2011年6月6日月曜日

2011年 6月 6日 共同会見 河川の深刻な汚染状況が明らかに。原子力安全保安院による解析結果公表。

2011年 6月 6日 共同記者会見 (28回)

録画 IWJ
前半 http://www.ustream.tv/recorded/15203646
後半 http://www.ustream.tv/recorded/15205026


■会見のポイント
環境モニタリングでは河川底の土から高い濃度の放射性物質が検出されている。最も高いところで、1kgあたり半減期が長く毒性の強いセシウム134=14000ベクレルセシウム137=16000ベクレルが浜通り新田川の木戸内橋で検出されている。福島県と茨城県の県境の淡水魚からも基準値を超える汚染が確認されたばかりだ。

ちなみにチェルノブイリなどヨーロッパで採用される 1㎡(表面積)あたりの放射性物質量で算出するのに対し、日本では意図的に 1kg の土壌に含まれる放射性物質量を測定する異なる手法で計測しているため比較しにくい。しかも、政府は当所、土壌の15cm掘った箇所を測定するよう指示している。(過小評価)この点は5月8日の共同会見で説明があるので参考に。

また、原子力安全保安院による事業者解析の結果が公表された。東電の解析結果を上回るもので、空間に放出された放射性物質の総量は、これまでの約2倍となる 77万テラBq との試算が示された。大手メディアの記者の質問は保安院の報告書に集中。

あくまで津波による電源喪失、冷却が出来なかったことが全ての原因する点は東電も保安院も変わらない。先日、来日した IAEA の調査団も地震によるプラント破壊については一切触れず、津波のみが事故の直接の原因だったとしている。(政府と取り纏めの方向性を確認するための来日だったと思われる)

東電は揺れによる配管破談による原子炉内の水が抜け出たとした場合、シミュレーションでは全ての説明がつくが、プラントパラメーターはそれを示していないため、揺れによる配管は段ではないとしている。

プラントの状況を示すパラメーターはかなり損傷を受けており、水位計の表示も実際とは異なっていた。東電はメルトダウンはしてないという根拠としてずっと水位計の値を主張し続けてきたが、実際には水位計の値は間違っていた。それでもプラントパラメーターが全てという東電の主張は耐震性には問題がなかったことにしたいという強い意志の表れでもある。

IAEA は原発の平和利用を推進する機関であり、核を監視するための機関でもある。予測を遙かに超えた地震は一切無視、古い知見で作られた昔の耐震基準のまま、津波対策と電源だけで安全性を確保できるという事にしたい政府、電力会社(東電)、メディア。明日6月 7日、細野補佐官から報告される「保安院の調査結果を元に作成される IAEA 提出報告書」の内容に注目

気になった質疑に関しては印を付けているので参考にされたし。


■本日の議題
  • 細野豪志事務局長  挨拶 00:00:40~
  • 環境モニタリングについて (東電・文科省)00:02:25~ / 00:04:40~
  • 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)00:07:40~
  • 各プラントの状況 (東電)00:13:00~
  • 質疑 00:19:50~



資料 報道資料は翌日公開


録画 IWJ
前半 http://www.ustream.tv/recorded/15203646


後半 http://www.ustream.tv/recorded/15205026



http://ustre.am/_11Na6:K8X 00:00:40~

細野統合本部事務局長の挨拶

細野補佐官
明日、6月7日 19時より 第十六回 原子力災害対策本部の会議を開催する。この原子力災害対策本部の議題は原子力安全に関する IAEA 閣僚会議に対する日本国政府の報告書をお諮りするというものである。

この会見でも皆さんから質問を頂いてきたが、私自身がこの報告書の取り纏めの総括的な役割を担っていたため、原災本部でも私がしっかりと説明して参りたいと思っている。できればそこで報告書と確定して IAEA に報告したいと考えている。

なお、今日の午後、保安院で発表している今回の事故の解析結果を反映させ出来る限り現段階で分かっている最新の情報に基づいた報告書にする予定なので皆さんにお伝えする。

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http://ustre.am/_11Na6:K8Y 00:02:25~

■環境モニタリングについて (東電・文科省)

東電

# 省略



http://ustre.am/_11Na6:K8Z 00:04:40~
文科省

# 省略

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http://ustre.am/_11Na6:K90 00:07:40~

■環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)

安全委員会
空間放射線量、空気中の放射性物質濃度については大きな変化はない。環境資料だが、参考資料の40ページから見て頂くと東電が行っている発電所沖合の分析状況が掲載されている。最終分については赤のアンダーラインを引いているところで基準値を超えた濃度が検出されている。
43ページだが福島県で行われたいわき市沖での海水、海底土中の放射性物質の分析結果だが海底土壌からセシウム134/137が検出されている。更に参考資料44ページを見て頂くと更に沖合の南北広い地域の海水の状況だが23~27日のモニタリングでは何れも不検出となっている。

# 5月 30日 の共同会見では 30km以遠で高い値が検出されていたが、6月 6日の段階では全て不検出となっている。
更に参考資料45ページから先だが、環境省が公共用水域、内陸の水質モニタリング、河川などの水質調査を行った際の放射性物質の検出結果だ。

46ページは河川の水の放射性物質濃度の結果だが、何れの点でも不検出になっているが、47ページの河川の底土の分析結果では全てのポイントでセシウムが検出されており、いくつかのポイントでヨウ素131も検出されている。

これについては雨などでセシウムが付着した土などが河川に流入してそれが流れていく内に川の底に溜まる事で川底から検出されるものと考えている。従って今後の降雨等の変化について継続的にモニタリングしていくことが必要だと考えている。

海底土からもセシウムが検出されているので水産物の測定結果については厚労省などが発表する食物関係の情報には注意して頂きたいと思う。

5の都道府県の全国の放射能水準調査については特段大きな変化はない。愛媛県が発表した海底土からプルトニウムに関する解釈だが、海底土の中のセシウム、海底土のプルトニウム、海水のプルトニウムがでているが、過去の測定データなどと比較して海水中のプルトニウムについて言えば過去の変動の範囲内に収まっている。

土壌中のプルトニウムについては半減期の短いプルトニウム238と半減期の長い239、240 の割合を比べると今回の事故の影響ではなく、過去からのホールアウトと見るのが妥当ではないかと考える。何れにしても愛媛県の専門家委員会にかけて県としての見解が出されるものと承知している。

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http://ustre.am/_11Na6:K91 00:13:00~

■各プラントの状況 (東電)

東電(松本)

# 省略

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http://ustre.am/_11Na6:K92 00:19:50~

■質疑

http://ustre.am/_11Na6:K92 00:19:50 ~ 東電・細野 ★★★
日本インターネット新聞社
先週の火曜日質問した飯舘村の子供たちの内部被爆、ホールボディカウンター検討はどうなったか?細野に聞く、放医研で先月いっぱいで一般人が内部被爆検査できなくなった。知っているか?


http://ustre.am/_11Na6:K93 00:23:40 ~ 東電・細野・安全委員会・文科省 ★★★
NPJ 吉本おしどり
MP4 の未公表データ、どうなったのか?ホールボディカウンターの民間の数は4社あるので稼働率を調べてくれないか?消防、自衛隊、受けたそうだが被曝線量を公表してほしい。セシウムの半減期70日で経過してから調べるのは遅すぎる。他。小児甲状腺サーべー、1才児が100mSv/h で安全というのは高すぎるのではないか?今後、病気になった場合は因果関係になるのかどうか?住民の健康調査の業務連絡について「必要以上の調査、研究が行われないよう配慮すること」断りがあるがどういう意味か?


http://ustre.am/_11Na6:K94 00:33:20 ~ 保安院・東電
産経新聞
保安院と東電の解析の違いは?保安院の評価報告書が東電の見解と異なる点について。圧力容器の損傷時期について異なる見解があるのは?圧力容器の損傷、炉心溶融の時期の見解が異なるのはなぜ?余震で湯ノ岳断層が動いたという話しについて。今後の耐震対策への影響について。活断層が耐震設計に影響するなら現在の工程表に影響が出てくるのではないか?


http://ustre.am/_11Na6:K95 00:40:05 ~ 保安院・細野・安全委員会 ★★★
フリーランス江川
放射能汚染されている汚泥や瓦礫処理に関する法律がないと言うことで随分立つがどうなっているか?福島市では側溝の掃除をするな、草むしりをするなと指示を出しているが理由は処理をどうするかが問題になるからというのが主な理由となっている。方法を早く決めないといろんなところで障害が出てくる。処理方法を何時までに決めるのか?新聞報道によれば3月12日にでていたSPEEDIの情報だが、西山審議官は隠す意図はなかったと発言している。保安院として公表すべき情報とそうでない情報をどのような基準で決めているのか?この時に問題になっているデータは原子力安全委員会や細野補佐官にも伝達されていなかったのか?情報公開についてコメントがあれば聞かせてほしい。


http://ustre.am/_11Na6:K96 00:54:00 ~ 保安院・東電
共同通信
1~3号基の東電と保安院の見解の違いについて詳しく。格納容器の漏洩について評価しているのか。評価していないのならなぜ?放射の総放出量が2倍に増えた理由は?保安院との時間のズレといったが、29時間もズレがあるが?


http://ustre.am/_11Na6:K97 01:01:10 ~ 細野
テレビ東京
東電株の更なる暴落について。政府としてどう対応するか細野に聞きたい。


http://ustre.am/_11Na6:K98 01:03:05 ~ 安全委員会・細野 ★★★
回答する記者団
食品の安全基準値の見直しについて。原子力安全委員会は上げるべきと見ているか?下げるべきと見ているか?数値の目安の助言をするのか?現在の暫定基準値ではどの程度の目安にすべきと考えているか?ヨウ素剤について。事故発生以来、住民に安定様相素材が配られていたが把握しているか?ヨウ素剤の備蓄は完了しているか?他。


http://ustre.am/_11Na6:K99 01:10:05 ~ 保安院・東電
読売新聞
保安院の纏めた報告について。総放出量について。950MSvの瓦礫撤去の方法とコンテナに入れることでどの程度、放射能の外部漏れを防いでいるのか?他


http://ustre.am/_11Na6:K9a 01:14:20 ~ 保安院
読売 佐藤
保安院と東電の解析結果の違いについて。77万テラベクレルはセシウム137をヨウ素に変換して足した結果と考えていいか?(はい)表の4について何が違うのか(専門家がいないので分からない)


http://ustre.am/_11Na6:K9b 01:18:10 ~ 細野・東電
毎日新聞 平野
保安院と東電の解析結果の違いについて。東電、保安院、二つの評価が工程表に与える影響は?これまでの断層の調査、評価、手法に問題がなかったか?


http://ustre.am/_11Na6:K9c 01:23:00 ~ 保安院・細野 ★★★
ブルームバーグニュース
総放出量について。2倍に跳ね上がった理由は?77万テラベクレルは、いつからいつまでの期間、放出された数値なのか?核種内訳はヨウ素131とセシウム137のみでいいのか?他の核種は評価しなくていいのか?(セシウム137を要素換算したもの 16日までの合計)


http://ustre.am/_11Na6:K9d 01:28:25 ~ 細野・東電・保安院 ★★
フリー木野
ロードマップの今の進捗状況と見直しの可能性。冷温停止の定義について。高線量の瓦礫がどうして出てくるのか保安院は評価しないのか? 建屋内の 4Sv/h の蒸気について保安員は評価しないのか?作業員の人数を把握していない状況についてどう考えているのか?


http://ustre.am/_11Na6:K9e 01:42:30 ~ 保安院 古作泰雄
保安院
保安院の解析結果を西山審議官が説明できないため解析に関わった担当者による回答。


http://ustre.am/_11Na6:K9f 01:54:00 ~ 細野・東電・保安院 ★★★
フリーまさの
被爆管理について。東電社員の管理は東電から聞いたが、自衛隊の被爆管理はきちんと目が届いて管理されているのか?アセス法について。3年間の復旧の名目でアセス法を免除するのは他の電力事業者が参入する事に対して不公平ではないか?放医研の件で一般の方が検査を受けたら大丈夫と言うだけで実際の数値は教えてくれなかったがどういう事か?放医研は教えているといっており言ってることが食い違っている。水素爆発の様々な説について。朝日新聞に出ていた説はありか?2003年に安全委員会で福島第一の残留熱除去系の蒸気凝縮系の機能を削除した事が水素爆発に何か影響を与えたのか?


http://ustre.am/_11Na6:K9g 02:04:55 ~ 東電 ★
NHK森山
汚染水処理施設の準備、進捗状況について。瓦礫の撤去は550mSv/h の瓦礫も撤去されたという理解でいいか?3号基について特段、温度は上がっていないと言うことだがどの程度の温度で安定と考えているか?現在プラント関連パラメーターで温度が上がっているところは?本日の体調不良の作業員の症状について感冒(風邪)と言うことだが熱中症ではないのか?


http://ustre.am/_11Na6:K9h 02:08:13 ~ 保安院 古作泰雄
朝日新聞 つぼや
保安院の解析資料 事業者解析結果 1-1-5 のグラフを読み解いてくれ。1~3号基で実態に一番近いケースはどれか?(保安院 古作泰雄の説明)


http://ustre.am/_11Na6:K9i 02:11:55 ~ 保安院 西山 / 古作泰雄
共同通信 きくち
保安院の解析、炉心の評価について。IAEAに報告書を提出することになっているが保安院の解析結果の関係についてどうなっているか?東電の解析と併記するのか?1~3号基の圧力容の器破損時間に違いがある。文章と図で違うのは?


http://ustre.am/_11Na6:K9j 02:16:40 ~ 東電
東京新聞 沢田
一部報道にあった吉田所長のインタビューについて。所長が本店に来る機会があるなら吉田所長の会見を設定出来ないか?(東電:吉田本人が自宅に戻る際に受けた取材ではないか?吉田会見の予定はなし)


http://ustre.am/_11Na6:K9k 02:18:30 ~ 保安院 古作泰雄
読売 佐藤
保安院の事業者解析について。


http://ustre.am/_11Na6:K9l 02:34:20 ~ 保安院 古作泰雄
共同通信
保安院の事業者解析について。


http://ustre.am/_11Nwm:K9n 00:04:50 ~ 保安院(音声なし) ★★★
東京新聞 桐山
1号基の冷却停止から圧力容器破損まで4時間。保安院はどう考えているか?日本の原発で1号基と同じタイプの原発はどこにあるのか?特別な対策を取る考えはあるのか?(同型の原子炉は駿河原発1号基のみ)


http://ustre.am/_11Nwm:K9o 00:08:20 ~ 安全委員会・東電 ★★★
回答する記者団
放射性廃棄物を再利用して製品を作る場合の基準値で10マイクロSv/年以下になるようにとあるが毎時に直すと0.0014マイクロSv/時になる。この値は各自治体や事業者が計測する事に困難はないのか?現実的な指針になるのか?6月3日の配付資料、輸送保管項目に周辺住民が年間1mSvを超えないようにとあるが、年間1mSvは廃棄物処理で受ける値か、それとも全て込みの値か?4号基のプラントパラメーターを公開したことはあるのか?1~6号基の中央制御室の放射線量は最近の値を教えてくれ。


http://ustre.am/_11Nwm:K9q 00:13:50 ~ 保安院 古作泰雄・安全委員会
ブルームバーグニュース
77万テラベクレルについて。3月11日~16日しか出せないというのはなぜか? 保安院の解析結果123号基で破損している点についてページにより時間が一致していないのが理解出来ないので説明を。


http://ustre.am/_11Nwm:K9s 00:21:50 ~ 安全委員会・保安員(西山/古作泰雄)★★★
フリー木野
保安院に聞きたい。先ほど解析の元になる詳細なデータを東電からもらっていないと発言していたが、これはどういう事か?東電と保安院の解析で崩壊熱の条件が違うというのはこれが理由か?原子炉のそばに高線量の瓦礫が落ちている点について、以前、原子力安全委員会にどのような評価をされるのか質問したとき、保安員の評価を待ってから考えるという事だった。原子力安全委員会として評価するのか?瓦礫の処理1MSv/yを基準にするという話しだったが現場では線量計を持って作業するのか?どのように被曝線量を管理するのか?


http://ustre.am/_11Nwm:K9t 00:31:00 ~ 東電・保安院 ★★★
フリーまさの
先ほどの細野が被曝線量の管理について「今は体制が変わって国が管理しているのだ」といっていたが、少し前、広報部に確認したときにこれまでの一元的なシステム管理が出来ておらず、一刻も早く線量管理の復旧をしていきたいと言っていたが、何時、国が管理する事に変わったのか?国が管理する体制になったのだとすると、どういう体制で誰が線量管理手帳の代わりにどういった記録の仕方をしているのか?東電社員で2名、250mSv を超えたが管理しながら超えたとなるとどちらの責任になるのか?原子力規制法に基づき発電所で管理しなければならないが、それが政治裁量によりそうなったとすると、大連立が今後、有った場合、国が管理する事はどうなるのか分からない。法令的にどうするか考える必要があるが。



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