2時間
【質疑】
さくせいちう
○福島第一プラント
- 福島第一原子力発電所の状況 4月5日
- 福島第一原子力発電所の状況 4月4日
- ★★★福島第一原子力発電所共用プール建屋から乾式キャスク仮保管設備への既設の乾式貯蔵キャスク1基の構内輸送について (PDF 238KB) (画像)
- ★★★福島第一原子力発電所 乾式貯蔵キャスク1基目の点検結果報告 (画像)3/27プレス~ 5/4 核防護上の理由から画像の一部を削除したとのこと。
○報道
同日の衆院予算委委員会。国会中継。東電中心の質疑。NHK 中継しながら報じず。経産大臣指示の東電調査委員会の一方的な結論に批判。
○1F3号機使用済燃料プール代替冷却システムの停止【報道関係各位一斉メール】★★★
金網写真公開。設置する際に使用するために針金を使用。金網そのものではなくて「針金」と考えている。
- 1F3号機使用済燃料プール代替冷却システムの停止について ×2(続報上書き)
- 1F3号機使用済燃料プール代替冷却システムの停止について(続報2)
- 1F3号機使用済燃料プール代替冷却システムの停止について(続報3)
- 1F3号機使用済燃料プール代替冷却システムの停止について(最終報)
- 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール代替冷却システムの停止について (画像)
○1F正門ダストモニタ警報発生【報道関係各位一斉メール】 ★★★
○ほう酸水注入設備タンクヒータのケーブル変色および端子台の焦げ跡確認【報道関係各位一斉メール】★★★
- ほう酸水注入設備タンクヒータのケーブル変色および端子台の焦げ跡確認について
- ほう酸水注入設備タンクヒータのケーブル変色および端子台の焦げ跡確認について(続報2)
- 福島第一原子力発電所 ほう酸水注入設備タンクヒータのケーブル変色および端子台のこげ跡について(PDF 72.3KB) (画像)
○多核種除去設備停止トラブル関連 4月4日~5日 【報道関係各位一斉メール】★★★
- 多核種除去設備の一時停止について
- 多核種除去設備の一時停止について(訂正)
- 多核種除去設備の一時停止について(続報)
- 多核種除去設備の一時停止について(続報2)
- 多核種除去設備の一時停止について(続報3)
- 多核種除去設備の一時停止について(続報4)
- 多核種除去設備(ALPS)の誤操作による停止について (画像)
○環境モニタリング・サンプリング
○その他
- 平成25年4月4日付時事通信および4月5日朝日新聞37面「共用プールから核燃料移送開始 福島第一原発」について ~ (会見で読売記者から誤解招く指摘あり。そのまま報道)
■福島第一の状況
○東電小林B:★★★
本日、3号機使用済み燃料プールが停止した事はメールで既に知らせたとおりだ。この場を借りて改めて心配掛けている事に対してお詫びしたい。その件も含めて尾野より、プラント状況を説明するのでよろしこ。
○尾野:★★★
先程もあったが、本日、福島第一3号機使用済み燃料プールの冷却システムが停止した事は案内した通りかと思う。つい先程だが、17時20分に冷却が再開したので、先ずお知らせしたいと思う。ええ… 先ず状況だけ簡単におさらいすると、
14時27分頃、3号機使用済み燃料プールの電源に関する警報が出て、使用済み燃料プールの冷却システムが停止していることを確認している。その後、状況を確認し、動力用の電源盤の故障警報という事で見ていった所、
地絡という当該の電源盤のケーブルから地面の方に電気が流れてしまう地絡という状態が発生していたことが分ってきた。で、状況は当該の電源盤で行っていた作業の際に発生したものと推定している。
# ポイントは作業中に発生した事故。原因は予測できたので連絡できた。
★★★ネズミ対策という事で、ネズミ進入防止の金網を設置する作業を当該場所で行っていたが、http://j.mp/10yfc7a その過程で、何らかの理由で地絡が発生したものと推定している。
当該場所の確認、それから機器の確認を行った上で復旧作業に入り、先程連絡したとおり、17時20分にプール冷却が再開に至るという経緯だった。心配掛けたことは申し訳ない。
# 心配掛けたことだけ謝罪。見通しの甘さで事故を起こしたことについての謝罪はない。謝罪し出すときりがなくなるので。1Fプラント状況は通常のプラントとは違うのだ!こういうものなのだ!と開き直るしかない東電。
■福島第一の状況
福島第一の状況 http://j.mp/10ybYAD
[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機まで注水冷却は安定。
[圧力容器下部温度]
示したとおりで特記事項ない。
[格納容器圧力と水素ガス濃度]
特記はない。
[使用済み燃料プール]
1~4号機まで11時段階までの記録で循環冷却システム運転安定して運転してるが、今申し上げた通り、3号機については14時27分頃から冷却システムが停止したという事だ。
この資料には17時20分に復旧したというところまでは書き込んではないが、その様な状況に今なっているということで冷却は回復しているという事だ。
[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に移送実施中。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋へ移送実施中ということだ。
[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。
[その他]
一番下のポツ。ホウ酸水注入のケーブルの変色の話が出ているが、こちらは資料を配っているので、そちらで説明させて頂きたい。
■ほう酸水注入設備タンクヒータのケーブル変色および端子台のこげ跡
★★★「福島第一原子力発電所 ほう酸水注入設備タンクヒータのケーブル変色および端子台のこげ跡について http://j.mp/10y80YE (画像) http://j.mp/10y86j3」という資料を配っている。
こちらについても本日、メール配信にて案内しているが、ホウ酸水注入系のNo.2 のヒーターのケーブルについて変色があることを確認した。消防に確認してもらい、午後3時30分に火災ではない判断を頂いている所である。
# 一面焼け野原の火災原因どうなったんだろ… 原因追及して再発防止に努める姿勢が微塵も感じられない東電。( ゚д゚)ポカーン
なお、ホウ酸水注入系というのは、ヒーターを使って水を温めているという事をしており、ヒーターがNo.1とNo.2と一つのタンクに二つのヒーターが入っている。
で、変色が確認されたのは、No.2のヒーターだったので、No.1ヒーターに切り替えてホウ酸水注入タンクの保温は継続しているという状況だった。現場写真を見ると、見にくいが、電源盤の中の様子で右下。http://j.mp/16Bnde8
# それ、暖めるのに二つ必要な既設ヒーターじゃないの?バックアップのために二つあるものなの?資料から分らないし、説明ではバックアップに切り替えたから問題ない運用のように説明しているけど… 質問あったかな…
ケーブルが6本並んでいるが、そのうち、右から3本、ネジで留めている端子部に焦げ後のような変色があった状況だ。このような状況があったために、ええぇぇ、今ほど説明した対応を取ったということである。こちらについては以上。
■正門連続ダストモニタの設置状況(「高高」警報 マスク着用続報)★★★
もう一つ「福島第一原子力発電所 正門連続ダストモニタの設置状況について http://j.mp/ZgmZtL(画像)http://j.mp/10y2F3A」ということで写真を入れさせてもらった。
これは、あのぉ、先日だが、正門付近の連続ダストモニタで「高高」警報が出たということで、付近で作業している方の全面マスク着用を指示したということだが、結論としては当該機器の故障であったことが判明し、
マスクの規制は解除しているということだった。当該機器とは、ま、こういったものであり、外気を吸い込んでいきながら、ダストの放射線レベルを測定していくような機械だ。http://j.mp/16BoO3B
設置している目的で言うと、基本的に発電所の中は現在、マスクをして作業をすることになるが、ま、一部エリアに関しては、マスクを外して作業しても大丈夫だということを確認して、
マスク無しの作業をしてもらっているが、その途中において、ええ、何らかの理由でマスク規準に至るような状況になっていた場合に、確実に知る必要があるということで、連続的に測定できるダストモニタを設置しているということである。
ダストモニタで異常が出た場合には、直ぐにマスクをするということだが、ま、今回の場合、★★誤警報であったということである。こちらについては以上だ。
■多核種除去設備(ALPS)の誤操作による停止について★★★
それから、ALPSのHOT試験の現在の状況について案内したい。A系のHOT試験は継続しているところだが、4月3日(水)だが、連続運転のモードに入ったということであったが、
4月4日の朝5時23分に運転データ採取の際に、誤操作によって、設備を停止してしまったことがあった。その状況について簡単に説明したい。
「多核種除去設備(ALPS)の誤操作による停止について http://j.mp/10y3cm8(画像)http://j.mp/10y36L7 (4月4日プレス)」
下半分に操作パネルの画面が映っているかと思う。こうした操作画面のパネルで、タッチパネル式の操作装置になっている。画面の中で、今回、誤操作したスイッチが囲んであるが、ここに囲んである中に、2つスイッチがはいっており、
上半分が本来操作したかったスイッチということである。で、下半分が運転に関係するスイッチということで、このスイッチを押すことで画面が切り替わるということである。
で、今回、めくって裏面に当該箇所を拡大した図面が付いている。で、上半分を見ると共通系と書いてある所。この所で、「共通設備画面」と書いてある場所と、その下に「運転スイッチ」と書いてある2つあるものと2つある。
元々、データ採取の目的だったので、共通設備画面のスイッチを押して、様々なデータを採取する画面に移って行くという操作をしようとしていたところだった。
で、えええ、実際にスイッチを押すときに下側の運転スイッチという方に触れてしまい、これが触れたために画面が切り替わって、切り替わった画面が下の画面だ。
下の画面に切り替わったところで、赤で囲んであるが、ここがちょうど運転スイッチというところの、ええ、画面として変わった先にあり、そちらに触れてしまったということで、意図しない操作状態になったということである。
めくって次の画面、少し大きくすると、当該のところには A, B, C, D と4つの箱が書いてあるが、これは処理された水が移送されるサンプルタンクの選択というボタンだが、今、A系の試運転をしている状態で、実際に使っているタンクはAタンクだけだ。
それ以外のタンクは現在使用していないので、そちらのタンクはインサービスされていない状態だった。その状態で C のタンクに触れたということなので、インサービスされていないタンクが選択されているということで、異常判定でプラントが停止した状態だった。
今回、ま、★★★タッチパネルの操作ということだったが、通常、ポンプを動かすだとか、そうした能動的な操作が行われるパネルについては、ダブルアクション、選択してから操作の Yes、No というようなダブルアクション式の物になっていたわけだが、
当該のスイッチについては、単純な選択スイッチであったと。ダブルアクションになっていなかったということで、ま、今回のようなことが起こっているということだ。
尚、誤った移送先タンクを選択したということで、停止しているということなので、ええぇぇ、まっ、作業地震の影響は設計通り、プラントが停止したということではあるが、色々と心配をかけたということかと思っている。
# ダブルアクションというより、提供資料見る限りインターフェイスはコンピュータ制御。「削除してもいいですか?」という確認もなく、いきなり実行、エラー判定を返す、というおちょくった設計になっていたと。流石、現場の声を反映しない押し付けがましい日本のソフトウェア産業。設計通りエラー判定返したから、設計が正しいことが証明された、むしろ良かったのだとでも言いたげですな。毎度毎度。
ええ、こちらについては以上だ。あの、今回、ええ、注意喚起、先々には、もう少しダブルアクションで対処するように、ソフトウェアの改造などを検討しているということである。ええ、尚、状態が判明してきたので、
# 水処理関連の機械の運転初期には同じような事が度々あった。出す元請けが違えば、その教訓は共有されない。何故なら、しきっているのが東電だから。新年度、記者も変わってそんなこと知らない人がどんどん増えていくんだろう。
本日、準備が出来れば、ALPSのホット試験を再開したいと思っているが、時間の方はまだ確定していないので、運転を再開した所で改めて連絡させていただきたいと思っている。
■福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果★★★
それから「福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果 http://j.mp/10y6PIM」これは月例で出しているデータなので、参考にしとくんだ。ええ、私からは以上である。
○東電小林B:
それでは質問を承る。(15分)
■質疑
さくせいちう
~ 終了 19時30分 (2時間)