2011年6月15日水曜日

2011年 6月 12日~14日 公表データ (東電・文科省・原子力安全委員会・保安員・厚生労働省・水産庁)

次回の統合対策本部共同記者会見は 6月16日(木)16時30分 予定となっています。会見の模様は IWJ iwakami 1ch でライブ配信されます。細野補佐官帰国後、最初の統合対策本部共同記者会見ということで注目です。

文科省、原子力安全委員会の評価取りまとめも数日おきになってしまいました。ここ数日の大きな動きとしては、福島原発、プラント関連では毎日増え続ける格納容器由来の高濃度汚染水に、突貫工事で建設中のアレバ、キュリオン社の汚染処理プラントが間に合うか、間に合ったとしても安定運用が可能なのかという切迫した状況にあります。試運転では弁の取り付けミスや漏れをパテ埋めするなど問題が続出。

平行してタンクの準備も進められており以前、予断を許さない状況。また、建屋をシートで覆う具体的な計画も発表されていますが、建屋内部の換気で放射能を取り除けるのか不透明な部分も多く楽観できない状況に変わりないといった所。

また、モニタリング関係については目立った変化はないものの、依然 福島原発の海域で高い値が検出されていること、海底土のセシウム汚染と海産物への影響が懸念される点も以前変わらず。

第二次航空機モニタリングの結果は、第一次から1ヶ月以上経過していますが、未だに公表されず。14日付けで最新の水産物汚染状況が水産庁から公表されています。相変わらず身の部分だけ、特定箇所の過小評価検査である事に変わり有りません。理由は迅速最優先、手間省略が理由ですが、グリーンピース等 第三者機関の調査受け入れは未だに拒否しています。

全体的な動きとしては、各都道府県の汚泥から高濃度の放射性物質が検出され、廃棄物が行き場を失っている状況が深刻化。また廃棄物の基準値を引上げ自治体任せにするのか、国の対応が懸念事項になっています。静岡県のお茶から高い濃度のセシウムが検出東京都が100カ所に及ぶ汚染調査を決めるなど、民間や個人の活動で汚染の実態が次々に明らかになってきています。この手の原発マイナスイメージの話題はマスメディアが大きく報じない現状は変わらず。

大手メディアが報じてもネットのみであり、テレビでは殆ど報道されません。報道されても既に過去に起こった出来事、まるで済んだ事のように報道する姿勢には憤りを覚えます。

【東電】

【文科省】

【原子力安全委員会】

【保安院】

【厚生労働省】

【水産庁(農林水産省)】

【関係機関 / 関係省庁リンク】

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