平成25年2月12日(火)16時00分 ~ 規正庁 定例ブリーフィング (北朝鮮核実験同日)
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議事録明日には公開されると思いますが、北朝鮮 核実験実施、規制庁の動きを確認するレア会見なので起こすことにすた。あと、テレ朝松井記者の名雪元審議官と原電について。必見。冒頭、森本次長から説明のあったスケジュールはこちらに反映済み。
○保安院佐藤:
最初に次長から報告がある。
○規正庁森本:
遅れてすまない。最初にこちらから2点の報告。1点目。規制委員会について。明日、★2月13日に定例委員会を開催。http://j.mp/VcKq2v 時間は10時30分から。議題は3つ。
「議題1 東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の設置、運転等に関する規則」 これは現在特定原子力施設として指定をし、今、実施計画の提出を受けてそれの検討をしているが、その認可に先立って原子力規制委員会規則案について、
報告し、相談、協議頂くものである。「議題2 原子力施設の運転経験反映のための取組について」「議題3 関西電力株式会社美浜発電所1号機における非常用ディーゼル発電機の故障について」
★臨時の委員会が明日、2月14日(木)にある。議題は福島第一の核燃料物質防護の認可に係る治安機関への意見照会である。このため臨時委員会は非公開とする。次に検討チームの会合、会見について報告する。
★2月13日(水)定例の原子力規制員会のあと、14時から田中委員長の記者会見の予定。★2月15日(金)午前10時から「発電用原子炉施設の新安全規制の制度整備に関する検討チーム第3回会合」を行う。http://j.mp/VcKNtP
★13時から定例の原子力規制庁の私のブリーフィング行う。1時間早めになる。★同じく2月15日 13時30分から新安全基準に関する検討チームの第15回会合 http://j.mp/VcL8gc を行う。
★★★来週2月18日(月)午前9時から、東北電力東通破砕帯調査 有識者会合の第3回評価会合を行う。http://j.mp/VcLeVc ★今週の要人面会は特に予定はない。
★★なお、北朝鮮の核実験実施状況により、先ほど官邸で放射能対策連絡会議が開催された。これは総理がいわゆる知事に指示として核実験の伴う放射性物質の影響を把握するためにモニタイリン具体性を評価することを踏まえ、
開催された関係省庁が集まった会議である。内閣官房が主催するものである。これには規制委員会、寄生庁も所属しており、私が出席してきた。寄生庁の関係では原子力発電所の周辺で環境モニタリングをリアルタイムで進めている。
それについては規制委員会で監視しているわけだが、これについては現在のところ異常は見られていないということである。以上だ。
■質疑
○産経天野:
以前にも対応伺ったことがあるが、北朝鮮の核実験について発生から誰が動いて対応したか?
○規正庁森本:
中心は内閣総理大臣を議長とする安全保障会議だ。そのうち、規制委員会に関わる部分ではモニタリング対応を行う放射能対策連絡会議。
この会議は本日の2時30分に官邸で行われた。モニタリングについての司令塔機能は内閣官房が担うことであり、実際には文科省が都道府県、自衛隊と協力して航空機モニタリング等、進めるとということだが、
規制委員会、寄生庁としてはその会議に参画する立場にある。4月以降については、このモニタリング実施機能は規制委員会に移ってくる。そういう意味では文科省からこの実務についてしっかり引き継いでいきたいと思う。
○産経天野:
森本さん自身の元には、何時頃、誰からどのような連絡が?
○規正庁森本:
先ず、北朝鮮付近を震源とする地震波の測定結果が、11時59分に規制庁が観測したということである。それ以降、逐次、情報が監視情報課を中心に連絡が来て、
通常、あのう、ええ、通常、いわゆる安全保障会議が開かれた後に放射線対策連絡会議が開かれるということで、その間は随時、情報を得て対応していたというものである。
○産経天野:
別件で。本日、衆院の予算委員会で田中委員長が答えられていた部分の中で、今、原子炉1号機の非常用復水器が、地震、津波、どちらで壊れたかわからないということで辻元清美議員から質問があったが、田中委員長が答えた部分では、国際的にも恥ずかしくない事故調査を継続して行きたいと。
議論になっているのは放射線量が高く問題があるが、できるだけすみやかにやりたいと言っていたが、実際そこに行ってやる計画はあるか?
○規正庁森本:
かねてから申し上げていることと同じだが、基本的に原子力規制委員会にこういう事故調査機能が法律上ある。従って、この各事故調、国会事故調等で行われたもので、尚、勧められていない所、特に線量の高いところだが、
これについては対応ができる状態になったら対応するというのが基本スタンスだ。特に今回の事案については、田中委員長も言われたが、国家事故調と東電の関係で生じたものだので、
それについて申し上げるものではないと申し上げた上で、規制委員会としては予断を持たずに科学的にきちんと解明していくと。ただ、現在線量が高いので、そうい事を踏まえ、どうしたらやれるのか、ということを今後検討したいと考えている。
○産経天野:
ありがとうございました。
○毎日 西川:
北朝鮮の話。現時点で原子力規制委員会の役割としては、原発周辺のモニタリングポストの情報は規制委員会が一義的に取りまとめてその会議に報告する理解か?
○規正庁森本:
会議に対して直ちに報告する義務、形にないが、本日11時に総理からモニタリング対策を強化すると。その中心は内閣官房で、実務部隊の主なところは文科省という現状だから、
この原子炉周辺の状況、リアルタイムの環境モニタリングについて異常がないことは内閣官房に一報を入れていくことになると思う。
○毎日 西川:
いや、つまり電力会社が持っている放射線モニタリングの情報は規制委員会を通じて内閣に報告する形になっているということか?
○規正庁森本:
そうだ。各省協力してやれということなので、規制委員会として積極的に報告したいと考えている。
○毎日 西川:
報告しなければならないという意味ではない?
○規正庁森本:
そういう形になっているわけではないが、モニタリングしている以上、モニタリング結果を報告し、全体の評価に資したいと思っている。
○毎日 西川:
その他のモニタリングデータは文科省から報告される?
○規正庁森本:
そうだな、文科省がメインである。あと、環境省とかもやっているが、基本的な次藤堂部隊は文科省と聞いている。
○毎日 西川:
都道府県がもっているやつとか、自治体が持っている奴は?
○規正庁森本:
モニタリング結果の公表については、内閣官房副長官補室が、毎回プレス発表すること、それから文科省が速やかにHPに公表する、そういう仕組みになっている。都道府県のものもそうと思っている。
○毎日 西川:
はぁはぁ。わかりました。ありがとうございます。
○読売高田:
今の質問の関連だが整理したい。午後1時に首相からモニタリング体制強化の指示があり、規制委員会としては発電所周辺のモニタリング結果を積極的に上げることがそれに対する答えになっているのか?
○規正庁森本:
そうだな。先ず総理の指示は関係省庁と協力してモニタリングをしっかりやれということである。それを受け、2時30分に、その放射能対策会議が行われ、そこで進め方について放射能対策会議申し合わせ、というのがあるので、そこでモニタリング体制の強化が定められている。
ただその中で原子力規制委員会としてこういうことをやるという義務が設けられているわけではない。ただ、原子力規制委員会として原子力発電所周辺のモニタリングは承知しているので、それについては情報として内閣に提出するというものである。
○読売高田:
そうすると2時30分の放射能対策連絡会議での申し合わせにおいては、規制委員会のオブリゲーションというか、事務的な仕事は決まってない?
○規正庁森本:
ええ。特に無い具体的には広報関係で国民等の問い合わせには対応する。
○読売高田:
あくまで持ち合わせているデータとして、各原発の周辺データがあるから、それを積極的異伝えていこうと。
○規正庁森本:
おっしゃるとおりだ。
○読売高田:
これは随時か?期間を区切って何時までに決めるか、
○規正庁森本:
いや、随時と考えている。特に以上があれば尚更に報告する必要があると思うが、今のところ異常は出ていない。
○読売高田:
以上がない場合、何時間ごとに報告するとか、内部で決めていることはあるか?
○規正庁森本:
今のところ決まっていない。
○産経蕎麦谷:
関連だが、先程、異常がないといったの何時時点?
○規正庁森本:
先ほど報告を受けたので、私が把握したのは3時30分ぐらいだ。
○産経蕎麦谷:
そもそも現状、福島事故で放射能高い状況にあるが、それが北朝鮮の影響の由来のものかどうか分析は官房がやるのか?
○規正庁森本:
そこまでは、この図っているのが、いわゆる放射線量なので、そこで全国の原子力発電所で図っているので、それがなんの原因かは分からないが、い所ちが出た場合は、念の為に内閣官房に報告するようにしているものである。
○産経蕎麦谷:
分析はあくまで内閣の方で、ということか?
○規正庁森本:
ま、そうですな。はい。こちらとして放射線量から逆算、分析するのはなかなか難しいと考えている。
○産経蕎麦谷:
わかりました。ありがとうございます。
○東京新聞 加藤:
敷地内活断層、美浜等々、スケジュールあれば。東通りは随分前(http://j.mp/YnBXqM)で忘れたが、18日はどういうことを予定されているか?
○規正庁森本:
他の美浜等のスケジュールはまだ決まっていない。それから東通については、今までの経緯を言うと12月13日、14日で現地調査をし、20日と26日に評価会合を行った。http://j.mp/TupnnO
それを踏まえ、現在評価との取りまとめをやって頂いているが、それを受けて2月18日に検討会の先生方に集まって頂き、その評価の取りまとめについて議論頂く予定だ。
○東京新聞 加藤:
事業者の予定は決まってない?
○規正庁森本:
今のところ決まってない。
○読売高田:
各地からのモニタリングデータだが、全国の発電所と表現されているが、何箇点からデータが上がってきているのか?
○規正庁森本:
もう少し丁寧に説明すると、異常値があった場合に報告がある形をとっている。勿論、リアルタイムで情報は撮れているが、異常値があった場合に報告があるようなシステムを活用し、そういう場合は内閣官房に報告することにしているものである。箇所数は事務的によろしいか?
○共同宮崎:
確認だが先ほどの放射能対策連絡会議の申し合わせは、今日の会議で申し合わせたということか?
○規正庁森本:
そうだ。
○共同宮崎:
モニタリング体制強化ということだが、もう少し具体的にどういうことか教えるんだ。
○規正庁森本:
あの… あの、、モニタリングについては文科省が中心にやっているが、例えば、航空の大気粉じん等の採取測定、こもれは文科省が防衛省の協力を得て進めているものだ。地上の大気粉じん等の採取測定は文科省が進めている。
また、空間放射線量であれば、全国10箇所の環境省の施設。あるいは47都道府県等で調べている空間線量率を測定するものである。
○共同宮崎:
その中で規制委員会について明示的に特に申し合わせはない?
○規正庁森本:
はい。
○共同宮崎:
特に申し合わせはなく、積極的に原発周辺のものを提供と。
○規正庁森本:
はい。こちらから積極的に提供したいと思う。
○共同宮崎:
わかった。その他に特に指示は規制委員会として受けてないと。
○規正庁森本:
特に受けてない。
○共同宮崎:
わかりました。
○テレ朝松井:★★★
先週の金曜日に公開された名雪元審議官と日本原電の聞き取り結果、ペーパー1枚ずつ(http://j.mp/YnCI36)ということだったが、それが公開されて数時間後に日本原電から、
このような発言していないという文書(http://j.mp/YnCPvr)が公開されたが、そのことに対する聞きとり内容の正しさ、そのことを含めて見解をお願いする。
○規正庁森本:★★★
はい。先ず規制庁としては、1月22日に原電が事前の入手を依頼したと説明受けたという認識をしている。で、あのう、ええ、ま、原電から原電の認識している事実と異なる連絡を受ければ、
ま、それはそれとして受け止めることになろうかと思うが、今のところ原電からそういう連絡は受けていない。ただ、原電からの聞き取りの中にあるように、
12月21日に仮に会合に出席できるようであれば、他の出席者と同様、会議の資料を事前送付して欲しいという話があったので、そういう意味で報告書案の入手を依頼した事実は、あまり変わらないのかなぁ、と考えている。
○テレ朝松井:★★★
私達の取材では先週の金曜日に日本原電が20時30分頃に無効としてはプレス発表しているが、それをHP上にアップするにあたり、規制庁に連絡をし、その上でやりましたと広報の責任者は言われた。
で、今、次長はその連絡を受けていないということだが、その事実関係は?
○規正庁森本:
ナルホド そこはちょっとすいません。わたしもその情報は聞いていない。
○テレ朝松井:★★★
要は、今、次長が仰ったように12月21日にその旨の発言をしているわけだから、全体としては確かに変わらないという考え方もあると思うが、
やはり聞き取り調査として公式に発表したところの言った言わないではなくて、言った言わないではなく、やはりそこは肝になるところだと思う。
当日、言ったから渡したのか、ない雪審議官から言う前に出てきたのか、というのは、それなりの大事なところだと思うが。
そこを公式文章(http://j.mp/YnCI36)として発表したことに対して、原電があのように(http://j.mp/YnCPvr)言ってきたという事は、おそらく、無効は録音か何かをしていたと思うが、こちら側はそういうことは特にしていなかったようだが、そのへんはどうなのか?
# 即座に返したということは録音があるんでしょうな。
○規正庁森本:★★★
録音は特にしていない。あそこで発表したのが全てである。規制庁としては1月22日に原電が事前の入手を依頼したと説明を受けたと認識している、というものである。
○テレ朝松井:
そうすると規制する側の規制庁がこうだと発表しているが、時を待たず、反論をし、それに対する規制する側がなにもしないまま、3日間が過ぎてしまったが、それはもう、そういうものだと。規制庁の体制としては。
○規正庁森本:★★★
まあ、私どもとしては、何れにしても原電が元審議官に有識者会合を事前に報告書案の収集を依頼していた事実、ここは変わらないと考えているので、それ以上の対応は考えていない。
○テレ朝松井:★★★
あの…、わかりました。一応、一人の記者として、やはりこうした公式文書に関しては、とても重要な聞き取りを公式に発表するわけだから、正確なものを出していただかないと、
規制庁という役割として保安院時代と変わらないんじゃないかとみんなが思っているわけだから、こういうところからしっかりして頂きたい。
# 犯罪じみた不祥事の繰り返しで、回復しようがないところまで信用が地に落ちた経産省・保安院。解散したら責任もご破算。規制委員会という薄皮かぶった保安院職員で出来てる寄生組織。
また、金曜日の夜に広報課、並びに総務課にも夜9時10時に電話したが、正直、満足な対応はして頂けなかった。特に総務課に電話をした時には担当者が帰っていると。
上司が帰ったので答えられないと。その旨を伝えてくれと言ったら、取り次ぐことは出来ないと言われた。最後は私の電話番号を伝えるといったが、それも受け取らなかったり、最後は受け取ってもらえたが、結果的に3日間もなんの連絡もなかった。
★★★事は小さいわけではない。やはり規制する側が言ったことに対して、相手が言って来たことに対する責任者から、結局なんの返事もなかったという、総務課の内部の対応の仕方というのは、私は問題だと思う。これは乾燥でお答えは結構だが。そういう事実があったことをお伝えしておく。
# あんたきしゃのかがみだよ
○規正庁森本:
ワカリマシタ…
○保安院佐藤:
他あるか?無ければ以上で終わる。(25分)