2011年5月28日土曜日

2011年 5月 26日 共同会見

2011年 5月 26日 共同記者会見 (22回)

録画 IWJ
前半 http://www.ustream.tv/recorded/14966111 (後半 木野さんのまとめあり)
後半 http://www.ustream.tv/recorded/14967642 (木野さんによるまとめ)



■会見のポイント
直前に行われた副社長会見で海水注入が所長の判断で続けられていた事実が明らかになり、関連する質問相次いだ。特に大手メディアはこの点に集中。文科省からは学校の先生が携帯する線量計の積算線量結果が発表されている。プラントに関しては建物に対して飛散防止剤が吹き付けが新しい動き。原子力安全委員会の評価は特にないが、海洋汚染調査が十分ではなく楽観できない。

同日、国際的な環境NGOグリーンピースによる海藻、牡蠣など食品の分析結果が発表されたが、直ちに海産物の出荷停止が必要なほど高い値が公表されている。政府は人手不足を理由に海洋調査は消極的。また、領海内は国土としてグリーンピースをはじめとする第三者調査機関の介入を頑なに拒否している。

今後考えられる政府の対応として更なる暫定基準値の引上げが予想される。深刻な海洋汚染の実態は大手メディアは大きく報じていない。


現状を知らないのは日本人だけ。海外では日本の汚染状況を把握しており、脱原発の大きな原動力となっている。質疑は国民の関心が高いと思われる質疑をピックアップする。



■本日の議題
  • 細野豪志事務局長  挨拶
  • 環境モニタリングについて (東電・文科省)00:01:30~ / 00:05:43~
  • 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)00:09:35~
  • 各プラントの状況 (東電)00:11:40~
  • 質疑 00:20:40~



資料 報道資料は翌日公開

【東電】
【文科省】
【保安院】(経産省)
【原子力安全委員会】
【厚生労働省】
【水産省】

■プレス等
上記 報道資料は、原則 下記のURLで公開されます。

録画 IWJ
前半 http://www.ustream.tv/recorded/14966111 (後半 木野さんのまとめあり)


後半 http://www.ustream.tv/recorded/14967642 (木野さんによるまとめ)





細野統合本部事務局長の挨拶

細野補佐官

# なし

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http://ustre.am/_10NmT:Jyf 00:01:30~

■環境モニタリングについて (東電・文科省)

東電

省略



http://ustre.am/_10NmT:Jyi 00:05:43~
文科省

省略

規制値である 3.8マイクロSv/時 を超えている学校はない。4月以降のグラフ化したデータを前回出したが、最新のものを出している。それぞれ減少傾向が見られる。別紙2では、学校の先生に簡易線量計を持って頂き、学校生活の線量を測ったものだ。

# さらりと 3.8マイクロSv/h と説明しているがとんでもない値。空間線量のみ。外部被爆であるガンマ線のみの結果。内部被爆に重要なベータ、アルファ線を計測可能な線量計の場合は2倍以上の値を示すと思われる。

時間あたりの平均値は 0.19マイクロSv/h だった。1日8時間学校にいるとして1年間の積算線量は 0.31ミリSv/y と計算される。資料には先生に持って頂いた個別のデータもつけている。先ほどのデータは線量率の高かった学校55校のものだが、それ以外の福島県の学校に簡易線量計を配布し、約1700校ある訳だが今後データをとりまとめる計画だ。

Top


http://ustre.am/_10NmT:Jyj 00:09:35~

■環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)

安全委員会
空間線量は大きな変化はない。参考資料の4~7ページをごらん頂きたい。モニタリングポイントを増やしたところに結果が出ている。全体的な傾向としてこれまで行われているモニタリングの状況と合っている。
2の空気中の放射性濃度も特段変化はない。18ページの海での放射性物質ということで23日に採取した資料について分析した結果だが全てのポイントで検出限度以下、もしくは濃度限度以下という状況だ。全国的な放射能水準調査の結果だが、こちらについても大きな変化はなく推移している。

# 海水から検出されないから大丈夫だと誤解のないように。放出された汚染水は原子炉に注入されて漏れた高濃度の汚染水が地下に溜まり、海に大量に漏れ出ていた。生態系に大きな影響を与える事はほぼ間違いない。
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http://ustre.am/_10NmT:Jyk 00:11:40~

■各プラントの状況 (東電)

東電(松本)

省略




Top


http://ustre.am/_10NmT:Jyu 00:20:40~

■質疑

TBS
細野にSPEEDI についてお聞きする。SPEEDI が公表されなかったが故に、事故の後、結果的により高い線量の地域に避難した方がいる。なぜもっと早く、公表してくれなかったんだと訴えている。これに対し細野はどう答えるか?

細野
共同会見を始めてから SPEEDI の情報は公開すべきだと考え、大量のデータを公開した。SPEEDI は税金で作られているので結果については公開するべきものだったと考えている。ご指摘の初期段階のSPEEDI データの公開について本来活用されていれば様々な効果があったのではないかと言うことについては検証する必要があると考えている。

私自身は検証作業は出来ていないため、申し訳ないが具体的にどうかと聞かれても答えられる情報を持ち合わせていない。

TBS
放射線が高い地域に非難された方の健康管理について政府としてはどのように行動されていくのか?

細野
そういった方々がいるとすれば、当然、政府として様々な対応が必要だと思うが、様々なケース、状況の中で放射線の懸念を持っている方はいる。幅広い皆さんのニーズに応えていく必要があると考えている。

TBS
SPEEDI は以前、パニックを起こさないために公表しないのが実態ではないかと細野補佐官は言っていたが、枝野官房長官は、SPEEDI の公開判断は政府中枢判断ではないといっている。だとすれば誰の判断で公開されなかったのかとお考えか?

細野
あのぉ、SPEEDI がシミュレーションしていること自体、私は知らなかった。おそらく官房長官もご存じないと言うことで言われたのだと思う。あのぉ、SPEEDI があのぉ、本来目的としているシミュレーションのあり方ではなかった、現実出来ではないシミュレーションをしていたりなど、総合的に考えて出すべきではないという判断をそれぞれの所でしたんだろうと思う。

統一的にどのような意思決定がなされたかは私は知らない。

# つまり、責任の所在は存在しないんだと。まずい質問に あのぉ というのは細野補佐官の口癖。

TBS
細野補佐官は、事故直後から SPEEDI の情報は公開すべきだったとお考えか?

細野
あのぉ、公開すべきだったと思う。初期の段階から SPEEDI をしっかりまわしてどういう状況だったか知りたいと申し上げて来た。そういった意味では公開の仕方を含めてしっかり検証が必要だと思う。


フリー 上杉隆
グリーンピースが記者会見をして海外2カ所の研究所が海産物の汚染状況について発表した。何れも基準値を大きく超えており、どれを摂取しても健康に被害が及ぶという内容だった。月曜日の会見で細野補佐官は、グリーンピースの値も参考にすると言っていた。今日で立ち点での感想、見解、グリーンピースが行った5項目の要請のうち、即時、海産物の漁獲、加工、水産物の流通中止をうたっているが、政府にはそのような考えはあるのか?をお聞きしたい。

細野
上杉の書いたデータは私もよく拝見しており、どういったデータが出ているのか注目をしていた。水産庁にどういった調査をしているのか、先日の質問では十分に答えられなかったが、水産庁に確認したところ、かなり頻繁に調査しておりそのデータは水産庁のHPでも公開しているという事だった。

公開されているデータではあるが、必要があればまた説明する。魚の調査に関しては、最終的に水産庁、文科省という事になるが、骨は調査対象にしていない。

# 日本語がむちゃくちゃ。水産庁はストロンチウムやセシウムが沈着する骨に関しては指摘があっても検査しようとしない。骨に放射性物質が大量に含まれていても身の部分のみに少なければ問題はないというその神経が理解出来ない。また。政府はグリーンピースに対して、具体的な検査手法を強く要請していたようだ。食品に関する規制値を引上げ、それでも問題が生じれば検査方法でごまかす、それでもだめなら基準値を引上げる。これまでの政府の姿勢は何も変わっていない。関東は野菜だけでなく、魚介類から相当内部被爆をしていると考えられる。

骨ごと食べる魚もあるので、骨をとって何らかの危険な物質が含まれていないは調べるべきだろうと思っており、そのことは申し上げている。

# この問題は江川さんなどから随分前から指摘されている。時間がかかるからやりませんという問題なのか???
骨まで取ると時間がかかるので全ての魚で行うのは無理かも知れないが、そういった記録も皆さんにお示しできる状況まで出来るだけ持って行きたい思っている。即時中止に関しては、もちろん危険なものを流通させる訳にはいかないが、一方で日本人は魚を食べるという強い習慣があるので安全なものは供給すべきだと思う。日本全体で魚の供給を中止する事は出来ない。

# グリーンピースの警告を日本全体の漁業問題に差し替える細野。とにかく、政府は魚をはじめとする水産物の調査には消極的だ。漁業組合からもかなりの反発の声が出ており、こちらを尊重する姿勢を取っている。
上杉隆
即時停止の部分は該当して汚染基準を超えた魚と、その漁場に対するものだ。同時に即時停止にした上で日本の漁業は守らないといけない訳だが、賠償の責務において東電に対し全額補償を政府に求めているが政府の見解は?

細野
危険なものを流通させないという趣旨であれば国の責任として当然だ。後はどうやってモニタリングをするのか、どういったチェック体制があるのかについては再検証していい方向へ持って行きたいと考えている。

# どうやってモニタリング結果の数値を低くするかの間違いじゃないのか?

パス


フジテレビ
注水停止の判断について所長は意図的に隠すという判断があったのか?所長は謝罪しているのか?それとも適切な判断だったと考えているか? 自民党の谷垣さんは何が事実か分からない。開いた口がふさがらないといっているが、今回の発表が本当に事実なのか、よりクリアにするために所長のヒアリングの中身とか詳細な調査資料を公表する考えはあるのか?

# 自民党 谷垣総裁を引き出すフジテレビに対して開いた口がふさがらないよ。海水停止の判断が招いた人災だ。海水停止によってこのような事態になった。問責だど豪語していた谷垣は、結局、海水停止はしていない事が明らかになったのに発言の訂正すらしていない。本当にみっともない。自分の問題は棚に上げ、ろくな知見を持たずに結論を出すこの醜態は、本当に見るに堪えない。とにかく脱原発を阻止、総理の椅子がほしいだけの自民党があらわになっている。完全に国民不在の政治だ。
一号機の炉心溶融の解析結果が出ているが、今回の所長の判断で海水注入が継続されたことによいり、解析結果に影響があるのか?あるとすればどういう項目が変わるのか?

福島の研究者が福島の通学路を調査したところ、20mSv を超える場所が確認されたことで、保護者の間で不安が広がっているが、避難対象となっていない場所でも高い線量の場所があることは政府把握しているのか?通学路、公園に対して除線をする考えはあるのかお聞きしたい。

東電
吉田所長が5月4日と25日に本社から伺った調査に対して自ら海水注入に対して停止の予定結果があるがその後も継続していたという事を自ら話した。その際、どういった謝罪があるのか、そういったところは伺っていない。

今回の件に関しては所長自らが話した。今回の調査結果、何をどう聞いてきたかについての公表については私には判断できない。一度、持ち帰らせて頂きたいと思う。一号機の解析結果の影響は、19時25分から55分間の海水注入されているという事については、解析ややり直す必要があるが、それ以前の段階で既に炉心溶融を起こしている。

前の段階に関しては解析結果に影響はないと考えている。それ以外の炉心冷却に関してどの程度、影響があったのかについては確認する必要があると思っている。

文科省
通学路については承知していないが、局所的に高い線量が発見される場所はいくつかある。例えば、木の下、雨戸の下など雨が集まって換装したような所は局所的に高い所があるという事については先日の原子力研究機構の工程での測定でもあるという事は承知している。

今後、原子力安全委員会の方からも学校の周辺などで少し具体的に調査対象を広げてみてはどうかという事もあり、検討してみたいと思う。ただ、町全体、通学路全体が高いと言うことではないと思う。局所的だと思うが実測値を見ながらどういった形で取り除くことが出来るか、測定の後で考えていかなければならない問題だと思う。


朝日新聞
省略

海水問題だが、一切の権限は所長にあるものと理解していたが、なぜ、いちいち総理にお伺いを立てないといけないのか?本店に確認する必要があったのか?海水を注水することで臨界は起きることはないのに、レベルの低い議論が官邸で行われていたということになるが、なぜ、東電は官邸を押し返すことが出来なかったのか?

官邸はなぜ、そんなレベルの低い議論をしているのか理解に苦しむ。その点についてお聞きしたい。

# 当所、細野は海水注入の遅れは東電が廃炉になることを恐れたのではないか。
# 電力を安定供給しなければならない事業者としては理解出来ると答えている。
# 人命よりも、原子炉を廃炉にする事を議論していたのではないか?
# 臨界議論は口裏合わせではないのかという疑惑が・・・

東電
アクシデントマネジメントの遂行だが、放射能を外部に放出するベントを除くと、海水注入は発電所長の権限で行える事になっている。緊急時対策本部と言うことでいろいろな連絡や、はじめて経験する事態なので多角的な検討が必要であろうというふうに思っている。そういう事で緊急時対策本部に相談させて頂きながら対策にあたっていた。

当社の艦艇派遣者からこういった議論を持ち込めなかったかに関しては、臨界の可能性は海水を注入する以上、特に問題はないという判断もあるが、一方では塩素による腐食や蓄積する塩の問題といろんな問題があるのでいったんは確認して対応すべきだろうと判断した。

細野
6時からの打ち合わせのことを言っていると思うが、その時は1時間ほどは水が入らないと言うことを前提としていたので、より安全な海水の入れ方という議論は、等序の限られた情報の中では私はおかしなことではないと思う。

最終的に事実関係の経緯が変わったので再度、核にする必要があるが、現実的にホウ酸を入れている。20時45分にホウ酸を投入している。これは、万が一にも臨界の危険性がないという事で公表している訳だ。そういった議論はおかしくないと想う

朝日新聞
臨界にならないことは明らかなのにこの点について多角的検証が必要なのか?

東電
臨界にならないことは淡水を注入する段階から分かっていたが、念のためホウ酸水の準備も進めていたのは事実。また、塩素が入ってくるため悪影があるのかないのか、塩の蓄積もするので、一度、もう一度検討しようというのは本店サイドの結果だ。


省略


江川紹子
ベント以外は所長の権限なのに、いつから、海水注入とベントは政府の判断になったのか?マニュアルでは現場の所長の権限なのにいつから海水注入とベントは政府の判断になったのか明確に答えてほしい。

竹黒フェローは海水が入れられる準備が出来ているという報告は、本当に政府のほうになかったのか?先ほどの東電の資料を見ると官邸では海水注入を入れる判断は首相の判断が得られていないという事をいっている。

これを素直に読めば、海水を入れる準備は出来ているが、まだ待てと言われたか、或いは海水注入をする場合は首相が判断をするので待っていろと言われたまま報告できずに放置されていたか、の二つ以外にしか考えられない。そこの所はどうだったのか。

さっきから検証という話しがあるが、事故調査委員会の委員長が発表になったが、それ以外のメンバーに在野の原子力の専門家、つまり、これまで政府の専門家になったことのない人を起用する考えはあるのか?或いは事務局が重要だと思うが、一部、警察官を使うという話しも報じられているが、事務局はどうするのか?在野をいれるのか?

# 東電は顧問に警察OBを雇っている。具体的な仕事、勤務実態は個人契約の問題で教えられないという。


モニタリングのところで浪江の No83 のところでずっと突出して高い値が検出されているが、これについての原因分析について周辺への広がりへの影響を食い止めるための方策は何か考えているのか?この83番は二つの機関が調べているが、5マイクロSv/h の差がある。同じ地点なのに、なぜこのような大きな差が出てくるのかと言うことをお聞きしたい。

保証の問題について
今まで支払ったものなど、処理状況について教えてくれ。後どれぐらい時間がかかるのかと言うことも教えて頂きたい。先日質問した顧問の仕事内容について教えてくれ。

東電
所長の権限についてだが、その都度、誰の権限かを決めている訳ではない。今回の緊急時対策としては発電所側と本店側は24時間会議で各位操作、どういったことが行われたかについては全て情報を共有して対応にあたっていた。

その際に、今回のケースで申し上げると官邸の派遣者から官邸から海水注入の了解が得られていないという状況が伝えられたため、本店本部と発電所の方で協議をした結果、いったん注水を停止しようと協議の上決めたという事だ。

江川
私が伺ったのはそうではなく、海水注入が首相判断になったのは何時だと聞いている。

東電
首相の判断が必要になったのかと言うことではなくて、官邸に派遣していたものからそういった連絡が入ったため、本店本部と現場で協議したという事である。

# まるで質問に答えない。廃炉(海水注入)を恐れたのは官邸だと言うことになる。
江川
官邸がまだ駄目だと言っているということじゃないのか?

東電
直接、官邸の方から駄目、よし、という話しではない。官邸の派遣者から状況がこういう事だと感じ取ったと言うことである。

江川
官邸がゴーを出さなければ、東電として海水注入が出来ないという判断をしたのは東電独自の判断か、それともこういった問題は政府側が我々で判断するといったのかどっちか?

東電
東電側で判断して海水注入停止を決めた。

細野
当時官邸には竹黒フェローがいた。官邸では隣に竹黒フェローがいたのでこのルートを通じて状況を把握する事を前提に様々な情報を得ていた。18時からの会合では1時間30分ぐらいは海水が入らないと把握していた。

19時40分にはいよいよ海水を入れようとなった時には、入れられる状態になったんだろうと思う。時系列に並べるとなんで、こういう判断になったのかと思われるカモ知れないが官邸が得ている情報と現場の状況と格差があったことは是非申し上げておく。

江川
細野補佐官自身は、海水注入を開始する判断は官邸側にあったと認識していたのか?

細野
官邸がゴーサインを出すか、どちらかという事ではなく、当時はいらないという状況だと考えていたので19時40分の地点でそれに向けて動き出したという理解だ。

江川
じゃなくて、海水注入に対しては官邸が判断すべきだったのかという事を聞いている。

細野
そういったあたりは検証しっかりしてもらえばいい。こういう場面においては現場でいろんな判断があり得る訳なのでそれをどうサポートするべきだったかは問われるべきだと思う。

# ほんとうに酷い。まるで質問に答える気がない。このやり取りは官邸が海水注入を躊躇したようにしか見えない。
江川
そうではなくて細野の認識を聞いている。

細野
現場の判断、情報の流れ、政府の判断が適切だったは厳しく問われればいい。それを検証対象にして国民に評価を頂く事だと思う。

# 細野は一度、この答弁をビデオで見た方がいい。国民が見て決めることだって。原子力村の住人は、人命よりも原発廃炉の心配をしていたと言うことだ。人としてあり得ない。
江川
私が聞いているのは、事故が起きた段階で細野補佐官は海水注入は官邸で判断すべき事だと認識していたのかと聞いている。

# イエスかノーで答えない。
細野
今申し上げたとおりだ。千石副官房長官は事故調査委員会は事務局長に検察側のしかるべき人にお願いしたいと述べているのでそうなると思う。検察官になってもらい厳しく調査してもらえばいい。出来るだけ早く国民に見て頂く事に越したことはない。

全面的な政府の帯背を作っていくために私も準備をしっかりしていきたい。

# 結果的に原発推進を主張する畑村が中心に委員構成を決めた。在野の原子力専門家もおいていない。準備でなく責任逃れのいい訳を考えるって事じゃないのか。

文科省
83番の並榎町だ。なぜこの地点だけ高いのかは、北西方法へ流れ雨や雪で落ちてしまった核物質が高い線量を出しているのだと思う。グラフを見ても分かるように、32番など先の方向をみると3月15日、16日あたりが一番高く、後が減衰傾向で示されている。

この辺の多くは(半減期の短い)ヨウ素だったのではないかと見ている。後、83の地点についてはモニタリングは複数の機関で測っており、確かに同じ日に測ってもバラツキがある。もしかすると計測値のちょっとした違いでスポット的な差があるのではないか。

この点は、原子力安全委員会からも指摘を受けており、計測する機関によって違うのか、スポット的な場所の問題なのかは検証していきたい。

東電
仮払いの件数について。昨日、5月25日の段階で申し込み56000件に対して41000人にお支払いした。顧問の件は、本人の過去の職歴、経験に基づき当社の業務上必要なアドバイスをお願いしているという状況だ。

建設関係面、セキュリティ面など。出社頻度については必要となる出社頻度でお願いしている。従って、毎日出社の方もいれば、そうでない方もいるとうのが現状。

# 必要なアドバイスは、官僚、国会議員に対する口利きアドバイスだろう。頑として業務実態を明かそうとしない。
江川
私が伺ったのは仮払いではない。漁協、農協などの申し込みについてだ。

東電
確認させてくれ。


ブルームバーグニュース

省略

4月12日に事故後の放射能放出総量を公表していて、今後もこういったものを公表していくという話しだったが、1ヶ月たってなぜ公表されていないのか?専門家によれば内部的な数値は絶対にあるはずだと言うことなので、大気中、海洋に放出された放射性物質の総量についてお聞きしたい。

省略

NRCの委員が先日の上院での公聴会の中で、福島第一の炉心溶融の説明を一号機が55%、二号機が30%、三号機35% と随分古いデータを使っていた。この辺は NRC との情報共有はどうなっているのか細野に伺いたい。

また、その公聴会の中で 6~9月で冷温停止できる可能性は60%~70%と述べているが、東電はどう考えるか?工程表の見直しを見直す必要はないのか?

細野
今回の訂正を巡って何らかの工程表の訂正が必要かは保安院、東電がする事だと思う。難しい問題を乗り越えるときに現場をしっかり把握し、精神的にも厳しいところを乗り越えるリーダーはなかなか得難いものではないかという事で吉田所長は必要だと申し上げた。

放出された放射能については更新したいと考えている。情報が十分ではないし整理出来ていない状況なのでいつかと言うことは明確にできないがしかるべきタイミングで皆さんにお知らせする。

NRCの委員についてだが事実を確認していないのでコメントは差し控える。NRCには日々新しい情報を提供しているので日本に来ているNRCのメンバーは最新の情報に常に触れていると言うことは私から明確に申し上げることが出来る。

6~9ヶ月の収束達成率が60~70%という具体的な数値でアメリカから示されたという事は関心を持って見ている。私としては実現出来るように最大限の努力をしている。リスクを少なく様々な対応策を用意するなかで達成していきたい。

省略

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