2012年12月5日水曜日

平成24年12月5日(水)第15回 原子力規制委員会10時30分 ~ / 田中委員長定例会見 14時~

原子力規制委員会 / 会議 / 会見 / 配信チャネル

平成24年12月5日(水)第15回 原子力規制委員会10時30分 ~

○議事録 / まとめ

【録画】http://youtu.be/oLPIfAVhf9w


○配付資料

○議題
  1. 緊急時モニタリングの在り方の検討について(案)
  2. もんじゅにおける点検間隔等の変更に係る保守管理上の不備について
  3. 日本原子力発電株式会社東海第二発電所における非管理区域への放射性物質の漏えいについて
  4. 「国際アドバイザー」の委嘱について
  5. 第5 回日中韓上級規制者会合の結果概要について
  6. 東京電力廣瀬社長の招致結果について(報告)



○第15回 原子力規制委員会 タイムライン(メモ)

議題1)東京電力福島第一原子力発電所における中長期的な安全確保に関する取組の監視・評価の進め方について
10:30 ~
主査:中村委員 担当:むろいし監視情報課長
発言:中村委員 田中委員長
メモ:




議題2)もんじゅにおける点検間隔等の変更に係る保守管理上の不備について
10:37 ~
担当:保安院 内村(安全寄生管理官)
発言:大島委員 保安院内村


メモ:

大島委員:
安全上重要な危機とそうでない危機が混じってるんじゃないかと想像。その辺の考慮もなされた上、この点検ルールが出来ているのかその点も含めて。トンネル大事故、機器の点検が提起されているようなので。ルールはルールで先に行くのではなくきちっと立ち止まってその点も。

保安院内村:
クラス1は非常用DGに関連する部品があったようだ。そこに使われている機器に不備があったと聞いている。

田中委員長:
組織文化についても問題視せざるを得ないので、来週ぐらいに分るか?

保安院内村:
来週火曜日まで保安検査を延長、間に合うように作業進めたい。

田中委員長:
急ぐだけではなくきちっと検査して頂き、またここで議論し判断。



議題3)日本原子力発電株式会社東海第二発電所における非管理区域への放射性物質の漏えいについて
10:48 ~
担当:保安院 古金谷(事故対策室長)
発言:田中委員長
メモ:





議題4)「国際アドバイザー」の委嘱について
10:52 ~
担当:ばんない(国際企画調整課)
発言:大島委員 中村委員 田中委員長
メモ:

大島委員:
最も国際的に尊敬。特にIAEA中心だけど。日本との接点もあり最適な国際アドバイザーに就任されることになった。我々も耳を傾けていくべき。

中村委員:
こういう著名な方と意見交換できる事は光栄。国際アドバイザー、英語ではなんと?




議題5)第5 回日中韓上級規制者会合の結果概要について
10:59 ~
担当:大島委員
発言:大島委員 島崎委員 中村委員 田中委員長
メモ:
韓国はフランス、カナダ、中国独自、4~5種類の原発。大変な勢いで増設しているので人材育成の問題。数年後には間違いなく中国、韓国が原発大国になると私には、と大島委員の報告の締めくくり。




議題6)東京電力廣瀬社長の招致結果について(報告)
11:21 ~
担当:池田規正庁長官
発言:田中委員長
メモ:
一回注意して済んだら苦労しないので今後も注視と田中委員長。委員一同失笑


その他)敦賀発電所は臍帯現地調査(12月1日2日実施)について

田中委員長:
10日、11日に報告会、検討会があるがその前に何か一言。

島崎委員:
今回は2日にわたって調査が出来、日本原電の協力も得られ、報道関係の方にも。なるべく調査を主に。現場は非常に狭く、足場の悪いところが多かったので、協力を頂き調査を主に。2回目は多少、1回目よりは改善してより良い調査が出来たと考えている。

田中委員長:
非常の寒い日だったが、どうもご苦労さまでした。風邪を引かないでお帰り頂いて良かった。w この場を借りてメディアの方にも協力頂いたという事で、お礼申し上げたいと思う。特になければ、これで議題を終了したい。ありがとうございました。


終了 11時29分 (59分)


■ 原子力規制委員会 定例会見


(↓速報メモ。文字起こしじゃありません。議事録参照)

○保安院佐藤:
規制委員会の定例会見をはじめる。委員長からは特に無い。

○読売船越:
"もんじゅ"の日々の点検の件。不備がかなり強い口調で組織問題視せざるを得ないといったが、東電と同じように幹部をおいて体制について事情聴取の考えあるか?

○田中委員長:
今余談持ってどうするかは言わないほうがいいと思う。調査はきちっとやってくれと。法令違反は感化する訳にはいかない。クラス1でも63件とかなりの数に登っている。基本的にどこかおかしいのではないかと思っている。

○読売船越:
個人の問題ではなく組織の問題?

○田中委員長:
そうだ。これだけの数は一人二人のケアリスミスではなく組織全体の問題と思っている。

○フリー政野:
東電がテレビ会議の記録と文字起こしをマスコミに対して今公開している。規制委員会としてこうした記録を入手するか検討したことあるか?ピーターブラッドはスリーマイル事故ではすべての情報を入手したといっていた。日本はどうなのか?

○田中委員長:
まだ情報を入手して分析しようというとこまではいってないが、スリーマイルでは有名なけむにー報告書。いろんな視点含めて今後分析したい。

○フリー政野:
すると入手される可能性あると?

○田中委員長:
ええ、これからああいう緊急時、私は部分的なところしかみてないが、どういうこと起こったか明らかにするの大事だと思うので、公表されたものは検証したい。

○フリー政野:
公表されたもののではなくて、第三者に全て公開されていない問題。スリーマイルは全て公開されてそれを入手されているのでその点を検討して頂きたい。回答は結構。先日28日のこちらの会見質疑で、大間に関して田中委員長は事業者調査が納得するだけの調査をすることが第一義だとおもうという事を答えた部分と、規制委員会として納得出来ない場合は許可しないという返事をした時と矛盾した回答があった。これは何を基準にして誰が納得するまで調査をする必要があると考えているのか?というのは、今、基準は古い基準しか無い。大飯にしても敦賀にしても破砕帯調査は保安院の残務としてやっていると思うが。何を基準に調査をしているのか?つまり、もし7月までにつくる基準があるのだとすれば、今何故、新しい規制委員会が古い基準にもとづいて審査をしているのか疑問がある。まったく7月までに新しいもの作るとした無意味な審査になる。何を基準に誰が納得する調査をしているのか、聞いていて全くわからなかったがお願いする。

○田中委員長:
かなり幅広い質問だと思うが… 今、島崎委員を中心に耐震基準等の見直ししているので、最終的な結論出てくると思うが、活断層とか地盤の問題はシビアアクシデントのようなものとは切り離して検討していく必要がある。未知の部分が非常に多い。先ずそういう点で我々も少し現地を見ながら学んでいく。

大間に関しては大間に限らないが、事業者がやるべき時にやって、その申請が出てきた時に我々の知見で判断し、納得できなければ場合によっては稼働を認めない。先に地盤を見て、ここなら作っていいはできないし、とる気もない。全てがそうだと思うが、申請が出てきた時にそれを見ていくことだと思う。

○フリー政野:
申請は許可の基準があって初めて申請だとお思うが、今、何を申請しているのか?実際の申請許可の関係でやってるのか?

○保安院佐藤:
質問は完結に、。

○フリー政野:
この前のやり取りだと法的枠組みではなく行政指導といっているのか?どういう許可基準に基づいて、誰な何の審査をしているのか?具体的な申請書は出ているのか?

○田中委員長:
具体的な申請書は既に出ていて既に炉が出来ているわけだ。今の基準に照らして大丈夫かということだが、今、実際に調査することにおいては、これまでの基準自体で安全担保できるか、戻って議論している。尺事情で言えば法的枠組みで許可されているからそこに則って。

○保安院佐藤:
もういいですか?

○フリー政野:

もう一回だけ!もう一回だけ!福島の事故を受けて基準を新しくしているのはわかるが、その前の古いよくわからない基準で審査をしているのはおかしいので、稼働を止めて先ず新しい基準を作ってそれに基づいて許可する審査をすべきじゃないのか?

○田中委員長:
基本的にはそういう事を前にも言っている。耐震指針、津波、外的評価の仕方が変われば、そこに基づいて個々のプラントについて見直す。

○保安院佐藤:

ほかにございませんかぁ、よろしいですかぁ、ははは、じゃぁ

○NHK岡田:
敦賀現地調査について。今後も基準を設けながら新しい、古い原発を審査していくと思うが、過去の審査の甘さについては、今、規制委員会になって規制委員会の責任で具体的に審査していくと思うが、

○NHK岡田:
今の活断層か否かは、知見がでてきたのもあるが、過去の審査の甘さもある。そこをどう正すか?事前の評価会合でも先生から意見が出ていたが、規制委員会の調査が事業者に託して調査をしてもらっているところについて意見が弱いのではないかという意見があり、事前会合では規制委員会が独自に調査すべきとか、代行として事業者が調査すべきだという意見。新たに調査を強化する考えはないのか、その2点。

○田中委員長:
過去の審査が甘いかどうかをあれこれ言ってもしょうがないなぁという気はするが。これまでいろんなそう言ういろんな有識者に指摘いただいている部分について、明確に疑問の大きなところ、意義のある所から我々の責任で調査をしているということ。

その結果としてわからないところが出てきてもっと追加調査が必要だという結論は出ているのでその点では、甘いというか十分ではなかったということ。寄生員会が大きなトレンチをボーリングを自らの手できるかというと出来ない。そこまでやる体制を整えるべきだというのは、

世界を見てもそこまで規制サイドがやってるとこ無いので、そこまでは必要ないと思う。実際に見て議論でたところはさらなる事業者に要望。事業者がやらないとそれまでだから。やらないと許可が出ないわけだから、それに答えようと事業者も一生懸命やってきてると思うので。私はこれでやれるんではないかと。

# 違う方向に一生懸命…

○NHK岡田:
1,2日調査、敦賀追加調査含めて10日、11日評価会合が行われるが、もし、10、11日の評価会合で原子炉施設下に活断層ある、今の指針に抵触するような結論が出た場合、島崎委員と4人の専門家の会合で結論がでて定例委員会に掛けられると思うが、

その後、そうなった場合、どういったプロセスで運転できないとなるのか、運転再開できないとか、アナウンスメントどうなるか、手続き含めて今の考え含めて教えて。

○田中委員長:
今、島崎委員含めて専門家にしかるべき科学的ジャッジをを委ねたんだから委員会で判断して、事業者に伝えることに。具体的に?具体的には前から言ってるように原子炉建屋の下に活断層がある場合は、なかなか難しいでしょうねということだ。

ただ私一人で決めることではないので、そういう事であれば、大飯の時に申し上げているように結論は明確だと思う。

○保安院佐藤:
はぁ~い、電気新聞 山田さん!

○電気新聞 山田:
仮に原子炉建屋の真下に活断層判断でても、今の敦賀は国が設置許可を認めて安全だということで運転している。後になって規制委員会判断で運転できないとなった場合、国に対する責任ついてどう考えるか?

○田中委員長:
国の責任を考える立場にない。事業者がひょっとしたら訴訟起こすかもしれないが、私たちの知るところではない。0クリアと言えないが、新しい安全規制の判断をしていくのが基本。今、言ったことをいうから、霞が関の無謬性があって、皆さん批判される。過ちは過ちとして正していく。そのことの損害をどう補うかは別の問題だと思うが。

○電気新聞 山田:
過去の判断は経産省が行い、それが保安院が引き継いだ。そうすると訴訟相手は規制委員会になると思うが、その場合はどうするのか?

○規正庁森本:
魚油制組織が繋がっているのでそういう意味では規制委員会も関わることになるが、必要があれば訴訟なり、クリアしていく話であろうかと思う。

○産経蕎麦谷:
結論が出て黒、白、の話だと非常に分かりやすいが、結論としてわからない結論も出うると聞いている。もし分からない結論が出た場合、委員会としては科学的な判断はできなくなると、今度は委員会としての判断になると思うが、それについてどういう扱いにしようと現段階で言えることは?

○田中委員長:
わからないといってもどういう理由でわからないのか。例えば今の科学知見で安全判断できないなら別の視点で見て行かないといけない。科学的判断してもらった上で安全が担保できる判断が出来れば再稼働になるし、だめでその保証ができないなら再稼働できないことになると思う。そんなに、、わからないといっても、、科学者だから100%これだという明確な答えがなかなか出ない場合もあると思うが、大飯でお願いしているのは、より明確な結論出すためにさらなる調査をしている段階なので。それでもわからない場合はどこかで結論。規制委員会の判断になると思う。

○産経蕎麦谷:
今回の敦賀ではD1は直下を通るのでこれが動けばとあったが、今回ではD1とは別の破砕帯が動いたという議論にまた移っているように思えるが。今度はその破砕帯が建屋直下通っているのかというのもあると思うが。こういう破砕帯があるから、160本超える破砕帯あるから、動く可能性あるからという判断は可能か?

○田中委員長:
私は可能か判断できる専門性無いのでなんとも言えない。160本ぐらいあるから動くのあるんじゃないのという統計的問題でもないと思う。そこは島崎委員中心の専門家にどれだけの可能性あるかも含め判断して頂きたい私の願い。

○産経蕎麦谷:
委員会からもう一度調査団に再調査、戻す可能性は?

○田中委員長:
なんとも言えない。今専門家グループが全く我々がどういう判断をしていいかわからないような結論は出してこないと私は思っているが。

○日経かわい:
敦賀の件だが、浦底断層、活発な活断層が敷地内に確認されていて、建屋の直下通るかわからないが、近くに活発な活断層が通る、この安全性をどう評価するか。今までなら活断層から地震動を導いて評価していたが、非常に近いところにある場合は別のこと考えないといけないのか?

○田中委員長:
そうだな。非常に鋭い質問。私も同じ疑問を持っていて、そこについては島崎委員にも質問投げかけているので。いずれその辺も含めて判断していただく事に。

○日経かわい:
それは評価会合で何らかの結論出てくる?

○田中委員長:
わからない。

○共同にい:
"もんじゅ"の話。今日JAEAの体質を批判したが、委員長自身もJAEAにいた。その時からJAEAの組織、安全文化、問題意識あったか?~ 前々回の定例会見で日本のJAEAなどの研究機関で安全研究が省庁再編以降、資金、人材が厳しく改善なんとかしないとという話しあった。旧原子力研究開発機構の強化の必要性は今感じているか?

○田中委員長:
統合した時に私は特別顧問で9ヶ月いて、規制委員会にうつったから、旧サイクル機構にいた時は内部にいて何かできる立場になかったので。歴史的に見ると"もんじゅ"はトラブルメーカーでいろんな問題起こしてきた。しかも未だに起こっている。しかも今日の事例を見ると数だけでもギョッとする事例が起こっている。どこかおかしいのではないかと申し上げた。

安全研究は、規制庁はシミュレーションの時に能力ないと言われて、私たちを支えてくれる専門組織が仕事を支えてくれないと、安全規制に支障をきたすことになるし。JAEAは我々の教官。安全研究の部分は規制委員会の指導が出来るように今なっているので、それは大いに活用して層いう方向になってほしいと思っている。

○共同にい:
東海や大洗、研究機関も全般的に研究炉は老朽化、お金絡む部分で難しい話。施設の更新、インフラ面の打開策は何か考えているか?

○田中委員長:
規制委員会も委託するお金は持っているが、インフラまで整備するお金はない。委託費だから。どちらかと言うと文科省のもとでの交付金とか特別会計予算でやっているので、関係省庁ともよく協議していきたいと思っている。

○共同さがや:
国際アドバイザーの委託を決められたと思うが、英米仏トップの経験者助言をもらうことになると思うがどういうところに助言を?

○田中委員長:
14日は初めての会合だから、それぞれの方の見識で、事故発足した私たちの今後の生き様について率直な意見を聞きたいと思っている。具体的にはラコストさんはIAEAからIRSA、レビューについての調査団の責任者だった。その時も保安院は経産省にあることをおかしいと言っていた方。そういう事踏まえて今回、独立し三条委員会になった。フランスもANSは独立してなかったが数年前に独立。一番古いのはアメリカNRCで、独立して間もなくスリーマイル。NRCはそういう意味で非常に長い歴史を持っている。実はNRCは意外と幅広く、★★いろんなステイクホルダーとよく話し合いをしながら仕事をしている。その点もメザーブさんには出来れば話をして頂きたい。イギリスのウエットマンさんは、イギリスは一度、原子力から撤退した歴史がある。廃炉、でコミッショニングにつては民間と一緒になって進めてきた歴史がある。これから日本にとって長期的に考えて行かないといけないので。1Fは別だが、一般の原発、再処理工場もそうだが、イギリスはそういう経験があるから。経験、課題を話してもらったらいいなと。ただ、14日にそこまで話が行くかわからない。

○共同さがや:
海外知見を早く取り入れて反映、大事ということで委嘱したと思うが、海外から取り入れる、1F収束に注目があり、日本からの発信、取り組みも必要と思うが、なにかあるか?

○田中委員長:
日中韓の取り組みの最後で申し上げたのは、今、日本が福島事故を踏まえ見直しはかり、バックフィット規制とか、今回の活断層調査のような外的事象調査の見かたも今、検討しているね。それ含め韓国や中国だけでなく世界中に発信していくべきだろと思っている。NRCもマクファーレン委員長がいるが、福島から何を学ぶかが大きな柱の一つになっているので、そういったことに我々サイドも答えていく義務がある。

○共同さがや:
国際関係の話で日本の風下にあり、急激に原発が増えていく、日本と関わり発言されたが、懸念をお持ち?

○田中委員長:
★★★風上に(原発が)ありますよね。黄砂は西日本の人はよく分かると思うが、空が曇る状況だから。同じように福島のような事故が起きたら飛んでくるのは避けられない。そういう意味で韓国、中国の原子炉の安全性は我が国、日本人にとって無関係ではない。私達が一段、二段安全求めた高めた安全規制をやっていくので、それを是非学んでいただくように、という意味で申し上げた。

○朝日小池:
最初のフリーの方の質問の中で、今ある基準に基づいて審査していく話があった。敦賀の破砕帯調査で言えば年代観がどうなるかもでてくると思う。現時点では12~13万年以降に動いたものを耐震上考慮すべき活断層となっているが、そこがはっきりしない場合が出てくると思うが、島崎委員中心の専門家会合の裁量部分も出てくるかもしれないと思うがそのあたりはどのように考えればいいのか?。

○田中委員長:
先ほどの答えを訂正するみたいだが、今、我々は審査しているわけではなく確認調査をしている。新しい異規制委員会としての本当の審査は7月以降になる。そういう意味で取って頂きたい。だから、今、あとで言われた年代の問題はもう、島崎委員が言っているように、これは国の地震の「すいほん」といっているが、そこでは40万年を基準にしているので。島崎委員が40万年というのはそういう事。12~40万年の間に科学的合理性はないと私は思うので、そういう意味で40万年と言っていると思う。

○朝日小池:
敷地内活断層の話。敦賀でいえば浦底、これの評価も考え直す必要あるといったが、敷地内外にかかわらず、"もんじゅ"で見ると500メートル離れた所に白木丹生断層があったり。広い意味で近傍にある活断層についても今後考えなおさないといけないと受け止めていい?

○田中委員長:
本当に今の活断層をベース、ある長さの活断層に対しどれだけの地震動があり、それに対して基準値振動をどう捉えるか。非常に近い場合、建物の直ぐ側でも下でないからいいか、ということになると、数メートルぐらいならいいとか、そういうわけでもない。

あまりにも特別な特異点な状況が生まれた場合には、本当にどういう評価をすべきか、全体的に見なおす必要ある、、今まであまりそういう事がなくて、平均的に柏崎もかなり離れていて深さもある。それがいいかどうかは、是非検討して欲しいと私からもお願いしている。いずれその検討必要あると思っている。

○毎日岡田:
敦賀破砕帯。今の質問に関連して。今まだ新しい安全基準が出来る前の段階ということで、敦賀の有識者会合の後で、基準ができてない段階で暫定判断をして、最終判断を基準を出来たあとにする、という可能性はあるのか?

○田中委員長:
えっと… 判断するとなると法的根拠がいるね。ですからそれは7月以降になると思うが。どう言ったらいいのかな、行政判断としてはこう考えますよ、ということを早く言ったほうが無駄がないのかなという感じはしている。

○毎日岡田:
先の朝日の質問で、活断層定義について地震調査会40万年目安にふれたが、必ずしも耐震審査や手引きとか、そういったものにこだわらない考えでいい?

○田中委員長:
それも含めて今、見直しをお願いしている所。そこは最終的に私たちはこだわらない。新しい考え方でやることになる。

○毎日岡田:
活断層かどうかの考え方は島崎委員が40万年の考え方に触れたが、建屋下にある断層のズレをどう理解するかあまり言及がない。必ずしも直下にある断層が。数十万年ずれた痕跡が無くても、活断層が近くにあれば手引きにかかわらない判断もあり得るのか?

○田中委員長:
直下にかかわらず距離のファクタは常識的に考えればあるわけだから、専門家としての判断をして頂くようお願いしたいと思っているが。新しい考え方かもしれない。今までは、そこまでは考えてなかったと思う。いわゆる耐震基準や指針ではそこまで考えてなかったので新しいことになるかもしれない。

○毎日岡田:
行政判断を示した場合、事業者からの訴訟リスク。動説明していくかが機になる。決まりの支えがない場合、これからみなおすというとおもうが、その辺どう考えるか?

○田中委員長:
今の段階では強制できないが、7月になれば法的根拠に基づいて判断することになる。

○毎日岡田:
この敦賀の判断を新しい地震津波基準に反映させるということか?

○田中委員長:
敦賀の判断をという特定したことではなく、一般論として抜けてたのかもしれない。敦賀の調査にってみて、そういう事に思えた、勉強した、そう言うところかと思う。

○エネルギーと環境 清水:
今の活断層の問題に関連して。勉強のために伺うが、活断層が直下にあろうと一定の距離が離れていようと耐震基準の大きさ、値振動の大きさによっては施設が耐えられるかどうかは非常に大きな要素と思うが。なんか今までの話を聞いてると、もう活断層であって、それが動くと施設が耐えられない前提があるように聞こえるが。その点は基準値振動の大きさとか、同意施設がやられるとか、或いは敷地全体がダメだとか、そういう事があると思うが、どう考えたらいいか?

○田中委員長:
直下の活断層が一番わかり易いと思うが。そういうものがどれぐらい動くかはかは今の科学ではわかないそうだ。頭を見てもそうだが、ビルがひっくりかえったり、普通の家ですぐ側でも民家は大丈夫だったところもあった。そのところの地盤の状況など、いろんな理由でどうなるかわからないそうだ。そういう状況の中で安全を担保しないといけないわけだから、活動層が何メートルが基盤のズレがあった時に基準値振動の考え方がそもそも当てはまるのか、ということがあるのではないかと思うので。そうい意味で活断層が直下にあるものは基本的に非常に難しいと私は思っている。

○保安院佐藤:
ww もう、あれね。後二人で今日は終わり。完結に!先ほど質問が大変、なごうござった。よろしくお願いする。

# ( ゚д゚)ポカーン

○フリー政野:
活断層の定義は先にやってから審査すべきとある思うが。ダム建設の場合は、活断層の定義は12、13万年よりもっと長いスパンで見ているし、★★★直下ではなく近傍という定義が入っている。その辺、原発と差があるので、その点も勉強されてから、大飯でも敦賀でも審査すべきと思うが如何か?

○田中委員長:
今、ご指摘の方向で進んでいると思っているが。島崎委員も13万ではなくて40万年とか、一応、他の耐震、、長い名前か忘れたが、すいほん、すいほん、と言ってるが、文科省の中にあるやつ。その基準を年代については持ってきたと。先ほど来、議論しているように活断層問題については、活断層定義自体はだいたい決まっているんじゃないのか?

○フリー政野:
時代によって変わってきているが。スパンが長くなってきている。年代が古いところまで。

○田中委員長:
ああ、今はだから40年ぐらいまで、というところが私達の共通。島崎委員がおっしゃってるので、いずれそうなるのかと思います。

○保安院佐藤:
すいません!完結にお願いする。もう何本も質問じゃなくて。最後でね。これ最後。

○フリー政野:
科学的知見。赤外線地図という上から赤外線で活断層が大飯の場合、明らかに見えてきているが、この様なものを標準化して手法として加えるつもりないか?

○田中委員長:
今の方法はどれだけいいか、私は判断できないので、それは専門家に任せたい。

○保安院佐藤:
よろしいか?

○フリー政野:
もう一問。よろしければ。

○保安院佐藤:
もうちょっと、今日の所は。

○フリー政野:
はい。

○NHK岡田:
敦賀の質問だが、先ほど非常に活発な活断層ある場合、別の事を考えなければならないといったが、例えば断層問題だけで決着出ない場合、白黒付けられない微妙な場合と思うが、委員会判断で?断層問題カテゴリだけで解決?運転再開、停止、できないように判断するのか、それとも建物だとか、建築物構造、他の尺度で見ていく、次のステージで判断する可能性あるか?断層で決着が、他の分野含めて見て判断する可能性あるか?

○田中委員長:
正確に今の質問理解してるかあれだが、断層が建屋の下を通っていれば答えは明白。今回の浦底断層みたいに少し離れている場合、今の基準値振動のとり方と、それに対するいろんな工学的な対応が十分かどうかは、少し別かもしれない。ちょっと今まであまり議論したことのないレベルでの議論になると思う。

基準値振動が、いや、近くても、となるとそれについて耐えられるか、というような評価になってくると思うので、そのような評価になると思う。

○NHK岡田:
別のステージあるんだな?

○田中委員長:
直下の断層という意味か?直下でなければ、そこからの影響、どういう影響あるか、非常に近い場合はどういう影響あるかわからないので、そこは新たなテーマにな気がしている。

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