録画 IWJ
前半 http://www.ustream.tv/recorded/14852995
後半 http://www.ustream.tv/recorded/14855645 (ぶらさがり)
■会見のポイント
タイムラインだけ作成。
厚労省の食品安全部長が出席。共同会見の同席は本日限定。
■本日の議題
厚生労働省
- 細野豪志事務局長 挨拶
- 福島第一原発一号機の海水注入に関する事実関係について (細野)00:00:00~
- 質疑(上記 件に関する)00:11:00~
- 食品中の放射性物質の検査体制について(厚労省)00:46:40~
- 環境モニタリングについて (東電・文科省)00:52:00~ / 00:55:20~
- 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)01:01:00~
- 各プラントの状況 (東電)01:04:15~
- 東京電力の顧問に関する説明(東電)01:09:40~
- 質疑
■資料
【東電】 東電顧問リストが公開されていない??
- 5月21日
- 福島第一原子力発電所付近の海水からの放射性物質の検出について(第五十九報)
- 福島第一原子力発電所敷地内における空気中の放射性物質の核種分析の結果について(第五十七報)
- 福島第一原子力発電所構内における土壌中の放射性物質の核種分析の結果について(続報11)
- 福島第一原子力発電所タービン建屋付近のサブドレンからの放射性物質の検出について
- 福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(5月20日採取分)
- 東北地方太平洋沖地震による影響などについて【午後3時現在】
- 排出基準を超える放射性物質濃度の排水の海洋放出に係る影響に関する報告書の経済産業省原子力安全・保安院への提出について
- 福島第一原子力発電所第3号機取水口付近からの放射性物質を含む水の外部への流出への対応について
- 東北地方太平洋沖地震による影響などについて【午前9時現在】
- 福島第一原子力発電所構内における土壌中の放射性物質の核種分析の結果について(続報10)
- 5月20日
- 福島第一原子力発電所2号機における使用済燃料プール代替冷却浄化系の設置に係る報告の徴収について
- 福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(5月19日採取分)
- 福島第一原子力発電所付近の海水からの放射性物質の検出について(第五十八報)
- 東北地方太平洋沖地震による影響などについて【午後4時現在】
- 福島第一原子力発電所敷地内における空気中の放射性物質の核種分析の結果について(第五十六報)
- 福島第二原子力発電所における緊急安全対策に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について
- 公募増資及び第三者割当増資による調達資金の使途の変更について
- 剰余金の配当(見送り)及び配当の基本方針の見直しに関するお知らせ
- 人事異動
- 役員人事
- 人事異動
- 執行役員人事
- 取締役の事務委嘱及び業務分担の一部変更
- 社内組織の改編について
- 当面の事業運営・合理化方針
- 福島第一原子力発電所1~4号機の廃止および同7・8号機の増設計画中止について
- 平成22年度決算について
- 東北地方太平洋沖地震による影響などについて【午前9時現在】
- 単位量放出を仮定した予測計算結果(これまでに行った1時間毎の予測) 5月20日(金)
- 髙木義明文部科学大臣記者会見録(平成23年5月20日)
- 「環境放射能水準調査結果(都道府県別)」
- 「茨城県におけるモニタリング状況」
- 「環境放射能水準調査結果(定時降下物)」
- 「環境放射能水準調査結果(上水(蛇口))」
- 「福島第一原子力発電所の20Km以遠のモニタリング結果」
- 「福島第一原子力発電所の20Km以遠の積算線量結果」
- 「ダストサンプリング、環境試料及び土壌モニタリングの測定結果」
- 「福島第一原子力発電所20km以遠における福島県による緊急時環境放射線等モニタリング実施結果」文科省HP
- 「福島第一原子力発電所周辺の海域モニタリング結果」
- 「茨城県沖合海域における放射能濃度の分析結果」
- 「福島県学校等環境放射線ダスト・土壌モニタリング実施結果」文科省HP
【原子力安全委員会】
【厚生労働省】
- 水道水中の放射性物質の検出について(第72報)~福島県~ 5月21日
- 食品中の放射性物質の検査結果について(第73報)(福島原子力発電所事故関連) 5月21日
- 食品中の放射性物質の検査結果について(第72報)(福島原子力発電所事故関連) 5月20日
- 水道水中の放射性物質の検出について(第71報)~福島県~ 5月20日
■プレス等
上記 報道資料は、原則 下記のURLで公開されます。
- 原子力安全・保安院のプレスリリースページ
- 文科省の発表資料等
- 東電発表資料等
- 東電プレスリリース
- 東日本大震災後の福島第一・第二原子力発電所の状況
- 経産省(保安院)プレス
- 厚生労働省 プレス
- 厚生労働省 報道発表資料 2011年5月
録画 IWJ
前半 http://www.ustream.tv/recorded/14852995
後半 http://www.ustream.tv/recorded/14855645 (ぶらさがり)
http://ustre.am/_10jWr:JhB 00:00:00
■細野統合本部事務局長の挨拶
細野補佐官
私からは3点お知らせする事がある。今回は、厚生労働省 食品安全部長のうえだまさる様に会見にご同席頂いている。これは、これまでの会見で食品の安全性に対する関心が高く、皆様の質問に十分回答する事が出来ていなかったためだ。
連日、会見を行っているが、厚生労働省でも情報提供しているので、共同会見の同席については今回だけに限定させて頂く。食品に関する質問のある方は積極的に手を挙げて頂きたいと思う。
2点目
東電の顧問一覧表を用意した。これは皆様のご要望、国民からの意見を受けて私から東電に要請をして、若干時間はかかったが、本日の公開に至った。中身については東電から追って説明する。
福島第一原発一号機の海水注入に関する事実関係について
3点目
3月12日の東電福島第一原発、一号機の海水注入の事実関係のペーパーを見て頂きたい。このペーパーは、昨日以降の様々な報道を受け、統合対策本部としてまとめたものだ。政府側では、官邸と経済産業省、保安院の方でこの紙をとりまとめた。
3月12日は地震の翌日であり、大変、緊迫をした状況が続いた日だった。
14:53
それまで注水されていた真水がストップした。それまでに8万リットルの水が注入されたことを東電が確認している。
15:36
真水の注入が停止した後、一号機の水素爆発がおきた。この爆発の後、爆発そのものの意味合いがなんなのか十分な分析ができない時間が続いた。一回目の水素爆発であったため、大変厳しい状態が続いたと確認している。ようやく水素爆発の状況が確認出来、次なる手を検討しなければならない状況になり、
18:00~18:20頃
官邸で総理を含めた海水注入の打ち合わせが行われた。その中で海水を注入して冷却を行う事で、総理の方から原子力安全委員会、保安院に安全性について確認するようにという話しがあった。
総理の方からは、「再臨界の危険性はないのか?」 という事について確認があった。原子力安全委員会 委員長(班目)から 「再臨界の可能性がある」 との意見が出されたため、その後のホウ酸の投入など、それを防ぐ方法を検討すべきだ、という事で、この会合が1時間後まで休会となった。
東電から海水の注入については、約1時間少しぐらい、つまり、19:30頃までは、なかなか入りにくい状況ではないかということだったので、その間はしっかり検討するようにという指示があった。
19:40
海水注入の検討結果を報告し、その後、海水注入に至った。しかし、その一方で、19:04に東電がホウ酸を混入しない形で海水の試験注入を開始しているという事実が明らかになった。海水注入後の試験で東電の担当者、今日はこの経緯があるので東電から武黒フェローにおいで頂いた。
武黒フェローが現地と連絡を取った。この間、時間が空いているのは当時は、本店、現地共に連絡を取るのに大変困難な状況が続いていた事が影響した。
19:25
東電は海水の試験注入を停止した。
この間、私も官邸にいたが海水注入の事実そのものは官邸としては全く把握をしていなかった。この事実を知ったのは、私が相当後になってからの事だった。私自身、そういう事があったのかと大変驚いたことを記憶している。
東電の担当者からは、保安院に対して口頭で海水注入について連絡があったという事のようである。ただ、保安院に確認したところ、口頭で連絡を受けたという記録は残っていない。官邸にもその情報は届いていないという状況だった。
19:55
19:40には総理への説明が行われており、その説明を受けて19:55に総理の指示により、海水注入の指示が行われ、経産大臣から海水注入の命令が行われた。
20:10
ホウ酸の投入の必要性については議論が行われ、必要だという判断が出され、試験注入ではホウ酸は入っていないが、そこは確実に注入すべきだ、という事だったので20:10に海水を注入した後、
20:45
20:45に再臨界を防ぐ目的でホウ酸も投入されたという経緯だ。
昨日来の報道については、必ずしも事実に基づかない報道が一部にあった。非常に大きな事故が起こっている訳であるので、事故に伴う様々な判断や責任については総理は重く問われるし、私ひとりひとりも、その責任から免れないものと考えている。
しかし、その一方で事実に基づいた判断を皆さん(記者)にして頂きたい。ここでお示しした時系列の動きは関係者を相当しっかりとヒアリングをして、東電ともヒアリングをして事実を書き、皆様にお示ししているので、この事実に基づいて皆様から質問なり、ご批判なり頂ければ大変幸いだ。以上。
#官邸、文科省、保安院、安全委員会のHPを探したが、この時系列資料を見つけられなかった。
Top
http://ustre.am/_10jWr:JhD 00:11:00~
■質疑 (福島第一原発一号機の海水注入に関する事実関係について)
産経新聞
これまで政府は3月12日の18:00に総理の指示(海水注入)があったと。真水による処理をあきらめ、海水を使えと、これまで報道されてきた。この点についての認識を効かせてほしい。
19:04に試験注入とあるが、この試験注入とは何か?分かり難いので、海水を注入するとと何がどう違うのか?
細野
18:00からの時系列の流れだが、私も作るときから関わっていた訳ではないので、これが正しい事実だ。そういう記述があったのであれば、それは、経産大臣から東電に対して海水注入の準備を進めるように指示があった。それを正確に記述出来ていなかったのではないかと思う。
竹黒フェロー
当時、官邸で対応を行ってきた。海水を注入する事については、実際に総理以下で安全性についての評価、議論が行われているので、海水注入の判断が出された場合に、速やかに海水が注入されるという事が必要がなので、それを確認するために、あらかじめ海水を試験的に注入するという正確の物だったと理解している。
読売新聞
14:53 に真水注入停止という事だが、その理由について教えてくれ。また、海水の試験注入開始の判断は、どのようなタイミングで行われたか?
東電
14:53 に真水の注入が停止しているが、現在、その理由を精査している段階だ。淡水を注入すべく準備を進めていたが、淡水をためている濾過水タンクや純水タンクからとれなくなったと考えられるが、この点は調査中だ。
19:04 に東電が海水の試験注入したのは、14:53 に停止して以降、何とかして水を入れないといけないということで準備を整えていた。実施段階が19:04 なのでこの段階から(海水の)注水を開始した事になる。
読売新聞
その段階で、再臨界の可能性については東電側でどのように認識していたのか?
東電
この時点では再臨界の可能性はないと判断しており、今回19:04に海水を試験的に入れ始めたと言うことである。政府側から再臨界の恐れがあると連絡を受けたため、今回、改めて検討を要したということになる。
江川紹子
東電から保安院に連絡したが、その記録がないという事だが、連絡した担当者、保安院の電話を受けた側、それぞれ、その人物が特定されて、この事実が確認されているのか?
19:04 に東電が海水の試験注入を開始と言うことだが、経産大臣の海水注入の準備を進めるように(18:00)という指示とどう関連づけられるのか?試験的にやれと受け止められたようだが、その点を詳しく教えてくれ。
東電担当者、現地と連絡というのは竹黒フェローでいいのか?この場合、どのような趣旨でどのような指示を出しているのか?
細野
口頭連絡に関してだが、東電、保安院、双方で当事者に確認しているという認識で書いている。
海水注入準備については、経産大臣はいつでも入れられるようにしておけという指示だったと記憶している。
竹黒フェロー
海水注入は現地に連絡を取ったが、私は官邸にいたので海水注入がこの地点で行われている事は知らなかった。むしろ、この後に行われrる総理への説明の結果、海水注入の許可が得られれば、すみやかに海水注入を実行したいと考えていたので、そういった状況を確認したいと言うことで電話した。
その電話の中で、海水注入が行われている事を知ったため、官邸でこういった議論がされているという事を伝え、本店と対応の協議をしてはどうかと、その電話の際、併せて申し上げている。
江川紹子
となると、海水の試験注入は、誰の判断で行われていたことになるのか?
東電
東電側が14:53に真水の注入が終わった後、原子炉に水を入れなければならないと、水源としては海水と判断し、海水の注入を始めた。従って19:04 の準備が整った段階で海水の試験注入を開始した。
江川紹子
現地の吉田所長の判断か?
東電
はい。
江川紹子
だとすると、経産大臣の準備を進めるようにという指示は宙に浮いたという事か?
東電
宙に浮いているというか、まだ、発電所、本店に関しては18:00~18:20頃にこういった再臨界の危険性があるという議論がされているという事はまだしらなかった。私どもとしては、14:53に真水の注入が停止して以降、何とかして炉に水を入れないといけないということで全力を尽くしていたという事の結果。
江川紹子
経産大臣からの趣旨は現地には届いていなかったと理解してよろしいか?
東電
えっと、、その点については、どういった段階でこの指示がどういった形で現地まで届いているかは、まだ確定できていない。
江川紹子
現地に届いていないが、現地は現地で一生懸命やっていたという事ではないのか?
東電
まだ確定できていない。
江川紹子
そこは調べて下さい。
テレビ朝日
19:04の海水試験注入開始については、先ほど細野補佐官も後に知って驚いていたと言っていたが、なぜ一刻も早く官邸に報告しなかったのか?
東電
そういった連絡は保安院の方に連絡するようにしているが、この点についてはきちんと伝達が行われていなかったのではないかと考えている。
テレビ差日
あくまで東電が自主的に判断したということになるか?
東電
19:04 の海水注入に関しては何とかして原子炉に水を入れないといけないと言う事を常に考えていたので、その結果、19:04 になったという事だ。
#「はい」でいいでしょ。
テレビ朝日
19:25 に東電が海水の注入を停止した一番の理由は何か?
東電
東電の担当者が現地と連絡とあるが、官邸側の方から再臨界の可能性があるという事から、私どもとしてもこのような事をきちんと確認した上で注水を行う必要があると判断し、19:25 に一旦停止した。
# 派生する質問以外は、まとめて質問するようにというルールだが、
# なぜかテレビ朝日には注意が入らない。
毎日新聞
先ほどの19:25 の停止だが、経産大臣からの指示があったから停止と言うことなのか?
東電
経産大臣から止めろと言う指示があった訳ではないが、官邸の方から再臨界の可能性があることを伝えられ、きちんと確認した上で注水を行う必要があり、官邸側の指示を待つ必要があると判断し、停止した物である。
細野
官邸の側は19:30頃までは準備段階であって海水が入れられる状態ではないと認識していた。なので海水を注入している事実は知らなかったし、海水が入れられる状態である事もしらなかった。総理も海江田大臣も水を止めるという指示は出していない。
毎日新聞
官邸での議論がなければ、東電としては海水注入を続けていたか?
東電
仮定の話になるが、この流れを考えるとそのまま注水していたのではないかと思う。
毎日新聞
試験かどうか、というのは、今聞いた話では後知恵のように聞こえる。これは試験としてあらかじめ20分注入すると時間を決めて、プラントのパラメータの変化を確認出来たからという理由であれば理解出来る。
官邸の議論が海水注入を止め、後から試験注入といっているようにしか見えないが。
東電
最初から試験的に入れてみてうまくいったら、試験注入から本格的な注入に名前が変わるという事はあり得るが、ポンプや吸い込み側の状況など判断する必要があり試験注水という事になっている。
このまま、うまくいくと言うことであれば本格注水になることもあろうかと思う。
毎日新聞
たった20分の注水でどのように安全だと判断できるのか疑問
東電
20分の中で全ての確認を終えると言うことは時間的な経過ではなく、19:04 から試験注水を開始して以降、政府の方から再臨界の可能性があるという意見があったので、これはきちんと確認しておくべきだろうと一旦停止した。
#同じ回答の繰り返し。回答になっていない。
朝日新聞
政府の再臨界の可能性についての認識、意見が伝えられたというのは、いつ、誰から東電に伝えられたのか? 試験注入を止め、その後、1時間、注水を停止しているが、その後の爆発に何らかの影響があったのか? そもそも、海水の注入はいつから検討されていたのか?
吉田所長の判断で試験注水を開始したという事だが、アクシデント マネジメントのマニュアルでは所長がやっていいという事になっていたのか?
竹黒フェロー
臨界の危険性云々の議論については、当時、私は官邸にいたのでその議論を受けて本店にもそういった状況なのでいくつが技術的な解明をする必要があるので、その点の問い合わせを行っている。
東電
海水注入する事を検討し始めた時期についてだが、これは何時から検討したかという問題ではなく、全体の炉心に注水する手段がなくなっている状態なので、当然、真水がなくなった場合は、次は海水に切り替えるというオプションとして既にあった。
真水がなくなれば次は海水という当然の選択肢を実行していく事になる。アクシデント マネジメント マニュアルについては、水を注入する事は決められているので真水であろうが海水であろうが所長の判断で注水することが出来る。
#共同会見がはじまった当初、細野補佐官は、海水注入のタイミングについて、東電は企業なので廃炉になることを憂慮する事は理解出来る、ような東電を擁護するような発言をしていた。
保安院
中断によって(爆発に)どのような影響があったのかは、現段階では分かっていない。
朝日新聞
竹黒フェローが官邸にいて、再臨界の危険性がある事を本店に伝えたのは何時頃か?
竹黒フェロー
正確な時間は覚えていないが、19時前後だったと思う。というのも、議論を踏まえて論点を整理して内容を確認した上で私から東電として対応すべき事柄を伝えることにしているが、官邸電話、携帯電話とも連絡が取りにくい状況だったので少し、時間がかかった事を記憶している。
共同通信
19:25に海水の注水を停止したのは、誰の判断でどういう理由の判断か?
まったく同じ質問なので省略
共同通信
海水を入れる前に水があったと東電は判断していたのか?もし、あったとすると、そこに海水を入れたからといって再臨界を起す可能性は低いと考えられるが?
#後日、再臨界を示唆した班目は、再臨界は言っていないと発言し、官邸と意見が食い違っている。 1mSv/y から、20mSv へ引上げ、更に 100mSv 引上げを検討しているのは 原子力安全委員会であり、委員長が 班目 ということになる。責任の擦り付け合いに見えるが 班目 は放射能の安全基準値に関する問題で、かなり国民から反感を買っている。また、原発ロボットの開発中止や専門家の指摘を散々無視してきた自民党は自分たちの責任は一切棚に上げ、これを機に海水注入を停止させた事による人災だと攻勢に転じようとしている。以下はこの会見3時間後の読売の記事
2011年5月21日21時09分 読売新聞東電
自民党の谷垣総裁は21日、新潟市で講演し、東京電力福島第一原子力発電所の事故発生直後、菅首相の意向により、海水注入が中断されたことについて、「その事が事態の初動を遅らせたとすれば、人災と言わねばならないのではないか。よく検証しなければならない」と述べ、週明けの国会審議で徹底追及する方針を表明した。
谷垣氏は23日の衆院東日本大震災復興特別委員会で質問に立ち、海水注入の経過について、首相に直接ただす構えだ。
また、西岡参院議長が首相退陣を求めたことに関しては、「三権の長として異例の発言だ。首相は政治主導をはき違えて物事を動かすことができなくなっており、求心力が欠如している」と述べた。さらに、「震災復旧のためには補正予算もさらに必要だ。(首相が)その期待に応えられないのであれば、覚悟を固めて臨む必要がある」と語り、今国会で内閣不信任決議案を提出する意向を改めて示唆した。
水があったかどうかという判断よりも、当時は原子炉に水を注入する方法がなかったため、一刻も早く、海水にしろ淡水にしろ、水を注入できるようにする必要があると考えていた。
細野
当時の官邸の状況としては、水があったかなかったという分析に時間を費やすよりも、どういったやり方が一番安全なのか、特にホウ酸の投入が大きな議題になっており、その検討をしていたと記憶している。
専門家の意見に基づいて判断する以外、当時はなかった。そういう対応をするのに18:00~18:30頃まで時間を費やしたと言うことだ。
共同通信
こちらの専門家の話だと注水を何よりも優先させるべきだったのではないかと言っている。臨界の可能性とホウ酸、それと注水を行うとう選択の中で、注入を止めてまで検討を行うという判断は妥当だったのか?
細野
注入を止めた訳ではない。ここは是非、皆さんにご理解頂きたい。19:30までは海水がなかなか入らないという前提があった。どちらにしても水が入らないのであれば、ホウ酸含めた様々な検討する必要があると考えた訳だ。
結果としては 19時過ぎから海水が入っているという事は、これは竹黒フェローも一生懸命情報を取ろうとしていたのだろうけど、当時官邸にいた竹黒フェローと現場の状況と逐一連絡が取れない状況にあった事が影響した。
繰り返しになるが、水が入らないという事を前提だったという事を、皆さんに是非、ご理解して頂きたい。
#なんで水が直ぐに入れられない状態だと決めつけたのさ、とう疑問が沸くがこのあと明らかになる。
共同通信
水が入っていたのを竹黒から聞いて(政府が)知ったのは、何時の段階か?
細野
冒頭で説明したが、遙か何ヶ月もたってからのことだ。つい、この間知った。なので大変驚いた。この後、竹黒フェローも帰ってきて打ち合わせをしたが、19:40頃、打ち合わせでそこでもその話はでなかったので、私も総理もつい最近まで知らなかった。
水が入らないという前提で、それならば、海水にホウ酸を加えてやる方法はないのかという事について寄り安全な方法を官邸としては検討した。水が入りうる状況であることの誤認はあったが、そういう前提であれば間違った判断じゃなかったと思う。
#つまり、直ぐにでも海水を注水することが重要だった認識していた事を認めたことに。
読売新聞
東電(現場)と政府の間を取り持つのは、保安院か、竹黒フェローか誰が行っていたのか役割が分かり難いのだが。
細野
様々な情報共有の場所があったのは確かだが、各省庁で対応する要理も官邸で判断せざる得ないぐらい切迫した状況だったので、私どもは竹黒フェローに指示していたいし、東電も竹黒フェローを通じて行っていた。
ただ、それだと情報のやり取りの面でうまくいかない面があり、東電と直接やりとりをした方がいいという事で、15日から東電本店に本部を構えた。
読売新聞
連絡をする保安院、東電、竹黒、政府、4者のそれぞれの責任者がいて連絡を取るという体制になっていたのだろうか?それとも決まっていなかったのか?
竹黒フェロー
東電からは私と他の人間が官邸に出向いていた。官邸の意思、動向については私から本店に伝える、必要な場合は、発電所に問い合わせることも。今回は、この一件だけだったが、ということで取り組んでいた。
ただ、通信、連絡がうまくないと言うことがあったのと、この件については、少し認識が違っていたという事は当時把握できなかったと思っている。
細野
当時、総理の下で全体を取り仕切っていたのは海江田大臣だ。経産大臣が官邸にいたのでそういった体制になっていたと思う。
読売新聞
保安院は介在していたのか?
保安院
官邸に詰めていたが、大臣の下に誰がいたかは分からない。
読売新聞
要するに竹黒フェローと海江田大臣のコミュニケーション不足だったという事か?それとも別の要因があるのか?
竹黒フェロー
極力心がけていたが、東電側の試験注水は水が入るかどうかという事を確認する事で私は受け止めていたので、その意味では、私からの情報提供は不適切であったと反省している。
共同通信
東電側の19:30まで水が入りにくい状態だったと認識、つまり、事実誤認だった訳だが、どういう情報に基づいて水が入りにくい状況と判断したのか?
東電担当者と保安院の口頭による連絡だが、保安院は聞いたけど記録を残していなかったという意味か、それとも、口頭連絡があったこと自体、記憶にないと言っているのか?
更に保安院側が19:30まで水が入りにくい状態と官邸が認識しているという事を知っていたかどうか?
細野
前提として、福島発電所で水素爆発した状況を想像して頂きたい。すさまじい状況の中で努力をしていた方が、連絡をする時間を記録するなどの配慮が出来なかったのはやむを得ない状況だったと思う。
それが前提なので批判の対象には絶対にしたくないと考えている。竹黒フェローも前の晩から寝ずに24時間、顔をつきあわせているのだから、コミュニケーションがうまくいかないということはあり得ない事だ。
全ての情報は共有していた。なので我々の間でコミュニケーションのギャップがあると言うことは全くあり得ない状況だった。竹黒フェローが最大限、情報を取ろうと努力していた事も我々は見ていた。
そこは竹黒フェローは責められないし、発電所現場も責められない。19:30までに水が入ることは難しいと言ったのは、確かに竹黒フェローだが、そこを責める気は全くない。
保安院
私の知っているところでは、東電から連絡があった事事態、我々のチームは記憶にないという事だ。
共同通信
竹黒フェローが 19:30 まで水が入りにくい状況であったとなぜ、判断されたのか。
竹黒フェロー
18:00 からの打ち合わせの前に本店の方に状況の問い合わせをしたときには、時間的に明確な見通しはまだ得られていないということだったので、その時の状況からすると19:30というタイミングでは水の注入が可能になると判断できる状況になかったと思っている。
それがあったので、19:00過ぎだったと思うが、その後の状況の確認をしたと言うことである。
共同通信
試験注入と本格注入の違いについて
#3回目の全く同じ質問だので省略
Top
http://ustre.am/_10jWr:JhF 00:46:40~
■食品中の放射性物質の検査体制について(厚労省)
厚労省
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■環境モニタリングについて (東電・文科省)
東電
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文科省
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http://ustre.am/_10jWr:JhJ 01:01:00~
■環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)
安全委員会
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http://ustre.am/_10jWr:JhK 01:04:15~
■各プラントの状況 (東電)
東電(松本)
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http://ustre.am/_10jWr:JhL 01:09:30~
■東京電力 顧問に関する説明 (東電)
東電(広報)
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http://ustre.am/_10jWr:JhM 01:12:30~
■質疑
# 前半は フリー、大手共に 海水注入のタイミング、再臨界の可能性、責任の所在に関する質問が集中。
ICRP
癌の死亡率20%
# 1000人に5人が癌で死亡。癌なるリスクはもっと高い。過小評価にも程がある。
Top]
とりあえずタイムラインだけ作成