2014年8月6日水曜日

東電会見 2014.8.6(水) 福島原発事故 未確認・未解明事項の調査・検討結果 第2回

東電会見 2014.8.6(水) 福島原発事故 未確認・未解明事項の調査・検討結果 第2回



左:原子力設備管理部長 川村慎一氏
右:みぞがみ氏(変わった?

1時間40分


福島原発事故 未確認・未解明事項の調査・検討結果




http://live.nicovideo.jp/watch/lv188610468#-00:00:10

福島原発事故 未確認・未解明事項の調査・検討結果




○東電小林C:
福島原発事故における未確認、未解明事項の調査検討結果の第二回進捗報告について説明する。皆さんからむかって左側が品質管理部長であらせられる川村さまだ。で、右側が原子力設備管理部課長の溝上さまだ。

○東電川村:
只今紹介にあずかった川村である。事故から4ン止め夏をむかえ、社会の皆さんと地域に迷惑を掛けている事を詫びる。本日、福島原発における未確認、未解明事項の調査検討結果の第2回の進捗を報告する。

先ず手元にあるA4資料を見るのだ。http://j.mp/1lyMHz8 こちらに沿って説明を進める。最初の方に書いてあるが、

当社としては平成25年12月13日に http://j.mp/1sdYDdE 福島原発事故における未確認、未解明事項の調査検討結果の第一回進捗報告を示しておりまして、未確認、未解明事項について52件抽出して、

そのうち、10県の調査、検討結果について報告をしている。今回はその時の検討未確認事項のうち、優先順にの高い4件について、調査、検討結果が纏まったものでお知らせするものである。

別紙のPP資料で中身の説明を進める。PP3ページに概要。この調査だが、事故の事実を明らかにすることで、日本、あるいは世界の原発の安全性向上に役立てる(原発を推進するために)ということで取り組んでいるものである。

当然、こうした活動は事故の当事者である事業者の責務であると考えている。また、ここで得られる知見は、廃炉に向けた課題の解決に繋げられると考えている。

# 第三者の現場検証はお断り。##

更に柏崎刈羽原発等における安全対策の精度の向上や、対策の強化に繋げられるものと考えている。

# これから再稼働する原発に対する安全性については後付けで。##

次のページ。4ページだ。今回の報告のポイントを個々に簡単に纏めている。4点ある。★★★1点目。3号機のRCICの停止現員だ。これについては、これまで事故当時の運転員の証言、

あるいは行動道では明らかに出来なかった3号機の原子炉隔離時冷却システム(RCIC)の停止現員について、更に掘り下げて調査を行っている。その結果、この停止現員と思われるものが浮上してきている。

この結果については、過酷の状態で少しでも長く原子炉に注水させる観点で、非常に重要と考えており、柏崎の安全対策に繋げていきたいと考えている。

★★★次2番目だ。3号機のHPCI運転状態と事故進展へのエイ挙評価だ。3号機の燃料溶融の進展について、炉内への注水状況など、これまでより厳しい条件で解析を行った結果、燃料の大部分が格納容器底部に落下している可能性が示唆された。

これについても後ほど詳しく説明する。ま、得られた燃料溶融の状況は、今後の廃炉に向けた知見として活用していきたいと考えている。

3点目だ。★★★2号機、3号機の燃料溶融のタイミングとその時の形態の検討が進んだ結果として、これまで原因不明としていた敷地内の正門における中性子の検出が、この溶融のタイミングと一致していることが分かってきている。

このような現象の発生は、過去に無かった知見であり、★★★★事故時の対策の手順の作成において、まっ、活用出来る知見だろうと考えている。

4点目だ。★★★消防車による原子炉注水量の、その量の精度の向上だ。こちらは、前回の報告の時にも、消防車による原子炉への注水量については、途中、原子炉にいかずにバイパスしてしまう流路があったということで、

全量が原子炉に届かなかったのではないか、ということを報告しているが、これについて計算の精度を少し向上している。引き続き調査を継続し、事故進展への影響や、把握、精度向上に努めていきたいといった内容だ。

ま、いずれにしろ、原発の安全性向上、それからは色方策立案に資するものであろうと考えている。以上が、今回の進捗状況のポイントだ。それでは、もう少し具体的な中身に入っていくが、5ページからは、少しおさらいも含めて、調査の全体像について説明する。

5ページは全体の流れがある。可能な限りの現場調査を行い、技術の確認をして、当社としては平成23年12月、平成24年6月に調査報告を纏めている。この時点では、まだ未確認だった、あるいは未解明だった事項が幾つかあり、

それについて引き続き調査している。具体的には52件、そういった物が抽出されており、それについて、昨年12月には10件の報告をしたと。更に残っていた案件のうち、★★★優先順位の高い10件については、

今後、2年以内に検討結果を出そうと言うことで取り組んでおり、ま、そのうちの4件がそのうちの報告と言う事になる。6ページはその優先順位が高い10件のリストと今回の4件がこう言う対応と鳴ってるというものである。

# 専属でこれやってるのは2名だそうですよ。##

詳しくは省略する。7ページは、昨年12月に報告した10件の内容だ。このうち、2件については、この検討結果を出発点として、今回の検討に繋がっている。8ページだが、こういった未確認や未解明事項については、

我々だけで検討するのではなく、検討結果について、広く社会に共有して、専門家のレビューを受けるプロセスも重要であろうと思っている。具体的には、日本原子力学会の大会や、

国際会議、それから OECD NEA、これは経済協力開発機構の原子力機関だが、そこのプロジェクト、また、原子力規正庁の事故分析検討会、それから新潟県でも技術委員会でフクシマ事故の検証と言うことを取り組んでいるので、

そういった場にこの検討結果を照会しながら、色んな意見を頂き、取り組んでいるところである。具体的にそれぞれの中身の話しに入っていく。10ページは、今回の報告の概要である。

燃料の大部分が格納容器の下に落下したことが確認されている。ま、先程、紹介したポイントと重複するので、ここは省略する。では個別にその4件の具体的な中身について、11ページ移行から具体的に説明する。

先ず、最初のポイントは3号機のRCICの停止原因だ。http://j.mp/1oep97j 3号機は津波到達後も直流電源が使用可能だった。このRCICを使って、原子炉への注水を継続していた訳なんだが、

3月12日11時36分にこれが停止していることを確認している。約20時間近く運転を継続したものの、停止原因は明らかになっていなかった。ちなみに RCIC 自体は、直流電源でも動くと言うことで、

直流電源に期待する時間は当初8時間と言うことだったので、それに比べると直流電源の負荷をコントロールするとか、現場の運転員が非常にきめ細かな対応をしたことにより、その結果20時間近く運転を継続したと言うとこだが、

最終的にどうやって止ったと言うことについて、今回明らかにした、というものである。具体的には現場状況の確認。アルは実測データ、プラントの設計情報を元にして、停止した原因、停止条件の成立の可能性について、検討してる。

★★★その結果、この停止については、タービンの排気圧力高の信号を検出し、電気式トリップの回路が働いて、停止に至った可能性が高いことが分かってきている。

★★★これについては、柏崎刈羽の安全対策として、既に実施済みだが、こういった状況化において、津波がきて、全電源が喪失して、これ以外注入手段がない、という状態においては、注水を優先すると言うことで、

★★★こういったタービン排気圧力高のインターロックを除外する、そういった操作手順を整理して、既に運用に入っていると言うことである。12ページだ。

ここにRCICの運転状態について簡単に纏めている。http://j.mp/1oqfiXd 左側に原子炉がある。原子炉から脇に主蒸気管が伸びており、その下から赤い線が伸びている。

これ、上記を導入する配管で、幾つかのバルブを経て、タービンに導かれる。上記でこのタービンをまわして、その仕事を終えたタービンの排気は、サブレッションチェンバーの方に導入される流れになる。

タービンとトリップが軸で直結しており、タービンが回る事によりポンプが回って、水源から原子炉に注水する系統になっている。このタービンだが、緊急事態において、このタービンを急速に停止させる機構がある。

それが働くと、このタービン蒸気止め弁というバルブが、急速に閉まって、タービンへの蒸気供給を遮断し、このポンプを止めてしまう、そういった保護回路が付いている。

13ページを見るのだ。先ず現場での確認として、このトリップ機構を有するタービンの蒸気止め弁が閉まっていた、それによって停止した事が確認されている。

停止後に中央制御室において、これをスタンバイ応対にするためのリセット操作を実施している。これができている。トリップ機構は13ページ右側にある。簡単に図が描いてあるが、バルブの上部にモーターがあり、そこの下に付いている。

ここにラッチ機構とあるが、このラッチ機構が外れるとバネの力が働いて、それによってこのバルブが下に押し下げられるという機構がある。

ラッチ機構を外すためには、この電気式の電離接触機をつかってトリップさせるか、もう一つ、タービンがオーバースピードになった時に機械的に止めるためのリンクをつけた、機械的なトリップ装置、こちらの両方がある。

中央制御室でリセット操作が完了できるのは、このうち電気式取り婦の部分だけであり、実際に機械式トリップの方は、現場に行かないと、これはリセットできない。

ということで、機械式トリップの方は作動してないことは、これもわかっている。で、3月12日までの停止時点まで、この弁の操作や状態表示、計器の監視が出来ており、電気式トリップに必要な直流電源は確保されていたことは分かっている。

更に、リセット操作をした後に再び止め弁が閉止してトリップすると。同じ原因でトリップを繰り返した可能性があることが分かっている。次のページを見るのだ。

そういったそのトリップが、成立する条件について、実際にどういう条件になればトリップ売るのか、というのを14ページの左側に書いてある。色んな条件がある。先ず手動で止める。これはそういう事実はなかった。

水位高、これについても、ここまで水位が達していないことが分かっている。それから、一つ飛ばして、ポンプの吸い込み圧力低、こちらもだな。水源の水位が下がると発生するが、この後、直後にHPCIが起動している。

同じ水源で同じトリップ条件のものが起動しているので、これそういった問題はなかったのではないか、というのがわかる。それから加速度。これについても蒸気調整弁が制御されていたと言うことでこの可能性も低いと考えている。

その下。4つの条件は、万一、RCICの系統が破損したときに、蒸気が漏れ出ることを防ぐために、大元のバルブを示せしまう。先程の12ページでいくと、原子炉から導入する蒸気のところに隔離弁というのがあるが、

こちら、隔離弁を閉めて、系統毎、隔離してしまうための動作に入るための信号だが、これもバルブが閉じた記録もないし、その後、改めて閉じているという記録もあるので、これは働いてないと考えている。

★★★残るのが、タービンの排気圧力高、ということである。こちらについては、必ずしも、確認がされてないと言うことである。ここについて、もうちょっと詳しく調査している。

15ページだが、こちらが、今回、ある程度分かったデータだ。横軸に時間の経緯、縦軸にRCIC、この系統の排気圧力、すなわちタービンで仕事を終えた蒸気がサブレッションチェンバーに戻る系統のところに付いている排気圧力計、

こちらの読み値とだな。それから、それが青い四角だ。それから、実際に排気が導入されるサブレッションチェンバーの圧力が緑の三角。それからドライウェルの圧力がマルだ。この時間帯ずっと一貫してRCICの排気の圧力、

それから排気が導入されているサブレッションチェンバーの圧力。両方とも上昇している。停止直前の読み値だが、排気圧力として、0.24MPa。この時点では設定値には達していない。

一方、Cの点だが、11時36分、停止時、ちょうどの排気圧力は、記録がない。停止するとサブレッションチェンバーと隔離されるため、排気圧力がゼロに戻ってしまうので、分らないという事だと思う。

一方、この間の時間だが、11時25分から、12時にかけて、このサブレッションチェンバーの圧力が急上昇しているのがある。これが影響した可能性があると考えている。

16ページだが、停止時のサブレッションチェンバーの圧力は約0.25MPaであり、ここに導入される排気管の圧力損失がある。これが試運転時のデータでは、約0.05MPa。上流側の方が、その分だけ圧力が高い事になる。

そうすると、これを加えて考えると、排気圧力がトリップの制限値を超えた可能性がある。で、もう一つ。中央制御室の表示と、論理回路の入力用の圧力計が別であり、

11時36分に掛けて、サブレッションチェンバーの圧力が上昇した際に、後者のトリップに達した可能性があると考えている。

また、リセット操作はできるが、起動して蒸気を流し始めるとサイトりっぷし始めることも、この減少と、この原理と、一致する減少ではないかと考えている。ということで、

サブレッションチェンバーの圧力がどんどん上昇することで、タービンの背圧側の方が、それに伴って上昇してくると。ということで、トリップ圧の設定点に達したのではないか、というのがこの推定である。

★★★18ページはこれを受けての安全対策だが、こちらについては、高圧注水系の注水を、やはり優先させる観点から、このインターロックの除外を操作するための手順と言うことを定めている。

なお、高圧注水機能は、原子炉が停止した直後に、原子炉に絶やさずに水を補給し続けるという非常に重要な機能なので、これについてはこれ以外にも、ここにあるような3点で機能強化を図っているところである。

その次のポイント。3号機のHPCIの運転状態と事故進展への影響だ。こちらについては、前回の報告において、手動停止の時点よりは綾井段階で注水が出来なくなっている。

ようは、タービンで注水をする事が出来なくなったのではないかと。いうことを報告しているが、その詳細について評価をしている。その結果だな。水位低下が進むにつれて発生した水ジルコニウムの反応により、

水位が燃料底部に達する前にだな。ねんりょ溶融に至った可能性が高いと考えている。燃料溶融以降の進展だが、こちらについては、解析には不確かさがあるが、RPVが破損して、燃料の大部分が格納容器に落下する結果になっている。

20ページを見るのだ。http://j.mp/1oqnpDg こちらに横に時間、縦軸に左側は原子炉水位、右側は圧力と言うことでグラフをかいている。

原子炉の圧力がHPCIの設計条件である1MPaを下回って、0.8MPaまで低下した12日の20時以降は、原子炉に注水されない過程を置いて、解析をしている。また、HPCIの運転状態としては、

タービンへの蒸気は供給され続けているが、吐出流量のほとんどが、テストラインからCFTに元取ってしまうと。★★★タービンに供給される蒸気の圧力が非常に小さくなるので、

十分なポンプの吐出圧力が得られずに、ほとんど、CSTに戻っていると推定強いる。で、HPCI停止後は、蒸気の供給が止るため、原子力の圧力が再び上昇していくことなる。

グラフではだは。この青のドットで示しているのが、実測値である。そこが繋がるようにこの解析ではトレースできるようになっている。それから、炉心側の方の水位について、このシュラウド内水位と言うことで、

この解析結果だが、黒の実線で示している。HPCIの停止をだな。設計条件を下回るところからは、もう注水出来ないと仮定すると、このように水位の変化もほぼ、実際の実測値乗をトレースできるようになってくる。

この状態で、燃料の温度がどう上昇してくるかを解析している。21ページだ。これは右側に炉心最高温度を示している。実際にTAF、燃料の頂部に達した時間が、

★★★この解析でいくと、3月12日 2時30分。その後、燃料の温度が上がり始めて、2200度に到達して、溶融を開始するのが、13日15時30分頃ということで、大部早い時期に燃料の溶融が始まったのではないか、

ということで、大部早い時期に燃料の溶融が始まったのではないか、ということがここから推定される。

はい。次のページ。燃料溶融以降の進展だが、こちらはだな。左側にデブリ量、時間の推移が書かれている。最初に、炉心領域にあったオレンジ色の線。ここがだな。13日12時頃に下部プレナム、炉内の下部の方に溶融物外交していくと。

で、更に、14日6時ぐらいにはRPVを破損させ、炉心の下、ペデスタルという炉心の下部の場所に落ちていくことが、このモデルから推定される。RPVが破損するかどうか、については、消防車による注水量にも大きく影響されるので、

★モデルとか、解析状況による不確かさが非常に大きいとおもっている。また、PCV内のでブリが、というか、RPVが破損してほぼ100%が下に落ちているという解析結果が出ているが、

これはMAAPという解析コードを使ったモデル上の特性で、比較的下に落ちると、圧力容器の中の下部に溶融物が落ちると、それがある時間後には全量落下するような傾向になりやすい解析コードであるので、

ここについては、まだ不確かさがあろうかと思っている。

23ページだ。これで、じゃあ、下部に落ちてどのような状態になっているかだ。★★★実際に解析上は、100%が下に落ちるという結果が出ているが、実体として、平成23年の9月頃に実施したコアスプレイからの注水により、

RPVの温度が減少している事実があるので、必ずしも全量落ちているのではなくて、一部は炉心部には燃料が残っていて、CS系で冷やされて、温度が下がってくると考えている。従って、一部は原子炉内に燃料が残っていて、

大部分が下に落ちているような推定の図になっている。定量的にはこういう形では掛けなくて、ま、イメージだが、こんな事を考えている。

★★★で、実際に、じゃあ、落ちた場合にどうなるかだが、全量落下を仮定して解析をしても、それがサンプに落ちて、下を浸食させていくと。

そういった事を仮定しても、最大の浸食範囲を想定しても、まだ、この解析上では、格納容器の鋼板部分までは到達しない結果が出ている。もちろん、コンクリートの浸食は、非常に複雑な減少何で、いろんな不確かさがある。

★★★★この結果を持って、100%、鋼板部まで浸食が至っていない、ということを仮定するのは、ちょっと、、あの、ええ、妥当ではないと思うが、でも!この結果はこの様な形になっている。

★★★★なお、仮にこの鋼板を痛めずとしても、この下に深いコンクリートがあるので、そのコンクリート全部を浸食して、外に出て行くところまでは至ってないことは言えると思っている。

24ページで、2号機の強制減圧後の圧力上昇だ。ここにグラフがあるが、3月14日 18時に、減圧されて、その後に、原子炉の圧力が3回上昇している。この原因について調査している。

結果として、これ、消防車の注水をこの時間に再開しており、その蒸気により、水ジルコニウム反応が、促進されて、その結果として、圧力の上昇、それから、燃料溶融を引き起こしたという可能性があると思っている。

具体的にどんなことを考えているかだが、25ページにある。ここに漫画で示しているが、一番左側の状態から2番目の ① だが、原子炉の強制減圧後には、減圧ウッドによって、水位が急低下して、炉心が完全に露出する状態が生まれる。

その状態で、その後、消防車による注水をして、水位の回復をを計っている。そうすると ② の状態になるが、ここで蒸気が発生する。すると、この燃料の表面で見ずとジルコニウムが反応して、大量の水素と熱が発生してくる。

それにより原子炉の圧力が上昇する。圧力が上昇すると、今度は消防車の注水能力が圧力的に追いつかなくなるので停止してしまう。そうすると、ここでまた水位が下がってくると。

下がってくると、また蒸気の発生が止るので、圧力が低下する。低下するとまた、水が張る用になるので、また①から②が繰り返される。こう言うことが繰り返される中で、何回か、こういう圧力の上昇が起きたのではないかと考えている。

そのタイミングでは燃料も溶融していたと考えている。26ページだ。★★★この考察から、分かってきた話だが、3月13日の午前、それから14日の深夜に、正門付近で中性子を僅かに検出している。

ま、0.02μSv/hということで、検出限界のギリギリのところだったが、検出されている。これが実は、これまでだな。γ線の線量の上昇。すなわち、色んな放射性物質の放出のタイミングと、必ずしも相関がないと言うことで、

★★★この中性子の由来についてよく分らないという事があった。今回、推定している話しはだな。それぞれ3号機、2号機で、これまで説明たような家庭で燃料が溶融する。そのタイミングでだな。

★★★この放出されたアクチニドの自発核分裂による中性子を捉えた可能性があるのではないかと考えている。

27ページだ。13日午前のタイミングだが、こちらは、ちょうど3号機で、HPCIが停止を、、注水量が減って注水が停止してしまう。その過程で燃料の温度が上がっていく。そこで溶融が始まるタイミング、

それ以降と非常によくタイミングとしては一致する。それから、右側だが、3月14日深夜。こちらも先程説明した2号機の溶融のタイミングとちょうど一致するヨウナ タイミングニナル 

ということで、中性子の由来については、これとの相関が非常に高いのではないか、というのが今回の推定である。

28ページには、ま、他の可能性についても、一応、サーベーをしているが、幾つか、考えられる話しとして上げた。炉内の中性子を直接測定したのではないか、というのがあるが、これは原子炉の周辺を遮蔽の壁が分厚くあるし、

距離も非常に遠い。1km以上あるということだ。これは、ガンガエ ニクイノデハナイカ と考えている。それから、放出された核分裂生成物の崩壊にようる遅発中性子を測定したのではないか、とあるが、遅発中世史の専攻核はだな。

例えば Br-85(臭素)だと55秒と非常に単元期が短くなっている。従って、事故が発生してから、だな。原子炉が止ってから、十分!時間もたってるんで、この時点では、この先行核は十分に現寿司してしまってるので、

遅発中性子の測定、ということではないだろうと。ということで、考えられるのは、やはり、今回のこのメカニズムではないかと考えている。

それから最後のポイントだ。★★★消防車による原子炉注水の精度向上だ。こちらについては、消防車からの注水が全て到達していれば、原子炉は十分冷却出来たと評価出来るが、一部が他系統に流れて言っている可能性についてだ。

こちらは、前回、報告して、幾つかのバイパスルートがあるということを報告したが、ではだな。そのバイパスルートのそれぞれの経路の圧力損失から、定量的に水がどう分配されるのか、という事を少し検討していた。

その結果、★★2割から5割程度が原子炉に注水されていた可能性が分かってきている。次のページを見るのだ。ここでは消防車の吐出圧力を最初に確認されている1MPa一定と仮定している。

実際には1MPaを下回った時期がある。ちょっと評価の簡略化のため、1目場パスカルと一定にしている。で、その状態でそれぞれの経路の圧力損失に応じて、水が分配されると言う事になる。

原子炉の圧力は、その注水のタイミング毎により変わるので、それに伴って分解の状況も変わる。30ページの右のグラフがそれだが、それぞれのタイミング。注水開始時刻に応じてだな。

原子炉の圧力の条件も異なっている。従って分配の条件も変わっており、この①がRPV、原子炉への注水された割合。②がCST 服す貯蔵タンクへ行ったもの。③はCST+復水器、ということで、ま、正味は行ったのは①の青いところになる。

勿論、これ、吐出圧力が1MPaを下回った時期もある。それから実際のデータと付き併せるとだな。注水が中断した段階で、その時にドライウェルの圧力の変化はほとんど応答がないということで、

多少、この数字よりも低めの数字に、本当はなっていたんじゃないかと。この数字でもまだ少し多いのではないかと思っているが概略のあたりとして、大体こんな傾向であったのではないかというのが今回分かってきた話だ。

これについては更に、この注水量の変化を少し振ってだな。プラントの挙動がどう変わるのか。あるは、プラントの実際の応答がどうだったのか。底を付き合わせることにより。もう少し精度を上げていきたいと考えている。

以上が今回の分かってきた内容だ。最後に、この件について、原子力改革推進委員会のデール・クライン委員長さまより、コメントを頂いている。http://j.mp/1lyMJqK

東京電力が福島原発事故に関する。未確認、未解明事項について、継続的、勝つ積極的に調査、勝つ検討を進めていることは評価出来るうぅぅ。福島原発事故から得られる知見や教訓は、世界中の原子力ムラの安全向上に役立つ貴重な特別な情報である。

東電はこうした調査、検討を継続し、その成果を世界各国で開催される国際学会等で発表し、関係者と情報、意見交換するなど、世界の発信に積極的に取り組む必要があるということである。

我々もこのコメントを真摯に受け止めてだな。このとりくみを継続したいと考えている。ま、こうした取り組みはだな。事業者の責務である安全性の向上、あるいは廃炉作業の進展に役立てていくものだと考えている。

私からは以上で説明は切らせてもらう。



○東電小林C:
それでは質問を受ける。(37分)

# 倫理破綻した他人に迷惑、心配掛ける原発を、競争のない核の利権で得られる莫大な利益、将来世代の利益をネコババするために、原子力ムラが犯した犯罪を、原子力ムラで裁き、原子力ムラでルールを作り、原子力ムラ同士で検証し、原子力ムラ同士で褒め称え合い、励まし合う。しらんがな。##

# 国の事故分析が国会事故調叩きばかりやってるアレですから。現場検証は、加害者東電のお仕事です。第三者に提供されるのは、東電が分析した結果だけ。現行原発の安全性の生かすべき知見に触れず、単に廃炉が難しくなるとだけしか伝えない、昼一で偏った情報を先行提供する安部さまのNHK。##
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■質疑


http://live.nicovideo.jp/watch/lv188610468#00:36:45

●ニコニコ七尾:【要約】


・全量落下、コンクリートに達しているが、廃炉へのスケジュールへの影響、変更について。

東電川村:研究はこれからの段階なので今の段階では何とも言えない。引き続き検討。)

リスクが高まるという認識ではない?

東電川村:再臨界の可能性とか、リスクが高まっているとは考えていない。)



00:38:00

●日テレもり:

【要約】

・22、23ページ、燃料落下、ほぼ100%落下としたと考えて良いか?

東電川村:解析上はほぼ100%落ちる結果が出ているが、実際のプラント挙動から一部は炉心にも残っていると考えている。CS系からの注水で実際に温度が下がっているので、ということは原子炉に熱源があると言うことなので。)

量の割合は、冷やされた温度の差などから割合は数字で出せるか?

東電川村:まだ検討中なので、それで精度の良い結果が出せるかどうか引き続き検討したい。)



http://live.nicovideo.jp/watch/lv188610468#00:39:40

●赤旗日曜版みうら:【ほぼおこし】


・2号機消防車の件について。炉心に水がなくなった場合は、中途半端な注水は有害であると言うことなのか?

東電川村:ポイントは実際に減圧してくると減圧沸騰で中に水が外に出る。すると一気に原子炉の中の水量が下がる。25ページだと①の状態になる。これから時間をおかずにシームレスに低圧の注水をしていくことが非常に重要なポイントになる。★★★実際に2Fで消防車ではないが、代替注水ということで常用の補給推計を使い、減圧後にシームレスに水を入れている。そうなると原子炉はそのまま冷やし続けられるとオモウ。一旦ここに時間があくと、注水によることの影響がこう言った形でで出てくる事が分かっている。注水を辞めればいいのかと言えば、最終的に冷やさないと事態は収束しないわけだから、その時に使えるもので注水していくことが大事になる。後は消防車の注水量を大量にしてはどうかと言うこともあるが、冷たい水を一気に入れると、それ自体が燃料を壊すことにもなる。燃料が崩れ落ちてだな。ごにょごにょ。こういった状態に陥ると、注水量に型によらず、事象としてはそこそこ厳しい状態を取り除かなければいけないとおもう。ポイントは、ここに至るまでにシームレスに消防署も含め、注水するのが事故収束のポイントになる。)

福島第二の例を出されたので、もし分かればだが、どれぐらいのの時間を明けるとダメになるのか、水の量はどれぐらい必要になってくるのか?

(実際にその時の崩壊熱の状態、すなわち停止からどれぐらい高圧注水、低圧に切り替えるタイミングを奥かで変わってくると思う。底から考えると、事故対応としては、予め低圧の注水を起動させて、注水出来る様な状態にして、その状態で減圧をしていくことが、取るべき対応だと考えている。)

# 聞けば聞くほど、一体、今の安全寄生は何をどう1F事故から学んでいるのか。原子力ムラだけで、国民蚊帳の外、結論ありきで原発再稼働を進めている分かってることだけど、改めて事故の教訓から何も学ぼうとしない安倍政権、自民党政府、国、事業者の姿勢が浮き彫りに。##

すると柏崎の場合も、これまでの対応で消防車を配置し、この場合、1Fと同じように対応していくという対応をしていくと思うが、現状ではかなり危険になりかねない場合もあるようだが、配備する事が安全対策になることが感じられないが、それはどう考えているのか?

東電川村:配備して、えっと… 確実にそれを原子炉の注水系統に接続できるようにする。これを如何に事故の状態で確実にやるか。しかも、減圧のタイミングの前までにしっかり完了させて、減圧と同時に注水出来るかどうかがポイントであり、そこについて手順を作り、訓練するのが重要だ。それと消防車が入れることが危険かは、減圧の段階で消防車をスタンバイしていれば、シームレスに注水出来るので、その後、消防車での冷却が継続的に出来るようになり、この様な状態にはいたらないっ!

# 本番を想定した検証、訓練が出来ない原発。原子炉注水系から注水出来ることが前提。安心出来ない。##

で、あとはだな。もし、色んな事で考えることで行くと、注水が出来ない状態になったらどうなるかになるが、その状態でも頬って奥よりは、注水をしていった方が、最終的には事態の収束に繋がる。早い時間に大量の中水をしていけば、場合によってが原子炉の中に留まった状態で、燃料は壊れているが、冷却を継続し、影響を緩和する事が出来るので、パーフェクトはシームレスの注水だが、仮に出来ないとしても継続する事が安全対策になる。)

結果として、2号機の場合は、水素が大量に発生したと書いてあるが、入れなくても、同じ量の水素が発生する認識なのか、入れたがためにより大量に発生した認識なのか?

東電川村:水を入れて蒸気が発生することで水素が発生する。なので注水した事で水素が発生する。こりゃ間違いない話しだ。放っておけばどうなるかだが、燃料は溶融するので、やがて原子炉を突き抜けて下に落ちて、格納容器下のコンクリートと反応すれば、そこでまた水素を発生させることになるので、やはり、水素の発生の可能性があっても、注水をどんどんしていく。出来れば大容量で注水する事が望ましいが、なるべく原子炉の中で終息できるように努力して行くことが、事故対策の優先事項になると思う。)

そうなると消防車の運用はかなり紙阿波座に近いのではないか。複合災害の場合は、相関他人にそれが出来ないのが今回の教訓だと思うが、手順を作ると行ってもかなり厳しい、本当に出来るのかと今の説明で感じたが。

東電川村:これは、万一注水が遅れればどうなるかということで、この場合、水素が発生して、こういう減少が起きることを我々が知っておくことが大事だ。知っておけば、どういう挙動をするのか分かっているので、事故対応においては有用な知見になる。私が言っているのは、ここに至る前に、どういった確実性を持って注水が出来る様にするかが重要なポイントだが、

# 新知見を連呼し、1F事故から何も学んでいない事を自ら証明する東電。安部さまのNHKは、この15時開始の会見の3時間前に、お昼のニュースで全容、つまり東電の主張をそのまま伝えてる。廃炉スケジュールが厳しくなるというスタンスで足並み揃えろと言わんばかりのNHK。会見見ないと分からない。##

それはそれで消防車の注水、これ以外にも色んな注水系等を新しく作っているので、それ以外でも注水出来るようにする。ただし、万が一、それが全てダメだと言う事も含めて、我々としては事故対応を考えないといけない。場合によってはこういった減少が起こる可能性がある。ただし、この場合も注水しないと最終的に事態が収束できない。そういう厳しい状態を認識して事故対応にあたる。その時にはこういう現象が起きることは、我々は知っとかないといけないということだと思う。必ずしも消防車による注水を成功させるためにこれを知っておかなければならないというよりは、仮に失敗した場合にどうなるか、ということを我々は認識して採用する点で有用な知見だ。)

# 格納容器の耐用年数は?水を入れたら格納容器が割れるとか、素人目にも色んな視点が抜け落ちてる気が… 所詮、事故加害者が自分達で現場検証し、柏崎刈羽の対策は十分であるための論拠固めを目的にやってる事故調査。東電で評価示して原子力ムラ学会評価?小保方論文より達悪い。##

ありがとうございました。

東電溝上:ちょっとだけ補足だ。24ページの絵が減圧すれば必ず燃料が露出してしまうかのように見えるが、これは燃料が露出するかどうかは、減圧前の水位に依存している。なので、基本的には減圧したときには水位が下がることは分っているので、どれぐらい下がるか、事前に把握した上で、この水位で、減圧しておけば、減圧した後も燃料は冠水したままだと言うことが分かるので、そういった観点で、減圧を何時までにやらないといけないか、ということは、柏崎刈羽原発の方も、頑張っている。何故遅れたかは、減圧が先か、ベントが先か、という議論があったのを覚えていると思うが、そのためには、★★★2号機は減圧前に燃料が一部露出しちゃってる湯女状態まで水位が下がっている状態があったので、その結果として、減圧したときに完全に露出してしまった、という事故の経緯になっている。)



http://live.nicovideo.jp/watch/lv188610468#00:49:30

●テレ朝松井:【要約】


・HPCI踏まえての燃料全量落下について。これまでの東電の燃料溶融のタイミングの評価が、前回と比べてどう変わったのか、比較する形で教えて欲しい。今回の発表では、2号機の燃料溶融が3月13日5時30分が新しい解釈だと思うが、これまでと何時間早まったのか?

東電溝上:これまでの解析では、3号機のHPCIが手動で停止するまで、若干なりにも水が入っているとしていたので、9時頃に原子炉が減圧しているが、その時に燃料が完全に露出してしまう。その後、消防車により自体が厳しくなる掲載結果になっていた。その結果は21ページの解析結果の比較で言うと、炉心最高温度が1200度に到達するのが、10時40分ぐらい。炉心の最高温度が、2200℃に到達するのは、時間的なばらつきがあるが、11時10分ちょい前ぐらい。今回の比較で、5時間強早まっている状況だ。)

21ページのグラフを見ているが、1200℃は②を指すのか?

東電溝上:そうだ。)

この時点の日付が?

東電溝上:朝の5時。今回の解析だと、5時10分頃だが、これまでは、その日の10時40分になる。)

この表には出ていない?

東電溝上:すいません。出てない。HPCIの水を入れる納涼が手動停止よりも、ずっと前に止っていただろうと。それが大体6時間ぐらい前、ということなんで、事故進展としても同様の早めに燃料溶融に至っている結果になっている。)

水が入っていない一番の理由は、本来のものではないバイパスラインに流れてしまっている理解で良いか?

東電川村:これはHPCIによる注水なので、タービンの入り口の蒸気圧が下がってしまい、タービンとして十分な性能を発揮できなくなっている。)

するともともとHPCIの想定能力以下だったことが、今回改めて分かったと?

東電川村:あの、蒸気の圧力が設計状態として、定格圧力時に使う設計条件は1MPa以上で使う事になっているが、これを切っているので、タービンとしては入ってくる蒸気に十分なエネルギーがない状況だ。)

わかった。次に23ページの図だ。http://j.mp/1mnTMCG この図に関しては、これまでは、1号機ではこういった詳しいものが出されていたが、3号機に関してペデスタルの底の部分で、底までが0.94mとか、浸食の深さが0.86mと強改めて出ているが、今までと比べてどうだったのか?何センチ深まったとか。その比較が分からない。新しいものだけが出ている。

東電川村:2011年11月に報告した時点では、★★★3号機の浸食深さは今回は68cmが今回の深さだが、20cmが当時の評価結果だ。)

2011年11月の段階では、3号機は溶け落ちた燃料の量はどういう言葉で表記されていたか?何パーセントではなかったと思うが。僅かとか、この程度とか、

東電溝上:2011年11月31日の段階では、相当、事故進展の中身が分かっていないところがあり、幾つかパラメータを振った上でパラメータを計算を実施している。その時は63%格納容器に落下した解析結果があったので、63%の定量的な正しさはともかくとして、その値を使って評価したのが20cmという答えだ。)

今までは6割型落ちていた計算だったのが9割以上落ちている、という計算になったという言い方で齟齬はないか?

東電溝上:当時も、今もある忌みそうだが、格納容器に落ちている量と、原子炉の中に残っている量が、定量的に何パーセント、何パーセント、底までしっかり下ものは持っていない。11月30日の時はもっとそういう状態だったので、63%という数字を使って評価しているが、それが定量的に正しい数字としては扱っていなかった。)

ではどうすればいいのか。我々が6割と考えていたが、9割以上あったと言う事になると、それはおかしいと言う事になるのか?当らずとも遠からず卯という感じか?

東電川村:解析評価自体は、この数字で間違いない。60数パーセントが今回は100%だ。これが解析が示している数字だ。定性的な評価になるが、解析は数字が出てくるが、技術的な解釈をしないといけないと思っている。現実に確認されているパラメータとそれから分かるプラントの挙動と付き合わせて整合するかどうかの評価が重要だが、その観点からすると、この解析自体を燃料が落ちていく量については、若干保守的。過大に見積もる傾向があること分かってる。ただ、これがどれぐらいそういう傾向があるか分からない。そういう状態なので、★★★溶け出した燃料の取り出しに関しては、相当量が下に落ちていることを前提にして、色んな計画、研究をしていくことで考えている。ここは定性的な評価になるので数字としては先程の数字で間違いない。)

・TMIも研究していると思うが、燃料が溶け落ちるときの形態として、最近の著作などを読むと、卵の殻のように回りに殻を被るようになって、マスコミが報道しているような溶岩のようにドロドロ溶けるのではなく、回りにカバーのようなものがかかってとけるものであると。TMIではその様に残っていると著作がある。東電として溶け落ちるときのイメージとしてどんなイメージか?

東電川村:TMIの知見は重要な知見だと思っている。卵の殻のようなクラストが出来る。その中に燃料が存在する形態も当然想定しうるし、注水状態によっては、底に冷たい水がかかると、割れて細分化していくことも考えられると思う。この懐石から結論を出すのは技術的に難しいと思っている。)

からのようになったところに水がかかることで、クラックが入るのが、今回の消防車の注水云々にあたるのかと思ったが、それとは違う?

東電川村:消防車の注水の段階は、まだそれ以前の段階。燃料としては、まだ炉心部にあって、その状態で蒸気がしたから上がって来る蒸気2より冷却がされていた状態だったと思っている。なので、そういうクラストが形成されるもっと前の段階だ。炉心系状態が維持されており、その状態で蒸気が上がって来ることで冷却されていた状態。そこに水がかかって蒸気が増える事で水ジルコニウム反応が増えていくと言うことで考えているので、もう少し前の段階を想定している。)

わかりました。ありがとうございました。



http://live.nicovideo.jp/watch/lv188610468#01:00:40

●赤旗中村:【要約】


・20ページにマープの解析を実施したので、3月12日20時以降、原子炉に注水されていないと仮定したとあるが、当初の解析との比較で、これだけが違うのか、他にも違う事があるのか、この仮定は。元々どういう仮定だったのをこの仮定に変えたのか、というあたりを教えて欲しい。

東電川村:★★★従来の解析の違いは、従来はHPCIを停止した段階が3月13日の3時頃だが、その段階でHPCIとしては、機能を失っていることを前提においてた。今回はそうではなく、実際にHPCIのタービンをまわす蒸気の圧力が設計値を下回った20時以降、注水がされないと言うことで変更をした。)

基本的に条件を変えたのはそれのみか?

東電川村:そうなる。)

・3号機の進展の違いによって水素の発生量がどの程度増えたか、減ったか、量的な見積もりが分かっていれば教えて欲しい。

東電川村:数字を確認する。▼)

・マープの信頼性がまだまだ十分でない事は、前回の1回目の時にも報告しているが、今回もその認識は変わらない?

東電川村:MAAP自体は、格納容器内の事故の挙動を捉えていく点では、色々な現象のメカニズムを捉えているモデルを組み合わせて、実際の全体の挙動を追いかけていく点では、ある程度の信頼性はあると思っている。ただし、詳細に見ていくと、その時のそれぞれの現象を評価するためのモデルとか、そういったものは、TMIの事故に基づいてやっているのだとすると、原子炉の下部の構造は、BWRとPWRは違ったりもする。例えば、溶融した燃料が炉心部から下部に到達するときの挙動は、現象的に違う部分もある。その影響も解析結果に出てるのかなと。必ずしも全て正しい、精度が高いという物ではないと思っている。ただし、全体の傾向や大きなメカニズムとして、どんなものが働いていたか、どういうシーケンスで、現象が推移していったのか、そういった事を把握する絵では有用なツールだとおもう。

東電溝上:報告書にはグラフが載っているが、★★★今回の水素の発生量は600kg程度。前回は800kg程度としている。計算上検討で詰めないといけない所もあるので、今回が大幅に少ないとか、前回が大幅に多いと行った数字ではないと思っている。)

前回の方が多いのか?燃料が沢山溶けている方が少ないということでいいか?

東電溝上:解析上はそうなっている。結果的にはそうなっている。)

・MAAPで結果を出したと言うことだが、JNESでメルコアとかでやっていたと思うが、そのあたりでも同じ評価になるのか?

東電川村:具体的なケースでメルコアとMAAPの比較はしていないので難しい。過去には、メルコアとMAAPの比較をやって、色んな現象について、大体同じような現象が捉えられることは確認している。具体的な数字レベルはコードが違うので変わってくることもあるとおもう。)

わかりました。



http://live.nicovideo.jp/watch/lv188610468#01:06:25

●朝日奥山:【おこし】


・スライド20ページから確認したい。http://j.mp/1oqnpDg HPCI に蒸気を送るのを午前2時40何分かに止めた後、それで炉内の圧力が高まったと、実測でも解析でもそうなっていると言うことだと思うが、それを止めただけでこんなに上がるものなのか?

東電川村:HPCIのタービンに蒸気を流しているが、タービンの排気側は、サブレッションチェンバーの方に逃げている。ということで、本来の目的はタービンを駆動するための系統だが、結果として、注水は出来ていないが、原子炉の蒸気をサブレッションチェンバー側に逃がす流路になっていたと思う。ここが停止してしまうと、その流路が絶たれるので、その分、原子炉の圧力が再び上昇を始めると言うことだと思っている。)

いわば HPCI が SR弁のような形で機能していた、という理解で良いか?

東電川村:はいそうです。)

その場合、やはり、2時40何分かに、このHPCIに蒸気が送られるのを止めなければ、その低い圧力はもう少し長く続いていたという理解で良いか?

東電川村:★★★仮定の話だが、これはこのHPCIを止めて、バルブを閉めなければ、この状態は継続していった可能性があると思う。ただし、私は当時の運転員の判断として、タービンが設計の状態を超えるというか、そもそも、使用条件として、十分条件を満たしていない状態で、運転を継続させていくことにより、タービンが壊れる。場合によっては、そこから蒸気が漏れ出して、もっと過酷な状態が生まれると言うことを防がないといけないということを、現場の第一線の人が槽判断したのだから、そこは私は尊重したいと思う。)

・次に2号機。スライド25ページを確認したい。http://j.mp/1seKK2k ④ で原子炉圧力上昇により、消防車の注水が入らなくなると言うところだが、これは SR弁を開けていた場合であってもそうなってしまうと言うことなのか?

東電川村:はい。実際にSR弁の数が何弁開いていたかによると思うが、この時の減圧は1弁で減圧していたのと、それからその後も幾つかの操作をしているが、急速に水素が発生して、蒸気が発生していくと。そういう状態に対しては、一時的にスパイクのように上がると言うことは、特におかしな現象ではないと思っている。)

例えば、SR弁が8つとも全部、開きっぱなしにすれば、この圧力の上がり方はもっと緩和されるというか、消防車の注水が可能な程度まで圧力を低く抑える事が出来る、そのようなことはあるのか?

東電溝上:あの、8つ全部が開いていれば、その可能性としては、ええ、逃がす断面積が増えるので、可能性としてはあるが、当時の状況としては、バッテリを直接繋いで、一弁ずつ明けることをしていたので、物理的に8個、全部明けると言う事は出来ない状態だった。)

# 当時の話しか、これからの話しか。##

・わかりました。あと、当時、SR弁がなかなか開かない、明けたと思ったらすぐ閉じてしまった、という感じの話が、当時あったと思うが、今回の新しい解析というか、分析を前提にすれば、ずっと開いていたんだが、今回の、ここで示されているようなメカニズムで、開いていたんだが、圧力が高くなりすぎて、注水が出来なくなっていたと推定される、という理解で良いか?

東電溝上:はい。基本的にはその通りなんだが、当然、SR弁の操作辞退はしているので、それにより開いた可能性も考えてはいる。今回については開いているものとしても、こういうシナリオで行けば、あの、原子炉圧力容器の圧力のこのスパイクは再現出来る可能性がある。しかも、その時に燃料が溶融するような大量のエネルギー発生が起こることを検討しているものである。)

24ページのグラフは実測値のグラフだと思うが、解析をMAAPか何かでした場合、この実測値を再現出来るのか?

東電川村:ここについては、定性的なメカニズムの検討に留まっているので、引き続き検討したいと思っている。)

・★★★最後に27ページの中性子の検出の件だが、http://j.mp/1pY91nb これは、冒頭のところで新たな知見と出ているが、今まではこのアクチニドがこう言う早い段階で環境に放出される事は、知見としてなかったと言うことで、今回、これが新しい知見だと、そういう理解で良いのか?

東電川村:★★★今回、新しい知見ともうしあげたのは、ここで中性子を検出したんだが、この理由、原因がよく分らなかったという事で、これの現員に繋がるようなメカニズムとして、一応、あの、まだ推定ではあるが、こう言うことが有り得るのではないか、ということが分かったのが新しい知見だ。)

★★★ここにも書かれているように、プルトニウムやキュリウムとか、そういうものもその後、土壌を調べていたりして、出ていたことは分かっていたことだと思うが、γ線を出す粒子、ものが多かったのは当然だとおもうが、キュリウムとかそういうアクチニドが出ていたことは、以前から知られていた話しだったと思うので、今回新たな知見と仰っているのは、こういう早い段階で、というところを仰っている主旨だと思ったが、それは違うのか?

東電川村:早い段階というか、タイミングだな。そういった核種が検出されていたことは既に分かっていたし、公表されている事実だが、それと別に、この時に中性子が検出されていると。これが、なにを、どこの由来でどういうメカニズムで起きたのか、底についてはよく分らない状態だった。)

# 中性子が観測されたタイミングと、今回の燃料溶融の解析結果のタイミングが符合するので、今回の解析の確からしさを物語っていると。##

東電溝上:具体的にはだな。今回、その前の検討で、3号機の燃料溶融が5時間ぐらい早まったと言うことになっている。それが無い状況で考えると、3号機の溶融は3月13日の10時、11時ということを考えると、それと中性子検出は全然結びつかない。また、2号機についても、このスパイクのところと燃料溶融が関連していると言う事を考えると、まさにスパイクが起きているところで中性子が検出されていると言うことが分かってきたので、それで、この中性子検出と燃料溶融のタイミングが一致していると。この燃料溶融によって、この中性子検出が引き起こされた可能性が高い。というのが新しい知見と考えている。)

ありがとうございました。



http://live.nicovideo.jp/watch/lv188610468#01:15:10

●日経おいかわ:【要約】


・3号機の溶融が63%が100%と数字が出ていたが、1号機はどういう言い方?全量だった? 2号機も 6割、7割だったと記憶しているが、多号機はどういう言い方をしているか確認したい。

東電川村:1号機は解析から全量落下。ほとんどが落ちていると考えている。2号機は定量的な数字は出してたかどうか記憶が定かでないが、炉内には一定程度の燃料が残っていると考えている。解析上は、原子炉を突き破らないことで収束していたと記憶しているが、ただし、そこが、、あの、その、、)

東電溝上:MAAP解析はこれまで2回出しており、コンクリート反応で評価していたのは一番最初に出したものだ。一番最初に出したものは、2号機、3号機とも、かなり注水量を振ったような計算をしており、そのうち、一つのケースは燃料が落下している結果になっている。先程の 63%がその数字であり、2号機の該当するその数字は57%だ。その後、平成24年3月に2回面MAAPの解析をしているが、その時は2号機、3号機共に原子炉圧力容器は破損しないという結果になった。ただ、我々としてはその事典では、圧力容器は壊れていないとは思ってなかったので、解析結果は壊れない、という事になったが、実体としては壊れているだろうという評価をしていた。)

解釈だが、今回の3号機で解析上100%という結果が出たと言うことだが、1号機と3号機はほぼ全量落下と同じ状態だと解釈して良いのか、解析上はそうだが、実体としては3号機にはちょっと残っているんじゃないかとか、それはどう思っているのか?

東電溝上:繰り返しになるが、23ページの絵を見るのだ。今の段階で原子炉の方に水を入れているのは給水系と言うところと、CS系の両方になっている。給水系はシュラウドの外側から水を入れる形になるので、原子炉の元々の炉心の部分に水を直接掛ける事は出来ない。一方でCS系については、原子炉に直接水を入れる事が出来ている。このCS系からの注水を開始したのが、2011年のことだが、1号機については、このCS系から水を入れだしても、原子炉圧力容器の温度に変化はなかった。ただし、2号機、3号機については、このCS系か水を入れた途端に、温度が下がり出して、100℃を切る事になったので、CS系で水がかけられる、すなわち炉心部にも燃料が残っているからだ、ということで、我々としては最終的な解析結果と、こういった観測されている事実を踏まえて、この程度、という絵を描いている。勿論定量的には中々難しいが、その観点から言うと、★★★1号と3号では、3号の方が残っている量としては多かろうと考えている。)

# スケジュールありきの事故収束宣言、冷温停止状態を目指して、注水量とバランスを調整しては炉内の温度変化に一喜一憂していたあの当時… ##

つまり、1号と3号はざっくり言うと全量落下と出て来ているが、それは1号とは状況は違うと言うことだな。

・もう一つ2号機は57%という数字と、それ以外に圧力容器を破損していない、破っていない、両方あると言ったが、それは感覚的にはどっち?破れていることはないと言うことで、6割が落ちた推定で良いのか?

東電川村:2号機は当初、そういう数字も出ていたが、その後、解析状況を見直して整地に計算すると、結果としては圧力容器を破らない結果になっている。ただし、実際には、圧力容器株にはかなり色んな構造物が貫通しており、溶接部とか、非常に肉薄のところもあるので、そういうところは選択的に浸食されて、そこから溶融物が落ちていく可能性は当然あると思っている。解析はそういった細かい所まで終えるような物になっていない。最新の解析では格納容器に落ちずに、原子炉圧力容器内に留まる数字が出ているが、一定量はやはり落ちていると思うのが妥当だと思っている。ただし、ここは計算するモデルがないので、数字では示せない。)



http://live.nicovideo.jp/watch/lv188610468#01:22:35

●共同おおた:【要約】


・3号機 RCIC の関係で。今回、このタービン排気圧力高が、今まではトリップ条件ではなく×だったが、三角になったと。これまでも排気圧力の測定値は分かっていなかったのか?

東電川村:説明が不明瞭だったかも知れない。申し訳無い。我々が社内の事故法高書を出したときは、この情報は明らかになってなかった。当時は、実際にこのデータがどこから出てきた化だが、中央制御室にいた運転員が、自らの記録として録ったものだ。そういったデータの取扱いについてだが、当時は、他のデータとの突き合わせが出来ないものとして、★★★必ずしも信憑性が確認出来ないという事で公表されなかったものと私は思っているが、

# 東電が持っているプラントデータを洗いざらい出せと言われ続けて早3年半。隠蔽体質はそのまま。##

ま、今回、こういった解析や色んな検討と組み合わせてみると、かなり信憑性が高いデータではないかということで、この運転員が、あの、えっと、、採取していたデータについて、こういった形で、あの、、検討に使ったと言うことだ。)

・2号機注水関係で。ここから引き出した教訓が分かり難かったので確認するが、今回問題だったのは、注水がシームレスに出来なかったという部分になるのか?

東電川村:今回の報告はだな。仮に注水に失敗して、その後に注水を再開した、まさにこの2号機のケースだが、この時にどういう現象が起こるのか、というのを確かめたものだ。安全対策に要諦は、こうなる前に注水をシームレスに行うのが福島第一の優先になるが、仮に、そういう失敗をした場合には、こういった状態になると。だからといって注水は辞めるという問ではないが、こういう現象がおこることを、我々は事故対応として知っておく必要があるということになる。)

# とにかく原子炉を冷却し続ける必要があり、絶やしてはならんと。少しでも途切れると後戻りできなくなる物騒なものであることが再確認できたと。いらんわ。そんな物騒なもの。裏を返せば、これまで知らなかったのに原発再稼働を主張してきたのか。無茶苦茶ですな。##

# 時刻が修正されているけど、同じ記事がこの会見の3時間前に安部さまのNHKから。http://j.mp/1lCkN5l 会見見て報道記事見ると偏向報道されているとしか思えない安部さまのNHK。ムラメディアはお手本にしろとでも言いたげなタイミング。##
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http://live.nicovideo.jp/watch/lv188610468#01:25:40

●産経玉崎:【要約】


・データの読み方を知りたい。22ページのグラフのRPVの破損の正確な時間を教えてくれ。

# 6月30日(月)以来の産経記者。##

東電溝上:3月14日 7時10分だ。)

ということは、前日の午前5時半に徐々に溶け出し、14日の7時10分に RPVを突き破った見方で良いか?

東電溝上:そうなる。)



http://live.nicovideo.jp/watch/lv188610468#01:26:40

●ファクタ宮嶋:【ほぼおこし】


・このチームは選任で何人ぐらいが分析にあたっていて、このバックデータを含めて、どんな形で公表するのか。メルトとか水素爆発は最近になってかなり詳しい分析の本も出ているが、そういう有識者に相談したりとか、どういう形でやってるのか?

東電川村:チームとして係わっているのは大勢いるが、★★★この業務に世知通して選任であたっているのは2名。複合的な色んな現象があるので、色んな知見を持ち寄ってやることになるので、色んな専門分野の人間が周辺にいて関与してやる体制になる。)

これはどこまで分析されたのか?レジュメだけでわからない。これは結論の部分だけだから。そういうところの有識者の知恵がどこまでフォローしているのか?

東電川村:今日のレジュメの元になっている報告書については本日付けで公表する。http://j.mp/1km1h1N 随時こう言ったものは学会に発表するので色んなレビューを頂く事になると思う。)

率直に言って、3号機は判断ミス、操作ミスが積み重なって、消防車による注水が遅れて爆発したというのが世の中の一般的な見方だと思うが、最初に書いてあるこのRCICについては、いわゆる現場の判断ミスや、操作ミスはなかったと。こういう現象が起こることについては無知だったという結論なのか?引き続き、2号機の云々については、運転状況、停止原因について検討していくと書いてあるが、その辺のところは一応結論が出たと。少なくとも、操作ミス、判断ミスは無かったんだよな。この訂正については。

東電川村:3号機のRCICの停止については、今回の原因でほぼ間違いないだろうと、推定だが、これがかなり近いメカニズムではないか、ということが幾つかの状況から判断出来ると思っている。ここに関しては特に人為的な関与はない。その他全体、3号機の運転員の判断がどうだったか、例えば、HPCIの停止やそういった問題に関わる話しと思うが、こちらについては、その当時、運転員がどういう判断をしたのか。あるいはその時に実際の緊急時対策本部との間の連絡、情報共有の不味さ、幾つか対応上の問題はあると私も思うが、ただし、これを特定の運転員のミスであると私は思わない。これはその状況に置かれた中で、限られた状況、非常に?な状況の中で、限られた上方を見て判断しているので、寧ろ、そういう状況を作ってしまった。あるいはそれに対して事前に手当が足りなかった、そちらに主たる原因があると考えている。)

# つまり、状況判断が難しい、今後も間違いなく起きる過酷事故で、どういう事態に陥って、どのように自体が進展するかもわからないのに、全ては隠蔽が社風の電力事業社の社員の状況判断に委ねられると。1Fの事故管理でこれなのに… 恐ろしい話しですな… ((((;゚Д゚)))) ##

別に個人の追求ではない。HPCIをこれだけ止めると、これだけ水準が上がるんだと。だけど現場の判断としてはやむを得なかった。その通りだと思うよ。こいでもないし、過失でもないと思うが、そういう事をしたら、こう言う結果になるということを、現場の運転員が、事前でしっかり勉強できていたかどうか、というところが問われているわけで、そこは教訓なんだよね。だから現場の判断が正しかったどうかが云々ではなくて、その部分については、3年半経ったんだから、この3号機については、消防署の注水の問題も一緒だ。やっぱ、水素爆発せずに済むようなことも有り得たわけだから、その部分については、もう少し現場の一番コアな部分のところの判断について、何が必要だったのか。先ほどの消防注水についても。そこの話が聞きたいんだな。

# この話が川内原発再稼働にお墨付きを与えた今の段階で出てくること自体があり得ない。この後に海水注入ためらってるんですよ。国会では呑気に政権交代千載一遇のチャンスと言わんばかりに、出荷制限すべきでないとか、万死に値するとか、自分たちの罪を全て管政権になすりつけようと躍起だった自民党。 ##

東電川村:実際にこの時の事故対応として、こういう状況において、どういう事が起こり得るか、どういった事を優先的にやらないといけないのか、そういう事について、事前の運転員に対する教育、訓練、あるいは緊急時対策本部の要員の教育や訓練、そういった部分で不十分さはあったと思うが、そこは真摯にここから教訓を引き出し、次に訓練に生かしていかないといけないと思う。具体的に注水を最終戦にする。それから低圧注水を如何に確保するのか。それをやるためには、現場の環境条件がそれを許さないとダメだとおもう。過酷な状況の中でなかなかそれが出来なかった。では、それがどうしたら出来るようになるのか。そういった事を一つ一つ課題として引き出しているし、弊社で纏めている原子力推進改革タスクフォースの報告書や、その後のフォローアップの検討で順次取り上げているので、社内的にもそれはしっかり反映させていくし、色んな場で共有していきたいと思う。指摘ありがとうございます。)

# そういった認識があるのに、柏崎刈羽再稼働に前のめりになるデタラメさ。事故の当事者すら1F事故の事故対応の教訓学ばず、あげく断層を否定し、柏崎刈羽再稼働を規制委員会欺く茶番、寄生庁と水面下で進める東電。##

# 事故前と何も変わってない。東電社内で反映させても他の事業者が1F事故から学ぼうとしている空気がない… ##
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http://live.nicovideo.jp/watch/lv188610468#01:33:25

●フリー木野:【ほぼおこし】


・11ページ柏崎刈羽の安全対策の反映。タービン廃気圧高のインターロックの除外を手順書に反映させたのが平成24年6月になっているが、その時点では、これはこういう動きをしていて、原因だったと言うことが分っていたという事か?

東電川村:事実としては分かっていない。ただしこのRCICの停止が、この後のHPCIの起動になっているが、事故の進展に大きな影響を与えたことになるし、今の柏崎のプラントだとHPCIはないので、全電源喪失時にはRCICだけが頼りになる。従って、RCICをなるべく停止させないと言うことが重要であることは、この減の改名を見る前に明らかだったわけだ。ということで、それを先回りして、事故時に注水を機器の保護よりも最優先させるために、機器の保護インターロックについては、外せるような手順を作っておこうと言うことで取り組んでいたものだ。この原因究明とは別にやっていたものだ。)

# 安全装置が、事態の進展で逆にその機能が危険側に振ることがある。新規制を決める段階で、更田委員の口から何度か聞いた。安全対策の難しさ、恐ろしい原発という印象しか残ってない。##

その時点では、1Fのタービン廃気圧の数字が分かっていた、ということはないのか。それとも何かデータを見て探していたと言うこともないのか?

東電川村:この時点ではなかった。柏崎のこの検討において、今回の情報は使われていない。)

わかった。このタービン破損防止のインターロックが掛かっていると思うが、結果として、タービンの破損に対する影響は無かったのか。

# タービンの羽がぶっ飛んで、原子炉にぶつかって破壊する話… ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル ##

東電川村:★★★実際に現場を見てないので、詳細な点検をしているわけではない。ただし、プラント挙動を見ると、このタービンを使用している間に、蒸気の配管に漏れが発生するとか、タービンの圧力とか、タービン性能に影響するし、排気圧力にも栄養してくると思うが、そういった変な挙動はしていないので、プラントデータから見ると、タービン機器、それに繋がる配管そのものは、健全性を維持しているのではないか。少なくとも昨日は維持していたのではないかと思っている。)

・★★★事故調査の関係で、8ページに4つあるが、この中で新潟県の技術委員会だが、これは議論は非公開でしていると思うが、この中でやっていることを、逐次、東電から公表するなり、そういう情報公開は考えられないのか?

東電川村:技術委員会のクローズでやってるディスカッションだが、こちらは主催する立場ではないので、このディスカッションの中身自体は、我々は公開する立場にない。ただし、ここに使っている我々が説明している技術的内容については、これは今回もこういった形で示しているように、色んな場で我々は公開している。)

確認だが、この新潟県の技術委員会のディスカッションは、新潟県がOKと言えば、東電としては公開しても差し支えないと?

東電川村:★★★我々は公開でのディスカッションを望んでいる。)

公開でのディスカッションを望んでいるということだな。わかりました。

東電小林C:これにて会見を終了させてもらう。)









~ 終了 16時40分(1時間40分)

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