2012年12月13日木曜日

東電会見 2012.12.13(木)17:30 ~ 福島第二 4号機炉内点検 蒸気乾燥機支持ブラケット上部にひび割れ。パイロット井戸実証実験開始のお知らせ。ほか。

東電会見 2012.12.13(木)17:30 ~

質疑中に速報連絡。16時30分頃 4号機廃棄物建屋1回通路上の空調ダクトから1秒に2滴ほど水が滴下。東電社員が発見。約2m×1m、深さ1mm 概算約2Lが床面に。水の素性は不明。2日連続1日おいて、また本日も水漏れ報告。

サブドレンの地下水バイパスのためのパイロット井戸2本が完成しているので2ヶ月掛けて実証試験を行う旨の報告。内容は水の組み上げ量に対して、周囲の流れ込み量と水面が下がる変化のバランス関係、特性を調べる試験とのこと。

2Fプラント4号機炉内点検で蒸気乾燥機側と圧力容器側に噛み合せ部分、凹凸の凸側に4cm程のヒビを確認。材質はステンレス。安全上問題ない旨の報告。ほんまかよ…。宿題回答2件。何れもおしどりマコ氏宛。ご本人出席なので割愛。

○プラント 福島第一

○プラント 福島第二

【質疑】
  1. NHK(2F4号機炉内点検*・1F2号機ベント管調査・健康診断*)→
  2. ニコ(2F4号機炉内点検-ヒビワレ*)→
  3. NHK(1F4号空調ダクト漏えい*)→
  4. 共同(2F4号機炉内点検*)→
  5. 東京(パイロット井戸調査*)→
  6. おしどり(健康診断*・福島閣僚会議)→
  7. ニコ(事故収束1年イベント)→
  8. おしどり(1F4号空調ダクト漏えい*)



■福島第一の状況

○東電竹本:
本日の説明をはじめる。

○尾野:
福島第一の状況

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機注水安定して継続。

[圧力容器下部温度]
示したとおり。

[格納容器圧力と水素ガス濃度]
特記はない。

[使用済み燃料プール]
3号機は案内のとおり停止中だが、その他は循環冷却システム運転中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に移送中。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に移送中。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
現在サリー運転中。作業関係の案内。★サブドレンの地下水バイパスのためのパイロット井戸2本が完成しているので、この井戸について実証試験を行うということで、

片方から開く見上げて、もう片方の井戸に水を入れるという形で水を組みだした時の水位の下がり方出るとか、流入状況であるとか、こういった井戸の特性を測定する試験を行う。大体1ヶ月ぐらいの予定。


■福島第二 4号機炉内点検 蒸気乾燥機支持ブラケット上部にひび割れ

○尾野:
次に「福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ(12月13日) http://j.mp/TbMeWW 写真 http://j.mp/TbMncT」こちらの2ポツ。案内したいのはカラーのペーパーが横長で付いていると思うが、

先般、4号機の炉内点検をしているということで説明しているが、炉内点検の実施予定項目がひと通り終わったので、それを簡単に資料にまとめた。4号機炉内点検の主な点検だが、燃料集合体、制御棒、炉心シュラウド部。それから燃料の支持金具。

それからシュラウドのサポート部。制御棒のガイドチューブ。案内管。それから制御棒のハウジング。主蒸気乾燥機。気水分離器。上部格子番。こういったところを見た。

何れも特段の初見はないが、★★★唯一1点、⑧の蒸気乾燥機(http://j.mp/TbWwqb)のところだが、蒸気乾燥機の位置決めをしているブロックという蒸気乾燥機側と圧力容器側に噛み合う形で付いている物だが、

下の方に写真、横長に枠があるが、確認された不具合ということで、蒸気乾燥機の支持ブラケットの上部に小さなわれがあることが見れたということで、写真を見ると、拍子木のような形のものがブラケット部に付いているところが分かる。

これの咬み合いになるものが、⑧http://j.mp/TbWwqb に書いてある主蒸気乾燥機のブロックのほうだが、これ、凹上になっており、ここと拍子木なようなものが噛みあう形で位置決めがされるということだ。

で、拍子木のような形のブラケット側に付いている金属部分(http://j.mp/TbXjHH)だが、12×7cmの太さのところ、角っこの所を見ると(http://j.mp/TbXwKT)約4cm程、割れが付いていることがわかった。

★★★割れの形状等から地震とは関係がない、組立作業の時の傷であると判断している。以上のようなことであり、4号機についての炉内の状況確認ということでは、特段、大きな初見はなかったということである。

# その傷の影響は?どうしてついたの?傷がありましたがそれ以外ははありませんでした、ってそれなに… あからさまな2Fは大丈夫刷り込み報告。


■宿題回答

以前、おしどりさんが来られた時に幾つか質問を頂いていたことがあろうかと思うので、ええ、ちょっと、結構専門的なことだったと思うので、準備が出来た範囲でお答えさせて頂きたいと思う。

http://j.mp/RqIFQ2 ★★★(NPJ吉本おしどり宛)
一つは電離健康診断の血液検査で、各項目があるが、判定、初見のあった方の割合がどれぐらいでしょうかということであった。先ず、★★★平成24年春の健康診断において、

電離放射線障害防止則に基づく定期診断を受けたものが、約6,200人当該の健康診断を受けている。で、そのうち、緊急時作業をしたものが3,186人いる事になる。で、これらの人たちに目と皮膚の初見、というのは、医師の所見ということになる。

それから血液検査の方は、所定の血液検査をするということだが、意思が所見ありと判断している人は、目の検査では3名。0.1%。皮膚の検査では11名で0.3%。ということである。

で、これらの方々は、更に確認をするということになり、最終判定では、いずれも所見なしということになっている。

それから血液検査の結果で、これはちょっと私、言葉がわからないところもあるんだが、白血球数の確認ということでいうと、基準範囲から外れた人は13.4%。白血球の分画というものがあるそうだが、これで特に異型リンパ球に着目するそうだが、これは0%であった問事だ。

つまり異型リンパ球が初見として見られた人はいなかったということだ。赤血球数については判定から外れているのは7.1%。

それからヘマトクリット値というのは 3.4%という事であり、通常の健康診断でも初見範囲から外れている方はある割合おりまして、医師の指導などを受けているが、ま、外れている割合はある程度あるが、これは特別多いという事ではないという事であった。

http://j.mp/Tc0W03 http://j.mp/Tc0XRG (NPJ吉本おしどり宛)★★★
それから、ええ、やはり健康診断関連だが、高線量被爆の方の目、及び皮膚の等価線量の評価値はあるか、というようなことで質問を頂いていたかと思う。

緊急時作業、およそステップ2終了までということだが、実効線量が100mSvを超えた作業者の目の水晶体、及び皮膚の等価線量の最大値の質問であったので、これ、一部暫定値ということもあるが、確認したところ、

目の水晶体の等価線量は188mSv、それから皮膚の等価線量の最大値が、こちらの188mSvということだった。ちなみに緊急作業時における等価線量の限度というのが定められており、目の水晶体については300mSv。

皮膚の等価線量については1000mSv ということだったので、何れも内数に入っているということだった。頂いていた質問について用意できている範囲で回答させて頂いた。私からは以上だ。(10分)



■質疑

○NHK岡本:
2Fの炉内構造物の点検についてだが、確認だが、1から3号機は既に終えたということで良いか?

○尾野:
1から3号機はまだろの蓋も開いていないので。4号機が一番進んでいて、4号機について様子を見ましょうと行ったものだ。

○NHK岡本:
今後1~3号機も順次行なっていくということで?

○尾野:
1~3号機については、先ず、1と2号機については、まだ所定の復旧っ作業が100%まで達していないので、先ずそちらをやるということだ。

で、3号機については所定の復旧作業については達成率100%のところまで来ているが、今後、炉内の状況見ていくかどうかということについては、現時点では予定はない。

ま、あの、4つのプラントがあるが、一番進んでいた4号機で中の様子を含めて大掴みという事であるが、先ず確認をするということでやらせて頂いた物だ。

○NHK岡本:
それから蒸気乾燥機のひび割れ(http://j.mp/TbXjHH / http://j.mp/TbXwKT)だが、あまり影響がないとおっしゃっているが、これは本当にこのままでも大丈夫なのかどうか。何かの報告事案になるような対象になるか、その点については如何か?

○尾野:
えっとおぉ、こちらの、どういう場所のどういうものかというと、ええ、拡大写真がうつっているが、その脇に拍子木(http://j.mp/TbXjHH)のような者が壁に付いているような格好になっている写真が写っているかと思う。

で、この拍子木についている場所というのがドライヤーセパレーターという、上のポンチ絵で言うと⑧の部品だが、この大きな部品のハマる根本のところに位置決めのために4箇所付いている拍子木のようなものが付いている。で、ドライヤーセパレータをいれた時に、炉側でハマる側というのが、

ええ、この8のところに書いてるボコ型(凹)のものだな。このボコ型のものがちょうどここにハマるようなええ、格好になる。ですので、それで位置決めがされているようなものだ。で、上からハマる形で入ってくるので、

# ボコ型って… 飛び出てるからボコ? じゃぁ逆は?ベコ?

★★★ちょうどここの所というのは、出し入れする際にいつもセルところなんですな。ですので、その際に着いたものであろうというふうに考えている。ええ、まあ、地震等で外力が掛かってヒビが入るとう事であれば、こういう向きではないということだ。

# せるところ? 擦れるところ? その説明であれば、普段からもっと摩耗していたり、そういう跡が見られるんじゃないの??

★★★機能自体に影響を与える状況ではないので、特段報告対象になるということではなかろう、という風には思っている。

○NHK岡本:
わかりました。あと1Fの2号機について、これ、ベント管点検作業は今日も行われていて、その作業で何か進捗はなかった?

○尾野:
はい。えっと、昨日、4足歩行ロボットが階段を上がりかけたところでバランスを崩した話をしたと思う。で、本日、当該のロボットは三角コーナーにあったものを移動して、それで点検であったり、

あるいは今回バランスを崩した原因の調査を行うということで、本日いっぱいは作業していない。で、★★明日も調査を行う必要があるので、明日についても現場の作業は行わないとしているので、また、作業再開になったところでお知らせしたい。

○NHK岡本:
わかりました。最後に。おしどりさんへの回答だが、その健康診断はいつから何時までに行われていて、それから後、白血球とか、赤血球等の基準から外れた人というのは、通常はどれぐらいで、今回が、例えば白血球ですと13.4%なんだが、これが通常とどれぐらい違うのかについて説明していただけるか?

○尾野:★★★
先ず健康診断は毎年行なっておりまして、今申し上げたのはH.24年の春の健康診断だ。24年というと、今年だな。今年春の健康診断の初見結果だ。

で、産業医などの総合判断ということになっていくわけなので、ここの数字そのもので個人がどう、というのは、個々の医師の判断ということになるが、医師の判断ということでは、特別、ええ、管理対象とすべきという判定になった方はいない。

ちょっと普段のパーセントが、今、私は正確に承知していないが、ようはこれ、何を見ているかというと、造血機能であったり、血液関係の管理対象者を確認する目的だが、そういったものの管理対象のものとしなければならない医師の判定になった方は、この中にはいなかった。

○NHK岡本:
つまり、この13.4%とか7.1%と仰った方は、通常の健康診断でもこういった異状のある方は多少、

○尾野:
ある割合いて、全体の総合初見とし停止が判定していくことになるので。

○NHK岡本:
わかりました。ちょっとまた聞くかもしれないが。ありがとうございます。

○ニコニコ七尾:
その微小のブラケットの損傷だが、微小といっても4cmの長さがあるわけだが、これは取付作業の時にぶつけてしまったということなのか?推定でしょうけど。

○尾野:
(ポンチ絵タイム)あの、

○ニコニコ七尾:
これが耐震用ブロック?



○尾野:
ええ。これがはまる構造になっている。ですからはめる時にこういう角は"せる"わけですね。なので、そういう影響だろうと思っている。

○ニコニコ七尾:
それは手作業で差し込むというか、

# せる ってこするってこと? セル??入れ物のことかと思った。方言? ?http://j.mp/QWDpSt 関西人にはわからない?

○尾野:
クレーンで上から、

○ニコニコ七尾:
クレーンでやるんですね。ああぁ。ちなみにひび割れた素材は?

○尾野:
ステンレス。これ、そうだな。付けていく時は、そこそこ力が掛かるので、あの、ドライヤーがどれぐらいの差だったか、チョット正確には覚えていないが、大体40トンぐらいあったと思う。

それぐらいのものをクレーンで吊りながら、ここでガチっとはまりながら、正しい位置にはまることになるので。はめるときにはそこが、"せる" ということなんで、力がかかる場所ではある。

○ニコニコ七尾:
影響がないということは、この状態で取り敢えず、

○尾野:
特に支障はないと思う。

○ニコニコ七尾:
これ、欠けることは取り敢えずは考えにくいのか?これ、端っこですよね。結構。

○尾野:★★★
今の時点でどうかということもあるが、あの、ま、絶対欠けないかと言われると、そうではないと思うが、特にこの状態で支障があるという事ではない。

○東電竹本:
その他、質問は如何か?

○尾野:★★★
すいません。一点連絡が入って、福島第一の4号機廃棄物建屋1回通路上の空調ダクトから、1秒に2滴ほど水が垂れていることを当社社員が発見したそうだ。滴下した水は床面に約2m×1m、深さは1mmぐらいということで、

概算約2L床面にあるということだ。近くにファンネルという水を落とす、集める流しの口みたいなものだが、ファンネルに流れており、従って、ファンネルから水が処理される系統に落ちていくことになるから、屋外への流出は懸念されない。

で、この水が空調ダクトから着ているので、場合によっては結露水とか、こういったものである可能性もあるが、今後、サンプリングをして的加水の放射性の分析等を行う。そのことも踏まえて最終判断をするが、

詳細がわかればお知らせするということでまずはお知らせしたい。ちなみに現場での確認時刻は16時30分頃ということである。

○NHK岡本:
今の件について確認だが、この廃棄物建屋の空調ダクトから水が垂れているということだが、例えばこの中に配管があったり、水が漏れる何かものがあるか?

○尾野:
空調ダクトの中は通常そういう物はない。精々あるとしてもクーラー関係の配管だが、場所としてはダクトの中を通っているということではないから。

ダクトそのものから出ているのであれば、結露であったり、ケースによっては雨水の回りこみであったりとか、そういった天然由来である可能性はある。

○尾野:
ただ、確認をするということなので、今の時点では速報ということだ。

○NHK岡本:
空調は動かしているんですね?

○尾野:
空調は必要な場所は動かしているが、その場所の空調が今、どういう運転常態か正確に把握していない。

○NHK岡本:
わかりました。

○共同かわむら:
福島第二原発の4号機の方で確認だが、今回の水中カメラによる検査というのが、知見の拡張を目的にとあるが、もう少し具体的にどういう狙いがあって、今回の結果でどういう知見が得られたのか?http://j.mp/TbMeWW

○尾野:
先ず、どういう知見が得られたかというと、特に新たな知見は得られなかったというのが答え。どういうことかというと、ま、今回、地震以後、3月11日の地震というのがあって、その後、2Fの場合はプラントの制御等を最終的に成功して、

冷温停止に至っているが、そういった経緯を取っているので、炉内の状況であるとかに、何らか、地震の影響と見て取れるような兆候がないかどうか、念のため確認しておきたいということはある。

そういった意味で、代表号機としての4号機を先ず見ているということだが、見たところ、特に、ま、ここまで炉の蓋を開けていく作業も含めてだが、

特に新たなことはなかったので、そういう意味から言うと、特に新規の知見はないと。逆に言うと特に今回の状況で変わったことはなかったというようなことである。

○東京新聞清水:
地下水バイパスのパイロット井戸の件で伺いたい。これ、だいたい何メートルぐらいの深さか?

○尾野:
井戸の深さは大体20メートルぐらいの深さだったと思う。ん? あ、井戸の深さ、あ、井戸の深さは30メートルだ。

○東京新聞清水:
2本とも?

○尾野:
はい。

○東京新聞清水:
で、片方の井戸からくみ上げて、片方に移すんでしたっけ?(ポンチ絵タイム)えっと、片方の井戸から水をくみ上げて片方の井戸に戻すことをする。これをするとどうなるかというと、

○尾野:★★★
見たいのは組み上げる側の井戸の水位の変化なんだな。で、ある一定の水位変化、狙っている水位に水位を下げるのに必要なく見上げ量というのが、1時間どれぐらいの量を組み上げるとどれぐらい水面が下がるか、ということを調べようとしている。

で、そうすると何が分かるかというと、井戸の周辺の地下水が井戸に入ることによって井戸の中の水があるわけで、元々の水位というのは、地下水の水位と同じようなところに何もしなければ井戸の水位があると。

ところが、これをある一定の割合で組み上げていくと水面が下がってきて、下がってきた文に応じて井戸の中に周りから水が入ってくるということで、ここから出していく水の量と井戸の中に入ってくる水の量がバランスして、

液面が形成されることになる。で、こういった組み上げ量に対して井戸の液面がどれぐらい下がるかというようなデータを取ることで、この井戸の特性ということが測定できるということだそうだ。

○東京新聞清水:
それは片側方向だけやるのか?逆方向もやるのか?

○尾野:
これは一方向だけやる。一つやれば、大体このあたりの様子がわかるから。

○東京新聞清水:
で、それをやって本格的な井戸はまた別のところに深く掘ったりするのか?

○尾野:
これは元々、本格的に掘ろうと思っていた12本の井戸のうちの最初の2本だ。で、残りの10本は引き続き掘っていくということになる。

○東京新聞清水:
本格的な運用というのか、それは何時ぐらいになりそうか?

○尾野:
本格的な運用は、当初は、、ちょっと待つんだ。先日、中長期計画でスケジュールを説明しているが(http://j.mp/QWFf67)大体、今年度一杯ぐらいに井戸のほうの用意をして、それで、来年度、25年度の上期から運用ができるようにしたいと言うスケジュールで動いている。

○東京新聞清水:
12本全部掘ってから一気に動かすと。

○尾野:
はい。で、この井戸はもともと上流からくる地下水をそこで組み上げて、そこから海へのプラント側に行く水を減らすことが目的なので、1本だけ井戸が掘ってあっても脇を抜けてしまうので、12本前揃って初めて意味がある。

○東京新聞清水:
わかりました。ありがとうございます。

○NPJ吉本おしどり:
沢山の回答ありがとうございます。頂いた回答について少し伺いたい。この春の検診で電離検診を受けた6200人というのは全員東電の方か?それとも下請けの方々も含まれているのか?

○尾野:
春の健康診断、今のデータというのは、えっと、健康診断地震は会社ごとに行うので、東京電力の社員のデータということだ。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。白血球数やヘマトクリット値など、基準値以外の方を教えて頂いてありがたいが、上に外れているのか、下に外れているのか、これは別々の数値では出ていないのか?基準違いだけということか?

○尾野:
はい。ちょっと、聞いたんだが、あの、そちらの集計はしていないので、外れているということだけということ。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。分画異常だが、異型リンパ球の出現はなしということで、他の好酸球とか好中球、骨髄芽球などについての異常はなかったのか?何か出現したとか。これは分画異常、異型リンパ球の出現なしということだけなのか?

○尾野:
ちょっと、難しい話で、聞いたことをそのまま答えるような格好になって申し訳ないが、、ええ、異型リンパ球は基準値がゼロということで基準が定まっているそうで、それはありませんでしたということだ。

# うん。それは仕方ない。

その他の今おっしゃっているのはリンパ球とか、単球とか、好中球とか、なんか、そういのがあるそうだが、そういったようなものと言うのは、あるパーセンテージは、ええ、観察されるものだそうだ。いくつかあったようだが、医師の判断として、管理対象とすべきとするものはなかったということで聞いている。

○NPJ吉本おしどり:
はい。異型リンパ球とか骨髄芽球は基本0%だが、好中球、好酸球では全て元々あるが、全部、基準値以内だったと言うことか?

○尾野:
明確にいくつが基準値、というような定めにはなっていないようで、総合的な医師の判断で確認しているということだったので、何%というような形での示しにはなっていない。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ありがとうございました。目と皮膚の等価線量もお答え頂いたが、両方とも188mSvということで、これは同一人物になるのか?

○尾野:
えっと、ちょっと待つんだ。

○NPJ吉本おしどり:
これは全身の実効線量を等価線量に代用しているということか?

○尾野:
そうですね。ですので、これは同じ方だと思う。

○NPJ吉本おしどり:
特に目と皮膚について、1cm線量当量や70μm線量当量などで、評価、管理しているわけではなく、全身の実効線量を等価線量を代用しているということですね?

○尾野:
えっとぉ、先ず、γ線の70mm線量当量と、それから γ線の1cm線量当量があり、今、私どもが使っている線量計は1cm線量当量を計っている、というようなものである。 ただし、今回、発電所等出てくる放射線のエネルギーのレベルからすると、

70μSv当量と1cm当量というのは実質的に差がないということなので、1cmの測定で代用しうる、ということだそうだ。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。目の等価線量は宣言があって指向性のある線量管理だと思うが、皮膚の等価線量の管理は局所被爆などの管理などもすると聞いたのだが、これは全身の実効線量を皮膚の等価線量に代用しているということで、特に皮膚の局所被爆などについてのそこの部分の表面線量、線量当量は測定していないということなのか?

○尾野:
皮膚に関してはγ線だけではなくて、β線の被爆も加えているので、そういう意味では、γ線に加えて表面だけで止まるβ線線量ということでカウントしている。

で、今おっしゃっている局所で言うと、特別の作業をする際に、例えば手だけがβ線の強いも物の近くに行くというような作業が個別にある場合には、そうした測定を行うようなリング型の検出器であるとか、こうしたものを使用する。ただし、その線量の場合にもよるわけだが、

特別な作業でなければ、β線についてもβ線の線量計で管理できますので、γ線の線量計とβ線の線量計を使って管理している。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。特別な場合と、例えば、高濃度の汚染水に足を付けられたりとか、

○尾野:
足をつけるということはアレだが、高濃度のβ線源があるということがわかっている水を取り扱うような作業であるとか、そういったようなものだ。

○NPJ吉本おしどり:
なるほど。去年、事故直後に汚染水に長靴を履かずに足を付けられた作業員の方がおられたが、▼その方は特別に皮膚の局所被爆を測定されたということか?

○尾野:
えっとお、あの場合の評価というのは、すいません。▼ちょっと確認をさせて頂くが、個別の汚染の程度であるだとか、つまり β線というのは長靴を履いている外に水があっても、

長靴で全て止まってしまうから、実際に皮膚に直接触れている部分で決まってくるので、汚染等から評価している可能性もあるが、ええ、あの時点で足に特別な線量計を着けていたことはないから、

▼何らかの、ええ、評価によって、ええ、求めているかと思うが。これは、あの、具体的には確認させて頂きたいと思う。

○NPJ吉本おしどり:
お願いする。恐らく2名の方が長靴を履いていなかったと記憶しているので。よろしくお願いする。★★★先日質問したIAEAの国際会議についての藤村官房長官の意義の説明、福島原発事故が収束したことを世界に発信するという認識と、先日、回答頂いた東京電力として福島原発事故は収束したのか、という、緊急状態は収束したが、

まだまだしないといけないことは山積みなのは明らかと、先日お答え頂いた。少し認識にずれがあるかなと思ったが、二日目の専門家会合で、東電福島原発事故からの教訓というセッションがあるが、http://j.mp/T3tnxo

そこで日本人として出席するのが、環境省と田中俊一規制委員会委員長だが、IAEAの国際会議に関して東電から事故の現状をお伝えする、レクチャーするような機会はあるのか?

○尾野:
えっと、今週末の会議の話ですね?

○NPJ吉本おしどり:
はい。

○尾野:
えっと、私どもの方から発電所の状況などについてパネルセッションのような形で説明する機会が確かあったかと思っている。

それからIAEAの調査に来ている方々のうちの何名になるのか正確に覚えていないが、発電所の方の視察にお見えになる方もいらっしゃったかと思う。

ま、そういった、あの、プラン、これ、私どもが企画しているプランではないからアレだが、ええ、実際の私どもの方から情報を取られたい希望に対しては、私どものほうでお答えできる限りのことはしていきたいということかと思う。

○NPJ吉本おしどり:
ありがとうございます。そのパネルセッションはいつ頃で、どのような方に東電のどのような部所の方が説明したのかということを教えて頂きたい。

○尾野:
これは過去形ではなくて、

○NPJ吉本おしどり:
これからか? 

○東電竹本:
今、尾野が説明した通り、パネルセッション、それから一部プレゼンをさせて頂く予定だ。★★★プレゼンの方は12月15日 17時から。

○東電竹本:★★★
それから翌16日 18時30分から予定をしている。登壇者、説明者等については、まだ私どももちょっと情報を持っていないので申し訳ない。

○NPJ吉本おしどり:
それはIAEAの閣僚会議で説明されるということなのか?

○東電竹本:★★★
はい。15日、16日は会議の開催ということになるので、さようでござる。それから、今、尾野が申し上げた現地の視察については、明日14日、それから18日に予定をさせて頂いている。

こちらについては、視察の模様の映像を撮らせて頂く予定なので、当社のHPに準備ができ次第だが、掲載させていただく予定だ。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ありがとうございます。

○ニコニコ七尾:
今のを受けてだが、従前より16日の冷温停止状態宣言1年に向けて会見なり、国民に対して何かしらのメッセージなり会見なりというのは、基本的には現状でもないという事でよろしいか?確認だが。

○東電竹本:
はい。現時点では予定はしてない。

○ニコニコ七尾:
そうすると要請ということだが、IAEAにはプレゼンをして、被災地の人や被害のあった国民に対しては何の見解や報告も示さないということですね… 

# 3.11 すらしてないし。現地でテレビ挨拶に本社黙祷中継。その後、国営化して情報の透明性、信頼回復、口でいうだけ、何も変わっていない。本当に頭にきた。今日のクロ現。東電がメディアを中に招き入れる時点でろくでもない結果は確定。http://j.mp/UbdqEx

○東電竹本:
あの、状況等については日々、お知らせさせて頂いている。IAEAの会議については開催期間中ということで依頼があった中で対応させていただくと言うことろだ。

○NPJ吉本おしどり:
先ほどの1Fの4号機の建屋から水が垂れてる件だが、具体的にどの階のどのあたりの場所かご存知であれば。

○尾野:
4号機廃棄物処理建屋1階通路上部の空調ダクト。ですから通路。廊下ですね。廊下の上にある空調のダクト。エアコン用のダクト。こちらから1秒に2滴程度の頻度で落ちていると。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。エアコン用のダクトの辺りからですね。

○尾野:
エアーコンディショナーですな。空調だから、いわゆる過程にあるようなエアコンとは造りが違うが、ある一定の場所で集中的に冷却したり温めたり、

あるいはエアの地理入れをしたりして、それを核施設の中の様々な部屋に送るためのダクトというが、途端で出来た配管のような、ものですな。こういうものが、時折、天上がついていないお店などに行くと、屋根裏に空調用のダクトが張っているを見たことがあると思うが、ああいうものだ。

# 天井が付いてないお店? いくらなんでも天上はあるよね??? 天上が無いのに屋根裏がある???? なぞなぞ??

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ありがとうございます。単純にこのあたりの雰囲気線量みたいなものはまだ出ていないのか?

○尾野:
当該場所の雰囲気線量は今持っていないが、廃棄物建屋のほうがそれなりの線量があると思っている。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ありがとうございます。

○東電竹本:
私から2点ほど連絡をしたい。明日、ふくいちライブカメラ だが、電源切替の関係で10時30分から11時までの間、映像の配信が一時停止する予定。

明日のこちらのプラント状況等の説明だが、明日、第二回の原子力改革監視委員会、こちらを開催させて頂き、会見は夕刻におこなわさせて頂く予定なので、

こちらのプラント状況等の説明は1階で11時30分、定刻で実施させていた頂くのでどうぞよろしこ。



~ 終了 18時14分(44分)

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