録画 IWJ
前半 http://www.ustream.tv/recorded/14562559
後半 http://www.ustream.tv/recorded/14564675
■会見のポイント
5月 6日に 公表された航空機モニタリングの驚くべき土壌の汚染結果に対して、原子力安全委員会は、kg ではなく、チェルノブイリと同様の面積あたりの沈着量に換算した場合、チェルノブイリの管理区域を大幅に超える値となる事を説明した。
しかし、日本がチェルノブイリを調査した場合はチェルノブイリはもっと高い値の所もあったと、航空モニタリングで明らかになった土壌汚染(左図)に対しても過小評価する姿勢を明確に示した。
福島県民は、チェルノブイリを超える土壌汚染地域に住んでいる。汚染された土地で作物を作り、風評だと全国に出荷しているが、茨城県など隣接する県でも土壌汚染は進んでいると考えた方がいい。航空機モニタリングは 80km だが汚染状況を見ても狭すぎる。静岡のお茶がこんな状況なのに疑問を持つ国民はいないのか?自分の頭で考えないにも程がある。
復旧関連では原子炉建屋内に作業員が入るため 5月4日~5日にかけて設置した局所俳風機を3日間動かした結果がでており、殆ど効果がなかった。にも係わらず、本日8日に 2重扉を開き建屋内の空気を環境に放出すると発表。保安院は「元々、値が低かったので問題ない」と発言。浄化する必要がないのほど汚染レベルが低いのに、なぜ作業員は命がけで局所俳風機を設置する必要があったのか。
# 事前に SPEEDI によるシミュレーションを行っていたが事前に公表されることはなかった。
■本日の議題
- 細野豪志事務局長 挨拶
- 1号機原子炉建屋内の放射性物質濃度の低減措置 及び 環境への影響について
(東電・保安院) - 環境モニタリングについて (東電・文科省)
- 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)
- 各プラントの状況 (東電)
- 質疑
■配付資料 IWJ Twitter より
- 資料1 「出席者 席表」
- 資料2 「式次第」
- 資料3 「第一原発1号機 原子炉建屋内の作業環境改善と二重扉の開放について」
- 資料4 「当社第一原発に置ける核種分析結果の厳重注意に対する対応について」
- 資料5 「第一原発構内における土壌中の放射性物質の核種分析の結果について」
- 資料6 「福島第一原子力発電所の状況」
- 資料7 「第一原発1号機原子炉建屋内の放射性物質濃度の低減措置の実施に係る報告書の評価について」
- 資料8 「第一原発プラント関連パラメータ」
- 資料9 「第一原発周辺海域において漁業関係者が就労する場合の放射線防護の観点からの安全性評価について」水産庁HP
- 資料10 「地震被害情報(第129報)」経産省HP
- 資料11 「環境放射能水準調査結果(都道府県別)」文科省HP
- 資料12 「茨城県におけるモニタリング状況」文科省HP
- 資料13 「環境放射能水準調査結果(定時降下物)」文科省HP
- 資料14 「環境放射能水準調査結果(上水(蛇口))」文科省HP
- 資料15 「福島第一原子力発電所の20Km以遠のモニタリング結果」文科省HP
- 資料16 「福島第一原子力発電所の20Km以遠の積算線量結果」文科省HP
- 資料17 「ダストサンプリング、環境試料及び土壌モニタリングの測定結果」文科省HP
- 資料18 「福島第一原子力発電所20km以遠における福島県による緊急時環境放射線等モニタリング実施結果」文科省HP
- 資料19 「福島第一原子力発電所周辺の海域モニタリング結果」文科省HP
- 資料20 「茨城県沖合海域における放射能濃度の分析結果」文科省HP
- 資料21 「福島県学校等環境放射線ダスト・土壌モニタリング実施結果」文科省HP
- 資料22 「学校等の校庭・園庭における空間線量低減策の検証に向けた実地調査について」
- 資料23 「環境モニタリング結果の評価について」
- 資料24 「環境モニタリング結果の評価について【5月4日の訂正版】」
- 資料25 「福島第一原子力発電所構内での計測データ」東電HP
- 資料26 「福島第二原子力発電所構内での計測データ」東電HP
- 資料27 「福島第一原子力発電所付近の海水からの放射性物質の検出について」東電HP
- 資料28 「福島第一原子力発電所敷地内における空気中の放射性物質の核種分析の結果について」東電HP
- 資料29 「福島第一原子力発電所2号機取水口付近からの放射性物質を含む液体の海への流出について」東電HP
■プレス等
http://www.ustream.tv/recorded/14562559 00:02:10
■細野統合本部事務局長の挨拶
細野事務局長 挨拶
2点報告がある。一つは漁業に関して。
既にプレスしているが原子力安全委員会から福島第一原子力発電所から30km以遠の海域において魚を捕ることについては差し障りないという助言があった。従って明日以降、魚をとって検査をする事が可能になる。
長らく慎重に検討を続けてきたが、海水のサンプリングに始り、ようやく魚までたどり着いた。我々としては漁業関係者に安心して漁を再開してもらうため作業を進めて参りたい。
# 300km までの広域にわたる海域モニタリングの結果は待たない。
# 回遊する魚に対して、果たしてこの対応は正しいのか。
2点目は本日、午前8時より1号機原子炉建屋の開口部を解放する事について。
後ほど、東電、保安院から詳しく説明するが、私からは簡潔に報告する。慎重に検討した結果、環境への影響があるとは考えていない。
熱交換機などを入れる作業を行う上で大変重要なプロセスであるため、慎重にも慎重を期して検討してきた経緯がある。入域にあたり原子力安全委員の幹部が東電と共に立ち会う事になっており、政府と東電の共同作業という形での第一歩となる。
環境には絵起用がないと言うことで我々は慎重に検討をしてきたが、解放については皆さんにしっかりお伝えすべきと考え、周辺自治体、関係諸外国については既に通知をしていることを報告する。
http://www.ustream.tv/recorded/14562559 00:05:45
■1号機原子炉建屋内の放射性物質濃度の低減措置 及び 環境への影響について
東電
最終ページの4枚目にある影響評価結果と比較しながら説明する。
プレス分の前半は、これ間お知らせしたとおり、今後、原子炉建屋内に入り、必要な循環型冷却装置を取り付ける上で内部の線量を如何に低下させていくかが、重要な課題となっている。局所俳風機を設置して建屋内のダスト低減に努めてきた。
4月26日に採取したデータは 4.8ベクレル/cm3 だったが、局所俳風機の効果により、昨日 5月7日 午後3時15分の段階で 1.97×10-2ベクレル/cm3 と十分な低減が確認されたことから。ダストの放射能濃度としては十分低減できたと判断している。従って本日、午後8時頃から二重扉の開放を実施しようと考えている。
【建屋内の放射線物質の濃度】
ヨウ素-131 9.7E-3 Bq/cm3
セシウム-134 4.6E-3 Bq/cm3
セシウム-137 5.1E-3 Bq/cm3
【放出条件】
換気量 3200m3/h
換気時間 8時間
放出高さ 28.7
放出高さは、本来、排気筒からの放出になるが、建屋の天井が崩落しているため、このような高さになっている。風向は、悪いケースで東風(海から陸側に吹く風)、風速1m という事で評価した。
環境評価は、4.2E-4マイクロSv/h となった。敷地内のモニタリング結果と比較した場合、西門、正門のところで17~45マイクロSv/h という観測結果となっているため、この放出により、敷地内の放射線量率への影響は極めて小さいと考えている。
濃度結果
【敷地境界における濃度結果】
ヨウ素-131 9.6E-7 Bq/cm3
セシウム-134 5.2E-7 Bq/cm3
セシウム-137 5.0E-7 Bq/cm3
福島第一の西門のレベルが 10E-6 Bq/cm3 となっているので、それより一桁小さい。これらのことから、二重扉を開ける事の環境への影響は小さいと判断している。
二重扉開放の具体的な手順について
本日20時スタートで計画している。局所俳風機が 正圧ハウスに2台、換気用に4台設置しているが、全6台を先ず停止する。正圧ハウスの出入り口の扉を外し、その後、排気ダクトを抜く。これにより、原子炉建屋側とタービン建屋側が通々になる。
その後、8時間放置して 午前4時頃に正圧ハウスの撤去、吸気側のダクトの撤去を行う予定になっている。その後、東電社員、保安院が原子炉建屋内にサーベイの目的で入域するという段取りになっている。
空間線量率についてはモニタリングポストを中心に継続監視しているが、0時、4時といった4時間毎に確認していきたいと思っている。また、ダストの測定結果についてはサーベイに入り、明日の午後にはダストの結果が分かると思うが、結果は分かり次第報告させて頂きたいと思っている。
http://www.ustream.tv/recorded/14562559 00:11:55
保安院
1号機原子炉建屋内の放射性物質濃度の低減措置 及び 環境への影響に関する保安員の評価だが、
資料7 (2)
初期の値が低かった事もあって局所俳風機により、当初、想定した低減結果は得られなかったが、現在の建屋内の放射性物質濃度は、入域が可能な水準まで低減されていると評価出来る。
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# 何を言ってるのか意味が分からない。
# つまり、作業員が危険を冒して局所俳風機を設置した意味はなかったという事になる。
# 最初から入域できるレベルというなら、なぜ、そんな無意味なことをしたのか??
# 東電が何をしても、保安院は失敗を指摘しようとしない。
#
# そもそも指導すべき立場にある保安院だが、まるで機能していない事は、これまでの会見を
# を見ても明らか。また、西山審議官の娘は東電に勤めている。
# 西山審議官だけでなく、経産省重役の親族の多くが東電に勤めていると週刊誌に
# すっぱ抜かれている。そら経産省中心に東電救済スキームを考えるよ。
# 救済されるべきは東電ではない。
# 経団連会長 米倉弘昌 とどのつまり、国民が東電を税金で救えと。
# そもそも国民を騙して原発推進してきた政治家が罪に問われないこと自体がおかしい。
- # 東電会長 「国家のお金で育て上げた人材をもったいないじゃないか!」
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資料7 (3)
排出方法については、一気に解放して急激な変化を与えると建屋内の空気がかき回され、環境に影響が出ることを東電は勘案し、放出時間を8時間かけて穏やかにする排出するとしており、これは妥当なもので評価出来る。
資料7 (4)
保安院も SPEEDI で評価した結果、東電の方法は概ね妥当だと評価している。SPEEDI の結果では、最も値の高いところでも一般公衆線量の限度である 1mSv と比較して値は小さくなっている。
資料7 (5)
モニタリングも東電がしっかり行う。
以上の事から、東電が今回、2重扉を開けて作業を行うことは、環境への影響は支障はないとした。8時間、ゆっくり空気を入れ換えた後は、徐々に線量が下がると考えている。
本件については原子力安全委員会にも助言を求めており、この評価の内容で差し支えないという旨の助言を得ると共に、安全委員会からは作業者の被爆の低減、環境への影響を留意すること、更に周辺環境のモニタリングを行い安全委員会に適宜報告する事と助言を得ている。
保安院としては東電に対し、文書で以下の指示を行う。
第一 二重扉を開講するにあたっては周辺への影響を十分考慮して実行し、
あける前に保安院に報告すること。
第二 建屋内の雰囲気に急激な変化を与えない事
第三 作業員の被爆管理を適切に行う事。(除線等)
第四 モニタリングを適切に行う事。
これらを東電に対し、指示しようとしているところである。
保安院の野口首席統括安全審査官が東電の方々と共に立ち入ることにしている。
http://www.ustream.tv/recorded/14562559 00:12:40
■環境モニタリング結果
東電
環境モニタリングのデータについて報告する。資料は4種類あるので順に報告する。
・敷地内の空気中の放射性物質の測定結果について
発電所の敷地内で、毎日、福島第一の西門、福島第二のモニタリングポスト1番で測定しているが、現地点では揮発性、粒子状の濃度限度に対する割合は、0.01%程度という状況になっている。
また本日(5月8日)、4月18日に採取したダストのストロンチウムの結果が出ているので併せて報告する。福島第一の西門で採取したダストを日本分析センターで測定した結果は、ストロンチウム89、90、何れも揮発性、粒子状、検出限界未満と言うことだった。
・敷地内の海水中の放射性物質の測定結果について
沿岸部4カ所、沖合の12カ所のサンプリング結果。計時変化は以下を参照。
- http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110508h.pdf
- http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110508g.pdf
・敷地内の土壌中の放射性物質の測定結果について
これまでプルトニウムやウランの核種分析を行っていたが、ストロンチウムの結果がまとまったので報告する。4月18日に採取したサンプルを日本分析センターで解析した。測定箇所は、グランド、野鳥の森、産廃処分場近傍の3カ所。
分析結果については表の通り。評価としては過去に行われた大気圏内核実験において観測されたフォールアウトと比べ高い値となっており、今回の事故の由来による事が考えられる。
・当社第一原発に置ける核種分析結果の厳重注意に対する対応について
タイトルが、厳重注意に対する対応となっているが、これまで主要3核種の結果を公表させてもらっている4月23日分までのその他の核種の分析結果がまとまったので報告させて頂くものである。
(データ見あたらず)
4月5日に公表した福島第一原発の沖合15kmのセシウム134の分析結果だが、4月5日に公表した際には 2.7×E-2 だったが、サブフィックの再分析の結果、、検出結果未満だったと言うことがわかったため、下降値と言うことで資料を訂正した。
http://www.ustream.tv/recorded/14562559 00:22:30
文科省
環境モニタリングについて
毎週行っている学校の空間線量率の測定だが、先週までは2つの学校が基準値(3.8マイクロSv/h)を超えていたが、今回は一つの学校が基準値を上回った。この学校は、一度、先週、制限値を下回っていたので校庭の利用を解除しうる状況だったが、学校の独自の判断で校庭使用の制限は続けていた。
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# この3.8マイクロSv/h は、20mSv/y と同じ、国が都合で決定した基準値の事。
# 何れにしても非常に高い値で土壌からはチェルノブイリでは避難区域となる程の
# 高い放射能汚染の実態が明らかになっている。
# 国は値を測るだけで、国から指導がないため自治体が独自の判断で動いている状況。
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この学校については引き続き校庭の使用制限が続くことになる。
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# 国が非人道的な値を基準値の上、内部被爆、積算被爆を考慮しなくてもよい
# という国の判断と、申し入れを行っても何も指導を行わない。
# 結局、地域住民は自発的に専門家を招き、内部被爆を避ける方法を模索し始めた。
# 文科省は、子供を持つ福島県民に対しては校庭のモニタリング調査を行うだけで
# 十分だと考えている事になる。
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この資料は昨日、文科省から発表されたものだが、福島市内にある福島大学附属中学校校庭及び同幼稚園園庭の協力の元、土壌の放射線の遮へい効果の検証結果をまとめたものだ。結果は上下の土壌を入れ替えるだけで低減効果があった。
http://www.ustream.tv/recorded/14562559 00:25:40
■環境モニタリング結果の評価
原子力安全委員会
資料に基づき、環境モニタリングの評価を行う。
・5月4日の訂正資料について
海底土についてだが、一昨日、会見の際、文科省から更に検出感度を下げて測ったところ、検出されたという事なので修正した。
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# 記者からの指摘で検出範囲のしきい値が高すぎるのではないかという指摘があった。
# これまで低く見積もることはあったが、検出されないように検出機器を調整している
# という疑惑が出てきている。
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・航空モニタリングについて
空間線量、空気中の放射性物質については特段の変化はない。航空モニタリングについては、80kmの範囲内の空間線量率、セシウムの土壌への蓄積量を、地上での測定結果と照らし合わせた結果、同じような地理的な分布を示している。
今後も航空機モニタリングの結果の評価を行っていきたいと考えている。明日の原子力安全委員会の定例会で文科省から航空機モニタリングについて報告する事になっており、その場で専門家の委員から、このデータをどのように活用していくか議論が行われると思っている。
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# 学校再開、経済活動を最優先に専門家の忠告を無視して 20mSv/y という非人道的な
# 値を決定したこのメンバーで議論されるのだという。
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・海域モニタリングについて
文科省の測定結果
資料19 「福島第一原子力発電所周辺の海域モニタリング結果」文科省HP
資料20 「茨城県沖合海域における放射能濃度の分析結果」文科省HP
30km以遠の 地点B 6番、南側の 10番でセシウムが検出されたが小さい値だ。
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# 時間の経過と共に、確実に汚染が広がっている実態。
# しかし、前日の5月 7日には 30km 以遠での漁を再開して良いと水産庁が通達を出している。
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30km 以内では福島第一原発近くの①、②でセシウムの値が限度値を超えているが、それ以外のポイントでも検出値は限度値を下回っている。茨城県沖、5カ所では何れの核種も検出されていない。
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# ポイントが少なすぎる。沿岸部がない。
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その他、都道府県の環境放射能水準については大きな動きはない。
一昨日、航空機モニタリングの結果について、チェルノブイリのセシウム蓄積状況と比べて違いはどうかという質問があった。文科省が行ってきた土壌中のセシウムの値は kg 値で測っているが、これを面積あたりで計算してみると、2万8000Kベクレルという値になった。
航空機モニタリングでセシウム137が最大のところで、14000ベクレルになる。チェルノブイリは国連の科学委員会の中にあるマップを参照すると一番高い値は 3800ベクレル になっていると申し上げた。
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# 土壌汚染は チェルノブイリの3倍強
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そのマップではそういった整理になっているが、実際にチェルノブイリで行った調査、これは日本がチェルノブイリと協力して行った検査だが文科省から提示してもらった数値では 840000ベクレルという高い所もあった。
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# チェルノブイリは臨界、爆発して広範囲にプルトニウム、ウラン等が飛び散った
# と考えられる。そのため、核種の比率は、場所によってバラバラだったが、
# 日本は緩やかに大量の放射性物質を現在も放出し続けており、
# どこで計測しても核種の比率が同じという調査結果が出ている。
# ETV特集『ネットワークで作る放射能汚染地図 福島原発事故から2ヶ月』① ~⑦
# チェルノブイリで 3800ベクレル、福島では、1万4000 ベクレルという事になり、
# セシウムはチェルノブイリの管理区域を大幅に超える値。
# 原子力安全委員会は、日本の調査団が調べた結果では 84万ベクレルの
# 所もあるとし、問題はないと言いたげだ。安全委員会の姿勢が良くわかる。
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いずれにしてもセシウムの土壌沈着については、航空機モニタリングのサーベイを参考にして、より精緻に土壌サンプリングを行っていくことが大事だと考えている。今後、梅雨のシーズンがあるので、降雨によるウェザリングが、どの程度効くのか、注意深く見守ってまいる必要があると思っている。
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# 前回の説明と同じ。あくまで土壌を採取することによるサンプリングを強化するための
# 補助的なマップという認識は変えたくないらしい。
# 梅雨で雨が降ったら、地中にしみこんで今度は地下水が汚染が進むという事は
# ないのだろうか。安全委員は、まるで雨によって消えてなくなるように説明するが、
# 決して消える事はない。特に指導する立場にある安全委員会は、
# これまでの会見を見る限り、過小評価する事しか頭にない事がよく分かる。
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http://www.ustream.tv/recorded/14562559 00:32:35
■各プラントの状況
東電
・福島第一原子力発電所の状況について
タービン建屋地下のたまり水の処理についてだが、引き続き2号機トレンチ立坑から集中廃棄物処理施設プロセス主建屋へ移送を行っている。本日 7時現在の値が記載されているが、本会研修領事に本日の実績を報告する。
トレンチの立坑、タービン建屋の水位についても同様に報告する。放射線物質物のモニタリングについては、先ほど説明した通り。表の形式を一部変更している。これまでヨウ素131の値を記載していたが、濃度限度に対する割合として3核種の値を記載している。
使用済み燃料プールの注水と放水についてだが、昨日4号機に対して120トンの放出を行っている。3号機に対して燃料プール冷却剤浄化系を使って注水を行っている。その際、使用済み燃料プールの水のサンプリングと、水中カメラの投入を行っている。
測定結果については明日以降、報告できると思う。
・原子炉圧力容器への注水作業について
1~3号機に注水作業を継続中。4、5、6は変化なし。3号機の復水器からタービン建屋へ移送すると伝えているが、16時18分から移送をはじめている。また、1号機への窒素ガス封入状況は資料参照。1号機の環境改善については先に述べたとおり。
・2号機取水口付近からの放射性物質を含む液体の海への流出について
水ガラスによる地下水への放出防止、シルトフェンスによる海への拡散防止など行っているが、現在の値としてはほぼ横ばいか、若干低下傾向にある。
# 一定量が放出され続けている。ここ数日は若干上がり気味になっているけど。
http://www.ustream.tv/recorded/14562559 00:36:45
■質疑
ここから3時間半にも及ぶ質疑が始まります。意味のある質疑のみ文字におこす予定です。
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