2011年7月13日水曜日

2011年 7月 11日 統合対策本部共同記者会見:飯舘村住民 被ばく問題。ホールボディーカウンターの検査を国、県が妨害した疑惑。事実であれば国家犯罪。1.2兆Bq/L 外海へ流出。法令違反、長期、調整運転中の原発2機を保安員、事実上容認。

2011年 7月 11日 共同記者会見 (46回)

録画 IWJ
前半 http://www.ustream.tv/recorded/15930290
後半 http://www.ustream.tv/recorded/15930355
フリーライター木野龍逸さんによるまとめ
http://ustre.am/_14Qdd:MnE


■会見のポイント
本日の会見は細野大臣は欠席。園田政務官もくれて出席とあり冒頭挨拶もなし。大きな動きがないと思いきや、プラント関連では、外海につながるシルトフェンスを取り外す事で 1テラBq/L の内海の汚染水が外海へ広く拡散するリスクを伴う工事や、ホールボディーカウンターを Jビレッジに12台増設など大きな動きがあった。

今回の会見で確認して頂きたいのは、おしどりさん質疑だけ。それ以外のストレステストに関する質疑は、馬鹿馬鹿しくて見る価値なし。

モニタリング関連
東電が以前から少ないと指摘されていた海底土の測定ポイントを増やすと発表。ただ、月に1度のペースと汚染の拡大を監視するにはあまりに少ない調査頻度。

モニタリング関連では、原子力安全委員会から海底土のプルトニウム調査のしきい値が高すぎるため、判断できないと指摘。安全委員会、仕事してるように見えるけど厳しく指導しているようには見えない。

また、本日、水産庁で公開されている海産物から、半減期の短いヨウ素が検出されており、この点については何の言及もなかった。ヨウ素が検出されると言うことは、新たな汚染水が福島原発から漏出している事になる。そのヨウ素が海産物から検出されるというのは大問題。

プラント関連
2号機の原子炉建屋2階、3階のロボット(クインス)による線量測定の結果を発表。値は10~50mSv/h。取水壁に津波によるヒビから外海へ高濃度汚染された海水が漏れるのを防ぐために鋼管矢板による閉塞工事を実施する事を発表。

この工事により船が入る都合上、拡散抑制のためのシルトフェンスを36回開け閉めを繰り返す必要があり、高濃度ので汚染された海水が外海へ拡散する事に。毎度の環境への影響はないような発表の仕方に注目。とんでもない事を何事もないような説明をする東電。いい加減にしてほしい。

以前から取水壁のヒビは津波によるものであり地震によるものではないと主張している東電。防潮堤が津波がくる前に地震で倒壊するというイメージは持たれたくないらしい。高濃度汚染水が外海に漏れる問題については、保安院、安全委員会は言及なし。海を汚す事に抵抗感がまるでない。酷すぎる。

質疑
会見で枝野官房長官からストレステストの概要が示されたこともあり、質疑はストレステストが中心。経産省 保安院に対する質問が多かった。ストレステスト発表以降、国会とメディアの管おろしの動きが本格化。自民、公明も先ず、党内で脱原発の動きを排除しろよと言わんばかりの生暖かい声援を贈っている状況のなか、先が見えすぎる中での質疑。大手メディア記者の発言にも注目。

飯舘村住民被ばく問題
NPJ & 吉本興業おしどりさんによれば、双葉郡大熊町にある福島県立大野病院にホールボディーカウンターが2台あり、住民の内部被爆を計る動きがあったものの、突然、その担当者が左遷され住民の計測が行えなかったという。国や大きな力が背後で動いたのではないかと園田政務官に調査を依頼。

ヨウ素の生態半減期が過ぎて検出されなくなるまで、台数が限られる、復旧作業員が先だ、簡易サーべーで問題なかったから問題ないなど明らかに住民の検査を避けてきた。被ばくの実態を知りながら東電と原発を擁護、つまり経済活動を優先させるために、住民に被ばくを強いた事が明らかになれば、もう国家犯罪。

その上、一般市民が深刻な内部被爆をした事が明らかになる事で原発に対する国民感情は一気に高まる。自民党、公明党も住民被ばくに対する民主党の対応について一切触れないないのは、後者を恐れているからに他ならない。メディアも原発を擁護する立場から、内部被爆に関する問題、汚染の実態は一切報じてこなかった。

最近では簡易サーべーで検出されなかった牛が、精肉されて市場に出た地点で高濃度に汚染されていた実態が明らかになっている。簡易サーべーで検査しながら素通りした県のザル検査態勢についての調査はせず、牛を出荷した農家に対し立入り調査、あくまで農家側の問題としている。何処までも腐った国家。

ストレステストに関して
枝野官房長官がストレステストの政府共通見解を発表した事に関連してストレステストに関する質問が集中。ストレステストの内容は国の姿勢を示しただけで、ぶっちゃけ何も決まっていない。ストレステストに関しては、NHK 横川記者の質問に全て集約されている。

泊原発3号機と大飯原発の1号機が調整運転に入ったまま、国の検査の合格もないままずっと運転している問題について、ストレステストも稼働中の原発に適用される二次テストが適用と明言しており、保安院 森山氏の発言から、保安院としては問題とは考えていない。

止めると何時再開できるか分からないため、電力会社は法律を無視してまで調整運転を続けている訳だが、それを経産省・保安院が理解を示している。

これまでも今回の福島事故を鑑みても従来の安全対策で問題ないと明言しており、保安院が役割を果たしていない事は森山氏の発言から見て取れるレベル。今後、事故隠しはこれまで以上に横行する事は間違いなく、運転再開を許せば、間違いなく破滅まで走り続けることになる。絶対に再開ありきのストレステストによる運転再開は許してはならない。



■本日の議題
  • 環境モニタリングについて (東電・文科省) 00:01:20~ / 00:05:10~
  • 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会) 00:06:45~
  • 各プラントの状況 (東電) 00:05:50~
  • 保安院 これまでの質問の解答 00:22:40~
  • 質疑 00:35:35~



資料


録画 IWJ
前半 http://www.ustream.tv/recorded/15930290


後半 http://www.ustream.tv/recorded/15930355


フリーライター木野龍逸さんによるまとめ
http://ustre.am/_14Qdd:MnE



http://ustre.am/_14Qca:MkE 00:01:20~

■環境モニタリングについて (東電・文科省)

東電
概略
敷地内空気中
発電所敷地内モニタリング結果について。空気中放射性物質濃度(第108報)大きな変化なし。

福島第一原子力発電所敷地内における空気中の放射性物質の核種分析の結果について(第百八報)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11071102-j.html

計時変化
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110711c.pdf
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110711c.pdf

発電所周辺 海水
発電所付近、海水からの放射性物質(第110報)特段異常なし。計時変化ほぼ横ばいか若干低減傾向。

福島第一原子力発電所付近の海水からの放射性物質の検出について(第百十報)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110711e.pdf
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110711f.pdf

海底土の調査地点を増やすとアナウンス。月一度のペースでモニタリングを行う。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_110711_05-j.pdf


http://ustre.am/_14Qca:MkF 00:05:10~
文科省
・全国的調査 都道府県別の環境放射能水準結果。
空間線量、定時降下物、浄水、何れも大きな変化はない。

・発電所周辺の調査
空間線量率、積算線量、ダストサンプリング、海洋、これらのモニタリングは何れも大きな変化はない。

福島県の学校調査、4月の上旬には校庭で 3.7マイクロSv/h 以上だったが、先週測定した中では、小中学校は全て、1マイクロSv/h 以下になっている。ごく一部の高校でまだ 1マイクロSv/h 以上の学校がある。

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前半:http://ustre.am/_14Qca:MkG 00:06:45~
後半:http://ustre.am/_14Qdd:MkH 00:00:00~

■環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)

安全委員会
1の空間放射線量、2の空気中放射性物質濃度については特段大きな変化なし。3の航空機モニタリングについては金曜日に文科省から 7月2日地点に合わせたものの発表があった。今日の段階(評価)では地上での測定結果と同様な分布結果をしているという所までだ。
金曜日にも申し上げたが前回との比較など測定結果のより詳細な説明を文科省から頂いた上で、そういった内容を踏まえより詳細な評価結果をお示ししたいと考えている。

4の環境資料、海水について。(29~32ページ)東京電力が 30km圏内、或いは茨城、宮城沿岸で計ったものだが、7月5~8日に採取した海水サンプルの分析結果がある。セシウムが検出されているポイントがあるが、濃度限度以下である。

33ページに東電が30km圏内で採取した海水中に含まれるプルトニウムを調べた結果がある。全てのポイントで検出限界未満だが、この調査結果だけからは今回の施設からの影響の有無については確定的なことは申し上げられないと思っている。

日本海水の普通のプルトニウムの値は 1μBq/L ぐらいなので、今回の検出限度が 0.4ミリBq/L(=400μBq/L)なのでバックグラウンドに比べ、まだ桁が高いという状況のなので更に感度を上げる測定が必要ではないかと考えている。

# つまり、東電が行った調査は、検出限界値が通常海水に含まれるプルトニウムの 400倍 に設定しており、それ以下では検出されないという事になる。これでは評価出来ないという原子力安全委員会の指摘。

34ページに海水中のストロンチウムを分析した結果がある。4つのポイントで全て出ている。しかも半減期の短いストロンチウム89が入っているので今回の事故により放出されたものと考えられる。

35~36ページは海底土のウランの分析結果である。これについてはウラン234/238 の比率や値そのものが、日本の場合だとバックグラウンドが 10Bq/kg になるが、ほぼ全て同じオーダーなので日本に天然に存在するものだと考えられる。

37ページだが、これは環境省が行っている海水の水質調査であり、37ページ地図の中の四角のポイントについては放射性物質の分析も行っているというものだ。これについては海水中からのセシウムについては検出限界未満だったが、海底土からは、下の表にあるようにセシウムが検出されているという状況だ。

38ページからは福島県の港湾、漁場において福島県が行った調査結果だ。海中からセシウムが出ている。今回は青い色が付いているデータが今回新しく発表されたデータだ。海水が検出されたポイントは濃度限度以下となっている。

海底土については40ページ二表が出ており、これも、青で示したところが今回発表されたところだ。セシウムが検出されているという状況だ。

42ページからは環境省と県で行われている福島県の河川、湖沼、ダム貯水池などの水、そこの土からの放射性物質の検出と言うことであり、水についてはセシウムが検出されているポイントがある。土については 46~48ページにでているがセシウムが検出されているポイントがある。

50~52ページ 金曜日に井戸水の中の放射性物質の分析状況についてお伝えしたが、それに加えて 51ページの表を見て頂くと No.42~45 の4つのポイントについて福島県が行った測定結果が出ている。更に52ページの地図に、今回追加された4つを含め。赤い点で示されている。

金曜日に緊急時避難準備区域など、もっと発電所の近くで測定は行われていないのかという質問があり、今回、地図に落とし込んだポイントは環境省が中心になって行っているものであり、従来から福島県の方で井戸水の調査というのは、20km より外の町村でも行われており、結果派遣のホームページで公表されていると言うことだ。

# フリー政野さんの質問

全国の放射能水準調査については特段大きな変化はない。以上。

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http://ustre.am/_14Qdd:MkK 00:05:50~

■各プラントの状況 (東電)

東電(松本)
概要
プラント関連 省略 昨日、水漏れがあった水処理しシステムは復旧し、現在は連続運転中。ロボットによる建屋内の空間線量結果を発表。10~50mSv/h。

事故に伴い、発電所周辺の皆様をはじめ、広く社会の皆様に大変なご迷惑と心配を御かけていることについてお詫び申し上げる。以下のような支援活動を行ってきたので如何に報告させて頂く。

福島地域支援活動について(78.1KB)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_110711_06-j.pdf

# 4つめの項目に注目。「当社食堂や単独診療の食事提供において、福島県産の米や農作物等の積極的な利用を展開、当社及びグループ会社の社員向けホームページにおいて、首都圏で開催される福島県の物産販売イベントの情報を掲載、周知」とある。福島県の農産物、首都圏販売において東電も協力しているそうだ。ツケを国民の健康にまわすなよ。

取水壁に津波によるヒビから外海へ高濃度汚染された海水が漏れるのを防ぐために鋼管矢板による閉塞工事を実施する事を発表。この工事により船が入る都合上、拡散抑制のためのシルトフェンスを36回開け閉めを繰り返す必要があり、高濃度ので汚染された海水が外海へ拡散する事に。

高濃度の放射性物質を含む水の海洋への流出防止・拡散抑制強化に向けた取り組み状況について
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110711i.pdf

添付資料1:汚染水の流出防止・拡散抑制強化対策(PDF 54.6KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110711j.pdf

添付資料2:港湾内の放射性物質量(PDF 75.2KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110711k.pdf

添付資料3:港湾外の海域モニタリング結果 -海水中(表層)の放射性濃度(Bq/L)の測定結果-(PDF 385KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110711l.pdf

1.2×10の12乗Bq程度(1.2テラBq)と考えており、外海の海水と完全に混ざり合うとしても問題ないと255~264Bq/Lなので港湾の外に対して大きな影響はないと考えている。

# 東電は毎度のこと、大きな問題を大した問題ではないように誇張して発表する。いい加減にしてほしい。

ホールボディーカウンター増設
Jヴィレッジホールボディカウンタ(WBC)棟の運用開始について
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_110711_07-j.pdf

ホールボディーカウンター専用棟が完成、7月13日より運用。これまで日本原子力研究機構から借り受けていた車載型WBC を社壁機能のある車庫に入れて運用する。年内には合計 12台のホールボディーカウンターを増設する予定。

# 周囲の放射線量(バックグラウンド)が高いと正確に計測できないため

9人目の 250mSv を超えたと思われる作業員の被ばく線量が確定。外部被ばくで 71.16mSv、内部被爆で166.1mSv/y、合計、237.26mSv となり、250mSv を超えていないことが確定した。以上。

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http://ustre.am/_14Qdd:MkM 00:22:40~

■経産省 保安院 これまでの質問の回答

保安院 森山
サブドレイン水の最終測定について。プルトニウム測定の代表点について。東電では2号機と5号機を代表に選んでいるが、適切か?むしろ3号機を選ぶべきでないかという質問があった。東電が2号機を選んでいる理由は、サブドレイン水のセシウム濃度が高いため。5号機については、6号機よりも場所的に近いため。一定の合理性はあると思うが、保安院としては、そこだけを固定的に測定するのではなく、他のサブドレイン水についても適切に評価するようにと東電に検討して頂いている。以下省略

IAEA の報告書で日本語版と英語版で違いがある点に対する解答
具体的には日本語の3章 津波の評価で専門家が津波の高さを10メートル以上と推定するという記述がある。それに対し、英語版は同じような記載があり、その次に一文あり、従って海水ポンプの設置場所についても10メートル以上であると記述があった。事務的なミスだと考えているが、対応については検討中。以下省略

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■質疑

http://ustre.am/_14Qdd:MkN 00:26:30 ~ 東電
朝日新聞 こん
Jビレッジのホールボディーカウンター棟の件だがいつ頃から検討を始めたのか?独立した棟ということだが、資料写真の外観と内観の写真について詳しく説明してほしい。


http://ustre.am/_14Qdd:MkP 00:28:15 ~ 保安院・東電
産経新聞 大竹
先日、細野大臣が毎月改訂している工程表に関して、これまで個別に公表してきた東電と政府を一本化すると報道機関に示しているが、今回の19日はどのような形式で発表するのか?ステップ1を振り返り、保安院、東電の方で検証を出すのか?検討しているのか、どのような形態で発表するのか?


http://ustre.am/_14Qdd:MkR 00:32:15 ~ 東電
読売新聞 今津
Jビレッジのホールボーディーカウンターについて。全部で12台になるという話しだったが、現在既にあるものが何台で合わせて何台となるのか?資料の写真の上、屋根があり、点との建物があるが、屋根の建物は既存の施設でその中に点とを設置して、それを専用棟と位置づけたという理解で良いか?テントの中に車を持ち込むと言ったが、車載型は左下の Jビレッジセンター棟に書かれているようにも見えるが?全て地図の赤い枠の所に揃えられるのか?全部そろったらどれぐらいのペースでどのような検査がしていけるのか?各装置によって性能差があるのかどうか?他


http://ustre.am/_14Qdd:MkT 00:37:55 ~ 保安院・安全委員会
共同通信 樋口 ★★
保安院に聞く。午前中に枝野官房長官から発表のあったストレステストを含む安全評価について。2段階で評価を行うと言うことで午前中にも説明頂いたが、1段階目と2段階目の評価が具体的に何が違うのかというところが分からないので、もう一度分かり易く説明して頂きたい。保安院と安全委員会に聞く。それぞれの役割がどのようになっているのか教えてほしい。これまでの説明を聞くと、事業者が最初に評価し、それを保安院が妥当かどうか再評価すると思っていたが、その再評価の過程で保安院と安全委員会が一緒に再評価を行うのか、別のプロセスで安全委員会は安全委員会としてやることがあるのか?その辺の役割分担を教えてほしい。他


http://ustre.am/_14Qdd:MkU 00:51:45 ~ 保安院・安全委員会
読売新聞 高田
保安院と安全委員会に聞く。午前中示された原子力発電所の安全性についてというペーパーの中で、解決法の3ポツのところで「現行法令では関与が求められていない原子力安全委員会による確認の元」とう記載があるが、これは具体的にどういったことを意味してるのか?先程、安全委員会 加藤さんが関与について説明したが、保安院の行ったことが妥当かどうか、事業者が行ったとを直接見る訳ではないといったが、これは従来の定期検査のスタンスや許認可に対するスタンスとどう違うのか?もしくは同じような仕組みがあるのならそれを例示してほしい。他


http://ustre.am/_14Qdd:MkV 00:58:00 ~ 保安院
フリー 小西
ストレステストが一次テストと二次テストがあるようだが、なぜ現在停止しているものに対しては一次、動いているものに対しては二次、これの検査内容は違うと言うことか?もし、違うのであればなぜ、それを変える必要があるのか?検査の内容が違うというのがよく分からない。(保安院としては従来の安全対策でも十分ですよ。福島の事故があったとしてもその後の対策で十分安全が確保出来ましたよ。)


http://ustre.am/_14Qdd:Mne 01:03:05 ~ 園田政務官
産経新聞 大竹?
先日、細野大臣が毎月改訂している工程表に関して、これまで個別に公表してきた東電と政府を一本化すると報道機関に示しているが、今回の19日はどのような形式で発表するのか?


http://ustre.am/_14Qdd:Mnf 01:05:10 ~ 保安院
朝日新聞 こん
保安院に聞く。ストレステストは保安院の今までの緊急安全対策では不十分だという面が出てきたからということだが、では、これまでの保安院の検査態勢に福島の事故を経て不十分だったと言うことが明らかになったからこそ、そのようなテストが必要になったのか?その反省を持ってストレステストを行うという理解で良いか?もし、その反省を持ってと言うことであれば、保安院のあり方自体が問われると思うが、それに対しどのように受け止めているか?


http://ustre.am/_14Qdd:Mng 01:08:50 ~ 園田政務官・文科省
NPJ おしどり ★★★
園田政務官に聞く。以前お聞きしたDOEのモニタリングデータはどうなったか?3月15日~22日までに DOE(米エネ省)で1,000カ所、地上をモニタリングしたというデータは公表してもらえるのか?警官と自衛官の方が飯舘村で野営していたときの線量は、個人線量で積算線量だったと言うことだったが、それも初期の十分なデータになるので公開してほしい。

管轄外になると思うが、福島県立大野病院、双葉郡大熊町にあるが、そこにホールボディーカウンターが2台あり、事故直後の住民の内部被爆を測定するという動きがあった。バックグラウンドの影響を受けないところへ移動して計る筈だったが、役場の担当者が突然左遷された。

なので住民の方の内部被爆を計らないように国か県か、大きいところで動いているのではないかと不安が広まっている。そのよからぬ噂を払拭するためにも詳細を調べて解答して頂きたい。文科省と安全委員会に聞く。住民の内部被爆について以前から質問させて頂いているが、8月から始まる問診票行動記録の線量は福島県の健康管理チームに確認したところ、外部被ばくのみしか測定しないと。

問診票は外部被ばくのためにしか存在しないという回答を頂いた。内部被爆は問診票から推定しないとはっきりと回答頂いたが、内部被爆は地域医療課の方だと言うことで地域医療課にも確認したが本日からホールボディーカウンターは浪江、飯舘、川俣からピックアップして先行して JAEA で計っているが、セシウムから出てきたヨウ素被ばくは推定しない、今のところ推定する予定はないという回答だった。

(ヨウ素の)内部被爆はどうするのかと聞いたところ、県民健康管理チームの行動表から推定するといった。しかし、県民健康管理チームは外部被ばくしか測定しないと常に回答している。福島県庁の方でも混乱があるようなので、どうやって過去推定していくのか、具体的な回答がほしい。

福島県の方で5台のホールボディーカウンター搭載車を購入して11月から県のほうで測定するという事で県の予算で購入しているのではなく、それは国の基金からと言う回答だった。お金だけだして口は挟まないという凄く大らかなプランなのか?


http://ustre.am/_14Qdd:Mni 01:19:25 ~ 東電
週間金曜日 湯桁
夏の電力需給について東電に聞く。毎日電気予報が出されているが、毎日出されている予測についてどのような試算で出しているのか?具体的な数字の根拠は?夏のピーク時の値についても同様に根拠を教えてほしい。大口電力需要家との需給調整契約について、今後、どういった形で受注調整契約をしていくのか、その実施予定について教えてほしい。他。


http://ustre.am/_14Qdd:Mnj 01:23:45 ~ 東電・園田政務官
NHK 横川
空気中の核種分析について。今回の新しい地点での調査と2号機の中での空気中核種分析は意味合いとしては、これまでの正門の調査は値が低くなってしまってわからないので調べると言うことだと思うが、1号機と2号機で3ポイント敷地内で測定しているが、他の4号機、3号機の近くでも行う事になるのか?今回の敷地近くの山側で少し数値が出ているが、1号機の山側の観測ポイントは1号機原子炉建屋から何メートルの距離にあるのか教えてほしい。他。


http://ustre.am/_14Qdd:Mnk 01:32:15 ~ 東電・保安院・園田政務官
共同通信 菊池 ★★
東電に聞く。午前中の会見で1号機の当所、産業医でいた方が、3月11日から18日まで避難されたと言うことだが、それ以降は体制が徐々に戻りつつあるととらえているが、11日~18日に避難された産業医の方は戻ってきたのか?それとも以降は別の方になっているのか?本人が避難されたのは本人の意志でされたのか?社として令を出したのか?ストレステストについて最終的な判断は、総理と3大臣といっていたが、最終的な判断とは具体的に何を指すのか?つまり、再稼動させられるかどうかの判断をするのが最終的に総理と3大臣という趣旨でいったのか?ストレステストで政務官に聞く。先ほど安全員会で斑目委員長が今回のストレステストを最可動の判断に使うかどうかは、政治だという趣旨の発言をされているようだ。政治の立場からも同じような見解を持っているか?


http://ustre.am/_14Qdd:Mnm 01:42:25 ~ 東電・文科省
新聞赤旗 神田
7月8日の会見で発表された地震動と津波解析のシミュレーションについて土木学会のものかどうかについて。津波解析は資料は概要版だが正式版は公開しないのか?野鳥について調査するかどうか質問したが、その趣旨説明。他。


http://ustre.am/_14Qdd:Mnr 01:49:30 ~ 東電
読売新聞 三井
内部被曝の作業者について。今日、被爆が確定した人の年齢は?確定した人の最高値は?他。


http://ustre.am/_14Qdd:Mns 01:52:55 ~ 東電
フジテレビ 生野
被爆された方に対して東電としては何年間ぐらい経過観察をされるのか?その基準となる被爆数値はあるのか?


http://ustre.am/_14Qdd:Mnt 01:54:25 ~ 保安院・園田政務官
NHK 沓掛 ★★★
調整運転が長期化している問題について。今、泊原発3号機と大飯原発の1号機が調整運転に入ったまま、国の検査の合格もないままずっと運転しているわけだが、これについて今日の安全委員会で斑目委員長が明らかに良いことではないと。保安院に適切な判断を求めたいと発言されたということだ。保安院 森山に聞く。原子力安全委員会からなにか具体的な助言はあったのか?現状の認識と今後どうしていくのか?園田政務官にはこの問題について政府としてどう働きかけていくのか?現状の認識について教えてほしい。今回のストレスととの関連だが、調整運転の期間についてはどのように関係しているのか?(保安院 森山:調整運転ではあるが既に運転を開始してるので、あくまでも停止をしていて起動しているものが一次評価の対象で、この調整運転も含め、運転しているものは二次評価の対象だと理解している。=試験運転を続けているこの二歳の原発は通常運転しているものとしてストレステストで扱う。つまり、問題ないという保安院の認識。保安院に原発を正しく評価、審査できるわけがない。)


http://ustre.am/_14Qdd:Mnu 01:58:20 ~ 東電
日経新聞 カワイ ★★★
シルトフェンスを開ける件について。どこへ漏れるの防ぐ工事でどのように鋼板を埋めるのか?港湾部と外海の入り口はフェンスか何かで封鎖されているものなのか?1.2兆Bq/L の高濃度汚染された海水が港湾の外の海へ漏れていく量というのは推定できるものなのか?その場合、地元や海外への通告はする予定なのか?あるいはもう、したのか?(東電:自治体、漁連については事前に連絡した。基本的には港湾にとどまるので漏れていなかいと考えている。=船が36回も出入りして漏れていかなわけがないだろう。どこまで都合良く考えるのか。東電の発表は信用してはいけない。すべて嘘だと考え疑うのが調度良い。)3号機の窒素封入について進展があったら教えてほしい。


http://ustre.am/_14Qdd:Mnv 02:02:05 ~ 東電・安全委員会・園田政務官
フリー木野 ★★
増設されるホールボディーカウンターについて東電に聞く。先ほど、台数を増やされるということ8月以降の分を、また4ヶ月ほどかかって6台増やすということだが、なぜ、そんなに時間がかかるのか?(東電:今生産している最中だから)実際に受検の後に事務処理で滞るという説明があったが事務処理とはなにか?(検査データを分析する作業のこと単に事務処理と表現しただけ)安全委員会の加藤氏に聞く。ストレステストは実際に保安院から案件が回ってきた際に、安全委員会は専門委員を含めて何かの検討をされるのか?そのために誰と誰が参加するという枠組みづくりというのは考えているのか?他


http://ustre.am/_14Qdd:Mnw 02:09:40 ~ 東電・園田政務官・保安院
テレビ朝日 ★★
福島県産の牛肉から暫定基準値を越える放射線セシウムが検出され汚染が広がっている訳だがこの件についてどう受け止めているか?保安院に聞く。ストレステストについて。そもそも原発には設置基準というものがあると思うが、それを満たしているのに尤度がないので再開できないという可能性はあるのか?


http://ustre.am/_14Qdd:Mnx 02:12:30 ~ 東電
毎日新聞 とくの
本日、被ばく線量が 230mSv と確定した人は東電社員、協力会社の社員のどちらか?(東電:東電社員)被ばく線量が 250mSv を超えた6人の方は今現在、どこでどんな作業に従事しているのか?(東電:バックオフィスで1F復旧作業)


http://ustre.am/_14Qdd:Mny 02:14:30 ~ 東電・安全委員会・保安院
共同通信 すえ
東電に聞く。2号機の空間線量や核種分析だが、資料にある線量を測定した場所の●で示してあるが、全部で何カ所で測定を行ったのか?ダストサンプリングの核種分析だが、先程、高いと発言したが、これは換気の効果がなかったということか?搬入抗をあける作業は湿度低減がメインだったかと思うが、核種の量が下がることは別に想定していなかったととらえて良いか?今後行われる環境改善とは具体的に何か教えてほしい、安全委員会に聞く。ストレステストの項目作成について午前中の保安院のブリーフィングでは委員長として随時安全委員に協議なり相談なり助言を求めるという印象を受けたが、安全委員会として関与というのは今のところ随時行うと言うことのなのか?それともこういう案が固まった、項目が出来た後は、先程「最終的な保安院の事業所のデータに関する評価があがってからそれを確認する」と言ったが、そのような大きな節目節目、大きく区切られた関与のみを考えているのか、その辺のイメージを教えてほしい。他、IAEA 日本語版と英語版の違いや報告書の作成手順について。


http://ustre.am/_14Qdd:Mnz 02:22:05 ~ 園田政務官
NHK 横川 ★★★
ストレステストについて。これまで説明を受けているが、なかなか実態として手法が見えてこない、説明を受けても分からない部分が多い。結局今回の話しを伺ってくると一番最初に政府の方で出された保安院の検査によって原発の安全性は確認されているけれども、国民の安心感が得られていないので実施するという趣旨だと感じられる。

今回のストレステストをやる意味合いが何処にあるのか?一次、二次に別ける意味合いが全然分からない。つまり、国民から見た場合、原発が動いていようが止まっていようが、原発は原発であり求められる安全性は変わらない。なのに、動いているものに二次、停止中のものは一次、という方でテストを別ける必要があるのか、説明を聞いていてもよく分からないので改めて説明を求める。

その上で、再開ありきの中で辻褄を合わせるためストレステストをやったことによって安心してもらうための口実作りととらえられて仕方がないが、そのあたりはどう考えているのか? ~ 今の説明で政府の姿勢を示したものだと言うことは分かったが、一次、二次でテストを別ける意味が分からない。

動いてようが止まっていようが、元々原発が持っている構造をシミュレーション等で調べてどの程度の尤度を持っているかを調べるのがそもそもの狙いだったと理解しているが、そうしたときに動いているものと止まっているものを別けるというのは国民から見た場合は、止まっているものであろうと、例えば二次評価の得た上での運転でなければ安心出来ない、つまり、一次が終った段階で良いですよと言われても、二次は待たなくて良いのかという事につながりかねないと思うがどう考えているのか? ~ いずれにせよ内容が分りません、それが出た段階で国民が納得することが大事だと思うが、そのやり方で国民が納得、安心してもらえるとお考えなのか?


http://ustre.am/_14Qdd:MnA 02:30:25 ~ 保安院・園田政務官
読売新聞 井上 ★★★
保安院の森山に聞く。先程、調整運転中の2基について2次テストの扱いになると発言していたが、これは定期検査中の括りからすれば一次のストレステストの対象になるのではないか?二次で良いのか?(保安院 森山:最終調整運転は正式運転のカテゴリーに含める。= 法律を無視して調整運転を長期間続けることには何ら問題は感じていない保安院。間違いなく事故は繰り返される。)


http://ustre.am/_14Qdd:MnB 02:31:00 ~ 東電・保安院
フリー木野 ★★
東電に聞く。冒頭、保安院の方からプルトニウムの検出に関して、サブドレインの検出場所が適正であるかどうか、検出限界が低すぎるという件があったが、やり直しはいつ頃行われるのか予定はあるか?保安院に聞く。先日の東電の津波の解析は概要版となっているが、正式版、詳細なものを保安院から公開される予定はないのか?


http://ustre.am/_14Qdd:MnC 02:35:00 ~ 東電
東電 松本
本日の実績


http://ustre.am/_14Qdd:MnD 02:44:50 ~ 東電
日経新聞 カワイ
資料、別紙1の被ばく管理手法でガンマカメラの熱源の確認だとか4種類ほど作業が書いてあるが、これは既に実施した対策なのか?(東電:はい)他




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