2011年5月5日木曜日

2011年 4月 30日 共同会見

2011年 4月 30日 合同記者会見(5回目)

録画
http://www.ustream.tv/discovery/recorded/all?q=iwakamiyasumi+04%2F30%2F11

http://www.ustream.tv/recorded/14373445
http://www.ustream.tv/recorded/14374079

配付資料 IWJ Twitter より

録画前半
http://www.ustream.tv/recorded/14373445


細野統合本部事務局長の挨拶
余震、津波対策について
M8 程度の余震が発生する可能性が指摘されている。相当規模の津波発生が予測される。

津波が来襲しても浸水しない対策として架設防潮堤を設置することを決定。6月中旬を目処に完成させる予定。トレンチ縦坑にたまっている汚染水が浸水によりあふれ出ることを防止するため、コンクリートを注入してトレンチそのものを閉塞する事を決定した。5月下旬完成を目指している。

進入した場合、電源の多重化、架設のディーゼル発電、バックアップ消防車を高台に設置する。コンクリートポンプ車(きりん)の予備機を配備する対策を講じている。4号機の建屋が大きく破損しているため、耐震補強を行う。

プールの下に鋼で出来た支柱を設置する。5月上旬から工事を始め、6月中旬までに完成させたい。耐震機能を確実にするために、コンクリート壁も設置する事を考えている。工事全体は7月末に完成を予定する。

このプロジェクトは馬淵補佐官を中心に行っている。

余震、地震対策が最大の驚異と考えている。取り組み一つ一つが耐えうるものかどうか、検証しながら進んでいく。

昨日の小佐古参与退陣に関して
本日、辞表が正式に受理された。細野自身、早い時期から小佐古参与にはアドバイスを頂いてきた。有益なアドバイスだっただけに残念な思いだ。学校の20mSv の基準は、小佐古参与の意見と安全委員会の意見が異なった。

法律に基づいた機関のアドバイスを優先した。最も正しい方法(選択)だったと感じている。
小佐古参与の思いを受け止め、少しでも放射能の低いところで生活出来るよう考慮したいと考えている。私が言えるのはここまでだ。

本日のテーマ
  • 津波対策・地震対策
  • 環境モニタリングの状況
  • 各プラントの状況について


津波対策・地震対策
東電
余震と津波に対するリスクを提言させるために、南東側のエリアに防潮堤を建設する。
(資料参照) 津波は南側から来ると考えM8.2 を想定している。津波により高濃度汚染水が環境へ流出するのを防ぐため、縦坑をコンクリートで埋める計画だ。(資料参照)

防潮堤について
架設の防潮堤は、土嚢ではなく金網に石を積めたものにする。

4号機の耐震補強(支持構造物の設置)
使用済み燃料プールの下に支持構造物を設置しする。鋼鉄製の高性能支柱でプールを支える。5月中旬に準備、7月下旬に終わらせる計画だ。

環境モニタリング経過について
東電
福島第一原発発電所の敷地内の空間線量について。現在は空気中の濃度限度を下回っている状況にある。引き続き経過観察。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/index-j.html

海水からの放射性物質検出について
沿岸部、 沖合3,8,15km の検出結果。最大、北側で2倍程度拡散が進んでいる。3km でのサンプリング結果は昨日と比べてLD未満。

# 意味がわからない。

文科省
各種モニタリングの説明。
# 前の会見でモニタリングが何を目的としているのか、
# データだけ公表して説明が一切ない事に対する指摘があった。

放射線モニタリングデータ
全国、福島、航空機、海域に分類
  • 全国
    空間線量を測定、各都道府県1カ所なので大学にも協力を仰いで増やした。
    積算線量計を用いて計測している。
  • 定時降下物
    誇りやチリに含まれる放射線量を測定
  • 上水(蛇口水)
    蛇口(水道)水に含まれる放射線量を測定
  • 福島
    発電所 20km 圏内と以遠の空間放射線量、積算線量、ダスト、土壌を測定
  • 航空機
    ヘリコプター、航空機により上空の空間放射能を測定している。
  • 海域
    海中、上空の放射線量を測定。
# その他、機関のモニタリング情報も公開されている。

文科省のトップページで情報を公開している。経過についても
グラフで見れるようにしている。

文科省
海域における放射能濃度のシミュレーションについて
平成23年3月23日より福島第一原子力発電所沖合の海域におけるモニタリングを実施している。今般、数値海況予測システム JCOPE2(スパコン)による福島第一原子力発電所沖合における放射能濃度分布のシミュレーションを行った。

実測値を補償するものではない。常に計算の見直しを行い信頼性を高める。

福島県の学校利用の暫定基準について 24:00~
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/04/1305174.htm
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1305173.htm
原子力災害対策本部 から 原子力安全委員会に助言要請、原子力災害対策本部 から 文科省、厚生労働省へ通知。文科省から福島県の教育委員会に通達、という流れで実施されている。

# 結果、現場はパニックに。
# 2011/4/21 「福島の子どもたちを放射能から守れ!政府交渉」
# http://www.ustream.tv/recorded/14169488
# http://www.ustream.tv/recorded/14170225

# 2011/5/2 「20ミリシーベルト 撤回要求 対 政府交渉」
# 厚生労働省との交渉 http://www.ustream.tv/recorded/14425019
# 文科省、原子力安全委員会との交渉 http://www.ustream.tv/recorded/14425805

1週間毎にモニタリングを行う。28日の測定結果
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1305189.htm

# モニタリングは対策ではないと非難。この間にも子供は被爆している。

3.8マイクロsV/h を下回った学校で、再度、測定した結果が 3.8マイクロsV/h を下回った場合、制限を解除する、という(都合で正式な会議も開かずに決めた)ルールに基づき解除した。

55の学校のうち、2校が超えているが、概ね空間線量は下がっている。

ロボット開発について
原子力安全技術センターがモニタリングロボットを開発しており1台を提供。映像記録に重点を置いたロボットと、計測を行う2台のロボットを開発している。提供された1台は瓦礫のため走行できず、現場投入を見合わせている。

疫学調査について 29:00~
正式名称は、「原子力発電施設等、放射線業務従事者等にかかる疫学調査」 第四期
http://www.rea.or.jp/ire/houkoku

# これは、前回(4月28日)の共同会見で、フリーランスの女性記者の質問に対する回答

昨年9/16 の第59回 原子力安全委員会に概要を報告している。原子力安全委員会のHPの概要版が公開されている。その後の報告書は国立国会図書館で閲覧できる。

# ・・・・

ICRPの2007年勧告と放射線審議会の関係について
# 前回の共同会見 http://www.ustream.tv/recorded/14327395 参照。
ICRPの2007年勧告の国内取り入れについては検討中。今年2月には中間報告として緊急時被爆状況についての提言がまとまっており、今回の事故発生に伴い緊急時の措置として採用した。放射線審議会の審議が終わらなければ国内取り入れはないと考える。

# しどろもどろ。今年2月ってほんとかよ。

原子力安全委員会
環境モニタリングの評価について

http://www.nsc.go.jp/nsc_mnt/index.htm
4/28 4/29のデータに基づく評価
福島県のモニタリングポイントを増やした。空気中の放射性濃度、ダストサンプルからはヨウ素1.55、濃度限度を下回った。航空機モニタリングは新たな情報提供なし。海洋モニタリング 茨城県沖、中層でも検出。発電所から南に向かって動いている。

海産物の測定結果は厚生労働省が発表する様々な情報を注視してくれ。全国の空間線量についえは福島県、茨城県、宮城県、千葉県をのぞいては過去の平常値の範囲内。この4県も健康に影響がでるものではない。

東電
タービン建屋の水の処理。水の移送を中断中だったが本日から開始。使用済み燃料プールの放水の予定なし。原子炉圧力容器は 1.2.3.4号機とも 淡水注入を継続中。電源強化工事も実施中。

発電所内の放射性物質の分析について
最高点はシルトフェンスの内側。各測定点は横ばいなので高濃度汚染水は漏れていないと考えている。

保安員
清水社長宛の海江田大臣の指示の内容について
1号機の原子炉格納容器を水で満たす場合、構造強度が保たれているか。


質疑

江川招子
放射能で汚染された土等の処理について


東電
放射性物質が付着したものの取り扱いの法律がないので、国で決めるか地元で決めるか、線量率が下がる取り組みをやっていく。具体的な事は申し上げられない。

# 放射性廃棄物を処理することも出来なのに原発が運用されているこの実態。
# あきれてものがいえない。

ニコニコ
先日辞任した小佐古参与の発言について。
スピーディーが法律に基づいて運用されていないと発言されている。甲状腺被爆線量、特に小児ついては20kmに関わらず東日本、関東全域で迅速に公開すべきだという小佐古氏の発言に対してどう思うか。

細野
スピーディーについては、4月 25日に指摘を受けこれまで非公開だったスピーディのデータを過去のも含め全て公開する事にした。法的根拠についてはわからないが、政府が持っているデータは全て公開した。データに意味があるかは別として公開した。


安全管理委員会
スピーディが計算できる範囲は 90km×90km が最大範囲。それ以上は計測できない。

ニコニコ
基点をずらして広げていけばいい話ではないのか?

安全管理委員会
出来るかどうかわからない。
一番低い値が 100mSv/h なのでヨウ素剤が必要な1/10なので防護措置は十分である。

細野
私から追加。小佐古氏からはスピーディーの公開要求は再三あった。放出源が明確でないため、公開に値するデータでないという意見があり、公開しなかった。実測データがでているので、予測を前提としたスピーディーのデータを公開する意味があるのかという疑問がある。

ニコニコ
予測よりも実測値を優先、情報公開すると言うことでいいか?

細野
その通り。

# それは今となっての話。十分な実測が出来なかった時期に公開する意味があった筈。
# まったく情報がなかった時期に公開しないというのは隠蔽と受け止められても仕方がない。

毎日新聞
# 価値のある質問とは思えないので省略。連日の異常な会見の長さと内容が伴っているのか?
# という趣旨の質問だが
# あなた方大手メディアが中身のないくだらない質問で引き延ばしているんじゃないか。
# 次の記者にいっていいですかと言われるまで、くだらない質問で食い下がる毎日新聞の記者。
# いい加減にしろよ。

どこぞの記者
津波、余震対策について
M8 というのはどこの予測を元に対策の基本とされたのか?

東電
気象庁、各専門家の見解に基づいて採用、想定した。

どこぞの記者
架設の防潮堤についてどの程度の規模か?その広報の実績は?

東電
# 資料の図で位置を説明。
過去にこのような工法で防潮堤が作られている。

どこぞの記者
トレンチの入り口だけを防ぐという認識でよろしいか

東電
そうです。

違う記者
リンパ球と被爆について
リンパ球が減少することで生じる健康障害について。ごまやハイチオールCを摂取させるといった対策を細野さんは考えているか?

安全管理委員会
質問の趣旨がわからないんですが

記者
リンパ球の低下によって免疫の阻害とかあるので、そのような事が起こっているかいないか調べるつもりはないのか?それによっていろんなものを子供たちに投与、飲んでもらうことは考えていないのか?

安全管理委員会
リンパ球の変化が出るのは数百ミリのオーダーであるため、必要ないと考えている。3.8マイクロSv/h で、年間20mSvを超えないと見ているので、必要ないだろう。

記者
そんなこと調べないとわからないでしょ?

安全管理委員会
リンパ球の変化が出るのか国際的に認められた確定的事象であるので必要ない。

記者
通説でしょ。感受性については?絶対にないといえますか?あり得ないと国として断言できますね?

# 安全管理委員会と記者。堂々巡り。まるで国会討論みてる様。


東電さんは作業員でこのようなことを実際調べているか

東電
250mSv を管理している。医者はいる。血液検査まではしていない。

記者
黒ごま、ハイチオールC を飲んだら免疫つくんで役に立ってもらえる思う。検討してくれないか?

東電
健康への影響は直ちにないと考えている。

記者
黒ごま、ハイチオールC 等、作業員におくってやってもいいんじゃないか?


# ハイチオールC 、製品名をやたら主張する記者

東電
線量管理をしっかり行っており、休憩所、食事等もサポートしている。

記者
効果あるんで検討してくれないか。

東電
意見として聞いておく。


細野
飯舘村の時も小児甲状腺の実態調査をした。科学的な知見はあるが、ほんとに大丈夫かという考えを元に国が責任をもって調査するというのは私も賛成だ。

安全管理委員会
スピーディーの予測で説明したように小児についてヨウ素剤投与の目安は100mSv/h と述べたが、さかのぼって計算した結果 100mSv/h を超えていたが、子供の甲状腺にたまっていれば、放射能が検出されるはずと言う観点から調べたが、スクリーニングレベルで1000人検査したが、問題のある子供はいなかった。

http://www.ustream.tv/recorded/14374079 30:00~

弁護士・ジャーナリスト 日隅
疫学的に100mSv被爆した場合、疫学的に何人の人が癌になるかと政府は認識しているか?

細野補佐官
いろんな意味で影響が出てくるレベルといわれているが、様々な分析があって政府がどのように判断するかというレベルの話ではないかと思う。私よりも安全委員会に聞いた方がいいと思うので、先に安全委員会が先に説明して下さい。

# わからないから安全管理委員会に振った・・・

安全委員会
被曝線量が 100mSv より上だと、癌が増加する値が比例している。長崎、広島の追跡調査であきらかになっている。それ以下は疫学的には関係がはっきりしていないが、ICRPでは放射線防護という観点から比例関係にあるだろうとして基準を設定している。2007年勧告では1Sv(1000mSv) 増えれば癌発生リスク係数は0.057増えるとしている。

弁護士・ジャーナリスト 日隅
1Sv 増えると 5%、 100mSv 増えると0.5%増えるということになる。このような数値を元にリスクを考えて対策を考える必要があるのに、細野さんから解答がでなかった事はショックだ。関電HPではチェルノブイリとの比較というところで、チェルノブイリで亡くなった人は15人と記載している。

実際にチェルノブイリで亡くなるだろうと予測されている人数は何人だと安全委員会、細野さんは認識しているか?

安全委員会
処理に当たった消防員等、国連では28人となっている。

弁護士・ジャーナリスト 日隅
WHO が関与したフォーラムで公表されている予測値は何人ですか?

安全委員会
数値を持ち合わせていません。

弁護士・ジャーナリスト 日隅
4000人です。なぜ、官邸のホームページでこの情報を公開せず、15人しか亡くなっていないと
公表するのか?官邸自ら安全を強調し、危険性を的確に情報提供していないということではないのか?

細野
28人という数字は国際的に認識されている事実だが、15人という値は、政府の見解ではなくアドバイザである専門家の意見、一端の意見であると私は理解している。

フリージャーナリスト
安全だという方向のデータばかりを広報するのは極めて不誠実。国民に対して害を与えることはあっても益を与えることはないと思うが。

細野
チェルノブイリは他国で起こった事故なので日本が独自に評価する必要はない。楽観的なデータのみを公表する事はもってのほかで厳しいデータを先ず最優先して公開するというのは指摘の通りだとおもう。

弁護士・ジャーナリスト 日隅
4000人というデータは8つの国際機関が合同で発表した国際的なデータだ。この部分だけおとしているのは問題だと言っている。私はチェルノブイリを独自に評価してくれと言っているのではない。国際機関が出している低い数値だけを公表し、高い数値を公表しないのは不誠実だといっている。

# この政府、東電の姿勢は、全てにおいて一貫している。
# 国が公表する数値に対する信用は既にない。風評の性にするな。

細野
政府として28人は再確認してだしたデータなので間違っていないと思う。4000人というデータについては確認させて頂きたい。

http://www.ustream.tv/recorded/14374079 38:30~
記者
Wスピーディーの運用実績について

# Wスピーディは90km×90km のスピーディに対して
# 地球規模の放射性物質拡散シミュレーションが行えるシステム。実験運用段階にある事は
# 既に知られている。 巨額の税金を投入して開発されたスパコン。

学校の校庭の土砂の処理について
前向きに受け止めていく必要があるといっているが、敷地から外に出すのは難しいのであれば、穴をほって埋めるなど国が方針を示さなければ前に進まない。

# 東電にもっていけ。

細野
Wスピーディーは研究段階にあり、スピーディでさえ難しかったため地球規模のWスピーディは使えそうに思えなかった。問い合わせた結果、シミュレーションで使えるデータは得られない。今のところ、公開して使えるデータにはならない。

郡山でのグランドの隅においてシートをかけているが、専門家は土の上下を入れ替えるだけでレベルが下がると提案されている。自治体の(判断で行った処理に対しては)後押しする責任は国にあると考えている。

記者
グランドの土を集めたことで放射線量が高い(危ない)場所が出来てしまったという解釈はないか?

細野
そのような見方はあるが、制約となって対策が出来ないという意見もでている。私は制約すべきではないと考えている。一時的でもとどめおく方法は考える必要がある。

# 遅すぎる。この期に及んで、国から具体的な指示を示さない。
# この間にも子供は被爆していくし、枝野官房長官は土はそのままにして安全、移動の必要はない
# と発言し、更に混乱が広がっている。

この会見3日後 5月 2日 に開かれた政府交渉「20ミリシーベルト 撤回要求 対 政府交渉」

http://www.ustream.tv/recorded/14374079 43:00~
NHK
海江田大臣の命令書について
1号機は水棺にすることによって耐震性がどの程度損なわれるか?格納容器が今、水が何トンはいっていて、格納容器を設計したときにこのような事を想定して設計されていたのか?細野さんには政府として水棺によって損なわれる対戦性についてどう評価しているか?

決算委員会で最も楽観的な予測で行けば工程表通りといっていたが、工程表通りうまくいかなかった場合、水棺作業がうまく以下なった場合、第二案、第三案と準備しているのか?準備していれば、どのような対策を準備しているのか?

東電
耐震性の評価は水が水棺に必要な容量に達しても耐震性には影響ない。格納容器内に水を注入して使う事を想定して設計されていない。現在の水位は窒素を舟生する段階で格納容器のフラスコ部の赤道付近にあっただろうと予測しているが、現地点でどの程度の位置に水位があるかわかっていない。

NHK
M8 は500ガルを超えるが,それに耐えられるのか?

東電
基準値震度SSを目安に評価している。

細野
水棺は安定化、冷却に効果がでており前向きに評価している。どの程度の強度が得られているかはしっかり確認する必要があるということで大臣から指示が出たという事だ。この報告を東電から受けた後に保安員も含めしっかり検討した上で報告する。

他のやり方について。具体的には1号機は比較的 水棺が可能性として高い。2号機はサブレッションチェンバーが破損しているので、水位が上がっていかないと考えられる。水漏れがない状態に出来るかも確実に検証されている訳ではない。

そこで水を満たさなくても冷却できる方法は他にないか検討している。(熱交換機を外につけるなど)その他の冷却方法の可能性も探っている。このルートだけを考えて工程表を作っている訳ではない。水を満たす過程でタービン建屋に水が流水する可能性も視野に入れている。

共同通信
トレンチをコンクリで埋めるという話について。
高濃度たまり水を移送さえて、なぜこのタイミングでコンクリートで埋めるのか。
理由について。

東電
タイミングについては、2号機の高濃度汚染水を経由して流れた。それを防ぐ必要がある。今度、津波があると、外の海水が押し上げて汚染水を外に押し出してしまうという事を恐れてコンクリートで塞ぐことにした。

細野
大きな余震(4/11)で危機感が強くなった。余震対策に本格的に乗り出した結果だ。縦坑を埋める判断は、最近の話。縦坑の中に水を防ぐ必要があると判断した。

東電
縦坑を防ぐことで縦坑を通じて環境、タービン建屋に流入するリスクが低減できると考えている。行き場をなくした水が地下水を経由して出て行っていないか監視する必要がある。

共同通信
トレンチを埋めて水の行き場がなくなった場合、タービン建屋、サブドレイン意外に水が漏れるルートは特定されているのか?

細野
前回のピットは水が出ないようにする処置だったが、今回のトレンチ埋め立ては津波によって外部に水が流れ出さないようにする処置になる。現実問題、極めて厳しい中で階段を上ってきたのであって、今、この段階で埋めることにした。

共同通信
4号機の使用済み燃料プールの支柱について。4号機の耐震性の評価について。

東電
耐震性の評価については解析モデルでは大丈夫だと考えている。ただ、余震が何時起きるかわからない状態で速くしたほうがいいだろうと言うことで実施することにした。

細野
大丈夫だという評価だが、最悪の最悪の状態に対応出来るようにするため、燃料棒の多い4号機の耐震性を強化する必要があると判断した。
共同通信
午前のレクで240mSvの高い被爆をした作業員がいるという話について被爆限度を再引上げの検討に入ったという事について。場当たり手だという非難について。退陣した小佐古さんによれば、更に被曝線量の基準を引上げようとしている事について。

細野
水に足がつかってしまったと利いているので、通常作業と状況は違うと考えている。保守的な基準100mSv から 250mSv になった経緯はこれから現場で何が起こるかわからないなか 250mSv に引上げる必要があった。これでいいですか?

共同通信
私が聞いているのはそういう事ではなく 250mSv の被曝線量の基準を更に引上げようとしている再議論が始まっていると小佐古さんが発言している事について聞いてる。

細野
今から話そうと思ってますた、、、
# たじたじだ。
100から250に引上げているので、この範囲内で多くの人が関わる事で問題が乗り越えられるようにしようと意見をまとめている。なので 250 から 500 にあげるという事実はない。

フリーランス 木野
4月4日の 汚染水を放出する過程が曖昧で状況がわかっていない。6条、7条を適用して報告書を出すように政府として指示しないのか?報告書を出させないのか?

細野
日本にとって初めての判断なのでうんぬん。

# 発言内容が理解出来ない。

木野
細野さんから、水を出した経緯を話すことは可能か?

細野
私も関わったが、中途半端に報告しても混乱するので事実関係をまとめて報告するということでいいか?

木野
事実関係を纏めると言うことは時系列でまとめていないということか?

細野
保安員の方である程度整理をしているということなので、保安員から説明する形で私が補足するという形で報告させて頂く。

細野退場

http://www.ustream.tv/recorded/14374079 1:6:21~

朝日新聞
防潮堤の対策について。
現場からの要望から決定まで2週間要した理由について、防潮堤の長さの話がでたが、幅、高さは?

# 大手メディアの質問の質は本当に低い。省略

読売新聞
耐震補強、4号機プールの支柱について。プールの重さは?支柱は1本か?
SS評価基準をガルという単位でどの程度の震度に耐えられるか教えてくれ。

# 質問の繰り返し。

東電
支柱は20cm各の支柱を30本、床でプールを支える。耐震数値は別途解答させてくれ。

読売新聞

M8 を想定していると言うことだが、津波はどの程度の高さになると考えているのか?

東電
つなみの高さは確認させてくれ。

# ・・・ 省略


毎日新聞
防潮堤の設置場所について

東電
防潮堤は海抜4メートルの位置に点線に沿って並べていく。


http://www.ustream.tv/recorded/14374079 1:22:00~

毎日新聞
20mSv/年は計画的避難区域という基準だったと思うが、学校の20mSv/年の基準は別なのか?

安全委員会
計画的避難区域の 20mSv/年の根拠はICRPの緊急時の放射線防護の考え方の中では、事故が起こった場合、20~100mSv に抑えるべきであるとなっており、健康を優先して低い方の 20mSv/年を採用した。

# ICRP の勧告ばかりを強調しているが、内部被爆は考慮されていない。
# チェルノブイリでは内部被爆を考慮した 5mSv/年で待避区域となる。
# ICRPの勧告自体、チェルノブイリ事故を経験したヨーロッパでは、ICRPの勧告は欠陥がある
# と指摘されている。20mSv/年は非常に高い値。

毎日新聞
こどもの場合は、事故継続時ではなく、事故収束後の1~20mSv/年の高い方の値を採用したのか?収束もしていないのになぜ収束時の値を採用したのか?

安全委員会
ICRPの2007年勧告によれば、平常時より高い場合も示されている。事故収束時だけでなくラドン等放射能の高い所にも適用できるとされている。通常生活を行う地域では緊急時のほうではなく、通常生活時の考え方を適用することが正しいと考えた。

# どこまで都合のよい解釈をするのか、呆れてものがいえない。
# 避難区域と子供の上限値が同じレベル。頭がおかしいとか思えない。


安全委員会
20mSv/年浴びていいとは一言もいっていない。1~20mSv/年の範囲で考える、低くする努力をする。それを見るためにモニタリングをする。

どれだけ努力が出来るか

# 全く理解出来ない。
# 仮に今後、上がってもモニタリングしているからいいのだ。20mSv/年は超えないからいいのだ
# ということは、値が極端に上がるホットスポットが発生しても、20mSv/年に近い値が出ても
# 非難しなくていいという事になる事に問題がある。
# 撤回要求を市民が要求した際、だからモニタリングしているといっているだろと反論。
# モニタリングするだけでは数値は下がらないだろと激怒、一蹴されていた。
# 台風などで広範囲に飛散する可能性もある。 20mSv/年は撤回させなければ大変な事になる。

計画的避難区域に入る二つの学校があるが、計画的避難区域の 20mSv/年を適用しないのはなぜか?

文科省
この二つの学校については、校庭に出られる時間(屋外は1時間まで)など、生活を制限しているから大丈夫なのだ。

# むちゃくちゃだ。
# 2011年 4月 26日の公開質疑でも話が出ていたが、告発、告訴を視野に入れる必要がある。
# 20mSv/年に決めた経緯も議事録は取らない、専門家の警告は無視、
# 安全委員会の一部で決定、政府も知りつつ許可した事もあきらかになっており、
# 20mSv/年を進言した安全管理委員の個人名まで特定されいる。もはや人間ではない。

週刊ダイヤモンド
工程表に関して2週間たった現状と認識について。工程表は評価できないと専門家はいっている。また、作業員のモチベーションを上げるために何か行っているのか?減給をしていては作業員のモチベーションは上がらないので。

東電
個々のテーマ毎に進捗状況を報告する。プラントそのものの被害が大きいので時間がかかる。モチベーションに関しては東電側で特別な手当は支給していない。一丸となって取り組んでくれている。

保安員
工程表は広範にわたっているので、云々。

# 一体何がいいたいのかわからない。とどのつまり、推移を見守りたいって事。

http://www.ustream.tv/recorded/14374079 1:38:45~
読売新聞
学校のモニタリングについて。
小佐古参与の辞任もあり、20mSv/年、3.8マイクロSv/h の基準について見直す考えはあるのか、ないのか?助言を見直す、考え直す考えはあるか?

安全委員会
助言で重視していることは※モニタリングを行ってもらって被曝量を計測してもらうということだ。暫定基準というのは夏休みが終わるまでのものだ。それ以降は、あらたな考え方、取り組みが文科省から出てくるのを期待している。

小佐古先生については内閣府で採用された者であり私たちが何か言う立場にない。

# ※これは対策ではない。子供をモルモットにしていると、文科省、安全委員会は厳しく非難された。
2011/5/2 「20ミリシーベルト 撤回要求 対 政府交渉」
# つまり、計測してモニタリング結果から被爆したという状況にならない限り
# 動かないよ。と断言している。
# 夏休みまでなんとか引き延ばせば、空間線量もさがるだろうと期待しているのは明らか。
# それまでは都合のよく解釈した設定基準値で大丈夫だ(被爆してくれ)と。

文科省
暫定的考え方は4月~8月下旬までを対象。事態の変化があった場合は変更を行う可能性がある。安全委員会から2週間に一度モニタリングを行えと指示されており、モニタリング値を安全委員会に報告して安全委員会と検討する必要がある。

# 責任のなすりつけ合いだ。文科省はこっちにだけ振るんじゃないと。ひどすぎる・・・


読売新聞事態の変化とはどういった事態を想定しているのか??

文科省
あらかじめ予測されたものがある訳ではない。


読売新聞
疫学的調査がでたら、という事なのか?よくわからないんですが、

文科省
あらかじめ予測されたものがある訳ではない。すみません。

# 私が文科省を代弁すると、台風などで放射能物質が関東一圓にまき散らされた場合など
# 言いたくてもいえない。
# 風により、敷地内の物質が相当量、広範囲に飛ばされる事になるのは想像に難くない。

NHK
2人の作業員が200mSvを超えたことが確認されたが、こうした大量被爆した人達の今後の生活をどのように考えているのか?

# 補足
# 4月30日(本日)2人の被爆線量が、200mSvを超えており、50~200mSvが 8人、100~150mSvが
# 11人、判明している。
# 上限の100mSv から 250mSvに引き上げたが、250mSv が迫っており、更に上限をあげることを
# 政府が検討しているという話があったが、これはこの会見で細野補佐官により否定されている。

東電
大量被爆した作業員の健康上の診断結果は確認しているが、今後の事についてはまだ検討中。

NHK
それは東電の社員も同じか?

東電
そうです。

記者
内部被曝も含めて(文科省に)報告をもらいたいといったのか?

安全委員会
空気中の濃度で測り、それをベースに内部被曝を試算する必要がある。

記者
それは子供の被爆状況から判断するのか?

安全委員会
来週の安全委員会でそういったことも含めて議論する。

記者
文科省はどういった基準で内部被曝を判断しようとしているのか?

文科省
外部被爆の を内部被曝とする。

記者
作業員は外部被ばくより内部被曝をしていることが明らかになっているが、学校ではこのようなことは起こらないのか?

文科省
現場とは違う。そのように考えていない。

http://www.ustream.tv/recorded/14374079 1:48:00~
フリーランス
事故当初、線量が高かったが、事故当初の被曝量も考えて学校の 20mSv/年を決めたのか?

文科省
同じ値が1年間続くと考えて決めた。実際の過去の線量を評価するとしても学校の場所によって評価が異なる。この値は個々の学校でも使えると考えている。

# 何を言ってるのかわからない。根拠の話になると、本当に歯切れが悪くなる。

フリーランス
では過去から今までの線量はどこの学校を基準にして3.8マイクロSv/h と 20mSv/年と決めたのか?

文科省
過去の線量も含めて、過去によって違うので、既に10ミリを超えているとか今の場所とは思っていませんので、夏までの基準で考えている。

# しどろもどろ。日本語になっていない。

フリーランス

3.8マイクロSv/h ですが、事故直後はもっとあった筈です。これらの積算値は考慮していないのですか?

文科省
過去の線量を足して一年間という基準は評価する価値はあるとおもうが、学校を開くかどうかという基準なので、3.8マイクロSv/h という基準は、この瞬間が、一年間続くとして決めた値だ。場所によって異なる。

# しどろもどろ。
# とどのつまり、学校を開くために設定した都合のよい基準値であるということだ。

# 何をいってるのか全く理解出来ない。質問の仕方をかえて積算線量について考慮しているのか
# 繰り返して質問しているのに、考慮していないと言わない。人として恥ずかしくないのか?

フリーランス
校内の値はコンクリート敷地値という事でいいか?

文科省
違います。校内は教室の中、コンクリート敷地値とは違う。

フリーランス
校内の値を教えてくれ。

文科省
# 最も高い値の学校は以下の通り。
場所 地面からの高さ 1時間あたりの放射線量
校舎外 1m 2.7マイクロSv
校舎外 50cm 2.9マイクロSv
コンクリート敷地 1m 1.4マイクロSv
コンクリート敷地 50cm 1.5マイクロSv
校舎内 1m 0.3マイクロSv
校舎内 50cm 0.2マイクロSv
体育館 1m 0.3マイクロSv
体育館 50cm 0.3マイクロSv
校舎内窓際 1m 0.4マイクロSv
校舎内窓際 50cm 0.2マイクロSv
校舎内中心 1m 0.1マイクロSv
校舎内中心 50cm 0.1マイクロSv

フリーランス
先ほど
学校に関して、これまでの積算線量を考慮する必要がないのか、安全委員会の意見を聞かせてくれ。

安全委員会
だからモニタリングと関係してくると思うが、実際に受けた放射線量がどれだけなのか大事であってそれを出す際に文科省のほうでそこを含めてやられるというのであれば、そういうものとして受け止めて評価したいと思う。

フリーランス
意味がわからないんですけど。

# 私にもわかりません。何を話しているか理解出来る人はいません。

安全委員会
大事なのはどれだけ放射線を受けたかが大事であって、従ってモニタリングもやってもらうし、モニタリングの関係では出来るだけ子供さんと同じ動きをする教員、職員には積算線量計をつけてもらって、そういうところから被曝線量を求めるという事をしている訳であって、そういうのをやりながら考え方を出すまでの間の分、文科省から考えを示して頂いて、評価された被曝線量がどうなのか、安全委員会として評価していきたい。

# ついに主導的立場のなすりつけ合いを始めた文科省安全委員会
# 文科省、安全委員会は、積算線量について全く質問に答えようとしない。
# この態度、質問者をバカにしているようにしか見えない。
# 特に安全委員会の態度。どうどうと責任放棄。

フリーランス
これまでの積算値がわからないのに1年間で値を超える、超えないは、分からないじゃないか。

安全委員会
場所によって値が違うので20mSv/年はいかないと考えられる訳だ。まぁそいうことだが、繰り返しになるが、あの、その、実際の被曝線量がどれだけというのが非常に重要になってくるので、単に見積もりだけでなく、教員につけてもらった積算線量も十分考慮して評価していきたい。

# 実際の被曝線量がどれだけかが重要になるのであれば、なおさら、これまでの
# 積算を加えて考える必要があるのに、矛盾した答弁を繰り返す安全委員会。

# 監視したら大丈夫という態度。
# 実際に計測して超えてからでないと対応しないと。子供をモルモットとしか見ていない。
# 積算については頑として答えようとしない。質問者をおちょくっているとしか思えない。

司会者
他に質問する方もいるので。

フリーランス
文科省でいいから、次回までにこれまでの線量に対する考え方をまとめてください。

文科省
これまでの線量については公開しているので、それを見れば質問の答えになると思う。

# だめだ。こりゃ。
# 次回も答える気はさらさらないらしい。福島の母親相手に同じ対応をする鬼畜ぶり。

http://www.ustream.tv/recorded/14374079 1:59:00~

朝日新聞
事故発生直後のパラメータのデータを公開してくれ。公開できない理由について教えてくれ。

東電
中央制御室が汚染されていたので取り出すのに時間がかかった。今、どこまで取り出されているか確認させててくれ。このデータがないと虫垂作業ができないという訳ではない。速やかに取り出して解析をして公表したい。

朝日新聞
事故直後の地震計のデータを急いで取り出すということはしないのか?

東電
分析の最中で公開できる段階にいたっていない。損傷した度合いを見積もった。1670トンとして447ガルで大丈夫とした。

http://www.ustream.tv/recorded/14374079 2:03:00~
TBS
学校の放射線量について、今回、2階連続で3.8マイクロSv/h を下回ったので規制は解除されるのか?

東電
解除するかというのは学校や教育委員会が判断すると思う。

朝日新聞
伊達市の2つの学校のみが解除にはいっていないという考えていいか?

東電
そのとおり。

朝日新聞
2校以外で3.8マイクロSv/h を下回った。安全委員会の評価について聞きたい。

安全委員会
被曝線量はどれくらいなのか見ていきたい。

日経新聞
作業員の内部被爆の測定は。いつ、誰が測定したのか?どのような順番で測定したのか?なぜ、今日になって情報開示したのか?

# 4月30日(本日)2人の被爆線量が、200mSvを超えており、50~200mSvが 8人、100~150mSvが
# 11人と公表している

東電
3月末までに外部被爆で100mSv を超えた作業員を中心に内部被爆を測定しており、この評価については日本原子力開発機構に協力してもらい内部被爆を評価している。本日評価がおわったので本日公開した。順番は外部被爆100mSvを超えた人から順にと聞いている。

NHK
工程表の第一ステップ3ヶ月間について進捗状況について

東電
今時的な完走だが、どちらかというと順調に進んでいる。

保安員
今のところ、決定的に工程表を見直さないといけないという状況ではない。順調。決定的とは放射能の高い場所、余震等の障害の事。

中日新聞
トレンチ縦坑の封鎖処理について。
あいてるところを使ってトレンチの水はぬくのか?

東電
トレンチの上から蓋をする。内部から外に漏れないようにする。


中日新聞
中の水は抜くのか?

東電
水の放射線濃度は高いが、今すぐ抜くとは考えていない。

中日新聞
内部被爆を考慮してこの線量になっている?

東電
体内に取り込んだ放射能物質が50年間放射能を放出し続ける分も計算して、全体の放射線被曝量を出している。

省略

http://www.ustream.tv/recorded/14374079 2:31:30~
江川招子
校庭の表土を取ったときに土をどうするかという問題で、深く掘って埋めるという方法があるが、そもそも東電から飛んできた土なんだから東電の敷地内にコンテナにいれて管理するというのは物理的に可能なのかどうか?

悲惨防止剤を吹いてはがして飛散しない形で表土の土をはがすと言うことは出来ないのか? そして、安全委員会には今日の発表資料の中で劇的に減っているところがあり、効果のある対策なんだから、方針を助言する気はないのか?

ICRP勧告の中に、防護対策を進める上で主要な利害関係のある立場の人を入れて評価しなさいとあるが、20mSv/年を決めたときに、一体どのような利害関係のある人の意見を聞いて評価、決定したのか教えてくれ。

東電
校庭の残土をコンテナに密封して当社の敷地に集めておくという考え方としてはあると思うが、敷地外で放射性物質をどのように取り扱うか、法的な仕組みがない。悲惨防止剤を巻いて遮蔽効果はないが、やり方としてはあると思う。飛散防止の効果はある。

安全委員会
郡山の自主的な取り組みについて。トータルとした場合、児童の被曝量をよく調べる必要がある。被曝線量を下げると言うことはICRP勧告の精神である。具体的にどのような手段をとるかというのは、ここの学校により状況が違うと思うので、学校運営の問題になるのでl教育委員会や文科省の方で個別の判断をする必要があると思う。

# 教育委員会と文科省にまるなげ。

江川招子
積極的に指導しないのか?

安全委員会
いずれにしても他の状況をみて対応していきたい。

# 何もしないと言っているのと同じだ。

文科省
福島県の教育委員会、県庁と相談。利害関係者という見方では学校設置者、厚生労働省と協議して判断した。

江川招子
それで教育委員会はこれで納得したという事ですね?

文科省
もごもご、、県の方と合意した。

江川招子
浜岡原発を巡る調査の評価は今月いっぱいということだったが、今日が今月最後だがどのような評価が出たのか?

保安員
今とりまとめている状態。5月の上旬に発表する。

江川招子
なぜ遅れているのか?困難な状況があるのか?

保安員
身長にやっているので遅れている。

江川招子
前に質問したが工程表通りにすると費用がどれぐらいかかるのか?

東電
費用については契約金額がきまっていないので、コストは答えられる状況にない。

省略

東京新聞
計画的に避難区域で正式な会議を開いたのに、校庭の利用判断の助言要請が文科省からあった場合、会議を開かずに決定した事について適正だったと考えているか?

安全委員会
文科省を中心に以前からディスカッションを行っていたので短時間で決めたという訳ではない。助言要請も法律に基づくものではなかったので会議を開く必要はない。安全委員会、4人で決めたがその場にいない委員は電話でコンセンサスをとった。結果文書で通知した。

東京新聞
やり方としてはだとうだったと?

安全委員会
妥当だった。

# この人か諸悪の根源か・・・

東京新聞
実質的な協議にどの程度時間をかけたか?

安全委員会
ICRPに基づいているか、線量を減らす努力をするか、モニタリングをするかでよいと評価した。20mSv/年でいいとはいっていない。

東京新聞
表土を積んでシートをかけた学校は、今回のモニタリングでシートの放射線量は考慮したのか?

文科省
していない。シートは測定せず、表土をはがした箇所を測定した。

東京新聞
校庭で遊ぶにしてもそのよな箇所があるのに考慮しないというのはおかしいのではないか?

文科省

学校は校庭を利用する事を児童に許可していない。

東京新聞
シートで覆った山は高い放射線量が出ていると予測されるのだが?

文科省
わかりません。

省略

取り敢えず、録画分はここまで。2011年 5月 2日/ 5月4日 の会見はこれから起します。文科省、安全委員会の対応には呆れるばかり。全く同じ調子で福島県の教育委員会、母親をバカにして安全だという放射能に汚染された校庭の土を突きつけられる事になります。

東電サイトを検索

政府・東電 統合会見議事録から検索

規制庁・経産省・文科省から検索