評価は妥当だと考える。
しかし、ごく微量、今回の事故で出たものが含まれていないとも言い切れない。58~59ページがストロンチウムであり、30kmの沿岸2カ所で分析したところ検出された。半減期の短いストロンチウム89が検出されているので今回の事故由来と思われる。
海底土からの検出については今後も注視していく必要があると考えている。5の全国の放射能水準調査だが宮城県から0.4Bq/kgという値が出ている。これは摂取制限の指標値 200Bq/kg の500分の1であり特段心配の必要はないと考えている。以上
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http://ustre.am/_13Gx8:Lrc 00:02:50~
■各プラントの状況 (東電)
東電(松本)
# 省略
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■質疑
http://ustre.am/_13Gx8:Lrd 00:41:15 ~ 細野・東電
読売新聞 三井
循環注水冷却について。当所、17日の工程表の見直しの時に発表したかったと説明していたが、第1STEP には間に合う形で循環冷却が実現した意義について改めて伺いたい。冒頭、第一ステップ終了に大きく塚付いたという話しをされていたが安定冷却に向けて、後、何が足りないのか教えてほしい。冷却について大きな全身だと思うが、より中長期的に考えた場合、地下壁や廃炉を含め、今後、冷却が実現した後の現状の検討状況と今検討していることを教えてほしい。東電松本に聞く。先ほどの最新除除去率の数字でもキュリオン社は 10の2乗に留まっている。当所、10の3乗を目指していたと思うが、10の2乗に留まっている理由は何か?そもそもキュリオン社のシステムをアレバ社のシステムと組み合わせて使う設計がよかったのかどうか?汚染水の処理システムには十分な時間がなく試運転しながらトラブルを見つけて直していくという運用になるといっていたが、ここまで本格運転が10日あまり遅れたが、この間、初期トラブルのトラブルシューティングは終って心配ない状態になっての本格運用と言えるのかどうか?今回は「原子炉等規制法の64条」を受けた緊急対応になると思うが、一般的にこういったシステムを通常作業で行うとするとどれぐらいの時間が想定されるものなのか?今回の作業時間は2ヶ月程度の認識で良いか?他
http://ustre.am/_13Gx8:Lrf 00:55:15 ~ 東電
読売新聞 今津
循環冷却注水の開始が本日 16:20分開始という事だったが何を持って開始なのか?水処理の収支について。1日最大1,200トン、マックスではないかも知れないが、先ほどの説明だと 1,200トンのうち480トンが真水に出来る。720トンは濃い塩水として残るので仮設タンクに残ると思う。480トンのうち、312トンを注水に使う。72トンが濾過水にまかなわれるという理解でいいか?これは16トンのうち13トンが今回の処理水だと言うことでそれを24倍して312トンという数字を出したがこの理解で良いか?(1,200トンをフルに処理しても312トンを注水に使う)溜まっていくのは720トンの濃い塩水と480-312=168トンの真水ということになるのか?(当面はそうだ)
http://ustre.am/_13Gx8:Lrg 00:57:45 ~ 細野・東電
朝日新聞 佐々木
細野補佐官に聞く。先ほど ステップ1でこれ以外にも一山、二山あると発言していたが、具体的にどのようなものを想定しているのか?これまで安定的な冷却や冷温停止の定義がはっきりしていないという話しがあったが、現状、冷温停止の検討についてはどうなっているか?東電に聞く。汚染水の処理で今のところ日量1,200トンでいいのかどうか?運用方法は日量1,200トンで出していると思うが、数日間平均すると止めたりするかも知れない。稼働率を見込んで1,200トンなのか?どれぐらい見込んでいるのか?地下水への漏洩リスクについて現状、どのように考えているか?タービン建屋、原子炉建屋に汚染水が溜まっている状態が維持される訳だが、サブドレインの監視をされているが、それでとらえられないような漏洩についてどう考えているのか?サブドレインからのくみ上げについては以前から言っていたが、その後どうなっているのか?取水口付近のモニタリングデータがあるが、もの揚場付近のデータを見ても最近横ばい傾向だ。拡散していないと考えるのか、新たな漏洩があるのか、その点の考え方についてお尋ねする。細野に聞く。ステップ1が終るまで後20日程度だがステップ1で掲げた目標が全て達成できるとお考えか?東電に聞く。サブドレイン地下の汚染水をポンプ等でくみ上げて建屋側に引き込むという事は、今後、汚染水処理が進んで汚染水が減ってくれば可能だと思うが、そのあたりはいかがか?
http://ustre.am/_13Gx8:Lrh 01:07:10 ~ 東電・安全委員会・文科省
ブルームバーグニュース 稲島
東電に聞く。今日の午前中の記者会見の中で外付けの冷却装置に質問があったとき、1号基についてしばらく使う予定はないと言っていた。少し前まで、そつ付けの熱交換機や空冷等といったものを使うと言っていたが何時の段階から変わったのか?前の段階では水処理施設と組み合わせるかどうかは分からないが、空冷装置と一緒に循環型で運用していくといっていたが、この点についてもう少し教えてほしい。循環注水冷却が始まるとたまり水は減ってくるが、一方で(原子炉の)穴を塞がない限りは延々と水が出てくる訳で、この後、一体どういった形で安定冷却に持って行くか、細野補佐官もまだまだ課題があると言っていたが、どういった形で穴を塞ぐか、線量も洗わないと落ちないだろうし、今後の対策案についてどんなことを考えているのか教えてほしい。アレバの装置で大量のハイスラッジが発生すると先ほど言っていたが、セシウム吸着塔も300体ぐらい出ると言うことでスラッジよりも低濃度とはいえ、大量の体積を取るという事で必ずしも処理が容易とは言えないと思うが、なぜ、こちらの方がスラッジよりもいいと考えているのかその理由を教えてほしい。先ほどのストロンチウムの問題でストロンチウム89 の 140B/kg が発見されたと言うことでこれが一体何を意味しているのか?例えば周辺の小魚や海藻に与える影響など、最終的に人にどういった影響を与えるのか文脈の部分を教えて頂かないと、ただ、140Bq/kg 見つかりましただけでは、実際、今後を見ていく上で、これが実際何を意味するかについてもうちょっと詳しく教えてほしい。東電に追加で質問する。広報の方に聞いたときは5月の中旬以降の時も水処理システムと冷却等を組み合わせて使うと言うことを言っていたことを記憶しているが、現状、組み合わせて使うことはないという認識でいいか?原子力安全委員会に聞く。甲殻類への行こうが考えられるというのはわかったが、実際、検出された 140Bq/kg が実際、どれぐらいの形で甲殻類へ移行して、どういった形で人体に影響を与えるか、例えば、甲殻類からストロンチウムがこれだけ出てくると危険だ、といった目安となる数値はないのか?
http://ustre.am/_13Gx8:Lri 01:18:45 ~ 細野
フジテレビ 高橋
細野に聞く。管総理が原発担当大臣に細野補佐官を起用する意向と報道されているが、連絡、打診が来ているのか?引き受ける考えはあるのか?引き受ける場合は豊富を伺いたい。引き受けるかどうかに関わらず担当大臣を原発の担当課に新設する場合、例えば経産大臣との兼ね合いや対策本部との付き合い方などどういったイメージが考えられるのかどうか?新しい大臣に対するイメージというものは?これも事実確認だが行政大臣との兼務でという話しもあるが原発大臣だけでも多忙なのにどうなんだという意見もあるかも知れない。兼務は大丈夫なのかどうなのか?(打診は来ていないので答える事が出来ない。- 同日、22時の総理会見で細野が原発対策担当大臣に任命)
http://ustre.am/_13Gx8:Lrj 01:20:25 ~ 東電
毎日新聞 とくの
東電に聞く。現地点での汚染水たまり水の総量について教えてほしい。1号基の建屋カバー設置が明日から始まると思うが建屋カバーがどう言ったものなのか、もう一度具他低的に押せてくれ。建屋カバーの素材は?(勉強不足の記者。時間の無駄使い。司会者からも注意・・;・)
http://ustre.am/_13Gx8:Lrk 01:23:40 ~ 細野
共同通信 菊池
原発担当大臣の県で打診が来ていないので答えられないという話しだったが、一般論として原発事故の収拾に中心的な役割を果たしてきた補佐官として中長期的に見て今後、原発事故収拾作業にあたって閣僚として原発担当省を置くことが望ましいとお考えか?
http://ustre.am/_13Gx8:Lrl 01:24:55 ~ 東電・安全委員会・保安院・文科省・細野
NPJ おしどり
東電に聞く。先週、お願いしていた6月17日付けで高線量被爆していた2人の作業員のヨウ素とセシウムのデータを教えてほしい。ふくいちライブカメラで昨晩も湯気が凄く出ていた。時々、大量の白煙、湯気が出る。概算でいいのでその時、放出される放射性物質の量の概算を教えてほしい。本日、東京地裁で東電が被告の原発差し止めの第一回の公判があったが、原告の氏名が東電とあるだけで氏名が書いていなかった。(他の企業訴訟は氏名があるのに)氏名が書いていない理由と氏名を教えてほしい。安全委員会に聞く。先週お願いしていた3月16日付け環境モニタリング第五報で 16日に 38.3マイクロSv/h という高い値が公表されたのを受け、ヨウ素剤服用の議論があったのかどうか回答をお願いする。その時に飯舘村で避難民がおられたことを把握していたかという質問の答えとして県の行動記録手帳を県のホームページに書くようにと言っていたが福島と飯舘に各員したところ、避難されている方や高齢者はパソコンのホームページを見ることは出来ず、ましてプリントアウトも出来ないという事だった。この事についてオフサイトセンターにアドバイス、助言する用意があるかどうか?続いて保安院に聞く。常に女川原発と東海第二原発の値が通常の平常値の範囲よりはるかに超えている理由について教えてほしい。以前、女川原発に関しては福島原発由来のものだという回答だった。(東海第二原発も)同じ認識でいいのか?(福島原発由来だという事でそれぞれの発電所からの放射能漏れを否定)この件は後ほど文科省にも質問させて頂く。次に細野補佐官が原発担当大臣になることはまだ分からないと言うことだが、何となくでいいので将来的に原発は推進か廃炉か細野補佐官の考えを聞きたい。可能であれば答えてほしい。(明確に答えない)宮城県のモニタリグポストが80m地点にあったことに関してだが、宮城県民は線量が低いと安心していた。恐らくこれは女川原発の値が空間線量の値ではないのか?それについて宮城県は 80mの位置にモニタリングポストを置くことを確認を取ったと発言していた。そのことについて助言はしなかったのか?(以前も質問しているがはっきり答えない。いいと判断。)文科省は80m 地点と言うことで文科省としても確認したということでいいか?(そう聞いている)女川原発では福島由来で値が高く、宮城県のモニタリングは80mという事で低く表示されていた訳だが、文科省はそのことを認識していたのか?(文科省のこの回答は酷い。隠蔽。必見)安全委員会に聞く。ヨウ素の空間線量は諮っていたのか?東電に聞く。使用済み燃料プールから放出される放射性物質の概算は4月から評価中という事だったがいつ頃、回答が頂けるのか?(7月中公表を目標に評価中)
http://ustre.am/_13Gx8:Lrn 01:41:15 ~ 細野
フリー伊藤
細野補佐官に聞く。経産省大臣官房 古賀茂明氏に退職勧告が出たと言うことだが、仕事がない問うことなので保安院で原発対応をやって頂ければ事故の早い収束につながるのではないかと思ったが如何か?(細野:古賀さんの件は詳細知らないので答えられない) 拝見している限り、多くの人が 古賀茂明氏 を指示している。残しておいた方がいいのではないか。(反原発を経産省から一掃したい。細野が知らない訳がない)
http://ustre.am/_13Gx8:Lro 01:42:25 ~ 保安院西山
名乗らず
古賀さんの話が出たついでにお尋ねする。先週来、経産省-保安院 西山審議官はいろいろ話題になっている。3月に原発事故が起き、当所、原子力安全保安院は祢冝さんや中村さんがレクチャーマンだった。(メルトダウン発言をした直後、海外に飛ばされた)西山審議官はTPPを担当されており、直接の肩書きは経産省の大臣官房審議官だが今回、(原発事故の)レクチャー担当に起用されたのか?その理由と誰が西山さんをレクチャー担当に抜擢したのか伺いたい。(省内の幹部で誰から指示されたか覚えていない。すっとぼけ。保安院になったのはほぼ同時期)電力・ガス事業部長時代にお子様が東電に入社されるのは大変問題だと思うがその点はどう考えるのか?(保安院:プライベートな事なので回答は差し控える)
http://ustre.am/_13Gx8:Lrp 01:44:15 ~ 東電
読売新聞 山田
循環冷却システムについて。現在まわしている原子炉内に通している水が 16リュウベあり、処理水が3リュウベ、濾過水が3リュウベ、この割合にどんな意味があるのか?今後、この数値はどのようになっていくのか?スケジュールについてだが、元々月内を目指していて汚染水処理システムが数日遅れたと思うが現地点で冷却できている。この最大の要因は何だと思うか?
http://ustre.am/_13Gx8:Lrq 01:48:45 ~ 東電・細野
NHK 花田
細野補佐官に聞く。本日、循環注水冷却が始り、安定冷却に一歩近づいたという話しだったが、一ヶ月後に書かれている原子炉の安定冷却、この安定の意味だがこれは今日から始まった循環注水冷却で例えば原子炉の注水量を増やすという意味なのか、あと全て処理水で補うとか、何を持って安定といっているのか根拠を聞きたい。東電に聞く。バックアップシステム サリーだが、これがどういった仕組みなのか?構造を詳しく聞きたい。また、アレバとキュリオン、どちらのバックアップとして考えているのか?(構造はキュリオンと殆ど同じ)細野補佐官に聞く。原発担当大臣の打診がきたら受けられるおつもりか?(細野:仮定の話は答えられない)
http://ustre.am/_13Gx8:Lrs 01:51:25 ~ 細野・文科省・東電
フリー木野
細野補佐官に聞く。福島第一の方で作業員の所在が分からない件と、存在するのかしないのかわからないという事があったが、核物質防護規定、核物質防護に関する条約に関して鑑みるとかなり問題があるのではないか?政府として何らかの形として現状の作業員の状況を説明することは考えられるのか?昨日、福島の方で賠償関係の説明会を福島県の弁護士会が実施した場合に予定の人数よりかなり多い3,000人が集まったという事だ。これを受けて弁護士会の方で説明が紛争審査会も含めて説明が足りないのではないかというコメントを出している。今後、国として賠償の説明をする用意はあるのか?文科省に聞く。先ほど、海のモニタリングに関してストロンチウムが出てこれから検討という事だが、ストロンチウムが出たのは初めてではないと思うが。東電の方で沿岸を含め数を減らしたり、相変わらず半径 20km 以内、海の魚、海産物にしても1、2ヶ月も前から指摘されているにも関わらず全く進展がない。文科省はどう考えているのか?かなり無責任な状況ではないか?東電に聞く。アロー膜を通した前後でも構わないが、アロー膜は10の2乗ぐらいであれば大丈夫と言うことで今は主要三核種が10の2乗だが、その他の核種というのは大丈夫なのか?以前にも聞いたが、他の核種で2号基、3号基からセリウムが10の6乗ぐらいで出ている。この点に関してはアロー膜は大丈夫なのか?セリウムがあることでアロー膜の劣化が早まり、交換頻度が増えたりすることはないのか?率直に聞くが、文科省 坪井審議官から見て海底土 # 20km 圏内で2カ所。3ヶ月に1回、これで十分だと思うか?(#20km以内の海域は東電が担当。文科省:文科省の6カ所の結果も踏まえ検討する)水産庁が会見を開いたのは 5月6日だが、(実は6月1日の共同会見で水産庁は首席している。木野さんはたぶん欠席)その地点で水産庁が採取をする、分析するという話しが出ていたと思うが未だに調査されていないが文科省としてはそれで十分と認識か?東電と文科省の役割分担について他。
http://ustre.am/_13Gx8:Lru 02:07:10 ~ 細野
日本(読売)テレビ 船津
プラントの取材機会をそろそろ考えてくれないか?吉田所長にも取材させてほしい。
http://ustre.am/_13Gx8:Lrw 02:09:25 ~ 東電・保安院・文科省
共同通信 すえ
1号基から3号基の注水量は16リュウベを等分と言っていたが、いつ頃、注水量を増やしたいか?サリーの話が出ていたが、サリーが出来るとそれにあわせて注水量が増やせるのかなど目標があれば教えてほしい。高線量のスラッジがこれから沢山出てくると思うが、その処理について現在検討している事を改めて教えてほしい。現在の水処理装置は1年の運用を目処にコンパクトなものにしたいという話しがあったが、1年後、冷温停止状態になっていると思うが、全く新しい装置を位置からと言うことになるのか、今あるものを縮小、改良することになるのか教えてほしい。保安院に聞く。浄化システムについて以前、西山審議官が冷却システムが鍵だといっていたが、起動の感想とスラッジの処理について改めて考えを聞かせてほしい。文科省に聞く。海底土の分析結果で今日頂いたペーパーの日付が25日になっている。これは23日に東電から発表があったものという理解でいいか?(冒頭、海底土の)ストロンチウムは陸上と比べ比率が高いといっていたが、その点、詳しく説明してほしい。
http://ustre.am/_13Gx8:Lrx 02:17:05 ~ 東電・保安院・安全委員会
NHK 石川
東電に聞く。循環注水冷却システムでタービン建屋のたまり水の水位が下がる。原子炉建屋とタービン建屋は今のところ、どこかで漏れている訳だから水位が下がったところで取水するという所、どうなれば取水できる状態になるのか説明頂けないか?循環注水が始まると汚染水の濃度自体は下がってくるのか同じなのか、その見通しはあるのか?経産省保安院に聞く。IAEAの会議で全ての加盟国の原発を一斉に点検するという事で合意されたと思うが、そうすると日本としてもストレステストを必要だと考えるか?(経産省保安院:必要ないと考える)原子力安全委員会 加藤さんに。確認だが安定化ヨウ素剤を飲むようにと指示を出した日にちと、確か警戒区域内だったと思うがどのあたりの住民に飲むようにと指示を出したのか?飯舘村には出さなかった訳だが、そこで出した基準との違いは何か?経産省保安院に聞く。今までやった緊急安全点検で日本としては終っているという考えか?それともIAEAの会議の決定を受け、新たにストレステストを必要と考えているのか?(経産省保安院:安全性のチェックは終っている)安全委員会に聞く。今回の経験を踏まえ安定ヨウ素剤の服用について安全委員会で見直すか?(ハイ。=つまり問題ありと認識はしている)細野補佐官に聞く。玄海原発の再稼働に向けた住民説明会が開かれたが、こうした結果で行われたことについて補佐官(政府)はどう評価しているか?7人という国側が選んだ人、こういう言い方はなんだが、茶番だという声も当然ある。どう受け止めているのか? 経産省保安院にも聞いたが、IAEA が原発を持っている国は全ての原発を点検するという事で合意がなされたと私は理解している。日本としては IAEA の合意を踏まえて全原発のストレステストを行う考えはあるのか?(日本は当然安全基準を見直す。議論が行われるべき。)
http://ustre.am/_13Gx8:Lry 02:29:05 ~ 保安院・細野・東電
NHK 大崎
細野補佐官に聞く。先ほど身元の確認が取れていない作業員の話の時に(国際的に)作業員の特定までしなければならない取り決めはなく、日本の原発はアメリカと比較するとその辺が厳しくなかったといっていた。これまでの話しというのは緊急時の対応が問題だったという事であって平時の対応、取り決めまでをあまり問題視してなかったという印象を受けた。つまり、元々の取り決めに何か足りないものがあったのか?テロや意図を持って何か危害を加えようとするものに対しての驚異というものを日本の原発行政がどうとらえてきたかという事が今回の事故との関係でいうとかなり大きな日本の脆弱性の要因の一つになったのではないかと指摘する人もいる。そのあたりについてのお考えを聞きたい。3号基の炉の状況は他と比べると上部の温度がやや高い状態が続いている。この状態をどう見るか?先ほどから注水量を増やして冷やしたいという話しもあったが3号基は注水量を増やせば冷える、例えば確実に 100℃以下まで冷えていって安定的に冷却できる状態だという事なのか、だとすればどういうデータに基づいて炉の中はどういう状態になっていると考えているのか?データに基づく推定なども教えてほしい。細野補佐官に聞く。テロについてだが、最大の問題は憲法上の人権の問題と身元調査までやることが見合った効果があるものなのかという事がずっと議論されてきている。どちらの利益を優先するかという事だと思うが、今回の事故がどう関係あるのかと言うことは置いておいて、今後、日本が原発とずっと付き合って行くに当たって、ある種の権利を犠牲にしても強化を図ると言うことが必要、或いは検討すべきだとは考えないか?東電に聞く。今の注水方法で安定冷却まで持って行けるのかと言うことを聞いたつもりだった。だとすれば今の状態、炉心の中にはどれぐらいの燃料が残っており、温度データで裏付ける格納容器の温度や圧力容器の場所ごとの温度でどういう事が言えるか、もう少しディテールの部分で説明してほしい。
http://ustre.am/_13Gx8:Lrz 02:40:30 ~ 東電
東電
16時20分より循環注水冷却を開始していたが、漏水が確認されたため注水を停止した。水処理システムについては運転中。ポンプのトスラインから炉遺影箇所の特定を行いたいと考えている。
http://ustre.am/_13Gx8:Lst 02:41:25 ~ 細野・東電・保安院
読売新聞 今津
今、報告を頂いた水漏れの説明だが、どのあたりがどうなってどのように発見されたのか説明頂きたい。経産省 保安院に聞く。今回処理した水はセシウムについては ND ということでかなりよく処理できてるが、これは環境中に放出して構わない状況をクリアできているのか?更に処理をすることによって認められた場合は、1F から海への放出を認めるのか?細野補佐官に聞く。以前、福島第二の低濃度汚染水について基準をクリアしてから放出したいという東電の要望に対し、農水省が反対、保安院は地元の理解が必要と説明した事があった。今回の福島第一の処理水が環境基準を十分クリアできた場合、環境へ放出しても構わないとお考えか?福島第二の低濃度汚染水も処理をすると言うことだが、基準をクリアした場合放出していいかどうか?福島第一、第二原発から放水基準の問題というのは早く解決しないと日本中のあらゆる原発から水がルールを適用すれば水が排出できなくなるという可能性もある。これは東電さんの努力だけでは難しい話しになってくる。政府が、政治主導という意味では政治家が判断を明確に示して汗をかくべき仕事であると思うがこの件について統合対策室の事務局長という立場からいかがお考えか?
http://ustre.am/_13Gx8:Lsw 02:47:30 ~ 東電
日本インターネット新聞社 田中
明日の株主総会は開会10時から監査報告終了までの30分までの映像に限り提供させて頂くという事だが他の所は何か隠さないといけない理由はあるのか?(東電:株主様の自由な発言を妨げないように配慮した)それはないと思う。今回の株主総会に関しては原発に反対している方、河野太郎氏や環境団体が株を買い異議を唱えると言っている。後ほど記者会見もすると言っている。その人達は自分の発言を公にしたい訳だ。それを隠すのはおかしいのではないか?(東電:発言する方が全てそのような方とは限らないので非公開とさせて頂いた)
http://ustre.am/_13Gx8:LsA 02:49:10 ~ 本日の作業実績
東電 松本
本日の作業実績
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