2013年2月28日木曜日

東電会見 2013.2.28(木) 14時00分 ~ 福島第一原子力発電所 高橋所長会見(初)& 港湾内 アイナメ51万Bq/kgぶら下がり会見

東電会見 2013.2.28(木) 14時00分 ~ 福島第一原子力発電所 高橋所長会見(初)& 港湾内 アイナメ51万Bq/kg ぶら下がり会見

○資料
○中継・アーカイブ

1F所長初会見 お目付約
○石崎:(福島復興本社 社長)
先ず、2年にわたり、当社の原子力事故により全国始め特に福島の皆さんに迷惑と心配と苦労を掛けていることをお詫びする。

1月一臂に復興本社を立ち上げたが、復興本社では福島県における事業所を全部束ねている関係から、今日、福島第一の所長の高橋と一緒に私も同席させて頂いた。

本日は福島第一のの所長として正式に会見をするのは初めてになる。是非!所長の高橋の口から!現在の状況を説明し、みなさなら質問頂戴したいと思っているのでどうぞよろしこ。


○東電高橋:(福島第一原子力発電所 所長)
福島第一原子力発電所 所長の高橋である。私ども福島第一原子力発電所の事故により、今も、

~ 省略 ~

# ~ ひな形の謝罪文は省略。 用意した紙から目が離せない1F所長 高橋氏。

本日は、私からは発電所の現場の状況、それから至近の復旧に係る主な作業。また、今後の取組、課題について説明させて頂く。

一昨年12月、ステップ2が終了し、まもなく1年3ヶ月が経とうとしている。当初のスケジュールに対しては作業が進んでいるもの、遅れているものもある。当初は現場の様々な状況が必ずしも十分把握できていなかった。

しかし、現在は実際の現場の状況をしっかり調査確認し、その上で安全確実、そして詳細な作業計画を立てて、そっ、そっ、そ、その上で作業に当たる、ということで作業にあたっている。

また、事故の発生直後から大変厳しい状況の中、現場作業に取り組んでいる協力企業、そして当社の社員さま、もだが、この場を借りて、実際に一生懸命働いている方に対して感謝申し上げる。

この後も作業に関わる方々が、この現場で安全に継続して働いていただける、そういった現場にするよう、所長として最大限努力してまいる、そういった所存である。

それでは今の福島第一の1~4号機の安定化、廃止措置に向けた現在の取組について説明する。手元に資料が配られているが、それにそって説明するが、時間もあるのでこの飼料についてはポイントのみ説明させて頂きたい。とおもう。


右側に2という番号のところがある。ここで近々の課題である汚染水処理について記載している。建屋への流入水を抑制するため、地下水バイパスと処しているが、この実施を計画している。

これは地下水を建物山側の方を組み上げ、建屋の周りの水位を低くする。そういったことで地下水流入を減らす。これで建屋の中の滞留水の水位を減らすことが期待されている。

これにより、建屋内で流入してくる場所も突き止めて、流入を止める作業もやりやすくなるのではないか。そのように考えているところである。

この温泉水の中で放射性物質が入っているわけだが、コレを除去する対策としてトリチウムを除く62種類の核種を除去できる多核種除去設備と称しているが、こういった設備を新たに建設している。

これはほぼ完成した状態だ。また、汚染水、処理水の貯蔵に向けて、構内の貯水タンクの増設を計画している。資料裏側2ページ目を見るんだ。

この【3】の所では放射性物質の外への影響、あるいは、線量影響等を記載している。次の右側にある資料3ページ。ここで左上。【4】という数字が書いてあるが、ここに記載のように海洋汚染、そういった防止対策も施している。

その右側に、やはり!【5】っていう番号がある。ここに記載しているのが、使用済燃料プールの冷却を継続しているわけだが、コレを今後、プールの中の燃料を取り出していくことについて記載している。

で、4号機については、今年11月に使用済み燃料プールに入っている燃料を取り出すことに向けて、燃料取り出し用カバー鉄骨建方と称するが、そうった作業を本年1月から開始している。

3号機でも同様に燃料を取り出すために取り出し用カバーの設置に向けて、今、構台といって建屋の周りに架台のようなものを作っているが、そういったものの設置。あるいは建屋上野瓦礫撤去を継続している。資料裏、4ページは割愛。

資料1の説明は以上だが、続いて現在の現場、プラントの安全確保、あるいは今後の安全確保について捕捉で説明させていただく。参考資料2という事で写真が載っている。


まだ、再度、同じような地震、津波が襲ってきてもプランと大丈夫なのか、心配の声を聞く。コレについては地震に対しては、今現在、原子炉建屋など、これは震度6強の地震が発生しても十分に耐えうる強度を持っていることを計算して確認した。

津波に対しては砕石、砕いた石だが、コレを積み上げたもの。これが小名浜港湾の海水の基準があるんだが、ここを規準として海抜14mまでの防潮堤。右下に写真が有るが、これを作っている。

また、これを上回るようなもっと大きな津波が襲来した時も、原子炉冷却を継続して続けることが出来るように、海抜35mの高台、そこにポンプ、あるいはディーゼル発電機といったものを置いている。

それからコラのバックアップとし、同じく、高台だが写真の下に出ているが、注水のための消防車。あるいは電源車。こういったもの津波が来ない高台、底に準備している。こういったようなハード面の対応を先ずやっていること。

これに加え人的な面。体制の面でも、夜間、休日でもおおよそ80人ぐらいの社員画面新重要というと言うか、現場の対策拠点に常駐しており、不測の事態にいつでも対応できるように備えている。

まっ、この廃止措置の作業だが、まだ地についたばかりである。で、大量に貯蔵された汚染水の処理をすること。あるいは格納容器の漏洩している場所を見つけて修理すること。あるいは溶融した燃料とを取り出すこと。超えなければならないハードルが沢山ある。

現場では安全第一に誰も経験したこともない、この困難な廃止措置作業を、様々な技術開発のせいかも活用しながら、しっかりと着実に進めて行きたいと考えている。

最後になるがっ! 福島第一、ここでは、あの、プラントの安定状態をとにかく維持すること。そして肺措置をやっていく、こういった社会的な責務をしっかり果たしていくことが極めて重要であると。そのように思っている。

作業は長く厳しいものになる。しかし、私達が絶対にやり遂げなければならない責務である。所員一人ひとりが、このことを明確にハッキリと自覚し、協力企業とともに1日も早く地域のみなさんが安心して戻ってきて頂けるように業務にあたっていく。

私もその先頭にたって、あの、ど、努力していく。

私からは以上である。

○東電司会
それでは質問を受け付ける。(13分)



■質疑

○ロイター:
最近、労働者人数が減ってきた話を聞いた。給料などが事故以前より低くなっているような下請けの会社。除線に移っている話もある。労働者の給与について心配しているか?

# 初の1F所長会見。海外メディアの関心度を問われて、申し込みは1社だけと答えていたけど。外国メディア1社って、ロイターの事だったのね。

○東電高橋:
(1F所長)たしかにそういう報道は承知している。あのぉ、実際、具体的にどのような給料が支払われているかは把握していないが、基本的にはそういった厳しい現場なので、そういった現場で働いていただいている方に必要十分な給与等が支払われることを期待している。私ども、いずれにせよ、企業と契約してやっている。そこではそういった現場で働くことを勘案した契約をしている。そういったことが確実に、実際に作業される方に行き渡り、継続的に作業してもらえる。そのように、あのぉ、考えている。

○日経:
(名のらず)ALPSのことを聞きたい。ほぼ完成したということで、原子力規制委員会がそろそろ運転認めるんじゃないかという方向だが、処理の後、先ほど、トリチウムが取れないということで、それでも一部も残ってしまうと。その撮った後の水について海洋放出するんじゃないかという方針を東電は示されたと思うが。そのことを改めて確認したい。地元がかなり反発あると思うが。処理した後の水をどうするつもりなのか教えてほしい。

○東電高橋:
今考えているのは、現場には今、多くのタンクがある。今現在、そのタンクには放射性物質を含んだ水が貯蔵されている。これに対して、今はなされたALPSというのは、62の核種が基本的に、十分検出限界以下に取ることが出来ると思っている。

そういったことで基本的にはALPSを稼働させることにより、ストロンチウムなどの、非常に多くの放射性物質が含まれている、あの、タンク、これについて、あのぉ、トリチウム以外は、★多分、検出限界以下にできることを期待しているが、そういったものに入れ替えていく、そういったことだと思っている。

で、あのぉ、今後の運営にあたってもそういった、あのぉALPSで処理した水をタンクに貯蔵していく所存でありましてぇ、併せて、これ、実はアセンスが増えている大元は地下水流入にあるので、これに対する対策を行なっていくことで対策していくことを考えている。

○朝日ほんだ:
今の汚染水に関して。東電さんは関係者の了解が得られない限り海洋放出しないという方針を仰っているようだが、これは地元の業況なども含めてのことだと思うし、その理解は、ALPSで基準値以下になったとしても、やはりきちっと地元の了解を、というのが前提条件になっていると理解しているが、それで宜しいのかということと、

それからどこまでタンクを増設できるのか。本社では見通しを公表されていないので、タンク、貯留槽の面積とか、敷地面積を勘案すれば判断できると思うので、その見通し、設置可能な上限のシミュレーションをちゃんと示して頂ければと思う。お願いする。

○東電高橋:
あの、前半の部分だが、あのぉ、これは多分、本店の会見デモなども設計していると思うが、関係省庁の了解がない限り、放出はない。いずれにせよ、地元の関係の方々。特に指摘のように一番関係の深いのは漁業を営む方と思っているが、そういった方の理解なくしてそういったことは出来ない。そういうふうに思っている。

# 漁協にはトリチウム、取りきれない核種については一切説明せず。

それから、後はどこまで貯蔵っ出来るか、ということだが、あのぉ、確かに福島第一の敷地は比較的、広うございます。そういうことで、今、公表されている、確か、ええぇぇ、70万m3、、ぐらい? それぐらいは出来るのではなかったか、ということ、確か公表していると思うが。これについては、あのぉ、敷地、どこでも出来るわけではないと思うが、やはり、タンクを設置しないといけないので、そういった必要、状況だな。それを詳細に基本的に把握しないといけないと思っている。ただ、現状は、今そういったところまでやっていないのが実態なので、本当に敷地でぎりぎり何m3まで、ということに、今、確実な値を持って回答はできない。ただ、何れにせよ、あのぉぉ、今っ、そのぉぉぉぉ、と、取り敢えず、今、公表している目処が立っている、あの、ところ、は、確実にやっていくとともに、あのぉ、先程も言ったように、やはり、あのぉ、皆さん承知のように、いずれにせよ、いくら広いといっても敷地に限度があることは事実だから。あのぉ、ええ、タンクを増やしていく対策。あるいはALPSを稼働させて行くとともに、あのぉぉ、地下水の流入をなるべく食い止める、といったものを併せてやって行きたい、そのように考えている、そういう実態である。

○朝日ほんだ:
地下水の流入というと、今わたしが理解して聞いている限りでは、20~30%減らすのが現状だと。そうすると一定程度の予想が立つと思うが。ギリギリ、後何ヶ月以内とか、1年なのか、そこにどういうふうに目処を?教えて頂きたい。

○東電高橋:
確か、、間違っていたら後で確認したいが、あのぉ、今、地下水の流入が全く減らないといった状況で、確かシミュレーションしていて、先ほど行った70万m3/hぐらいというのが、多分、平成27年度の半ばかな?イメージとしてはそれぐらいだ。ですから、先ほど行ったように、これは、あのぉ、地下水の流入を、あのぉ、今指摘のように、そんなにたくさん減らないんじゃないかと仰ったが、たしかに倉庫とはあるかもしれないが、全く減らなくてこの程度なので、減る努力をするとそれが先に伸ばすことができるので、そういったこともやりながら全体の対策を考える。そういったことを現場ではまじめにやって行きたい、そう考えている次第だ。

# 現場では真面目にって… それ以外は真面目じゃないと。

○テレ朝ひがし:
先ほどの二つの質問の前提だが、現場の所長さんに伺えるということで、改めて伺いたい。汚染水が1日400トンずつ増えているということだが、その原因について改めて教えてほしい。これは先ほどから出ている地下水の話。改めて教えてほしい。

○東電高橋:
400トン増えている原因か?あのぉ、これは、あのぉ、多くは、あのぉ、建物の中に地下水が流入していることだと思っている。それで、通常、そのぉ、原子炉横の建物というのは、地震に対して非常に強くなければいけないので、地下を若干掘り進める。そして、いわゆる岩盤と言っているが、強固な地盤、その上に直接、原子炉を建てる。ですから、発電所の敷地によって、いろいろ様々だと思うが、私どもの発電所では地下水の水位のレベルが、その岩盤よりも大体、高くなる。そうすると通常は地下の階にあるところまでは地下水が外にある状態だ。ですが、通常の発電所では、建物のすぐ側に沢山井戸を掘っていて、そこで地下水を組み上げて、建物の周囲の地下水を、建物の床面より低くなる、そういうことをしているので、地下水が漏れ込まない。で、コンクリートで作っているので、そんなにジャブジャブ漏れ込むわけではないが、どうしても配管とかケーブルを外に出すための開口部とか、そこは養生はしているが、必ずしも100%養生しきれてないと思う。そういったことがあって漏れ混んでいるわけだが、今の状況は発電所の建物の周りは、まだ事故の当時、いろいろなことがあり、放射能のレベルが高い。要するに放射性物質で汚れた塵だとか、そういうのがある。そういった影響もあり、建屋周りの地下水は、結構な濃度が含まれる形にある。ですから、★★★それを震災前のように建屋の周りでガンガン汲み出すと、その分だけ、放射性物質を含んだ汚い水がどんどん増えていく。そういった女歌なので、実は今、その組み上げはおこなっていない。ですから、地下水が建屋の地下にある部分まであることにある。で、一方、実は建物の中には原子炉を冷やした水、これが格納容器から水が一部漏れてい、建物の中に溜まった状態になっている。これは配っている資料の一番前のページ(http://j.mp/YZ7gIF)にあるが、ま、こういった形になってる。そうすると、外には地下水があり、建屋の中には放射性物質で汚れた水が溜まる、そういう状況にある。その間のここの壁が、完全に水を出さない構造に、どうもなっていない。そうなると、建屋の中の水のレベルが、外の地下水より高くなってしまうと、逆に建屋の中の放射性物質を含む汚い水が建屋の外に流れてしまうことになる。ですから、今、建屋の中の汚い放射性物質を含んだ水位、レベルというのは、地下水より若干低いトロでコントロールしている。そうすると、建屋の中の水より、地下水のほうが高い所にあるので、圧力差があって、地下水のほうが建屋のほうに漏れ込む、そういう状態になっている。今、そういう状態であり、それが夏場、雨が多いような時は1日400トンぐらい入ってくる。そういった状況になっている。

# 地下水が流入している箇所、高さもわからないのに。

○テレ朝ひがし:
400トンという話で、冒頭あったように山側に掘ってということで対策を取られていると思うが、これに対しての期待値はどの程度あると考えているか?

○東電高橋:
一応、計算でシミュレーションしていて、それによれば、先ほど、話があったが、多分、あのぉ、もちろん全部、全く流入を食い止めることまでは行かなくて、例えば★★★数割とか、半分とか、精々、その程度かもしれない。と。

そのように思っているが、いずれにせよ、そういったことで流入量が減らせると考えている。ただこれについては、今、これから実際にやることになるが、実際に会いてが自然の地盤の話なので。明確な予測までは至っていない。少しずつ組み上げて様子を見ながらやっていく。そういうことになると思っている。

○テレ朝ひがし:
次の策もあり得るということか?

○東電高橋:
はい?

○テレ朝ひがし:
うまく行かなかった場合は、さらなるさくを考えて行かなければいけないということか?

○東電高橋:
その状況を見てということになると思うが。

○週刊金曜日いだ:
高い危険性の中、大変困難な作業を行われている方、協力企業の方々に深い経緯を表して質問させていただく。先ず、石崎復興本社代表に一つ聞きたい。冒頭に謝罪の言葉を述べられた。その言葉は真実だと思うが、避難されている方々からすれば、補償が実際にどれぐらい進んでいるのか、進んでいないのか、頭を下げてもらっても、自分たちの生活が大変なのは全然買わないという不安があると思うが、具体的に石崎さんは、福島に来られて、そういった被災された方の声をより身近に聞ける立場になったと思うが、それを受けて★★★本社の方にもっとここはこうした方がいいとか、そういった働きかけを具体的に何かされているか、それについて聞きたいと思う。

それから、もう一点。これは高橋所長に聞きたい。現場保存について。つまり、今後、原子力発電を推進するにしろ、しないにしろ、この福島第一で何が起こったか、社会的に極めて貴重な、今後、慎重に扱わないといけないと思う。勿論、手足のために必要なことは最大限やらないといけないと思うが、それ以外の部分。そこの保存をどうやって、この教訓をどう活かそうとしているのか。そこについて聞かせていただきたいと思う。

それと国会事故調に東電の方では現場の勘違いによる虚偽の説明をしてしまったというようなことを言っているが、現場の社員、協力会社の人による勘違いで、貴重な証拠となりうるべき物が破壊、もしくは撤去されてしまう危険性について、本当に現場の勘違いでそういった虚偽説明があったとすれば、そういう危険性もあると思う。それを防ぐのは所長としての役割としてかなり重いと思うが。それについてどう考えているのか。一問ずつお願いする。

○東電石崎:
ありがとうございます。わたくし復興本社代表 石崎から答えさせて頂く。賠償問題だが、これは大変重要な問題と私自身も、特にこちらに来て、更にその感を強くしたところだ。具体的に言うと、賠償問題で非常に大きな金額、ウェイトを占める財物賠償が早く始めら得ないの、被災して避難されている皆さんの今後の将来設計に大きく悪影響が出ると私自身もこちらに来て、皆さんの話を伺い、更にその実感を強くしている。そのことから、当然、福島復興本社でできることは、やって、いく、覚悟だが、ただ、財物の賠償は、これは関係自治体の県、国との協議が必要な内容が残っており、その、今、競技を早く、合意を見ていただくことに、今、私も苦心しているところである。併せて、これは本社、社長にもだな、現場の実態を強く毎日、報告をしてだな。これは、電話やメール、いろいろ手段はあるが、現場の実態は本社サイドに伝えてだな。先ずは!財閥の賠償をとにかく!1日にでも早く始めることが大事だということは、全社を上げた大きな課題だと認識している。その作業にあたって頂いているところである。ただ!残念なのは、相手のある問題なので、そのへんの協議がもう島原区時間がかかりそうだ。とにかく現場の気持ちとしては、1日でも早く、財物賠償の支払いを始めたい!ということは、強く思っているところである。

○週刊金曜日いだ:
(マイクナシ)もうしばらくとは ~ キキトレズ ~

○東電石橋:
はい。これは私どもだけで決められる問題ではない。申し訳ないが、何時からとはこの場ではっきり言えないのが正直なところだ。ただ、関係者一同、被災者含めて、皆さん1日でも早く賠償を初めて貰いたいという声が、これは国も県も、関係自治体も共通認識である。以上である。

○東電高橋:
今の現場保存の関係だが、先ず事故調査で必要なものについて、特に間接的に色々調査ができる区分、例えば、5号機や6号機とか、あるいは、その他周辺施設、それについてはかなり調査をしたと。で、確認もしてもらった、そのような、規制庁、というか、昔は保安院さまだったが。そのように認識している。今指摘のような話は、多分、あのぉ、非常に線量の高い、今回、あのぉ、話がある、1号機原子炉建屋の4階であるとか、そういった部分と承知している。これらの部分については、逆に線量が非常に高いので、そう簡単に行けない。簡単な意味での勘違いでどうこう、という心配は、私はないと思う。これについてはいずれにせよ、そういった環境であるので、作業する際も、先ず入念に線量調査をまず行う。それから実際にする作業を決めて、詳細な計画を立てて、そのとおりに運ぶ。そうしないと危険、あるいは過剰被ばくのおそれがあるので、そういったところで、現場保存に対する配慮、そういったことも自ずと出来てくる。そのように私は考えている。

○週刊金曜日いだ:
詳細な検討というのは、規制庁の了承を得て作業する?

○東電高橋:
基本的にものによると思う。

○週刊金曜日いだ:
物による?

○東電高橋:
はい。

○週刊金曜日いだ:
ありがとうございます。

○朝日ほんだ:
★★★先ほどからの質問で、聞かれたのももう少し具体的に、国会事故調に玉井さんが虚偽の説明をされていますよね。その点についての釈明は、説明出来るだけの話は現場から伺っていないと仰ったわけですよ。ということは、現場で報告しているのは高橋所長なんですが、高橋所長が玉井さんに本当に現場は真っ暗ですという、例の説明をされたのか?それがどういう、いったい説明をされるのか?具体的に教えてほしい。

○東電高橋:
★★★あのぉぉ、そのことについては、あのぉぉ、今、あのぉぉ、第三者の方にお願いして、客観的な調査をしていただいているので。ここで立ち入るよりは、第三者の更生な調査結果を、あのぉぉ、多分、何らかの形で報告出されると思うが、そこで、あのぉ、報告させていただくことが適切だ。

# 高橋所長の目に注目。瞬きがすごいことに。木野さんの質疑でも。嘘が顔に出る人がいるけど、ここまで極端だとコントみたいだ。口裏合わせは既に完了。

○誰?:
いや、当事者だから、当事者して分かることが言えるでしょ。高橋さんは。

○朝日ほんだ:
★★★これは刑法上で言えば、威力業務妨害にあたるような犯罪的な行為だという指摘もあるわけですから、当事者として、やはり、こういう場でこそ、こういう会見の場は少ないので、きちっと答えて頂けないか、どういう報告を玉井さんや本社になさって、つまり、それが責任体制の中でどこに行くのか、要するに今、高橋さんの責任とか、現場の責任にされているんだと思うが、それで宜しいのか??

# なぜ、このタイミングで初の1F所長会見をやるのか質問があったけど。安倍演説があったからなんだな。エネルギーのコストに責任を持つ!と豪語してた安倍総理… ( ゚д゚)ポカーン

○東電高橋:
あのぉ、それも含めて、あのぉ、やはり三者の委員会でぇ、公正に、あのぉ、判断頂ける、そのように私は思っている。

# 「そのように私は思っている」=「そのように言え、と上から言われている」

○東電司会:
他の方もいるので、はいっ

○福島TVひかげ:
所長に2号機の温度計について伺いたい。正常な ~ キキトレズ ~ が二つしか無いということで、圧力容器の方は配管4本から温度計を入れるような、やっていて、ただ、3本については実際に塞がっていない、ということで、残る1本で作業を進めているかと思うが、これ、残り1本しか無いとなると、より正確な温度を計る上で、非常に致命的な部分あると思うが、そうしたなかで代替案は考えていたりするのか?

○東電高橋:
基本的に代替案も含めて検討していくことだと思っている。で、今は、あのぉ、以前に入れた新品の温度計が一つあるので。そこを確実に図っていくことはあるし、今、あの、指摘の、今、4本目をやっている、そういったことについても全部ダメかどうか、最初のはもうちょっと工夫して出来ないかどうか、そういったものも含めていろんなやり方で正しい温度を測れるようにやっていくと。そういったことだと思っている。

# 本社会見では新品一つあるから問題ない説明しといて、現場では正しい温度を計るために苦慮している現実。なんだこれは…

○福島TVひかげ:
具体的に代替案はないことになるのか?

○東電高橋:
今、具体的にこうだと示せるものは私は持ち合わせてないが。★★★検討はしている。と、そういうことだそうです。

# 思うとか、多分とか、なんか多いけど… この人は本当に1Fの所長なんだろうか。

○福島TVひかげ:
どうしても一昨年12月に冷温停止、収束宣言になっているが、この温度が低く冷却されている証明になる上では、非常に温度が正常に吐かれている部分が大きいと思う。そうした中で二つしか正常な値を示していなくて、頼りないということで、この、まぁ、状況について、実際、どのように認識しているのか?これは計れていると考えているのか?

○東電高橋:
あのぉ、基本的には、今、あのぉ、公表している原子炉圧力容器の壁、付近、の、二つの温度計はほぼ正確だとは思っている。後は、指摘のように、炉壁について、たしかに二つだけということなので、それを拡大したいのはまさにそうだ。ただ、いずれにせよ、原子炉、格納容器の中の状況は、その壁の温度だけではなくて、近傍、あるいは離れた部分の格納容器の空間部分であるとか、あるいはガスの性状、そういった色々なもので総合的に評価して行うべきだと思っているので、基本的には、やはりベッセルの温度計も増やしたいが、その他も含めて総合的に、原子炉の中の状態を評価していくべきものだと、そのよう認識している。

○福島TVひかげ:
さいごに。今ある温度計が示している数値は信頼たるものと考えている、ということで良いか?明らかに冷温停止状態にあるといえると言ってよいか?

○東電高橋:
それは他のパラメータも含めてそのように言えると思っている。

○福島TVひかげ:
ありがとうございます。


~ この後 41分 続きます



~ 終了 15時20分(1時間20分)




■20km圏内海域の魚介類測定結果
上記、会見終了後に行われた会見。港湾内から過去最高 51万Bq/kg。ここでも心肺停止、復旧作業に従事してた下請け作業員が亡くなられた連絡が東電にあったことの報告はなかった。

2013/02/28 【福島】福島第一原子力発電所 高橋毅所長 記者会見
東電会見と随分印象が違います。必見。




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