2012年5月8日火曜日

東電会見 2012.5.8(火)16:00 ~ 廣瀬 直己 次期社長(西澤とは違うのだよ!西澤とは!!)会見

東電会見 2012.5.8(火)16:00 ~ 廣瀬次期社長会見 (1時間30分)

ニコ生【5/8・16:00開始】東​京電力 次期社長・廣瀬直己常​務 記者会見
2012/5/8・16:00開始 東​京電力 次期社長・広瀬直己常​務による記者会見


○司会:
これより本日の取締役会で新社長に内定した常務取締役 廣瀬なおみの会見を始めさせて頂く。本日の進行はわたくし広報部の長谷川が進めさせて頂く。冒頭、廣瀬から挨拶し、その後に皆様から質問を頂きたいと思う。

○廣瀬常務:
あらためまして。廣瀬でございます。本日は急遽、お集まり頂き、本当に有難うございます。本日、東電で臨時取締役会が行われ、次期社長という大役を仰せつかった。勿論御存知の通り、正式の就任は6月末の株主総会、その後の取締役会で決定になるが、

今、東電はこういう状況であるし、それから昨晩依頼、沢山の報道がなされていることもあり、その間で私の対応も幾つか失礼があったということもあり、わがままを申し上げ、(西澤)社長にもお断りを申し上げ、急遽、こういう形で少しでも早く皆さんに挨拶させていただくべきと考え、

こうした場を設けさせて頂いた。本来、社長就任会見というのは、新旧社長が並んでというのが一般的な形だと思うが、そうしたことで西澤にもお願いをして、わがままを言って時間の調整もせずに、私がこうした形でやらせて頂くことになった。

どうぞご理解頂きたいと思う。さて、新しい社長として取り組むべき課題としては、また改めてちゃんときちっとした形で皆さんにお示しさせていただく場を設けさせて頂きたいと考えているが、本日は拝命したということをその上で幾つか私どもの考えていることを私の思いを今日申し述べさせて頂きたいと思っている。

新しい社長として、申請東電を今後どういうふうに引っ張っていくかということだが、取り組むべき課題は一つには先ず、1年2ヶ月になろうとしているが、引き続き大変な心配、不便をおかけしている福島の方々を中心に、今回の原子力災害で被災された方々への賠償をしっかりやっていくこと。

それから福島第一の安定化しながら廃止措置に向けてしっかり取り組んでいくと同時に、本業の合理化を進めながら電力の安定供給、の大きな3つの柱について取り組んで行かないといけないと強く思っている。

また、それを保管する形で数々の取り組みが近々で説明さて頂く機会があると思うが、総合事業計画にしっかり網羅されている。それをひとつひとつしっかりやっていくことだと思っている。何をなすべきかのリストアップはされているだろうなと思っている。

ポイントはそれをどのように実現、執行していくかが新しい体制のもとでの我々の大きな課題だと思っている。その意味で今申し上げた3つの大きな柱、更には総合特別事業計画の取り組みを実際に担っていくのは、東電の社員であり、グループ会社の社員であり、

こうした 52000人の人間が取り組んでいくことになる。私としてはこうした人々の使命感をしっかり高く持って、モチベーションを高く維持しながら、一丸となって取組む体制づくり、取り組みの有り様をどうやって実現していくかということが、本当に私どもの大きなポイントだと思っている。

下河辺委員長を新しい会長としてお迎えするが、色々なことで相談させていただかなければならないが、しっかりタッグを組んでこうした人達をどうやって動かしていくことについて取り組んでいきたいと思っている。

その中でまだまだ決まっていないが、私として2つのポイントがあると思っている。一つは現場で賠償や料金値上げのお願いに外回りをして苦労している社員もたくさんいる。そうした社員の大変さや苦労や、あるいはお客の声を社員を通じてしっかりと、ここにいる本店本部の我々がしっかり吸収して、それが新しい取り組みが生かせていけているのだろうかというのが、ひとつの大きなポイントと思っている。

色々批判されているように縦割りになっていないかとか、そうした中で部分最適に落ちていないだろうか、全体最適をしっかり目指しているんだろうか、といったこと忍耐して変えて行かなければならない点は少なくないと思っている。そうしたことは、なるべく早く手をつけていきたいと思っている。

もう一つは本店本部にいる経営層、あるいは現場にいる人間全てにとってのことだが、東電として東電がどう見られているか。お客様が東電をどう見ているのかに対して、もう少し敏感であろうとしなければいけないと常々思っていた。

この点についてしっかり会社の中を徹底して、変えるべき所も少なくないといったが、がしっかり変革して、出来れば一日も早くお客様や社外の皆さんから東電も少し変わってきたと持ってもらえるように頑張って行きたいと思っている。

そのためには社長として先頭に立って頑張って行かなければならないと思っているし、そういうつもりでこれから取り組んで行かなければならないと思っている。メディアの方々においてもこれからお世話になると思うのでよろしくお願いする。

本当に福島の方々、首都圏の2700万人のお客様の期待に添えるように一生懸命頑張って行きたいと思っているので、何卒よろしくお願い申し上げる。私からは以上。




■質疑

○共同浜田:
一つずつお応え頂きたい。今回の社長就任は何時、誰から、どのように言われたのか?言われた時の率直な心境は?

○廣瀬常務:
昨日、勝俣会長、西沢社長と一緒に言われた。正確には覚えていないが、やってくれというようなことだったと思う。

心境だが、正直言って西澤が退任するとか、内部から昇格するニュースは一ヶ月以上前から随分出ており、全くの青天の霹靂ではなかったのも事実。準備が出来ていた訳ではないが、そういうことかと、受け止めた。

○共同浜田:
今日、社長就任を正式に世間に対して表明されたが、原発事故が起きた場所である福島に新しい社長がいつ訪問するか関心事としてあるとおもうが、今、どのように考えているか?

○廣瀬常務:
昨日の今日なので、スケジュールは全く出来ていないが、私としてはできるだけ速く伺いたいと思っている。これは下河辺さんとも相談して調整していきたいと思っている。

○共同浜田:
昨年末に東電が企業向けの自由化部門の電気料件値上絵を発表し、西沢社長の「値上げは事業者の権利だ」発言もあり、東電の営業現場では、客から厳しい批判にあったりということで、かなり士気が下がっていると聞いている。新しい社長として東電社員の士気を挙げていくために何か行動を取られる考えはあるか?

○廣瀬常務:
先ほども少し触れたが、その点については私も現場から色々声を聞いているし、正直、何とかしなければいけないなと思っている。まずはとにかく現場の声も聞いて、勿論、すべてがそのまま採用できるという簡単なものではないと思うが、

とにかく納得ずくで、とにかく一つの方向に向かってみんなが一丸となれるようなそうした形を作って行かないといけないと今、強く感じている。その辺はなるべく早く手をつけていきたいと思っている。

○ニコニコ七尾:
再建計画で言うと7月には家庭用電気料金値上げという話もある。繰り返しになるが、西澤現社長は昨年、値上げは権利であり、義務でもあると発言されたが、廣瀬次期社長は値上げの考え方をお聞かせ欲しい。

○廣瀬常務:
今の浜屋さんの質問にも関係するが、正直なところ、あの発言以来、勿論西澤の真意は別のところにあったことははっきり申し上げたいとは思うが、現実問題として現場が大変、お客様対応が難しくなったというのは聞いているし、

# そら同席できんわな。結局、福島にも謝罪に行かなかった続投を切望した西澤。

お客様に値上げをお願いする以上、なかなかああいうふうなことが伝わってしまっては難しいというのは明らかなことである。特に規制部門に関しては他に行ってくれということもできないし、お躍様も選べないし、我々も客を選べない。

そういう一体となって電気のあり方について客と私どもが敵対するということではなくて、どちらかと言えば一つの船に乗って一緒にエネルギーというものについて考えていかなければいけないし、対応して行かなければいけないと思いますので。

これは繰り返しになるが、特効薬はないが、しっかり説明をさせていただき、1人で多くの方にご理解を賜っていけるように、これから特に自由化部門の反省も踏まえてやっていかなければならないと思っている。

○ニコニコ七尾:
ありがとうございます。賠償問題も値上げの問題も勿論だが、議論になっていないことがあり、福島第一原発に関する情報公開の現状を見ると、これもまた内向きだと思う。原発事故に関する情報公開のあり方について、我々はまだ知りたいことが沢山ある。こうしたニーズに耳を傾けるという考えはあるかどうか?

○廣瀬常務:
もとより、情報公開については、わたしは一応の担務していたので、そうした避難についての責任の一端はあると思っているが、我々としてはとにかく早く、お知らせするということをこれからももっと努力して旨としていきたいと思っているし、そうした批判もしっかりお聞かせ頂き、対応できるものは対応していきたいと思っているので、今後ともよろしくお願いする。

○ニコニコ七尾:
ありがとうございます。最期だが柏崎刈羽原発の再稼動についての見解を聞かせてほしい。

○廣瀬常務:
これは今まさに各地で原子力の再稼動について色々な意見も頂戴しながら一部で進められているところだが、柏崎刈羽について、当然地元の方の意見は最大限に尊重されなければいけないし、そのためにも新潟県から色々頂戴している福島原子力発電所の事故検証をしっかりやって行かなければいけないと思っているので、

○廣瀬常務:
これはちゃんと正面から取り組んで理解を頂いて、私どもとしては再稼動に繋げられるのであればつなげていきたいと。それ以外の王道はないと思っている。

○テレ朝 清水:
値上げについて。今週中にも政府に申請という話が出ているが、現時点で考えている値上げ幅、やり方等、話せることがあれば話して頂きたい。

○廣瀬常務:
これについての我々の考えている段取りは、今、総合特別事業計画を申請させて頂いて、認定を待っている状態であるが、先ずは認定を頂いて、その上で申請をさせていただきたいということを考えているので、

我々としては近々に認定をいただけたのであれば、そこで電気料金のことについても一部で振れているので、もう少しハッキリしたことが皆さんにお知らせできるのではないかと思っているが、まだ、認定されていないので、ご勘弁頂きたいと思う。

○テレ朝 清水:
現時点では幅であったりは発表できないと。

○廣瀬常務:
おっしゃるとおりだ。

○テレ朝 清水:
昼間のピーク時を高く、夜間を安くという案が出ているが、この案については如何か?

○廣瀬常務:
幾つかのメニューも示していきたいと思っているが、既に中小企業向けのメニューを幾つか案内しているが、これはこれから値上げをする家庭についても、どういうタイミングでお知らせできるかについては、まだはっきりできないが、出来ればいくつか選択肢を示して、値上げの負担が少しでも軽く出来るようなメニューがそれぞれの方に当てはめることが出来るように工夫していきたいと思っている。

○テレ朝 清水:
昼間のピーク時の電気料金を上げるというのは、ピーク時を下げるということで、全体としては非常にメリットがあるかもしれないが、一部ではどうしても昼間に電気を使わなければいけ無い方々もいる。そういう方々にとっての負担になるという声もあるが、その辺はどう思われるか?

○廣瀬常務:
夜間をたくさんご利用いただけるように電気の使い方をシフトできるような方は、そうしたことが有利になるようなメニューが用意されたらいいなと思うし、★今おっしゃったように、それが難しい方にはそう言うメニューではなくて昼夜、同じような料金でという従来型のメニューもあってしかるべきだと思うので、どれかに全てを当てはめる必要はないと思っている。

○テレ朝 清水:
話を聞いていると、我々はオプションを用意してもらい選択できるような形になるという感じか?

○廣瀬常務:
実は今も深夜時間帯にたくさん使ったほうがお得なメニューは用意させていただいている。

# オール電化とかオール電化とかオール電化とか

宣伝というか、行き渡ってなくてご存じない方も多いと思うが、そのことも含めて出来れば理想的には、お客様が、独占事業なので選べないことについて大変、不満をお持ちだということ、お叱りを頂戴しているということであるので、

それを解決する一つの方法だったので、出来れば選択肢がたくさんあってAしかありませんということでAが適用されるのではなくて、Aとか、Bがあった中で私はAを選んだんだというような形に出来れば、客の満足も幾らかは上がるのではないかと思っている。

○テレ朝 清水:
再にご1点お願いする。値上げについてだが、我々も番組で放送しており、値上げ致し方ない所がある一方で、東電さまは削れる所は削っているのかと。もっとやれることはるんじゃないかという声が多いのも事実だ。この辺りについてはどう思われるか?

# 電気料金 ひとごとではなテレビ局 w

○廣瀬常務:
これは全く指摘の通りで、客の気持ちになってみればしっかりちゃんと削るものを削っているのかと。やれることをやった上で客に負担をと言ってるのかとおっしゃるのは全くのごもっとも。

我々としても本当にできる限りの合理化をこれからも進めていかなければならないし、そうした項目も総合特別事業計画に沢山盛り込まれていると思っているので、盛り込むだけでは実現しないので、それをどうやって実現していくのかということも私の大きなミッションだと思っている。

○テレ朝 清水:
やっているとおっしゃるが、まだまだ足りないと思ってしまう。もっと、新社長となって変わったと言われるようになるのか。

○廣瀬常務:
今回の総合特別事業計画では第一弾の合理化に踏み込むような計画になっている。計画だけでは何の意味もないので、私のミッションは如何に実現していくかということだと思っている。

○テレ朝 清水:
ありがとうございました。

# 電気代バカにならない怒り心頭のテレビ局

○福島民友新聞かんの:
先ほどの質問にもあったが、廣瀬新社長はできるだけ早く福島県に伺いたい等事だが、その場合に福島県庁とか、双葉郡の役所だけではなく、被災している住民の方から直接声を聞くつもりはあるか?

○廣瀬常務:
ご存知のように私はこれまで賠償をやっており、そうした場というか、被災者の方から直接お話を聞く機会もたくさんあり、特に今、具体的に何処にということは考えていないが、出来ればそういった機会も持てるものなら持ちたいと思っている。

○福島民友新聞かんの:
先ほどの考えの中の一番最初に賠償をしっかりやっていくことを挙げられた。この倍賞の問題は指針が出る前は自身が出てから、指針が出てからは指針について考えたい、賠償の総括基準が出たあとも総括基準を直接基準に提供するか考えたいというように、なかなか誠意ある回答が出ないところに福島県民の不信感があると思う。

それは今まで賠償担当の常務として取り組まれてきた廣瀬さんの責任もあると思う。その廣瀬が社長になって賠償が進むのか?

○廣瀬常務:
あっあっ、あのう、勿論私どものこれまでの賠償の取り組みが100点満点だったということは全く担務していた常務として露とも思っていない。色々遅いであるとか、最初の説明書が熱いというところから始まり、色々意見を頂戴しながら本当にまさに被災者側からみたら、本当に遅々として進まない対応だった思うが、それでも私どもも勉強させていただきながら、ご意見を頂戴しながら、少しずつではあるが、改善はしてきているつもりでもある。

# 勉強というのが、全てモラルハザードに起因するという… ( ゚д゚)ポカーンな東電。

勿論、これで完成しているわけでもないし、次から次へと賠償の項目も広がっているし、新たな難しいポイントも出てきているので、本当になかなか現実には追いつけていないと思っているが、今後とも、被災者の声も聞きながら、

また自治体や関係機関の意見も頂戴しながら、とにかく少しでも進めていく、改良していく、改善していくと言うことはやって行きたいと思っているし、社長としても当然之まで手がけてきた部門なので当然、しっかり見ていきたいと思っている。

○福島民友新聞かんの:
最期の質問だが、現在、福島県を中心に東日本に散らばっている放射性物質は、一体どこから出て誰のものか?

○廣瀬常務:
勿論、東電の福島第一発電所から出たものだし、それを除線するということも皆さんの力を借りながらでないと、とても東電だけではできないが、私どもの責任においてやって行かなければならないと考えている。

○フリー木野:
昨年12月にステップ2終了で野田首相がオンサイトの事故は収束したと言っているが、廣瀬常務の事故に対する認識を聞かせてほしい。

○廣瀬常務:
ステップ2終了は12月16日だったと思うが、ステップ2が底まで行ったというのは一つの段階を迎えたということで発表させていただいた。その際に収束という表現が実際に使われたのは事実であるが、当然、私もその後、何度も被災者の方々とお会いする機会があったが、

その度に一つのステップ、段階のところに来たのは事実だが、事故の収束というところとはおおよそ、本当にとば口にたったぐらいのところであり、今後、廃炉に向けて何十年という長いプロセスがあるのも事実なので、

一部、そういう意味で何か終わった感がその言葉によって伝わってしまったということであれば、大きな間違いだったと思うし、私自身はそのように思っていないので、これからも長い時間がかかると思うが、着実にやって行かなければいけない所の一つの、まさに段階を終えたのが12月16日だと認識している。

○フリー木野:
先程、情報公開に取り組もという話があったが、一方で福島第一の現場というのはこれまでに3回しかメディアに公開されていない。現場の公開についてどのようにしていく、考えがあればお聞かせ欲しい。

○廣瀬常務:
大変、ほんとに長い間、公開ができずに、之はひとえに現場の状況もあったと思うし、線量の問題もあったと思う。それでも安定化に向けた取り組みが徐々に進み、やっと数が少ない、不満はあろうかと思うが、公開する所までこぎつけたということだと思う。

勿論、作業は全く先ほどの収束の話と同じように収束していないので、たくさんの作業が行われているので、どうしてもその合間を縫って作業の邪魔になってしまっては全く意味のないことだと思うので、その辺を上手くやっていくということで、数がこの後どんどんどんどん増えていくのかという約束はここでは難しいと思う。それは状況を見てということで判断していきたいと思っている。

○フリー木野:
今の関連で。要するに現場の状況いに関しては中に入れないのもそうだが、東電の方で設置しているウェブカメラが全く状況が見えない場所に設置していることもあり、その辺の改善も望まれる所だと思うが、そうした現場の状況をより伝えていく方法というのは、元々広報を担当していた廣瀬常務からして何かあるか?

○廣瀬常務:
ちょっと技術的なことで詳しく具体的な案が手元に持ち合わせていないが、基本的にはお知らせすべきものをできるだけ早く正確に皆さんにお知らせするスタンスは、私、全く正しいものだと思っているので、今後共それぞれ提案なり、意見があればお聞かせ頂き、出来るものからやって行きたいと思っている。

○フリー木野:
先ほど、値上げに関して理解を求めるという話があったが、一報で御社から核燃料費に関しての詳細というのが全く公開されていない。この辺の核燃料費に関する詳細を今後公開していく考えはあるか?

○廣瀬常務:
すいません。質問の意味がよくわからないが、核燃料費の何が公開されていなくて何を公開すべきという質問でしょうか?

○フリー木野:
例えば枝野大臣も内容がきちんと公開されていないという話を指摘されているし、実際に核燃料費がどれぐらいかかっていて、火力の燃料費は出ているが、火力に変わった時にどれぐらい違っていたり、元々の核燃料費、採掘、上流から含めてどういったコストがかかっていて、現場どいういった形になっているのか、その辺の詳細は公開されるのか?

○廣瀬常務:
質問の意味がわかってないかもしれないが、核燃料費というのは、燃料が核分裂を起こして物理的には燃えてはいないが、熱を出していく過程においてウラン鉱石、濃縮から燃料の形にするところ全部、それまでにかかったコストを一括して核燃料費として示しているので、それは全部入っているし、

もちろん今は発電所は動いていないので、各燃料費は出ていないが、動いている時期の有価証券報告書やなんなりでは、核燃料費というのはしっかり公開されているものだと思っているので、それでどれだけできたか、どれだけのKW/hを発電したかということで十分検証可能だと思うが。

○NHKよしたけ:
今後の東電にとっての原発の位置づけを改めてお伺いしたいが、今度の特別事業計画でも柏崎刈羽の再稼働というのは、非常に収益改善の大きな柱になっていると思う。ただ、今再稼働に対するハードルは非常に高いし、

東電は大きな事故を起こした会社でもある。そうした状況であってもこの後、厳罰の再稼働というのは短期的でではなくて長期的にも絶対に必要な物なのかどうかと位置付けているのか、考えを教えて欲しい。

○廣瀬常務:
これはご存知の通り国でも原子力大綱、いくつかの委員会や審議会で、今まさに議論されている極めてホットなイシューだと思っている。国のエネルギー政策の根幹をなすような部分なので、当然、園議論を頂いてその下でこれまでと同様、国の政策に沿った形で進められていくべきものだたと思っている。

勿論、事故が起きてしまって大変な迷惑をかけている事実もあるので、しっかり我々としても皆さんの意見を聞きながら、今後の原子力政策について、勿論私どもとして意見を言わせていただける場面があれば、必要に応じてさせていただくことになると思うが、とにかく、そうした議論に沿った形で進められていくべきものだと思っている。

○NHKよしたけ:
経営にとって必要な物と。そう言う意見を持っているということでよろしいか?

○廣瀬常務:
はい。日本の状況を考えると、やはり、嘗て我々が言っていたベストミックスという比率の問題もあろうかと思うし、当然、再生エネルギーをこれからもっともっと入れて行かなければいけないというのは全くおっしゃるとおりだが、だからといってそれだけとか、全然なしとか、というゼロイチの議論にしてしまうのはエネルギー政策を考える上で寧ろ勿体無いなあと個人的には考えている。

○NHKよしたけ:
経営体質の問題について。先程、廣瀬さんも縦割りとか部分最適という分析をされていらしたが、やはり、御社の体質というのは社内の常識を優先して、利用者から少しかけ離れているというか、そういうふうに見える。

# 利用者から少しかけ離れてるって、、、人のみちを踏み外してるデソ。この期に及んで繰り返される詐欺まがいの行為とか、、

廣瀬さんも東電に入って長いと思うが、こうした問題の根本にあるものというか、廣瀬さんから見る問題の原因はどういうふうに考えているのか、廣瀬さんの言葉でお聞きしたい。後はそれをどう改善していくかということについての考えをお聞かせ欲しい。

○廣瀬常務:
やはり一つ縦割りになってしまいがちの原因の一つは、会社がある程度の規模が大きく、それぞれの部門というか、それぞれの仕事だけでもそれなりの沢山の人が働いていて、大きな予算であるとか、大きな人工であるとか、そうした、大変、ヒト・モノ・カネ大きくそれぞれに所属している。

従ってそれぞれの中でまさに私が申した部分最適だが、部分最適を最適化するのでもそうそう簡単なことではないのも事実である。従ってそこに汲々としてしまうと全体が見えなくなる可能性があり、さはさりながら、発電から送電、配電、客に届けてサービス、電気料金回収といった一連のバリューチェーンというか、そうした一連の流れがあって、それはそれぞれに非常に次から次へと仕事が渡って行くような。

電気も流れていくし、仕事も渡っていくような関係であるのも事実なので、ここの中では、如何に、そこのフローを受け渡すかということが、自然最適にとっては本当に大事なことだと思っている。

大変難しいので口で言うほど簡単ではないのは、私も30何年会社にいるので分かっているつもりだが、ただ、そういっていて、今日の東電があるのも事実なので、具体的にこれがという特効薬がないのも事実だが、とにかく意識を共有してそれぞれ前後の工程についても思いを馳せられるような、そう言う仕事ぶりを徹底して行かなければいけないなと思っている。

# 営業畑ばりばりですな。

○河北新報 末永:
原発の位置づけについて。青森県で建設中の東通り原発についての社長の考えをお聞かせ欲しい。

○廣瀬常務:
原子力発電所の新設については、まさに先程も申し上げたとおり、これから国のエネルギー政策の根幹の一部をなしている訳であり、広く皆さんの議論を頂き、とにかく私ども、原子力の事故を起こしてしまった張本人であるので、とにかく皆さんの意見を伺い、その上で判断していかなければいけないと思っている。

○河北新報 末永:
代表権を持つ勝俣会長が福島県に一度も入っていないと思うが、勝俣会長何をしていて、なぜ、福島に入らないのか?

○廣瀬常務:
事故後という意味?

○河北新報 末永:
そうです。

# あったりまえやろ、なにいっとんこのおっさん。

○廣瀬常務:
まあ、会長と社長の役割分担というのはひとつ在ると思う。勝俣はこちらで会長としての仕事が決して暇にしていたわけではないのをそばで見ていたし、それはそれなりに大変な仕事を1年間やってきたのを側で見ている。

一方で(西澤)社長が福島なり被災者のところにいって話を直接聞いて、ということを本当はもう少し西澤もやりたいというふうに常々申していたが、なかなか、これもほんとに言い訳がましいが、なかなか時間が取れなかったのも事実なので、

あの、私としましても出来れば、これは、まあ、下河辺との役割分担というか、よく調整をさせていただかなければいけない古都の一つだと思うが、私としてはこれまで賠償をやってきて色々話をさせていただいた方も多いのでできるだけ行きたいなと思っている。

# ちょっとまて。もう少しって一度たりともしていないだろ。3.11でさえテレビでしか姿を表さない。

○河北新報 末永:
10年前のトラブル隠しの時に勝俣が社長になり、すぐ双葉に来て謝罪した。県民の信頼を裏切って申し訳ないと。それ以上の信頼を裏切った事故があったのに、そういうった勝俣が福島に入らないことについて社長はどう思われるか?

○廣瀬常務:
先ほどの質問の役割分担になると思うが、そう意味で社長の西澤が福島に入り、そういったお詫びをしていく、我々は当初の、事故のゴタゴタの時はなかなか難しかったかもしれないが、少し間が開いたところで清水(前社長)なりが福島に入ったというふうに理解している。

# そら西澤は出席できないわな。この会見。

○河北新報 末永:
再稼動のお願いの時はしょっちゅう来て、事故の謝罪には来ない姿勢はどう思われるか?

○廣瀬常務:
そのように受け止められているのであれば、大変申し訳ないことだと思っている。何れ何にせよ、立地地域皆さん方のお考えなり、ええ、意見なりは積極的にお聞きする姿勢で行きたいと思っている。

○時事大塚:
総合計画の認定で廣瀬常務が社長に就任することに東電には公的資本が国から1兆円注入され、実質的な国有化の状態にはいる。何時までに公的資本注入を返済していくつもりであるのか?つまりいつまで国有化の状態を続ける考えでいるのか教えてほしい。

○廣瀬常務:
具体的な数字で何年後には、勿論まだ、そうした計画が立てられる状況になっていない。ただ、これは近々お知らせする総合特別事業計画の中の考え方の一つでもあるが、私どもとしては一年でも早く、自分で資金調達ができて、社債にカムバックできるような事にすべく一生懸命頑張って行きたいと思っている。

○時事大塚:
現在国のほうで電力システムの議論が行われており、発送電分離などの話もある。西澤社長は ~ キキトレズ ~ のほうが良いと言っていたが、今後、総合計画を実施する上で送配部門のカンパニーかとか、火力とか燃料部分のカンパニー化しているが、東電として先に見せる姿としては、こういったものを発電から分離していく姿なのか、それともそうではないのか、そういった将来像について教えてほしい。

○廣瀬常務:
これはどうしたら電気料金を低廉なレベルに抑えつつ、停電を少なくし、安定供給をしっかりし、更には今日であれば再生エネルギー等とか十分に入ってくるというのが目的だと思っている。発送電分離が目的ではないと考えている。

従って発送電分離ンという状況にするのであれば、自ずとそう言う方向になってくると思うし、そうでないということであれば発送電分離をする必要はないと思っている。

○時事大塚:
東電についてはそこに安定供給とか燃料の問題、カンパニー制にする先としてで、ずっとカンパニー制を続けるのか、その先の見据え方はどうなんすか?

○廣瀬常務:
失礼した。カンパニー制についてはそれぞれの部門が切磋琢磨してある程度緊張関係を持ってコストダウンに励むなり合理化に励むという意味で有効な一つの組織であると認識をして、今回、そうした形を今導入させて頂いたと思っている。あくまでも合理化を今色々進めていくわけだが、そうしたことの中で一つのそれを促す体制面からの施策と、組織面からの施策と考えている。

# # あくまでグループ内の切磋琢磨でナ。

○時事大塚:
分離してしまうということを決めているわけではないということか?送配電など。

○廣瀬常務:
ええ、もとより送配電分離については先程、冒頭、ちょっと質問の意味を間違えたかもしれないが、在るべきか、そうでないべきかという話が、発送電分離を目的にするということではなくて、本来の目的を見据えて発送電分離のあり方、電力システムのあり方を検討されるべきだと思っている。

今のところ、まだ、その結論も出ていないし、なかなか、私どもの考える電力システムと、もう少し違うやり方でという考えは、勿論色々あろうと思うので、それについてはそこで一つ議論を見守って行きたいと思うが、

今、今度の特別事業計画で打ち出しを記述してあるカンパニー制とうことについてはそこまでとうことではなくて、先ほど申し上げた目的で組織論として導入していく、ということだと思っている。

○読売井上:
先程の時事通信の質問にあったとおり、廣瀬さんが就任する頃には、政府から1兆円の公的資金の注入が入る。そうそると今まで西澤社長が言っていた純粋な民間会社でありたいという所から実質国有化される会社になる。そうした中で経営の自由度はかなり狭められると思うが、どれほど自由な経営が出来ると考えているか?

○廣瀬常務:
全く初めての経験故、今、どうなるかという見通しは持っていない。ただ、今会社の状況はこういう状況だし、先程、冒頭、3つの取り組まなければいけない柱というのを申し上げたと思うが、特に最初の二つ、損害賠償と原子力の廃止に向けた廃止措置、この二つは勿論、経営の自由度の概念もあろうかと思うが、むしろそれより色んな方々の知恵や力を借りて取り組んでいかなければならない、なかなか東電1社でしょいきれる問題ではないと思っている。

勿論3つ目の電気事業本体についてはまさに、経営が一つの大きなパートを占めると思っているのでそこについての懸念はあると思うが、色々な意味で今回の資本注入を機に国も含めて、支援機構も含めて、色んな方々の知恵なり外部の、社外の取締役の方、あるいは入ってこられる方々の専門性なども出来る限り生かすようにさせて頂き、より良い東電にしていければと考えている。

○読売井上:
社長就任後のご自身の報酬についてはどう考えているか?それと合わせて今回退任する勝俣、西澤の退職金についてはどう考えているか?

○廣瀬常務:
これは、あのう、これは、あのう、全く決まっていない。少なくとも私の事については決まっていない。まあ、あのう、委員会設置会社で報酬委員会なる物が恐らく出来ると思うので、そうしたところで決まるのかなあと思っているが、全くわからない。勝俣の退職金についてもそうした事は恐らくないだろうと思っている。もらう事はないだろうと思っている。

○ロイター浜田:
先ほどの質問にも重なるが、野田政権は脱原発依存という方針を掲げているが、柏崎刈羽の再稼動を目指している御社としては、原発を今後とも基幹電源として活用する以降なのか?実質、国有企業になって政府の方針と同整合を計るのか、と言うことについての基本的な考え方も併せて教えてほしい。

○廣瀬常務:
先ほどの話にだぶってしまうが、原子力はまさに国のエネルギー政策の中の一つの多いな土台だと思っているし、これまでもまさにそうした役割を果たしてきたと思っている。従っていままさに国で色んな場面で今後の原子力のあり方について議論がされている所なので、それはその議論をまずは見守らなければいけないと思っている。

一方でいずれにせよ、来年止めますとか、再来年20%にしますとか、そういったような議論ではないはずなので、一方で電気料金をある程度のレベルに抑えるという必要もあると思っているので、そうしたことを上手く総合的に上手く勘案しながら地元の方々の意見を頂戴しながらやって行かなければいけないというところには、私どもとしては変わりないと思っている。

○NT田渕:
4号機の件だが、使用済み燃料プールが未だに危険な状態である、特に再び大きな規模の地震が発生した場合、プールや建屋が崩壊する恐れがあると一部の専門家から指摘がある。また、アメリカ上院議員のロン・ワイデン氏もその危機を回避するため、日本が国際的な支援を要請すべきだという所管を駐米日本大使に送付している。

このような懸念は妥当なのか?そうである場合、どういうふうに対応されていくのか?ワイデン氏が求めるように国際的な支援を要請する検討はされているのか?また、懸念が妥当ではない場合、どうやって国際的に広がってしまった懸念を解消されていかれるか?

最後に福島第一原発は、マグニチュード7、8クラスの地震が起きても安全性を保てる、さらなる大きな放射能漏れはないと現時点で世界に向けて宣言できるのか?

○廣瀬常務:
はい。そうした懸念はないと理解している。従ってそうした懸念を持っているのであれば、それをおっしゃるように払拭していただくべく、しっかりとした説明をして行かなければいけないと思う。

ちょっと私は、どういうふうにここで説明していけばいいのかということをお伝えできないが、基本的な考え方はそういうことだと思う。それからマグニチュード7クラスというのも、私どももしっかり基礎のチェックをして十分耐えられると。勿論補強もしたが、充分耐えられると考えている。

# あの東電会見で??

○読売豊田:
廃炉費用や除染費用についてだが、何れもどれぐらいまで膨らむか不透明で廃炉費用がどんどん乗っかってくれば債務超過になるおそれがある。除染も全て求償されると延々と負担金を払い続けなければいけないという自体が想定されるが、これは東電単独でまかないきれると考えているのか?それとも何らかの政府支援が必要と考えているのか?

○廣瀬常務:
今現在、まさに豊田さんがおっしゃったとおり、総額いくらになるのかというのが、正直なところわからない。いろいろな数字が飛び交っているが、本当に正直なところわからないというのが正しい所だと思っている。従って何処までなら私どもで負担できるのか、何処まで以上超えてしまうとできないのか、というのは今現在で申し上げるのはなかなか難しいと思う。

○読売豊田:
経営にとっての大きなリスクという認識はあるか?

○廣瀬常務:
勿論金額がすごく膨らめば、自ずと限界はあるし、ましてはキャッシュ面では、今、それすらも出来ていない状態で、賠償費用は機構からお借りしているわけだから、そうしたリスクは大きく存在すると思う。

その上でそれが明らかになってきた時にどうした対応をして行かなければいけないかということが、明らかになればそうした対応を考えていかなければならないと思う。

○読売豊田:
勝俣会長の経営手腕についてだが、10年近く会長、社長をつとめてきてその経営手腕に対する評価をお願いする。福島原発事故の責任とか、あるいは事故後の対応とか、そういったことに対する評価もお願いする。

○廣瀬常務:
ええ、あのう、得に、この1年2ヶ月の間、側でずっと仕事をしてきて、ええ、まあ、割と近くで見ていた訳だが、色々批判はあろうかと思うが、先ずはぶれない経営者だとは思う。勿論、なかなか評価については、ええ、難しいと思うし、勿論もう少し時間が経ってからの評価というのが、寧ろ正しいのではないかと思うが。

# まだ常務なのだ。いっていいのかな、いっていいのかな、、

かつ股の下で働いていた人間の目からすると、上がブレると下は大変やりにくいというのがあるので、そういう意味では、ぶれない、最期までぶれない、人であったと思っている。

# ぶれない浮世離れした一般常識のなさ

○読売豊田:
ありがとうございました。

○日経原田:
新しい会長につく下河辺について。廣瀬常務は経営改革委員会で下河辺委員長と顔を合わす機会もあったと思うが、今日、下河辺は二人で経営の舵取りをやっていくみたいなことをおっしゃったが、どのような印象を持っているか?

○廣瀬常務:
経営改革委員会でお会いしたのは確か4度ぐらい。確かテーブルを挟んで言葉をかわすことはあまりない会議なので、寧ろ、人となりについてなかなかまだ存じあげないというのが正直なところだが、

また、あの、この度、私どもの会長を引き受けていただいたことに関しては、正直なところ、大変な英断だったと思うし、ええ、ありがたい話だたお私自身は考えている。なかなか、報道されていることが事実かどうかわからないが、

なかなか、大変な仕事だというのは、あの、明らかですので、そうした仕事を引き受けて頂いたことについては、東電としてはほんとうに有難いと思っている。

○日経原田:
下河辺さんは差h超選びの段階で全常務と面談をされたと。その面談された時の廣瀬常務の下河辺の印象はどのようなものだったか?

# 面接官に面接官の印象どうだったか、きいてあんた答えられる??

○廣瀬常務:
比較的後のほうだったと確か記憶しているので、ええ、あのう、世の中の常として前のほうの人に何を聞かれたというのを聞きますので、ええ、そういう意味で葉予習はできておりまして、ええ、それが良かったのかもしれないが、

# ちょ、何喋ってんのこの人。前に面接受けた人に、どげやった?どげやった??ときいたん?

あのう、まあ、わりと、なんというんでしょうか。東電に入社した動機は何かといったような、あのう、本当に、これは私だけではなくて、予習の過程でもそういうことが明らかになった訳だが、比較的差し障りの無いと言ったら変だが、東電をどうしていきますか、みたいな話ではなかったわけです。

そういう意味では比較的おしゃべりという形で、私はやらせて頂いたので、緊張することなく、最初は緊張していたが、わりと、こう、あのう、自由に発言させて頂いた。そうした事ができることなんだな、と思っている。

○日経ムルイ:
社長の内定は、昨日、勝俣と西澤から言われたと言っていたが、下河辺さんからは何かしら言われたのか?

○廣瀬常務:
先程の話しの面接の中では全くその様な印象は受けなかった。

○日経ムルイ:
昨日言われてから、下河辺さんとコミュニケーションは取ったのか?なにかしら。

○廣瀬常務:
今後の事について相談させて頂きたいという事を短い時間だがさせて頂いた。

○日経ムルイ:
電話で挨拶か?

○廣瀬常務:
お会いしたが、そうした挨拶に少しプラスぐらいのところだ。

○日経ムルイ:
そうすると今日お会いしたんだな?

○廣瀬常務:
昨日です。

○日経ムルイ:
あ、失礼した。今日の役員人事についてのペーパーを確認したいが、先程、廣瀬さんが言っていた委員会設置会社の移行に伴い、これから代表執行役という物をこれから作っていくと思うが、一部報道だと代表執行役は下河辺さんがつかずに、東電側の廣瀬さんがつくとあるが、それは正しいのか?

○廣瀬常務:
質問の意味は下河辺さんが取締役と執行役を兼務されるかという質問か?

○日経ムルイ:
俗にいう一般企業で代表取締役にあたる代表執行役というポジションに下河辺さんは就かれるのか?

○廣瀬常務:
直接本人に確認する必要あると思うが、代表取締役会長とお聞きしている。

○日経ムルイ:
そうすると新体制になった場合、俗に言う、CEO、最高経営責任者は下河辺と言う事で良いか?それとも廣瀬さんなのか?執行のトップとして。どちらなのか?

○廣瀬常務:
イグゼグティブをどのように理解するかによると思うが、CEOというものがあるのであれば、オペレーションの方は私なんだと思う。

○日経ムルイ:
そうするとCEOが下河辺で廣瀬さんがCOOという理解でいいか?

○廣瀬常務:
そこまで下河辺新会長と話しをさせて頂いていないので、そのへんも含めてしっかりと役割分担を話させ知多抱きたいという話をまさに今、申し上げているところでございます。

○日経ムルイ:
先ほど発送電分離とか、電力システム改革絡みの質問が出ているが、戦後60年以上、今の旧電力と重電力とかそういう体制が続いているが、まあ、今回の地震で、まあ。システム自身に、まあ、問題があるんじゃないかと異声があり、見直ししましょうという話も出ている。廣瀬さんからみて今の体制はベストだと。やっぱり見なおす必要がある、どっちのお考えか?

○廣瀬常務:
いわゆる電力システムということでの質問か?

○日経ムルイ:
戦後から続いている旧電力体制とか、垂直一貫とかそういう体制、今までベストだと前の清水社長とか勝俣会長が言っていたと思うが、そういう考え方というか、そういう発想を改めて、もっと柔軟に変え抵抗とか、申請東電としてある種、まあ、なんというんですか。先行してやっていこうとか、そう言う考えはあるのかなぁと。それを確認したかったんだが。

○廣瀬常務:
★ちょっと生意気な言い方かもしれないが、あのう、これまでのベスト発言は寧ろ、その、まあそれがいいんだから、それについての議論は不要だというようなニュアンスがあったかのように思う。

ただ、今こういう状況で、優れて東電の原因でこうした状況が繰り広げられているわけだ。で、その中で色々な皆さんが、色々なご意見を持って、色々な可能性について、今、盛んに議論が展開されているという状況だと思う。

それはそれで一ついい事だと思うし、その上で、あのう、よりよい解がもし見つけられるのであれば、そうした議論は妨げられるものではないと思っているが、議論の中で寧ろ、今のがダメなので絶対変えなければいけないというのを目的化するという議論も、また、如何かなとは思うが。

これまでの仕組みがいいから議論はしないというのも、また、如何かなと思うので。そういう意味では、今、まさにそう言う議論をさせて頂いて、そして我々の中でそうした議論の中で我々も当然主張して行かないといけないと思うし、我々はやはり、それなりに60年やってきているというノウハウも専門性もそれなりにはあると思っているので、当然、議論には参加すべきだと思っている。

先ほどの日経ムルイさんの質問で、委員会設置会社は、私が下河辺さんに確認しなければいけないと申し上げたが、基本的には取締役と執行役というのは、それぞれ別ですので、あのう、そこはちょっと誤解のないようにして頂ければと思う。

○日経ムルイ:
代表権は持たないと?

○廣瀬常務:
代表権を持つか持たないかは分からないが、取締役としての下河辺会長と、執行役としての役目をされるか、されないかということで私は答えたつもりだが、ちょっと代表については正直異って分からないが。

1:10:10

○司会:
それでは申し訳ない。かなり手を上げて頂いているが、1時間を過ぎたので後二人ぐらいでと思う。取り敢えずそれでは前の方。

○フリー畠山:
廣瀬さんは冒頭、会社の中を変革し、1日でも早くお客様や社会の皆様から東電も変わってきたなと思って貰えるようにしたいとおっしゃった。廣瀬さんご自身は具体的に東電のどこが一番悪かったと認識されているか?

○廣瀬常務:
ええ、あのう、敢えて誤解を恐れずに申し上げれば、悪気はないんですが、我々が一番よく知っていて、我々がベストの解を提供するから、黙ってその通りやりなさいと言う、事なんだと思う。それで多分、今のお客様というか、消費者の方々の満足が得られないのだろうなと。先程申しましたようにAしかありませんではなくて、AとBがあった上でお客様がAを選ばれると。結果は同じなのかも知れないが、だいぶ違うんだろうなと思う。

○フリー畠山:
例えば代表取締役以外の取締役10人の報酬だが、福島第一原発事故後には半減し、1人当たり、年間1,500万円になっているかと思う。これについては妥当だったとお考えか?

○廣瀬常務:
こうした状況を引き起こしておりますので、個人的に私は常務だったので、ええ、4割は頂けましたので、西澤社長を始め副社長は1年間、ついに全く無休で仕事をされていたのを横目で見ておりましたんで、もう、本当にありがたいなあと思っておりました。

○司会:
(長谷川)はい。それでは申し訳ございません。最後にして頂きたいと思います。よろしいですか?はい。はい。それではすいません。もうちょっと進行させて頂きます。

# 西澤とは違うのだよ!西澤とは!!(by らんば・らる)アテテサシアゲロ

○TBSなぐち:
国の責任について考え方を伺いたい。先程、原発について国のエネルギー政策にそってやって今後もいくという応えが先程あったが、福島の事故についてそこでは当然国の政策でやったわけで、賠償や廃炉は東電が責任を負う事になっているが、それに関して国の責任について度いうふうに考えているか?

○廣瀬常務:
これは原子力損害賠償法という法律に基づいて、今。我々が賠償、あのう、行っていいるわけです。で、そこの中には三十一項の但し書きというのがあるが、一方で十六条でしたか、1年以上前になるので十六条だったか十七条だったか定かではないが、国が必要な支援を行うという条項もある。

従って私どもはそこの中で取り組んでいるという事で、当然、法律ですのでここまで大きな災害が起こるという事まで予見した上で法律が出来ていないのではないかという意見もあり、原子力損害賠償法そのものを見直す事も付帯決議で決められたところであるので、そうした今後の話しもあるが、今、まさに私どもが行っているのはそうした法律に則った上で、国にも必要な措置をして頂くという中でやっていると考えている。

○TBSなぐち:
具体的に賠償とかは色について、国が一部支払いを変わってやるというか、そういったことについて必要だと廣瀬社長はお考えか?

○廣瀬常務:
まずは昨年の今頃だが、いろんな議論があった中で私どもとしてはとにかく福島の被災をされている方にどうやったら何らかの手立てが出来るのだろうと、かっこ良すぎるかもしれないが、優先したつもりである。

そこで誰の責任だとか、どれがどうやるんだとか、やってる場合よりもとにかく、これだけの大きな沢山の方々の賠償を色々叱られながらでも、なかなかやっていくというのはそんなに簡単なことではないのも事実だ。

現在、1万3000人ぐらいの人間が取り組んでいるが、そうしたことをやっていくとうのも大変なことだと思っている。従ってとにかく、それをどうやって進めるかとうことを優先したということで、勿論、法律的な議論もあるし、これから見直されることについても、当然、私どもとしても意見を言わせて頂く機会があれば、言っていきたいと思っているが、今はまさにそうした取り組みをやっているということで理解頂きたいと思う。

# 原発を導入して保身優先の欠陥だらけの法体系を気づいてきた政治家たちが、説明はおろか、何の責任も取らずに、のうのうとしていることが許せない。

○全国佐藤:
大きく2点お願いする。原発再稼動について広瀬さんはレベル7の事故を起こした事業者が原発を再稼働させて国民が納得すると思うか?

○廣瀬常務:
先ずその質問にお答えしたいと思う。勿論、ハイそうですかといって頂けることはないと思うので、再発というか、どうした防止策というのをしっかりとって、ええ、皆さんの安全なりが確保できたということをしっかり理解いただかなければいけないと思っている。

○全国佐藤:
国民が納得してから再稼働させるということか?

○廣瀬常務:
当然、地元の了解を頂かないと再稼動は難しいと考えている。

○全国佐藤:
地元の範囲とはどのへんまで考えているのか?

○廣瀬常務:
あのう、今私どもが安全協定なり、そういった物を結ばさせていただいているところでご理解頂くことが、とにかく必要だと思っている。

○全国佐藤:
例えば30km圏内のところとかはどうか?

○廣瀬常務:
単純に距離で云々ということで、その中で一様なのか、と言うことは議論があると思うし、少し、なんというか皆さんの議論も伺いながら、それについては決めて行かなければいけないなと思う。

○全国佐藤:
では次の質問だ。料金の値上げ手について。保証も不十分、放射能を無主物だと主張し、情報公開、情報提供も不十分で、第一、国民から信用されていない状況で値上げをして良いと思っているか?

# オブラートなしのストレートな質問できるのは、記者クラブ以外の記者だけ。情報得られるのもネットだけ。テレビ新聞もういらなぁ~い。

○廣瀬常務:
値上げは出来れば避けられるのがベストだと思うし、客からみて値上げをうぇるかむと思われる方は恐らくいないと思う。従って本当にお申し訳ないく思うし、それだけの負担をしていただくためには、私どもの身を切る合理化をしっかりやって行かないといけないし、何より、そうした両方を含めて、値上げ位をしなければいけない理由、それを少しでも少なくするための、我々の合理化、努力、両方をしっかり説明して理解頂くしか無いなと思っている。

○全国佐藤:
そもそもこの原発事故の影響で火力の燃料費がかさんで値上げせざるを得ない状況だとおもうが、そうであれば原因を作ったのは東電なのに、それを利用者に負担させるのは道理に合わないと思うが、どう考えているか?

○廣瀬常務:
もとより我々は電気料金の色々批判があるが、総括原価方式という方式の中で決めた電気料金の中で運営させていただいている。従って安く作れれば安くなるし、値段が高くなってしまえば、そのぶんの負担はいただかなければいけないという仕組みになっている。

そこで、今現在、発電単価は原子力のほうが圧倒的に安いので、それが突然無くなってしまったということになれば、そのぶんの負担が生じてしまうということは避けられないということろだと思う。それをどう丁寧に説明していくか、ということだと思う。繰り返しになるが。

○全国佐藤:
では、十分に説明し終わった後で値上げするとか、そう言う考えなのか?

○廣瀬常務:
電気を万一お使いいただいているし、その分、電気を発電しているので、ええ、本来であればおっしゃることなのかもしれないが、一報で、万一、万一、あの、火力発電所をフル稼働させているという事実もあるので。そこは我々もしっかり努力をして、早く理解を頂くように一生懸命努力するし、ご理解についても一生懸命説明させて頂きたいと思う。

○フジTVしまだ:
社長人事がなかなか決まらず、色々紆余曲折があったのかと想像するが、今回、廣瀬さんに決まり、廣瀬さんご自身は一体なぜ自分が選出されたのか、これまでの手腕や性格、その他も含めて自分が選ばれた理由をどのように考えているのかを説明頂けるか?また、これまでの経営陣と自分が違うところはどこか教えて欲しい。

○廣瀬常務:
これは正直言ってよく分らない。ええ、比較的東電の中では、選ばれた理由はわからない。東京電力の中では、私は色んな部門を経験させて頂いており、比較的珍しいケースの人間だ。そうした事が少しでも今後に役立てばいいなと思っているし、

色々な部門で仕事をさせて頂いたので、それぞれの部門にそれなりによく知っている人間、一緒に仕事をした人間というのがおりまして、ええ、それは、今後にも、あの、一緒にやっていく上で先程言ったように色んな部門の意見を総合的にという下りのところだが、

そこで少しでも役に立てればいいなと思っている。本当に貴重な、なんというか、ええ、人材なので、あのう、一緒にやっていきたいなと思っている。

○新潟日報 前田:
柏座刈羽原発の再稼働についてだが、県が求めている福島事故の検証をしっかりやると先程言ったが、それは社内事故調査の最終報告を示す事で理解を得たいという意味で宜しいか?それとも他に何か検証をしっかりやると言うのは、何か意味合いがあるのか?

○廣瀬常務:
私は詳細には存じ上げていないが、県の技術委員会等々で、必要な事を是非、色々議論して頂いて、私どもも積極的に協力する形で、あの、やれる事は何でもやらせて頂きたいという意味だ。

○新潟日報 前田:
先程からも声が上がっているが、事故を起こした東電が原発をまた動かす事について、地元でも不安がかなり上がっている。そうした柏崎刈羽立地地域に対して、今後、不安を払拭していくためにどのように向き合って怒れろ考えか?また、そう言った柏崎刈羽へも、社長自ら足を運ばれる考えはあるのか?

○廣瀬常務:
具体的に今、どこをどうしたらご理解が頂けるか、あるいはそうした不安を払拭出来るか、あの、正直わからないが、そうした事はまた、皆さんの声を聞くなり、あのう、各方面の意見なり要望があれば、それを一生懸命それに応えていくという事だと思うし、そのためにも是非、足を運ばせて頂いて、あの、そう言う機会があの、持てればいいなと思っている。

○日刊工業新聞大橋:
社長を受諾された背景について。社長職に関して言えば、先程おっしゃったように今の社長は1年間報酬なしであり、且つ、非常に激務であり、且つ、ええ、今回の役員異動により半分ぐらいの役員ぐらいはほぼ退任になると報道されており、ご自身の選択として、ここでいっそのこと退任してしまおうという事も考えられたと思うが、その中で敢えて、こういう厳しい職に身を投じようと思われた、決断された理由をお聞かせ頂けるか。

○廣瀬常務:
まあ、あんまりかっこよく言い過ぎるといけないが、ええ、賠償を担当してきたので、福島の方々の状況を鑑みるに、今おっしゃったような事は全く考えなかったし、個人的な話しだが、私はどちらかというと、かなりだが、東電の事を好きなので、今、この状態のままで東電をほっぽり出すというのは耐え難いというのも一つ思いとしてあった。

○日刊工業新聞大橋:
先程、下河辺さんとの面談の中で志望動機を聞かれたというふうにおっしゃったが、それにどのようにお答えになったのか、ご披露頂けるか?

○廣瀬常務:
これは入社の30何年前の話しだが、私は昭和51年の入社でオイルショックの後で就職が厳しかったときで、就職精度が変わったが、東電が愚直に新しい7月1日 面接解禁、10月1日内定というルールを守っており、私は5月ぐらいから動き出したときは、他の会社は進んでいたという事実が判明して愕然として、まだちゃんとやっている東電が残っていたので、そうしたご縁もあり、勿論、公益的な仕事をやっていくという事で、それなりに魅力は勿論あったが、そうした精度に救われたというのが、正直なところありまして、そう言った話しを下河辺さんに話させて頂いた。

○日刊工業新聞大橋:
最後に確認だが、勝俣会長と西澤社長はもう6月以降は、完全に退任されて、顧問制度はないでしょうが、相談役にも付かず、完全に東電を離れる、そう言う理解で良いか?

○廣瀬常務:
正式に決めてはいないが、今、おっしゃった精度はもうないので、その中で、あの、判断されるのだと思っている。

○日刊工業新聞大橋:
ありがとうございます。

○司会:
それでは今日の会見は終了する。長時間にわたりありがとうございました。

○廣瀬常務:
ホントに引き続き今後とも宜しくお願いする。一生懸命頑張るので。



~ 終了 17時30分 (1時間予定 → 1時間30分 サービスサービス♡)


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