1月24日発生の共用プール建屋でポリッシャーの電源ケーブル火災の続報。誤って電圧200Vの仮設照明用分電盤を使ったことが火災の直接原因と確認した旨の報告。東電監理員への使用許可確認を求める、使用電圧確認の周知徹底が再発防止策。
作業関連 3号機原子炉建屋上部の鉄骨トラスに干渉する周囲の瓦礫が完了したため、今週半ばより鉄骨トラス、大物瓦礫の撤去を開始する旨の報告。砕いたコンクリート等、プールに落ちた場合のためのプールカバー養生等の説明。
作業関連 明日より乾式キャスクを入れるコンクリートモジュールの現地搬入作業を開始。2月6日から組立作業を開始するとのこと。ほか。本日は18時30分より平成24年度第3四半期決算会見のため101で。早めに切り上げ会見。
【質疑】
- ニコ(3号機鉄骨トラス撤去計画*)→
- テレ東(福島労働局労働条件18社指導認識・▼労働条件レクチャ時期)→
- 木野(宿題回収もろもろ)→
- 赤旗(共用建屋火災原因*・全マスクフィルタ未装着事案)→
- 木野(▼アレバ復旧作業被ばく状況・▼2号機穴あけ伴うトーラス室調査の被ばく状況)
○福島第一プラント
■平成24年度第3四半期決算報告 18時30分~
再稼働出来ない見通し繰り返し問われ…睨めっこでスットボケ |
ニコニコ動画
国費投入3兆円の偉い人。自民党政権になって明らかに気が緩んでるな。このおっさん。余裕ぶっこいてますな。
○平成24年度第3四半期決算報告
- ★★★特別事業計画の変更の認定について
- ★★★平成24年度第3四半期決算について
- 2013年3月期第3四半期決算補足資料(スライド)
- 2013年3月期第3四半期決算補足資料(解説文)
- 総合特別事業計画の変更の概要
■特別事業計画の変更の認定について 平成24年度第3四半期決算報告 石崎代表記者会見
石崎代表会見 記者マイクナシ。記者発言が聞き取れない |
(記者音声修正済み)
東電が請求する度にリセットされると考えており、3年で時効を迎えることはない考え。特定避難階承知点解除されたから賠償期間は本年度末までな。
東電のモニタリング、除線活動の取り組みまとめ等。1F敷地より高い線量でも住んでオッケー。政府が解除したから賠償打ち切りな。
○福島復興本社
- 特別事業計画の変更の認定について
- 平成24年度第3四半期決算について
- 旧緊急時避難準備区域における中学生以下の方および高等学校に在学していた方の精神的損害のお取扱いについて
- 福島復興本社における賠償・除染・復興推進に関する取り組み状況
○報道
- 特定避難勧奨地点の賠償 3月末で打ち切り 東電が通知(魚)
- 精神的賠償3月で打ち切り 伊達と川内の129世帯 避難勧奨地点解除で(魚)
- 東日本大震災:福島第1原発事故 旧特定避難地点の賠償「来月まで」 東電・打ち切り発表(魚)
- 東電、精神的賠償打ち切り 「高線量」解除129世帯(魚)
■福島第一の状況
○一杉:
急遽、1階での会見ということで案内して申し訳ない。18時30分から決算の会見を3階でやる運びに急遽なったから、原子力会見はこちらでやらせてもらうことにした。
急な案内ですまなかった。それでは本日の会見をはじめる。よろしこ。
# 毎度の急きょ決まる社長会見。なぜかいつも満員御礼 経済記者。ムラに限定したい記者会見
○尾野:
福島第一の状況 http://j.mp/WLkQis
[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機まで原子炉注水については調整しているが安定して注水は継続。
[圧力容器下部温度]
示したとおりで特記事項ない。
[格納容器圧力と水素ガス濃度]
こちらも特記はない。
[使用済み燃料プール]
循環冷却システム運転中。各号機とも冷却は行われている。
[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に2日の9時55分に移送実施。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に移送を実施。
[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。
[その他]
一番下のポツ。先般、共用プール建屋の地下1階で掃除機のケーブルが焦げたということで案内していたが、http://j.mp/V8WKOh その後の確認調査の結果が出たので案内したい。
下から4行目ほどに書いてあるが、★★★その後の調査で電圧100Vに対して電圧200Vの仮設照明用分電盤のケーブルをつないで使用したことが、
火災の直接的な原因であったことを確認した、ということで、対策として作業用電源を使用する場合は、当社監理員に対して使用前に許可を得ること。また、使用電圧を確認することを関係者を通じて周知したということである。
■1F 3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事
★★★「福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事 http://j.mp/WLj298 」3号機がれき撤去工事の案内をしている。3号機のがれき撤去だが、今週、大物の鉄骨瓦礫を撤去する予定。
上半分に書いてあるが、プールの上にまたがるように乗っている赤い枠で囲んだ鉄骨だが、屋根の鉄骨トラスである。こちらの撤去準備を進めてきており、準備が整ったので、★今週半ばに撤去を行いたいということだ。
上半分に赤い印で書いてあるが、こちらに干渉していた鉄骨等の撤去作業を進めており、それが終了したということである。撤去は今週の6日を予定しているが天候等の事情により変更する可能性がある。
下半分を見て頂きたいが、当該の鉄骨を除去した後だが、建屋の、これ、海側になるんだが、柱がまだ残っている所が、あの、イメージ図の中に示しているが、この柱の撤去を行うことが作業段取り上、必要だということで、
こちらの撤去の方に作業を移していきたいと考えている。ただし、この作業の際に、砕いたコンクリート等がプールの中に落ちることを防ぐために、
プールにカバーを掛けるということで、右下にカバーのイメージを書いてあるが、貯蔵プールに養生用のカバーを掛けて、残った柱の除去を行う段取り。
その柱の除去が終わったら、またオペブロの方の鉄骨の取り上げ、取り下ろし作業に入っていく段取りである。
ま、そういった関係でその最初の段階としての鉄骨トラスの撤去を行うことを予定している、とうことである。私からは以上である。
○一杉:
それでは質問を受ける。
■質疑
○ニコニコ七尾:
干渉する鉄骨瓦礫の撤去に要した時間と、その撤去した瓦礫の送料はどれぐらいか教えてほしい。
○尾野:
時間で言うと、これまでの中で順次やってきたということなので、個別の時間は申し上げにくいと思っている。
総量という事で言うと、量の重さという整理はしていないが、上の図の左側だな。
ちょっとこの図では分かり難いが、赤いものが、ま、今回、取ろうとしているものだが、これに触っている、
要はこれを動かした時に共連れで動きそうなもの、というところでグリーンデ印を付けたようなものだが、こちらの方の撤去を行なっているという事である。
○TV東京石井:(初)★★★
今日、福島労働局が除線特別区域内での作業を行なっている18社に対して労働者の労働条件とか、安全衛星確保の優先を徹底して、記者会見も行なっているが、これに関しての受止めと、
後、以前の会見で2月半ばの辺りに労働者に対しての労働条件のレクチャーというか、工事を行う予定とおっしゃっていたが、具体的にいつになるか教えてほしい。
○尾野:
先ず後半の当社の発電所内で作業してる方の、ま、労働ということに関係して、基本的な労働者の権利だな。
こういったことについてのレクチャーをするということで、労働省の協力を得て準備を進めているところである。
でぇ、だいたい準備が整って、ちょっと、今般、案内したところなんだが、ちょっと待つんだ… チョット確認して予定の日取りをお知らせしたい。ま、近々実施できる運びになっていたということである。
で、前段の構外の話については、★★★私どもの所管でないので、回答は差し控えせて頂きたい。
# 当事者意識ゼロ
○フリー木野:
以前伺っていた質問は回答頂けるのか?
○尾野:
確認できたところでまた回答させてくれ。幾つかいただいていたと思う。
○フリー木野:
先ず一つが水の放射能濃度の測定の蒸発濃縮のものをやってない理由はわかったか?
○尾野:
そちらについては私ども、週報でもう一度遡って確認したが、ええぇ、先般説明したとおりで違いはなかった。すなわち、
○フリー木野:
動かしてない?
○尾野:
はい。
○フリー木野:
いや、時々動かしてるよね。
○尾野:
動かしていないことも週報で確認した。
○フリー木野:
え、こないだ時々動かしている話をされてなかったか?AとBは12月に最後動かした、ちょこっと、少し動かした説明を頂いたが。
○尾野:
平成23年だよね?平成23年の12月以降、
○フリー木野:
あ、23年ですか?
○尾野:
はい。
○フリー木野:
わかりました。後、アレバの先日、水貼りをやっていたが、目的はわかったか?
○尾野:
それについては先般、既に説明したかと思うが。
○フリー木野:
出てなかったので。簡単で結構なんで。
○尾野:
当該の箇所のフランジ部のパッキンの所からにじみ、水漏れがあったので、にじみがあります。ということで、パッキンの取り替え交換を行なって、その後のリークチェック、ということで水を張った、ということである。
○フリー木野:
現状、完全に停止している状態か?
○尾野:
現在、待機の状態だ。
○フリー木野:
以前は中を循環させて線量を下げる作業をしていたが、その途中で漏えいで故障で停止したと思うが。あの作業はもうされないのか?
○尾野:
そういった作業は今後、行う可能性はあるが、先般、漏えいが起こった際に行った作業は、故障箇所の漏えい確認。
○尾野:★★★
▲それから、最初に説明いただいた、講習の件だが、こちらの方は2月中旬ぐらいから★2週に1回程度の頻度で実施するということで、あの、準備を進めている。具体的に日取りということでは、今、確定はない。
○赤旗かんだ:
確認というか、理解できてないところがあるようなので教えて頂きたい。この24日の火災(http://j.mp/V8WKOh)の原因についてだが、これについては電圧200Vの仮設照明用の分電盤の仮説ケーブルにつないで、とあるが、
要するに電源のほうが200Vになっていて、ケーブル、清掃機器の電源のコードをその200Vの方につないでしまった、と理解していいか?
○尾野:
そのとおりである。
○赤旗かんだ:
それでそういう作業現場というのは200Vの電源と100Vの電源が混在しているような状況なのか?
○尾野:
えっと、混在はしていないが、当該の電源というのが、仮説で設置した電源であり、特別な照明機器用の電源だった。
で、そちらの方の、ま、ソケットに、ええ、掃除機のプラグを差し込んだということで、200Vの電源に100V用をつないでしまったということで、コードがもたなかったということである。
# 掃除機じゃなくてポリッシャーじゃなかったっけ?床を磨く機械。
○赤旗かんだ:
そうすると、200Vの方が、その作業場の中では、特別扱いとうことになるが、それに対して他の電源とは電圧が違いますよ、ということが分かるような印とか付けていないのか?
○尾野:
本来、そうしたような措置が取られていることが適切であったと考えているが、当該の照明装置を設置したのが、事故当初の緊急対応の中で付けていた、ということであり、要は表示などが必ずしも十分でないということであったということであった。
で、あの、そうしたことであるので、類似箇所を確認したが、そういった箇所は当該箇所だけだったが、処置をした。
○赤旗かんだ:
わかりました。先日の全面マスクのフィルタつけ忘れだが、原因はわかったか?こちらについては現在調査中なので、また取りまとまったところで案内したいと思う。
○赤旗かんだ:
わかりました。ありがとうございます。
○フリー木野:
▼アレバの作業にかかった人数、被曝量、平均被曝量とか、作業内容、それから先日のトーラス室の頭に穴を開けた時の作業人数、被ばく状況、この辺の詳細はわかったか?
○尾野:
えっとおぉ、アレバの作業については福田の方から答えているんじゃないかと思っているが。(http://j.mp/VEqTdP)その際に、あの、いわゆる、なんというんすかね。
キーパーソンというような、要は難しい作業なので、キーパーソンのような人が被曝して作業ができなくなる心配はなかったのか、という趣旨で再質問いただいていたと聞いているが、こういったことか?
○フリー木野:
いえ。福田さんからお答えいただいたのは、先日、尾野さんが説明していた、最大の被曝量一人だけなので。要するに作業の状況がわからないわけです。
ちゃんと何人かかったのか、作業時間がどれぐらいだったのか、平均被曝量がどれぐらいだったのか、作業の状況がわかるような説明はお願いできないか?
# http://j.mp/10T7CHH(質問され口頭報告) → Q:http://j.mp/YDKXO8 (宿題持ち帰り) A:http://j.mp/VEqTdP (回答) → で、また持ち帰り。いつものことだけど… おちょくられてるとしか…
○尾野:
えっと、ちょっと以前のことなんでぇ、またあれだが、
○フリー木野:
以前のことって、記録残ってますよね?
○尾野:
あのう、▼改めて確認させて頂いて結構かと思うが、あの、今手元にないし。
# 丸投げしてるから、また元請け通して伝言ゲームしないと下請け作業員の被ばく状況がわからないので、この手の質問には関わりたくない東電。
それからぁ、前回、話があったことで言うと、あのう、アレバの作業というのは、あのう、水位計の作業、修理作業ということだが、現場の線量は結構高い場所であったということだから、事前のモックアップなど、あの、したうえで、
# 高い線量だからこそ、繰り返し何度も質問が出てるんでしょうが。その都度、被ばく線量は答えないは、モックアップちゃんとやってるから大丈夫の繰り返し。いい加減にしてほしい。
ええぇぇ、作業段取りなどを確認した状態で、ま、現在、ええぇぇ、、当日、処置を行ったということである。そういう意味から言うと、
特別、特殊技能ということで行なっているような作業ではないがぁ、あのぉ、現場状況の練習をした上で、作業を粉って頂いている、ということである。
# 他の質問とちゃんぽんして話をそらす尾野氏。持って帰っても答えられないものは答えられないとは言わない。仮に大量に被曝していても替えの効く作業員だから心配するなと言いたいのか。
○フリー木野:
現場状況の練習をした上での作業という説明は何度も受けているので存じているが、実際にどういった被ばく状況だったのか、と言うことは説明いただけないので、
その辺はお願いする。それから先日のトーラス室の穴あけの際も、これに関してもお願いする。毎回毎回同じ事を聞いているので、その辺は説明頂けないか?お願いする。
○尾野:
▼それはちょっと確認させて頂きたいと思う。
○フリー木野:
もし出来ないのであれば、理由もお願いする。
○一杉:
最後に明日の作業について1点案内して終了させてもらう。★明日、乾式キャスクの仮保管設備に関する工事だが、現在、基礎工事とクレーン設置工事などを行なっており、
このような工事と並行して、コンクリートモジュール、キャスクを入れる入れ物だが、コンクリートモジュールを制作している。この度、コンクリートモジュールの部品政策が完了し、現地への搬入を明日行う。
○一杉:
明後日、2月6日から組み立てを開始することになったので、お知らせさせて頂く。その後、準備ができ次第乾式キャスクの搬入を開始する予定。今般、予定とうことで紹介さて頂いた。
以上で本日の会見は終了する。
~ 終了 17時49分(29分)