2011年7月25日月曜日

2011年 7月 21日 統合対策本部共同記者会見:原子力安全委員会、文科省の航空機モニタリング 下のレンジ 10万Bq は問題と指導。経産省・保安院 2回目のストレステスト修正案、安全委員会が認証。この内容で各電力会社に通達。

2011年 7月 21日 共同記者会見 (52回)

録画 IWJ
1 http://www.ustream.tv/recorded/16143405
フリーライター木野龍逸さんによるまとめ
http://ustre.am/_15K7k:NiQ


■会見のポイント
高濃度汚染されたセシウム牛が問題となっている事を受け、以前から指摘されていた航空機モニタリングの下のレンジを細かくするよう安全委員会から文科省に指導があった。

これまで文科省は航空機モニタリングは地上で土壌調査を行うためのサンプルに過ぎず重要ではないと主張していた。10万ベクレル/m2 以下は全て同じであるため、これまで極度に酷い汚染地域しか特定が出来なかった。

広範囲に広がる深刻な土壌汚染を隠したい文科省の意図があることは、全てにおいて過小評価する文科相モニタリングの姿勢を見ても明らか。
今回の会見では、それを意図的見過ごしてきた原子力安全委員会、国の姿勢を浮き彫りにしている。

この問題は先日の会見で木野さんが再び指摘。本日、ワラとセシウム汚染の牛が問題が表面化、広く世間に知られることとなり、ようやく航空機モニタリングのレンジを細かくするよう指導している。


国、メディアが航空機モニタリングの情報を隠蔽せず、同心円による汚染、避難区域を強調せず国民にあやまった先入観を受け付けなければ避けられた可能性が高い。

緊急時被爆と現存被爆
昨日の会見で安全委員会から発表のあった現存被爆への移行。質疑関連では NHK 石川記者の質問からはじまった緊急時被爆(20~100mSv/y)と現存被爆(1~20mSv/y)に関する質問と、ニコニコ七尾さんの ICRP 質問をきっかけにステークホルダーに関する矛盾を木野さんが3回目の質問でぶつけている。

文科省と安全委員会の蒸し返してほしくない空気は必見。ステップ2終了に向けた避難解除、特定勧奨地点など問題は山積で、この問題は必ず再燃する避けて通れない問題。

発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価 ~ストレステスト修正
7月15日に経産省 保安院から原子力安全委員会に提出のあった「発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価 」の概要、いわゆるストレステストの内容にだめ出しがあり修正を求められた経産省 保安院。本日、その修正案を原子力安全委員会に提出、了承された旨の報告と修正箇所の説明があった。

前回と同様、直前まで原子力案園委員会で説明を行っていた経産省 保安院 山田担当課長。今回も同日の本会見での発表となり遅れて登場。会見は深夜まで23時30分ごろまで及んだ。印象としては、経産省の立場はあくまでこれまでの安全対策+アルファ(防潮堤等津波、電源対策)で十分である事を証明するためのテストであるという事を発表の中でも明言している点。

つまり、停止する原発は一台も出ない事を堂々と示唆している。このようなテスト結果で大丈夫と言われて納得出来るはずがない。経産省 海江田大臣と 管総理の考えるストレステストは全く別物であることがよく分る会見となっている。

翌日にはさっさと電力会社に通達された。原子力案園委員会でのチェックはたったの数時間、即時通達。誰が見ても運転再開を前提に国が動いている事は誰の目にも明らか。殆ど議論が尽くされてない。本当に酷い。


■本日の議題
  • 環境モニタリングについて (東電・文科省) 00:01:35~ / 00:06:00~
  • 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会) 00:20:20~
  • 各プラントの状況 (東電) 00:32:40~
  • 発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価 ~ ストレステスト
    (経産省 保安員:山田課長) 01:56:20~
  • 質疑 00:28:35~



資料


録画 IWJ
1 http://www.ustream.tv/recorded/16143405


フリーライター木野龍逸さんによるまとめ
http://ustre.am/_15K7k:NiQ



http://ustre.am/_15JDv:NaX 00:01:35~

■環境モニタリングについて (東電・文科省)

東電 (松本)
概略

・敷地内 空気中
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11072107-j.html
発電所敷地内における空気中放射性物質の核種分析結果(118報)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721k.pdf

福島第一 ダスト核種分析結果(PDF 15.9KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721m.pdf
福島第二 ダスト核種分析結果(PDF 13.7KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721n.pdf
別紙:福島第一原子力発電所 空気中のPu測定結果
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721l.pdf

空気中の分析結果 7/4採取分 プルトニウムの分析結果。検出限界未満。


発電所周辺 海水
1F 沿岸部4カ所 海水サンプリングの分析結果。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11072104-j.html
発電所付近、海水からの放射性物質(第120報)

海水核種分析結果(PDF 12.9KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721e.pdf
海水放射能濃度(PDF 16.6KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721f.pdf

悪天候のため 1F周辺は採取できず。

土壌
土壌の中のウラン、プルトニウム、その他ガンマ核種分析の結果。
福島第一原子力発電所構内における土壌中の放射性物質の核種分析の結果について(続報24)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11072108-j.html

福島第一原子力発電所 土壌Pu分析結果
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721o.pdf
7/4日 日本分析センターで分析。プルトニウム検出されるが、通常、国内の土壌に存在する程度。

福島第一原子力発電所 土壌ガンマ線核種分析結果
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721p.pdf
主要3核種以外のガンマ核種の分析結果。3カ所の測定地点で何れも いくつか見つかっているが、ヨウ素131とセシウム134/137 が(高い値で)見つかっているが、その他は検出限界未満。

福島第一原子力発電所 土壌中のウラン分析結果(PDF 13.5KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721q.pdf
土壌中のウラン 6月20日にサンプリング。日本分析センターで分析。ウラン234/235/238 何れも検出された。量は天然に存在してるレベルとほぼ同程度。天然に存在する揺らぎの範囲内で原子炉由来ではないか。


http://ustre.am/_15JDv:NaY 00:04:40~

文科省 (坪井審議官)

概要

・全国的調査 都道府県別の環境放射能水準結果。
空間線量、定時降下物、浄水、何れも大きな変化はない。

・発電所周辺の調査
空間線量率、積算線量、ダストサンプリングについてのモニタリングは何れも大きな変化はない。

海域調査、海底土、大きな変化はない。

# 手抜きするのはやめて頂きたい。高い値で検出されているところは変化がなくても、その都度、報告すべき。文科省は常に大したことがなかったかのように意識して発表する。

学校関係の調査結果は本日、原子力安全委員会に報告した。以前発表した学校のデータ6月23日と7月7日の測定分を改めて今日まとめて安全委員会に報告している。
(会見配付資料とページ異なる)

学校の空間線量の最新値が出ている。元々3.7マイクロSv/h以上(なぜ3.8と言わないで3.7なのか?)だったところが 0.2~0.5マイクロSv/hに低減した学校が43校。52校については校庭表土の除去が行われている。下の4校については公立小学校はここにないが、高校とか児童園がまだ表土の除去が行われていないという事で1マイクロSv/h 以上になっている。

# 児童園って、幼い子供が被爆し続けている現実。指導はしないのか。当所、国の指示もないのに土壌の除去する必要はない。安全だと自治体独自の対応に不快感を示した枝野官房長官。後に否定した訳ではないと見苦しい釈明をしている。

学校の先生がもっている線量計で計測した空間線量が校庭表土除去の前後でどの程度変化したか平均値をとった。その結果、前と後で平均 65%低減している。モデルとして学校を選び、何処に放射線が高いか調べた結果、場所毎の空気中のダスト分析結果など調査した結果をまとめている。空気中ダストは濃度限度値の1/2000が1カ所だけ検出された。

これはまったくの参考だが福島県が独自に3つの学校を選び、通学路など線量が高い所を調査。高圧洗浄機でどの程度、下がるか報告されている。このような除線活動は生活支援チームが担当している。福島県に対しては基金という形で国の二次補正予算を組んでおり、この基金から除線活動が行われる予定だ。

# 文科省のサイトを探したが見あたらない。福島県のサイトにも。どちらも新着情報など上の階層でまとめページがなく、深い階層に追加されるだけなのでチェックのに非常二時間がかかる。とても国民に情報を公開する気があるとは思えない。人知れずアップすれば情報を提供した事と同じ。隠蔽体質の現れ。特に福島県のトップページは酷すぎる。http://wwwcms.pref.fukushima.jp/

資料の3の関係が86ページ以降だ。福島県で線量率の高かった上位の55校の教職員(1校1名)に教職員に線量計を持って頂き、4月以降からデータを取っているものだ。最近は比較的安定しているが、時間平均 0.1マイクロSv/h となっている。これを1日8時間、200日という計算で年間平均 0.2mSv/yになる。

0.2 という数字は 20mSv/yの 1/100 といったレベルという現実の推定値だ。

# まだ20mSv/y を基準に考える呆れた文科省。1mSv/y の1/5と説明するべき!年間の1/5を学校だけ8時間で考えると低いとは言えない。現実の推定値って意味側ならない。非常に少ないんだと言いたげ。こういう事の繰り返しが信用を失う事になるとは考えないのだろうか?それとも国民はバカだからごまかせるとでも文科省は考えているのだろうか?

6月20日~4月3日と、(??? 何をしゃべっているのか分らない)4月末から全体にすると 0.2 、年間は0.3というような値になると言うことでございます。(多分、4月以降の平均値は 0.2マイクロSv/h、年間0.3の意味が分らない。)基本的に従来から安全委員会から報告しているものを最新のデータと言うことになる。(意味が分らない。今回新たに安全委員会に報告したが、日付は古いがデータとしては最新値?と言いたいのか?)

ただ一つ新しいデータと言うことは106ページをご覧いただくと実際に先生方に線量計を持って頂いてるが屋内にいる時間と屋外にいる時間がどれくらいかというと106ページに掲げていると言うことで一番最初の5月頃は2.5%ぐらいしか屋外にしか屋外に、まぁ最新の段階では5.2%と言うことでまだ屋内のおられて屋外活動は制約されているという中での値が先程の値になるのではないかと思う。

# 坪井審議官の場合は、要約する以前に、何をしゃべっているか理解する方に時間がかかる。そのまま文章に起こしても意味が不明。おそらくこのようにいいたいのだと思う。

新しく追加された新しいデータは106ページにあるので見て頂きたい。先生方に持って頂いた線量計で計測したデータに関して、屋外と屋内にいる時間の比率を調べたものだ。計測当所の5月頃は屋外が2.5%、最近は5.2%となっている。まだ、屋外での活動を自粛しているという状況の中で先程の値が出ているのではないかと考えている。

先程の説明は4月の段階で線量率の高かった55校に関してだが、それ以外の福島県1,641校にも同じように先生に持って頂いたデータを集計している。今回、6月分のデータが纏まったのでその結果と言うことになる。平均0.1マイクロSv/h。 1日8時間 200日で仮定すると 0.2マイクロSv/h になる。

先程の55校と殆ど同じ値になっている。最高の値で1.4マイクロSv/hという値が計測されている学校があるが、注)という小さい表記で書かせて頂いているが、1日だけ高い値が出ており、どうも携帯電話や無線LAN といった無線機器のそばに線量計を置いてしまったという事で非常に特異な値がでている。一番高い数値を示した学校はどうもそういう理由らしい。

最大値の1.4マイクロSv/hというのはある意味、誤作動が原因だという評価をしている。それを除くと一番大きい値は福島市の 0.9マイクロSv/h というのが現状だ。113ページ以降は個別の学校のデータだ。これは初めて福島県全校のデータを集計したものだ。色分けして地図の上にマッピングした状況が114ページの資料に示してある。

# 0.9と比較して1.4。高い放射性物質がそばにあったという可能性はないのだろうか?

宿題の報告だ。

その1
原子力損害賠償法の資料の中で放射線被曝による損害の中に消防士がなぜ入っているのかという質問があった。本県事故の復旧作業に従事した、従業員、自衛官、消防隊員、警察官、住民その他がこういった方々被害を受けた場合は損害の対象になるという文の中身だが、自衛官、消防隊員、警察官は3号機の燃料プール、放水作業に携わったと言うことで可能性としてはいろいろ考えられるという事で例示としてあげた。実際には大きな被爆を受けたという訳ではないと聞いている。

その2
1960~1970年代に当時、厚生省の国立予防衛生研究所で子供の乳歯を集めて乳歯の中のストロンチウム90を計測していたことがあり、今回はしないのかという質問だった。ストロンチウム90は骨にたまる各首都言うことで歯の中にもたまると言うことだが、実際当時行われていたのは濃度が微量で50人とか100人の歯を集めて初めて分析が可能になると言うことで行っていた。

当時は核実験の影響と言うことで広い範囲の平均的な測定や年次変化を見る事が目的だった。今回の個人の被ばく量を推定するという意味ではこの方法は使えないのではないかとう専門的な観点からの見解だった。個人被ばく線量は福島県の健康管理調査で行われる。特に内部被爆はホールボディーカウンターによる検査が基本だ。

# 県も文科省も住民の内部被爆を隠蔽するためには、ホールボディーカウンターだけの調査が良いに決まってるよね。そのために4月から7月までの3ヶ月間以上の間、ホールボディーカウンターで検出出来ないよう受診妨害してきた政府。

各大学に震災関係の予算がどれだけ落ちているのかという事だったが、例示として東大と福島大学の例があったが東大についてはその時、指摘頂いた中身は自分の予算で調達したものではないという事だ。福島大学については測定器買っているようだが、それは運営費交付金といい通常経費の中から手当てしたと言うことだった。

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http://ustre.am/_15JDv:Nb0 00:20:20~

■環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)

原子力安全委員会(加藤審議官)

1の空間放射線量、2の空気中放射性物質濃度については特段大きな変化なし。

3の航空機モニタリングについてだが、参考資料10ページに資料が出ている。昨日文科省から報告のあった宮城県での航空機モニタリングの結果が出ている。南部、北西部でやや高い線量分布の傾向がある。問題は11~13ページのセシウムのデータの表示だが 100,000Bq 以下のバンド一つがほぼ県全域にわたっているという状況だ。

# 先日の会見で木野さんが問題定義したところ。航空機モニタリングの精度については最初の段階から門隊があるとして指摘されていたが、高濃度汚染されたワラを食べた高濃度セシウム牛の問題が発生し、やっと安全委員会として文科省を指導する事に。実際は汚染の詳細を隠蔽したい国の意向が働いている事はこれまでの会見をみても間違いない。

やはり、ここは線量を見ると3つぐらいのバンドに渡っているわけだから、セシウムの土壌沈着も、100,000(100k)Bq/m2 をいくつかのバンドに別けて区分する、図示する必要があると考えるという事である。

4の環境資料の関係ではお手元の資料 18ページに東電が発電所周辺で海水中の放射性物質の分析を行った結果がある。7月18日採取分についてはポイント3番と4番でセシウムが出ているが濃度限度を下回っているという状況だ。5の全国の放射能水準調査は特段大きな変化はないという状況だ。

安全委員会からはもう一つ資料をお配りしている。

今後の放射線モニタリングに関する基本的考え方について(案)
http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan055/siryo4.pdf

事故以来行われてきているもにタイリングの活動が非常二時間がたっているが、全体として事故直後の放射性物質の大量放出があったときのモードでまだ続いている状況だが、今後については周辺環境における全体的な評価であるとか今後の被ばく線量低減対策、炉の状態もみながらではあるが、避難区域等の解除が今後の検討課題となってくる訳である。

そういった検討にしする情報を得るためのモニタリングに移行していく事が適切であるという考え方に基づいてこの神をまとめている。

1.放射線モニタリングの目的
1の放射線モニタリングの目的ではこういった事を目的として行っていく必要があることをまとめてある。

2.放射線モニタリングの留意点
2の留意点でいくつか掲げているが国と地方自治体、専門機関や研究機関、大学等の連携の問題、データの品質を保証すると言うこと。データに分析を加えていくことの必要性。また、今後、長期にわたりデータが収拾、蓄積される必要があるし、国内からの検証に耐えうるよう、そのための体制整備が筆夜であるとが書かれている。

一方、これまで御壊れてきている緊急時モニタリングについては地点、頻度、検出感度など見直した上で今後のモニタリングに適切に組み入れたらいいのではないかということである。裏面には具体的にどんな放射線モニタリングを実勢すべきか、また、留意事項をいくつか掲げている。

モニタリング調整会議ということで関係省庁で横断的なモニタリング計画を今後作っていくと言うことであるので、その際にこういった基本的な考え方を参考にして頂けたらと考えている。

3点目として先程の文科省の報告の中で学校関係のモニタリング結果を本日安全委員会に報告頂いた訳だが、安全委員会でどんな議論があったのか若干紹介しておくと、この報告に関していろいろ質疑があった上での斑目委員長の取り纏めとしては学校における線量低減対策としては順調に進んでいると言うことが高く評価される。

子供の線量低減対策、先ず学校からスタートしている訳だが、今後は市街地、公園であるとか更には田畑など様々なところでやっていかなければならない訳だが、そういった際にここまでで得られているデータが有効に役立つと考えられるので、これまで行った線量低減対策の効果がよく伝わるようにデータの評価をしっかりして頂きたいと言うことである

また、先程、紹介の中で件の対策本部がまとめた子供の放射線量低減の手引きと言うことの紹介もあったが、そういったものにも、今回文科省が行ってきている学校関係のモニタリングデータが生かされるなど県との連携を深めて頂きたいいう取り纏めだった。

4点目だが暴騰し会社の方から言及があったが、本日の原子力安全委員会では(経産省)保安院から、いわゆるストレステストの評価手法、実施計画について第二ラウンドの説明を頂いた。前回、コメントを申し上げた点について適切に対応されている問うことで、本日、ご報告頂いた実施方法、実施計画で妥当であるという判断をしている。

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http://ustre.am/_15JDv:Nb1 00:32:40~

■各プラントの状況 (東電)

東電(松本)
概要

資料 1F プラントの状況
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(19.5KB)[画像]
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_110721_01-j.pdf

本日 8時38分に夜ノ森線2回線復旧工事に伴う電源切り替えのため水処理装置を停止。と書いてあるが、サプレッション サージタンクの水系の電源断に伴う自動停止。本日18時30分頃の電源復旧に伴い水処理装置も運転を再開する予定。

省略

発電所内の放射性物質の分析状況

海水モニタリグ
福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(7月20日採取分)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11072106-j.html
福島第一 物揚場前、1~4号機スクリーン、1~4号機取水口内海水核種分析結果(PDF 15.9KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721i.pdf
海水放射能濃度(PDF 52.8KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721j.pdf

昨日の測定結果と比べ概ねどのサンプリング点も値としては上昇している。海が荒れている関係で海の中の攪拌が行われたと考えているが引き続きサンプリングを続け様子を観察していく。

福島第一原子力発電所タービン建屋付近のサブドレンからの放射性物質の検出について(7月20日採取分)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11072105-j.html
別紙:サブドレン核種分析結果(PDF 10.7KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721g.pdf
参考資料:1F放射能濃度(PDF 24.0KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721h.pdf

本日は1号機のサブドレインのセシウムの値が上昇しているが、こちらに関しては以前未レらレ多様に雨水の流入ではないかと考えている。引き続き、明日以降のサンプリング結果を参照していきたいと考えている。その他のサンプリング ポイントについては大きな変更はない。

本日、報告書を一件提出したのでご報告させて頂く。こちらは保安院からの指示により緊急安全対策の実施状況について5月20日に報告書を提出したがその後、浸水対策の実施内容の充実、全交流電源喪失時に使用する不可の端数の見直し等のため、実施報告書の記載を一部補正を行い、本日提出させて頂いた。

福島第二原子力発電所における緊急安全対策に関する実施状況報告書の補正について
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11072103-j.html

補正の状況についてはお手元の資料3ページから補正前、補正後で書いているが、主に小数点の切り上げないし四捨五入を安全側にやり直している。報告書本体については後ほどホームページにアップする予定なのでご確認頂きたい。

補正前後比較表(PDF 845KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721d.pdf
実施状況報告書(補正)(PDF 7.14MB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110721s.pdf

体調不良者が2名発生している。マイクロバスから降りた挙力企業の作業員が体調不良を訴えたため、免震重要塔の医務室で診察治療を受けた後、Jビレッジに搬送。その後、総合いわき共立病院に救急車で搬送。60歳代の男性。診断結果は出ていない。この方免震重要塔に行かれた際、一時的に前面マスクを10分ほど外している。

従って治療が終ったらホールボディーカウンターで内部被爆の測定を行う要諦だ。現場のダスト分析結果だが、検出限界未満と言うことなので内部取り込みは小さいと判断している。

先日、7月19日に体調不良の方が発生したことを報告させて頂いたが、この方については総合いわき共立病院の医者の診断で不明熱という診断結果が出ている。熱中症ではなかったと言うことだ。ウィルスの感染等による発熱という可能性が高いと言うことで抗生物質の治療を行っている状況だ。

皆さんのお手元に当社社長が、青森県、新潟県を今後訪問すると言うことで改めてお知らせさせて頂いている。

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http://ustre.am/_15JDv:Nb4 01:56:20~

■発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価 ~ストレステスト (経産省 保安員)

経産省 保安員(山田課長)
本日、原子力安全委員会に報告したものについて説明させて頂く。今回、安全委員会に報告するにあたって変更したところを中心に説明させて頂きたい。

第55回 原子力安全委員会臨時会議
http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan055/index.html

先ず1ページ目。
(1-1)東京電力株式会社福島第一原子力発電所における事故を踏まえた既設の発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価に関する評価手法及び実施計画(案) (PDF:332 KB)
http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan055/siryo1-1.pdf

2.評価対象時点
前回の報告では平成23年7月31日地点での施設管理状態と言うことで案を作ったが、安全委員会の方で提出する時点がそれぞれ変わってくるので決めてしまうのはどうかと言うことで、電力会社の方に時点を指定して頂くことにした。

2ページ目2行目に許容値等という言葉ある。等に関しては口頭で説明したが明文化するようにと言われたので注意書きという形で書き込んだ。

※)許容値が最終的な耐力に比して余裕をもって設定されている場合については、技術的に説明可能な範囲においてその余裕を考慮した値を用いても良いものとする。

2ページ目の下にポツが4つあるが、上から二つ目だ。「想定する自然現象は、地震及び津波とする。」としている。前回の報告では地震と津波の複合事象については二次評価の対象とするとしていた。

これに対し、今回福島で発生したのは地震と津波の複合事象なのでそれについて一次で評価しないというのは、そのままで理解してもらうのは難しいという指摘があり、地震と津波の複合事象は一次評価でも実施するように変更した。

# 最初の考えに至った理由の正当性がわからない。評価が複雑になると時間がかかるので運転再開に支障を来すと率直に言えば?

二次評価においては 「必要に応じ、その他の自然現象の重畳」イメージをしているのは地震が起きたとき、大雪や大雨があるといった場合は対策に制約が加わる場合があるのでその他の自然現象においては重畳した場合にどういう対応になるかと言うことについて評価の中で考慮してもらうと言うことを記載している。

3ページ目5ポツ。一次評価実施事項の直前の所だが、一つ付け加えている。これは安全委員会での審議の中でマイプラント意識を持って事業者に評価をしてもらう必要があるという指摘を受けたので、それについて以下を明文化した。

「この取組みが、自らの発電所の有する余裕や潜在的な脆弱性を把握し、安全を向上させるためのプロセスの一環であることを意識して実施する。」


5.一次評価実施事項
記載の表現ぶりだけだが 5ポツ 一次評価実施事項の(1)② の所に「クリフエッジの所在を特定する。またそのときの地震動の大きさを明らかにする。」とあるが、前回は クリフエッジと弱点と並べて表記していた。弱点とクリフエッジの関係が分かり難いと言うことで今回案では燃料損傷に向かってしまうようなターニングポイントはクリフエッジ言葉で表現している。

続いて4ページ目。(3)地震と津波との重畳 ということで先程申し上げた地震と津波の複合事象については一次評価の項目として1項目を立てている。

4ページ最後の所だが、一次評価と二次評価のカバーしている範囲を少し揃えた方が良いのではないかと言うことで、既に実施しているアクシデントマネジメント対策について、実際には PSA の結果を使って燃料の損傷、格納容器の破損を防ぐという対策が取られているが、これにおいては PSA の中にイベントツーリーを作って炉心損傷に向かうシナリオを探す、それに対する対策を探すと言うことをやっており、これについては今回、一次評価、二次評価で行う事と非常に近い者があると言うことでそれについては同じように評価として含めて頂こうと言うことで一次評価の中では既に取られているシビアアクシデント対策について書いて頂く。

これまでアクシデントマネジメント対策についてはその対応策において、多重防護の観点からの整理と言うことはしていないので、その点の整理をした上で評価した結果と言うことで報告して頂こうという形にしている。

6.二次評価実施事項
「地震」、「津波」、「地震と津波の重畳」それぞれの ③ の一番最後の行ということで、先程の自然現象の重畳、大雪、大雨、台風など厳しい条件になるときは評価の中に加えてもらうと言うことの記載の追加をしている。

見直したところで大きな所は以上だ。

修正箇所を赤で示した書類
東京電力株式会社福島第一原子力発電所における事故を踏まえた既設の発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価に関する評価手法及び実施計画(案) (PDF:356 KB)
http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan055/siryo1-2.pdf

続いて安全委員会に報告した際に指摘を頂いたところだが、具体的に総合的安全評価の中でどういった評価を行うのか、具体的な作業としてどのような内容になっていてどの程度の深さの分析をするんだろうかと言うことについてイメージがわきにくいという指摘を頂いたので説明するために作成した者がある。

資料の中には2種類パワーポイントが入っており、前の方のパワーポイントだ。後ろの方は今日の安全委員会には参考資料と言うことで今後、私ども(経産省 保安院)の方で地元に説明するために作ったなるべく分かり易くした資料だ。説明は前の方の資料を使って説明する。

(1-3)発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価 (PP)
http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan055/siryo1-3.pdf

スライド1
先程の資料で「地震」、「津波」、「地震と津波の重畳」それぞれの ①~③ があったが、それぞれについて少し解説的にどういった中身なのかについて書かせて頂いたものだ。① に相当するのが「建屋、系統、機器等における安全裕度の評価」②は「安全設計における安全裕度の評価」、③は「燃料の重大な損傷を防止するための措置の評価」

スライド2
具体的にはスライド2意向に書いてある。スライド2は 「建屋、系統、機器等における安全裕度の評価」① である。手順として最初にやってもらいたいのは、評価対象とする機器にはどういった機器があるのかという事の特定だ。これについては安全上重要な機器、耐震安全上重要な機器と言うことで、それを原則としている。

それに加え、確率論的安全評価の中で地震損傷に関係しうると言うことで評価されているものについては、その評価の中に付け加えてやって頂こうと言うことだ。具体的にどんな施設化という物がそこから後ろの票に付けている物であり、安全上重要な機器という物については、原子力安全委員会の重要度分類指針にあるクラス1機器という物を想定している。

スライド3
耐震安全上重要な機器については耐震指針にある S クラスの機器を想定している。確率的安全評価の中で燃料損傷に関係しうる機器と言うことで、ここで挙げているのは発電所の外に繋がっている電力系統との連携の所の機器をいくつか例としてあげている。

主変圧器、起動変圧器が壊れると送電線との繋がりが切れてしまう。原子力発電所については通常、安全評価の中では外部からの電源は失われるという評価をしており、従って非常用ディーゼル発電機の安全性を高めると言うことをやっている。

従って外部電源に繋がるところの信頼性については、基本的には期待しないと言うことで安全重要度を低くしているが、リスク評価をすると外部電源がなくなるとある確率で起きる非常用ディーゼル発電機の立ち上げの失敗が起こると炉心損傷にいたる確率がある程度出てくると言うことで PSA の中では外部電源を評価する形になっているのでそういった機器も必要に応じて評価に入れて頂くと言うことだ。

スライド4
対象とする機器を確定した上で実際にどの程度の地震、津波がくるとその危機が損傷、機能を失うのかという評価をして頂く。そのためには設計上の想定を超える事象を想定をして設定し、それに対する応答を得られる評価値、例えば、地震だとある地震動が加わると機器、配管に応力が発生する。その応力を評価すると言うことである。

評価された応力の値が許容値、これを超えると構造増健全性、機能が失われると判断される値と比較をして、どれだけ二つの値に開きがあるのか評価をする。仮に想定する地震動がどんどん高くなっていくと評価された値も高くなり、何れ許容値に達する。

その許容値に達するところは どれぐらいの地震をかさ上げしたところになるのか、と言うところを評価して頂く。そこの手順についてフロー図の形で書いたのはその下にある地震や津波の評価フロー図だ。地震を例に取ると、先ず地震が起こる。→設計を想定している地震動がありそれに対する評価を行う。→ 評価した結果を踏まえて設定した評価が設定した地震動に対して対象部位は大丈夫か判断をして、もし、まだ健全と言うことであれば → 更に地震動を高くしていく。

ある地震動に達したところで対象部位の健全性が失われると言うことになれば、そこまで地震動を高めることが出来ると言うことで、そこを裕度として評価をしようと言うことだ。

スライド5 スライド6
裕度を測る上で許容値等、等をつけているが、どう言ったものを考えているかいう事で、ここで一次評価と二次評価の違いが出てくる。

一次評価
一次評価における許容値としては、安全審査指針類、技術基準に規定されたものを適用するのを原則とする。ただ、構造健全性、機能の維持を技術的に示すことが可能であれば許容値を超える値も適用可とするとしてる。

二次評価
二次評価においては現実的な評価を行って、実際に構造健全性、機能が失われるあたりを適用すると言うことだ。

具体的にどんなことになるのかというのはその下に模式図として示している。図の右川に「応力ひずみ曲線」というのがある。これは材料の特性を示す図で引っぱる力をかけていくとだんだん材料は伸びていく。それが変形だ。伸びていくが何れかの所で伸びが増えていき、だんだんびゅーと伸びてしまって何れ破談、切れるという事になる。その関係を示したのがこの図になる。

そして許容値について考えると実際煮物が切れる値、試験で確認した者が切れる値、これが先ず本当に物が壊れるかどうかの強さになる。ですが基準類に設定している材料の強さというのは本当に切れる、破談をするという所より少し低い所で規格上の材料の強さは設定されている。

つまり、ここである程度の余裕を持って規格というものが作られていると言うことになる。その上で設計をする場合、どういう設計をするのかというと、材料はここまで使って良いですよと認められているとしても、それいっぱいに設計していいですよと言うことは普通は行っておらず、もう少し低い所、その範囲の中で物は作って下さいと言うことが規格、基準類の中で行われている。

で、実際に設計上想定をした状態というものについていけば、その下にある「設計上想定する地震の発生時
に加わる力(計算値)」黒い点線のラインがあるが、設計上想定する数値は許容値よりも低い数値にならなければ合格にならない。実際の物は設計上許容値より低いところで使う事を想定して作られるというのが一般的だ。

従って一次評価においては、設計上想定をしている、設計上ここまで使う事になっている物よりも、更に高い所まで許容値としてまで使うことが出来ます。従って想定していたこと以上の地震が来たとしても氷解している部位に対しては許容値まで達しないと言うことで、ある程度高くしていくと許容値まで達する。そこのところが先ず一次評価でやって頂く余裕と言うことになる。

二次評価においては本当に物が壊れるかどうかと言うことなので、右側にあるが、規格、材料の強さを超えた所まで実際に物が壊れないという形で評価して頂くと言うことだ。

スライド6「建物の構造健全性に係る安全裕度」
建物についての安全裕度について図示した物である。時間がないので、ここは説明を省略させて頂く。

スライド7
以上のような評価をした結果として纏まってくるものという事での評価例をスライド7に書いてある。「発生応力等の評価値が許容値等と等しくなる地震や津波等が、どの程度設計上の想定を超えたものとなるか評価する。」ということだ。

この表の上の所に、原子炉容器だといろいろ地震動をかけていくとだんだん力が加わってきて、評価部位として、例えば一番弱いところとして冷却剤出口管台というような所で発生応力がいくら、許容値がいくら、とすると発生応力から許容値が 1.xx 倍という数字がある。

従って想定している地震動よりも、1.xx 倍、大きな地震が来ない限り、発生応力は許容値に達しないという事で裕度を測る。こういったような個別の機器に応じての評価を一覧表の形でまとめるというのが、まず最初のステップだ。

スライド8
システムについての安全裕度と言うことである。これは確率論的な知見を活用して、ということで我々がよく使うイベントツリーという物がある。これはある機能が働けばいくつかの機能が用意されて、成功か、失敗かにより炉心が壊れないように安全機能が順番に設計してあり、それを並べた物がイベントツリーだ。

イベントツリーの中にある安全機能が個別の機器が何か壊れないかと言うことで、本当に機能するかどうかという評価をする。その最後の入力として機器が壊れているか壊れていないかについては第一ステップで行った評価結果を使うということである。

スライド9
具体的にはスライド9に書いてある。原子炉が、炉心が壊れないようにと言うことではどういう安全機能が備わっているかという一例ではあるが、"原子炉を停止させる" → "停止後、非常用発電機で電源を供給" → "蒸気発生器で水を供給して炉心冷却" / "蒸気放出" → "冷却成功" こういったいくつかの機能が実現することで炉心が守られている。

# 福島ではそういった安全装置がまったく機能しなかった。また、コスト優先のため一部安全機能を排除、設計そのものにミス(弁・東電主張)という話しも。原発ならではの実証テストが行えない特異な体質を持つ危険なプラント、と言うことは素人の私でもよく理解出来る。

結局、福島の事故では意図したとおりに安全装置が動作することはなかった。卓上の計算でいくら大丈夫といっても実証実験できない原発プラントに卓上の計算結果で安全を主張されても理解を得られる筈がない。


このそれぞれの機能について、ある地震動が来たときに昨日が維持されているかどうかについては裏にある、例えば、原子炉を停止するためにはいろんな機器が動かなければいけない。

機器が動くかどうかと言うことについては、第一ステップであった機器が、壊れる、壊れないという評価があるので、それで地震動、例えば A1 であればいくつかの機器が壊れるけども原子炉停止させるための機器は生き残っているかどうかという事を評価している。

例えば A1 であれば原子炉停止については昨日は維持をされている、ある程度大きな地震動に行かない限り、この昨日は失われることはないといったテーブルを作っておくという事である。この表だとA1だと全ての機能が生きている。A2になるとそれ以上になるとタービン駆動の蒸気発生機能、冷却機能が失われる、A3になると全ての蒸気発生器の機能が失われる。A4になるとそれに加え原子炉への注水機能が失われると言うことになる。

これをつかってスライド上にあるイベントツリーの評価を行う。原子炉の炉心が壊れないためにこういった機能が順次働いて、いろんなトラブルが起きたとしても炉心が溶融しないように設計がされている等物に当てはめる。

例えば、地震が起きて外部電源喪失が起きたときには原子炉は停止をしてその後非常用発電機が必要となる。非常用発電機については A1 A2 A3 A4 統べてみて非常用電源は生き残っているので A4の地震動がくるまで全て非常用発電機は機能するということで上のパスに行く。

その次に用意されている機能が働くかどうかについていけば蒸気発生器への給水ということについては A3 A4 に至らない限り維持をされると言うことで、A3 を超える地震動が来たら下のパスへ行ってしまうという事で原子炉の注水が実現しないので炉心が損傷するとういうことになる。

この時にA4 を超えた地震動であれば原子炉への注水も失われると言うことでここまでくると炉心が損傷することは避けられなくなる評価をする。こうして評価した結果、炉心に至るパスというのは、原子炉の停止がうまくいって非常用発電機がうまくいって、蒸気発生器や給水がうまくいかなくなって、原子炉の注水がうまくいかなくなるというパスが見つかる訳だ。

これを眺めてみると蒸気発生器への給水機能、あるいは原子炉の注水機能を守ってあげれば炉心の損傷に向かうパスが防げると言うことで対策としてこの二つの信頼性をあげれば良い、そこに対策を打つ必要があると言うことが、この評価から出てくると言うことだ。

# 説明聞いてると是が非でも動かすという意図を節々に感じる経産省 保安院。原発推進の経産大臣の指示で動くため、保安院としての役割が何も機能していない事がよく分る。この経産省が立てたプランを評価しているのは、外部の専門家が散々指摘した水素爆発を「誰も予測することは出来なかった」と、自らの無能ぶりを暴露した斑目率いる原子力安全委員会である事を忘れてはいけない。

スライド10
スライド10ではこれらをまとめたもので、インプットデータとしては、一番最初のステップにあった個別の機器毎の振動に対し、どれだけの誘導があるのかを評価して、先程の申し上げたイベントツリーを活用した解析を行い、地震動を少しずつ上げていった時に、それぞれのイベントツリーの失敗成功の分岐を評価をしていって、最後、ある地震動を超えると炉心損傷に行ってしまう。この場合は アルファ倍に達するまでは裕度があると評価できると言うことである。

スライド11
炉心損傷に向かうことが分ったところで、対策としてどのような物が取れるかと言う事がある。その対策として取られている物について、これがどういった形で整備されているのかと言うことについてが次のステップになる。

スライド12
一例として書いてあるものだ。例えば全交流電源喪失という事象があったとすると、先ず、外部電源喪失が発生し、非常用発電機が動く、非常用発電機が動いている間は安定状態が維持出来るが、故障、燃料切れ等が起きると非常用発電機は止まってしまい全交流電源喪失に至る。

そうなると後は蓄電池しか残っていないので蓄電池の電源供給が続いている間は良いが、なくなった瞬間に炉心損傷へ向かってしまう。蓄電池の電源供給をカバーする物として電源車、電源車への燃料補給というものを準備しておけば、蓄電池の供給が途絶する前に電源車に切り替え、電源車の燃料が切れる前に電源車の燃料補給を行えば炉心の損傷を防ぐことが出来る。

この二つが準備されていれば、順次それを適用していけば炉心損傷を守れると言うことで、この例の緊急安全対策としては、電源車の燃料補給というのが準備されたので、仮に備蓄電池による電源供給が切れてしまったとしてもある時間がたつ前に準備できれば、炉心損傷へ向かわないで済むように手当が出来ているという評価が出来る。

スライド13
スライド13は、今の説明を整理した物だが、時間が時間なので省略させて頂く。

スライド14
「最終的な熱の逃し場(最終ヒートシンク)の喪失」を例にした場合だ。最終ヒートシンクが失われるとすると海水ポンプが失われると言うことなので、海水ポンプの代替、モーターの取り替え、仮設の海水ポンプを用意することが出来れば、海水による冷却が継続されると言うことで安定状態が維持出来る。

それを行うか、もしくは原子炉に注水を行えば良い。その場合には原子炉に入れる水がどれだけ用意されているかが大事になってくるが、補助給水他インクによる冷却、淡水タンクによる冷却、海水による冷却が準備され、それぞれが枯渇する前に次の準備が打てると言うことであれば、その期間、炉心損傷へ行かずに現象が維持出来ると言うことで、今回の緊急安全対策で言えば、淡水タンク、海水タンクによる冷却で水源が確保されたので、それによって炉心損傷に行かないようにという整理が出来る。

長くなったが、このような事で今回の評価(ストレステスト)をやっていく。


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■質疑

http://ustre.am/_15JDv:Nb5 00:28:00 ~ 園田政務官
NHK 大崎
園田政務官に聞く。園田政務官がストレステストの本日の報告を確認しているという前提で質問するが、これまで一次評価に関しては機関の区切り等、いつまでにと言う話が出ていなかったが、その点について政府はなにか時期的なものを考えているのか?他


http://ustre.am/_15JDv:Nb6 00:31:40 ~ 園田政務官
ダウジョーンズ 大場
園田政務官に聞く。東電の賠償支援法案と仮払い法案で与野党合意と伝えられているが、内容的には国の責任を明確化し、仮払いについては国が半分以上仮払いすると言うことだが、これは東電が最大限支払うというこれまでの方針が変わったことを意味するのか?(園田政務官:国会での内容を認識していないので発言は差し控えたい。)


http://ustre.am/_15JDv:Nb7 00:41:00 ~ 東電
フリー木野 ★★★
東電に聞く。今日の水勝利装置の停止が夜ノ森線による電源切り替えのためと書いてあるが理由はこれで良いか?(東電:夜の森線の2回線の工事を実施しており、負荷の関係でサブレッションプールサージタンクの電源が停止したのが原因だ。午前中の会見で説明したように3時半に運転再開と伝えたが、こちらも夜の森線の工事復旧ままで再開できない。)夜の森線の工事の性というよりはプールの電源が落ちたことによる全停止だと思うが、この点正確に書いてもらわないと後ほど閣員が出来なくなるのでお願いできるか?(東電 松本:著と質問の趣旨が分らないが。=なめ腐ってる。ごまかすなと言ってるの。)


http://ustre.am/_15JDv:Nb9 00:43:05 ~ 文科省・安全委員会
NHK 大崎 ★★★
学校の線量計について。全学校を対象とした調査の方だが、最高 0.9マイクロSv/h が最高という説明があったが、これまで比較的高かったと言う事路が対策が進んできて、だいたい0.1マイクロSv/h ぐらいまで抑えられていると言うことを考えると福島市内と言うこともあって高く映るが、全体的な傾向を含めて、今、対策が必要なのかどうか?年間1mSv/y を木曜としてたが、それに対して今どういう状況にあるのか?通学区域全体のモデル調査だと思うが、こちらで通学路や公園あたりは周辺含めて若干対策取られた学校よりは2マイクロSv/h前後と高い数字が出ていたりするが、税勝つ時間を考慮した全体の被ばく量評価というものは出せるのか?基本的な事だが50cmと1mの値をどう見たらいいのか教えてほしい。土壌中の濃度も調べていてそれで見ると10の3乗オーダーの所もあり、これに関しては追加で対策していない部分があったらやった方が良いのか?安全委員会と文科省荷聞く。簡易積算系を用いた学校の先生の数字の話しだが、屋外の活動が時間として伸びていると映るが、まだ屋外活動ゼロと言うところが多い。なぜ屋外活動がゼロなのか?減らないのか?屋外に出て活動していくことが子供さん達にとっては成長の中では重要だと思うが、そういう方向に持って行くために何が必要かについて見解を聞かせてほしい。


http://ustre.am/_15JDv:Nba 00:56:30 ~ 東電・安全委員会
読売新聞 今津
東電に聞く。体調不良の作業員について。60代のマスク外した作業員について。先程、安全委員会 加藤審議官はボランティアという話しをちょっとされたが、一時期話しがあったシニア隊の方々の方をイメージされているのか?(安全委員会:市民の除線活動というボランティアで今後はそのような協力も重要と申し上げた。)(人の話を断片的にしか聞いていない読売記者。)


http://ustre.am/_15JDv:Nbb 00:58:30 ~ 文科省
共同通信 佐分利 ★★★
文科省に聞く。小学校のモニタリングで55校を除く1,641校の中で最大値0.9の具体的な場所を押してほしい。(112ページの48番の福島市 風の子保育園)先程、1.4マイクロSv/h が誤りだと言ったが具体的にどのように誤作動があったのか教えてほしい。積算線量を1mSv/y を超えているところが2高あるという事だが具体的に何処なのか?55校で1mSv/y がなくなっているのにまだ、その他の学校で多いというこの差について説明していただけないか。


http://ustre.am/_15JDv:Nbc 01:01:10 ~ 東電
NHK 田辺
1号機建屋の水位状況だが現状の最新値はどうなった?その評価は?水処理装置の予期せぬ停止について。サリーの導入時期は?(東電:8月上旬の運用開始を予定)


http://ustre.am/_15JDv:Nbd 01:07:15 ~ 文科省
共同通信 佐分利
先程の質問で積算線量1mSv/yを超えている2校はどこになるのか?(文科省:一つは先程申し上げた幼稚園でもう一つは誤動作で正しくない。1405番の中学校になる。)


http://ustre.am/_15JDv:Nbe 01:08:45 ~ 東電・文科省
フリー木野 ★★★
東電に聞く。サブドレインの関係だが、1号機と2号機が上下している。雨が降って片方があがって片方がさがる理由はなにか説明してほしい。文科省に聞く。学校の屋外の染量だが、屋外で動いている間にどのぐらい染量を被爆しているのかという数字は出るのか?先程の無線LANの隣に線量計を置いていたという話しがあったが、先生によっては線量計を身につけていないということがあると思えるが、きちんと身につけているかいないかは先生方の自主的な報告に増されていると言うことか?~一つの学校に一つの線量計、一人の先生というのはデータの新羅性が疑わしい者がこれからも出てくると思うが複数の先生にと言うのは考えられないのか?先程の話しのように屋外の活動を制限したり、まだ出ていない学校があると現状19校あるが、そうした学校に対して説明できないと思うが。


http://ustre.am/_15JDv:Nbh 01:15:20 ~ 東電
読売新聞 井上
西澤社長の訪問日程で青森知事が含まれていない件について。ぶら下がりの日程を教えてほしい。


http://ustre.am/_15JDv:Nbj 01:17:05 ~ 安全委員会・保安院
NHK 石川 ★★★
文科省と安全委員会に聞く。何処が緊急時被爆状況で何処が現存被爆状況か、確認のため、地域別で言ってもらえるか。緊急時被爆状況から現存被爆状況への移行は安全委員会はどのように評価するおつもりか?現存被爆状況に置ける地域においては、1~20mSv/y と言うことで安全委員会としては限りなく1mSv/y に近い所を目指すと言う認識で良いか?~ 福島市などは現段階でどのくらいの被ばく線量を目的とすべきとお考えか? (安全委員会:除線活動の中で市町村、当局で決める事だ。By ICRP)文科省に聞く。昨日、安定化ヨウ素剤を配布した区域、町村を言って頂いたが、実際、住民に渡して住民が適用したというのはどの町村になるのか?~ 配布したときに服用させると言うことで配布したのか?具体的にどのような指示で渡したのか?そして結果的に飲んだのかと言う事も調べて頂きたい。(保安院 森山:わかりました。)


http://ustre.am/_15JDv:Nbo 01:25:55 ~ 東電
ブルームバーグニュース 岡田 ★★
二日前の会見で累計の放射線量は発表されないのかと東電に質問したとき、今後評価する事になると言っていたが、いつ頃、累計の放射性物質放出量を発表されるのか?(東電:具体的な予定は決まっていない。)


http://ustre.am/_15JDv:Nbp 01:28:00 ~ 東電・文科省
ニコニコ七尾 ★★★
東電に聞く。毎時10億ベクレルの放出量ということで、原子力安全委員会でその質問をしたところ、私は、安全委員会が若干測定方法に疑問を持っているように見えた。安全委員会としては測定方法を改めて測定を行うように進言したという話しを聞いたが、そのことについて認識しているか? ~ 文科省に聞く。文科省はICRPに対してどのような評価をしているのか?本日原子力安全委員会で配られた資料の中に福島県内で児童、生徒との日常党に関わる専門家ヒアリングの議事録で各出席者の専門家の方々がかなり ICRP の知見を元に発言されている。そういった意味だ。


http://ustre.am/_15JDv:Nbq 01:37:15 ~ 文科省・安全委員会
フリー木野 ★★★
今の質問 ICRP の関係で文科省に聞く。先程、安全委員会の加藤審議官の方から緊急時被爆から現存被爆に移行する際にステークホルダーの議論が必要だという考えが出ていたが、ICRP と言うのを基準にするのであれば、緊急時被爆の設定の際にもどのぐらいの染量にするのか含めてステイクホルダーの意見を聞くのは必須だと思うが。これまで殆どやっているように思えない。(これまで一方的に文科省が学校20mSvを押しつけてきた。緊急時被爆だけはステークホルダーでというのは、先程の加藤審議官の話と矛盾する。おかしな文科省坪井審議官の発言に注目。)


http://ustre.am/_15JDv:Nbs 02:26:05 ~ 経産省 山田課長
毎日新聞 岡田 ★★★
【ストレステスト】今回の一次評価の所で、地震と津波の複合事象については一次評価に加わったが、二次評価にある電源喪失とヒートシンク喪失の複合が入っていないのはなぜか?


http://ustre.am/_15JDv:Nbt 02:27:09 ~ 経産省 山田課長
朝日新聞 こん
【ストレステスト】前回は津波と地震、それぞれということで理解していたのに、なぜ一次評価で津波と地震の複合事象を含めたのか?理由は?許容値と必要な安全基準の言葉の意味の違いは?許容値の理解について。


http://ustre.am/_15JDv:Nbv 02:34:50 ~ 経産省 山田課長・部下
共同通信 すえ ★★★
【ストレステスト】一次評価の対象は定期検査で止まっている原子炉と言うことで、女川の1号機、3号機、浜岡の3号機以外というのは、止まっているがあくまでも一次評価の対象害という理解で良いか?(保安院 山田課長 部下A:はい。結構。)~ 女川や地震の影響で止まっている原発は、これから再起動で動く場合のプロセス、手続きについて改めて確認したい。(保安院 山田課長 部下A:比較的長期間止まっている場合は通常の定期検査を経て立ち上げるプロセスになると思う。その場合は一次評価の対象に入ってくるのでストレステストの一次評価を経て立ち上げる。)他。


http://ustre.am/_15JDv:Nbx 02:38:15 ~ 経産省 山田課長
NHK 大崎 ★★★
【ストレステスト】地震について許容値、規格、基準といった類はいくつもある訳で、そこから評価を導くことは出来ると思うが、津波についてどうやって評価されるのか?精密性や津波の高さなど個別評価する方法はあるのか?一次評価に関しては設計基準上の許容値というものがどれだけあるかと言うことだけと言うことなのか?つまり設計基準上の許容値というのと規格上の材料の強さというのは違う訳で、先程からおっしゃっている設計基準上の許容値と規格上の材料の強さは、電機業界が出している規格類はこの設計基準上に該当するかと思うが、その認識で良いか?地震の大きさに関してアルファ倍を導くときに、アルファ倍は単純に SS を大きくしていくだけの話しなのか?つまり、イベント3上にクリティカルな危機が、揺れやすいような周期の地震を仮定して、あるいはそういう物を生み出しかねない断層が近くにあるとしたら、その種類の地震を倍々していくという事も方法としてあり得るのか?シビアアクシデント対策、つまりアクシデントマネジメントがこういう対策が採られていますというのは分るが、ここではハード面にも触れているが、ソフト面の話しでもある。運用がうまくいくかどうかの難しさがあるのではないかと思っているが、その意味で安全委員会も津波とか地震に対して重畳した場合どうかと言えば、地震が来たらこうなりました、津波が来るかも知れないから作業が屋外で出来ませんとなったときに、では、余裕がどうなっているのか、など、そういった作業条件が外的事象の場合は非常に意味があるのだろうなと思うが、そのあたりをどのように評価するのか?そう考えていくと、あらゆる自然現象やテロなど置かれた条件が復旧作業に与える影響という事を評価することは大事だし、一方で難しいという気もするが、その点、どう考えているのか教えてほしい。


http://ustre.am/_15JDv:Nby 02:46:20 ~ 経産省 山田課長
NHK 石川 ★★★
【ストレステスト】全交流電源喪失とヒートシンク喪失について。ヒートシンク喪失がより後にくると考えて良いのか?津波についてだが、先程、高さと浸水と言う話が出ていたが、津波の破壊力、打撃力という物は評価されるのか?今回も海水ポンプなど海辺にあった物は殆ど破壊されたと言うことがある。そういう物に対する評価はどうなっているか?~ 一次評価で保安院がどういう基準、こうなれば最高どうしないという目安のような物はあるのか?~ 今の日本の原子力発電所はそういう設計になっていないからだが、今の新しい原子力発電所だと自動的安全設計というものが採られていると言うことを聞いた。動作をしなくても冷却するなど。今後、そのようなストレステストを行っていく中で既存の原発についてもそのような物を導入するという考え方はあるのか?~全てが失われた場合、水素爆発が致命的な問題になった。水素は燃料損傷が起きない限り起こらないが、そこまでの事は考えていないのか?評価するのは燃料損傷までであり、それが起きてしまってからのことはここまでテストしないと言うことか?


http://ustre.am/_15JDv:NbC 02:54:00 ~ 経産省 山田課長
朝日新聞 こん ★★★
【ストレステスト】今回、一次評価に津波と地震の複合評価を加えたが、そこで新しく個別の評価以外にすることないと理解しているが、先程のNHK大崎さんのおっしゃった形で条件、津波がくるという条件の中でどのような作業が出来るのか、作業が困難になるか、そういう状況を考える上では新しい複合評価としての新しい評価基準という物が出てくるという理解で良いのか?先程、経産省 保安院 山田さんの説明の中ではいわゆる浸水によって危機が何か損傷を受けると言うことだと思うが、もう少し環境と言うことを考えると、後30分後に高さ10メートルの津波がくるとなったときに、そこで作業員が本当に作業を続けられるのか?敷地内で作業が続けられるのかと言うことが条件になってくると思うが、その辺りについてはどのように考えているのか?~ いろんなタイプの地震があるとおもうが、大きな津波を伴う物、震度としては大きかったが津波は伴わなかったなど、いろんな環境があるが、一つの地震があって随伴事象としての津波は一様にして評価は出来ないと思う。その意味での複合評価の必要性が求められているというように感じる。個別に津波の評価をするのと同時に津波がくるという前提での作業状況というのが個別に考えなければならないと言うことだと思うが、ただ地震だけを評価することによって津波の評価も含まれるというのは複合事象を考えるという事とは違うと感じるが。


http://ustre.am/_15JDv:NbF 01:42:20 ~ 東電
東電 松本
本日の作業実績





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