2011年5月12日木曜日

2011年 5月 4日 共同会見

2011年 5月 4日 共同会見(7回)
明確な回答を避けてきた20mSv/年 問題は、今回の会見では全く受け付けなくなった。答える内容は全く変わらない。人命、健康を最優先でやってきたと再三発言する細野補佐官だが、質疑を聞いていると発言と行動が矛盾している事がよく分かる。

録画
前半 http://www.ustream.tv/recorded/14469468 00:00:00
後半 http://www.ustream.tv/recorded/14471305

議題 プラント関連のポイント
建屋内の二重扉を開ける必要があり、その際、政府は外部に高い濃度の放射性物質が放出される可能性があることを認識していたようだ。河野太郎氏が高濃度汚染水を海へ放出する動きが政府に という Twitter のつぶやきは、誤りだったが、時期的にこの事だったと推測される。

結果的にメディアで報道された建屋内の空気清浄化作業は大した効果はなく、取り敢えず綺麗にしてから二重扉を開けたという事で、結果的には環境に影響はない事をアピールすることになった。

質疑のポイント
これまで聞いてきた合同会見の中で、今回が最も中身が濃かった。散々、民放大手記者はだめだという印象の方が大きかったが変わってきた印象を受けた。今回、気になった質疑は以下。




本日の議題
  • 統合本部事務局長の挨拶 (原子力災害対策本部)
  • 福島第一、第二原子力発電所 従業員の生活環境改善について(東電)
  • 環境モニタリングの状況 (東電・文科省)
  • 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)
  • 各プラントの状況について(東電)
  • 原子力安全院からのコメント
  • 質疑



配付資料 IWJ Twitter より
午前の部(東電会見)
午後の部(共同会見)


細野統合本部事務局長の挨拶
5月 2日の合同記者会見であった質問の回答。20km 圏内の常磐道の修復工事について作業員の放射性防護について国は対策を行ったのか?という質問ですが、国土交通省の道路局に確認したところ、次のような回答を得た。

同じ20km圏内にある国道6号の補修工事では、国道工事事務所が東京電力の協力を得て作業員に防護服と線量計を着用、装備させている。2点目、高速道路会社に対しても 直轄国道においてこのような対応を取っている事実を情報提供した上で同様の放射線防護措置をとるように助言した。
それを受けて東京電力との間で協力についての話し合いがあった。

本日の議題は、作業員の生活環境改善をメインに報告したいと思う。発電所での作業員の生活環境については、私はいろんな関係者に意見を聞いてきたし、メディアを通じて多くの声があった。4月にはいって私から作業員の環境を良くしてもらいたいと私の方から強く東電のほうに要請してきた。

この一週間、様々な協議を重ねた結果、一定の方向が出てきたので本日、東電から説明してもらうという経緯になっている。

踏み込んで話せば、これまでは事態対処に力を入れていく中で作業委員の対する配慮が十分ではなかったと私は感じている。東電側としては、避難をしている方の配慮、世間の受け止め方があり、作業員の環境改善についてなかなか言い出せなかったという事も理解している。

私からは被災をされている皆さんからみても、作業員の皆さんが出来る限りいい環境で仕事をして頂いていい結果を出すことが、ひいてはそれが被災者の皆さんのためになるんだと、私から東電に何度か話をさせて頂いて、東電も前向きに取り組むという事になった。

# なんか、冒頭から突っ込みどころ満載なんだけど。
# 東電は、避難されている方や世間の人は、現場で命を張って作業している作業員に対し、
# 当然の報いだと考えている人が多いと見ているのだろうか?
# 作業員の安全、安心確保はこれまでについてもさんざん指摘されてきた事だし、
# 何より問題なのは 昔から変わらない企業体質が招いた今回の問題と、経営責任者の
# 責任放棄ともとれる行動だろう。
# そういうところが、人として何か欠落しているのではないか?と思ってしまうんだ。
# 線量計を持たせないなど、初動の作業員に対する安全管理はいい加減であった事も含め
# うまいこと言い訳したつもりのようだけど、東電を擁護しているようにしか見えない。
# 東電を擁護するのと作業員の安全、安心確保という視点をすり替えるなよ。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 00:08:10

福島第一、第二原子力発電所 従業員の生活環境改善について

東電
事態収束を1日でも早く達成するには、作業員の生活環境を改善し、労働環境を高めることが有効な手段の一つと考えている。発災当初は、保存食、クラッカーが主体だったが、その後、レトルト食品、パン、即席麺、ソーセージ、野菜ジュースで今まで過ごしてきた。

5月上旬からはお弁当を中心に提供する。これにより食事の不自由が改善が計られると考えている。テレビ等で紹介があった福島第二の体育館で畳敷き、マット、寝袋等で休んでいたが、二段ベッドを設置し、240名が休めるようにする。

風呂については、 福島第二の体育館と JBH にシャワー設置を進めている。5月中旬以降シャワーが使えるようになる。その他、福島第一に1名、第二に1名、JBH に2名の方に在中してもらい、東電社員、協力企業も含め作業員の健康診断が受けられるよう実現したいと考えている。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 00:10:46

環境モニタリングの状況

東電
海水と空気中の核種分析結果について。

・空気中
第一、第二原子力発電所のモニタリングポストの結果。 何れも告示限度濃度を下回る値で推移している。
・海水
ほぼ、告示限度濃度付近、または下回る。
文科省
環境モニタリングの結果は概ね変化なし。
今回初めて海底の土の放射性濃度を測ったが、ヨウ素、セシウム、何れも不検出
安全管理委員会
文科省から発表された環境モニタリング結果については、概ね大きな変化はない。過程土について初めてのサンプリングが行われた。放射性物質は検出されなかった。
東電が昨日発表したものでは 30km圏内で海底土から放射性物質が検出されている。この点についての説明だが、文科省の調査でも中層、下層から検出されていたので海底土から検出されることは予想されたことだ。

海底土から放射性物質が検出されているということで、海底から海水へ放射性物質が移行する現象について注視していく必要がある。海底に生息している魚や貝、甲殻類などへの影響について見ていく必要がある。

今後、海底土のモニタリングを続けていく必要がある。また、海産物についてもモニタリングを続けていくことが重要となってくる。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 00:15:25

各プラントの状況について

東電
・福島第一原子力発電所の各プラントの状況について
タービン建屋の地下のたまり水の移送は継続中。2号機トレンチの縦坑閉鎖作業、コンクリート詰め作業も継続中。本日の使用済み燃料プールの注水、放水予定はなし。1,2,3号機の圧力容器への淡水注入中は継続中。

3号機の温度が上昇傾向にあり、圧力容器への注入を 7立方メートル毎時から 9立方メートル毎時に変更した。格納容器への窒素封入作業も継続中。その他、遠隔操作による瓦礫の撤去作業など実績については、会見終了時に本日の実績を報告する。

シルトフェンスにより防波堤の内側に高濃度汚染水を閉じ込めている所の分析の結果
下層の放射線濃度の測定結果は表層とほぼ同じ。上がり下がりしているが掲示変化については資料参照。中に汚染水が閉じ込められている、新たな汚染水流出はないと判断している。

# シルトフェンスは苦肉の策だが、表層と下層が同じということは
# 一定の閉じ込め効果があると考えられる。

放射線モニタリングの結果
第一原子力発電所 西門の電源ケーブルの断線が確認されており現在測定値が入っていない。引き続き復旧作業に努めて参りたい。

保安員
・一号機の建屋内の作業について
微量であるものの大気中への放出が予想される。報告を指示しており東電から報告を受領している。現在、保安員でSPEEDI や環境への影響を含め評価中。必要な措置があれば東電へ指示し、皆様にも報告する。

# 5月2日の会見で明らかにした建屋内空気濾過は意味が殆どなく、
# メディアでも報道された建屋内の空気濾過は、作業員の安全確保が目的ではなく、
# 外部に放出するため、放射線量を下げましたという事で避難を避ける狙いがあった。
# 2重扉を開けることによる建屋内の放射線量を下げる事
# 後の会見(5月8)で微量という根拠がない事が分かっており、SPEEDI の結果も公開せず

# 放出された値は5億ベクレル。諸外国には通達したが、
# 国内では海への放出の300分の1だから環境に影響はないと報道されている。
# 情報公開やメディアの報道をみていると、
# なぜ原発を危険視しなければならないのかと思える程、大きな矛盾をはらんでいる。
# ここでも示したように、原発推進論者は明確な根拠を示さない点が共通している。
# 問題ないのに騒ぎ立てる必要があるのか?原発って安全じゃないか。
# 分かり易くして情報を公開すると言っておきながら、都合の悪い情報は積極的に開示せず、
# 単位も10の何乗とか、一般的に分かり難い値にする事を意識して公表している。

・ERSSについて
前回の質問で知識がなかったため答えられなかった。その回答。
緊急時対策支援システムの事で、二つの大きな機能がある。
  • 原子力プラントの生の情報をリアルタイムで東京など離れた場所で確認出来る
  • 炉心の水位や格納容器の温度、圧力、放射性物質の予想放出量など事故時の進展予測
今回の事故では電力ダウンてコンピュータがダウンした上、敷地外部でも伝送系が機能せず、情報が入手出来なかった。保安員としてはリアルタイムに情報が入手出来なかったため、現地で作業員がバッテリを持ち込み測り、不便だった。SPEEDI のデータの公表も出来なかった。

過去のデータは活用する事は出来るが、結局その範囲に留まってしまった。

# このシステムを知らなかったという西山審議官。呆れてものがいえない・・・
# SPEEDI のデータは未だ全ては公表されておらず、今回の大気中の放出に関しても
# 前もって SPEEDI の情報を公開していない。何のための予測システムなのか?


質疑 ここから
http://www.ustream.tv/recorded/14469468 00:21:54

読売新聞
作業員の生活環境について
プレハブ仮設寮は何人分をどこに作るのか?福島第一の免震塔は7月以降、人数が減るのはどういう理由からか?作業員確保について何かあれば教えろ。

東電
仮設プレハブ寮は現在、建設計画中で人数は決まっていない。場所も確定していない。生活環境の改善は"レトルト"から"お弁当"に改善、シャワーも使えるようになる。

細野
福島第一が一番厳しい環境にあるが、極端に改善する事は難しい。先ず、福島第二から環境改善を行い福島第二からリフレッシュして通ってもらうという考えだ。 (夜に福島第一に留まる人を減らすと言うこと)

読売新聞
作業員確保がし易くなると思うか?

東電
作業員確保が容易になると言うことではないが、他の作業現場と差がない状況を提供させて頂いて、被爆には注意して頂きたいが、その他の作業環境は他の現場と差がない労働環境を提供させて頂く。

# 特段、被爆防護に関する配慮がある訳ではなく、被爆には注意してくれと人ごとのように説明。
# この記事は 5/9 に書き起こしているが、あいりん地区の日雇い労働者を募集内容と異なる現場、
# 福島原発へ連れて行き、瓦礫の撤去作業を行わせている事が明らかになっている。
# ちなみに 5/8 の会見では、作業員に対する会見は、東電、政府側は一切拒否している。

読売新聞(女性記者)
福井県知事が 「原発の稼働に関して安全基準を作って安全確認をしてほしい」 という事を言っていたが、海江田大臣が美浜原発にいって知事と話した際、海江田大臣からこの点について解答がなかったため、知事として原発を動かすことに判を押せないと言っている。

保安員として、この事実を認識しているのか?また、原発を動かす際の基準を作る気があるのかお伺いしたい。

保安員
見た記憶はある。知事の気持ちは非常によく分かる。大臣もよく理解しているものと思う。安全基準としては既に膨大なものがあり、今回の事態を鑑みて何をすればいいのか、緊急の所から始めている。その中で安全基準を見直す事になると思う。急ぐものからやっていくというものだと思っている。

読売新聞
知事がいっているように、安全基準を新しく見直すという形でいいのか?

保安院
結局は全体が全て安全基準なので、それを見直していくと言うことで知事が言っていることにも対応していきたい。(何を行っているのか意味が分からない)

# 質問はまとめてと、指示が入る。
# 質問に答えないから聞き直している。会見が長引く原因はそちらにもある。┐(´д`)┌
# 結局、保安院は、今ある安全基準はそのまま、数ある安全基準から該当するものを
# 抜粋して運転再開に関する基準を作り、知事に返答すると言う事を言いたいのだろうか?
# つまり、「運転再開に対する基準を新しく見直すつもりはない」 と答えている。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 00:27:40

読売新聞(男性記者)
SPEEDI の件で放出率を変えた2パターンの予測があるが、それぞれはどのような計算に基づいて計算したのか?

# 毎回思う事だが、読売男性記者の質問は日本語がおかしい上に無駄に長い。
# 質問する内容をちゃんと文章にまとめてから質問しろ。

安全委員会
パターン1は原子炉停止後のタイミングでもし放出があった場合、
パターン2は停止してからそれまでの時間を考慮して計算した結果。

NHK
水棺の再、水が燃料棒の上部まで行かなくても循環設備が整ったら循環を開始するのか?燃料棒上部まで水位が上がるのを待ってから循環を行う場合、その理由を聞かせてくれ。
AC / CS 系配管、それぞれの底からの高さを教えてくれ。
1.5Mw は総量なのか1時間あたりなのか?細野補佐官はスケジュールについてどのように受け止めているか?

東電
吸い込み側のAC系の配管は水がそこまでないと吸えないので、水を張る必要がある。水を注入する側は水の量を増加させて、冠水させてから循環させる事を考えている。そのため、現在の所、燃料棒まで水がつかるまで水を循環させる事は考えておらず、燃料棒が水につかるのをまって循環させる事を考えている。

AC / CS 系配管の高さについては確認させてくれ。 1.5Mw は仕事率の事なので、1秒あたりの発熱量ということになる。

細野
冷却設備がどのくらいの期間で出来るのか見ていきたい。4/17 につくって7月目標になるが1号機については出来るだけ前倒しで実行したい。2,3号機にもつなげていきたい。

NHK
水棺を待つ理由としては健全的な理由で冷却できるからと言う認識でよいか?

東電
そのとおり


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 00:33:46

どこぞの記者
計画的非難区域の根拠となった SPEEDI の図はどれか?また、どうしてそのような判断にいたったか、説明を求める。
安全委員会
計画的非難区域は北西方向で線量が高くなっている地域があると言うことで検討したが、それまで設けられていた避難地域、屋内待避エリアの検討も併せて行った。3月下旬頃は、今ほど原子炉の冷却が安定しておらず、崩壊熱も今より高かった。

そのため、もしもの事を想定、つまり、冷却機能が失われ炉心が溶融して格納容器の底を抜けてコンクリートと反応するという事象を採用してその評価をして今回出した。

計画的避難区域の設定については、文科省の環境モニタリングの結果から安全委員会から示したやり方、具体的にはそれまでの線量、一年間の見通しを計算して計画的避難地域を設定すべきと提言した。半径20km、30km の判断に用いた。

補助的な材料として、SPEEDI を使った逆推定した計算も使ったが、正確なモニタリングの値を使った。

どこぞの記者
昨夜公開された情報については計画的避難区域の設定に使っていないという事か?

安全委員会
その通り。説明不足でした。修正します。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 00:37:24

IWJ 岩上
学校などの利用制限、年間20mSv 問題に関して。基準を設定した根拠として ICRP の基準を根拠にしたと言うことだが、ICRP は国際的に基準を定められる機関だとお考えか?

海底の土、海洋生物の生態系の調査、海水の調査をグリーンピースが政府に調査許可を申し出ているが、政府はなぜ拒否するのか?グリーンピースだけでなく他のAGO等、オープンに開かれた調査機関に許可する考えはないのか?

塩素38の検出について質問しておりデータを見直すという事だったが詳しく説明してほしい。専門家の間ではスペクトル分析の生データを公表すべきだ。そうすれば疑問を持たれることはないということだが、開示する事はないのか?

# 塩素38の検出は再臨界が起きたことを意味する

安全委員会
ICRP は被爆による障害に関心のある人たちが自発的に集まって組織されている。放射線防護については条約に基づいてという事ではなく国際的に見た場合、この機関以外にないという訳ではない。現実問題として多くの国がICRP勧告に基づいた放射線防護基準が採用されていると認識している。

細野
私も唯一の基準とは考えていないが、複数ある機関のなかでどれを参考にするかという意味では、包括的に見て様々な基準を設けているのが ICRP だという事なので 日本が参考にするというのは間違ったことではないと思う。

# 内部被爆を考慮しない ICRP事態、問題のある機関であり、原発推進側の機関である。
# また、日本政府は、ICRPの勧告を都合のいいように解釈して 20mSv/年を子供の年間許容量
# に設定している。この問題についてはまともに取り合う気はないらしい。

海洋調査についてだが、海洋条約では十二海里に規定されている領海に関しては、海外の調査は基本的に行われないということになっている。

排他的経済水域に関しては調査について認めると言うことはあり得るが、グリーンピースから要請があったのは我が国の領域そのものなので我が国がしっかり調べるエリアではないかと思っている。

# この非常時に何をいってるんだろうか。
# モニタリングの殆どは少なく見積もる事ばかり考えており、誰も信用していない。
# 中立の第三機関が間に入るべきだが、それも拒否している。いい加減にしてほしい。

海洋調査については明後日の会見でとりまとめる。様々な調査を行い関係機関がしっかり連携して国民はもちろん、国際社会に納得して頂けるモニタリングを示すことに力を注ぐことにする。臨界については分からない。

# これまで土壌や葉物野菜、空間線量など生活に関わりの深い場所や食品に対する
# 放射線量の測定方法は、、現実的でない検査方法で意図的に値が低くなるようにしてきた。
# 例えば葉物野菜は洗って食べれば大丈夫といいながら、実際には
# 洗ってから測定するように指示していたり、
# 土壌にしても地中 15cm の所を測定していた。(理由は耕す深さが15cmだからという理由) 
# 最近でも、施設内の核種分析において、サンプルイングは同じ箇所だけを削って
# 繰り返してサンプル採取していた。
# 年間と1時間あたりの線量を比較し、1000分の1だから問題ないと錯覚させる資料配付や報道。
# 空間線量もガイガーカウンターよる実際の計測値より低い値が公表されており、
# 地上、20m の箇所に統一して測定していたことが明らかになった。
# SoftBank の孫正義社長は、自社のショップで測定値を公表する事にして話題になった。
# 文科省、東電がモニタリングを行っている状況で、地域住民が係われる場所においても
# 同行したいという申し入れに難色を示すわ、既に発表される値は誰にも信用されていない。
# 福島では地域のテレビ放送で 100mSv/年が全く問題ないように報じられており
# 政府、東電、文科省、安全委員会、保安院、事故当事者同士と原発推進派の専門家
# しか存在しない今の体制は、全く信用されていない。
# 予測システム SPEEDI の情報も、小佐古参与の指摘と辞任でようやく開示をしはじめ、
# いい訳に終始する合同会見。信用出来る人は頭がおかしいとしか思えない。

東電
核種分析の再評価を行った結果、塩素38は検出されなかったと考えている。通常、塩素38生成の過程としては、海水を入れたため、海水中の塩化ナトリウムが中性子を吸収して塩素38になったケースが考えられる。

この場合、同時にナトリウムも中性子を吸収してナトリウム24という物質になる筈がそれも見られないと言うことから、検出された塩素38は誤検出だったと考えている。

スペクトルデータの公開についてだが、放射能の分析結果は私どもだけでなく第三者のチェックと言うことで JAEA、日本分析センターの確認を得ているのでスペクトルデータの公開はしない。

IWJ 岩上
ICRP はそもそもマンハッタン計画に参加した科学者があつまり、核兵器の製造における作業員の被爆管理や原発推進を前提にの許容限度を定めてきた経緯がある。

対して、国際的機関でもある欧州の ECRR はチェルノブイリ事故を教訓に生まれた組織であり、ICRP の600倍の厳しい安全基準を定めている。このような機関の基準を考慮する姿勢はあってしかるべきだが、なぜ、このような議論が出てこないのか?

海洋調査の件だが、12海里の領海の中でと言われたが、今回は今回は放射性物質を含む水を海洋投棄しており、国際的に大きな迷惑をかけており、国際的な関心を集めている。IAEA とも協力してくれとも言っている。

通常の領土紛争とは違う次元の話であり、日本政府だけが調査を行うと偏ったサンプルの取り方をしていないか、閉鎖的ではないかと誤解されないためにもオープンに調査させた方が日本政府としてもよいのではないか?

# よくぞ言って下さいました。
# 土壌、空間線量、野菜等、食品、最近の敷地内のモニタリングについても
# 意図的に少なく見積もるような採取方法をしており、全く信用がゼロ。
# 信用されていないという認識が当事者にない事が、全くもって信じられない。
# 国民の情報源はテレビのみと考えているのだろうか??(大多数はそうだろうけど)

第三者にスペクトルデータを提供しているということだが、その過程がブラックボックスでは納得出来ない。スペクトルデータ公開しない理由は何か?これも海洋調査と同じく、大変大きな影響を国外にも与えるし、海外の学者も注目している。

スペクトル(生)データを公開することで開かれた態度を示す必要がある。考えを改める気はないのか?

東電
ECRR については、これまでも指摘がされているので知っている。ECRR がどのような根拠に基づいて主張しているのか、ドキュメントをよく読んで検討してみたいと思う。

# チェルノブイリの健康被害、追跡調査、様々な教訓から内部被爆を含めて
# ちなみに ICRP の勧告は内部被爆については考慮されていない。
# 土壌が汚染されていて土埃を吸い込んで、というケースは想定されていない。
# ICRPの勧告を更に都合良く解釈した政府の対応と、ECRR の勧告を比較した場合、
# チェルノブイリでは待避エリアになる土壌汚染、空間線量がある場合でも
# ICRPの勧告を更に都合良く解釈した政府案では、避難区域にはならない。
# 通常、60km を避難区域エリアにすべき所を、20mS/年と20倍に国内基準を引上げ、
# 食品に関しても自分たちの都合で 30倍近く基準値を変更し、安全だとしている。
# このような国の基準値が変更されたことは全くといっていいほど報道されておらず、
# この事実を知りつつ、風評、安全ばかりをメディアが報じているのが現状。

細野
ICRP はいろんな考え方が出来ると理解出来る。日本の場合は緊急時の直後という想定があったが、長期間の状況は想定していなかった。基準がない中でどこの国際基準を使うか判断に迫られた。

人的な問題を含めて関係している機関の基準を採用するとうのはある意味、この間の経緯からすると自然なことだった。大事なことは20mSv/年 という上限は定めているが、ICRP自信も下げる努力をすべしとしているので、下げる努力をする事で子供たちの浴びる放射線量を下げるという事が大切。

# いろんな考えって、都合良く解釈できるって事?
# しかも、ICRP が示しているのは収束時の基準値であって、
# 現在進行形の福島においては、これに当たらない。
# その間にも子供たちは被爆しているのよ。政府がしているのは土壌深くを掘って
# 値を小さく見積もったモニタリング値を提供している事だけであり、
# 後の対策は、殆どが自治体に丸投げじゃないか。
# 子供の被爆を認めながら、下げる努力をするっておかしいと思わないのか?
# 誰がどうみても経済活動と東電の賠償額、原発コストを小さく見積もる事を
# 最優先した対応としか見えないんですけど。
# 後、細野は ICRP の話題になると必ず口を挟む。
# その内容は一貫して ICRP の正当性と採用に問題はないという主張。

政府内では個人的な意見は明確に申し上げてきた。後は判断した皆さんが努力されているという状況なのでその結果を待ちたい。

# ???

IWJ 岩上
ECRR では 1mSv/年 でも高いという主張があり、ICRPは全く話にならないというが。

細野
日本では原子力発電所周辺の地域の平時 1mSv/年 という基準となっており、日本のこれまで取ってきた考え方とECRRを比べると尺度が違うということになってしまう。なのでそういう意見があることは十分考えるべきだが、今の日本の様々な基準からすると ICRP を基準とするのが自然だ。

# チェルノブイリの教訓は学ぶ必要はないそうだ。
# 現に枝野官房長官も、他国で起きたことだと一蹴したし。
# 子供に対して、収束時の最大値 20mSv/年(国内の放射線管理区域と同等)の値を
# 大人、子供、ともどちらも OKというのはとうてい納得出来るものではない。
# 公開された日米航空機による空間線量の調査では、驚くべき値が出ているが、
# 大きく報道されない。局所的にチェルノブイリを超える地域が東北に広がり、
# 60km のほぼ全てがチェルノブイリでは避難区域エリアになる。
# 既に欧州では、3年以内に白血病の増加など現れるであろうとしている。
# 因果関係が認められない、証明できないで突っぱねるのは被告側の常套手段。
# 諫早湾干拓でも、専門家は影響が出ると報告書を出したにも係わらず、専門家は
# 環境に影響はでないと嘘の報告書に書き換え、着工した。
# 結果、環境が激変し生態系に大きな影響が出た結果、海苔養殖は壊滅、
# 漁業従事者が職を失い家族崩壊など悲惨な結果を招いた。
# しかし、政府(自民党)は、干拓事業との因果関係はないとした。
# その上、開門を決めた民主党政権、管総理に対して反発。
# 公共事業の政治家(自民党)の結びつきは言わずもがな。道路増と電力族の
# 天下り天国。それでも人ごとのように自分の頭で考えない日本人は
# 救いようのないバカとしかいいようがない。そういう意味で同罪。

海洋調査についてだが、確認ができていないがアメリカを含めた様々な国の技術的な協力を頂いている。あくまでやっているのは日本。技術協力を得て日本が調査している訳で、日本が時刻の領海内で調査を行うのは基本中の基本。

大切なのは客観的なデータを提示し、疑念を持たれるような調査をせずに様々な指摘に答えられる調査をする必要がある。

# いや、だから、既に信用ないんだって。信用できないんだって。
# もうしません、もうしません、と何度も言って沖ながら、同じ事を繰り返す人を
# 信用できる方がどうかしている。

東電
ゲルマニウム半導体検出器からの打ち出し値を第三者の機関に検討、評価してもらっているので、我々は生データを加工している訳ではない。

そういうことを聞いているのではなく、生データを特定の第三者ではなく、不特定多数の第三者、専門家に対して検証可能にする事はいかがですかと聞いている。

東電
私どもとしては JAEA、日本分析センターは信頼のおける第三者だと考えているので現時点では生データを公開する事は考えていない。

IWJ 岩上
公開すると何か差し障ることがあるのか?

東電
特にないと思う。情報量が多いため、大量に公表するために準備してHPにアップする事は大変な作業となる。

IWJ 岩上
コストがかかるから?


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 00:58:00

江川招子
プレハブの寮について、第一原発からどれぐらいの距離の所に建てるのか?何人分の寮なのか?プレハブの放射線の対策はされているか?

海洋調査についてだが、文科省の今日の調査では不検出と言うことだったが、ここのポイントは第一原発のどれくらいの距離なのか?また、なぜ、このスポットを選んだのか?採取の方法について昨日東電が発表した 15~20km ぐらいの地点の海底土から放射線物質が検出されたが、それと同じ採取方法なのか?

30km 以遠は大丈夫だという評価をしているのか?今後、広がるのを食い止める対策としてどのような事を考えているのか?水産庁がやっている魚(食品)の検出方法について、具体的な方法について教えてくれ。(魚の部位(内蔵、骨)など)

下水処理施設から高濃度の放射線物質が検出された問題で、早急に対策を考えるということだったが、その後、どうなったか。

東電
寮の設置場所、人数はきまっていない。住むことによる被爆など周辺の環境を確認した上で、設置場所を検討したいと考えている。

文科省
今回、海洋土については初めて採取したということでどのように採取したか分からない。
なぜ、その場所を採取場所に選んだかという理由についてもわかりません。

# 普通、採取方法を事前に決めて指示するものだと思うが、分からないって・・・
# 文科省むちゃくちゃだ。

細野
魚についてだが幅広い業種についてしっかり調査するようにということで調整している。水についての十分な調査が出来ていないので安全にどうやって魚を捕ることが出来るのかが完了した上で調査しようと考えている。

# 魚って泳ぐのですよ?
# 調査が完了するまで摂取制限等、国民に指示する必要があるのでは?
# 高い値が検出されると、また、情報を隠蔽してしまう。この繰り返し。

(魚については)今週の金曜日に予定しているが、その地点で魚の分析が出来ていると形ではなくて、こういう形で調べていくという方法が皆さんにお伝えできると思う。皆さんには出来るだけ客観的に評価出来る調査にしたいと思う。

保安院
汚泥問題については、30日~40日で満杯になる事を踏まえながら、関係省庁で検討中。

江川
海の話しは海の話しで纏めて解答してほしいんだが

# 今回の会見から、時間短縮のため一気に質問するように指示があった。
# 聞いている側は非常に分かり難い。全て自分たちの都合。

原子力安全委員会
海底土について
得られたデータはわずか3点だがこれで十分だと思っていない。放射能の沈着状況をきちんと抑えることが先ず第一。その上で周辺の魚、貝、甲殻類の状況を調べてどういった対策、あるいは更なるモニタリングを高じていけばよいか考える必要がある。

江川
モニタリングもだ時だが、憑依を防ぐ対策というのは何か考えているのか?

原子力安全委員会
既に海に出てしまっている放射性物質については自然の循環に従って動いているものですので大事なことはこれ以上の放出は起さないという事だ。

細野
それはいろいろやっています。ゼオライト(吸着)を入れたり遮蔽したり(シルトフェンス)、取水作業はあらん限りの力を尽くしてやっている。我々の方針はこれ以上、絶対海には出さないということ、それに尽きる。

江川
それはわかりますが、例えば、20km から 30km 地点の所へ広げない、という対策はあるのか?かなり広域になりますが。

安全委員会
それは海の水の動き方を考慮した上でいろ考える必要があるが、その場合でも季節や海水の温度の変化、海流がぶつかり合う地点でもあるし、そのような変化もあるし、詳しい知見を持つ方の意見を聞いて考えていかないといけないと思う。

# ないと答えればいいだろう。

江川
文科省の調査の仕方について、まだ、お答え頂いてないが、東電の調査の仕方と同じやり方問い事でよろしいか?統一していると言うことではないのか?

東電
私たちは文科省が定めているサンプリング マニュアルにも基づいてグラフ式 採泥器という方法に従って海底の土を採取している。

http://www.ustream.tv/recorded/14469468 01:05:41

どこぞの記者
ERSS について
ERSS がダウンした原因について。開発費がいくらかかったのか? どこが開発したのか?ERSS がダウンせずに生きていた場合に、どのような改善点があったのか教えてくれ。

ERSS は、プラントの状況を遠方からリアルタイムな値で知る事が出来るシステム。
http://www.jnes.go.jp/bousaipage/system/erss-1.htm

保安院
ERSS が使えなくなった理由は2点。
外部ではデータを送信するKDDIの送電線が停電によりストップした。
内部においては中央操作室のコンピュータが電源消失でダウンした。
その他には免震重要塔の中にある電送機が故障したと言うこともあった。

開発費は昭和62から平成22年まで約155億円。仮にシステムがダウンしなかった場合、
プラントの状況が把握できており、例えば、炉心の中の水位や格納容器の温度や圧力がリアルタイムにわかるので、それに応じてどこで水を入れるか、ベントを行うか、適切な処置が出来る。

どこぞの記者
電源が落ちたら使えないという類のシステムだったのか?バックアップ電源があることが前提のシステムだったのか?KDDI の伝送システムがダウンしたということだが、伝送回線にしてもバックアップの回線を前提に開発されていたのか?

保安院
バックアップ電源も津波によってやられてしまったということではないか?KDDI についてはそういうことはない。

# 知らないのに適当に答える保安院。

記者
システムにバックアップ電源があったのか、なかったのか?それが津波により消失したのか?

保安院
東電さん、東電さんっ

# 東電に助けを求める保安院・・・・

東電
計算機用の電源装置はあったが、それも津波による冠水があって使用出来なくなったと聞いている。

記者
SPEEDI の予測が出来なかったのも、EISS からプラント状況が送られてこなかったためという理解でよろしいか?

保安院
そういうことだと思います。

# 分からないのに適当に答える保安院


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 01:09:45

フジテレビ
作業員の放射線管理について2点
女川センターでホールボディカウンタによる検査を受けられる事は、作業員全員に周知されているのか?希望者は誰で設けられるのか?現在100mSv未満の作業員の内部被爆については検査を行っていないということだが、その理由は計測器が足りないためか?

ホールボディカウンタ
http://www.remnet.jp/lecture/words2003/06104.html
http://www.weblio.jp/content/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BF

線量計について
線量計は免震塔で作業員に渡していると思うが、Jビレッジ(作業員待機場所)から免震塔まで防護服を着用して移動する際、正確な被曝線量が図れないという事で作業員から不安の声が出ているが、Jビレッジから線量計を渡して管理する事は考えていないのか?

東電
線量計については、現在はJビレッジで渡すようにしている。作業員が作業を終えてJビレッジに帰ってきたところで線量計を回収し管理している。ホールボディカウンタに関しては通例だと3ヶ月に1回行うが、このような状況なので月に一度、行えるように準備中。

月一度という頻度なのは計測器の数が問題だからか?

東電
数ではなく、外部線量と併せて確認していくと言うことで準備している。

共同通信
# 本日の同じ質問の繰り返しと、過去にあった質問の繰り返しなので除外
# こういうのが無駄に時間を長くする。ほんとにイライラする。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 01:16:00

読売新聞
換気作業について
明日の作業で排気ダクトを設置する作業は明日行うのか?この作業に伴い原子炉建屋に作業員が入る予定があるのか?全て順調にいった場合、換気、除線は明日にも始まる予定なのか?

東電
本日、午前中の会見で制圧ハウスの組み立てトレーニングを行う事をお伝えしたが、順調に訓練が終わったため、本日の午後、制圧ハウス組み立てに入った。まだ、完了の報告は入っていない。明日、二重扉を開けてダクトをつなぐ作業を行う。

原子炉建屋の20~25m の所までダクトを引き込むが、発災後、初めて原子炉建屋に人が入ることになる。5日以降、ダクトの配置が終われば3日間、局所俳風機を起動してある程度、中のダストの浄化を行う。

毎日新聞
ERSS の事で開発したのはどこか?# 同じ質問の繰り返し
ERSS のプラントへの設置費用はどこが負担しているのか?先ほどの開発費155億円は電源三法交付金で支払われているのか?

午前中の東電会見で発表のあった外付けの冷却機能は除熱除去系は使わないとう事でいいのか?複数あるプランの説明も行わず、突然、プランを変更すると言われても不親切ではないか?

保安院
ERSS は財団法人 原子力発電技術機構(NUPEC) が開発した。
http://www.jnes.go.jp/bousaipage/indexj.htm

# 原子力発電技術機構は財団法人ではなく独立行政法人。何れにせよ天下り先。

地震のことは基本的に想定していないと思う。地震により発電所は基本的に壊れないという事を前提に組み立てられていると思う。開発費用、二次運営費、機器配備費、設置の費用、全て電源特会のお金でこざい。

# 電源特会(電源開発促進対策特別会計) 特別会計。

# 西山審議官は、思う、思う、と憶測の理由を早口で発言することが多い。
# 保安院として大丈夫か??と見ていて感じる。
# ちなみに彼の娘も東電社員らしい。

東電
代替冷却設備に関する補足
当初、選択肢の一つとして残留熱除去海水系、通常ラインを使う事による冷却を考えていたが、選択肢を変えた根拠としては、より早く冷温状態にしたいという事で、本日発表した "熱交換ユニット" と "屋外に置く冷却塔 "という形がスピードの面で有利と判断した。

海水系については、モーターの据え付けは終わったが、ポンプからの吸い込み口、ポンプからトレンチを通って原子炉建屋にいくラインの中身がまだ確認されていないのと確認する範囲が広範囲に及ぶと言うことで、現実的には今回、発表した "熱交換ユニット" と "屋外に置く冷却塔 " というプランが適していると判断。

毎日新聞
除外した可能性(プラン)と理由については説明すべきだ。お願いします。

東電
わかりました。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 01:22:26

どこぞの記者(聞き取れないよう意図的に小声でいう記者が多い)
# 前置き長いのでカット
炉に作業員が入った場合の作業環境だが、爆発、危険性が伴う環境下で作業員の安全を守るため、造血幹細胞の冷凍保存を考えないのか?管総理も既に必要ないと言っている訳だが、あらためて細野さん、東電、そういう備えはないのか?

東電
個人が線量計をもって建屋に入るが、知らない間に高線量になってしまうということはない。目標としている作業エリアの線量は計画している。作業員がそのエリアで作業していると線量計がアラームがなって現場の作業をやめて退避する手はずになっている。

アラーム音による注意喚起があるので知らないうちに高染料となることはないと考えている。緊急時、250mSv を制限として考えている。このレベルだと、造血幹細胞を取る必要ないと考えている。

# 250mSv は、すぐに人体に影響が出始めるぎりぎりの値。
# 復旧作業ができないので法改正され、安全だと彼らは主張している。
# ちなみに造血幹細胞は白血病になった際に、延命治療に利用できるが、20万円近く
# 費用がかかると言われている。また、20mSv は原発労働者の年間の許容被曝量だが
# 白血病でなくなって労災として認められている人が多いという現実がある。
# また、後の会見であいりん地区の労働者が、求人内容と異なる原発で瓦礫の撤去を
# させられたという非人道的な問題が浮上している。人殺しだ。

細野
谷口先生から早い段階でそのような提案がなされていることは承知している。当時、自体の対処の前線のほうの調整をやっていたので直接この問題に関わることが出来ていない。専門家の間で議論していただいた結果、今の段階では政府は必要ないと判断している。私には専門知識がないのでこれ以上の回答はできない。

# 細野はこれまでの合同会見で、安全確保が重要で必要ないと発言している。
# ここにきて発言の内容が変わってきており、自分は関与していないような発言、
# 責任逃れに変わってきている。
# 作業員の環境改善に力をいれた細野補佐官であれば、内閣に働きかけるべき。

記者
爆発の危険はゼロではない。3号機に関しては使用済み燃料が爆発したのではないかという指摘もある。突然高い線量にさらされる危険性はゼロではない。ゼロでないものに備える、救命に備えない理由について答えてくれないか。

# この指摘はプールにカメラが入った事で使用済み燃料プールの爆発がなかった事がわかっている。

東電
確かに爆発する可能性はゼロではない。原子炉、使用済み燃料プールは冷えている状態と認識している。余震により冷却できない状況が50分ほどあったが、この教訓を生かしバックアップ、電源、消防車、ケーブル、ホース類、等、所定の準備が終わっているので冷却できない状況が長時間にわたるリスクは低減している。従って、なんとか幹細胞まで必要ないと判断している。

# 造血幹細胞といえなかった東電松本さん。記憶力のある方なのは見ていて分かるけど、
# 関心がない事は頭に入らないか?


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 01:28:35

中日新聞
3号機の注水状況について
温度があがっており、7から9立方メートルに増やしたメカニズムについて教えてくれ。注水量を増やしてから温度が元に戻ったのか?温度が上がることは想定内のことか?

一部報道によれば 3/12の 1号機にベントを行う際に、SPEEDI の公開データを見てもそうだが、かなり高い被爆が想定されていたという事について政府はどこまで現実感をもって検討されていたのか?SPEEDI 意外に政府が判断基準とする資料が存在するのか?
存在していればそれは公開できるのか?

# この記者、日本語が変なので手を加えています。

東電
1、2、3号機に対して、それぞれのポンプで注水を行っているが、実際の接続状況はポンプの出口側で3本のラインをつないでいる。どの方向からもどの原子炉にも注水出来る様にしており、万一、1台が突然止まっても残りの2台で 3つの原子炉に注水できるようにしている。

1号機側の流量を調整するということで、6立方メートルにから10立方メートルにへあげて10から6へ下げた。このため、2,3号機の流量の変動があったようだ。

このとき、3号機の圧力容器の温度があがりはじめ、様子をみていたが、やはり、冷却量として十分ではないのだろうと言うことで今回、7から9に上げた次第だ。現在の圧力容器の温度は毎日取っている訳ではないのでデータを揃えて注視する。

細野
12日の経緯を思い出して言えば、明確ではないが、当時はベント出来るか出来ないか、というのが焦点だった。東京電力と方法とタイミングについて議論していた。政府は早くしろと命令出すなり、そういう事に私はエネルギーを費やしていた。

官邸と東電の繋ぎ役は私が行っていたが、SPEEDI の数ミリSv の話しは出ていなかった。SPEEDI のデータ事態の存在も数日前まで知らなかった。その他の資料はあるかという質問については、私の知る限りでは、そのような資料は存在していない。

中日新聞
現実的な想定ではない話しでシミュレーションを出しているという事だが、当時の検討状況の中では、数ミリシーベルトという値は想定していなかったという事でいいか?

細野
そういうことになる。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 01:33:40

記者
先ほどの岩上さんの質問に関連する質問
現地点で生データを公表していないという事だが、公表していないという事に対して政府は望ましいあり方だと考えているのか?
現時点で福島原発の手がいっぱいという状況だと思うが、もし、福島原発以外に同じような事態になった場合、政府として対応可能なのか?

# 生データ=含まれる核種を分析するためのスペクトルデータの事

細野
生データの件に関しては私の方で事実関係を確認させてほしい。また、そのデータが意味するところを含めて理解出来ていないので時間をくれないか。把握した上でどこかの段階で公表したいと思う。

政府としての対応としては、同じような事故を起してはならないと言うことでそう見直しをしている。浜岡原発に関しては明日、海江田大臣が視察にいくので私も同行する。様々な立場の人が様々な判断をする。

中日新聞
人手が足りるというかという趣旨の質問だ。明日地震が起こるかも知れない状況で一度、原発を止めて確認するという選択肢もあると思うが。何かあったときに人が足りないというのであれば、原発を止めるという対応もあっていいのではないか?

細野
人が足りるか足りないかという以前に、同じような事故を2カ所で起すと言うことは絶対にあってはならない。人が足りるのかという点は、東京電力、メーカー、建設会社、政府関係者が係わっており、ここに止めるという事に尽きると思う。

# 原発で実際に復旧作業をしている人の中には、ホームレスやアルバイト募集で
# 集められた人が係わっている。言っていることが矛盾している。

中日新聞
つまり、起こってしまった場合の対策はないと言うことでよろしいか?

細野
何度も恐縮だが、絶対に起さない、これに尽きる。

# 絶対に起きないと散々いって来た事が起きてるんだって。事実に目を背けるなよ。
# これまで経験した事がない程、大きな余震が続いているというのに・・・


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 01:38:25

フリーランス 小島
前回、文科省に質問した日本分岐センターによる内部被爆、外部被爆の調査についての評価をお願いします。

文科省
すいませんでした。日本分析センターの方で確かに発表されているものがあった。4月25日付けで発表されているデータでは、3月14日からの1ヶ月間の外部被爆が135mSv、内部被爆は73mSv としている。つまり、内部被爆は外部被爆の32%になっている。

# 文科省は 内部被爆は外部被爆の 2%として試算している。
# フリーランス小島さんは、合同会見で繰り返し、子供の20mSv/年問題で
# それまでの積算線量を考慮していないのか、質問し続けてきたが、その都度、
# 文科省と原子力安全委員会は曖昧な答弁に終始している。

これは千葉市における空中浮遊じんに含まれる放射性物質をもとに、標準の人間が呼吸とともに吸い込んだとして内部被曝線量を評価したものだという事で、計算方法は文科省の指針に基づいていると言うこと。

3/14の値から過去一ヶ月を推定したというのもだが、学校が、外部被爆の2% が内部被爆だとしているのは、校庭の土壌の放射線量を元に、それが巻き上がって吸い込んだ事を想定して外部被爆との比率を評価したものであって、ICRP の定める換算係数を用いて求めたという事である。

8月以降は、新たな大量の放射性降下物質が来ないという前提で計算している。

# つまり、20mSv/年の子供の基準値は、事故後の積算被曝量は一切考慮していない
# っていうことじゃないか。なぜ、考慮していませんと言わないのか???
# 聞いててイライラ。しかし、小島さんは穏やかに追い詰める。人として尊敬します。
#
# 問題のあるICRPの勧告を採用し、さらには都合良く勧告を解釈し、
# 希望的観測まで含めて 20mSv/年 子供も OK としている。
# どこまで都合のいい基準値なんだよ。台風がきたら関東一圓まき散らされる。
# そうなっても上限 20mSv/年 がある限り、時限措置が解除されるまで
# 批難しなくてよい事になる。子供の命をなんだと思ってるんだ。

フリーランス小島
つまり、土壌からの巻き上がりが 2% という事か?

文科省
はい。

フリーランス小島
ICRP におくって評価してもらったという事か?

文科省
いえ、放射線医学総合研究所の研究者のアドバイスだ。
http://www.nirs.go.jp/index.shtml

フリーランス小島
食事等は暫定基準値以下だから無視していいと言うことか?

文科省
食事は食事の方でそのような濃度限度を超えるものが出回らないという事を前提にしているので考慮していない。

フリーランス小島
安全管理委員会は内部被爆に関しては無視していい範囲と考えているか?

安全委員会
内部被爆の暫定的な値は校庭の土の放射線量を基準に、それがどれだけ空中に浮遊しているかで濃度値を出して取り込んだ場合が2%だった訳だが、学校の活動が始まっているので空気中の濃度を測ってもらって内部被爆を評価する事を(文科省に)申し上げている。

フリーランス小島
食事については?

安全委員会
食事についてというか口からの摂取を経口摂取といいますが、食事の場合は暫定基準値を下回っていれば必要ないが、子供の場合、土で汚れた手を口に持って行くことは考えられるので、この点は十分考慮するようにお願いしている。

# 誰にお願い? 
# 大人に注意するようにお願いって無理だろ。四六時中一緒にいる訳ではないのに。
# 自分の孫を通わせることが出来るのか聞きたい。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 01:44:10

記者
ホールボディカウンタについて
4月30日に東電の社長が飯舘村を訪問した際、住民から住民に対しても ホールボディカウンタ で計測してほしいと言う話しがあったが、価格が高価で大型である事から設置が難しいという話しをしていたが、その際、住民の15才の少女が将来子供を産みたいんだけど不安があるという話しがあった。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110430/dst11043023570031-n1.htm

ホールボディカウンタがどのくらい高価であるのか知りたいのと、住民の地域にホールボディカウンタを設置できない理由がどこにあるの教えてくれ。

# 飯舘村は絶望的な状況にある

東電
鼓紀男副社長がどのような発言をしたか知らないが、政府の皆さんと相談させて頂きたいと考えている。

細野
重要な問題なので考えてみたいと思う。

# 隠蔽だと批判され、ようやく公開された SPEEDI の予測データ
# http://www.nsc.go.jp/mext_speedi/0312-0324_ex.pdf
# そしてひっそりと公開されているアメリカと共同の航空機調査 汚染地域の現実

# 60km圏内の殆どはチェルノブイリの場合では避難区域となり、
# 飯舘村や南相馬市など局所的にチェルノブイリを超える空間線量となっている。
# 問題ないと主張する政府、東電。もはや人ではない。
# なぜ チェルノブイリの教訓から得た ECRR ではなく、核兵器製造が元となる
# 内部被爆を考慮しない ICRP の勧告を採用するのかは、経済活動最優先、
# 電力会社の保護、既得権益を守るために人命を犠牲にしたという事に他ならない。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 01:46:00

毎日新聞
作業員の人の動きについてよくわからない。4カ所拠点にして行っている訳だが、日々、人を入れ替えていく形はどうなっているのか?休息はどこでとるのか?全体の人数は930人だが、全体の人数の変動がこれまでとこれからどう変わっていくのか?作業員が第一、第二に在中するということだが、人数はどういった事を目的にしているのか?

東電
移動の状況だが、福島第二、またはJビレッジの方からバスで福島第一に移動する。福島第一の免震重要棟でミーティング(事前に行う場合もある)、最終確認を行い各作業場所に散っていく。休憩は姪新重要棟の中で昼食をとり、昼休みの休憩。

仕事を終えた後、福島第二の体育館、Jビレッジにバスで戻っていく。作業員、従業員を含め、約1000人を超える人間が働いており、今後は道筋に従い作業員も増えていくと考えている。

作業医に関しては福島第一に一名、第二に一名、Jビレッジに2名、現在配置が行われており、通常の健康診断、怪我の手当などお医者先生にお願いしている。

# 特別な医師ではないようだ。

毎日新聞
毎日、人がいっているという事は、400人に加えた人数がその日は作業に当たるのか?

# この記者、なにをいっているのか聞き取れない。

東電
24時間体制で作業にあたっているため、泊まっている人間が200人おり、1000人強の人間が通い。もしくは、バックオフィスで福島第二の方で福島第一の作業を行っている人間もいる。

# 人間が、人間が、ってまるで 扱い。"方が" いるっていえよ。作業員に敬意を払っている
# ようには到底思えない、彼らの言動。

毎日新聞
昼休みと言うことだが、先ほど4日働いて2日休みということだが、その休みの日というのはどこまで出るのか?

# この記者、何を言ってるのかわからない。

東電
どこまでが休み?休みの活動は自由であり、いわき市など外に出る人もいると思う。

http://www.ustream.tv/recorded/14469468 01:50:05

日経新聞
3号機の空冷式冷却設備の作業は何時開始を目指すのか?5月中に着手できるのか、着手できないとしたら理由は何か?

1号機の水棺と冷却設備の関係について
水棺のために水を増やすと水素爆発のリスクが増えるが、注水量を増やしつつ、冷却設備の工事を人をいれてやっていく両立が出来るのか?その際の安全性の担保はどのように考えているのか?

東電
3号機の状況は、原子炉建屋に入れていないので確認が大前提。機材の発注、ごにょごにょ(聞き取れない)検討を行っている。時期的な見通しは立っていないが、1号機の前例が出来れば、これに従って見通しが立ってくると考えている。

1号機の水棺と冷却設備の関係について
指摘の通り、前回10立方メートルに上げたが、水を上げすぎると冷えすぎて大気圧を下回る可能性が出てきたため6立方メートルに戻した。現在、流量は検討中だが大気圧との関係を考慮して決めたい。

水素爆発の可能性については水素の量としては1%以下ではないかと考えいるので、水素爆発を起すという可能性はリスクとしては小さいと考えている。窒素も継続して封入しているため、水蒸気が全量が凝縮したとしても直ちにそのことにより爆発と言うことはないと考えている。

産経新聞
3号機については1号機の稼働が始まってから着手するという理解でいいか?1位号機は作業員の安全確保は、これまで発表されていること以上のことはないのか?

東電
3号機に関しては作業工程を示す段階まで来ていない。作業員の安全確保は水素爆発の可能性、原子炉注水のバックアップをプラントの製造メーカーとしては行うという事、事前の線量の確認、アラームメーターの着手は行う。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 01:53:45

江川招子
住民に対するホールボディカウンタの問題について考えたいと言うことだが、一部の住民だけではなく、学校関係の親御さんたちが子供たちの内部被爆について大変心配されている。典型的な例として子供を検査したり、ホールボディカウンタを使って健康診断をやっていくことは考えていないか?

文科省
住民生活支援チームというところがあり、健康調査のあり方を検討している。当然、そこの検討に入ってくると思う。

細野
ご要望があるのは聞いているが、今、皆さんから指摘を頂いたので、どういう形ではかれるかl、例えば地域に設置するのか、来て頂く事になるのかいろんな方法が考えられると思うので、出来るだけ対応出来る様、l私も調整に入りたいと思う。

江川招子
安全だけでなく、安心を届ける必要があるのでその辺はお願いします。作業員の方は1ヶ月に1回は健康診断を受けられるようにという事だが、健康問題について何か一生面倒見るという対策が東電側で取られているのか?

何が病気になった場合、東電はちゃんと面倒をみるのか?対策はあるのか?

東電
放射性管理手帳については、一生ものでその後のトレースができるようになっているので出来ると考えている。健康の追跡調査をどこまでやっていくかは検討段階なので時間を頂きたい。

保安院
保安院としてもその内容を精査し、国として何ができるか考えていきたい。

細野
重要な指摘だと思う。作業員は日本の命運を握っている。だからこそ、しっかりとしたバックアップを取らないといけない。それ以上に深刻なのが線量の蓄積に伴う症状はより深刻なので保安院と一緒に考えたい。

# 造血幹細胞の事前保存はなぜ否定するのか?矛盾している。
# 一体これは何?
#
# 今回は爆発で隠し切れないから。

江川
検討中ということだが、何時ごろ検討結果をだすのか?というのも、今、現場で働いている作業員の家族は非常に心配している。そういう方たちが安心してやっていただけるということは、事態収束のためにも対応を示す事は、今作業している方たちにとって大変重要なことだと思う。何時までに示せるか?

東電
何時までとは現地点ではいえないが、出来るだけ早く示したい。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 01:59:00

IWJ 岩上
昨日、敦賀原発で被覆冠が損傷して放射能漏れが起こる事故が伝えられているが、状況はどうなっているのか見解を教えてくれ。先ほど、2箇所以上で原発事故を起こさせないという事をいっていたが、現実問題、事故が起こっていることについて見解を示してくれ。

石川迪夫(日本原子力技術協会最高顧問)が生番組中に1号機から3号機まで炉心は溶融してしまっていると発言した。実際問題として原発関係者はどうしたらいいか分からないとショッキングな発言をテレビの生出演中に発言した。

これは事実なのか?原発を推進していく高いポジションにいる方fの発言だ。

# 参考までに
# この爺さんです。楽しそうに深刻な状況を楽観的に説明するので非常に不快。
# http://www.youtube.com/watch?v=iSG7K38VSpg
# 事故後は原発推進派しか呼ばない朝生。
# 朝生というか、テレビ朝日が根拠のない風評ばかりを報道している。
# 事実上、電力会社に買われているメディアはマスメディアとして機能するどころか、
# 原発擁護のためのデマ、風評ばかりを報道している。
# ドンが生放送で想定外の発言をしてしまったから、あわて静止する。
# 周囲が 『誰か黙らせろと』 ドン引きしている絵が笑える。
# http://www.youtube.com/watch?v=Ln6Zphp5BEc

保安院
敦賀の2剛毅についてだが、報告を受けてから自体は動いていない。PWRと呼ばれる冠水型の原子炉であり、原子炉内の水に通常よりも高い濃度のヨウ素が出ているということだ。これについては日本原電の方で中身を調査中。停止するかどうか引き続き検討中と理解している。

石川についてはある程度の損傷があり、溶融しているだろうと考えているが、それ以上の事は今は分からない。

IWJ 岩上
溶融の程度が一部溶融なのか、全てが溶融しているのかでは程度が違う。溶融自体を認めている訳だから溶融の程度を示してもらえないか。

保安院
わからない。はっきり言って分からない。誰も分からない。石川先生も分からない。我々としては海水を入れ、淡水をいれ落ち着いている状況になっている事から、水で満たし、冷却を循環させる手前まで来ているので燃料棒がどうなっているかはわからない。

# この話題になると西山審議官は声を荒げる。
# この話題を出す必要はないだろうと言いたいように見える。

IWJ 岩上
全溶融という推定は妥当性があるということなのか?同時に手立てが誰にも分からないとも発言しているが、これはどうみればいいのか?

保安院
そんなことはないという事で今やっている訳で、世界の英知を集めてやっているので悲観的になる必要はない。l

# 世界の英知??

細野
駿河の事象はよくない事だと思う。事象の詳細は私もしらないので、保安院にしっかり調べてもらい、保安院に慎重に判断してもらいたい。石川迪夫とはお会いして長い時間、話しをしたことがある。

厳しい認識をもっている事は承知しているが、早く冷却してもらいたいという方向性では同じ。溶融の程度も厳しく見ている。朝生を見ていないが、石川さんは対応はないとは言っておらず、冷却を急いでやらないといけないといっていたので、危機感をもってそういったのだと思う。私たちが行っている事と全く違う事をいっているとは思わない。

東電
炉心損傷、溶融については保安院と同じ見解。どうしていいかわからないという事ではなく、現実問題として原子炉のパラメータ確認では徐々に冷却できていると考えている。従って引き続き、注水、窒素封入を行いながら安全に冷温停止状態に持ち込めると考えている。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 02:07:00

フリーランス小島
フランス アルバ社で公開されている資料によると、建屋内にベントが行われたのではないかという情報があり、これにより1号機と3号機で水素爆発が起こったのではないかと考えられるが、東電の見解は?

東電
今回のベントラインは建屋ではなく、集排気棟の方へつながるラインとなっているため、建屋内に弁とされたことはないと思う。

フリーランス小島
アルバ社の認識の違いはどこから生まれたか?

東電
アルバ社のレポートを見た訳ではないので分からないが、実際の設備はそうなっている。

フリーランス小島
同じアルバ社のレポートの中で2号機の減圧処置が 3月13日 0時00分 となっており、航空機からの2号機の建屋に穴が綺麗に開いている写真で、減圧処置が行われたかどうかに関して東電の見解は?

東電
現在、2号機に対してどのようなベント処理が行われたか、時系列で詳細に検証中だ。天井に穴が開いているという情報だが、2号機は建屋のなんとかパネルが東側にあり、それが開いていてそこから白い水蒸気が出ていたという事はあった。

フリーランス小島
そのパネルはもともと開いているものか?

東電
違う。もともとしまっているので、内圧が上がって開いたのか一号機の爆発によって開いたのかというところは不明。

フリーランス小島
アルバ社の資料をみてもらって、なぜ、見解の違いが出ているのかという点の説明を次回までにお願いする。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 02:10:00

NHK
トレンチを埋め立てるという対策については、津波が来た際に高濃度の汚染水が海に流れ出すことを防ぐ対策と認識しているが、元を立たないとトレンチを埋めてもどこかに逃げ出すことになるがどう考えているか?

ヨウ素とセシウム以外、ストレンチウムに代表されるその他の核種について、前回は積極的に調査するような解答ではなかったが、何か調査する核種がきまったのかあれば教えてほしい。健康への影響や事故の収束にはもちろん必要だが、人類的にもどんな核種がどれほど飛散したのかというのは重要なデータになる。そういう意味では、出来るだけ多くの核種を調べる必要があると思うがどうか?

海水の汚泥に高濃度放射性物質が見つかり、それが廃棄物処理業者からコンクリート業者へいってしまい、現在、どこに流れたか調べていると思うが、今後、広く生活圏に高濃度の放射性物質が広がっていくと思う。

今後、様々なところで今のような事例が出てくると思うが、先手先手で対応する必要あり、これは想像力とチェルノブイリの過去の経験から学ぶ必要があると思うが、そのあたりはどのように考えているのか?

東電
縦坑の埋め立てについて
高濃度の汚染水が海に流れて以降、継続に監視しているが、タービン建屋の水の行き先がなくなって水位が上昇してきた事はないので、取水としては出来ていると考えている。トレンチを埋めることで海水からの進入と出て行くことも防げる。環境中に高濃度汚染水が出て行かない事を確認していきたい。

NHK
地下水に逃げていく方は?

東電
サブドレインと呼ばれる地下水を集める装置があり、そこは毎週月水金、ヨウ素を測っているが今のところ 10の2乗が最高であり、地下水に逃げていることはないと考えている。

NHK
原子炉からの流出経路も分かっていない。地下水は様々な方向でもれていくと思うが、それをサブドレインでわかるのか?これから水棺をはじめて水圧が上がっていくと、更に水が漏れてしまい、これまでトレンチにいっていたものがどこかに行くはずだ。

これはどう考えればいいのか?

東電
確かにサブドレインに全の地下水を集約できる訳ではないのでタービン建屋の近いところの地下水を集約しているということだ。行き場をうしなった地下水がどこに流れ出ていくかは明確ではないが、発電所の岸壁から見える範囲で漏れ出ていると言うことは確認されていない。

指摘の通り、今後、冠水により水の出が激しくなる事が予測されるため注意して監視していく。原子炉への注水量を増やしたが、タービン建屋側での顕著な変化は見られなかった。

文科省
ストロンチウムなどのその他 核種については、安全委員会ともつめてもう少し協議したいと考えている。

安全委員会
ストロンチウムはいくつかのサンプルが分析されているが、存在量がセシウムの1/1000以下程度。摂取制限を考える際はストロンチウムの1/10程度の放射線量があるという事を想定して定められている。これは内部被爆も考慮している。

ストロンチウムがセシウムの1/1000という状況をみると直ちにサンプルを増やす必要はないと考えている。しかし、海底土についてはどのような核種が存在しているかよく調べる必要があり、核種を増やす必要があると考えている。

文科省でモニタリング計画をとりまとめる際に、よく意見交換させてもらいたいと考えている。

細野
人の健康、命を最優先でやってきた。

# 結果が子供 20mSv/年ですか?
# 命、健康ではなく、経済活動を優先にやってきたの間違い。

廃棄物に対する様々な対応は、様々なところで検討が始まったところだと思う。
校庭の土は緊急性が高いので、先ず、早くどう処理していくのか方向性を出していく必要がある。

# まだ具体的な指針を示せないのか。何月だよ。
# ついこの間まで自治体任せみないなのりだったのに。

高濃度から低濃度の廃棄物が出ることは間違いないので、先回り先回りして現在、急ピッチで検討を進めているところだ。早めに方針を出して国民にお知らせする必要があると思っている。

NHK
地下水、井戸水など生活圏に降り積もった放射能物質がどこでどのような影響がという想像力だという投げかけだった。

# とてもいいこといいってます。相手がNHKの科学文化部ともなると態度も違う?
# チェルノブイリを参考にするのも必要だし、井戸水という指摘は分かり易い。
# 日本には日本、地方には地方の生活様式があるのでチェルノブイリだけでも不十分
# 想像力には限界があり見落としは絶対に出てくる。
# 広く市民から意見を集める窓口を作って情報を集約して検討する必要がある。
# しかし、放射能は気にしないでいいと安全風潮を広めてしまった現状では
# それも叶わない。結局、自分で自分の首を絞める結果になっている。

核種を増やしていくことはプラスになってもマイナスになることはない。この分野の知見を増やしていくという事はプラスにしかならない。

安全委員会
おっしゃる趣旨は大変ごもっとも。核と土を残しておくのは大事。モニタリングや分析に使えるリソースは限られており、そのなかでどう、最適配分を行っていくか、モニタリング評価計画をやっていく上でそれも考えていく。今のような指摘は十分検討していく。ありがとうございます。

NHK
外国から機器を借りてサンプル数を増やしてくれ。


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 02:22:45

NHK 別の記者
昨日、公開されたSPEEDI のデータで、小児甲状腺の被曝線量を見ると、いわき市など30km 県外で100mSv を超える値が出ている。スクリーニングを行ったという情報はあるが、詳しいデータがでていない。実際に 100mSv を超える被爆があった可能性があるのか、それに対してどう対処しようと考えているのか?

校外活動制限の根拠となった 20mSv/年だが、ICRPの勧告を見る限り、社会的にどういったlコスト、混乱を引き起すかという事と合理的に避けられるリスクに伴って参考値 1~20mSv/年で各国で線量を決めるとなっている。

校庭を1時間しか使わないように制限する事で被曝線量を減らせるが、それを行わずに被曝線量を下げようとしたのは、どのような経済活動における判断があったのか教えてくれ。

海と大気のモニタリングで法令による濃度限度があるが、複数の核種がある場合、全ての倍率が1以内に収まるように濃度限度が変わっていくという事と記憶しているが、その記述がなく、倍率0.8、0.5など基準を下回ったように見えてしまうのは問題だと思うのだが訂正する気はないのか?

安全委員会
SPEEDI の小児甲状腺被爆について
飯舘村など北西方向、いわき市について100mSv予測県何入っている子供、甲状腺に放射線要素がたまっていないか、体の外から調べた。その結果、スクリーニングレベルとして100mSv に相当する 0.2マイクロ Sv/h に設定して調べたが、100mSv を超える子供はいなかった。

# つまり、0.15マイクロ Sv/h に設定して検査すれば、検出された子供がいた可能性がある。
# この場合、75mSv 被爆したという事になる。

NHK
バックグラウンドがどのぐらいになっていたのか?通常は、汚染されていない地域で測るべきだが、汚染された地域で計測している。正確に測れているのかという点が知りたい。

安全委員会
バックグラウンドは 0.1マイクロ Sv/h で測っている。

細野
ICRP の問題は、私的に個人的な見解を申し上げると、経済的、社会的、文化的なことを判断し、それぞれの国が判断せよとなっている。つまり、健康だけでなく社会的要因を考慮せよとなっている。

# 最大値、それも子供にも 20倍の 20mSv/年を適用というのは、
# 経済的、社会的、文化的を最大限優先したということに他ならないでしょうが。
# 命、健康を第一に、って矛盾している。

文科省はこれを評価して決めた。
今後、これを下げるために文科省が決めていくものと考えている。

# まるなげ。私は知らないと。

文科省
20mSv/年 の学校再会基準は・・・・

# 細野に止められる。毎回、同じことしか言わない、明確な回答はしない。
# これは酷すぎる。今後、この質問をするなということか。
# 木野さんが後に突っ込んでくれました。でもだめだったので省略

細野
これまで同じ事を説明してきたので、文科省の会見を案内するのでそちらで聞いてくれ。

東電
大気と水の濃度限度は、正確には分数の成分比で、割り戻して足し算するというのが基本なので修正する。

# 値を少なく見せかける体質は変わらない。

省略


http://www.ustream.tv/recorded/14469468 02:48:10

NHK 石川
・国の関わりについて
一つはモニタリングについてだが、事業主体として東電が責任を持って行うというのは分かるが、国家的な一大事であり、東京電力の敷地内、今、東電がモニタリングを行っている所についても、国の機関が週に一度でも入ってモニタリングを行う考えはないのか?

文科省は、モニタリングが下水道の件を見ても問題が起きてから追いかけている。モニタリングを総合的に考えた上で計画を立てられないのかどうか?計画を立てたのなら、このような場で内容を説明して頂きたい。

# 発言から国民に伝える義務が我々メディアにあるという強い意思を感じる。
# 限度値まで被爆しても構わない。
# 予測では超えない。時間と共に下がるので、問題はないと楽観的な予想ばかりを建てている。

・作業員、住民の健康管理
作業員についてはいろんな雇用形態の方がおられると思う。事業主体の東電に対して弱い立場にある。そういう人たちの健康を守るために国が現場に入って被曝量を毎日登録するなど考えたらいいのではないか?国の病院の出先を置くなど。

ソビエトでさえ、一人一人登録して健康調査している訳だから、民主国家である我が国としては当然ながら、国が責任ある病院を定めて、作業員の方を一人一人登録して、その後の健康の調査と管理を国が責任を持つべきだとおもうが。

# 政治、メディア、電力会社が互いに利益関係にある日本は、生きていく価値のない
# なんちゃって民主国家。
# 実際に現場で瓦礫の撤去作業を行っているのは何の知識もない地域住民や
# アルバイト募集広告で集められた人、あいりん地区の日雇い労働者、ホームレスなど。
# 当然、東電や関連会社の社員も含まれるが割合は公表されていない。
# また、後の合同会見では、作業員に対する取材は、プライバシーの理由から、政府は
# 頑なに拒否している。政府が管理したいのは作業員の健康ではなく、表沙汰になる事を
# 避けるため、電力会社と利害関係にない記者との接触だ。
# これは現在に始まったことではなく、1970年代の原発ラッシュの頃からの事実であり、
# 当時からメディアは報道する事はなかった。
# 電力会社との利益関係にない海外のメディアは、早い段階で伝えているが、
# 日本のメディア、特にテレビでは報道される事は決してない。
# 東電及び、電力会社は現場の作業員を虫けらのようにしか見ていない。
# 全て金で解決しようとし、裁判を起されたとしても
# 被爆と癌の関係を証明できないとして、泣き寝入りするしかない事を彼らはしっている。
# しかし、今回は、病気との因果関係という理由は使えるとしても、
# その他の損害が金で解決出来る規模ではなく、停電による経済パニック電気料金値上げ
# を脅しの材料に、国に税金の投入を求めている。

細野
健康調査については私がやることだと思うので承りました。作業員のチェック、東電以外の方、モニタリング、しっかりしろという事だが、何れもやれればやりたい。是非、ご理解頂きたいのは人的資源は有限であるという事だ。

モニタリングを山の中でやるべきだという話しがあったが、先ず人がいる所でやる、魚を取りたい所でやる、最大限の効果を発揮しようと考えている。資源が有限であって優先順位をつけなければいけないのはご理解頂きたい。

特にモニタリングについては、事業者に任せきっておった、という点は反省している。だからこそ、文科省はもっと前に出てモニタリングすべきだと申し上げて、ここまで来た。(過小評価されている結果を公表して何の意味があるんだろう)

# また質問に答えない。まるで、こちら側が理解出来ていないような物言いだ。
# 彼は再三、「命と健康を最優先でやってきた。」 と合同会見で発言している。
# 一体、どれだけ自分が滑稽な答弁を繰り返しているか、一度、録画ビデオを見た方がいい。
# 測定方法がおかしい、信用できないから地域住民が同行する、と申し出ているのに、
# 頑なに拒否している。子供が遊ぶのは校庭だけか??
# 人的資源は地域住民がサポートできるところがあるのに、なぜ、スピードアップを
# 測るために国が前に出てこない。そこを質問しているのに。全く質問に答えない。

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