2012年5月29日火曜日

東電会見 2012.5.29(火)18:00 ~ 2号機格納容器 温度計指示値異状、20km県内 魚介類種別汚染評価報告、魚津断層帯の連動評価結果ほか

東電会見 2012.5.29(火)18:00 ~

トラブル報告1件 昨日の夕方から監視対象にある2号機格納容器の4つの温度計の指示値に優位な変化。電気抵抗測定は異常なし。湿気や異物等から線と線がショートするといった電気的な混色が怪しいと松本氏。監視対象から外すかはまだ検討中。

魚介類モニタリングの魚種別の汚染集計(初)最大魚種はシロメバルの1880Bq/kg 次いでスズキの1610Bq/kg。移送の際の杜撰な管理(INESレベル1)に鑑み、L型容器で外部機関の搬送する旨の報告。

この容器を受け入れ可能な機関を選定のため、3月12日以降のストロンチウム等の分析結果が1~1.5ヶ月公表が遅れる旨の報告。2F-2号機格納容器内部の目視点検結果報告。問題ない事をじっくり時間を掛けて説明。

保安院さま主催の意見聴取会で本日、報告してきた「魚津断層帯の連動評価結果」について。当然、プラントに与える影響は何もない報告。質疑はボーナス復活祭りとFACTA祭り。


○プラント

○報告

○サンプリング

○その他

○報道




福島第一の状況

○松本:
5月29日夕刻の会見を始める。

[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機まで給水系、CS系からの給水継続中。欄外:本日1号機と3号機の注水量の変更作業を行なっている。1号機 給水系1m3/h程下げ、その分

3号機 給水系1m3/h程を増やす操作をこなっている。これに関しては夏に向けて外気温上昇に伴い注水温度が上がることに対応することを見込んだもの。相対的に温度の高い3号機の注水量を増やす措置を講じている。

今のところ、まだ目立った温度変化は現れていないが継続監視を続けていきたいと思っている。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。

[使用済み燃料プール]1~4号機まで循環冷却を継続中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機、3号機から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送は継続中。6号機タービン建屋溜り水を屋外仮設タンクへの移送を実施した。3号機の循環水ポンプ突出弁ピットの止水工事は昨日の段階で充填作業を終了。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオンは運用停止中。サリーは高濃度汚染水処理を継続実施中。

[その他]6号機サブドレン水については汲み上げ試験を実施中だが、本日、サブドレンピットの中の水を一旦抜いた後、清掃作業を行なっている。

再度、地下水の染み出しによる水を張り、その水を分析することで清掃の効果を確認していきたいと考えている。港湾内海底土被覆工事は、現在 5,6号機側の北側取水口側での被覆工事行なっている。本日までに第一層の被覆工事が終了。

明日から測量を行い第一層目の被覆の厚さを確認していきたいと考えている。確認が終わったら第二層の被覆工事に入る予定。★昨日の夕方から2号機原子炉格納容器の温度監視系が有意な変動を示している。

福島第一原子力発電所2号機 原子炉格納容器内温度の状況(6時間データ)(PDF 11KB) http://j.mp/KZ2J7e

指示の変動があったのはその下に示すリターンエアドライウェルクーラーTE-16-114A、TE-16-114D、その下のサプライドラウェルクーラーHVH-2-16-A、番号でいうとTE-16-114F#1、TE-16-114F#2だ。

こちらに関しては温度の一時的な上昇と下降、階段上の変化が現れて経過を観察していたが、その後、元に戻ってきている状況だ。詳細なデータは手元にA4横上で表の形式で関連する9つのパラメータと併せて配布。(http://j.mp/KZ2J7e)

大きな指示変動が見られた温度計は太い黒枠で囲っている4点になる。一時的に114Aと114Dが上昇し、114F#1 と 114H#1 が一時的に階段上に下がった状況だ。表の中見る通り、朝から11時にかけてまた階段上に変化が現れた状況だ。

なお電気測定に関しては本日実施しているが、以前の測定値に比べ大きな変動ない状況だ。引き続き、様子を観察するとともにこれらの観測値の扱いについて検討していきたいと思っている。

その他、したから3つ目。5号機になるが、格納容器排気ファンの運転を行なっている。現在は原子炉建屋の換気空調系を使って換気を行なっているが、従来からある専用の排気ファンを動かして6号機と同様、

排気塔でのサンプリングをしつつ効果を確認していきたいと思っている。下から2つ目。12時30分の件。★西側においてある可搬型モニタリングポストに対してデータが免震重要棟の監視版で読めない事象が発生している。

当時は以前あった、電装ケーブルに引っ張りの力がかかっていることから、敷設作業のやり直しを行なっていた際に伝送不良が発生したということで、原因を調べているところ。データ欠測なく、現在、作業員が現場でデータを取っている状況だ。

★最後になるが 本日13時10分頃、免震重要棟前に設置している連続ダストモニタで警報が発生している。こちらは免震重要棟入口、駐車場では現在、全面マスクの運用を停止しているが、この警報を受け、13時15分から全面マスク着用を指示した。

その後、このダストモニタのフィルター交換、リセット操作により再起動がかかったことと、空気中の放射性物質の濃度に関しては検出限界未満。1E-5Bq/cm3以下であることが確認されたので、全面マスクの省略運用を13時55分に再開している。

手元の資料説明を順次させて頂く。A4横資料。毎日実施している南放水口での海水サンプリング結果だが(http://j.mp/JRHn63)セシウム134/137、全βに関しては検出限界未満が続いている状況だ。

★それから「福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類の測定結果http://j.mp/JRHs9Q」を見るんだ。こちらは、これまでサンプリングをしてきたものの3月から5月の10日分までのサンプリング結果を取りまとめた表だ。

福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類の測定結果http://j.mp/JRHs9Q

一枚目の表は魚類ごとに濃度の高いものから順番に並べたものであり、マダラとマアナゴの間に赤い線があるが、ここのところが国の基準であるセシウム134/137の合計値で100Bq/kgを超えているというところだ。

続いて裏面が、採取日ごとにどういった魚が捕れたかという事と、青い字が100Bq/kg以下、黒い字が100Bq/kgを超えた種類だ。3ページ目に関しては水産庁からのデータも参考にし、我々が実施している福島第一20km圏内、赤い丸と20km圏外、

# 超えたものに色を付けろよ。赤色で。

それから茨木沖、宮城沖といったところのスズキ、ババガレイ、ヒラメ、コモンカスベの測定値の分布の様子を調べたものだ。私どもの20km圏内の値は3月に入ってからのデータになるが、このグラフを見ると発電所に近い分、高い濃度の魚が見つかっている状況だ。

まだサンプリングを開始したばかりなので、引き続き経過的なサンプリングを続けていきたいと考えている。最終4ページは20km圏内の魚介類サンプリングの場所を改めて示している。

★サンプリング関係で1件連絡。これまでストロンチウム、全β、プルトニウムといったアルファ核種に関しては外部機関に委託して実施しているが、3月に発生した放射性物質漏洩に関して容器をきちんとしたL型の線量容器で運用することにした。

★ついてはこの容器の受け入れ可能な分析機関を現在選定中。約1ヶ月から1ヶ月半程、分析結果を公表するのが遅れる状況だ。具体的に言うと3月12日の海水中のストロンチウムの分析結果意向が遅れるということだ。


福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ

「福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ http://j.mp/KZ4n8O」という資料を配っている。こちらに関しては1ページ目下の所、福島第二の2号機の格納容器ない目視点検が完了したので連絡する。


点検の様子に関しては2枚目裏面から写真で紹介しているが、配管、機器類に関して変形や損傷等はみられていない。ドライウェルスプレイ等を実施したので一時的に格納容器の中が高温多湿の状況になったので、その影響を受けた塗装の剥がれとか、

サビの発生等がみられている。2枚目裏面を見るんだ。主な目視点検設備ということで、所員用エアロックとか主蒸気逃し弁、再循環ポンプ、主蒸気隔離弁、主蒸気逃し弁の他系統、ペデスタル部ということで圧力容器下部を移した写真だ。

軽微な影響がみられた箇所ということで4箇所ほど写真を添付。シンクは快便の表面の所に少し茶色の錆が浮き出ている。また、主蒸気配管の塗装の方もMSと書いている所の左側の部分が剥がれて、元の少し焦げ茶色の配管の色が見えている。

その下になるが、グレーチングのアルミメッキの剥離ということで、少し白っぽい粉が浮き出ている状況と、右側になるが、電動弁開度系アクリルカバーの変色ということで、真ん中にボルトでネジで4つ止めた丸い表示窓があるが、

こちらは本来透明であり、中に赤い針が見えるものだが、白く濁って見えていない状況だ。また、これまで格納容器点検時にもあったとおり、ドラウェル、格納容器内のダイアフロムフロアという一番そこの部分で約150m3程の溜り水が確認されている。

こちらはPLRの再樹冠ポンプというが、底のシール水ラインが弁が開いた関係でここに水が洩れたということであり、★★事故の際の想定通りの挙動と考えている。福島第二関連については以上だ。


■報告

PP資料がもう一つ。★「柏崎刈羽原子力発電所佐渡島南方断層~魚津断層帯の連動を考慮した地震動評価について http://j.mp/JRHoa8」本日、保安院さまの方で意見聴取会が行われ、そこで私どもから説明させて頂いている内容を皆さんにもお配りさせて頂いている次第だ。
保安院さまから頂いたコメントがあり、1ページ裏面上段、スライド2のところ。これまで柏崎刈羽原子力発電所の海域の活断層の連動性については、北側から佐渡島南方断層F-D断層、高田沖断層の

都合84kmの連動を考慮した基準値振動の評価を行なっているが、その南に南西側にある断層2つに関しても連動を考慮すべきではないかということで、今回、評価をしたものだ。評価結果についてはページを飛ばすが、結果としては10ページ、11ページにある。

★★いわゆる基準値振動を包絡するスペクトル、黒い太線を今回の156kmの延長を考慮しても上回らない結論を得た次第だ。この内容について、保安院さまといいますか、意見聴取会の方に本日説明させていただいております。本日、私からは以上だ。

2Fの関連でもう一個追加させてください。昨年の9月6日ですね。福島第二原子力発電所の影響ということで写真を2Fの分を公表しているが、4枚ほど場所の誤記があったので、本日HPの方で訂正させて頂いている。以上です。



■質疑

○テレ朝井口:
ボーナスの件でちょっと聞きたい。人件費の削減ということで厳しい意見が出ているが、ボーナス147億円を人件費に計上していると。冬のボーナス、来年の夏のボーナスも復活させようというような動きがあるようだが間違いないか?


○松本:
ハイ。いわゆる私どもが提出している資料になるが、今年の冬の賞与分147億円、来年2013年度、2014年度の賞与という名目でそれぞれ290億円を計上している。

○テレ朝井口:
損害賠償も進まないし、福島の皆さんのご苦労も多々ある中で、自分達だけ漫然と言うこういうボーナスが受け取れるというのはどういう神経なのか?

○松本:
アノウ、いわゆる私ども総合特別事業計画の中で説明しているが、年収ベースでの減額を行なっている。特別管理職で25%、一般職で20%の減額幅の中で年収ベースの減額を行なっているので、それに基づき、月収、賞与という形で振り返るとこういう金額になったということである。

○テレ朝井口:
金額高を聞いているのではなく、どういう考えでこういう以後気になっているのかを聞いてるんです。恥ずかしくないですか!

○松本:
アノウ、恥ずかしいとか恥ずかしくないというのは、コメントは差し控えさせて頂くが、

# 空気よめない寺沢氏には、どこかの誰かさんみたいに、この御方には間違ってもレッドカードを出すんじゃないぞと、相当強く念押しされてるだろうな。自分が上司ならそうする。

○松本:
私どもとしては今後のそごう特別事業計画に基づき、事業を推進していく中では社員の年収の減額などの諸手当、それから風裏鋼製の見直しも含めて合理化を進めていく所存だ。計画に従うと10年間で総額約1兆2758億円の合理化を進めるとこで考えている。

○テレ朝井口:
国からも1兆5千億円ぐらいの損害賠償費用をまた受けるということもあり、数字がそれと殆ど同じような感じだが、本当にそんなことでいいんですか?

○松本:
アノウ、繰り返しになるが現在認可されている総合特別事業計画に従い、私どもの事業を進めていきたいと考えている。

○テレ朝井口:
原子力損害対策議会から4月27日に出された要求書についての解答だが、検討しているとか、あるいは適切に対応するというような内容が多く、福島県知事などは誠意に欠けるのではないかという話もしている。これについては如何か?

○松本:
ハイ。私どもも福島県からの要請文は受け取っているので、丁寧に回答したいと思っている。

○テレ朝井口:
適切に対応するとか、検討しているという記述が後半の方、かなり多いが。こういう書き方しか出来ないものなんですかねえ。

○松本:
私どもとしては丁寧に説明したいという事と、誠実に対応させていただきたいということに変わりはない。

○テレ朝井口:
★丁寧にということだが、原発事故をきっかけに亡くなられた方々の損害賠償だが、現場では賠償の金額を書いて下さいというような交渉のやり方があるようだが、こういうあしらうような、冷たいような交渉のやり方はいいんでしょうか?

○松本:
具体的にどういう交渉が行われているかについては、私説明できないが、被害者の親身親切な賠償手続きを進めるという方針に変わりない。

○テレ朝井口:
★現場では300万でも500万でもいいから、そちらの言い値で書いて下さいみたいな言われ方をされている方もいるそうですが。もう少し何とかならないものなのか?

○松本:
アノウ、私どもがどういう説明をしているかについては確認しないとわからないが、

# 言い値…

○松本:
私どもとしては親身親切な賠償を進めていくことに変わりはない。

○テレ朝井口:
後、年金のことだが、どういう支払いの形になっているのか。人件費の中に組み込まれていると思うが、どれぐらいの額で何割ぐらいとかという数字はわかりますか?

○松本:
年金は多分会計は別だと思うので、ちょっと確認させてくれ。

○テレ朝井口:
人件費の中に組み込まれていないですかね。

○松本:
会社から拠出する分と積み立てた分がたしかあったので、それに対して、、質問の内容は、いわゆる総合特別事業計画の中にどのように算入されているかという質問でつか?

○テレ朝井口:
3488億円の中のうち、300億ぐらいは年金に当てるんではないかなと、

○寺澤:
それはですね。給付率の削減の点だと思うが。はい。それについては今のところOBの皆さんには私度の方の利率引き下げについて、今、ご説明をさせて頂いているところでございます。

○テレ朝井口:
何割ぐらい?会社が9割、個人負担が1割というのはあるのか?

# OBさまさま

○寺澤:
給付に関しては基本的に会社の方ではないかと思うが、その辺の給付比率については確認させて頂きたいと思うが。

○テレ朝井口:
わかりました。どうもありがとうございました。

○ファクタ宮嶋:
6月27日に株主総会だが、実質的に27日で東電は生まれ変わるわけだが、この新旧以降の作業みたいなものはちょうど一ヶ月になるが、具体的に何か進んでいることがあるのか。

★★もう一点は株主総会についてはホテルから代々木の体育館かなんかでやるということだが、前回は9000人規模だと聞いたが、今回は体育館でどの程度の人が入れて、どれぐらいの参加者を見込んでおられるのか。

改めて発災後、東電は株主、法人、個人を含めてどれぐらい損失をというと数兆円に至るわけだが、その辺について何か総括する考えがあるのかどうか。この3点伺いたいんですけどね。

○松本:
はい。先ず1点目の新体制になることにないする移行作業については確認させてください。具体的にどういうことをやっていて、どういうことをご説明できるか含めて確認します。

それから次の定時株主総会は、★ご指摘の通り6月27日に東京の国立代々木競技場の第一体育館で予定しています。収容人数は約1万2000席。アリーナ席で4000席。1、2階席で8,000人ということで用意させていただくことで今準備を進めております。

3番目の質問だが、質問のご主趣旨は株価の下落に伴います総括といったご質問ではないかと思いますけれども、先ず株主総会の冒頭での当社の事業説明の中でどういった説明になるかについてはちょっと確認します。

○ファクタ宮嶋:
併せて6月14日の株主代表訴訟の初公判というか、それがございますな。それで先週、私はこれについては既に何処の弁護士に依頼して、会社が現在の取締役27人ですか?訴えられてるのは。

どういう形でサポートするかについては考えをまとめておいていただけるというふうに、あれから一週間経つが。この株主訴訟の対応というのは、今どういうふうに、特に何処にどういう形で依頼されたのか伺いたいが。

○松本:
… 

○寺澤:
はい。先ず、、え、いいですか? 

○松本:
ハイドウゾ。

○寺澤:
先ず弁護士の方の依頼については、私どもの回答は差し控えさせて頂きたいと思っている。会社としては補助参加という形になる。

○ファクタ宮嶋:
新聞で一部報じられているが、訴訟参加というのは、もう取締役会で決定された事項という事でよろしいんだな?

○松本:
まだ実際の検討を進めている段階ではあるが、今のところ、まだ参加を決定して裁判所に申し出た状況ではない。

○ファクタ宮嶋:
一般的に訴訟参加には役員の側に立つこともできるし、株主側にも立つことが出来るんですね。案内の通り、現在、現職の取締役全員が訴えられているわけだから、同じ監査役だから、6月27日までは訴訟参加が認められることは容易に考えられるが。

6月27日以降は、下河辺さん含めて殆どの人が変わる、監査役も変わる、とするならば、訴訟参加というのは6月27日以降は逆に株主側に取締役が立つことが出来るわけで、ですからよくわからないが、どうしてそういう話になるのか。要するに訴訟参加がなぜ必要なのかを出来れば説明いただきたいが。

○松本:
あのう、先ずこの訴訟に関しては、いわゆる原子力事業をこなっている私どもの取締役が負う責任、善管注意義務の範囲だとか、★★そういった事業を行う上での根幹に関わる蒼天を含んでいる。

従って当社の経営に大きな影響をおよぼすことと考えているし、会社としては被告となっている取締役が任務を怠けたということはなかったと考えているので、被告側、取締役に対して補助参加をすることで現在検討を進めている。

○ファクタ宮嶋:
裁判ですから、これがどっかに頼めば数千万円、最低でも着手金だけで1千万から2千万はかかると思うが。それが訴訟参加ということになれば、★★いわゆる取締役は何分か払うが、基本的には会社がそれをかぶると。

着手金の何割かは会社が払うということになるわけなんですね。先ほどの質問でもありましたが、今果たして東電の現職役員に、本来自分が受けなければならない裁判費用まで、会社側が払うというようなことが、

果たして6月27日の株主総会で認められるんでしょうかね?だから要するに1回目は自分のお金で着手金を払い、その後新しい体制で取締役会でそのことを相談すれば宜しいんじゃないんでしょうかね?

先程、私はもう申しましたけど、もう既にこの一ヶ月の間で現職の本当の今の取締役というのは先々のことについて、自らの保身に関わるようなことで、会社から金を出すような決定ができるもんなんですかねえ?その辺が殆ど理解不能なんですけど。

それぐらいでしたら、本当に清水さんには、この席で一体何があったのか、国民にしっかり説明する責任があるんじゃないですかね?

…シーン …

# なんだ この間 (´・ω・`)

○寺澤:
はい。ご意見として承るが、先ほどの補助参加については、会社と指定し決定しているということを申し上げたいと思います。

○ファクタ宮嶋:
それは是非、着信がいくらで、そのうち会社側が役員に対して払う額を明らかにしていただけないでしょうかあ?

○松本:
ちょっと、あの、どういったお答えができるかも含めて確認させて頂きます。

○寺澤:
★先ずですね。27人の役員の弁護費用については被告である役員が対処すべ事柄ですので、当然、ええ、27人の取締役も応分の負担をするという事になる。当然のことながら、私どもの会社としても補助参加を決めているので、補助参加としてかかる弁護士費用は当社としての負担になる。

○共同きくち:
魚について教えてくれ。魚のデータは今回初めてか?

○松本:
とりまとめてこういった形で表にしたのは初めてなのと。2枚目の表面にあるグラフ(http://j.mp/JRHs9Q)に関しては 水産庁のデータも踏まえて当社側で作成したものだ。データそのものは20km圏内で測定された魚の魚種ごとに何Bq/kg でした、というのは既に公表済みだ。

○共同きくち:
あっ、わかりました。ありがとうございます。断層の話だが、これも今日、保安院さんに説明されている内容ということで宜しいか?

○松本:
ハイ。本日、午前中に行われた意見聴取会の中で私どもの方から説明させて頂いた。

○共同きくち:
ありがとうございます。

○NHK花田:
2号機の温度の関係でなんてんか。温度計の毎月の評価の図で見ると、今回のTE16系だが、格納容器のフラスコの右端の所に集中している。具体的な位置はそれぞれ固まっているのか?それとも周回であるものなのか?

○松本:
ハイ。フラスコの下、高さ的に3分の1ぐらいだと思うが、そこの周回上にある。位置的には固まっていはいない。

○NHK花田:
計り方は?格納容器の中にどのように設置されているものなのか?温度計としては熱電対。なんというか、いわゆる温度計のサヤが、

○松本:
サプライ エア ドライウェルクーラーという物に関しては吸気、取り入れ口の所に温度計センサーが "にゅうっ" と出ていて、それを測る形状だ。

○NHK花田:
他の部分と混同しているかもしれないが、換気室みたいなところがあって、そこに吸気を取り込んで、そこで計るというのが結構多かったと思うが。そういった仕組みとはまた違うのか?これは。

○松本:
結構似ているというか、(お絵かきタイム18:34~)ファンがあるが、ここに熱交換器があるが、こういったところにダクトのような口を開けて待っている。この入口の所に棒状の温度計のセンサーが取り付けてあるという形状だ。ですから圧力容器の温度計のように圧力容器の表面に溶接で張ってあるような形状ではない。

○NHK花田:
わかりました。この番号でいうと53、54,55,56,57デスカ。これは5月の時点では監視にしようかとなっていて、他のも故障ではなく参考扱いになってると思うが。これは電気抵抗的には変わらないので、同じく、今はこの状態と考えていいのか?

○松本:
その監視、参考扱い、故障という表現に関しては今のところまだ変更していない。今後、様子を見ながら、監視にするか、参考扱いにするかどうか判断したいと思っている。

○NHK花田:
電気抵抗はほとんど変化なかったということだが、以前、格納容器の中だと気体の流れとか、そう言ったのが変わることで温度変化が敏感に出たケースもあると思うが。今回、原因調査中だと思うが、どういったことが考えられると見ているのか?

○松本:
プラントの操作としては給水量というか注水量の操作とか、窒素ガスの封入作業等で何か風量変えたとか、注水量変えたということはないので、いわゆる外乱のよって変化したものではないと思っている。一番怪しいのは、現在、電気的な混色というか、

線と線がなにか湿気や異物等から線と線がショートするというか、そういった形で異状になっているのではないかと思っている。今回、4本あるが、丁度同じタイミングで上がっているものと下がっているものが2本ずつある。

従って同じタイミングでこう上がって、同じタイミングでこう下がっているということがあるので、そういった電気的な以上が可能性としては高いと思っている。

○NHK花田:
温度は戻り始めているということだが、まだ故障とまでは言えない状況なのか?

○松本:
従って故障というか、指示が安定しないということで監視対象から参考扱いという形で扱いを変えることはあると思う。

○NHK花田:
念の為に確認だが、これは原子炉底部の温度測定とは関係なく、格納容器の温度測定に使っているのか?あと保安規定上はどういった扱いになっているのか確認させてくれ。

○松本:
こちらに関しては、原子炉圧力容器の測定とは無関係というか、同じ温度計のタイプではあるが、圧力容器の温度計は2号機については、H3とF2の2ヶ所が今のところ使っている状況であり、こちらは毎日HPで公表している格納容器側の温度計分布の9種類という形になる。

○NHK花田:
つまり、今の図であるのは、これは保安規定ではどういう形になる?

○松本:
保安規定対象になっているのは、格納容器の温度計の114Aと114F-#1だ。

○NHK花田:
2つだけと考えてよいと?

○松本:
ハイ。

○NHK花田:
わかりやした。

○ニコニコ七尾:
ボーナスの件で。報道によれば。視聴者からの意見も多く、例えば経営が安定するまでボーナスは支給しないのが筋だとうい意見も多い。それと報道によると電気料金審査専門委員会としては、人件費の一段の削減を通して値上げ幅の圧縮をお願いしたいということで。

つまり、ボーナス分の147億円が大幅削減される可能性が高いが、この点について見解をお願いする。


○松本:
現在、電気料金の値上げの審議については、国のいい回答で実施されているので、その結果を待ちたいと思っている。なお、私どもの人件費に関しては、繰り返しになるが、年俸、年収ベースで管理職25%、一般書20%で総合特別基準計画を作成し、国の認可を受けている状況だ。

ボーナスが云々という話があるが、ボーンすを減らして月収を上げて、と言うことになると、意味が通らなくなるので、私どもとしてはこの年俸ベースでの議論をするということと、もうひとつは、23年度から、新人事新職制度の導入を検討しているので、その以降の中でこういった賞与、月額給与の扱いについては検討したいと思っている。

○ニコニコ七尾:
ファクタ宮嶋さんの質問に続いて重ねてだが、株主代表訴訟の件だが、株主が弁護団の弁護士が7月に、当然だが公的資金1兆円注入されることに絡み、多額の弁護費用を税金で賄うことは許されないという指摘が、当然のことながらあるが、この点についての見解をお願いする。

○松本:
繰り返しになるが、会社側が補助参加することに関しては、現在、取締役と、、監査役か?あの、会社として決定しているが、先ほど申し上げたとおり、会社の経営に大きく関わることなので、被告、取締役側の参加ということで決めた次第だ。

○ニコニコ七尾:
どうしてもそういうことで補助参加された場合というのは、弁護側としては地裁に意義を申し立てる方針も示しているようだが、この点については如何か?

○松本:
ハイ。それは裁判所が判断することだから、裁判所の判断を待ちたいと思う。

○ニコニコ七尾:
わかりました。報道で確認されているとは思うが、原発事故に伴い、★セシウムがアメリカの西海岸のクロマグロから検出された件についてお願いする。クロマグロから事故由来セシウムが検出が検出された件について見解御お願いする。


○松本:
その報道は知らないので確認させて頂ければと思う。

○ニコニコ七尾:
★今朝の官房長官の会見で、記者の方から質問が出て、この件について国際的な水産物のモニタリングという問題が多分出てくると。国際問題に広がっていくことを政府としてもう認識されているようだが、この点は東電としては協力というか、

政府から現段階で何か要請がある、あるいは国際社会からこうした魚介類に等について何か訴訟を起こされているとか、抗議を受けてることはあるのか。

○松本:
ちょっとその点については確認してみないとわからないので、他国、あるいは海外の漁業関係者がどういう事が伝えられているかについては確認する。

○東京新聞ますだ:
福島第一原発状況のウラの4番。水処理設備の状況だが、下の方に6月8日からタンクを準じ輸送というのがあると思うが、今、タンクが全部で何体あって、今後、軟体になるのか教えていただけないか?あと容量も。

○松本:
タンクの待機数は確認する。現在、タンク容量は17万とん程度が準備できており、今年の夏には約20万とまで拡大する予定だ。

○東京新聞ますだ:
いまんとこ、その20万とんがマックスで、取り敢えず暫時?

○松本:
順番に説明すると7月中旬頃までは17万3000トンある。下旬頃にかけて18万3500トン。最終的に7月末、8月上旬は20万5500トンまで拡大するところだ。

○東京新聞ますだ:
ボーナスの関連だが、今までボーナス支給なくて、今回、全額ベースでと言っていたが、ボーナスを払うと転換されたのはなんで何ですか?

○松本:
ハイ。先ず、今年の夏の賞与については、いわゆる昨年度の実績ベースでの減額をベースに新しい人事処遇制度の減等する中で前倒しということで夏期の賞与を見送った次第だ。従って冬の賞与の至急については、まだ決定していないが、引き続き、この新人事処遇制度の中で検討したいと思っている。

○東京新聞ますだ:
今までボーナスを払ってなかったっていうのは、被災者に対してのなんて言うんスカネ。自粛じゃないが、

# 戒めな。あるわけない。

○東京新聞ますだ:
そういう意図があったというわけではないんですか?

○松本:
あのう、自粛というか、私どもの経営が非常に厳しい状況だ。勿論、被災者への賠償金支払いもあるし、福島第一の廃止措置に向けて着実に仕事を進めていかなければいけない。それが出来ないと避難している方々の期間もかなわない状況であるので、それを着実に進めるためには制いきなり合理化をこれまでも進めてきた中で、夏季の賞与も見送った次第だ。

○東京新聞ますだ:
ボーナスというのが被災者に与えるイメージだが、被災者側にたってボーナスというのを自粛というか、そういうふうにやろうという議論はなかったのか?

○松本:
あのう、ボーナスを見かけ賞与を見送るという形にして、月収をその分補填するといったことがあれば、本末転倒だし、やはり年収ベースで削減に取り組んできたというところだ。

○寺澤:
宜しいでしょうか。~ 終了

○NHK池田(ETV特集):
今、賞与、人事体系の見直しに関連してだが、事故収束にあたっている作業員の方々、協力企業の方々がいらっしゃると思うが、そういうった方々への人件費の支払とか、そういった物も含めて削減されるのでしょうか?

# ETV特集 ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル ETV紋所が目に入らぬか。

○松本:
工事の費用に関しては元請け書く企業と工事代金について契約手続きをした上で決めることになる。作業員への人件費という意味では基本的な拘束時間、どういった作業環境で作業するかといったような単価の割り当てがあるので、そういった形っで積み上げて契約する形になる。

○NHK池田(ETV特集):
その坦懐について見直される事はない?

○松本:
今のところはないが、私どもも工事を発注するに辺り査定という形でどういった見積もりに対して、どういった費用がホントに掛かるのか、というところは確認しているところではある。

○NHK池田(ETV特集):
発表の事に関連してだが、13時10分の連続ダストモニタの警報の件だが、これは警報が鳴ったが検出されていないという理解で良いか?

○松本:
いわゆる測定器のフィルターの詰まりではないかと考えている。実際に運転を再開させてモニタリングポストを、このダストサンプラーでは検出未満だったし、周辺設置のモニタリングポストでも優位な変動なかったので、実際に何かプラントから放射性物質の悲惨、拡散があったとは考えていない。

○ファクタ宮嶋:
これはお願いだが、新旧移行期というのはなかなか難しいし、訴訟参加が一概に悪いとばかりは言えないと思うが、そう言う微妙な時期なんでしっかりその辺は説明して頂きたいと思う。先程の訴訟参加についてはですね。

★その上で国会事故調でも話しがあったが、現在の東電の本来の姿の取締役におられる責任の下で、最後までサイトに残った方、その人をどういう形なのかはわからないが、是非、記者会見をして欲しいと思うんですね。

前、私はお願いしたが、検討するとおっしゃって頂いたが、東電の上層部が出てくるというのはあまりないと思うが。せめて現在の経営陣の元で本当に頑張ったかの話を聞きたいんで。それは是非やる方向で考えて頂けないか?

○松本:
はい。まあ、現場に当時板人間でどういった形で皆様と話が出来るかについては、ちょっと確認、あ、検討させて頂く。

○寺澤:
明日の作業予定。2号機原子炉格納容器ガス管理システムによるサンプリングを実施予定。作業予定はそれだけ。本日、第一のプラント状況をお知らせしたが、2Fの写真データを用意しているので、必要な方は入手してくれ。


~ 終了 18:51

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