質疑2時間 未作成
○廃炉対策推進会議事務局会議(第1回)★★★
- 議事次第
- 出席者名簿
- 【資料1】プラントの状況(1.95MB)
- 【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(1.25MB)
- 【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況(11.0MB)
- 【資料4】「機器・装置開発等に係る福島ワークショップ(第3回)」の結果概要
- 【資料5】1F停電に係る原因究明、再発防止策(747KB)
- 【資料6】H25年度研究開発計画(案)
○中長期(3月26日プレス)
○1F 1~4号機所内電源系の停止事故★★★
○福島第一の状況
○報告・指示
○その他
■廃炉対策推進会議(中長期ロードマップ進捗状況)
○東電かみじま:
それでは定例の会見を始める。よろしこ。
○尾野:
本日は1F廃炉推進会議が開催された。こりゃ従来の中長期対策会議という事なので、月々のロードマップの進捗状況という事で、臨時ではあるが会見を始める。
手元にかなり厚い資料だが、配られている。いつもの通りポイントを中心に説明する。下に通し番号でページを打っているのでそちらを示しながら。先ず、通しページ8ページを開くんだ。
# PDFには通し番号がありません。
8ページから数ページにわたり、「ロードマップの進捗状況の概要版 http://j.mp/Zr5Qqe」という資料が入っている。今月の主な動きをサマライズした物なので後で見ておくと参考になる。
●建屋内循環ループの早期実現と循環ライン縮小に向けた検討について★★★
26ページを見るんだ。「建屋内循環ループの早期実現と循環ライン縮小に向けた検討について http://j.mp/15Z9Rq5 」これは今の大循環と言われている循環注水ライン、総延長4kmにもなる長いラインだが、
これを出来るだけ縮小、ループの長さを短くして、全体としてのリークポテンシャルを小さくする事により、今後の工事や信頼性向上に向けていくことで考えているところだ。
建屋内循環という事で、最終的に建屋内で循環出来るようにするため、循環ライン縮小を検討している。検討内容としては中程になるが、建屋内の循環ループ早期実現に向けて、機器を設置したときの作業性、
建屋内の滞留水の水質同行を見極めた上で考えて行く事になるが、言葉で説明しても分かり難いので、図表によって案内するのが良かろう。
例えば、28ページを見るんだ。http://j.mp/15Zexw8 下の段に各ループの移送ルートの鋼製という事で概略を示している。下にループの循環形状について、現行の大循環、あるいはCST循環、建屋内循環と大きく3つの整理がされている。
現行の大循環は承知の通り、各建屋、タービン建屋から汚染水を抽出し、処理を行い、淡水化し、それを注水ラインを通じて炉に戻すという事で、総延長4kmになるラインだ。で、CST循環と言っているのは、
建屋周辺にあるCSTを水源として、炉注ループ側を少し短くしていく、全体としてループが短くなる提案だが、一番左に書いてある建屋内循環は、水処理のループとしては水処理施設側へ一方通行で基本的に水を持っていく。
それで炉注に関しては建屋内で循環させるという事で、炉注ラインはゼロと書いてあるが、実際に派存在する訳だが、建屋内の循環という事で極めて短くしていく。それから処理水ラインも一方通行になるので、
全体として短くなっていくイメージの物だ。で、そうするとどのような循環形式になるか、というのが27ページ。 http://j.mp/15ZbjbP 上半分に概念を示している。上半分の上段が現行ループだ。
建屋から水処理施設を通り、貯蔵タンクを通り、また、注水ラインで炉に戻ってくると言う大きなループになるわけだが、これが建屋内循環が出来るようになると、炉注については建屋内で小ループで循環していく。
水処理施設に関しては、水処理施設からタンクへの一方通行で進めて行くという事だ。こうした工事を進めていく上で、幾つか水質条件や工事の条件で見ていくと、27ページに書いてあることが検討項目として上がってくることになる。
一つは27ページ下の段、上半分に書いてあるが、炉注をするという事なので、建屋内で循環している水の炉注水としての必要な水質が確保出来る見通しが得られるかどうかが一つのポイントになるという事である。
そうした意味では、塩素濃度であったり、放射性物質濃度の低減と言ったようなことが、タービン建屋の滞留水の方で達成されているか、という事がポイントになってくると言うことだ。
で、こうした検討をしていくと、29ページにおおよその見当を示しているが、タービン建屋内の塩素濃度の下がり方、あるいは、セシウム137の下がり方を見ていくと、そう遠からず、http://j.mp/15Zfuo0
水質的に実行する上での障害はなくなってくるであろうと見ている。従って、そうした設備の設置権等を、今後はじめて、そうした物が成立するという事であれば、タービン建屋から水を吸い出して、
建屋内循環を施行していく事を考えたいと思っているところだ。こちらの資料は、そうした検討を実現目標としては、★平成26年度において早期実現することを一つの目途として、検討を進めていきたいという事の提案である。
●3号機燃料プール浄化(塩分除去)の終了について★★
32ページの資料だ。「3号機燃料プール浄化(塩分除去)の終了について http://j.mp/15ZfDrL」 これは既に説明している内容なので割愛する。
●多核種除去設備ホット試験及び本格運転のスケジュール ★★★
35ページ「多核種除去設備ホット試験及び本格運転のスケジュール http://j.mp/15ZfYL3」という資料が入っているが、こちらも既にALPSのホット試験に入る条件が整ってきたという事で、最終準備が整い次第スタートすると伝えているとおりだ。
おおよそのスケジュール。A系補ホット試験が一区切り付けば、B系、C系に進む。A系のホット試験には今月30日に入る事を目途としている。何れにしても具体的に運転に入ればお知らせする。
●地下水バイパスの進捗状況★★★
37ページ。「地下水バイパスの進捗状況 http://j.mp/WYQ6hq」については先日説明した通り。
●タンク増設計画の半期報告について★★★
46ページ。「タンク増設計画の半期報告について http://j.mp/WYQBZ3」ということで示している。福島第一夏至力発電所の中の、タンク増設予定ということについては、規制庁から半期に一度、
進捗について報告して欲しいと指示を受けているので、その内容にそって3月末時点の生理として報告した内容を示している。46ページ下の段。各タンクで現在既に作られているもの。現在増設中のもの。
将来更なる増設を行う物という事で考えているが、現在、既に貯蔵量としては32万数千m3相当がある。増設中としては8万追加。約40万m3ということになる。計画中で46000m3とあるが、
これに加え、現在、設置しているエリア等々の工夫により、4万トンほど追加で作る見通しを立てている。こちらを計画しているところだ。そうすると、当面の増設後の状態は45万m3相当になる。
更なる増設分としておよそ30万トン分と以前から言っているとおりで、こうした総量の関係になるという事を示している。今後の、増設のペースについては、47ページ、48ページに示している。
47ページに地下水バイパスの効果を期待しない物。つまり、およそ1日400m3ずつ滞留水が増えていく事を想定した場合の滞留水の増え方。及びそれに見合う形でのタンク増設のスピードを示している。
それから地下水バイパスの効果があった場合の例として、48ページ下の段に示しているが、地下水バイパスの効果で日量400トンがやや少なくなった場合、
1日あたり、300トン相当(の地下水流入)に減少した場合を想定した評価、という2種類の評価を出している。何れにしても、こうした将来の見通しを踏まえた上で、先土説明したようなタンク増設の計画を立てている。
それぞれのタンクを敷地内のどの辺りに付けていくかという事を、後ろの方に細かい説明が入っているが、こちらについては見ておくんだ。
●敷地内の線量に関わる状況★★★
55ページ。「敷地内の線量に関わる状況 http://j.mp/WYRaC7」を若干整理しているが、その中で56ページ。タンク類からの線量、の計算モデルを少し見直したという内容の評価が入っている。http://j.mp/WYRD77
これはどういう事かというと、現状、簡易評価でやっているモデルだと、タンク群を一つの大きな固まりと考えて、そこからの線量を計算していくと言うことだが、詳細評価モデルで言うと、
実際にタンクが複数ある形で評価することでモデルの詳細化を行っている。これに伴い、Sr-90による、制動X線の効果なども評価の中に盛り込むこともしているので、モデルの精密化などを行っているような案内だ。
●2号機ブローアウトパネル閉止★★
57ページ。「2号機ブローアウトパネル閉止 http://j.mp/WYRiS8」これについては先般説明したので割愛。
●原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果★★
60ページ「原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果 http://j.mp/WYRqAZ」こちらは毎月出している原子炉建屋からの追加放出の評価だが、こちらについては先月と特に変わったところはない。
尚、2号機建屋パネルを設置して、今後はパネル月いた事によりフィルター軽油で排出していくことになるので、そちらの効果が表れた評価は、来月以降に示せると思っている。
●港湾内への繊維状吸着材浄化装置の設置について★★★
63ページ。「港湾内への繊維状吸着材浄化装置の設置について http://j.mp/WYRPTV」これはどういう事かというと、そうだな。例えば67ページなどを見ていくと、上の段の方に取水口付近の絵が描いてあるが、
例えば、2号機、3号機、4号機と取水口付近がある。ここにシルトフェンスで取水口付近を囲って水の流れを阻害しているわけだが、その付近の水質等の改善を行うため、セシウムをよく吸着する吸着材を、海水の中に付けて、それでよりいっそう、
セシウムの吸着を促進する方策を考えている問い事である。戻って3ページ。通しで64ページだな。どのような方法を採るのかという事だが、繊維状のセシウム吸着材というのがある。
64ページ下の段に、何やらモールのような物があるが、一本一本の繊維がモール状に組み合わされた吸着材だ。これは表面積を増やすためにモール状に作っているわけだが、これを海水に浸けると、
海水中のセシウムを積極的に吸収する物質が付いている。どのような物質であるかについては、そこに書いてあるが、ナイロンに特殊な金属錯体(フェロシアン化合物)を付着させているような物だ。
こうした吸着材をカゴの中に多数設置し、そのカゴを沈めることで、取水口付近のセシウムの吸着をいっそう促進するという事である。
# 海水濃度が下がらない。漏洩確認するために前面エリアの採取箇所を増やして濃度に差がないか調べる事はしない東電。漏洩が発覚するような積極的な調査は決してしない。
66ページにおおよその概念図など、65、66ページに改訂あるが、ま、こうした物を作るという事である。効果については、時差氏に実行した上で評価をしていくことになるが、十分な効果が確認出来れば、
★★★先ずは3号機の取水口付近、シルトフェンス無いで実施したいという事で、キンキンにも実施したいと思っている。その上で実際に効果が期待出来ることが分ってくれば、その他の取水口付近でも実行してみたいという事で考えているところである。
●港湾内海水中放射性物質濃度低減に関する専門家による検討会の設置について★★★
68ページ。関連してだ、「港湾内海水中放射性物質濃度低減に関する専門家による検討会の設置について http://j.mp/WYSHbd」ということについては、私どもだけでなく、専門家による知恵も頂きたいという事で、専門家による検討会などの開催なども考えている案内をさせて頂いた。
# こう言うけしからん輩(http://j.mp/XkariT)がでてきて大きく報道されたので、急きょ、東電さまが専門家を集めて問題のない答えを出すから心配ありませんと、本日、国、政府に説明させて頂きました。
●事務本館休憩所・免震重要棟前休憩所及び免震重要棟の線量低減対策について ★★★
71ページ。「事務本館休憩所・免震重要棟前休憩所及び免震重要棟の線量低減対策について http://j.mp/WYSXHh」 といことで、71ページ下の段にあるが、多くの作業員が共通して使う、
それから長時間、待機の形で滞在する場所と言ったところで、無駄な被ばくを下げていく事を目的に、出来るだけ線量を下げていく事が有効、且つ必要なわけだが、http://j.mp/WYTARb
事務本館の休憩所付近、免震重要塔前の休憩所、重要免震塔の線量低減を行った結果の状況報告である。主な実施内容は73ページ上の段にあるが、屋上にあるガラ等の撤去、あるいは床に鉛遮蔽を置くこと。
あるは遮蔽やガラの撤去等により、線量を下げていくという事である。効果の程度がどうだったかは、73ページ下の段にあるが、事務本館の場合で、実施前、実施後を比較すると32%程低減しているという事だ。
休憩所においては45%。免震重要塔は場所により異なるが、53%~25%線量率が低減しているという事で、大体、10μSv/h 程度をターゲットに作業を進めたわけだが、覆うね良好な結果を得ている。引き続き線量低減に努めていきたいと思っている。
●3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工 / 4号機原子炉建屋カバリング工事★★
77ページ「3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工 http://j.mp/WYTLfe」78ページ「4号機原子炉建屋カバリング工事 http://j.mp/WYTUze」を見るんだ。3,4号のカバーリング進捗状況について最近のスナップを載せた。
●福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内調査結果について★★
79ページ「福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内調査結果について http://j.mp/WYU6yq」使用済み燃料プールの内部調査、水中カメラの状況についてだが、こちらも整理して示したので参考にするんだ。
●4号機 燃料取り出し用カバー鉄骨建方工事の進捗状況について★★
83ページ。「4号機 燃料取り出し用カバー鉄骨建方工事の進捗状況について http://j.mp/WYUdtY」これについては、随時、慎重状況については説明しているので割愛する。
●福島第一原子力発電所乾式貯蔵キャスク1基目の点検結果報告 ★★
84ページを見るんだ。「福島第一原子力発電所乾式貯蔵キャスク1基目の点検結果報告 http://j.mp/WYUrBd」ちなみに84ページ以降は、ええぇ、今、暑いクリップ止めになっている資料の記載に誤りがあったので、
差し替え版の方を別途配っているので、そちらに差し替えるんだ。こちらについてはキャスク1基目の点検結果と言うことだが、これは先日 http://j.mp/WYUSLT 説明したので内容は割愛する。
●原子炉建屋小部屋内調査の計画・実施について★★★
93ページ「原子炉建屋小部屋内調査の計画・実施について http://j.mp/WYUZap」内容だが、下半分になるが、調査目的として原子炉建屋内のパーソナルエアロック室など、
ま、格納容器の直ぐ脇にある小さな小部屋だな。こういった所の中の雰囲気線量であるとか、あるいは中の状況確認を行い、今後、格納容器内の調査や、補修を行う場合のアクセスルートとして利用可能かどうか、
という事を確認していくことを進めて行きたいという内容だ。至近で確認しようと考えているところは、★1号機パーソナルエアロック室、2号機MSトンネル室だが、94、95ページ等を見ると、
例えば格納容器に隣接する小部屋といった物は、複数あり、例えば1号機の1階であれば、パーソナルエアロック室1階であれば、パーソナルエアロック室の他には、ええ、シャットダウンのクーリングポンプ室、
あるいは、主蒸気MSトンネル室。TIP室など、様々あるわけだ、今回調査の難易度などを考えて、1号についてはパーソナルエアロック室を選んだ。2号機については、95ページ上にあるが、こちらの様々な小部屋があるが、
既にアクセスして確認が取られている場所、黄色い枠で示しているが、それ以外の所で、ということで、MSトンネル室を点検対象と上げさせてもらった。主な確認項目は94ページの上にあるが、雰囲気線量であったり、アクセスルートの干渉物。
あるいは格納容器に貫通している貫通口といった物が、その後、格納容器内へのアクセス経路として利用可能かどうか、という事の作業性の確認の為の線量率測定、等々、そう言った事をしていく。
また、ケースによっては、この小部屋から床面等に穴を開けて、下の階にアクセスしていく、アクセスルートが作れないかとか、そういったようなことも検討項目に入れたいと思っている。
で、具体的に確認する方法としては、現状、中の線量がどれぐらい過確認出来ない所が亜多いので、ロボットを使って内部の確認をしたい。96ページ下の段に至近の予定を示している。http://j.mp/WYVTDJ
1号機のパーソナルエアロック室については、FRIGO、あるいは Packbot を使い、4月の中程。2号機のMSトンネル室については、Quince2、Packbot を使い4月後半に調査を行いたいと考えている。
●2号機ベント菅下部の周辺調査について ★★
99ページ。「2号機ベント菅下部の周辺調査について xxxxxxx 」ということだが、これについては、既に説明しているので割愛する。
# PDFに見あたらず。修正前の資料にあったと思われ。修正前 【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況(11.0MB)→ 修正後 【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況(9.39MB)データサイズが減ってる。http://j.mp/AlbqNY
●PCV下部補修(止水)のための止水材基礎試験の結果について★★★
107ページ。「PCV下部補修(止水)のための止水材基礎試験の結果について xxxxxxxx」という資料。これは、どういう事かというと、最終的に将来、廃炉をしていくときに、一回水浸けにして燃料取り出しを行っていくことが必要になる。
# この資料も抜けてる…
将来、水浸けにしていくためには、現在、格納容器に入れた水の流出経路を塞いでいく必要があるという事だ。そうした流出経路を塞いでいく方法、開発の一貫として、基礎的な知見を得ることを目的に、モックアップ試験などを色々やっている。
で、色々計画が成されているわけだが、その中で今年度実施した物について、紹介している物である。今回紹介するのは、107ページ下の方にあるが、ベント菅のバウンダリ工法というのと、ダウンカマのバウンダリ工法の二つの工法について、
検証試験を行ったという内容だ。ベント菅バウンダリ工法というのは、格納容器とサブレッションチェンバーを繋いでいるベント菅の中に閉止材という風船のような物を一回、中に入れて膨らませて、それで一旦止めているところで、
グラウト材、ま、コンクリートのような物だが、こうした物で、ベント菅を埋めてしまうことにより、経路を塞ぐ工法だ。それから、ダウンカマ バウンダリ工法と言っているのは、ダウンカマというのはベント菅から入ってきた水が、
最終的にこの絵で言うと、二つに分かれて下に降りている管のような物が見えていると思うが、こうした形で下に向かっていくわけだが、この出口を塞いでしまうような方法だ.こうした方法について、この出口を塞いでしまう方法だ。
こうした方法について検討してみたという事である。何れも水が存在している状態でコンクリを流して止めていくことになるので、そうした状態でも上手く止められるか、★水がある状態でも上手く止められるか、というところがポイントになってくる。
おおよそ、どのようなことをしているかイメージを持ってもらうために、112ページ xxxxxxxxxxxxxx を見るんだ。112ページ下の段に閉止材試験と書いてあるが、これは大きな風船のような物を配管の中で膨らませ、
配管の中に色んな構造物があるわけだが、そうした構造物がある状態でも、相当程度の空間の閉止が出来るかどうか、確認したものだ。
ちょっともどって、そうした閉止が十分に出来ているか、出来てないか、ケースに分けて、実際にグラウト材を入れて閉止できるかどうか、確認したという事である。
109ページにベント菅工法の止水試験のおおよその結果を示している。ちょっと図的分かり難いが、配管の下半分を模擬し、閉止効果が全くない場合、ある程度ある場合、非常にいい場合。という3つぐらいのケースを考えて、
グラウト材の閉止状態を確認したという事である。この結果から、閉止効果が殆どない場合と、十分ない場合、96ページ上の段で行くと、左から二つまでだが、こちらについては閉止効果が上がらない。
グラウト材が閉止した形で固まらない事が確認出来たが、閉止材、ようは風船だな。風船の閉止効果が高い場合は、グラウト材で閉止することが出来る事を確認したというものである。
# 風船に閉止も何も、穴開いたら割れる、という事ではないのかな。どんな風船だろ。
それから、ダウンカマ側を止めるという事で、107ページの右下の図だが、この管から水が流れ出続けている状態で、コンクリを流していって閉止することが出来るかどうかという試験だが、
★★こちらについては、やはり水の流路が最後まで残るという事で、十分な平衡化が上がらないことが分った。今後、様々な条件でグラウト材による閉止効果が上がる方法。あるいはそれの前段として必要な、事前の閉止方法、こうしたことについて検討していくことを予定している。
●ガレキ・伐採木の線量低減対策進捗状況
115ページ。「ガレキ・伐採木の線量低減対策進捗状況 http://j.mp/XeRn6v」ということで、これは毎月示している資料のアップデートである。
●福島第一発電所構内で採取したガレキ、伐採木の放射能分析
それからめくって113ページ。「福島第一発電所構内で採取したガレキ、伐採木の放射能分析 http://j.mp/XeRDlT」日本原子力開発機構の測定データなど示しているが、こちらについても、至近の測定結果のアップデートなので参考にするんだ。
# 多分、113ページじゃない。
137ページ以降は、http://j.mp/ZAMwu6 中長期ロードマップの研究開発関係の資料だが、こちらについては、短期的に大きな変更があるような内容ではないが、ちょうど年度替わりという事なので、
それぞれの研究についての、研究開発のサマリーのような物が、142ページ以降に、一件一行の形でしめされているので、参考にするんだ。何れにしても、研究開発という事でいくと、国のプロジェクトという形で進めていく事になるわけだが、
137ページを見るとおり、6月の中程を目途に、改訂版のロードマップの取り纏めという事もあるので、そこを一つのターゲットに大きな見通しを立てていくことが必要かと思っている。こちらについては概ね以上だ。
(廃止措置 説明35分)
■1~4号機所内電源系の停止事故について ★★★
○尾野:
それから、次の資料。「福島第一原子力発電所1~4号機所内電源系の停止事故について http://j.mp/XhqIEY」ということで、ええぇ、廃炉推進対策会議の中でも説明したが、ここまでの所の検討状況を資料に纏めたので説明したい。
手元の方には資料が分厚い内容が入っているので、概要版 http://j.mp/11Qxj8d ということで、A3の裏表に参考資料を付けた形で用意したので、こちらも合わせて見ながら話を聞いてくれればありがたい。
先ず、PP資料だが、表側だな。http://j.mp/XhqIEY 事故概要1と事故概要2のところで、おおよその概要を書いている。こちらはご存知の通り18日18時57分に1~4号の電源設備が停電したという事で、
# あれだけ大々的に報道されて世間の注目集めたので「事象」改め「事故」に。当初は鉄骨瓦礫と言ってたのに、思った程テレビで大々的に流れなかったので、後に水没、事象と改める東電。停電事象で通せばいいのに。
まっ、それを受けて、ええぇぇ、大変な心配を掛けることになった。めくって「事故概要その2」の所にあるが、ええぇえ、停電によって影響を受けた設備の確認を現場で行う事担ったこともあり、状況確認二時間がかかった事。
通報連絡や公表だな。こう言ったことも必ずしもスピーディーに出来なかったという事である。それから復旧作業そのものも当初、事故の原因、影響範囲の確定、限定化を出発点にしていた事もあり、
最大、29時間にわたりプール冷却が停止していた、ということで、大変な心配を掛けることになったということで、大きな反省点があったと思っている。こうしたところの中で、
技術的な原因、あるいは対応等に、ええぇぇ、遅れを生じている要素を整理すると共に、私どもの感度、という事で社会目線の弱さという事についても、ええ、大いに反省しているところである。
# 原因の根本解決がされない限り、どこまでも心配は続く。社会面の弱さというより、社会通念、常識の通用しない会社が社会面の弱さを語る… 競争のない核の世界
資料に沿っておおよそ説明させて頂きたいが、資料のページ 4,5ページにあるが、事故原因の調査・対策及び信頼性向上対策:資料-1というのがある。こちらは何故、こうした停電が起きたか、という事の説明だが、
既にここは説明をしている内容が多いので、大づかみで説明させて頂きたい。6,7ページは電気的なトラブルが発生した場所の絞り込みの議論だ。仮設の3,4号メタクラAが事故点であるという事の絞り込みの整理を行っている。
で、その後、8ページ以降は、しからば、という事で、当該のメタクラ施設の調査状況を示しており、11ページ、短絡箇所が明確になった事。12ページ。短絡箇所近辺の他の電源盤等は、非常に健全な状態であること。
それからネズミが見つかったわけだが、そちらの短絡痕、あるいはネズミが入りうる経路の分析気などから、ネズミが仮設のメタクラに入って短絡に至ったことを原因として説明している。18ページにその整理が書いてある。
一報、復旧活動の法については、19ページにあるが、既に説明したとおり、仮設メタクラを経由しないで電源を供給するルートを、開設することにより、施設を復旧する対応を取っている。
時間を要している理由については、20ページ等に示しているが、ま、何れにしても電気的な事故であるので、ええぇぇ、更に事故拡大をしないように慎重に慎重にという事でやっていたことはあるわけだが、
早く見切りを付けて、ケーブルの引き替えや、他の方法によって一刻も早くプールを動かし出す方策を採れば、実際には、もう少し早く出来た可能性もある訳なので、社会目線、あるいは地域の期待度に対して、
我々が十分に感度高く仕事が出来たのか、というのは、技術的な議論とは別に一つの反省点としてあろうかと思っている。再発防止の対策という事で方向性を示しているが、信頼性を高めるという事で、
電源の二重化という事について対応を取っていくということで、1~4号のFSPについては、今般、3月中に一通り終る予定だったことを、この事故の対応ということで実施したので、現時点では出来ている。
共用プールについてはそれを前倒しして進めていくということ。それから大元になった小動物対策についても進めていく事を考えている。22ページ、23ページは既に説明した今後の信頼性向上としてのFSPの対応についてのポンチ絵だ。
また、小動物対策については、ケーブル等の引き込み部にパテ等を充填して、小動物が入らない。あるいは★小動物が嫌うパテなどがあるので、そうしたものを利用していくことを考えている。
いっぽう、26ページ以降は、通報に関する状況などを示している。細かく書いてあるが、表の形で書いているが、問題の所在。対応、そうした対応を取った理由や原因や課題や反省点を示している。
停電の発生後、40分後に関係機関に通報連絡をした際に、対外公表をしていなかったと言うような問題がある。ま、こうしたことに対して、取った対応、理由等を書いているが、課題、反省点としては、
今回非常に重要な情報であったという事なので、未確認の各程度の低い情報であっても、スピードをしっかり重視していく必要があったという事で、★★通報連絡の中に確認も含めて、確認中、ということで、対応していけば、
よりスピーディな対応が出来たのではないか、という事を反省している。電源停止からテレビ会議でFSP停止の発話が行われるまでの、ええ、約1時間h30分を要しているわけだが、これについては、停電時に監視系だな。
★★遠隔の監視が十分出来ないところがあったという事で、現場まで人が行かないといけないといけないことが発生しており、そうした監視系に対する強化、という事についても更に検討するところがあるという事だ。
ただし、今回、監視系については、炉注の監視とか、そういった物については多重化していたという事で、機能停止に至っていないわけだが、監視系の強化、という所がまだらになっていたところがあろうかと思う。等々がある。
# B系炉注側でも起こり得た話しでその場合は、電源、発電機等、設備多重化により迅速に対応出来たという話しであって、多重化工事が済んでいれば事故が発生しなかった、つまり仮設メタクラがショートしなかった事は同列ではないよね。安定性工事の過程で仕方なく起きた事故を演出したげ。
http://j.mp/10ZrfLR 3点目としてテレビ会議の発話から、関係機関へ、FSPの冷却停止の通報。これは21時38分だが、これに1時間を要しているという事だが、 こちらについては、「通報連絡に際して案件の時系列を優先して判断した」
とあるが、他の通報連絡が先に入っており、それが若干の遅れの元になったと、そちらを先に行っていたために、順番的に送れたと言うことがあるようなので、これは優先順位の問題高から、これはしっかり判断していくことが必要だと思っている。
# たったひとりで対応するのも大変でつね。
ええ、それから、FSPの冷却停止の通報連絡から、対外公表まで、約30分掛かっていたと言うことで、これはメールで配信するわけだが、文案の作成や、関係箇所との連携等、より、スピーディに対応出来る様な工夫をしていく必要があると思っている。
初期における公表において、十分な情報が無かったという事。これは一番最初の問題にも繋がってくる訳だが、こう言ったようなこと。もう一つ下。FSPの冷却停止など、社会的な不安を惹起する事故に対して、安心に繋がる情報の伝達という事で、
十分出来たのであろうか、といったようなことだが、こちらは課題、反省点として、情報が少ない状況に応じたそれなりの公表という事や、あるいは公表の初期において復旧に向けた対応の状況など、私どもの活動の見通しについても、
出来るだけ説明するように工夫していくことが、必要ではあったのではないか、という事を示している。
# 状況説明見通しの工夫とか、いってるから、ずるずる伸びるんでしょうが。手持ちの情報の多い、少ない、ではなく事態の深刻性。地域、社会との問題認識のズレも指摘された今回の事案。規正庁も同じ。
28ページにそうしたことを纏め、運用面の対策、あるいは設備面の対策、社会的不安を惹起する事故等の県民への情報提供、ということで、我々が施行していかないといけない対策を書いている。
ま、繰り返しになるので多くは語らないが、ええぇぇ、先ず、公表の、ええぇぇ、方法、あるいは、に、ついて、ええぇぇぇ、ではあるが、★★★状況に応じて臨時の記者会見なども行う事も必要だと考えている。
# これまでとなにが違うんだろ。その約束で会見数も減らしているし、それも1Fは安定しているという東電主張の前提で。で、今回のこの事故対応。状況に応じて臨時の記者会見を開くことの一体どこが反省から得た対応なのか、これまでと何が違うのか理解できない… ( ゚д゚)ポカーン
えええぇぇ、特に社会的不安を惹起する事故だな。こういった炉注に係るようなもの。プールの冷却に係るようなもの、こういったものについては、そうしたことが必要であろうということを考えている。
それから、事故後の主要設備の稼働状況については、重要設備の停止の可能性が高い場合については、そうした情報の説明については、意を尽くしていく必要があると思っている。等々、迅速な対応のための検討が必要ということだ。
# 原子力発電。それは事故隠し、虚偽報告、データ改ざん、ヤラセの歴史。罰則らしい罰則ない法体系。ひゃっほー
設備面の対応にについては、設備そのものを信頼性のあるものんしていくということで、二重化等々を考えているという事だ。社会的不安を惹起する事故等の県民への情報提供に関しては、HP、あるいは当社から県民をはじめ、
広く社会に知らせる方法、ツールについて対応していくという事である。ええぇ、縷々書いたが、ええぇぇぇ、いずれにしてもぉ、現場でぇ、復旧活動を行う技術的な事項という事、
# 思いつく限り、いい感じの言葉は色々書いといたが。
あるいは、ええぇぇぇ、情報発信をしていくという社会トン接点という何れの点においても、今回の出来事の中で、我々が社会の目線を考えたときに、十分な活動。プロとしての情報提供が出来たのか、という事に関しては、
# プロとしての。何のプロやろ。それっぽい言葉で幕引き。今回も広報のあり方に疑問、質疑紛糾3時間超える会見に… 緊急時対応。訓練に意味ないと思わないけど事故収束で常に緊張持っている筈の現場でこの有様。ムラの利益のため、国民リスク背負って再生エネ開発より原発に税金。考えない日本人。
ええぇぇぇぇ、反省点があろう、とおもっているので、こちらについては、今日この場では説明していないが、早急に、ええぇぇぇ、しっかりした、ええぇぇぇ、対策について、検討して、実施して参りたいというふうに思っているところである。
それからぁ、33ページ。資料3というところは、http://j.mp/ZsCo38 今回、プールの話しだったが、他の重要設備の状況はどうかと言うことを、区間的に示した。電源というと色んな設備に関わってくるので、
他の重要設備の状況が動であるかという事だ。33ページに星取り表を示したが、使用済み燃料プール、炉注、PCVガス管理システム、あるいは窒素注入、あるいは共用プールの冷却と言ったような所が、
重要な設備であろうと思っている。機器そのもの。本体の多重化が成されているか。あるいは電源供給の多重化が成されているか。あるいは予備品とか、万一の場合の手順署の準備が成されているか、という観点で見ると、
# 国民に向けて情報発信するなら、どのような役割を担っている設備か説明が欲しい。ガス管理システムはなんで必要なのか。窒素封入装備は何のための設備なのか。それが止まる事で考えられるリスク等、マスコミに頼りすぎ。2F復旧報告と情報量の違い。
炉注、あるはPCVガス管理システム、窒素封入というところについては、これまでの信頼性向上対策で、マルになっていると言うことで対応が取られているわけだが、プールについては、ちょうど準備をしていたというところで、
まぁ、今回、間に合っていなかったという状況だった。こちらについては、ええぇ、今回、で、の、中で、対応出来た部分と、それから共用プールについては、まだ完成していないから、こちらについては早急に対応していく事で検討していく。
# 間に合ったら仮設メタクラ地絡は発生しなかったという事ではない。
その他、まっ、今回の状況なども含めて、ここ技術的な整理を示している。例えば、★★39ページには、炉注というものの電源構成がどうなっていて、どのように多重化が確保されているか。
★★あるいは40、41ページに関しては。PCVガス管理システムの電源構成がどのようになっていて、どのように多重化がなされているか。43ページについては窒素封入を示しているが、
ええ、まっ、こうしたことで、こちらの方はおおよそ良い、ということだが、45ページに共用プールの電源設備の構成を示しているが、この構成の形だと、ええ、改善が必要なのでこちらについては対応を取って行く事を考えている。
何度も言っているが、社会目線とのことのギャップを、しっかり我々も埋めていかないとならないので、ええぇぇぇ、その様な対策を、まっ、会社として考えて行くということで、検討しているところだ。
まっ、こちらについて早急に検討した結果について報告させてもらえればと思っている。ええぇ、こちらについては長くなったが以上である。
■福島第一の状況
ええぇぇ、それからぁ、ええぇぇ、あと少々あるが、「福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料) http://j.mp/11Qu154」ということで、本日のプラントサマリーを示している。こちらについては特記的な事はない。見ておけばありがたい。
■放射線防護装備の適正化に係る運用変更について(ノーマスクエリアの拡大)★★★
それからぁ、手元にぃ、「放射線防護装備の適正化に係る運用変更について(ノーマスクエリアの拡大) http://j.mp/11QuN1S」という資料があると思うが、こちらについては、従前から用意が整ったところから、
マスク等の装備の、ええぇぇ、負荷、低減という事を計っている。ノーマスクが可能なエリアが増えてきたので、そちらを運用し出す案内だ。中程にあるが、多核種除去設備のエリア。
それからキャスク仮保管建屋の建設エリアといったところが、★4月8日を一応予定しているが、そちらからノーマスク化していくという事である。めくって裏面にノーマスクの予定エリアがマップに描かれているので参考にするんだ。
■1~4号機における滞留水貯留タンク増設計画★★★
それから★★★「福島第一原子力発電所1~4号機における滞留水貯留タンク増設計画の原子力規制委員会への報告について(平成25年3月時点) http://j.mp/11QuUuk」という資料が入っていると思うが、
こりゃ、先程、中長期の説明の中で説明した内容と同じなので割愛する。私からは以上である。
○東電かみじま:
それでは質問を受ける。(58分)
■質疑
さくせいちう
~ 終了 20時3分(3時間3分)(ヽ'ω`)