2011年7月7日木曜日

2011年 7月 6日 統合対策本部共同記者会見:海底土の高すぎる検出限界値 0.8Bq/kg の理由は土壌(陸)のモニタリング結果を参考に決めたと文科省。質疑の中心はストレステストに。

2011年 7月 6日 共同記者会見 (43回)

録画 IWJ
http://www.ustream.tv/recorded/15826396
木野さんによるまとめ http://ustre.am/_14pas:LYV



■会見のポイント
特に際立って大きな報告はなし。東電社員用の単身寮が完成し入居が始まったという報告。作業員の環境改善という冒頭の園田政務官だったが、実は東電社員専用だったいうオチ。後、作業員1名が怪我、2名が熱中症。20代の若者2名。現場の厳しい状況と未来ある若者が前線で戦っているという現状を再認識。

冒頭の報告で気になったというより頭に来たのが文科省 坪井審議官の先日の 海底土 過小評価に関する言い訳。無理矢理後付けしたような耳を疑うような 0.8Bq/kg に決めた経緯の説明。(後述)文科省人間は全て首を切って入れかえないと駄目だろうとつくづく思う。

質疑はストレステストに集中
本日、海江田経産大臣から全国の原発に対しストレステストを行うと発表があり、関連する質問が相次いだ。記者から質問ではじめて知ったが、組織改革も行わず原発を推進する経産大臣が堂々と発言する事なのかと思ったら、共同通信 岡坂記者が個人的にはど・ストライクな質問。

これまで細野大臣は経産省 海江田大臣の意向を尊重するような発言をこの会見でも繰り返してきたが、案の定、保安院はずぶの素人ではないと経産省 保安院の正当性を主張している。特に何も問題を感じていない様子。答えたくない質問に対しては「あのー」を連発する癖のある細野豪志の発言に注目。

また、(毎日新聞58:40~)毎日新聞記者によれば海江田大臣はストレステストを新生保安院の初仕事と発言したようだ。原発にしても IAEA から勧告を受けても政府は屁理屈をこねて、これまで通り、原発を推進する経産省が原発を取り締まっていくんだという強い意思表示。

こうなれば 九電が社員に対し経産省・保安院のやらせ玄海原発説明会が番組中受け付けるメールで住民の立場でしかも自宅のパソコンを使い社員一丸となって再稼働賛成メールを送れと指示していた件について国会中継で国民に見せた海江田経産大臣の怒りはただのパフォーマンス。ああは言ってるけど結局、厳重注意と原因究明と再発防止に終る。

NHK国会中継は国会劇場に過ぎない。原因究明って・・・海江田経産大臣は本気で言ってるのか小一時間問い詰めたい気分。

特に注目したいのは (毎日新聞58:40~)の質問に対する細野大臣の回答。「ストレステストは世界中で使われている言葉であり保安院が勝手な判断でなれ合いのものが出てくることはあり得ない」という細野大臣の発言。

そのあり得ない事ばかりをして来て本来の役割を果たしてこなかった経産省・保安院(しかも親族の多くが東電社員)に対して原発大臣がいう台詞ですか??大臣に立場が変わると発言内容も180度変わる細野豪志は大臣以前に政治家としての資質を疑う。

取り敢えず組織はそのままで名前だけ変えれば良い、というこれまでの政治の定石を強く予感させる細野大臣の発言。以前は野党時代から民主党は経産省に原子力安全・保安院があるのはおかしいと主張してきたと熱弁をふるっていたけど大臣になった途端にこの態度。信念ないのにあるように振る舞うのが政治家だが細野豪志もその一人に過ぎない。

ストレステストという言葉は一般的には耳慣れない理解し難い言葉である事も記者の質問からも見て取れた。私は仕事柄、通常のパソコンよりも高い性能を要求するコンピューターを使っており、自分で部品を組み立てる事もあってストレステストという言葉に特に違和感を感じないが、おそらく製造業においては至極当たり前の言葉だと思う。

原発では実物を用いて出来ないので、物理特性を入力しコンピュータによるシミュレーションになると思われる。どちらにしろ、ゼロからのスタートだと準備や検証にソフトウェア開発に相当時間を要する事は想像に難くない。時間をかけないとなるとシミュレーション結果は何の信頼性を持たないデータとなってしまう。

テレビ朝日 吉野記者の痛すぎて笑えない質問
ストレステストにより原発が動かせなる事に焦っているのか、本会見に初めて出席。会見は時間が限られるので質問者は質問をまとめろと指南。司会者にいつもしてることだと駄目だし。質問まとめろといった本人が質問をまとめないで質問し、質問をまとめてくれと司会者に注意される。直視できないほど見ている側が恥ずかしくなる。

話し方と言い、質問の内容が下心丸出し。せっかく地元の合意が得られて再開間近だったのにストレステストにより原発再開がおじゃんだよと言いたげ。なんでこう、原発推進はこういう理論的な話しの組み立てが出来ない人が多いのか。目先の結果が全て(金が全て)でプロセスはどうだって良い思考回路の持ち主に他ならないからなんだけど。

今回の共同会見はストレステストが質疑の中心になった訳だが、質疑の流れ、総まとめとして NHK横川記者、フリーライター木野さんの質問に対する細野大臣の発言、この2点に集約されるので動画に目を通して頂ければ良いかと。全く何も決まっていないということと細野大臣の無責任っぷりが答弁からよく伝わってくる。

住民被爆問題
最後の NHK石川記者の質問に注目。7月4日の会見の石川記者の質問に対する解答が7月4日にあったが、石川記者は出席できなかったため確認の質問。簡潔に言えば、石川記者のデータと保安院 森山氏(原災被災者生活支援チーム)が調べたデータが大きく食い違い、しかも、全国から応援に駆けつけた殆どの作業員が福島第1の敷地内で作業を行っているので、住民被ばくの調査には役に立たないというしどろもどろな主張。

これまで東電から情報を得ながら隠し続けてきた保安院。(発災直後のプラントパラメータやSPEEDIなど)とても住民の内部被爆が明らかになる調査に協力するとは思えない。事実が発覚する事は犯罪行為が証明される事に他ならないからだ。とうとう事実の歪曲まで始めたかと思えるような答弁。一部の記者しか問題視しない異様な事態。



■本日の議題
  • 園田政務官 冒頭の挨拶 00:00:15~
  • 環境モニタリングについて (東電・文科省)00:02:25~ / 00:04:15~
  • 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)00:07:55~
  • 各プラントの状況 (東電)00:09:20~
  • 質疑 00:22:30~



資料


録画 IWJ
本編 http://www.ustream.tv/recorded/15826396


木野さん まとめ http://ustre.am/_14pas:LYV


http://ustre.am/_14kSN:LQO 00:00:15~

園田政務官 冒頭の挨拶

園田政務官
従前より細野大臣が取り組んでこられた案件の中において福島第一、第二の作業員の生活環境について改善していくということで、先日は5,6号機のところに診療所を設けて熱中症を含めて対応策を行っていくと発表させいて頂いたところだが手元に資料として付けさせて頂いている通り、作業員の仮設の単身寮が完成したということだ。

福島第一、第二原子力発電所において安定化の作業に当たる従業員の生活環境について、多くの偏り物資の休息場所がないという意見を頂いていたところだ。これらの従業員の生活環境について除序ではあるが改善を図ってきているので本日報告する。福島第一、第二原子力発電所において安定化の作業に当たる従業員の居住場所については、寮を建設して6月末より入居を開始したところだ。これにより作業に専念できる環境が整備されるということで一日も早い事態の収束につながる所だと考えている。

設置場所についてはJビレッジに設置した。今後、9月成就運を目途に1,600室の仮設の単身寮を増設し、福島第一、第二原子力発電所の事態の収束、安定化作業に全力を尽くして参りたいと考えている。私からは以上だ。


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http://ustre.am/_14kSN:LQO 00:02:25~

■環境モニタリングについて (東電・文科省)

東電
概略
発電所敷地内モニタリング結果について。空気中放射性物質濃度(第103報)特段変化なし。
発電所付近、海水からの放射性物質(第105報)特段異常なし。計時変化ほぼ横ばい。


http://ustre.am/_14kSN:LQP 00:04:15~
文科省
省略
大きな変化なし。(信用に値しないが)

全国的調査
環境放射能水準調査、空間放射線量、降下物、浄水等、大きな変化はない。

昨日の質問で栃木県が1mの高さについて電離箱で計測しているという表記があるという質問があった。1m の高さのモニタリングデータは基本的には携帯型のサーべーメーターで計って頂き、NaI いわゆるヨウ化ナトリウムのシンチュレーターで計るのが原則だ。

栃木県では他の調査において NaI のサーべーメーターを使用しているために、このモニタリングポスト近傍での 1m の調査は電離箱のサーべーメーターを使われているということでこの注意書きを書いている。これは 6月22日からの測定データについてこのような注意書きを書いている。

一般的には低いレベルの値は NaI の奉加より正確な値な訳だが、栃木県ではそのような事情機あら電離箱を使って測定しているということでその件を明記している。

発電所周辺の調査
空間線量率、積算線量、ダストサンプリング、海洋、これらのモニタリングは何れも大きな変化はない。

昨日、質問があったストロンチウム、回程度の検出について検出限界を 0.8Bq/kg にしていたということについてだが、測定機関は日本原子力研究機構の間で相談して通常レベルの測定出来る寮という事で決めた。

分析資料の重量が多ければ多い程、検出限界が上がるということだが、一方陸上で計ったストロンチウムについては、何れも検出されていたが一番低かったところが 1.3Bq/kg という事だったのでこの点を勘案してそういったものが検出できる値として検出限界値を 0.8Bq/kg とした。

ただ、今回、6カ所全てが不検出ということだった。原子力安全委員会の指摘もあったので今後の測定については検出限界値を下げて測定精度を上げていくという予定にしている。以上だ。

# 通常レベルって何? 地上と海洋を同列に比較している。地上は大気からの放出、海洋は原子炉に注水した水、超高濃度の汚染水が大量に海に流れ出ている。陸のデータを参考に決めたというのはあり得ない話しであり、本当であれば、この人は頭がおかしいとしか思えない。また、検出限界値をいくらに設定するか具体的な値には触れなかった。
原子力安全委員会の昨日の話では核実験の影響を調べるため、既に海上保安庁が 0.03 ~ 0.1Bq/Kg の精度で海底土の調査を行っているので、文科省に精度を上げるよう指摘している。


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http://ustre.am/_14kSN:LQQ 00:07:55~

■環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)

安全委員会
空間線量、空気中の放射性物質濃度、特段大きな変化はない。環境資料についてだが、参考資料14ページをみると7月3日に東電が発電所30km圏内の海域で4つのポイントで採取した海水中、何れのポイントもセシウムが出るか、あるいは全てにおいて検出限界未満という結果だ。セシウムが出ているでも濃度限度以下という状況だ。全国の放射能水準の状況も特段大きな変化はない。

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http://ustre.am/_14kSN:LQR 00:09:20~

■各プラントの状況 (東電)

東電(松本)
福島の、私どもの従業員の寮を紹介させて頂く。以下省略。

# 作業環境改善という冒頭の園田政務官の紹介だったが東電 松本氏の紹介では東電社員用という事に。ポイントは家賃が必要であること、現在は全5棟、280室で仮設で Jビレッジに完成。今後も増えていき全部で17棟1,000室が作られる。また別の箇所に600室、最終的に1,600室が用意される計画。プラント関連では週に一度の水処理システムの運転状況の報告日となっている。7日間で8,400立方メートル。稼働率は76%だった。先週は55%で向上しているが目標には届いていないという状況。後、けが人一人と熱中症2名が出ている。2名は20代の若者。動画参照。

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■質疑

http://ustre.am/_14pas:LYn 00:22:30 ~ 細野
月刊ファクター 宮島
細細野大臣に聞く。現状で細野大臣を支えているスタッフな何名か?予算はどのような形になっているのか?いまの状況は?9月概算予算要求があると思うが内閣府で予算を計上する予定はあるか?


http://ustre.am/_14pas:LYp 00:30:40 ~ 東電
共同通信 佐分利 ★★★
2号機、3号機が OP3000 になる8月中旬とあるが、先程おっしゃた今月いっぱいが80%で来月から90%を想定してこの計算になるのか?(東電:はい)次の水処理システムでの課題や目標が何になるのか教えてほしい。(東電:日量1,200トン目標)保安院の報告が週一回で汚染水処理が終了するまでと書いてあるが、汚染水処理が終了する見込みはどれぐらい見ているのか?(東電:遅れる可能性はある)単身寮にこれまで入居した方はどういう方か?社員なのか協力企業なのか、何人が入居しているのか?1,600室を作るに当たり政府からどの程度の予算が出ているのか?(東電:この寮は東電社員のもので会社の予算)他


http://ustre.am/_14pas:LYq 00:34:50 ~ 細野
朝日新聞 小堀 ★★★
細野大臣に聞く。今日、海江田経産相がストレステストについて発表した。福島の事故を踏まえたこうした対策を取ることについて原発担当大臣としてどのように考えているか。保安院はストレステストは、あくまで安全基準を満たしていてそれに対して追加的に行うものといっているが、例えばフランスのサルコジ大統領は、EUでやっっているストレステストをもし、満たさない原発がある場合は、テストの後評価を受けて原発を停止したりということもあり得るといっている。本番のストレステストとヨーロッパやフランスで行っているストレステストの位置づけが違うようだがどう考えているか?


http://ustre.am/_14pas:LYs 00:37:30 ~ 東電・保安院
共同通信 橋本 ★★
東電に聞く。東電はストレステストをどのように受け止めており、どういう影響があるか教えてほしい。保安院に聞く。ストレステストの概要を教えてほしい。


http://ustre.am/_14pas:LYt 00:39:30 ~ 保安院・東電
回答する記者団 佐藤
保安院に聞く。グローバルフォークの画像について見たかどうかについてはコメント控えたいとうことだったが、これは文科省、安全委員会代表しての回答だったのか?東電に聞く。グローバルフォークの画像について4日の会見で質問させて頂いたときにグローバルフォークの画像について「あの画像」と表現されていたが、見てなければあの画像という言葉を使わないので、私としてみてるのではないかと思うのだが、東電内で誰か見ている人がいるかどうか確認出来たか?他


http://ustre.am/_14pas:LYu 00:43:55 ~ 保安院・細野
共同通信 岡坂 ★★★
ストレステストについて。本日、実施をするということについては表明された訳だが、何時初めて何時終るのか?どういった内容でやるのかについて何も決まっていないという状況で見切り発車だという印象がある。これについて具体的に言及できることがあれば是非お願いする。細野に聞く。海江田大臣、経産省ということで保安院を所管している訳だが、一方で推進も含む。それがまさに組織改革で問題となっている中で経産省主導でそういったテスト宇事について大臣としてどのように考えているのか?先程、EUを例にしてとう説明を受けたが、EUの場合は各国オーダーの既成組織でピアレビューという形でお互いに見合うという措置も高じられている訳だが、日本でやる場合に、他国の規制機関に結果を見てもらってクロスチェックをするとか何らかの透明性を担保するような考えはあるのか?~ 細野大臣の立場でストレステストが今後行われることの一番の意義はどんなところにあると考えているか?


http://ustre.am/_14pas:LYv 00:48:25 ~ 細野・保安院・東電
読売新聞 佐藤 ★★★
細野大臣に聞く。ストレステストについては安全委員の協議を舞っている状態だと説明があったが、いわゆる点検が終りかかっている原発の再稼働に当たってストレステストを終えることが再稼働状の必要条件となるのか、あるいは再稼働とストレステストはそれぞれ別物で、ストレステストが終らなくても再稼働は再稼働で認める、あるいは行えるものなのか? 保安院 森山に聞く。ストレステストというのは、私のイメージでは耐震のバックチェックに似たものかと思っている。要は従来の設置許可の時の安全審査や各電力会社が今まで行っていたアクシデントマネジメントやシビアアクシデントのマネジメントと比べると具体的にどういう所を改めてチェックする事になるのか?過去の安全性の審査との違いは何なのか? 東電 松本に聞く。冒頭の汚染水処理 報告書の中で累積の処理量が13,610立方メートルと書いてあり、いろんな数字が書いてあるが、どうすれば収支が 13,610 に合うのか?趣旨の計算がどうすれば合うのか説明をお願いする。


http://ustre.am/_14pas:LYw 00:58:15 ~ 細野
毎日新聞 河内 ★★★
午前中の会見で海江田大臣は 「新生保安院の初仕事である」いう言い方をしているようだが、実際にこれは新生保安院のしごとになるのかどうか?~ 細野大臣の答弁が曖昧なので聞き直す~ 新しく作る保安院の中でストレステストを行うということなのか?それとも今ある保安院の中でストレステストを実行するという形になるのか?


http://ustre.am/_14pas:LYx 01:00:50 ~ 東電・安全委員会・細野・文科省
NPJ おしどり ★★★
東電松本に聞く。2名の方が熱中症で倒れられたということで、2名の臓器の透過線量は計っているのか?また、点滴を打たれたということだが点滴の成分を教えてほしい。20代の方が二人ということだが、どのような年代の方が作業に従事しているのか?なぜ若い方から熱中症で倒れるのか教えてほしい。安全委員会に聞く。3月30日に行われた小児甲状腺サーべーの甲状腺の組織の加重係数をどの値を使ったか?0.05 だったか 0.04 だったか教えてほしい。保安院に聞く。昨日の質疑の中で報告する事故ではない、報告するレベルではないと2回言っていたが、では、保安院で決めている報告するレベルというものを教えてほしい。3月の事故直後に全国の原発作業員の方が福島に立ち寄ったその内部被爆のデータを教えてほしいと、これは私の質問ではないが、その回答が 5,000名の預託線量だったが、預託線量を出す前のそれぞれのベクレル数をおおよそで良いので一番高かった値を教えてほしい。10,000CPMを超えた1,128名の方が評価中ということだが、どのような評価をしているのか?私は時間積分をするのに時間がかかると思っていたが、昨日の東電松本さんの解答で内部被爆と預託線量は同時にでるという事だった。どのような評価をしているのか?細野大臣に聞く。以前お聞きした警官と自衛官の線量畏敬のデータを出して頂けるかどうか?飯舘村に安定ヨウ素剤が届けられたのはいつか?そして、その根拠となったデータは何だったのか?文科省にいつも質問しているが、被災者支援チームの方しか分からないという解答が多いが、それならば事故後の共同会見にその解答を持っている原災被災者支援チームの方々を同席してもらえないか?以前、原災被災者支援チームのモニタリング班の方が来たときに質問したが、解答を持っていない。モニタリングのことしか分からないと言うことだった。如何か?(細野:呼ばない。出来るだけ私が答える。>確かにそうしないと明るみに出るのは不味いよね。)


http://ustre.am/_14pas:LYz 01:14:50 ~ 細野
テレビ朝日 吉野
会見って時間限られてるんで、なるべく多くの方に質問できるようにって言うのを、質問者も質問をまとめて頂いて、東電側も配慮してもらうと助かるんですけど。(司会者:毎回それはお願いさせて頂いている。初めて来た記者)それからですね。質問に入りますが、細野大臣に聞く。ストレステストはそもそも発案者って言うか、どなたが言い出したのか?総理だって言われるんだが、それについて先ず一つ目。お願いする。(司会者:すみません。質問事項まとめてお願いできま)じゃぁ二つ目。最後の質問だが、玄海原発の再稼働についてはかなり近づいてきてるというか(笑、地元もかなり OK というような、玄海町長も出していていたんだが、後は県議会の判断を舞って佐賀の知事も判断すると言ってた所だったと思うが、それが、今回ストレステストをやると言うことによって、知事さんはストレステストの気かを見ないと再稼働についてはGOは出せないときいている。ということはストレステストをやることによって全国の原発の再稼働が先に伸びていっているのではないか、それによって電力の供給性が損なわれるのではないかという懸念が出てきている。この二点について伺いたい。


http://ustre.am/_14pas:LYB 01:19:05 ~ 細野 確認
NHK 横川 ★★★
ストレステストについて。ヨーロッパの場合だと中間報告までで2ヶ月半、最終報告まで5ヶ月ぐらいかかるとなっている。これが日本でどういう風に導入されるか今後の議論だとしてもいずれにせよ数ヶ月は最低でもかかる事は間違いない訳だ。今の説明からするとストレステストの中間報告、最終報告に数ヶ月かかるものがある程度形が見えなければ原発の再開にはつながらないという理解で良いか?今回の話しの流れで先程の細野大臣は政治の報から必要性を感じられて安全委員会に相談し、安全委員会からアドバイスを出してもらうという流れで説明されていた。一方で今朝からの流れを見るとある意味、海江田経産大臣のほうが保安院に指示を出して動き始めていると言うところがあり、本来、規制当局というのは今回のIAEA の指摘にもあったが、比除運独立性が求められている。それはつまり、政治や事業者から独立して何が原子力の安全のために必要か見解に立って必要なものを考えていくというのが本来の筋であるところを今回の原発の再開に向けて、住民の人たちに安心してもらうためにストレステストをやるというのはある意味政治判断だと思う。そこが非常に筋道がずれている流れになっているように非常に感じる。そのあたりについてどのように感じているのか?


http://ustre.am/_14pas:LYC 01:24:50 ~ 細野
フリー木野 ★★★
ストレステストについて。今の質問であったように流れが細野原発大臣と海江田経産大臣と二つの所から出ているというのが不安定のように見えてしまう。細野大臣としてはこのストレステストをやらない以上は再稼働を止めるというような、これも繰り返しの確認となるが、一歩踏み込んだ形での意識等位のはお持ちか?というのは、今の二つの系統から出てくるというのは、いつまでこういう状況になってしまうのか。今の状況だと、例えば細野大臣から逆堂を止めるというのがあっても海江田だ神から再稼働するという話があれば、また、その話がひっくり返ってしまう。現状についてどう考えているのか? ~ ということはストレステストの内容、再稼働云々というのは海江田経産大臣のほうで判断されると。例えば保安院は規制機関なのでそういう可能性は少ないと思うが、仮に保安院、安全委員会のほうで再稼働舞ったという形になった場合は、どういう形になるのか?


http://ustre.am/_14pas:LYD 01:28:30 ~ 東電
東京新聞 熊手 ★
東電に聞く。従業員の単身寮について。先程、東電社員用の寮と言うことを言ったが、9月末までに1,600室、この数で足りるのか?今、2F の体育館にいるのは何人でどういう方を優先的に寮に入居させるのか?協力企業の方だが、こちらの人数もだいぶ多いと思うがこれらの方に関して寮の必要はないのか?寮の施設に関してだが、料金や食事をするような施設があるのか?お風呂などあるのか?


http://ustre.am/_14pas:LYE 01:32:25 ~ 東電・文科省
新聞赤旗 荻野 ★★★
東電に聞く。汚染水処理システムの除線装置について教えてほしい。このシステムの運転を始める前に沈殿した汚泥には1立方メートルあたり1億ベクレル程度の放射性物質が含まれるという説明だったが、実際に汚染水の処理をはじめて汚泥に含まれる放射性物質の濃度はどうなっているのか? 文科省に聞く。海水のモニタリングについてどのような測定をしているのかお聞きする。海水中に流出したストロンチウムやセシウムなどの放射性物質は海水に含まれている懸濁(けんだく)粒子に吸着して海底に沈降するものがかなりあると考えられている。海水のモニタリングといった場合に、水と懸濁粒子に別けて測定しているのかどうか?(文科省:別けていない念のため確認する。)モニタリングの対象についてだが、野鳥については対象になっているのか?福島第一原発から放出された放射性物質は、人間が直接食べたりしない野生生物による食物連鎖を通じても世界各地に広がると考えられているのでこの調査は必要だと思うが如何か?(文科省:調査していないと思う。環境省が担当になると思うが確認する)何れにしても海水の汚染の広がり、どのように放射性物質が広がっているかという事は、水と懸濁粒子を別けて分析する事なしにその詳細を明らかにすることは不可能だと思うので是非やって頂きたい。野鳥などの調査委についても同じように要望する。


http://ustre.am/_14pas:LYF 01:36:25 ~ 東電
日本放送 畑中 ★
東電に単身寮について聞く。この部屋を見る限りはエアコンとベッドと簡単な机、カーテンというように見えるが他に特別な備品がこの部屋の中にあれば教えてほしい。この部屋の中に作業員が持ち込めるもの、持ち込めないもの、あるいは入るときに何チェックをするのかどうか?(東電:個人の持ち物なら制限なし。)そういった有無があれば教えてほしい。この建物自体は一般の仮設寮や仮設住宅と比べて何か特別な仕様になっているのか?(一般的なプレハブで特別仕様はないようだ)


http://ustre.am/_14pas:LYH 01:38:30 ~ 東電
毎日新聞
東電に聞く。怪我された方の怪我した状況は?午前中の保安院の会見では大型トラックの運手種の方と聞いているが、重機オペレーターという冒頭の説明は大型トラックの運転手と言うことで良いのか?1号機の建屋カバーは本日は荷揚げだけの作業になるのではないかと午前中の会見で言っていたが、本日の建屋カバーの設置状況について教えてほしい。


http://ustre.am/_14pas:LYI 01:40:40 ~ 東電
読売新聞 三井
汚染水処理システムについて。高濃度汚染水の量というのは1~4号機のプロセス主建屋と高温焼却炉建屋を足した量に当たると思うが、これを足すと7月5日現在では 6月28日現在よりも1,710トン減っているようだが現象が確認されたというのは初めてなのか?8月中旬に OP3000 になるということで、OP3000 になる事を一つの目安にした問うことで、OP3000 の意味を改めて教えてほしい。汚染水処理 50トン/時 の設定に対して 43トン/時になっているという話しだったが、ポンプの流量とかどういった原因が考えられるのか?


http://ustre.am/_14pas:LYJ 01:45:45 ~ 東電
NHK 横川
東電に聞く。この汚染水の計画で今のままでいくと8月下旬にも OP3000までいくという話しだが、OP3000 まで言った段階で注水量は増やすということは検討しているのか?8月にもサリーという別の汚染水処理装置を導入するという話しがあったが、どうなっているか?


http://ustre.am/_14pas:LYK 01:48:25 ~ 保安院
共同通信 すえ
ストレステストについて。イメージがつかみづらいのでお聞きする。本日、安全委員会があってそこの助言を受けてという話しだったが、いつからその話し合いに入るのか?目処は?安全委員会の助言が全て固まってからでないと(ストレステスト作業に)入れないのか?相談しながら安全委員会の指示を受けてと午前中のブリーフィングでいっていたが、具体的にどういう形を想定すればいいのか?今朝のブリーフィングで発電検査課の方が来ていたが、具体的にどの部署が関わると想定されるのか?もしくは新しいチームを立ち上げるのか?その割にはスケジュール管が見えないというのが正直な感想だ。内容についてはともかく、7月中には、8月上旬にはとか、いつ頃までに内容を決めなければならないという目標はないのか?


http://ustre.am/_14pas:LYL 01:53:25 ~ 東電
回答する記者団 佐藤
緑色の水の正体は?各号機のプール内の燃料棒は重機を使って早い段階で引上げる事は出来ないのか?どういった条件がそろったら引き上げを考えているのか?プール内の燃料棒の本数の確認はいつ頃に?


http://ustre.am/_14pas:LYM 01:56:05 ~ 保安院
週間金曜日 片岡 ★★★
保安院に聞く。6月29日のこの会見で玄海原発についてお聞きしたが胸を張って安全だと言っていた。そしたら今度はストレステストだと。一体住民説明会は何だったのか?あの説明会の時、保安院の頭の中にストレステストという事柄は全くなかったのか?ストレステストはこれから検討と言っているが、3月11日の震災、あれ以上のストレステストはないと思う。あれが最大のストレステストだったと思うが、それを経て対策により原発は安全だと太鼓判を押していた一週間前の保安院。どうしてころころ変わるのかよく分からない。結局安全だといている保安院がストレステストを行うのだから、結果も安全だという判断は変わらないじゃないかという事例も出てくる。早急にストレステストとはなんぞやとか、何時までに検討し、何時までにどうするのか、この地点で何も分かっていないという規制機関というのはなんだろうかと呆れるというか腹立たしいという気持ちになるが、そういう思いに対してコメントをお願いする。


http://ustre.am/_14pas:LYN 02:00:50 ~ 東電・保安院
フリー木野 ★★
汚染水処理システム キュリオンのベッセル交換時の線量というのは結局どれぐらいだったのか?交換時の作業員の被ばく線量は平均、現状どうなっているか?交換する基準というのは元々4mSv ということだったが変更はないのか?現状の汚染水処理の収支を見ると1週間で1,830トンが盾矢方から減っていると思うが、現状の97,000トンを処理するだけでもこのペースだと53週かかる。少し稼働率上げても40週近くかかる事になると思うが、最終的な処理の日数は後ろにずれ込むが評価はどうなっているか?処理水の濃縮塩水、処理水の淡水のほう、それぞれの線量、核種の濃度はどうなっているか?保安院に聞く。4号機は以前、耐震のチェックをされているが、当時はプールに水が入っていただけだったが、今は危機ピットや隣の報にも大量に水を入れているが、この分は耐荷重に影響はないのか?


http://ustre.am/_14pas:LYO 02:11:40 ~ 保安院・東電
NHK 石川 ★★★
保安院に聞く。昨日、回答を頂けたと言うことでそれを確認したい。保安院の寺坂委員長が国会で述べられていたとおり、4,956件の1,500CPM の内、4,766件が福祉前圏内に立ち寄っていて、また、その全体の1,193件が 10,000CPM というのが私の持っている資料の中にはあるが、そういう状況であると言うことは変わりないのか確認したい。

保安院 森山:
私が持っているデータはスクリーニングレベルを超えた方が4,999人。そのうち10,000CPMを超えた方が1,194人。ただしその中で柏崎刈羽からのかたが1128人であるということである。東電においてはまだ精査中で頂いていないが、その他の事業者で被ばく評価の記録レベルを超えた方が3名。そのうちの1名が敷地内で活動。残り2名が敷地周辺で警備をされていた。

線量は 1~2mSv であった。民間による様々なデータを使わないという質問に対しては基本的にはモニタリング、SPEEDI を使いながら放射線量の分布策定をしている。基本的な考え方は使えるものは出来るだけ使っていきたい。私どもの生活支援チームを通じ、放医研でこのシステム開発を行っている方にどういう形なら受け入れられるのか問い合わせを始めた所だ。

NHK石川:
例えば私が持っている資料によると島根原発から1500CPMが28人(件)、そのうち福島県に立ち寄りが確認出来たのが20件、あるいは20人、そのうち福島第一で作業していた方は0。滋賀県発から1,500CPMを超えた方は52名、あるいは52件、そのうち福島県内に立ち寄りが確認出来たのは42件、そのうち、福島第一で作業していたことが確認出来た方は2件、あるいは2名、というような資料がある訳だが、このような福島県内に立ち寄った方々が何処で被ばくをしたのか分かると、その当時の周辺の放射線レベル、放射線レベル、あるいは空気中のダストの状況、あるいは住民の被ばくの状況の資料となると思うが、生活支援チームのほうでは各電力会社に問い合わせ、あるいは自ら行って調査するなどしてより詳しいデータを集める考えはあるか?(

保安院 森山:
生活支援チームでもデータを集めているがスクリーニングレベルを超えた方で除線をして下がればそれで終りというか、

NHK石川:
これはスクリーニングデータではない。ホールボディーカウンターのデータだ。

保安院 森山:
ホールボディーカウンターで記録レベルというか、10,000CPMを超えた方は非常に少ないということだ。そういうことからすると今の生活支援チームの考え方は有効なデータは出来るだけ使いたいと言うことだが、現実には低いレベルものなのでかなり方がサイト内の作業に従事されているので先程いったように1mSv ,2mSv を超えた方は参照したい。東電の方がまだ終っていないので有効なものがあれば参考にしたいと言うことだ

NHK石川:
ホールボディーカウンターで計った場合は、それぞぞれ核種毎のデータというのは取る事は出来ますよね?

保安院 森山:
はい

NHK石川:
私はそれぞれの方が微量であって被ばくは少ないというのは大変幸いなことだが、度々質問しているのは、そのデータを元に住民被ばくの再現に役立つのではないかという事で度々聞いている訳であって、先程、1Fサイト(福島第一敷地内)で作業した方が大多数ということだったが、私の持っている資料だととてもそうには見えない。

4,766件のうち、1F 内で作業した件数というのは保安院 森山氏が持っているデータで何件となっているのか?

保安院 森山:
えっと、え~、ちょっと今手元にないので、あのぉ、あの、全体で東電の方が多いものだから、あの、そういうことで、そのぉ、サイトの中で多数と申し上げたが、ただ、あの、申し上げたいのは決してこうしたデータというのを軽視しているという訳ではなく、ご指摘の点はよく分かるし、

私どもの生活支援チームとしては参考になるものは十分参考にしたいと方向性は一致しているので、再度、こういったデータの中で活用出来るもの、先程申し上げたような敷地内でも敷地に近いという事で一般的に一般の方があまりおられないような所もあるのでそういうものは残念ながらあまり現実的には使えないということはあるかも知れないが、考え方は参照できるものは参考にしていくというそういった観点からあの、生活支援チームのほうも使えるものは使いたいと言うことで再度、あの、本日の指摘を踏まえて、リマインドしていきたい思っている。

NHK石川:
最後に、柏崎刈谷から1Fに応援に来て頂いた方は何人か?

東電 松本:
こちらについてはまだ5月14日のデータだが 3,753人が柏崎でいわゆるスクリーニングレベルを超えたもので全員が福島県に立ち寄ったと言うことになっている。そのうち福島第一に立ち寄ったという調査はまだ終っていない。

NHK石川:
福島第一に東電以外で応援に来た人数は何人か?

東電 松本:
質問の趣旨が分からない

NHK石川:
福島第一、福島第二も含め柏崎刈羽等から、延べ何人ぐらい応援に来たのか聞きたいが、福島第一以外から応援に来られた延べ人数は何人になるか?

東電 松本:
確認する


http://ustre.am/_14pas:LYP 02:22:45 ~ 保安院
共同通信 すえ
保安院に聞く。ストレステストを日本語で言った場合、安全検査で良いのか?保安員内で使っている他の用語があれば聞かせてほしい。(保安院:ない)


http://ustre.am/_14pas:LYQ 02:24:35 ~ 東電
東電 松本
本日の実績




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