共同会見 - 原発現状とモニタリングポスト共同会見(3回目)-原発現状とモニタリングポスト
録画 - IWJ
http://www.ustream.tv/discovery/recorded/all?q=iwakamiyasumi+04%2F28%2F
議事録ではなく要約していますが、会見の内容の一部です。音声が聞き取れない所もありました。
どのようなやり取りが行われているかわかると思います。
配付資料 - IWJ
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11042809-j.html
- 「福島第一原子力発電所の状況」
- 「飛散防止剤の散布計画・実績図」
- 「飛散防止剤の確認試験について」
- 「第二原発の原子炉施設保安規定の変更許可申請について」
- 「第一原発 プラント関連パラメータ(水位・圧力・温度などのデータ)」
- 「第一第二原発モニタリング結果」
- 「各発電所の環境モニタリング結果」
- 「第一原発1〜6号機の状況」
- 「茨城県におけるモニタリング状況」
- 「環境放射能水準調査結果(都道府県別)」
- 「全国大学等の協力による空間放射線量測定結果」
- 「環境放射能水準調査結果(定時降下物)」
- 「第一原発の20Km以遠のモニタリング結果」
- 「ダストサンプリング、環境試料及び土壌モニタリング結果」
- 「環境放射能水準調査結果(上水(蛇口)」
- 「第一原発の20Km以遠の積算線量結果」
- 「環境モニタリング結果の評価について」
- 「第一原発周辺の海域モニタリング結果」
- 「地震被害情報(第119報)」
リンク
東日本大震災関連情報 - 放射線についての調査結果等
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/index.htm
3回目の共同会見。昨日と同じく、フリージャーナリストが 20mSv/年に関する問題に触れると、大手メディアの記者が技術的な質問に戻す、という質疑の流れ。ものすごく不自然。ライブで見ている人も同じ印象を持った人が多い。
細野民主党議員(事務局長)
作業員の被爆を抑えるために3タイプのロボットを導入する。
- 遠隔操作可能な無人化重機
- 環境モニタリングを行う屋内用小型ロボット
- 注水を行うコンクリートポンプ車の遠隔操作化
アメリカのアイロボット社のロボットを使用して屋内線量のモニタリング作業を行っている。
アメリカの軍事ロボット タロンを導入する。
# コンクリートポンプ車は、使用済み燃料プールに水を注視するために使用されている
# 民間の建設用(アームが長い)ポンプ車の事を指す。
# ちなみに日本にも原子力災害を想定したロボットが存在したが、小泉政権下で廃棄されている。
コンクリートポンプ車の遠隔操作を可能にするため 三菱重工、三菱ふそう、東芝などが改造を行っている最中だ。作業員の被爆リスクを下げるため、早期にこれら作業の無人化を目指す。5月移行、順次搬入、運用を予定している。アメリカ製のロボット操作は日本人が習得して、日本人が作業にあたる。
東電 ロボットの活用について
# ロボットがどのような機能を持っているか説明。赤外線・ガンマカメラ等、GPS、うんぬん。
東電 環境モニタリングについて
施設内のダストモニタリング、福島第一、第二、ともに大きな変化はなし。海水モニタリング、前日と大きな値の変化はない。沖合は昨日のデータはないので比較なし。
文科省
都道府県毎の環境モニタリング調査の結果と福島県のモニタリング結果をさらっと説明。今までと大きな変化なし。原子力安全委員会は評価済み。
原子力安全委員会 環境モニタリングの評価 18:59~
4/27の評価 空間線量とくに変化なし。モニタリングカーによる空間線量は特に大きな変化なし。
その他、環境モニタリング結果に特に大きな変化はなし。
東電 各プラントの状況について
福島第一原発の状況について。タービン建屋のたまり水、移送中。燃料プール注水状況、圧力容器注水状況、瓦礫の撤去状況等の説明。
放射性物質の海への流出のモニタリング、樹脂散布の確認試験と実施状況の報告。樹脂散布による特に大きな影響については特に認められていない。
# 取水口付近は相変わらず高い放射能レベルで海洋生物への影響、魚から人体への健康被害が
# 懸念される。いったい、どう責任をとるつもりなのか。環境復帰、保全、調査のための賠償も
# 今後、求めていく必要がある。
質疑
テレビ朝日 35:00~
一号機注水 流量、水位等確認出来たことを教えてくれ。
国産ロボットの導入時期とロボットが行う仕事、保安員の評価について。
東電
一号機注水についてはパラメータを確認している最中で検討中。(今日の5時までに決定する)。ロボットは千葉工業大学等で開発されたロボット(くいんす?)の性能、操作等、動作確認中。投入時期については未定。用途は環境モニタリング、放射線量を量る目的で使用する。
保安員
注水量について値を確認、協議しながら決めていく。ロボットについて積極的に使ってもらいたい。ロボットで得られた情報を公表してもらいたい。
テレビ朝日
国産ロボットを使う理由について
東電
国産が遅くなった訳ではなく、東電が評価、訓練が終わったものから導入した。
江川昭子 フリージャーナリスト 39:00~
配付資料 「第二原発の原子炉施設保安規定の変更許可申請について」 、これは今後、福島第二原発を稼働していくことを前提に作られた変更許可申請なのか?
東電
ちがう。今後、福島第二原発が津波などによる安全性を確保するために必要な変更申請。
江川昭子
再会が前提のものではないと?
東電
その通り。
読売新聞
コンクリートポンプ車のリモート操作について。9台あるうち3台だけが無人化とうのはなぜか?非常に高い3号機付近で使用した場合、作業員の被曝量がどの程度軽減されると考えているか?4号機プールの水漏れについて。
東電
3号機は2号機同様、屋内からの注水が可能になるため、コンクリートポンプ車はこの先必要なくなると考えている。コンクリートポンプ車は1号機と4号機のみとなるため、先ず3台を無人化。コンクリートポンプ車へ作業員が向かう必要がなくなるため、被曝量は1/10になると見込まれる。
水を満水にしてから1日で 35cm 低下。100度で水が沸騰した場合、計算上 50cm低下すると考えられるため、プールに穴が開いているとは考えていない。今後も経緯を注視していく。
# プールは水を循環させることで温度は蒸発する値まで上昇しないが、現状は蒸発しては
# 水を注水の繰り返しであり、水蒸気となって放射能が大気中に放出されている危機的な
# 状況が続いているという事を強く認識する必要がある。
どこぞの記者 44:00~
タロンやその他ロボットの導入時期を教えろ。組み合わせて作業するのか云々。
くだらない質問なので省略。樹脂散布の効果について、具体的な数値は出ているのか?
東電
樹脂散布の効果は出ている。具体的な数値はなにもない。
読売新聞 46:00~
1号機の格納容器の注水量の決定、判断基準について明確なものはあるのか?水量、水位はその後、変化があるのか?
東電
注水により急激に温度が下がっているので効果はあると考えている。注水の基準はドライの圧力により判断している。具体的には注水によって、ドライの圧力を大気圧以下ならないように判断している。(配付資料の数値参照)空気(酸素)が入る事による水素爆発のリスクを避けるためだ。
ドライ圧力が低下すれば、注水量を減らすという具合に判断している。水位変化を知るパラメーターの兆候は今のところない。
フリージャーナリスト まさの(女性) 48:00~
36号塔からの海水中の放射性物質検出について。セシウムとヨウ素以外の評価、4/1段階で再評価するといっていたが、未だに出ていない。何時出るのか?何が問題でまだ出ていないのか?また、セシウムとヨウ素以外の放射性物質が検出される事によって何がわかるのか?
それによって溶融温度などが具体的にわかるのか?また、保安員は時間がかかっていることについて何か注意(指導)しているのかどうか?
# ライブでも言われていたけど、ほんとに大手メディアの記者はいらない。
# 大手メディア以外を閉め出そうとしたけどフリージャーナリストだけにしてほしいよ。
# 国会中継、大手メディアは放射能レベルの具体的数値を報道しようとしない。
東電
2度ほど海水への放射能放出計算ミス(メディアでも報道された)をしている事もあり、慎重に薦めている。まもなく再分析の結果を公表する。バリウム等、核分裂成分は検出されないものと見ている。
保安員
折に触れてなるべく早く出すように指導している。
どこぞの記者 51:00~
4号機の使用済み燃料プールの低下について。先ほどの1日で 35cm低下による水漏れなしは予測だが、実際に水漏れが起きている起きていないかの結論が出せるのはいつか。
東電
予測値と実績値の差がないので漏洩はないと考えている。漏洩が全くないかというのは言い切れないが、建屋に入って目視かプール下の空間を確認しなければ断定できない。
根拠となった具体的なサンプル値は?
東電
20時間の経緯を観察。水が100℃と仮定して 50mm(50cmの間違い)下がる計算結果と比較した。
TBS
1号機の注水について。朝10時から24時間まで注水していたということだったが?
東電
ずっと注水しっぱなしだった訳ではなく、値を上げたり下げたりするか判断する。定期的に判断して注水している。
読売 56:00~
サブドレインの水の汚染について。ヨウ素131の数値がずっと上がり傾向にある理由について教えてくれ。
東電
タービンタ建家の高濃度汚染水が流れ込んでいるのではなく、地下水の水位の量が変化している。地下水の状況に応じて変化しているものと思われる。
# 意味がわからない。
どういう意味?
東電
地下水の水位があがったり下がったりする、薄いがサブトレインのほうに落ちたものをサブトレインの方にしみこんでくるなど考えられる。確かにサブドレインにたまった水は4日連続で数値が上がっているが、しばらく推移を見守る必要がある。
# いみがわからん・・・ タービン建屋の高濃度汚染水が地下水に漏れ出ているのではない。
# 地下水の変化により濃度が変化していると言いたいらしい。
毎日 58:00~
ロボット操作システムについて。アメリカが開発して東電が保有。正確な情報を教えてくれ。格納容器の注水判断について分かり難い。もう一度説明してくれ。
# どうでもいい質問と、同じ質問の繰り返し。十分わかったよ。
# あなた頭が悪いのか、わざとやってるのか。省略
保安員
慎重に注水作業を行う必要があるが、これによりスケジュールに影響があるとは考えていない。
毎日
アメリカ製ロボットがなぜチーム日本なのか?
# どうでもいい、くだらない質問を繰り返す毎日記者。
チーム日本のシールをロボットに貼っていますよね。
# 食い下がる記者。 チーム日本について何度も食らいつく。書くことないんだろうな。
・
バカらしいので省略
・
東京新聞 1:05:00~
4号機について。測定値35cm、漏れはないという予測について。80℃で35cm、100℃で50cm が比例するという考えていいか?
東電
その通りです。
# くだらない質問
読売新聞
タロンの大きさと台数について。
東電
タロンのスペック説明。(大きさ、重さ、速度)。3台用意。
チーム日本のトラックについて
トラックは放射能を遮蔽する能力を持っているか。
東電
イエス。
読売新聞
タロンと国産ロボットの役割の違いについて押してくれ。
東電
タロンとクインスは敷地内放射能測定で瓦礫等の悪路につよい。もう一つの種類は腕があり、作業が出来る。
読売新聞
車輪の数について教えてくれ。
# 本当にくだらない質問を繰り返して時間をつぶす大手メディア
朝日新聞
4号機のプール水漏れ、保安員の見解について
保安員
現時点では見解は同じ。
読売新聞
プールの発熱量と蒸発量について、不確実性は解消されたか?
省略
# 読売、同じ質問の繰り返し。言葉悪いが頭が悪そう。他に効くことがあるだろうに・・
# 読売の記者、プールに執着。何度も同じ質問。イライラする。時間の無駄。
どこぞの記者 1:15:00~
1号機の注水作業について。格納容器の圧力が下がり続ける事象と格納容器の漏れは関連があるのか?
東電
その可能性はある。 我々が気にしているのは、原子炉建屋からタービン建屋の方へ抜けていく事。今のところ、それはなさそう。あっても微量。
落ち着いた水準にない事は、漏れの可能性があるとはいえないのか?
東電
一定の割合で下がり続けている訳ではない。今の段階で結論は出せない。圧力の低下から漏れがあるとは判断できない。
ロボットに対する機能についてどういう要望(注文)を出しているか?腕があった方がいいとか。
東電
現場での悪路の走破性など基本的な性能は目的に合致している。
読売新聞(女性記者) 1:19:00~ またかよ。
3号機のトレンチの水位について。3日6cmあがっている。1m きったら移送を考えるという話があったが、3号機はどれぐらいの水位になった移送をはじめるのか?
東電
まだ余裕があるので、今は2号機を優先している。
NHK
海域モニタリングの結果について
「第一原発周辺の海域モニタリング結果」
10番 と S4 の値の変化についての見解を聞かせてくれ。
安全管理委員
北から南の方へ動いている。南側、東側へ拡散しているとみている。
NHK
中層、表層にも出ている、これはどういう意味があるのか
安全管理委員
表層だけなく、中層へ移動している。中層から海底へ行くと思われる。注視する必要がある。
NHK
福島の沿岸から茨城の沿岸に動いていくのか、どのような予想を立てているか。
安全委員会
指摘のように福島の沿岸から茨城の沿岸へ移っていくと見ている。
NHK
水温の変化は影響があるのか?
安全委員会
正確には言えないが、若干の影響があると考えている。
安全委員会
クインス(国産ロボット)の投入が遅れている要因は何?後、投入時期の目処は?
東電
故障が起こった際に回収が難しいので、この点の改造に時間がかかっている。完成後、試運転してからの現場投入になる。
読売
クインスについて。1台しかないというのは障害になるのか?大学にもっと作れないか要望しているのか?
東電
クインスは1台ではない。数台ある。操作訓練を行っているのは1台であるということ。
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ここからはその他の事項に関する質疑。国民にはこっちが本題。
フリーランス 江川紹子 1:28:00~
浜岡原発が7月を目処に稼働するというニュースについて。安全委員の評価を待たずに運転再開をプレスするという事についてどう思うか?また、評価についで何時、どのような形で行うのか具体的に教えてくれ。
保安委員
緊急の安全対策として、津波により電源が失われ冷却機能が消失した時に、冷却ができる状態に持ち込めるかどうかという点について評価する。
- 非常用ディーゼル電源が2台あるか。
- 電源系統全体が落ちるようになっていないかどうか
# この点は知事が激怒のニュース。
# 中部電力は住民の理解が得られない限り運転しないと表明し、謝罪した。
フリーランス 江川紹子
検証も終わっていないのに運転を表明したことについてどう思うか?
保安員
事業者としての希望としてプレスしたのだろう。
フリーランス 江川紹子
決算会見で発表したと報じられている。検証も終わっていないのに運転を表明したことについて問題だと思わないのか?
保安員
中部電力もわかっている。保安員がいいよというまで運転できないことはわかっているので
特に問題はないと考える。
# とても指導する側にある立場の発言とは思えない・・・・
フリーランス 江川紹子
確認は、津波に関する問題についてだけですか?地震については?
保安員
もちろん、地震も。
フリーランス 江川紹子
安全基準 20mSv/年 について。
先日の説明では、専門家2名 保安委員5名 の7名で専門家の助言により 20mSv/年 に決めたという事だが、本間委員は 20mSv/年は適切でない助言したといっている。(成田委員とは話は出来なかった)
メーカーのほうで核戦争防止会議で福島の子供たちの許容線量が高すぎると指摘されたが、校庭の処理についてアドバイスするつもりはないか?
安全委員会
20mSv/年については、それから下げるための出発点として低減したのであって、下げる努力が必要であって下がらないというのであれば、状況を把握してアクションを取ることを考える。
学校に線量計を1台配布して教職員に被爆状況を把握させる。2週間に一度の限度でモニタリング結果の提出させる事を考えている。この値をもとに文科省が対応することを期待している。
# いったい何がしたいのか、何がいいたのか全く理解出来ない
フリーランス 江川紹子
本間は校庭の土壌について表土の処理による低減をいっているが、文科省として指導する事は考えていないのか?
文科省
大臣が答えているように、暫定基準ということで、学校再開への判断。まず、学校へ通わせながら1学期の間、モニタリングの状況をみて安全基準値の見直しを考える事もあるかもしれない。土壌の問題については、市の独自の判断で行われた。
1時間に3.8マイクロSv以内であれば校庭の活動問題ない。手洗い、うがいをして屋内に上がるさいに土を落とせば今のままで十分だと考えている。
# そんなことを強いるのか・・・ 住めないよ。
# 1時間 3.8マイクロSv を1年で計算すると 約 33.3mSv となり、20mSv/年を超えてしまう。
# 彼らの言い分は、屋外にずっといる訳ではないから20mSv/年を大幅に下回るということ。
# 年中、校庭にいるわけではないので気をつければ大丈夫という事だろうが、
# はっきり言って人が生活できるレベルではないのになぜ、避難地域にしないのか。
# 音声が消えてしまい何をいっているのかわからない。
http://www.ustream.tv/recorded/14327354
フリーランス 木野
昨日の話では7人が肯定して20mSv/年に決めたという話だったが、一人の専門家は否定していたという話のようだが、どのように考えているのか?
文科省
そういう意見はあったが、最終的に 20mSv/年スタートでやって行くと決めた。
フリーランス 木野
昨日の回答はあっていない(うそ)ということになるが、文科省はしっていたのか。
どのような判断で 20mSv/年と決めたのか?
文科省
原子力安全委員会の中で決められたことなので私は知らない。
ICRPの2007年勧告について
http://www.ustream.tv/recorded/14327395
元になったICRPの2007年勧告の内容についての質問。
# 次の共同会見でも中心的な話題になる。
軽水炉の事故後、1999 の二次予算で対放射線に優れた遠隔操作可能なロボットの開発を始めた。
なんで開発が終わったのか?
# ちなみにロボット開発を必要ないと終わらせたのは小泉政権(自民党)。
保安員
今は試作の段階に至っている。使える状況にない。
フリーランス
5年間で500mSvで大丈夫という説明だったが、18才から9年間、長浜原発で働いて被曝量50mSvで労災認定を受けた。それを知った上で大丈夫だといったのか?
被爆の放射線量について20mSvの放射線量を下げる努力をするというのは土壌の事をさしているが、どうして人が移動する事を検討しないのか?
易学調査の結果から 20mSv とういう値が健康にどのような影響を与えるか知っているか?
東電
労災認定の際に250mSv未満でも労災認定を受けている人がいることは知っている。事故時の緊急時の値として200mSvとした。そうしないと働けない。(作業出来ない)
フリーランス
50mSv で白血病で亡くなっている。250mSv まで殺人的な値に引上げて作業を強いるという破局的な状況、殺人的な状況を強いているとう認識があるのか?全く感じられないのだが。
東電
申し訳ないと思っている。でも基準値をあげないと作業出来ない。
# 淡々と話す。
# しかも、政府は白血病になった場合の対策として作業員の自己造血幹細胞を否定してる。
# 人命軽視も甚だしい。
フリーランス
福島の学校利用判断 20mSv/年について、20mSv/年 が与える影響について厚生労働省が持っている過去20年間の疫学調査の結果を知っていて決めたのか。また、ホームページでこの情報を公表するように保安員から指導して頂けないか?
文科省
易学調査というのは、以前、科学技術庁が平成2年度から、という点を引用したものでしょうか?
フリーランス
そうです。
ということは、そのことを知らずに今の値を出しているのか?
文科省
確認します。
安全委員会
学校の運用、全体を考えて 20mSv/年 を持ってきたのだと思う。
# まったく議事録を一切残していないから、
# どのような経緯で 20mSv/年で決まったのかわからない。ふざけている。
# しかし、このフリーランスの女性、よく勉強している。頼もしい。大手メディアは見習え。
http://www.ustream.tv/recorded/14327823
フジテレビ
5,6号機近くに湧き水があって建屋にはいってたまっている。綺麗な水なので海に捨ててもよいかという要望に対して統合対策本部は許可していない。その事実関係について。その湧き水が現場の妨げになっていると考えられるが、認めない理由について教えてくれ。
現場との連携がとれていないように見えるが、その事についてどう考えるか。
東電
サブドレインの水は放射能を含んでいる。そのままの形で捨てるというのは難しい。すり合わせをよくおこなって互いが納得した上で作業を進める必要があると考えている。
細野
現場からこの水の問題で苦労していることは知っている。現場の意見と異なる事はあるが、現場の声はしっかり受け止め、徹底的に議論して決める。
フジテレビ
吉田所長は、同じ津波がきたら致命的なことになる。早急に防波堤が必要だという。防波堤の資材も調達していると聞いているが、事実関係について教えてくれ。
東電
被害を拡大する事がないように近々の課題として進めている。工事とスピードいう面で土嚢を積むと言うことで進めている。
土嚢を選択したのは政府の指示か?
細野
防波堤を作るには相当な時間がかかる。大きな津波が来ても作業が続けられるように考えた結果がこれだ。
# 土嚢で同じ津波が防げると本気で考えているのか???
共同通信
定期点検中の長浜原発について、中部電力が7月に稼働させるという発表があったが、どう考えているか?
細野
それを判断するのは保安員だ。
# なにいってんだ。このおっさん。この状況下では決めるのは地域住民だろ。
ニコニコ動画
環境モニタリングについて。資料の意味が一般人に伝わらない。最低限、個々のモニタリングの活用について説明をつけてくれないか
# これは次の共同会見でモニタリング結果の意味に関する説明があった。
全体と個々の資料の関係がいつもわからない。
細野
検討します。
フリーランス 木野
情報公開のあり方について。4月の頭に汚染水の放出について東電に質問書を出しているがまだ返事がない。細野は記者から質問状が来ていることは知っているのか?
細野
しらないが海への放出は世界の注目が高く、そういう質問があり得ると言うことは当然だ。
フリーランス 木野
放水の経緯について情報を開示する事は考えていないのか
細野
考えてみる。
フリーランス 木野
個人の線量計をふくめて、どの会社にどの程度発注していつ頃納品予定かという質問に対し、会社名は出せないという話だった。どの会社にというのはどこが決定しているのか。
細野
民間同士の契約なので公開は難しいが、非常事態なので公開はありうると考える。
フリーランス 江川紹子
今回は想定外の地震によりという言葉をいっているが、専門家が指摘している事が明らかになっているのに、それでも想定外だというのか?
保安員
地震、津波にしては想定外だと思っている。挽回する手立てを用意するのは別の判断だ。
# 自分たちが思わない限りは周囲がいくら警告しても想定外って事か。すばらしい理論だ。
フリーランス 江川紹子
別の手立てを用意しておかなかったのはまずかったと?
保安員
やっておけばよかったなと思う。
フリーランス 江川紹子
保安員が指導しなかった事に対して責任を感じていないのか?
保安員
感じてる。
フリーランス 江川紹子
電力会社の言うことを鵜呑みにしすぎていたと思わないか
保安員
そんな事はなかったと思う。
フリーランス 江川
ではなぜ、チェックできなかったのか?
http://www.ustream.tv/recorded/14327823
フリーランス 江川紹子
二人の専門家の指導の元、決めたということだが、一人は20mSv/年は否定したという事、医者は高すぎるという指摘をしている。1学期を見送ると学校も出てきており、対応がゆっくり。政府から迅速に対応するために働きかけを行う事は考えいていないのか?
細野
政府内では急ピッチで行っている。
フリーランス 江川紹子
学校は安全委員会からモニタリング結果を受け取っていないといっており、対応が遅い。
政府から働きかけろ。
50日現在、事故を抑えるために様々な物資、機材を調達しているが、どれだけのコストがかかっているのか?公表してくれないか?
東電
検討させて下さい。
NHK
土嚢はどこに、また、いつ頃やろうとしているか?
# これは次の共同会見で明らかに。土嚢ではなく、フェンスと石になった。
東電
南側を優先に考えている。また平行して防波堤の設計も進めている。工期の関係で土嚢が先にできる。
NHK
OBの人材活用は?待遇はどうなるのか?
東電
まだわからない
http://www.ustream.tv/recorded/14327535
造血幹細胞の冷凍保存について
造血幹細胞の冷凍保存について必要ないと考えているか?
# 細野(政府)はそんなことより、被爆しないよう、ロボット導入を進める方が先決だ、と
# 発言している。
東電
250mSv を超える状況にないので、考えていない。
# 超えてからでは遅いんだって!
# 不足の事態が考えられるこの状況下で一体何を考えているのか・・・
# 50mSv で白血病になり、労災認定を受けた人がいるのに、それを承知で・・・
# 造血幹細胞の冷凍保存を自己負担で行った場合、
# 保存コストが含まれるかわからないが、20万円かかるそうだ。
# 積算値の上限を超えないように作業員が働ける時間は限られる。
# 積算 250mSv 以上は働けないので新しい作業員を入れ替えていく必要があるが、
# 人手が増えるためコストは膨大なものになる。
# つまり、コストの理由から消極的、否定的な判断をしているとしか思えない。
# それどころか、作業出来る時間を増やすように基準値を見直す動きもある。
# 命を守る事、原発の賠償コストを正しく出すためにも、この問題は絶対に譲れない。
記者
造血幹細胞の冷凍保存は望ましい問い考えを持っているか?
東電
3人でひそひそと相談
必要かと言うよりも 250mSv を超える状況になれば用意していく必要があると考える。
# あくまで自分たちの都合で引上げた健康障害が出始める 250mSv に拘る。だめだ・・・
記者
大手携帯電話会社の社長が、ショップで放射線量を計測する事を発表しているが、
東電としてはなにかしようと考えていないのか?
# 知らない方のために補足しておくと
# 携帯電話とはソフトバンク、孫正義社長の事です。20mSv の件で Twitter で激怒されていました。
# まともな神経の持ち主なら激怒しますよ。子供の命ですよ。
# http://genpatsu-watch.blogspot.com/2011/04/blog-post_9958.html
# 食品や土壌の放射線量を少なく見積もっている事が明らかになっており、
# (野菜は洗って測定、土壌は地中15cmの深さで測定)
# 発表される文科省の(空間線量)モニタリングの値が、個人所有の線量計の値と
# かけ離れて低い事が、Twitter で話題に。
# で、判明したのが、地上20mの空間線量を計って公表していたという事実。
# 実際、成人の身長で計ると放射線量が大きくなる。
# 学校の校庭では、児童の身長を考慮しているといいながら、
# その他の都道府県で公表する値は、
# 地上から 20m 地点で統一して計測結果であることが明らかになり、
# もう、政府は信用できない。 という事で孫さんに要望された方がいたんです。
# 例の「やりましょう」で、自分たちで計ることにした、という経緯です。
# 校庭の土壌は表面と言っておきながら、畑などは 15cm 地中の値。
# だれがどう見たって少なく公表しようとしているようにしか見えない。
# 情報リテラシーがある人で国が発表する値を信用している人は誰一人としていない。
# 情報リテラシーのある人々を規制しようとネットはデマであふれているとか、
# 犯罪が起きなくてもWebサイトを政府権限で取り締まれる法改正へ動きを見せたり、
# 共同会見を特定メディアの記者に限定しようとした政府。あなたはどうおもうか?
東電
20km 県内は計るが、それ以外は地域住民が計った方が確かだ。
# そらそうだ。電力会社が計測した値なんて信用できないし。
# 一度失った信用は取り戻すことは大変だという当たり前の事がわからないかわいそうな人たち。
# 昔から、嘘、事故隠蔽、情報改ざんのオンパレードだった電力会社の体質は今も健在。
記者
水棺作業中の1号機について。
水燗状態時に起こりえる最悪の事態とその対応策についてどう考えているか?
東電
水位が上がるため、水素の圧が上がらないようにする。窒素を封入して爆発を防ぐ。余震、津波が最大のリスク。耐震性の確保、電源車、消防ポンプ車、ホースの確保をしている。
失敗した状況は考えているという解釈でいいか?
東電
津波に備えて高台においておく、装備をきちんと使えるといった対応を取りたいと考える。
記者
メガフロートはどこにある?
東電
メーカーで点検中。
朝日新聞 (デマ報道、デマ記事の元締め)
作業員の被曝線量 5年間100mSv と緊急時の 250mSv の関係ついて。
250mSvの値で現場で作業してる作業員だが、その他の電力会社で働く場合、
別枠で 5年間100mSv を認めるという措置について。(合計350mSvでよい)
東電
緊急時に働いた作業員(250mSv )が、他の電力会社で5年間働けなくなる
というところに問題がある。
朝日新聞
現場で働いている人が働けなくなるという個別のクレームへ対処なのか?
東電
そこまで正確に把握している訳ではないが、事例がないため考えていく必要があると
検討することにした。 保安員と相談する。
# 徐々に被爆する放射線量と短期間で被爆する放射線量をごっちゃにしてデマ報道している
# 朝日新聞、テレビ朝日。
朝日新聞
放射線のリスクは積算すればするほど高くなる事は周知の事実であり、
なぜ、そのような判断が必要なのか、精査して説明してくれ。
東電
しきい値がないので、健康と運用を考えていく必要があると考えている。
# しきい値は 「都合によりいくらでも法律で変えられるので」 と要約した方がしっくりくる。
# まったく解答になっていない。
朝日新聞
シルトフェンスの内側の水(海水)を循環して濾過するシステムについて
東電
防波堤の内側にシルトフェンスを張っていて、そこの水をポンプでくみ上げて、ゼオライトを通過させて濾過するシステムを検討している。設計中。
連日、といっても共同会見は始まったばかりでまだ3回目。共同会見はふさわしいメディアに限定するとした対策事務局(政府)の対応をどう思うだろうか? これまでの会見で実際に生活に直接関わる放射線量について質問するのは、フリーのジャーナリストしか質問していない。
もし、自由報道協会をはじめとするインターネット配信を中心とした団体、個人が規制を受けたら、このような情報は手に入らない。メディアと電力会社が切っても切れない関係にあることは、もちろん、政府は承知している。というか、この三者が原発を導入した張本人だからだ。