2013年4月19日金曜日

東電会見 2013.4.19(金)17時30分 ~ 第9回 特定原子力施設監視・評価検討会(地下貯水槽計画の経緯・要因分析他・今後の対応-モニタリング-ALPS B系C系前倒し提案・タンク貯蔵計画・RO処理水 ろ過水タンク評価)・2号機原子炉建屋1回MSIV室調査結果・3号機原子炉建屋上部 スキマサージタンクハッチ瓦礫誤認識・2号機原子炉建屋1回MSIV室調査結果・柏崎刈羽で火災・1F 廃炉対策推進会議ほか。

東電会見 2013.4.19(金)17時30分 ~ 
第9回 特定原子力施設監視・評価検討会(地下貯水槽計画の経緯・要因分析他・今後の対応-モニタリング-ALPS B系C系前倒し提案・タンク貯蔵計画・RO処理水 ろ過水タンク評価)・2号機原子炉建屋1回MSIV室調査結果・3号機原子炉建屋上部 スキマサージタンクハッチ瓦礫誤認識・2号機原子炉建屋1回MSIV室調査結果・柏崎刈羽で火災・1F 廃炉対策推進会議ほか。(2時間12分




第9回 特定原子力施設監視・評価検討会★★★ 4/19(金)

○廃炉対策推進会議★★★ 4/19(金)

○地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連 4/18(木)

○地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連 4/19(金)

○報道関係各位一斉メール 4/19(金)

○福島第一プラント 4/18(木)

○福島第一プラント 4/19(金)

○1F 環境モニタリング・サンプリング 4/19(金)

○1F 環境モニタリング・サンプリング 4/18(木)

○柏崎刈羽 4/19(金)

○その他 4/18(木)



■1F地下貯水層 高濃度汚染水 漏えい事故 関連

○東電石橋:
福島第一地下貯水槽からの水漏れ、心配、不安掛けている事をわびる。本日は定例会見だが、先ずこの地下貯水層からの説明からさせて頂く。本日の会見者は品質安全部長の福田である。


地下貯水槽の漏えいに関わる本日(4/19)の作業実績

○東電福田:
こんばんわ。本日は福田の方から説明させて頂く。地下貯水層の関連からという事で、手元の資料で状況を説明さて頂く。先ずは★「地下貯水槽の漏えいに関わる本日(4/19)の作業実績 http://j.mp/10myFf8」

これについては、原因調査という事で、検知孔のところの覆土の復旧は本日完了している。2頁目。地下貯水層からの汚染水漏えい拡散防止策ということで、検知孔から汚染水を回収して貯水層に戻す移送だが、ここの実績表にあるとおり、

No.1、No.2、No.3について作業をしている。それから1点。右下に訂正。以前渡したところで、若干誤記があり、4月15日の作業実績のところ。

No.1 地下貯水層南西側だが、これは「作業あり」と元々鳴っていたが「作業なし」に訂正になっている。その代わりにNo.2地下貯水層北東側については作業があると。

ちょっとそこが "りゃんこ" になっていたという事で、ここで修正している。それから「周辺環境影響モニタリング:ボーリング進捗およびモニタリング結果」であるが、ここについては No.2貯水層周りの A-8、A-11、A-18 これがボーリング作業が終了して測定をしている。

データ自体は18日までのデータが、塩素について亜案内通り。全βについてはNDになっている。それが先ずは一つ目の資料である。


地下貯水槽の移送状況について

★その次。「地下貯水槽の移送状況について http://j.mp/10mxzQs」という資料だ。ここについては案内の通りだが、No.2 貯水層から H2タンクへの移送を実施中という事である。これは昼間の移送は継続してやっている。

地下貯水層の水位グラフだ。これについても従来の通り示してるが、ここについては赤で示している No.2 の水位は、No.2 から H2タンクへの移送に伴い少しずつ減っているという事である。その後ろはデータ関係なので省略する。


それで貯水層関連作業に関して1点お知らせをしておく。

★★★貯水層の関わる作業において、一部の作業者が、いわゆるβ線作業をするときのリングバッジとか、後、APDで αとβ線を両方計れるAPDをしていない作業員がたことを確認。

これについて労基署の方に報告し、指導を受けながら評価している。で、実態としてはリングバッジをしていなかった方は、当初4月6日、7日の作業で24人の方がいた。

それから、γ専用のAPDを付けており、β線を計れない物を付けていた作業員が◆7人いた。★★★で、これについては β線のAPDの結果については、他の持っていた作業員のデータから行くとゼロになっているので、同じ作業でβ線被ばくはないという事だ。

# ◆後に6名だったと訂正あり。

★★★それからリングバッジについても、類似作業の輪舞バッジのデータを確認したところ、データはNDということで検出されておらず影響はないということだが、更に評価していくことと改善に努めていきたいと考えている。地下貯水層関連は以上である。



■福島第一の状況

それでは福島第一の状況について説明する。http://j.mp/10myUXm

[原子炉および格納容器の状況]
注水状況は案内の通り。

[圧力容器下部温度]
[格納容器圧力と水素ガス濃度]
大きな変化はない。

[使用済み燃料プール]
それぞれ循環冷却システムを運転中であり、水温については案内の通り20℃前後だ。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に移送中。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋へ移送実施中。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。注釈にあるが、ALPSのホット試験は継続。これについては後ほど別の説明をさせて頂く。


■3号機原子炉建屋上部の瓦礫撤去工事時におけるスキマサージタンクハッチの状況 ★★★

この資料は以上だが、作業に関連して。★★★「福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋上部の瓦礫撤去工事時におけるスキマサージタンクハッチの状況について http://j.mp/10mx74x」(画像)http://j.mp/10mxPyX という資料があると思う。

これについて説明させて頂く。3号機については案内の通り、原子炉建屋上部の瓦礫撤去作業を進めているところだが、4月18日だが、作業中に誤って使用済み燃料プール脇にあるスキマーサージタンク。

# 鉄骨落下2回させて以降、進捗状況報告は殆ど無いけどな。

これは上の絵の赤く書いてあるところだが、プールそのものではなく、プール脇にあるスキマーサージタンクのところだが、★★★このハッチを誤って吊り上げそうになったことがあった。吊り上げる前にスキマーサージタンクのハッチであることが確認出来たため、少し浮いた状態から、直後にハッチを戻したという事である。

この写真にあるように、通常は握るようなハッチになっており、明けるときにはこういうフックに引っかけて、クレーン等で引き上げるわけだが、これについて、この下にあるように、

ま、爆発の状況で5階フロアがこのような形で瓦礫が沢山積もった状態になっているが、底の赤いマルのところが、ちょうど隙間サージタンクのハッチにあたるところだ。

で、これが ① http://j.mp/13mqADP が作業前 ② http://j.mp/13mqCM8 が作業するときに、ちょうどちょっと浮いているところに引っかけた形かと思うが、これを持ち上げそうになったということで気がついて戻したという事で、

http://j.mp/13mqIDg のように戻した状態になっていると言うことである。終了後は ④ http://j.mp/13mqOLk の写真のようになっていると言うことだ。

# 動画のスナップ。それもディスプレイに映し出された映像をデジカメで撮影?動画でみないとよく分らない。

この状況だが、現状、主要なパラメータに有ナ変動は見られていないという事である。今回、スキマーサージタンクへの瓦礫の落下、という事ではないので、プール事態の影響はないと考えている。今後慎重に作業をしていきたいと考えている。

# もし誤って取ってしまった場合の影響評価は?


■2号機原子炉建屋1回MSIV室調査結果

次に先日、案内している、アルンダヨネ?  えっと、ア シリョウガナイノカ… えっと、★★★「福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋1階MSIV室調査結果について http://j.mp/15ctfE3」

(画像・動画)http://j.mp/ZyLICF があったが、その時の動画のほうが、ええ、まとまっているので、それについて説明したい。これ自体は作業は16日にしているので、2号機原子炉建屋1回の主蒸気隔離弁、MSIVといっているが、

# 16日 会見ある日に会見時に既にHPに資料上がってたけど、会見での説明、報告はなかった。

個々の部屋の中をロボット2台で調査した。これについては雰囲気線量や、貫通部周辺の状況を確認し、今後の格納容器調査や、補習校方法の県都に資するデータを取ることを目的に実施したものだ。それでは映像を動かすんだ。

(上映中 http://j.mp/13mrzEe)ちなみに部屋の中の雰囲気線量率だが、代替、数mSv/h という状況だ。2台のロボットで、まさにMSIVの中に入ったところである。

ここが主蒸気配管になっており、これが格納容器から出たところにある部屋だ。今、ここにロボットが近づき、これが主蒸気は遺憾だが、ここから階段に登り、中二階のグレーチングの頃に登っていく様子を示している。

これがグレーチングのところに登ったところの画像である。向こう側が核の容器の壁になるが、そのところを示しており、ここにバネが見ているが、格納容器外側の主蒸気隔離弁である。

見て頂いて分かるように、ほとんどこの部屋は損傷が見られない状況だ。で、主蒸気隔離弁の間にある配管については、これは給水配管ということで、タービン建屋から原子炉への炉注水を通常時、使用している配管である。

この辺りは天井に向かって画像を撮っているが、架構とか、後、メンテナンス用のモノレール、サポート類があるが、何れも通常の運転しているママの状態と変わらず大きな損傷は見られない状況だ。2号機MSIV室の調査画像については以上である。



■特定原子力施設監視・評価検討会(第9回)

★★★続いて、本日、規制庁の特定原子力施設の監視評価検討会(http://j.mp/Um5Aeg)というのが開かれており、そこでいくつか説明をしている。

そこの説明資料 http://j.mp/17u4XlB について掻い摘んで説明したい。

スイマセン あの、先ほどの MSIVの資料、参考資料で配られていた。そこを紹介するの忘れてた… http://j.mp/15ctfE3 それでは、ええ、と… まずは地下貯水槽の計画の経緯と、現在の対応、要因分析他、と、

# 結局MSIV資料説明はしないのね…


■地下貯水槽計画の経緯、現在の対応(要因分析他)と今後の方向性について

今後の方向性についてという資料が手元にあるかと思う。★★★「地下貯水槽計画の経緯、現在の対応(要因分析他)と今後の方向性について http://j.mp/13msB33」という資料が手元にあると思う。


1.地下貯水槽計画の経緯

これについて説明する。で、先ず1ページ、地下貯水槽の計画だが、これは地震直後から貯留施設計画の一つの案として浮かんでいた。それで、タンクを設置する場所が少ないということで、コレを克服すべく、

大型クレーンが使用ができない、送電線下の土地の有効利用の具体化ということで考えていたものである。この地下貯水層は、(漏れても問題のない)雨水を貯留する技術だが、

廃棄物最終処分場に数多く使われている遮水シート技術を組み合わせ、更に性能を確保するための検討をしたということだ。これについては施工前にいろいろ試験等をして、色々確認して採用されたものだ。


2.設計上の配慮 ~ 類似構造物との仕様の比較

設計上の配慮だが、類似構造物との比較ということで、ま、地下貯水槽だと、通常、塩化ビニールの1重という形だが、これについて、廃棄物最終処分場だと、遮水シート二重、あるは遮水シートとベントナイト、という形になっているが、

今回、信頼性を上げるということで、高強度、且つ、損傷検出が可能な遮水シートということで高密度ポリエチレンシート2重+ベントナイトシート1重の選定をしている。

それから掘削面の仕上げについても、通常のものよりも、よりしっかりした平滑仕上げを実施していると。で、監視項目についても、貯水構内水位と検知孔水位、それから塩素イオンのモニタリングということで、その他の類似構造物よりも、監視項目を増やしているということである。


3.設計上の配慮 ~ 耐震設計

3ページ目。耐震設計だが、これについては、ここにあるような解析モデルで、水平方向の震度を2つ。0.3 と 0.6 ということで与えて、二次元静的有限要素法という方法で解析して、歪をだしている。

この結果によると、下の表にあるように評価基準の歪に対して、発生に歪が極めて小さいということで、これが1になると評価基準値と同じということだが、小さい数字になっていたということだ。


4.施工・品質管理上の配慮

4ページ目は施工・品質管理上の配慮だが、これについては、先ずスパーク試験ということで、高電圧のスパークを飛ばしで、ピンホールがないかどうか確認することを前面にやっている。

それから、シートに溶着部があるので、ここについては、加圧試験をして、圧力低下が小さいことを全数やっている。

それから、別の溶着、手で溶着する部分だが、ここについては、負圧試験ということで、石鹸水みたいなものを掛けて、負圧に引いて気泡が発生しないことを全数で検査している。こういう構造をしている。


5.事前に想定された不具合に対する考え方

5ページ。事前に想定された不具合に対する対応ということで、これは繰り返しになるが、遮水シートの破損については、材料をしっかり吟味する、あるいは耐震設計とか、対放射線性とか、塩水の性能を確認していると。

施工については、上で言ったとおり。同じく、自動の溶着部の不具合については検査するということ。それから、手動の溶着部について、自動溶着と遜色ないことを社外の試験で確認をする形でやっている。

最後にその他の不具合を考えて、水張試験をして水位低下がない形で進めてきていた。

# 水位低下確認。ピンホールで漏洩、水位低下で監視に値する検知が出来るはずがない。


6.これまでの観測結果に対する考察★★★

6ページ。ま、これまで No.1, No.2, No.3 地下貯水槽の観察結果について 漏洩と水位の関係で整理をしている。水位やサンプリングデータについてはご存知のとおりだと思うので、一番下の欄で行くと、1号機の水位が57%のところ。

# 地下貯水槽からの漏洩の兆候をはっきり示すデータを取りながら、「データ見落としてました」と停電事故と発表タイミングを意図的に遅らせたとしか思えない隠蔽対応こそ問題。データ見落としの理由が「数字の羅列だから見落とした」という説明。国民をバカにしすぎ!!!

約水深3メートルを保持している状態で漏洩が発生しているということなので、これ以下の所の場所に漏洩箇所がある可能性があると。No.2については、現在、著水位率8%という事で、水深約0.5mだが、

これでも汚染水が検知孔に流入しているという事で、かなり底部に近い所に漏えい源がある可能性もある。No.3については、今、移送で回収しているが、全βや塩素濃度が下がってきているが、

まだ、データが少ないという事で、詳細はまだ不明かなぁ、ということだ。水位は80%で維持されている状態だ。


7.漏えいを踏まえた原因の推定と今後の方向性

7ページ。これまでのところを整理すると、事前に漏えい想定をした不具合に対して、設計、施工時の品質管理ということで一定の配慮をしてきていたが、事実として漏えいが発生している事を踏まえ、改めて要因分析をしている。

# なるほど。そこまでやって駄目だったんだと。それは仕方ないですね。発表を意図的に遅らせた事について、百歩譲って見落としたとして、その見落とした事に対する評価、反省はない。隠蔽過小評価企業に原発を扱う資格のないことが大変良くわかります。

一番最後に要因分析表(http://j.mp/11rOCKM)が付いているが、これは細かくなるので省略するが、その中で、水圧による応力の集中とか、クリープ現象と書いてあるが、

時価が経つと段々歪みが大きくなっていくような現象が発生する場所について、局所的にシートが損傷する恐れが完全には否定できないのではないかという事で、具体的な漏えいメカニズムについて、推定を行っている。

で、これについては、参考2-1 ~ 2-4 というところに http://j.mp/11rPgIk 少し分かり易いポンチ絵を示している。で、今後だが、中に汚染されたプラスチック製の型枠とか、砕石とかがあり、

これらの撤去が、かなり大きな困難が伴ういうこと。また、直接、シートの状況を確認しても、漏洩カ所はかなり小さな漏洩カ所なので、困難な可能性があることも考えられるが、とにかく原因究明を進めて行こうという事で、

# 表面が乾燥して汚染濃度が高くなり、撤去の際に高濃度の放射性物質が粉じんとして舞い上がりと。

実験とか、地下貯水層の外周から推定する方法とか、今、いろいろ調査の方法を考えているところだ。今後、更に検討していきたいという事だ。


8.現在の対応(1)~ 既設ボーリング孔モニタリング
8.現在の対応(2)~ 新設ボーリング掘削とモニタリング

8ページ、9ページは今までのデータの繰り返しなので、省略させてもらう。

8.現在の対応(3)~ 漏えい検知孔水抜き循環の実施

10ページは漏えい検知孔からの水の吸い上げで移送循環の実績だ。これも先程会ったとおりだ。順次水を抜いて回収をしているところだ。


9.放射性物質の拡散の推定<概要>★★★

11ページのところに、現在、漏えいの監視は近くのボーリングを掘っているところだが、ま、漏えいした水がどういう拡散の状況を示すかという事の解析をしている。

この解析モデルだが、一次元の浸透流解析ということで、水の粒子がどんな形で流れていくか、という解析をしている。これについては、でんちゅう、電力中央研究所 と協力して核種がどういう流れで拡散していくかという事を解析して推計しているところだ。

# 世界の英知を集めるのだ。といいつつ、やってることは身内評価。親しげに「でんちゅう」って。東電にとって身近な存在。http://j.mp/11rUa8c

そこの絵にあるように地下貯水層のところから、地下水の流れに沿って移動する事をシミュレーションした解析だ。これは一次元の物なので、漏えい監視のモニタリングというものの補助という意味では、地下貯水層の周辺については、3次元でもう少し細かい分析をすることも検討しているところである。

9.放射性物質の拡散の推定<結果>★★★

ケース1、ケース2ということで、順次深さ方向2箇所に、そういう水の粒子があったという事を想定した解析結果を示している。この結果によるとケース1だと、海域までの移動する距離が年数で10~100年ぐらい。

水(トリチウム)とストロンチウムでそれぐらいの日数が掛かると。ええ、あと、あの、ええ、っと、濃度としてはここにあるように10^-7倍ということで、1入るとこれぐらいの希釈がされるということでストロンチウム、トリチウムについて書いてある。

ケース1とケース2は、深さ方向10メートルの違いだ。そういう解析評価をしている。

9.放射性物質の拡散の推定<解析に用いた物性値>

13ページにはこの解析を用いたパラメータで解析したということである。


【参考1-1】No1のモニタリングデータ
【参考1-2】No2のモニタリングデータ
【参考1-3】No3のモニタリングデータ

14、15、16ページについては、これまでの No.1、No.2、No.3 地下貯水層のモニタリングデータで提示しているので説明は省略させて頂く。


【参考2-1】底盤部・ドレン管埋設部の損傷(原因推定)
【参考2-2】法面部・漏えい検知管 設置部の損傷(原因推定)
【参考2-3】法面隅角部・自動溶着部の損傷(原因推定)

18~20ページは、先程言った漏えい推定箇所として推定されている箇所にどのような物があるか、模式的に示している物だ。幾つか山ぷりで示すと、

【参考2-1】http://j.mp/11rYO64 でいくと、ドレン管の周りに砕石を引いて、その上にシートを敷いているが、ま、砕石の部分が充填して下がってくることが考えられ、

ええ、これにより、少し歪みが出来て、上からの水圧で局所的に上の保護の部分にひび割れが発生し、シートに局所的な水圧が掛かることで、そこが、曲職的な線断応力と言うが、引き裂くような応力が発生して破損に至る恐れもあるという推定をしている。

【参考2-2】は漏えい検知孔で同じような応力集中があるところで、そういう事がないか。

【参考2-3】は隅角部と呼んでいるが、プールの角のところがそういう恐れがある。

【参考2-4】は保護コンクリートの角っこの所が、そういう応力集中をする部分があるかも知れないと言う事で、これはあくまでも要因分析からの推定だが、そういう推計をしている。

この資料は以上である。


■特定原子力施設監視・評価検討会に対するコメント回答(特定原子力施設監視・評価検討会)

★★★「第8回特定原子力施設監視・評価検討会に対するコメント回答 http://j.mp/10mxlc1 」という資料が手元にあろう。これについては地下貯水層が停止した事に伴う、水処理の運転計画についての話し。

それから関連してろ過水(タンク)を使用する事を先日話しているが、それの方法について、今日、説明(http://j.mp/11s5Dog)をしている。


水処理設備運転計画

2ページ。この運転計画の前提条件として、原子炉注水量、建屋の地下水流入量、それぞれここにあるように、それぞれ原子炉注水量 408m3/d、建屋流入量 400m3/d、という仮定をしている。

それから水処理設備の運転については、サリーの運転、あるいは再循環、ALPSの運転をそれぞれここに書いてある仮定をしている。


タンク貯蔵計画

★★★ALPSについては8月1日から2系統運転をする前提になっている。それから、タンクの貯蔵計画、3ページだが、それぞれRO濃縮水のタンクについては、増加量を先程の想定で考えて 170m3/d という形で順次、増設中のタンクに貯めていくという事。

で、2のRO処理水については、RO処理水の増加量を80m3/d と想定することで考えて行く。3番目でALPS処理水は1系統運転で165m3/d で薬液10%増を想定して、こういう量が増える前提条件で計算している。

で、4ページの設備運転については系統図なので省略をする。タンクの増設エリアについては案内の通りで、それぞれどこにタンクがあるかという事である。

で、その様な前提でシミュレーションした結果。6ページ(http://j.mp/11s8mxW)が淡水だ。水バランスのシミュレーションをしている。赤で示してるのが、タンク容量の合計値の予測だ。

青で示しているのが、淡水の保有水量。処理をすることに従って淡水量が増えていく形で、8月頭で取り合えず、淡水を増やさない運転をしてるということである。

http://j.mp/11s8X2N 7ページがRO濃縮水の水バランスだ。赤の方は地上タンクの量だ。これは地下貯水層を除いたものだ。これはいつも案内しているものだ。タンク設置時期と容量については表に書いたとおりだ。

これに対して濃縮水の保有水量が青のような変化を示している。こちらについては、地下貯水層の保有水は除いた形での予測になっている。

http://j.mp/11s9rpu 8ページ。これはALPSで処理した水バランスだ。これについても同じような形式で示している。ALPS処理水用のタンクについては、左上のタンク容量で接地していくことを想定している。

ALPSについては、先程会ったように8月1日から2系統で運転することで、ここで折れ曲がって増えているような形になっていると言うことだ。⑥,⑦,⑧ を全部足し併せると、⑨のようにタンクの総容量と保有水の量、こんな関係になる事が一つのシミュレーションの計画として示している。


地下貯水層使用停止に伴うろ過水タンクの使用について★★★

続いて地下貯水層使用停止に伴うろ過水タンクの使用について http://j.mp/11saohu というところだ。

これについては地下貯水層からろ過水タンクに濃縮塩水を移送する事で、今、4600m3を想定している事は案内しているとおりだ。 11ページでろ過水タンクについては2基あり、それぞれ容量は800m3だが、

★★★RO濃縮水貯留用に1基を使う。で、ろ過水タンクのろ過水については原子炉注水のバックアップ水源で元々考えていたが、1基はそちらで使うという事である。で、そこに実際の水位と板厚の関係があるが、

上段のほうの板厚が少し小さくて、下の方に行くほど、板厚が厚いタンクの構造になっており、これは3.11の地震の際に破損、漏えいが発生していないタンクだ。ただ、側板の一部で変形があったという事で、健全性を評価し、

★★60%の取水制限を掛けてタンクを今まで使用してきているものである。今までも特に問題は起きていない。それで12ページの所で、今回、使用するにあたり、ろ過水タンクの内部点検をしてる。

その結果、内部の塗装剥離や浮いている物が幾つか見つかっていること。それから予備ノズルのフランジ部が腐蝕しているところがあるので、このあたりの塗装の所の修理や補修をして使用する計画にしている。

13ページが No.1地下貯水層からろ過水(タンク)への移送方法という事だが、これは地下貯水層の本設ポンプと本設ラインに仮説の耐圧ホースを繋いで、ろ過水タンクまで移送する事で下の絵で行くと、緑の移送ラインを接地してろ過水タンクを移送する計画である。

で、14ページ目が、構造強度上の評価、ということで、板厚の評価、並びに耐震性の評価、ま、転倒評価だが、これはこういう構造物だから、特に規格基準は定められていないが、

設計建設規格に準拠した評価をしている。その結果、内圧による板厚とか、耐震性評価でも問題ない形になっている。で、15ページ目が、塩水を入れるという事で、塩水に対する腐蝕に対して、腐蝕データを示している。

★★★今回使っている炭素鋼の所で、塩水に対しては海水中でも赤いまるで示しているが、★0.1mm/y というデータがあるので、現肉による影響は小さいと考えている。

この結果を踏まえ、運用方法だが、移送する前に、先程も言ったように、補修塗装とフランジ面の手入れをし、健全性評価をする。で、貯留中については、これまでろ過水を貯蔵してきて、特に漏れていないという事だが、

この貯留期間を出来るだけ短い期間にするという事で、タンクの増設とか、多核種除去設備の複数系統運用で余裕が出来た段階で返送する事を基本的な考えにしている。それから、取水用の取り出し口が幾つかあるが、

ここでは閉止フランジを取り付けて、間違って漏えいさせないような形にすることとしている。万一の漏えいに関しては、補修用の資機材、直ぐに補修できる準備をする。水位監視巡視点検を実施するという事である。

17ページの所にろ過水タンクは溶接構造なので、漏えいの可能性は低いと考えているが、万一の漏えいの場合に考慮し、周囲に席を設けている。ま、小漏えいの対策だが、それが外に出て行かないようにという形の準備もしている。

この資料については以上である。なお、本日、このろ過水タンクの準備をするにあたり、元々、先程言ったように、ろ過水タンク自体が原子炉の注水設備のバックアップとして使う事になっているが、

タンクのこういう作業をするという事で作業をしている。原子炉の注水として使えない状態として作業している。

その関係でいわゆる保安規定における、作業に伴うLCOということで、青旗と呼んでいるが、http://j.mp/Yx1zTc そういう作業上の状態にしたよ、と事で作業して、本日、完了している。

# 原子炉注水、冷却に関する設備に大幅な仕様変更。タンクが出来るまでの期間限定の措置。当初の目的を変えてずるずる、毎度の事だから覚えとこ。


■多核種除去設備のホット試験について ★★★(特定原子力施設監視・評価検討会)

続いて★★★「多核種除去設備のホット試験について http://j.mp/10mxdJz 」ということで、これについても本日説明をしている。私どもの方から地下貯水層からの漏えいという事があったので、

汚染水による全体リスクを低減する観点から、B系、C系、早期のホット試験開始、ということで、汚染水を浄化することを提案している。

後ほど説明するが、多核種除去設備のA系のホット試験の状況は、誤操作による一時停止はあったが、処理は継続している状況だ。

B系、C系のホット試験開始にあたっては、A系の結果を評価した後に、B系、C系のホット試験を考えていたが、早期に開始することでリスク低減に寄与したいと考えている。

1枚めくって2ページ。これは以前説明していると思うが、RO濃縮水の汚染水を多核種除去設備で処理することにより、スラリーや吸着材に汚染が移行して綺麗な水が沢山出来るという事で、これで安全リスクを減らしていると考えている。

★★★で、今のA系ホット試験の状況だ。3月30日に開始して、現在、試験をしてサンプルを採取して、福島第二、バックグラウンドの低いところに持っていって測定を実施しているところである。http://j.mp/11meQkL

★★★で、5月にこれらの評価を氏、主要な核種のリスク低減の効果を評価するという事である。なお、今ホット試験の処理済み水の簡易的な、福島第一での分析状況によると、告示濃度限度は下回るという見込みになっているので、これの運転によるリスク低減の効果は大きいのではないかと考えている。

# A系の結果を待たずに動かすことのマイナス面については触れない。説明なし。一旦流してしまって改良が必要になった場合、返って時間が掛かったりしないのか。

★★★4ページ目だが、http://j.mp/11mg6UQ これがA系の処理済み水の簡易測定の状況だ。これは速報値でまだ暫定版だが、1Fでやったところ、告示濃度限度以下ということで、

DFはここに書いてあるようにかなり取れているという事だ。セシウム等、僅かに取れている物があるが、検出限界を大きく上回る物ではないという事だ。

これ、あの、試験を開始して数日後の物だが、これは毎処理の鉄共沈や炭酸塩共沈の設定条件の調整を試験の中で行いながら測定を継続して確認していきたいと考えている。

http://j.mp/10mBpZS 5ページ目が今言ったところの簡易測定のデータ状況だ。ま、それぞれの核種についてこのような形で測定結果が出ているという事だ。赤で示したところは検出されているが、

★★★検出限界よりちょっと上ぐらいで、告示濃度限度より十分低い事を示している。これについてはあくまで簡易測定なので、今後、調整した上で詳細な測定を行いたいと考えている。

6ページ目。これは先程のホット試験の状況を示した物で、こんなスケジュールで今やっているという事である。ここにあるように、これまでにHICの交換を何回かやっているという事である。

7ページにはHICの取扱いについて書いてあるが、特に不具合は確認されていないという事である。8ページ目がホット試験の所で、安全上問題となるトラブルは、発生していないという事。

それからHICの取扱いについては、線量はここにあるように低い数値で落ち着いている。時間が多少掛かっているが、これは少し習熟効果を期待したいところかと思う。

9ページは周囲の線量だが、数μSv/hということで、今のところ低いレベルで推移しているという事である。それから10ページ。試験の状況という事で、既に案内の通り、一度、運転画面の誤操作で自動停止させる不具合があったが、

# 不具合というか、操作ミス

これは、マウス操作にするとか、ダブルアクションにするとかの改善をしているという事だ。それから11ページ。苛性ソーダの供給ポンプの制御ロジックの変更をもひとつやっている。

★★★(ポンプの)停止信号が投入されない事象があったので、それの修理をしているという事だ。これらの改善はB系、C系についても適用していくという事だ。

# ALPSでポンプ停止信号が投入されないトラブル。トラブルと言って指しさえないところは「事象」禁止。誤動作によって止まったが、むしろ安全装置が働くことが証明されたのだ、とポジティブ発言していたけど。発生日 4月12日、別件でこんなことがあったのね。A系の確認が十分行えないうちに、RO処理水流して、トラブル時の補修に時間を要したりするリスクはないんだろうか。

12ページは、B系、C系 についても A系と同じように試験をしますという事だ。13ページ目は、試験までおスケジュールという事で、先程あったように、A系のホット試験のストロンチウムの数字が出たところで、ホールドポイントとして確認し、B系、C系の提案を示唆している。

この資料については以上である。

それでは 特定原子力施設監視・評価検討会の関連は以上である。スコシナガクナッタガ… 

# いいですよ。それで。1ページ、1ページ丁寧で。えぇぇえぇぇ言わないし。



■柏崎刈羽原子力発電所7号機 直流充電器盤内での焦げ痕の確認 ★★★

今度は柏崎の話。「柏崎刈羽原子力発電所7号機 直流充電器盤内での焦げ痕の確認について http://j.mp/Z32BuL」当社、HPに柏崎の状況としてき指しましたということで。

7号機の直流充電器番の中での焦げ跡の確認ということだ。めくって裏に事象が書いてあるが、7号機は定検中であるが、電源の切り替え操作を行なっていた所、

充電器番の故障を示す警報が発生。この原因調査をしていたところ、コントロール建屋の地下2階の常用電気室の直流250V充電器盤の中のスイッチに焦げがとがあるのを確認したという事だ。http://j.mp/10nZfnT

次のページに写真で示してるが、250Vの充電器盤を明けた中であるが、こういう右下のスイッチがあり、これの奥の横の所和毛後があったということだ。

実際にすす敷物尾確認しているが、火や煙は確認していなかった。これについて同日、4月18日、昨日のことだが、6時3分に消防署に連絡して現場確認してもらっている。

現場確認して持ち帰って頂き、★★★本日、9時30分に消防署から火災である判断を頂いたので、区分1の事象として区分して公表している。ちょっと言い忘れたが、この充電器盤というのは、常用電気品室と書いているように、

# 「火災」という判定を頂いても「事象」 でまとめる。火が出て煙が出る事象を火災と言うんだから「火災」でいいだろ。やはり世間に注目されたときだけの一過性でしたか。

安全系ではなく、常用系で用いている電源だ。そういう意味で安全性に問題のある「事象(火災)」ではなかったということである。で、更に最後のページ。大体の場所の関係。http://j.mp/10o0Biz

# 原子炉施設内で起きた、安全上、問題のない火災。骨の髄まで染みついた過小隠蔽体質。あんた安全品質管理部長だよね。ほとほと凄い会社。国費投入、つい先日18回目せびったお礼もない。我々は民間企業であると言いきる尾野氏。ロボット開発、国の責任で廃炉は当たり前。日本人はアホですか。

7号機の地下2階、そこの場所の関係を示している。一応、これをHPに掲載したので報告しておく。

最後になるが、、アッソッカ アレハイイノカ… はい。えっと、、はい。ワカリマスタ ええ、それでは、これ、通常のあれだが、核種分析のスペクトル帳票について、本日公表している。

本日、当社の原子力情報公開コーナーで公開が整ったということでお知らせする。私の方からは、長くなったが、取り敢えず以上だ。

○東電石橋:
それでは質問を受ける。(55分)



■1F 廃炉対策推進会議(第3回)★★★

# 質疑途中で挟んだ速報です http://live.nicovideo.jp/watch/lv133817560#1:45:40

今、案内したように、「東京電力福島第一原子力発電所廃炉対策推進会議(第3回)http://j.mp/ZBIU8Z」 というものが行われているので、それについて紹介する。

本日、第三回 廃炉対策推進会議が実施され、汚染水処理問題を根本的に解決する方策とか、今般の汚染水漏洩事故への対処等を検討する、以前、ちょっとアナウンスがされているが、「汚染水処理対策委員会」というものが、廃炉対策推進会議の下に設置された。

まぁ、当社としても、汚染水の安全な貯蔵とか、中長期的な温泉水処理対策ということで、全力で取り組んでいくつもりだが、今後、この汚染水位処理対策委委員会の中で、汚染水対策の取り組み、検討状況を逐次報告すること。

その上で、汚染水の対策全般について関係者に協力をいただきながら、とりっ組んでいきたいと考えている次第だ。また、当社としては、国とともに!福島第一の1~4号機の廃炉の加速に向けて取り組んでいく。

ということである。それで、今、速報ベースだが、当社からは社長 廣瀬さまが出席されておられるが、会議のところで、経産大臣 茂木さまの挨拶について、情報が入っている。茂木経産大臣さまからは、開会にあたりまして、

この度、汚染水処理対策委委員会を設置し、今後、官民産業界が一体となって、汚染水の処理の課題について検討を開始したぁい。

# 汚染水対策も政官民 産業界の癒着口実、あわよくば規制の虜リターンズにしか見えない情けない現実。そもそも地下水流れ込みが延々続くことわかっていながら、抜本的な対策を一時は見越しながらも実行に移さなかった責任があるよね。常に自らの責任は棚上げして何を抜かしてけつかんねんという話。

ええ、福島第一廃炉作業については、事業者任せではなく、経産省!原子力規制委員会が一体となり、福島県民の不安解消のため、汚染水の処理の道筋を示したい、こういうご挨拶がありました。

また、閉会にあたりまして、指示が出てございます。主に茂木大臣さまのほうからだが、地下水流入問題について、汚染水処理対策委員会で、5月目途に第一弾としていけンを取りまとめる予定。

トリチウム問題など、課題を洗い出し、国内外の叡智を結集し、解決策を出したい。今後の方向性については6月のロードマップに反映する。

このような3点のご指示を頂いている、という情報が入ってございます。私からは、本件については以上である。

○東電石橋:
それでは引き続き、質問を受ける。(3分30秒)



■質疑





~ 終了 19時42分(2時間12分

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