2013年4月24日水曜日

東電会見 2013.4.24(水)17時30分 ~ 地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連(明日からNo.1地下貯水層→ろ過水タンクへ移送開始 / リングバッジ、γβ線量計不携帯問題 労基署報告)・けが人発生事故報告2件(1F&2F)・福島県 廃炉に関する安全監視協議会説明資料。GW会見日程案内ほか。

東電会見 2013.4.24(水)17時30分 ~ 地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連(明日からNo.1地下貯水層→ろ過水タンクへ移送開始 / リングバッジ、γβ線量計不携帯問題 労基署報告)・けが人発生事故報告2件(1F&2F)・福島県 廃炉に関する安全監視協議会説明資料。GW会見日程案内ほか。

(54分)




○地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連 4/24(水) ★★★

○地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連 4/25(木) ★★★

○報道関係各位一斉メール 4/24(水)

○報道関係各位一斉メール 4/25(木)

○福島第一プラント 4/24(水)

○福島第一プラント 4/25(木)

○福島第二プラント 4/24(水)

○指示・報告 4/24(水)

○環境モニタリング・サンプリング 4/24(水)~ 会見で何れも言及なし

○環境モニタリング・サンプリング 4/25(木)
  • xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

○その他 4/25(木)



■1F地下貯水層 高濃度汚染水 漏えい事故 関連

○東電石橋:
定例会見を始める。本日の会見者は原子力品質安全部長の福田さまである。先ず、地下貯水層の移送状況から説明する。

○東電福田:
定例会見を始める。手元の資料だが、定例の地下貯水層関連の資料だ。

先ず、本日の作業実績だ。★「地下貯水槽の漏えいに関わる本日(4/24)の作業実績 http://j.mp/17Wccpm 」1ページ目。地下貯水槽からの線粋漏えい拡散防止策という事で、

検知孔からの移送は継続して作業工程の通り、No.1,2,3それぞれ実施している。2ページ。主変の環境影響のモニタリングの関係でボーリングの進捗、及びモニタリングの結果である。

ご覧の通りであり、No.1,2,3の貯水層周りのボーリングについては、全て終り、分析を始めているところだ。右下の表を見ると分析中の所が一部あるが、分析結果が出た物については、全βで行くとNDであり、影響は現れていない。作業実績は以上。

次に★「地下貯水槽の移送状況について http://j.mp/17WbZ5E」ということで、各槽からの移送状況、水位が先?ごめん。

水位データが先に付いている。地下貯水層の水位グラフだ。★「 地下貯水槽 水位グラフ(4/24 16:00現在) http://j.mp/17Wc35k」これについては、

昨日から No.1地下貯水層からH2タンクへの移送が開始されたという事で、黒で示している No.1 の水位が若干下がり始めている状況が分ると思う。

その次に「地下貯水槽の移送状況について http://j.mp/17WbZ5E」これについては今ほど行ったように、No.1の貯水層についてH2タンクへの移送を昨日開始している。

もう一点報告することがある。No.1 地下貯水層から、ろ過水タンクの方に移送する事で金曜日の監視評価検討会の資料(http://j.mp/17u4XlB)で説明しているところだ。

これについて、この作業についての移送計画が取り纏まり、★★★準備が整い次第、早くて明日から開始をする予定となっているのでお知らせさせて頂く。

本件については、★★国から口頭で両会を頂いているのでスタートする準備をしているところである。以上が、地下貯水層関連の最新の状況だ。

# はやければ明日より No.1 地下貯水槽から ろ過水タンクへの移送を開始するとのこと。


■福島第一の状況

引き続き、福島第一の状況である。http://j.mp/17WbVTz

[原子炉および格納容器の状況]
注水状況は書いてあるとおりであり変化はない。

[圧力容器下部温度]
記載の通り。

[格納容器圧力と水素ガス濃度]
記載の通りで、特に大きな変化はない。

[使用済み燃料プール]
ここで1点、後ほど修正を掛けさせてもらう。この表の上では1~4号機、全て循環冷却システム運転中となっているが、2号機については、11時時点では止まっていた。

ということで、この表の運転中は、2号機については停止中という事で表記変更させて頂く。プール温度については、表に書いてあるとおりで大きな変化はない。

注釈で幾つか書いてあるところを紹介する。

★★2号機については、本日、10時6分から13時55分というところに書いてあるが、電源盤への小動物侵入対策工事ということで、シートを設置する事を行うために、プール冷却系を一時停止している。

で、その後、運転を再開。現在は運転中で異状はない。で、この間、プールの冷却時の温度が、14.9℃から15.2℃まで上昇している。案内の通り、制限値の65℃に比べ、十分低い温度であるというところである。

後2点プール関連でお知らせしておく事が下に書いてある。

★★3号機については、同じく、使用済み燃料プール代替冷却系について、電源の2重か工事を行うために、この冷却を停止する予定になっている。それがここに書いてあるように、

4月25日~26日にかけて、約33時間の間、停止をして工事をする。使用済み燃料プールの水温自体は、現時点で14.1℃であり、温度上昇率の評価値が 0.143℃/h という事で、この停止期間中の温度上昇は約5℃。制限値に対して十分余裕がある中で管理できると考えている。

★★それから4号機だ。その下、同じく電源の二重化工事を行う事から、4月26日に約9時間停止を計画している。4号機についてもプール水温は現在23℃であるが、

温度上昇率が0.356℃/hということで、停止期間中の温度上昇は約4℃で評価をしている。プール関係については以上だ。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
現在、2号機、3号機からの移送は止まっている。6号機についてタービン建屋から仮設タンクへの移送を本日実施したという状況だ。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。多核種除去設備のALPSについては、継続してA系統のホット試験をやっている。

[その他]
一番下のところ。★★先日案内した2号機原子炉格納容器の内部調査で使用していたガイドパイプ(http://j.mp/ZDfxWN)

これ、格納容器内に取り残されている物だが、そこの部分の引き抜き作業を本日からスタートしている。計画としては、本日から26日ぐらいまでの予定。1Fの状況については以上である。


■高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況 

続いて「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第96報) http://j.mp/17Wcj4q <添付資料> http://j.mp/17WcjBe」である。

添付資料1 建屋滞留水状況 1号機 14,000m3[-100] 2号機 21,900m3[-1900] 3号機 21,800m3[+1300] 4号機 16,400m3[+800] 合計で1~4号機貯蔵量 74,100m3。

プロセス主建屋に移送されて貯蔵されている量だが、貯蔵施設側(プロセス主建屋15,280[+90]+高温焼却炉建屋 4,440[+710])合計 19,720m3。(前回よりやや増加)先週の処理量 5070m3。

稼働率 キュリオン0% サリー60.4%。ほぼ想定通り。廃スラッジ +0本 使用済みベッセル +4本

# (先週)1号機 14,100 2号機 23,800 3号機 20,500m3 4号機 15,600 合計値 約74,000m3 貯蔵施設プロセス主建屋15,190+高温焼却炉建屋3,730 計18,920m3 処理量 約5640m3。廃スラッジ+0本 使用済みベッセル+2本

# (先週)キュリオン0%、サリー67.1%。濃縮受けタンク 250,889m3[+1201]、淡水受けタンク 23,295m3[-194] 濃縮廃液貯槽 5,529m3[+5] 処理水貯槽 1,347m3

★濃縮塩水受けタンクについては、案内したとおり、No.2地下貯水層からH2タンクへの移送が終了したという事で、このH2タンクの貯蔵量は、この貯蔵用量からさっぴいた形にしている。

★また、この間、地上タンクが増えているので、その分のプラスがあり、合計貯蔵量が263,400m3 で現時点でこうなっている。

濃縮塩水受けタンク量 250,892m3[+3]、淡水受けタンク24,644m3[★+1349]濃縮廃液貯蔵槽 6,709m3[★+1180] 処理水貯槽 2,321m3

★濃縮廃液貯蔵槽が6,709m3[+1180]となっているが、これがNo.2地下貯水層からH2タンクに濃縮塩水を移送している関係で、この部分がプラスで増えているので、この増加量がやや大きく見えているところだ。

処理水は 2,321m3が貯蔵されている状況。

次のページ。http://j.mp/ZqgxPJ 来週の予想について。まず移送についてはここに書いてある通りで移送を考えている。処理量については5040m3、想定稼働率60%でサリー運転を想定。使用済みベッセルは3本増加する予想。

右上の貯蔵量については、それぞれ、濃縮円錐受けタンク、淡水受けタンク、それから濃縮廃液の貯槽、処理水の貯槽は、こういう増加傾向にあるという事で予想している。

次のページ、 http://j.mp/Zqg6oq シミュレーションの結果だが、それぞれ2号機、3号機のタービン建屋の滞留水の水位はご覧の通り。OP3000あたりを維持する予想。その下の集中ラド建屋の貯蔵量も案内の通りだ。

一番最後のページに水バランスのシミュレーションがあるが、http://j.mp/ZqfTlh ここについても濃縮塩水については上に示したとおりで、地上の貯水層、あ、すいません。

地下貯水層の容量を除いた物で予測すると、こういうシミュレーションになっており、ここについても特に変更はない。

下の部分が地下貯水層の水バランスであり、ここについては、ろ過水タンクへの移送が始まる、というところが先ほどあったが、そゆことも含めて、こういう水バランスで、ろ過水タンクG6のタンクということで、受け入れていく計画をしている。

▲前々回か、G6タンクの量が濃縮塩水に含まれていない指摘があったが、ここについて確認したところ、G6タンクは地下貯水槽の濃縮塩水受け入れ専用に使うということで、

全体の濃縮塩水のグラフからは外しており、地下貯水槽のバランスでのみ、G6タンクでのみ、今表しているのが実情だ。

以上が水処理週報の説明だ。


■地下貯水槽対策作業におけるリングバッジ、γβAPD未装着作業員の線量評価★★★

続いて、ア、アトノホウガイイ? ハイ。 それでは次に「地下貯水槽対策作業におけるリングバッジ、γβAPD未装着作業員の線量評価 http://j.mp/17Wcfl6」という資料がある。

これは既に説明(http://j.mp/XQIGgF)しているが、地下貯水槽の対策工事の中で、一部の作業をしている方で、こういう線量測定の装置を携帯していなかったことがわかったというものである。

これについて、本日、福島第一の地下貯水槽からの温泉水漏洩に関する報告という事で、富岡労働基準監督署に報告を実施している。その中でリングバッジやγ、β のAPDが未装着であった作業員の方の線量評価をしている。

# 作業依頼出してるのは東電でしょうが。どういう作業なのか、ちゃんと説明してないんだよね。未だにこんな状況なのか。まるで作業者側に否があるかのような物言いですな。( ゚д゚)ポカーン

実際としては、ここにあるように、リングバッジについては4月8日に確認されて、未装着期間が4月6日~8日の午前中という事で、対象の方が14名。それから、γ、βのAPDについては、確認されたのが4月15日で、未装着期間は同じである。

で、対象の方が6名という事である。下のページ。当該作業した方の線量評価を行っている。この結果を下に示しているが、この4月6日から4月8日の午前中ということで、

対象としている作業は地下貯水層の関連で、水中ポンプの設置、運転、サンプリングという作業をした方々だ。この作業員の方々の皮膚の透過線量、それと実行線量をこの作業エリアの線量率や、同一作業車の線量などから評価をした結果が下のものである。

皮膚のβ線量による透過線量だが、これについては1日あたり、このような物絵あり、3日間の合計で 0.03~0.37mSvといことで評価されている。

それから全身の実行線量だが、こちらについてはこの期間の線量は、これはγとβを合計しての物だが、0.02~0.1mSv ということで、実態はβのほうは他の作業の方がNDだったということなので、実質上は、これはγだけの線量になっている。

なお、この評価は現状、分っているところで評価しているが、これは月ごとに実施しているガラスバッジ、リングバッジは纏めて評価分析をするので、この評価結果を踏まえて、再度、この再評価をする位置づけにして報告しているところである。

リングバッジに関しては以上だ。


■怪我人発生事故 報告(1件目)★★★ ~ 資料なし

それから、手元には資料がないが、この間、災害関係、怪我人の関係が2件出ている。1件は福島第一の協力作業者の負傷。実際は4月22日 午後1時16分頃だが、

# 13時16分で発生、同日の17時30分会見での報告はなし。

遮水壁の実施工事の作業中に、協力企業の作業員が、交換矢板を打設する作業船上で準備作業をしていた時に、船が揺動して、船に積まれていた交換矢板を打設するための架台なんだが、これが作業員の方の足元に落下してきて、足を挟まれたという★事象(事故)があった。

この時点で、5,6号機にあるERに向かって診察を受けて、湿布の手当を受けたのみで、本人も特に痛みを感じなかったという事で、そのまま寄託している。念のため、当日の夜、病院のレントゲン検査を受けて、

翌10時頃、医師の診察を受けたところ、骨折と診察されたという事である。詳細な診断結果については、左第四、五、中足骨 骨折、ということで、足の甲の小指と薬指あたりになろうかとおもう。ま、3ヶ月の過料と診断されている。

現在、この当該の作業員は出社しており、今のところ、入院加療等の予定はないということである。今回、こういうけが人の発生(事故)に伴い、遮水壁の設置工事については、一時中断をして、再発防止策を検討していた。

で、この再発防止策の検討がまとまり、関係者への周知も整ったことから、本日、10時から遮水壁の設置工事を再開している。実際は安定な場所への架台設置ということで再発防止策をしている。

で、明日以降、構内側における鋼管矢板の打設作業を開始する予定で、併せてお知らせさてもらう。★尚、当該作業員の当日の被ばく線量だが、0.02mSvで放射性物質の付着はなかったということだ。

引き続き、作業環境改善に努めてまいるとともに、協力企業の方も含めて、負傷者の発生予防を呼びかけていきたいと考えている。

# 年齢については質問なかったとおもふ。事故に関しては緊急メールしない東電。


■怪我人発生事故 報告(2件目)★★★

それから、もう一件、災害(事故)の情報だ。今度は福島第二のほうである。http://j.mp/17WcXil 福島第二の1号機タービン建屋の中で怪我人が発生したということだ。

本日、午後2時45分頃、1号機のタービン建屋2階の主冷凍機室内。ここは管理区域だが、ここでドラム缶の搬送作業、準備を行なっていた当社社員である。ドラム缶とドラム缶の間に、右手の第二指、いわゆる人差し指だな。

これを挟んで負傷したということで、ドラム缶が斜めになって元に戻る時に隣のドラム缶との間に指を挟んだということだ。このため、発電所の中の診療所の医師の判断で、午後3時18分に救急車を要請。Jビレッジの診療所に搬送した。

その後、Jビレッジの診療所医師の判断により、骨折の疑いあり!ということで、午後4時23分、福島労災病院に搬送した。当該社員は、意識はあるし、特に放射性物質の不着等はない情報である。以上、追加での説明である。

# 東電社員の場合は手の指を挟んで緊急搬送。で同日の御報告。下請け作業員は1トンの鉄骨が足の上に落ちてもシップだけ。同日報告もなく、骨折発覚したので本日の報告。なに、この扱いの違い。前から疑念もたれているER、社員と下請けの扱い。

アト、アト、ノチホドデイイ スカ? 取り敢えず私の方からの説明は以上である。


■平成25年度第2回 福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会★★★

○東電石橋:
では、今、一点資料を追加で配布している。手元に資料が届けば、簡単に福田 品質安全部長さまから説明する。

○東電福田:
ヨロシイカ? はい。それでは1点追加がある。本日、福島県の方でしている原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会というものが開かれている。


福島第一の現地調査、及び、会議が行われ、当社から今手元に配った資料を元に、地下貯水槽からの汚染水の漏洩、3号機の使用済燃料プールの冷却停止などのトラブルへの対応状況を説明すると共に、福島県から申し入れのあった内容について回答している。

資料について参考までに配布している。資料の中身については、これまでの会見で説明している内容を取りまとめたものなので、内容については省略させていただく。

○東電石橋:
それでは質問を受ける。(30分)



■質疑




~ 終了 18時24分(54分)

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