2011年7月28日木曜日

2011年 7月 25日 統合対策本部共同記者会見:福島県民健康調査の検診費用の殆どが子供ガン検診(80億円)として予算計上。文科省、またしても航空機モニタリング(宮城県マップ)を過小評価、隠蔽。

2011年 7月 25日 共同記者会見 (54回)

録画 IWJ
1 http://www.ustream.tv/recorded/16234172
2 http://www.ustream.tv/recorded/16234777
フリーライター木野龍逸さんによるまとめ
http://ustre.am/_167Bc:NtX


■会見のポイント
統合対策本部共同記者会見の会見が、月曜日と木曜日の週二回にすると発表されてから最初の会見。フリーライター木野さんも情報量がへる事を危惧していたが、閣僚クラスの会議のため、出席を予定していた細野大臣は急遽欠席。

新しい動きとしては文科省が、原子力安全委員会の指定機を受け、宮城県の航空機モニタリングの修正版を公開している。(22日付け資料)大手メディア記者は冒頭のプラント関連で説明のあった Tフォーク(無人ヘリ)によるダストモニタリング結果が主な関心事。

質疑関連
今回の会見で出されたテーマの中で個人的にポイントだと思う議題は以下の4テーマ。NPJ 日隅さんが病気を推して会見に。フリージャーナリスト江川さんも久しぶりに会見に出席している。

1.安全委員会の指針に従わず、内部被爆を考慮しない福島県民健康調査
今、福島県では大変な事が起きている。福島県 佐藤知事は県民の講義を無視し、県の正式な放射線健康管理アドバイザーとして 100mSv/y 問題なしで有名な長崎大学の 山下俊一教授を正式に招き入れた。彼は現状の福島県において何もしなくても大丈夫だとする専門家。

県が国に要求した県民健康調査の県債費用の内訳の殆どが子供のガン検診費用。データは全て県民に開示されず、全て専門機関が管理する事に同意しなければホールボディーカウンターの検査さえ受けられない。福島県に対して何も言わないとう国の姿勢が改めて浮き彫りに。つまり国は一切の責任を負いたくないと。

無用な被爆を避ける、自主避難の権利さえ奪う国。福島県は食品の安全検査や出荷規制等、農畜産物等の経済損失よりも医療保険が利く医療費の方が負担が少ないと判断しているとしか思えない。NPJ & 吉本興業 おしどりさんの最初の質問に注目。

2.10億ベクレル毎時、1日あたり240億ベクレル放出
10億ベクレル毎時、1日あたり240億ベクレル放出に関する質問も多数。どうも東電 松本氏の説明の仕方が不味いのか、記者との間で疎通できていないように感じる。

東電が10億ベクレル毎時を出した計算の元になっているのは、いつも報告している敷地境界、西門にあるモニタリングポストの値。つまり、どの原子炉から、どの建屋からではなく、福島1Fを一つの固まりとして考え算出した値。プールの蒸気や建屋上空の値など、局所的な数値は何も考慮されていない。

なので東電が発表したこの値は計算式も複雑なモデルが絡み合ったとう物でもないので少ない式で求められる。東電がステップ1終了宣言会見の時にこの値を発表したのは、帰還する住民も視野にはいるため、政府からの強い要望があったため、工程表発表時に公表したというのが全体の経緯。

東電 松本氏はこの値を保守的であるとし、実際はもっと低いと考えているとこの会見でも繰り返し発言している。精度を上げるため、今後、Tフォーク(無人ヘリ)を使った測定も考慮するそうだが、この場合はもっと複雑で避難住民が帰還するために重要な値なので正確に把握する模索をしているという段階。

質問する記者が多かったが、1~3号機が評価対象で4号機のプールから毎夜立ち上がってみる蒸気からは考量されていないのか、なぜ、何ヶ月も前から聞いているのに、このような評価方法があることを言わなかったのかと、相変わらず鋭いおしどりさんの指摘(2回目)、東電 松本氏の解答に注目。

何れにせよ現在も大量の放射性物質が発電所から周囲へ放出+拡散されている事実に変わりない。既に事故が収束しているような現在の報道国民の無関心ぶりは相も変わらず。

3.文科省 モニタリング過小評価、隠蔽
NHK 横川記者の質問により、文科省は航空機モニタリングの下のレンジデータを農水省に渡していなかった事が分った。第三次航空機モニタリングで宮城県の土壌汚染資料が公開されたのは 7月15日

下のレンジデータを持っていながら意図的に汚染分布が分らないようにしていた文科省。最初にこの会見で公開された15日以降、文科省のHP には数日間、資料がアップされず私も確認出来なかった。

稻ワラと牛が問題となっているのに下のレンジが10万ベクレル/m2 はおかしいと指摘、既に最初に公開された5月6日の段階から繰り返し問題を指摘されていたが、7月21日にようやく安全委員会が文科省に指導、そして22日に文科省は修正版を公表し、農水省に提供している。

15日以前には宮城県の状況を知りながら公表せず、下のレンジを修正した宮城県の土壌汚染状況マップを農水省に提供したのは先週の22日と言うことになる。つまり、文科省は牛の問題よりも広範囲に及ぶセシウム土壌汚染を隠す事を優先したことになる。

牛のセシウム汚染が問題になり始めたのは7月8日以降。稻ワラがクローズアップされたのも数日後。このような状況の認識しながら、15日以前には宮城県の状況を知りながら農水省に提供せず、汚染状況が認識出来ない宮城県の航空機モニタリングマップを公開、指摘を受け修正が入るまでは農水省に提供しなかった。

たった2日にで下のレンジを修正したマップを公表した事から、文科省がデータを持ちながら、敢えて汚染分布、汚染実態が分らないようにしていた事は明白な事実。これまでも文科省が公開するデータは例外なくどれも過小評価されている。これら文科省の体質、問題はもっと厳しく追求すべき!!

4.電力会社の人命軽視、利益優先は中国鉄道省と同じ
フリーライターの木野龍逸さんの質問に注目。作業員が線量計をおいて現場へ向かった行為を経産省 海江田大臣が賞賛した件について、明らかな違法行為を経産省 保安院が口頭のみので済ますのはどういう事かという質問。電力会社では40年も前から作業員に対する線量計による被爆管理は杜撰だった。


このような実態を政府(当時の自民党政権)は知りながら被爆労働者を闇へ葬ってきた。現在の他の電力会社でどうような事が日常茶飯事となっている状況。

この会見の2日後の記事だが、原発労働者の杜撰な被爆管理の実態が広く世間に知れ渡る前に、政府はこのままでは原発で作業する労働者がいなくなるとう事で作業員の被爆限度上限を法改正で撤廃しようとしている。

作業員、被ばく上限 首相「500ミリシーベルトにできぬか」
自衛隊が東京電力福島第1原発の上空からヘリで放水した3月17日、東京・市ケ谷の防衛省に首相官邸から一通の文書が届く。タイトルは<線量限度の引き上げについて>。政府はその3日前、緊急作業時の被ばく線量の上限を100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げたばかりだった。それをさらに国際放射線防護委員会(ICRP)の基準に合わせて倍の500ミリシーベルトにする--。

第1原発は爆発が続き、高線量の中での作業が必要だった。作業員の安全を守る立場の厚生労働省にすれば250ミリシーベルトが「ぎりぎりのライン」。しかし、細野豪志首相補佐官(当時、現原発事故担当相)から「250では仕事にならない。役所をまとめてほしい」と要請を受けた長島昭久前防衛政務官は関係省庁にその意向を事前に口頭で伝えていた。

原発の矛盾を潰すために、こんな非人道的な行為が「法の名の下」で許されて本当に良いのか??大手メディア各社は、中国鉄道省の情報隠蔽をテーマに総力戦で報じ、日本で起きている現実を覆い隠そうとしている。


■本日の議題
  • 冒頭の挨拶 (園田政務官) 00:00:00~
  • 環境モニタリングについて (東電・文科省) 00:07:30~ / 00:09:25~
  • 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会) 00:14:10~
  • 各プラントの状況 (東電) 00:18:30~
  • 質疑 00:30:15~



資料


録画 IWJ
1 http://www.ustream.tv/recorded/16234172


2 http://www.ustream.tv/recorded/16234777


フリーライター木野龍逸さんによるまとめ
http://ustre.am/_167Bc:NtX


http://ustre.am/_167fu:Nt8 00:00:00~

■冒頭の挨拶

園田政務官
本日、細野大臣は急遽、公務のため統合会見に出席出来ない事をお詫びしたい。私からは3点ほどお伝えしたい。1点目。後ほど東電からの資料にもあるが、統合対策室特別プロジェクトとして6つのチーム分けを行って、この安定冷却の実現と言うことで行ってきたところだ。

それがステップ1によって実現され、ステップ2において冷温停止に向けた取り組みという物を進めていく必要があると言うところだ。同時に冷温停止後の課題としては皆さんにご案内の通りだが、使用済み燃料プールからの使用済み燃料取りだしや炉心燃料の取り出し、放射性廃棄物の処理など課題を具体的に検証していく必要がある。

そこで、この度 6つのチームを5つに編成させて頂いた所だ。

政府・東京電力統合対策室の特別プロジェクトの体制変更について
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11072505-j.html

これまで中長期対策では、建屋カバー、あるいは遮蔽壁の検討を行ってきた。これとは別に燃料の取り出しを行うチームもあったが、これはやはり、双方に密接不可分な検討が必要になってくると言うことで、そういった意味では二つが分かれた形のチーム編成よりは一つにまとめてお互いに情報共有しながら進めていく必要があるということで、この度、チームの統合という形をとらせて頂いた。

また、リモートコントロールカー チームもコンクリートポンプ車による注水、瓦礫撤去などの遠隔操作機材の現場配備が進んできた。そのため、これも中長期的対策チームに統合させて頂き、燃料取り出しを遠隔操作する方法、こういった所の検討に入って頂くという事で、このようなチーム編成を行わせて頂いた。

チーム長、私、園田と東電からは相澤副社長が入り共同で勤めさせて頂くという形になる。一方、ステップ2においては、更にその後の廃炉に向けた作業を長期的にわたって安定して進めていく必要があり、そのためには何よりも作業員の皆様方の安全という物が重要になる。

そこで放射線管理、健康管理チームを新規に設置させて頂いた。そこで厚生労働省、文部科学省の協力も得ながら、作業員皆様の被爆防止、そして、健康・安全の確保に努めていく必要があると言うことでこういった形のチーム編成を新たに作らせて頂いたと言うことになる。

宿題について2つの解答
本日、参議院でも予算が成立していると思うが、除線対策の予算がどのようになっているかお問い合わせを頂いていた。先ず、具体的には学校についてだが、5月27日に公表させて頂いた福島県内における児童、生徒等が学校等において受ける線量低減に向けた当面の対応についてと言うことがあった。

これに基づいて対応させて頂いて財政処置を行っていく必要があると言うことになり、文部科学省で45億円を計上している。それから農地土壌の除線、これは農林水産省を中心に文科省、経産省が協力し、放射性物質除去開発のための実証研究等の開始をしており、その予算額として4億9,000万円。

公共施設や通学路等の線量軽減事業、これは基金として従前からお伝えさせて頂いているが、福島県に基金を設置して頂く訳だが約180億円。内閣府本部においてそれを支援する、検証するといった物に対して2億円が計上されている。ざっとで申し上げると231億9,000万円が除線のための費用として第二次補正に計上させて頂いている。

これを用いて本格的な除線作業という物にこのステップ2の中において行っていくと言うことだ。

3月下旬に行った飯舘村、いわき市、川俣町 子供1,080人の簡易サーべーの調査結果を保護者のフィードバックしてほしいと質問を頂いていた。私からも問い合わせさせて頂き、原子力被災者生活支援チームにおいて検討中と言うことだった。

これについては何か内容的に不都合があるのかというその検討の内容についても聞かせてほしいというお問い合わせだった。私が聞いている分には、何か不都合と言うことではなく、手続き的な所の検討であると言うことなで、どういった形の方法で通知を行うか適当であるかを含め、今、チーム内で検討して頂いていると言うことだった。

そんなに時間はかからないという事なので、出来るだけ早く当人の皆様方には、こういった情報を含めて健康管理して頂くような情報というものはしっかりと提示をしていくべきだろうと私も思っているので、その皆様の思いにお答えさせて頂きたいと思っている。以上

# 時間がかからない物の公開に4ヶ月近くも要するのか。データ改ざん中ではないのか?

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http://ustre.am/_167fu:Nt9 00:07:30~

■環境モニタリングについて (東電・文科省)

東電
概略
発電所周辺の環境モニタリングについて2件の報告。

・敷地内 空気中
福島第一原発敷地内における空気中の放射性物質の核種分析の結果について(第122報)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11072502-j.html

発電所敷地内における空気中放射性物質の核種分析結果
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110725b.pdf
福島第一 ダスト核種分析結果
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110725c.pdf
福島第二 ダスト核種分析結果(
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110725d.pdf

ダストの分析結果。3カ所の測定結果、何れの ND 検出限界未満だった。

・発電所周辺 海水
発電所沿岸部4カ所、沖合各地点の海水定期サンプリング結果。天候の影響で本日は2箇所の分析結果。

発電所付近、海水からの放射性物質(第124報)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11072504-j.html
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110725g.pdf
計時変化
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110725h.pdf

表の通りだ。以上。

# セシウム137(半減期約30年)5.4 ~ 6.0 Bq/L 検出されている。東電は検出限界未満(ND)の時は説明するのに値が検出されると何も言わないのか?ちなみにチェルノブイリを経験したウクライナの飲料用水では セシウム137は 2 Bq/L が安全基準値。海水で 6.0 Bq/L という値はあり得ない値だ。海底に沈降し、海洋生物への生態系、海産物の汚染はこの先、更に深刻になる。現に海底土の汚染は深刻で広がっている。海産物への移行は始まっているが、水産市場では値が出る事を恐れて検査を避けているとう話しも出ている。罪の意識をまるで感じられない東電 松本。


http://ustre.am/_167fu:Ntc 00:09:25~

文科省
概要
・全国的調査 都道府県別の環境放射能水準結果。
空間線量、定時降下物、浄水、何れも大きな変化はない。

浄水の結果があるが、栃木県が7月20日から値が出ており、今回は 0.43Bq/kg という値が出ている。この点については安全委員会で先週から評価頂いているが、連続して値が出ている。

・発電所周辺の調査
空間線量率、積算線量、ダストサンプリングについてのモニタリングは何れも大きな変化はない。一週間に一度計測している 20km 圏内についても大きな変化はなし。

海域については海底土の調査と言うことで、定点観測している5回目の結果だ。


E5(E1の間違い)という(発電所から)真東の所で高い値が出ている。(ごにょごにょ何を話しているか分らない)

水産庁から提供頂いたデータが52ページ、53ページにある。比較的遠い地点での表層水、100mの深さについて調べているが何れも ND だった。

# 7月26日現在、水産庁、文科省のサイトに情報が公開されていない。特に水産庁の海産物調査は酷い。海産物の汚染情報を公開する気がまるで感じられない。グリーンピースに圧力かけるし。

航空機モニタリングの追加資料と言うことで54ページから資料を付けている。前回、一番低い所のレンジを10万Bq/m2 ということでやっとりましたところ、宮城県は殆ど同じなっていたが、今回は安全委員会の指摘にもあったが更に一桁低い所まで別けて、10万ベクレル以下の所を更に3つに別けて示している。(4つ間違い)


# あり得ない。全面10万ベクレル一色のモニタリング結果をみてデータ価値があるとして報告する文科省。発表したのは 7月20日 の会見。7月8日以降、ワラによる牛の汚染が問題になっており意図的に隠蔽しようとしたことがよく分る。毎度、文科省が発表するデータには何かある。オオカミ少年を知らない文科省。幼稚園児以下。土壌汚染については知られたくない文科省の意図は当所から一貫している。しかも、岩手が汚染されている可能性について言及しない。どこまでも腐っている文科省。

宮城県の中央が低く、北部に若干、一番低いレンジより高い所がある傾向が見て取れる。

省略

北部にセシウム沈着量が高いというグラフだが、61ページは空間線量率のデータをつけていたが、境界の所は空間線量率の所と非常に似た傾向を示していると我々は見ている所だ。別冊資料7ページ以降の航空機モニタリングだが、現在、栃木県を飛行してほぼ終えて現在分析中だ。

次の計画と言うことで明日から茨城県と協力し、茨城県の測定をやる予定だ。9ページを見て頂くと茨城県の北部までは既に測定した部分がある。南部含めてで、ごにょごにょごにょ(何をしゃべっているか分らない。日本語から勉強してほしい坪井審議官。)

従来と同じ枠組みで茨城県の防災ヘリコプターを使い日本原子力開発機構や原子力安全技術センターの職員が測定すると言うことで、明日から1週間程度で測定が出来るという予定にしている。こちらについても結果が分ればこの会見で報告したいと思う。以上。

# 以前から指摘されている問題だが、今回は牛の汚染が深刻になっている事、安全委員会から指導があったことで要約公開した。結局、計測できなかった訳ではなく、意図的に下の値を切り捨てて公表していた文科省。ここまでくると国民をバカにしているとしか思えない。畜産業壊滅を招いた張本人、文科省。もはや犯罪。もっと早く調査できたはずだが、実際には明るみなる事を避けるために意図的に調査を避けたというのが実際に所。理由はこれまでの会見で地上での調査が最優先、航空機モニタリングは重要でないという姿勢を示していたからだ。

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http://ustre.am/_167fu:Ntd 00:14:10~

■環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)

安全委員会
資料1の空間放射線量、2の空気中放射性物質濃度については特段大きな変化なし。3の航空モニタリングだが、今文科省から宮城県における測定でセシウムの沈着量について、当所、100KBq/m2(10万Bq/m2)になっていたが4つのレンジに別けた形で新たに表示されている。
参考資料11~13ページにかけて図があるが、今も説明があったが、県の南部、北部、牡鹿半島でもやや高いセシウムの沈着量、分布が見られる。

# それだけ??

4 の環境資料についてだが、27ページをごらん頂くと、これが宮城県、福島県、茨城県 沖合での海水中の放射性物質濃度の測定結果が出ている。6月末に採取されたサンプルで全てにおいて検出限界値を下回っていると言うことである。

28~30ページに書けては東電が敷地周辺海域で海水中の放射性物質の分析を行っている物であり、19~22日にかけて採取されたサンプルの分析結果だ。いくつかのポイントでセシウムが検出されているが、何れも濃度限度値を下回っていると言う状況だ。

31ページには、今、文科省から報告があったが、3県沖合での海底土の中のセシウムの分析結果だ。こういった状況でセシウムが検出されているという状況だ。32ページから福島県内の河川、湖沼等の水、低湿での放射性物質の検出状況が出ている。後、地下水についても二つの地点で行われている。

今回発表があった59地点についてだが、そのうち12地点でセシウムが検出されているポイントがあるが何れも濃度限度値を下回っている。検出されたポイントの詳細は33ページ以降の表の中の水色になっているところである。

資料5の都道府県 環境放射能水準調査だが、特段大きな変化はない。最後に浄水の関係だが、栃木県で7月20日から23日に採取された浄水から放射性セシウムが検出されているが、0.33~0.43Bq/L と言うことで摂取制限指標値に比べれば非常に小さいという値だ。私からは以上だ。

# http://kingo999.web.fc2.com/kizyun.html アメリカの法令基準は 0.111Bq/L。日本の事故後、緊急時に提供と言うことで経済活動を最優先に暫定的に決められた値は、幼児でアメリカの1000倍の 100Bq/L だ。内部被爆を考慮しないICRP勧告を都合良く解釈している原子力安全委員会の加藤審議官が、今言った 「摂取制限指標値に比べれば非常に小さい」というのは自分たちが事故後に決めた 大人200Bq/L、乳児100Bq/L に比べ非常に小さいという意味である事を決して忘れてはいけない。国、経団連の圧力により、今の牛は 500Bq/kg、静岡のお茶は 500Bq/kg ぎりぎりで市場に出回っている、食べされられているという現実から目を背けてはいけない。

4の環境資料だが、参考資料の12ページを開けて頂くとこういった一途になっているが、これは東電が施設周辺の海水の放射性物質の分析結果である。いくつかのポイントでセシウムが検出されているが何れも濃度限度を下回っている。

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http://ustre.am/_167fu:Nte 00:18:30~

■各プラントの状況 (東電)

東電(松本)
概要

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_110725_04-j.pdf

概要
昨日の11時57分に淡水化処理装置の運転を一時停止している。その後、警報のリセット、再起動を試みたが逆線ポンプの不調が考えられるので昨日、午後3時17分に調査すると言うことで一旦停止した。19時19分に淡水化装置の予備機を起動し、淡水化処理を再開した。濾過水からバッファタンクへ給水を行い、1~3号機原子炉への注水は継続中。

昨日からこの辺りの報告がタイムリーに皆様に出来ていなかったので申し訳ないと思う。お詫びとして訂正する。改めてタイムリーに情報提供できるようにする。

本日、午後6時に小名浜港から1回目のサリー吸着塔を運び込む輸送予定。都合、3回に別けて輸送するが本日は1日目の輸送と言うことで明日の朝、福島第一の物揚場に1回目となる陸揚げを行う予定。淡水化装置の増強と言うことで蒸発管(8台)の増設を予定。

既に5台の据え付けは終了。本日まで受電を行い、その後、27日以降に試運転を検討中。残り3台は当所10月予定で工事を進めていたが、8月上旬目指し工事の前倒しを計画中。

省略

7月22日~24日の予定で 無人ヘリ Tフォークによる 1~3号機建屋上部のダストサンプリングを実施。ダストサンプリングの結果は以下の資料に記載。

T-Hawkによる原子炉建屋開口部のダストサンプリングの結果について(216KB)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_110725_02-j.pdf

1号機
測定結果はヨウ素131、セシウム134、セシウム137 は表に示す値以下。
2号機 
建屋側面の穴付近を測定。ヨウ素は ND、セシウム134は 2.2×10-4乗Bq/cm3、セシウム137は 2.7×10-4乗Bq/cm3、
3号機 
測定結果はヨウ素131、セシウム134、セシウム137 は表に示す値以下。

これらのサンプリングの結果については、今後、原子炉建屋からどれぐらいの放射性物質が(大気中に)放出されているかという観点から評価の三港に追加って行きたいと考えている。

# 検出限界未満がどうもよく分らない。狙った値より以下は必要ないので切り捨てるという考えだが、なんか、何も放出されていない印象を受ける。

・海水の状況
福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(7月24日採取分)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11072503-j.html

福島第一 物揚場前、1~4号機スクリーン、1~4号機取水口内海水核種分析結果(PDF 16.0KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110725e.pdf
海水放射能濃度(PDF 51.7KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110725f.pdf

日々の上がり下がりはあるが概ね横ばい、減少傾向にあると考えているので高濃度汚染水は流出していないと判断。

・空気中の放射性物質
測定点を12カ所に広げた。その一部が出ているので紹介する。

福島第一 発電所構内における空気中放射性物質の核種分析結果(79.2KB)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_110725_03-j.pdf

この測定の結果も、今後、発電所からどの程度の放射性物質が放出されているかと言う観点から活用していく。

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■質疑

http://ustre.am/_167fu:Ntg 00:29:55 ~ 東電・文科省・安全委員会・園田政務官
NPJ おしどり ★★★
東電に聞く。
夜間放出される水蒸気に含まれる概算のベクレル数を教えてほしい。

原子力安全委員会に聞く。
7月23日のNHKの番組で高村登教授が放射線管理リスクアドバイザー有識者会議のメンバーとして飯舘村で説明会を行った。その模様が放映されていたが、その中ではっきりと10μSv/h までは子供が外で遊べる。普通に生活出来る。共生、共に生きると言っていた。

この値は外で8時間、木造建屋で16時間で計算すると 58.4mSv/年 になるが、このような値で本当に子供が外で遊んで普通に生活出来る物か、原子力安全委員会 加藤審議官の考えを聞きたい。

7月19日の会見で原災被災者生活支援チームの方に、内部被爆の過去推定についてどうするのか再三尋ねたが、検討するといった形で県民健康管理調査に関わらず、被災者支援チームで現地点で内部被爆の過去推定に関する統一した見解はないという答えを頂いた。

そして問診票に開示する内部被爆の過去推定も有識者会議で決めるのみで、原災被災者生活支援チームはオブザーバー、報告を受けるのみだとはっきり言った。これから内部被爆の過去推定を原子力安全委員会として助言するつもりはないのか?

園田政務官に聞く。
昨日、福島県で18歳以下の健康調査を始めると発表されたが、本日、県庁に確認したが、一次検査の超音波検査の後、しこりがあれば、細胞、血液、尿検査をすると言うことだ。

これは県民健康調査と言うより単なる癌検診だ。そして、36万人の超音波エコーをする段階で血液検査をせず、FT3 / FT4 / TSH の値も取らないので甲状腺機能障害もまるでチェックしない事になっている。

そして血絵僅差は計画避難区域の方々に行われるが、単なる通常の血液検査のみ、白血球の分画を少し調べるだけで主要マーカーなども一切検査しない。今回はまだと言うことだったが、次回、主要マーカーを取るかどうかは 9月の有識者会議にかけるという事だ。

このような検査に780億円も予算が降りており、河北新報によれば、山下俊一教授(ミスター100mSv/y)はこの検査で安心に繋げたいと発言している。単なる安心のための検査に780億円を安心のためにかけるというのは予算の無駄使いだと思うが見解を聞きたい。

経産省 保安院に聞く。
この780億円の予算は、国からではなく経産省から降りている。780億円をどう使うのか、内訳を教えてほしい。

東電:松本
夜間出ている蒸気の放射能という井内分けでは評価していない。先般、報告させて頂いているのは、現在原子炉建屋からどれぐらい放出されているかという形で評価している。概要は現在、西門でダスト分析しているが、そのダストが全て原子炉建屋から飛んできた物と評価して1~3号機建屋から3台合わせて10億ベクレル/時 と言うことでセシウム 134/137 が放出されていると評価している。

おしどり
夜間、プールから出てくる放射性物質と変わりないという認識で良いか?

東電:松本
水蒸気という形で出ているので使用済み燃料プールのセシウム濃度がそのままの形で出ているというよりも、何分の1かに移行する座り合いとして出ていると思う。現在での夜間と言うことでなく、10億ベクレル/時という値は、昼夜関わらず出ていると見て頂いた方が良い。

原子力安全委員会:加藤審議官
NHKの番組での高村先生のご発言は私も見ていた。10マイクロSv/h までなら大丈夫という所については何を根拠にそうおっしゃっているのかとう感想を持った。内部被爆の過去推計だが、昨日だったか県の健康管理調査の委員会でセシウムによる内部被爆の推算値は報告があった訳だが、安全委員会の中でも委員も含めてヨウ素についてはどうするおつもりなのかと、委員の中でもあったところだ。

生活支援チーム(内閣府)の方では、県の行う調査に協力する立場だと承知しているので、生活支援チームとしての見方、こういった状況の中での見方も踏まえて安全委員会としては対応して参りたい。

おしどり
6月30にに、福島県の子供達の内部被爆を管理するための政府間交渉があり、7月1日に原子力安全委員会から文書で解答があり、内部被爆を避難基準に含めるという文書が安全委員会から出ている。7月6日に被災者生活支援チームから、外部被ばく線量で判断しているという文書が出ている。

このように安全委員会と被災者生活支援チームで見解が違うと思うが、その点は如何か?

原子力安全委員会:加藤審議官
4月の地点で計画的避難区域の設定などを行った際には外部被ばく線量で判断したが、ただ、ICRPなんかでいっている目安とする値は外部被爆だけではなく、内部被爆も考慮して決めるべき物だ。しかし、当時の段階では内部被爆の状況は計測しての値というのはなかった訳で、従って再浮遊係数などから試算してみて非常に高く見積もっても(外部被爆に対して内部被爆は)1割程度だろうと。

その地点では 20mSv/y (積算)までは、まだ余裕のある状況だった訳なので、基本的には外部被爆を持って判断していくと言うことで良いだろうと考えた訳である。今後の状況を見ていく中では、被ばく線量というのは、外部被爆だけでなく内部被爆線量も評価していくことが必要であると考えている。

おしどり
先程、加藤審議官もおっしゃっていた10マイクロSv/h で子供が普通に外で遊べると言っていた高村先生などが有識者会議で内部被爆の健康調査を中心になってしていくことについて、福島県民の方では非常に危惧を抱いている。安全委員会として何か助言するおつもりはあるのか?

原子力安全委員会:加藤審議官
健康管理委員会については県の方で委嘱されてますので、個別の委嘱について安全委員会から意見を申し上げる事は差し控えたい。(加藤さんの良心に何か知恵を貸してほしいと訴えたい。)

経産省 保安院:森山原災対策監
781億円の内訳については確認した上で、またご説明申し上げる。(検査予算、内訳の殆どが子供ガン検診)

政府:園田政務官
基金の内訳 782億円の内訳がある。今回の補正予算における経産省の形状分だが、項目として

  1. 全県民の基本調査 12億円
  2. 長期健康調査 583億円
  3. データベースの構築費 15億円
  4. こどものガン検診 80億円
  5. ホールボディーカウンター等の整備 17億円
  6. 積算線量計等の対応 43億円
  7. 子供の心身健康確保事業 32億円

この予算が安心のための予算であると言うことを持って何か、それのためにお金を使うのは如何な物かという趣旨だったかと、私が間違って受け取ったら申し訳ないが、決してこれが無駄な予算であるとはとらえていない。

当然ながら当該の福島県民の皆様、お子様を持っている方々も含めて大変心配をされていることは当然のことと思うので、それに対してしっかりと行政、政治が答えていくのは、こういった健康調査を通じてしっかりと把握して頂く。

万が一、何か見つかったと言うことがあるならば、それに対していち早く対応するというのは当然のことではないかと思っている。ここにかけるお金という物は計上して叱るべき金額であろうと思っている。

# 検査内訳の殆どが子供のガン検診。県は100mSv/y で問題ないとするとんでも専門家を招き入れ、食品による内部被爆や現状の外部被ばく線量で何も問題ないとしながら、子供の放射能リスクを認識しているとしか思えない。福島の経済損失よりもガン検診、医療費のほうが健康保険等で一部まかなえる医療費等、損失は少ないと試算しているのだろうか。国に被爆限度を上げてほしいと要請したとの話しもあるし福島県 佐藤知事。汚染された福島の農産物を全国にまき散らし被害を全国に広め風評被害の根源を作った彼は、明らかにA級戦犯クラスの犯罪者。

おしどり
質問の趣旨だが、昨日発表された36万人、18歳以下の子供の調査は、単なるガン検診なのでしこりがあるときのみの精査と言うことだ。甲状腺機能障害など一切考慮されていないということでそれが安心のための調査だと山下教授(Mr.100mSv/y)が河北進歩意宇でコメントされている。この点に関しては如何か?

政府:園田政務官
調査そのものについては現場でしっかりやって頂きたいとおもっている。様々なニーズがあると思うが、その中でしっかりと県民の皆様の思いに答えるような形で行って頂ければと思う。

おしどり
いや、現場で確認したんだが、甲状腺エコーでしこりがあるかどうかの一次検査のみでしこりがあれば、すなわち甲状腺ガンということになる。36万人を一次検査の地点で血液検査をすれば、甲状腺機能障害の前段階で予備検査が出来る。それをしないという回答を頂いた。

# おしどりマコさんは、医大中退。放射線医療に関する知識を持っている方。あまりに報道の内容が現実とかけ離れている事から、この会見に出席したという経緯をお持ち。私もこの会見でずっと注目してきた。

政府:園田政務官
その点の評価を私が行うというのはちょっと難しいと思うが、何れにしても県民の皆さん方の思いに答えてしっかりとした対応をして頂きたいと思う。

おしどり
以前、細野大臣が原子力を推進する機関である経産省の中に保安院があることはおかしいことなので、経産省から出すといっていたが、原子力推進機関である経産省が、県民の内部被爆の予算を出すと言うことに疑問がある。

政府:園田政務官
確かに経産省が予算を計上させて頂いている。それは項目の中身については私どもが福島県と直接やっている訳ではないので、経産省 保安院がその部分においては、福島県、そして様々な関係機関と話しをしてこのような項目が立ってきたのだろうと思っている。

従って経産省の形状分として出てくるという事について、私が何か、このことに対して不振を持っているということはない。

おしどり
ありがとうございました。


http://ustre.am/_167fu:Nth 00:44:50 ~ 保安院・園田政務官・東電・文科省
朝日新聞 佐々木 ★★
海江田大臣がテレビで発言した、線量計をおいて作業した人を褒め称えた件に関して(ttp://www.asahi.com/special/10005/TKY201107230699.html)森山氏は東電の方で調査を検討するような言い方をされていたようだが、東電では現地点では把握はしていないが、今のところ調査は必要ないと説明をされている。その点の整合性についてお聞きしたい。園田政務官に聞く。こういった形で新たに(作業員の)健康管理チームを設けている訳だが、当所、線量計の数が少なくてと言うことは理解しているが、もし、線量計をおいて高線量の所に行ったとなると外部被爆の評価にも関わってくる。これについてどう考えるのか。東電に聞く。ダストサンプリング(Tフォーク)で2号機だけから検出されているが、1号機、2号機がND となると今後、どのように評価されるのか?風向き等で拾えているかとという問題もあると思うが、その点の考え方について教えてほしい。宮城県の航空機モニタリングについて。分解能をより高めたいという観点でやり直したと言うことだと思うが、新たに栗原市や大鹿半島など高めに出ている。どういったかっちでここが高くなっているのか解釈を教えてほしい。稻ワラのが問題になっているが稻ワラの汚染との関係について何か考えはあるのか?他


http://ustre.am/_167fu:Nti 00:53:05 ~ 園田政務官
共同通信 すえ ★★★
園田政務官に聞く。現在、IAEA の天野事務局長が来日しているが、総理や海江田大臣、細野大臣と面会、会談予定だと思うが、今の段階で日程が決まっていたら教えてほしい。経産省の資源エネルギー庁が、原子力安全規制情報広聴・広報事業(不正確情報対応)と言うことで、不正確情報、不適正情報について監視するという事業を行っていた訳だが、以前は新聞記事などのモニタリングで、今回はツイッターの情事モニタリングが含まれている。不正確はともかく不適正という言葉に対してあまりに広く沸くが取られる可能性があるという懸念とツイッターの情事モニタリングは必須というのは人的資源の面から言っても正確な情報の配布につとめれば良いのではないか?情報規制にも取られかねない内容だと思うが、どのようように考えているか?


http://ustre.am/_167fu:Ntj 00:57:25 ~ 東電・園田政務官?
フジテレビ 西村
IAEA の天野事務局長のスケジュール。住民が避難した後に住宅が盗難被害にあうケースが多発しており政府が盗難彼我にに対する保証についてどう考えているか?(園田政務官:そのような議論があることは承知していないが個人的には保証があってしかるべき)


http://ustre.am/_167fu:Ntk 01:01:20 ~ 園田政務官・文科省?
フリー江川 ★★★
本日、細野大臣が急遽、会見に来られなくなった公務の内容とは何か?航空機モニタリングについて。先程、範囲で東北と言うことを言われていた。例えば神奈川県や静岡県のお茶から高い濃度のセシウムが検出されているし、もっと広い範囲でやってもらいたいという声が上がると思うが、その辺についてはどのような考えがあって予定があるのか?今回、稻ワラ、牛肉のことで大変な問題になっているが、今後、お米が収穫される時の検査態勢についてどんな風に準備をされているのか?されようとしているのか?~ 航空機モニタリングについて。お米の問題があるので対策を取るときに大事なデータだと思うのでなるべく早め早めにという希望があると思う。年度内かかるのか?


http://ustre.am/_167fu:Ntl 01:08:35 ~ 東電
読売新聞 大山
Tフォークによるダストサンプリングの結果について。ND(検出限界値未満)が多いと言うことで評価が難しいと思うが、今後、感度を上げた上で調査される予定はあるのか?3号機だけ、サンプリングした場所が異なるが、サンプリング場所はどのような基準で選ばれたのか?2号機のパネルだがどのような経緯で穴が開いて下に落ちたのか?(わかりきってることを何度も聞くなよ。また読売記者)


http://ustre.am/_167fu:Ntn 01:12:25 ~ 東電・保安院・園田政務官
朝日新聞 竹石 ★★
Tフォークのダストモニタリングについて。検出限界未満の値が1号機、2号機、3号機、場所によっても、それぞれで異なるのはなぜか?保安院に聞く。本日、日本原電の方が基盤機構から確認書を受けてセラフィールドで処理したガラス固化体をこちらに運んでくることが認められたと発表されているが、一方でパナマや沿岸諸国では沖合を通過しないでほしいと反対がある中で予定通りにきちんと日本に向けて運んでくることが出来るのか?園田政務官に聞く。食品安全の調査だが、航空機モニタリングが何時終るか分らない状況の中で出口側の食品調査が急がれていると思う。現地点で厚労省がいろんな対策作りをしていることは分るが、これから夏から秋にかけて多くの農産物が取れる時期でもあるし、航空機モニタリングは年度内みたいなことを言っていたらこのシーズンは終ってしまう。その点、見通しとして、今年の秋の米や果物の収穫であるとか、そういった時期までにある程度の体制が整うのか?体制の範囲というのがこれまで SPEEDI で言われているような静岡、愛知ぐらいまでということなのか、今の緊急避難的な対応だけでなく今後の見通しを含めてどのような体制なのか教えてほしい。


http://ustre.am/_167pf:Ntq 00:00:01 ~ 東電・保安院・園田政務官
朝日新聞 竹石(後半) ★★
Tフォークのダストモニタリングについて。検出限界未満の値が1号機、2号機、3号機、場所によっても、それぞれで異なるのはなぜか?保安院に聞く。本日、日本原電の方が基盤機構から確認書を受けてセラフィールドで処理したガラス固化体をこちらに運んでくることが認められたと発表されているが、一方でパナマや沿岸諸国では沖合を通過しないでほしいと反対がある中で予定通りにきちんと日本に向けて運んでくることが出来るのか?園田政務官に聞く。食品安全の調査だが、航空機モニタリングが何時終るか分らない状況の中で出口側の食品調査が急がれていると思う。現地点で厚労省がいろんな対策作りをしていることは分るが、これから夏から秋にかけて多くの農産物が取れる時期でもあるし、航空機モニタリングは年度内みたいなことを言っていたらこのシーズンは終ってしまう。その点、見通しとして、今年の秋の米や果物の収穫であるとか、そういった時期までにある程度の体制が整うのか?体制の範囲というのがこれまで SPEEDI で言われているような静岡、愛知ぐらいまでということなのか、今の緊急避難的な対応だけでなく今後の見通しを含めてどのような体制なのか教えてほしい。


http://ustre.am/_167pf:Ntr 00:04:30 ~ 園田政務官・保安院
NPJ 日隅 ★★★
残留熱除去計に変わるような冷却方法、一次系、二次系をつかったような冷却方法が無理になり、現在の注水が続くと言うことで、その場合にどのような形で崩壊熱との計算で燃料棒を取り出す状況に至るのかという事について質問してまだ回答を頂いていない。この件についてテレビで石川道代日本原子力技術協会最高顧問という方が、現在、燃料は2,000℃で10年ぐらいかかるだろうという話しもされていた。専門家がそういう話しをされる訳だから、出来るだけ正確なデータを我々として走りたいと思うのでその点についてお伺いしたい。もう一つは、度栗行政法人 原子力安全基盤機構の方が、平成14、15年度頃から、アクシデントマネジメント知識ベース整備に関する報告書というのを作り、そのなかでシビアアクシデントが起きた場合は何時間ぐらいでメルトダウンに至るときちんと書いてある。そのようなものは今回の事故前に自治体や周辺住民に対してどのような説明がされていたのか?せっかく税金を使って作成されているとおもうのでどのような周知や、これを生かしてどのような広報活動、避難活動という備えをしていたのか?事故後、その報告書というのは分析においてどのように使われていたのか?


http://ustre.am/_167pf:Ntt 00:02:55 ~ 東電
東京新聞 菊谷(前半)
東電に聞く。Tフォークによるダストモニタリングだが、先程、2号機は初めてと言ったが、1、3号機では過去にいつ、何回ほど行われたのか?測定結果の見方だが、NDの所で揮発性と粒子性の所で不等号とみていいのか?出ている数値が検出限界未満とみていいのか?各号機によって検出限界が出ている数値が若干違うのはなぜか?2号機についてはセシウム134とセシウム137の値が出ているが、国の規制値があるとしたらそれと比較してどうなのか?


http://ustre.am/_167pf:Nty 00:10:55 ~ 東電
東京新聞 菊谷(後半)
質問の続き。現在、敷地内の放射性物質放出量が10億ベクレル/年(毎時の間違い)が出ている。この測定結果を見ると正直少ないという印象を受ける。(この記者、年と時間を勘違いしてる)この値を見てどういう事が言えるのか?今後、この測定をどのようなペースでやっていくのか?(やはり誤解している。解答する東電松本氏も気付いてない)


http://ustre.am/_167pf:NtE 00:17:00 ~ 保安院
名乗らず ★★★
東電に聞く。各発電所の環境モニタリングの結果を本日データとしてもらっているが仮に、東海第二だけが6~7倍の空間線量が高い状態になっているが、発電所のトレンドグラフも表示されない形になっている。これの原因は何か掴んでいるのか?(保安院 森山:原因は分らないので調べておく)いつごろまでにか?(~長い間~ 保安院 森山:それも含めて出来るだけ早くやりたい。)


http://ustre.am/_167pf:NtF 00:18:35 ~ 東電
NHK 横川 ★★★
東電に聞く。ダストサンプリングの件で ND になってしまうので今回の調査で現状どうなっているか分らない。今後は精度を高めてもう少しちゃんとどのくらいの量が出ているか確認したい、総括的にはそういう認識で良いか?今回、Tフォーク(無人ヘリ)を使って前回はコンクリートポンプ車を使ったと言うことだが、それ以外の方法でもう少し近づくなど別な方法で原子炉建屋から出ている放出量を計る方法はあり得るのか?処理装置の故障の件だが、進捗、原因の解明、今後の見通し、塩分濃度装置を戻す目処など分れば教えてほしい。文科省に聞く。宮城園の航空機モニタリングの結果だが、資料を拝見すると7月22日付けの資料になっているが、これは22日に公表した資料と言うことで良いか?先程の農水省の絡みの話しで、農水省にはこの結果というのは当然渡っていて、稻ワラの分布状況と把握するための参考資料として使われているのか?(文科省:先週の段階で農水省に渡した。)


http://ustre.am/_167pf:NtG 00:23:50 ~ 東電・安全委員会・保安院・文科省
フリー木野 ★★★
東電に聞く。Tフォークによるダストモニタリングについて。これはどれぐらいの量をひいているのか数値を教えてほしい。(東電 松本:20分間で26リットル)1分5リットルのダストサンプラーを使うと1時間以上最首次官が必要と書いてあるが、それと比べると少ない。この評価は?(安全委員会 加藤:安全委員会の専門家の意見を聞いてお答えする。=宿題)保安院に聞く。先程の作業員が線量計をおいて作業した件(この行為を経産省 海江田大臣がテレビを通じて賞賛した件)で、(経産省 保安院は)口頭で要請という話しがあったが、これは明確に労働条件、法律に照らし合わせると明らかに違法ではないか?これを(経産省 保安院が)口頭だけですませるというのはどういう事か?以前から線量計はきちんと使われていないのではないかという指摘が、20年、30年前からあることを考えると、他の発電所の状況も気になるが調査しないのか?(保安院 森山:状況をよく確認した上で対応を考える)海江田大臣はどのような経緯でこのような話しをしたのか?(保安院 森山:それを含めて事実関係を確認する)文科省に聞く。福島県の広野、避難準備区域で IAEA が細かいメッシュを切った調査をされたらしいが、いつ頃公表されるのか?(文科省 坪井:それはIAEAが最近、広野町でそのような測定を始めたと言うことか?私は知らないので確認する。)


http://ustre.am/_167pf:NtH 00:28:00 ~ 東電
フリー横田 ★★★
東電に聞く。東電管内の自家発電の総量と使用可能量をお聞きしたが160万kw という事で、これは経産省が発表している全国の使用可能は自家発電量と同じなんだが、使用可のな自家発電量の定義はいくつか種類があるのかどうか?一般的にどのような定義で算出されているのか?~ (とすると)もしかすると経産省は違う定義で、例えば持続的に使った場合の自家発電量など定義を変えている可能性があると言うことか?(東電 松本:それはなんとも申し上げられない。)


http://ustre.am/_167pf:NtJ 00:29:35 ~ 東電
ニコニコ七尾
東電に聞く。現在放出している総量で Tフォークを使ってという話しをいろいろされているが、今回、10億ベクレル毎時という推計値を出す際には、今、行われている、あるいは行おうとしている方法は取れなかったのか?(東電 松本:これまでのコンクリポンプ車で計測していたが、これで計算するか、西門ダストモニタリングで計測するかで考えた結果、保守的に見込む上では敷地境界の値で計算するのが保守的ではないかと判断した。)お伺いしているのはそれ以外の方法が取れなかったのか?ステップ1の終了宣言に合わせた形で取り敢えず算出したと売り買いで良いか?(東電 松本:以前から質問が出ていたので考えてはいた。Tフォークの値でダイレクトに計算するのは現在では無理だと考えている。)他。10億ベクレルが一人歩きしている。実際の誤差とどの程度あると考えているか?(東電松本:実際に出ている量は毎時10億ベクレルより少ないと考えている。避難している方が帰還するために重要なデータなので正確に出したいと考えている。)


http://ustre.am/_167pf:NtP 00:33:40 ~ 東電
NHK
東電に聞く。作業の進捗状況だが、予備変圧器の遮断機トリップの件で作業員から聞き取りをする、類似設備を点検すると言った今の作業の進捗状況は?汚染水処施設のバイパスを後日発注して後日行うということだったが進捗状況は?事故後、間もない頃に原子炉建屋内のたまり水に足を付けて被爆した作業員が3名、そのうち2名が長靴を履いておらず直接汚染水に足を付けていた方が2名いた。その方の今のご様子は?


http://ustre.am/_167pf:NtR 00:35:35 ~ 東電
日経新聞 柏原
東電にきく。新設する淡水化処理数値について。先ず5台が据え付け完了で27日以降に試運転となっているが、本格稼働は8月常住になるのか?5台稼働した段階と最終的に8台稼働した段階でそれぞれ処理量がどれぐらいあるのか教えてほしい。運用ほしきだが、現在の Ro膜方式と併用になるのか、それともバックアップになるのか教えてほしい。(東電 松本:接続して使用)~ Ro膜方式が止まっていて処理量が半分になっているが、前にある Ro膜方式がうまく動いていないと後も使えないと言うことか?(東電 松本:上流側で動けばそれなりに濃い塩水が作っていける)


http://ustre.am/_167pf:NtS 00:38:25 ~ 東電
フリー江川 ★
東電に聞く。先程の10億ベクレルの話しだが、西門のダストモニタリングで計算したと言うことだが、どれぐらいの高さで測っているのか?そこで検出した物を全て1~3号機から出てきた物とするとという言い方をしていたが、原子炉や建屋から出てくる物以外のもの、敷地内に降り積もったダストなどは含まれているか?10億ベクレル毎時となると凄い数字だと思うが、その割にはいろんなモニタリングの結果がそんなに増えている訳でもなく、減ってたりするというのはどのように理解すればいいのか?


http://ustre.am/_167pf:NtT 00:45:00 ~ 東電
NPJ おしどり ★★★
東電に聞く。私が4月19日から格言城から出ている放射性物質、水蒸気の物とか質問していたが、この時に建屋の上にモニタリングを置いて、その値を評価するのに時間がかかるという解答だった。今回、10億ベクレル/h というのは西門のダストサンプリングと言うことで、以前いっていた建屋上部のモニタリングは活用されなかったのか?後、4号路の使用済み燃料プールから煙が上がっているのではないかと質問していたが、この10億ベクレル/h という値は1~3号炉ということで4号路からは何も放出されていないと言うことなのか?~ 4月、5月に質問していたときは建屋上部のモニタリングを評価する必要があると言うことでまだ評価出来ないという答えだった。西門のダストモニタリングで代替の概算がでるのならその地点でお答え頂けたはずだが?(東電 松本:おっしゃるとおりだ。4月5月の段階ではモニタリング結果が横ばいだったので他の方法があると考えていた。)では、4月、5月の段階の放出量は、今回の 10億ベクレル/h の値より大きいのか?小さいのか?(東電松本:はっきりしたことは評価しないと分らないが評価は可能。)西門ダストモニタリングで出る概算ベクレル数を、4月までさかのぼった分も公表して頂きたい。(東電 松本;準備させて頂きたいと思うが、4月分は既に原子力安全委員会のほうで評価が行われているのでその間を埋めていく事になる。)


http://ustre.am/_167pf:NtU 00:50:15 ~ 東電
東電 松本
本日の実績


http://ustre.am/_167pf:NtV 00:58:20 ~ 東電
NHK 横川
東電に聞く。今の発表で汚染水処理装置が開始されたのは何時何分か?(東電 松本:13時に再開。)今の説明の空気が噛み込んでいてとう説明をもう少し詳しくお願いする。(東電 松本:空気を吸い込んだ理由だが、ポンプが回転しているときに空気がそこに入ると空気が抜けなくなり流量が低下する原因になる。)今の情報はどのタイミングで入ってきたのか?今聞いた話ではまだ入ってきていないという話しだったが。会見の途中で何度も質問し、目処が立っていないという解答だったが、この会見の最中もさくほど質問して変わっていないという話しだった。会見終了の最後の最後で 13時に開始というと、会見が始まったのは 16時30分で 13時再開というとタイムスパンが釈然としない。それはどう考えればいいのか?(東電 松本:現場と我々広報の問題意識が若干ずれているので今後改めていきたい。現場サイドとしては止まった、動いたというのをどういった形で本店本部に伝えてくるかという所で若干なタイムラグがあったので改めていきたい。)トラブルがあった、止まったという話しは、誰にも感心があることなので改善をお願いする。





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