2012年5月2日水曜日

平成24年5月2日(水) 経産省 保安院 定例ブリーフィング~ さよなら吉澤広報課長、JNES5台のパソコン情報漏洩の疑い、蒸発濃縮装置からの漏洩 保安院評価を発表、他

平成24年5月2日(水) 経産省 保安院 定例ブリーフィング 16:00~

保安院ブリーフィングや統合会見で司会を務めた広報課長吉澤氏が5月1日から人事異動。 広報アドバイザリー・ボードで「広報活動の課題と今後の取組について(案)」を中心的にまとめていたと思うのだけど。

何処に言ったか不明。質問する記者おらず。4月26日の報告で前向きな説明もあっただけに、また、おかしな圧力が働いたのと違うのかと勘ぐってみたり。個人的には唯一保安院でこの人、仕事ができそうだ、と思えた人物なので残念。

■JNES情報漏洩の疑いについて質疑まとめ
JNES報告の部分で配信が途絶えたので気になった φ(`д´)メモメモ...
  • 5月1日18時頃 JPCERT/CCからの指摘で発覚。
  • 4月11日~5月1日までのログで1回200バイトのデータが約1000回送信されていた。
  • 4月11日以前のログはまだ調べていないので、もっと前から送信されていたあった可能性。
  • 5台は同一セグメント上にある。他にも接続されているPCはあるがログから5台と推定。
  • クライアントPCのマルウェア、ウイルスはまだ特定できていない。
  • 特定のサイトに送信されていたという200バイトの内容は確認できていない。
  • パソコンは何れも一般的な業務を行うもので核防護上重要なコンピュータはネットワークが隔離されており影響はない。
  • どのポートを使って通信をしていたかもわからない。(一体の何のログ?)
  • 通信先のサイト(ip)は存在しているが素性を示すサービスは公開してない模様。
  • 警察には通報したが事件性があるのか、何が漏洩したのかわかってからにしろと。当たり前。

とりあえず 昨日の18時発覚、今日の発表。で、したことはログを確認して通信先であるIPにデータを送っていたのは5台を特定。クライアント側でパスワード変更。当該サイト(恐らくIPの方向の通信規制) 調査委には外部の専門家に依頼する必要があり、結果が分るまで2~3週間みている。相手先が被害者でJNESが加害者の可能性あるし。だとしたらひどい話。






JNES




人事異動のお知らせ

○保安院佐藤:
人事異動のことについて。これまで司会は原子力安全広報課長 吉澤がやっていたが、昨日5月1日付で私が後任、佐藤といいます。

着任したので今後は私が司会をさせて頂きたいと思う。前職は福島の原子力災害現地対策本部で住民支援の仕事をしていた。以後よろしく。






プラント状況

○森山対策監:
本日、一部資料が届いていないが、蒸発濃縮装置から昨年来漏洩があり、それに対し周辺への影響評価と言う事で、本日、評価を取りまとめている。(http://j.mp/JdXU5M)

プラント状況。福島第一は連休中であり大きな作業は行われていないが、週末から少しトラブルが発生している。手元に写真を2種類。一つは東電が昨日配布した写真。、もうひとつは保安検査官が撮影した写真だ。

# 保安検査官が撮影した写真ってどこ?

滞留水を処理後の蒸発濃縮装置から出てくる塩分の濃い濃縮廃液を貯めるタンクがある。このタンクのベント配管、空気を抜く管だが、そこから水が漏れていることをパトロールで確認。

4月29日の16時20分頃。その後、漏えい水を受ける容器を設置し、保安検査官撮影といった写真の方に、水受けバケツだが、そのバケツを設置し、その弁とラインにホースを繋いでライン内の水抜きをし、同日29日の19時10分頃に漏洩が停止したということである。

それでタンクそのものだが蒸発濃縮装置そのものは動いていないので、追加的にここに水を送ることはない。

(http://j.mp/JADYeb)そこで東京電力の資料2枚目の紙に構造図があるが、マンホールの蓋を開けたところ、4月31日と書かれた紙に移送前、移送後とあるが、このマンホールの所まで水が満杯であったということである。

その後、タンクがいくつか並んでいるので、この水を少し他のタンク併走して、移送後は1mぐらいか、少し水位を下げた状況にある。現地の状況だが、保安検査官も確認しているが、特に側溝というか、外部への影響は見られなかった。

この保安検査官が撮影した最寄りの側溝にも水は流れていなかったということだ。従って外部への影響はないと考えているが、原因については調査中。東電は水の膨張といっているが、膨張して盛れる状況だったのかどうかも含めて調査検討していると言う事だ。

この水が溜まっているタンクがいくつかあるので、当面の対策として、このマンホール水位を定期的に確認し漏洩を防止し、当面は監視していくということだ。漏洩の件は以上。

その他 作業状況含めたプラント状況だが、本日1号機タービン建屋から2号機タービン建屋へ移送。2号機は現在移送を停止、明日から移送を再開する予定。水位を見ながら5月3日から移送開始する予定。

3号機塩分除去装置は現在運転中だが、3号機の塩分除去装置はRO装置と電気透析の2つの装置組み合わせているが、電気透析側が異常で停止しており、RO装置だけで塩分除去している状況。3号機の滞留水だが現在、高温焼却炉建屋に移送継続中。

4号機塩分除去装置も4/27から運用開始したが 5/1と本日5/2に 2回停止している。これはRO膜使った装置だが、ROを出た後のタンク水位が高くなるという事で5月1日、2日に2度にわたって自動停止。現在も停止中で原因調査中。

なお冷却そのものに影響はない。トレインチ水溜まり 2号機取水口側ピットの滞留水、既に移送してピットはコンクリート打設を4月29日に終了している。3号機にも同じような箇所があり、連休明け5/7から作業にとりかかる予定。

プラントパラメータ 注水状況は安定。本日11時現在 1号機 給水系 4.3m3/h CS系2m3/h、2号機 給水系2.9m3/h CS系5.8m3/h、3号機 給水系2m3/h CS系 5m3/h。

格納容器内水素濃度 1号機 0%で変化なし。2号機が A系0.54% B系 0.53%、4月は概ね0.2%だったので上がっており、ここ1日ぐらいは 0.53~0.54%で安定して上昇が止まっているが、上昇した原因はわからない。

この2号機についてはガス管理システム導入した当初、最大 0.6%ぐらいまで上がっているが、その後、窒素封入装置が止まったり、いろんな状況で上下はしているが、4月は概ね0.2%前後だったが、4月末から少し上昇している。

ここ1~2日は変動していない。0.5%程度で安定しているが、もう少し状況見たいと思っている。使用済燃料プールの温度 11時現在 1号機から4号機順に 20℃、22.7℃、21.3℃、30℃。プラント状況は以上。




高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について

○森山対策監:
本日2週類資料を配っている。水処理週報45報(http://j.mp/JdXOuI) いつもの通りだが、3枚目に5月1日現在というのがあり、備考欄4行目にセシウム吸着装置の稼働率が8.7%ということでかなり低くなっているが、

現在、キュリオンは4月26日から 5月7日まで停止しているので、低い稼働率となっている。今後の1週間についても7日まで止めるので、キュリオンについては、今後一週間の稼働率は8日だけということで5%、1日だけということになる。

最後のページにシミュレーション結果をつけているが、一番下に濃縮塩水タンク容量と貯蔵量ということで7月中旬から貯蔵量が少し上がっているが、今、角型タンクを大容量の丸型タンクに置き換えているということで、それにより貯蔵量が増える、というところである。これについては以上。




濃縮装置からの放射性物質漏洩に関する評価結果

○森山対策監:
それでは濃縮装置からの放射性物質漏洩に関する評価結果について報告する。この件は1枚目に経緯が書いてあるが、昨年12月4日に蒸発濃縮装置からの漏洩が発生し、一度12月8日があり、その後、中期的安全確保の考え方の意見聴取会で中期的な対応を追加で求めたと。

更にその12月13日に情報濃縮装置空の漏洩があったということで、その対策を取るまで蒸発濃縮装置の一部使用停止をしていたということである。対策そのものについては今年の1月31日に報告があり、その内容は概ね妥当としていたが、

周辺への影響については、特にβ核種、ストロンチウムの評価ということもあり、評価結果が4月13日に出てきたと。それについての評価を行なっていたということである。その裏のページに報告書の外洋と書いてあるが、東電からの報告では、

~1分消失~ 発電所への影響はあるものの、北エリア範囲も限定ということ。それから12月24日 ~消失 音飛~ 保安院の評価、東電の評価の考え方だが、昨年漏洩した水はベータ核種を含んでいると言う事で、

その水の性状、含まれている放射性物質の内容というものを踏まえた上で、全β、あるいはストロンチウムと言うことを中心に分析を行なっているということ、それから海水サンプリングの範囲も20km圏内ということでかなり広範囲にやっているということで、手法そのものには問題がないと考えている。

次の2ページ目(http://j.mp/KqgpT9)の影響だが、モニタリングの結果から海水中の放射能濃度の上昇ということは、基本的には福島第一の周辺に限られているということ、それから昨年4月、5月に漏洩した際の放射性物質の濃度、量から比べても ~約1分消失~ 4ツ目に今後の対応だが、再発防止策については下に書いてあるが、現在行なっているものがいくつかある。

一つは建屋というか仮設の建屋の堰の繋ぎ目とか、コンクリートと堰の間とか、コンクリートの継ぎ目の点検、補修、こういったことは既に終わっている。コンクリート製床面の防水塗装、

~2分30秒消失~

JNES ★「プレス発表 機構内パーソのあるコンピュータのマルウェア(不正プログラム)感染の可能性及び外部サイトとの意図しない通信について



質疑

○森山対策監:
ちょっと、JNES からありますので。企画部長の野口の方から。

○JNES企画部長 野口:
5台のパソコンだが、使っていたのは私どもの1人は総括惨事だ。もう一人は技術顧問、もう一人は人材知識管理推進室の職員が1人、検査部職員が1人、耐震安全部の職員1人、以上5名のパソコンだ。

○読売高田:
検査部と耐震安全部の職員の方のパソコンがあって、それでもPP上問題無いとされているが、

○JNES野口:
核物質防護のPPの関係はまた別の部屋できちんと管理された形でやっているので、今回は関係ない。

○読売高田:
流出というか感染が確認されたというのが昨晩か?

○JNES野口:
そうだ。昨晩だが、外部の機関から私どものパソコンについて外部のサイトとの通信が行われているという可能性がありますよと言う連絡があり、それに基づいて至急、私どもの報で調査を行ったというものである。

○読売高田:
外部のサイトと通信が行われているというのは、外部からリモートで動かされているという事か?

○JNES野口:
今のところこちらから外部の報に通信が行われたというのは確認されているが、逆に外部のサイトから何らかの形でこちらに情報が送られてきたり、色々な形での指示が行われたりとか、そう言ったことは今のところ確認されていない。

# 「外部に乗っ取られた確認はされていない」でいいでそ。

○読売高田:
5台だけが感染しているという事で、5台(のパソコン)はどんな関連なのか?

○JNES野口:
この関連については不明の状態だ。これから詳しく調べていく必要があると思っている。

○読売高田:
例えばお互いにメールでやり取りしているとか。

○JNES野口:
職員なのでメールのやり取りはあると思うが、それぞれバラバラの部室なので、それぞれ業務上、何か関連があったという事ではないように感じている。

○読売高田:
資料の流出は確認されていないというのは、理解として流出は現時点でしていないと言うことか?

# 1台をきっかけに5台の感染が発覚したのか、それぞれ5台が同じウイルスに感染していたのか、5台はネットワークで繋がっていたのか、バックドアの痕跡はないのか、ちゃんと説明できる人をよこせよ。(とおもったら何もわかってない状況ですた)

○JNES野口:
通信が行われたという事は確認されているが、底でのやり取り、通信料のデータを見ると1回当たり200バイトぐらいだ。非常に少量であり、それが何回か通信されているわけだが、1回の量が非常に少量という事で、資料、あるいはファイルなど大量に流出した、という事ではないのではないか、と考えている。

○読売高田:
マルウェアは現時点で特定されているか?BOTとか、RATとか。

○JNES野口:
まだ特定されていない。

○読売高田:
ああそうですか。後、このような不正プログラムの感染は今までにJNESの中であったのか?

○JNES野口:
ウイルスに感染したケースはあった。ただ、こういう形で外に何らかの形で情報がでる可能性があったというのは、これまではなかったのではないかなと思う。

○読売高田:
最後に野口さんと森山さんに。これらのことが起きた事についての所見を教えて欲しい。

○JNES野口:
これまでJNESでこういった外部からのウイルス感染など対策を取ってきたところだが、今回の件があったので、

○読売高田:
本件についてよく原因究明を行って更に対策を万全に敷きたいと思う。

○森山対策監:
先程申し上げたように状況の確認、原因究明と言うことを求めているので、先ずはその報告を持って対応を検討したいと思う。以上だ。

# 楽な保安院。

○森山対策監:
この件でJNESが来ているので、あれでしたら、今の件で質問があれば受けたいが。

○東京新聞 鷲野:
最初の外部との連絡状況をもう少し詳しく教えてくれるか。

○JNES野口:
外部の状況というのは通報があったという事か?

○東京新聞 鷲野:
その時と最初はどういう情報が外部に連絡を取っているというのは、ようはどういう行為が確認されているのか、というのをもう少し詳しく教えて貰えるか?

○JNES野口:
先ず情報については外部の機関から、保安院にもそうだが、私どもの報に通報があった。それから私どもの報で調査を行ったという事で、外部に通信が出ているかどうかについては、インターネットに接続するところの機械がある。

そこを通ってインターネットに接続されて情報が出ていくが、そこのログを確認した。その結果、通信が行われていると言うことである。

# 委託して外部からログ監視してもらっているのか。特にGW中とか長期休暇は狙われるから、見張る側も警戒しているわけでして。

○東京新聞 鷲野:
会社自体は休みか?業務自体は。

○JNES野口:
意や業務は通常通り行っていた。

○東京新聞 鷲野:
その5人のパソコンは起動していたのか?

○JNES野口:
昨日か?

○東京新聞 鷲野:
はい。

○JNES野口:
休みの人もいた。起動していないのもあったし。今回の漏洩があったのは、最初は外部機関から通報があったのは、昨日、そう言った外部への情報通信があったという事ではなくて、4月25日頃にそう言ったことがあったという通報をうけた。

そこで4月25日を先ず確認したという事である。その少し前後の日についても確認したという事であり、それで5台が特定されたという事である。

# 内側のポート規制は行ってないのかな。必要最小限の限られたサービスしか利用出来ない、と言うほどクライアントのネット利用に対してはガチガチに規制はかけてなさそう。

○東京新聞 鷲野:
今のところ、要は通報は昨日だな?

○JNES野口:
通報は昨日だ。

○東京新聞 鷲野:
4月25日から何日ぐらいの範囲の間にと言うことなのか?

○JNES野口:
現時点で調べが付いたのは4月11日以降から昨日までということだ。

○東京新聞 鷲野:
昨日までの間に継続して、連続してと言うことなのか?

○JNES野口:
★パソコンによってはそうだ。何回かそう言った情報の通信があったという事だ。

# 4月11日に外部へ送信されていた痕跡があり、外部の監視機関から指摘を受けたのが昨日。定期的に送出されてるのであればパケットの中身見たら、漏洩があったかどうかは簡単に確認出来るのナ。

○東京新聞 鷲野:
そのパソコンが勝手に起動していて外部に接続しているという事何スカ?

○JNES野口:
勝手に起動するという事ではなくて、立ち上げて通常に使っている時にと言うことだと思う。そこはこれからよく調べてみないとわからないが、起動状態の時にそう言った通信が行われた。

○東京新聞 鷲野:
通信が外部にという事か?

○JNES野口:
はい。

○東京新聞 鷲野:
通信というのはメールみたいな物か。

○JNES野口:
メールではない、ですが、まあ、先程もうしあげたある情報が送られているという事で、先程申し上げた通信量は200バイトぐらいという事だ。

○東京新聞 鷲野:
外部機関とはどういう機関か?

○JNES野口:
一般財団法人である。こういったウイルスなどの色々な検知とか情報をまとめて情報提供してくれたりとか、そう言った機関だ。

# ヘッダ含め短いメールぐらいの情報量。画像は送れない情報量。暗号化されてなければ何を目的にしているかは直ぐにわかると思われ。

○東京新聞 鷲野:
そこから情報が。それはサイバーパトロールみたいな事をされているという事か? 民間の財団法人が。

○JNES野口:
そうだと思う。私も詳しく財団の中身は知らないが、

○東京新聞 鷲野:
通報があったのは昨日の何時頃か?

# 外部の監視機関ってJPCERT/CCのことでした。http://www.jpcert.or.jp/ir/#csirt かJNESとどういう契約関係にあって発覚したんだろ。その通信先からJNESから攻撃受けているとCSIRTに通報があった、ということだったりして。であればJNESが加害者に。

○JNES野口:
昨日の18時少し前だったと思う。18時頃。

○東京新聞 鷲野:
警察の報には相談している?

○JNES野口:
はい。警察にも連絡している。

○東京新聞 鷲野:
警視庁になるのか?

○JNES野口:
警視庁になる。

○東京新聞 鷲野:
警視庁のどちらの?

# サイバー犯罪対策課でしょうな。http://www.npa.go.jp/cyber/

○JNES野口:
えっと、どこに連絡したかちょっと今は、あの、知らないが、警察のほうからはよく状況調べて、事件性があるか、ちゅうことが多分、その、警察の方の関心だと思いますので、ええ、よく調べて下さいと言うことは言われている。 

# そら言われるわ。外部に正体不明のパケットが流れている程度の段階で通報したのかよ… (;゚Д゚) セコムから警報なったと連絡あって「なんか、どろぼーが入ったと思うんです。何が盗まれたかわかりませんが」 と110番という状況。んでもって今プレス( ゚д゚) ヤルナ JNES

○東京新聞 鷲野:
JNESの方から通報された?

○JNES野口:
はい。はい。

○時事神田:
確認された5台だが、これはログから通信記録、通信があったというのを特定したのが、5台。

○JNES野口:
そうだす。

○時事神田:
これは同一LAN上に乗っているものか?

○JNES野口:
同一だ。

○時事神田:
それ以外に同一LAN上に接続されている、、

# 同一セグメントに何台のPCがあるのかな。クライアントを一台一台調べたのか、ゲートウェイ側に設置されているファイアウォールのログから問題のIPへ送信したクライアントを割り出したのか。多分後者。ログって何のログだろ。

○JNES野口:
あるけど、現在、ログを分析した結果では、この5台以外のパソコンについては通信はなかったというのを確認はしている状況だ。

○時事神田:
そのクライアントというか、PCの方はマルウェアらしき何らかの感染も検知されているということか?つまりログ上だけではなくてPCの方も。

○JNES野口:
そこは、まだ、実は、そういった、ウイルスなりなんなりというものを検知は、、、してません。ええ、これから良く調べていかなきゃいけないという状況にあります。

# なに今の間。まさか、クライアント側にアンチウイルス系のセキュリティーソフト入れてないとか。クライアント単位で内向きのファイアウォール関係のツール入れとけばブロックされて警告なり出ると思うんだけど。ここまではしてない?

一度、こういったウイルスの検知はやったんですけど、それは確認ができなかったという事で、もう少し詳細に専門的に調べていく必要があると考えている。

○時事神田:
ログの確認だが、4月11日以降、昨日まで調べたということなんだが、それ以前もまだ記録はあって、そこは調べていない?

○JNES野口:
はい。まだ調べきれていない。これからそこも含めて調べたいと思う。

# 先ずクライアント側のマルウェアとパケット内容の確認を優先して特定してから報告しても、と思うけど、しなかったらしなかったでなんでだよと言われるし。仕方ないかも。

○時事神田:
それとPCを使っている方の業務はPP(核防護)上の資料とか扱わな愛かもしれないが、このLAN上にPP上の資料と繋がっているコンピュータはあるか?

○JNES野口:
それはない。

○時事神田:
それは全く別のLANで分かれているというわけでいいわけだな?

○JNES野口:
はい。

○時事神田:
1回200バイトぐらいと言うことだが、概ね、どれぐらい回数としてそれがあるのか?

# 同一セグメントに核防護上、重要なコンピュータに繋がっているとしたら有り得ない事だけど、流石にそうではないらしい。

○JNES野口:
1000回とか、ええ、ええ、それぐらいはあったと。

○時事神田:
それは5台それぞれ併せて?

○JNES野口:
全部あわせて1000回ぐらい。

○時事神田:
はあん。どういうポートを使ってというのは?

○JNES足立:
まだ。

○時事神田:
ちなみにログ自体はどれぐらいから残っている?通信記録自体は。

○JNES野口:
どれぐらい残ってますかね?

○JNES足立:
JNES情報システムグループ長の足立だ。通信記録については1年間は保存してあるので。まあ、何処まで遡るかは状況にもよると思うが。順次遡りながら調査をしたいと考えている。

○時事神田:
通常、5台のクライアントマシンは一般事務と言ったらアレだが、ウェブの閲覧であるとか、メールであるとか、後、せいぜいワードとかでの文書作成とか、その程度という事なのか?

○JNES足立:
そうですね。基本的にはそこで、まあ、一部のソフトを使った数値の解析とかはやっているとは思う。

○時事神田:
あとUSBメモリ等の抜き差しであるとか、外部からのメールを開く際の何か手順上の決まりがあったり、それに抵触するようなことがあるとか、通常受け取らないような物を受け取った、差し込んだ、そう言ったことは今は確認しているか?

# 順番からいったらマルウェアを特定してから感染経路の特定でしょうな。

○JNES足立:
そこまでは確認出来ていない。

○読売高田:
今の時事の質問に関連だが、外部から情報を得たりとか、USBの取扱居着いてのルールはあるのか?あったらどういうルールなのか?

○JNES野口:
ルールは定めている。

○JNES足立:
先ずは特に禁止されるのはUSBメモリの所だと思うが、基本的には外部から入手したメモリについては、事前に登録の報に持って来て頂き、ウイルスのチェックをすると。これは手順化している。

それからデータの出す方法については、暗号化のソフトを使わなければUSBメモリにはかけない仕組みになっている。

○フリー木野:
★★確認だが、先程の外部の財団の名前は?

○JNES足立:
JPCERTコーディネーションセンターだ。(http://www.jpcert.or.jp)

○フリー木野:
被害状況の把握はいつ頃までにやる予定は?目処はある?

○JNES野口:
出来るだけ早くやりたいと思っているが、専門家の方々に少し協力を頂きながら詳細を調べていくにはかなり時間が掛かると聞いている。従って恐らく、2週間とか3週間程度は少なくともかかるかな、と考えている。

○フリー木野:
すると大きい物が出ていないと推定されているが、JNESの中でパスワード等の変更は全体でしたりはしたのか?要するに細かいパスワードとかいうものは、

○JNES野口:
個人のパスワードなどは変更している。

○フリー木野:
個人だけか?その5台の個人だけという事か?

○JNES野口:
それは全員のパスワードについては定期的に変更していくという事にしている。

○フリー木野:
パスワード以外にこれ以上被害を抑えるための対策は取られているか?

○JNES野口:
この当該サイトへの通信は遮断している措置をとったので、このサイトについては、既に通信がいかないという状況にしている。

○フリー木野:
当該サイトというのは特定されているのか?国内か?屋外か?

○JNES野口:
恐らくこれは国内か、ちょっとよく分らないですねぇ。

○フリー木野:
わからないというのは、まだサーバーがどこにあるか、というのがわからないということか?

○JNES野口:
サイトは特定されているが、まあ、どこのどういう物であるかはわからない。

# 通信相手がわかっても乗っ取られたボットかも知れないし。取り敢えずわかっている特定のipアドレスへの通信をフィルタリングしたってことかな。逆に相手先がJNESに攻撃されてるとJPCERTに通報してJPCERTからJNESに警告があったシナリオも。としたら通報者が激怒もの。

○フリー木野:
最悪いつ頃から出ていたと考えられるのか?推定みたいな事は出来るのか?11日以前の物はこれからログを調べるという事だが、最悪、いつ頃からというのは推定出来るか?

○JNES野口:
そこは今の段階ではわからない状況だ。

○フリー木野:
わかりました。

○毎日岡田:
この妨害サイトに5台で計1000回ぐらい接続したという理解で良いのか?

○JNES野口:
5台で計1000回だ。はい。

○毎日岡田:
情報通信というのは具体的に言うとサイトにアクセスをして、何かその後どういう動作をしていたのかというのはわかるか?

# パスワードの総当たり攻撃をこっそりJNESのPCの使って相手先に仕掛けているとか。はたまたJNESがDDOS攻撃の加害者になってるとか。そうだったら最悪だの。

○JNES野口:
その後はわからないです。

○毎日岡田:
サイトのアクセス記録だけが残っている?

○JNES野口:
はい。だけが残っている。

○毎日岡田:
具体的にどういう損害があったとか、ふぐ外が生じたということは今のところ確認されていない?

○JNES野口:
確認されていない。

○東京新聞 鷲野:
サイト自体がどういう物か、それ自体は見えているのか?

○JNES野口:
ええ、これ自体はわからないですね。

○森山対策監:
JNESの方にはまだ残って頂きますので、もし何かあれば後ほどでも結構だ。他の件で何か質問等あるでしょうか?

# 相手先が被害者でJNESが加害者、というシナリオもナキニシモアラズ。

○フリー木野:
古い話だが、去年の6月に3号機に初めて入域した際にスミアをやっているが、表面汚染の確認をしているようだが。動画を見ると。一度も発表されていないが、これの状況は把握しているか?

○森山対策監:
記憶が定かではないが、したような記憶はあります。どういう作業をするかは、かなりきめ細かく、まだ去年は勿論、分室もあって、現場と言いますか、東電と色々協議しながら作業していたので、そこは把握していたと思うが、今、どういう事だったか、結果が動だったかという所までは記憶にはない。

○フリー木野:
結果がどうだったかというか、結果を発表されていない。一度も。

○森山対策監:
そこはちょっと確認しないとわからない。

○フリー木野:
そこは早急に確認して頂けるか?

○森山対策監:
ああそうですか。はい。

○フリー木野:
お願いします。

○森山対策監:
一度確認をしておきます。

○フリー木野:
要するに表面汚染の確認は東電は今まで一回もやったことがないし、これからもやる予定がないという話をずっとしていて、3号機でこれをやっているということは、1号機から4号機まで当然やっているはずだと思うので、状況を確認して頂けるか?

○森山対策監:
はい。確認しておきます。やる必要がないということはないと思うので。何れにしても内部の除線等はこれから必要になってくるから、どういうタイミングかではきちっとやっていく必要はあると思うが、どういうふうに測定するか、ということだと思います。

○フリー木野:
お願いします。

○朝日 西川:
2号機の水素濃度だが、これはもう少し様子を見るということだが、このまま0.5%ぐらいがずっと続くと何らかの対応を取るなり、増えてきたら何らかの対応を捕ることはあるのか?

○森山対策監:
先ず4%以下とするということが原則としてあるので、これは何処のレベルか、というのはなかなか難しいところがあるが、概ね1%ぐらいを目安にもし超えてくるようであれば、例えば窒素封入量を増やすとか、供給量増やすとか、そういった対応を取る可能性はある。従って今のところはまだ0.5%ぐらいであれば状況を見ていく、ということかと思う。

○朝日 西川:
ストレステストに意見聴取会の日程が3回分入ったようだが、これは今後、どの剛気を見ていくというのは、もしわかれば教えてほしい。

○森山対策監:
まだ実際の意見聴取会でどの号機をかけるかまでは決まっていない。現在、ヒアリングを順次進めているので、もう少し連休ぐらいは、少し固まってくると思うが、★まだどの号機から具体的に意見聴取会で意見を受けるかはまだ決めていない。

取り敢えず日程を決めていると。取り敢えずどの回か分からないが、二次評価の今後の進め方等も含めて、また意見を頂く必要があろうかと思っております。

○朝日 西川:
二次評価の進め方だが、保安院として何らかの審査の手法なり、事業者がどういうふうに進めたらいいか視点みたいなものを何らかの形で文書としてまとめる事になるのか?

○森山対策監:
はい。一度、いくつかお示しをしてIAEAの指摘、それから安全委員会の指摘もあるので。確か一度、意見聴取会で議論いただいたことはある。どういった点を二次評価で追加的に、追加的といいますか、より具体的に実施していくべきか、

と言うことについての議論を頂こうと思っている。当然、そのための資料は準備するということになる。その上でどう扱うかは更に検討をしていく。

○朝日 西川:
二次評価は去年の末が提出期限だったが、今のところ、そういった保安院として何時ぐらいまでにそういった物をまとめる、議論をしてもらって保安院でまとめるか、という目処みたいなものはあるのか?

# というか、どこまでイケイケで二次評価を出させるつもりだったのさ。保安院は。今から具体的なものを事業者に示すために意見聴取会って… ( ゚д゚) コクミン ナメトンカ

○森山対策監:
そこは必ずしも お尻を切っているわけではないが、安全委員会からの指摘、IAEAの指摘もあるので、これは早めにですね。まとめる必要があろうかと思っている。具体的に何時何時までと言うことは今申し上げる段階にない。

○フリー木野:
保安院の範疇かどうかあれだが、福島第一の現場でアスベストの飛散状況とか、濃度分析等というのは保安院では把握されているか?

○森山対策監:
今すぐにはわからない。

○フリー木野:
わかりました。

○森山対策監:
はい。

○フリー木野:
確認お願いできるか?

○森山対策監:
アスベストの飛散状況ですか?

○フリー木野:
要するに現場の労務管理というか、作業状況の管理というのは厚労省の方だと思うが、保安院の方でどのぐらいで確認しているのか、していないのか。

○森山対策監:
ちょっと確認してみる。では先程の建屋の内部の汚染、スミアですか。と2件確認をしておきます。

○フリー木野:
ついでにもう一つ。タンクの漏洩だが、東電の方で公表していない部分、例えばにじみがあるとか、通常のメンテナンスで少し増し締めすれば止まるというようなものは公表しないで、内部で処理してしまうという話をされているが、

保安院で今回、先週29日に洩れた場所も含めて、洩れた箇所の経歴、履歴みたいなもので全体像を把握されているのか?

○森山対策監:
当然報告があったものは、これに限らず相当の回数、滞留水、処理水の漏洩があるので、それは当然、あの、把握しているが、報告がないものがもしあるとすれば、それはわからない。にじみ程度で対応されており、仮に報告がないということであれば、それはわからないが、報告があったものは当然残っている。

○フリー木野:
報告があるかないかというのは、何か基準みたいなものはあるのか?

○森山対策監:
通常のメンテナンス程度のものは必ずしも無いケースはあると思うが、基本的には漏洩については報告を求めていると考えている。そこは細かいところでは解釈の違いはあるかもしれないが、外部への漏洩については報告を求めている。

○フリー木野:
★★外部への漏洩というのはどういう状況を意味するのか?要するに通常のメンテナンスというふうに処理されてしまうと、外部に漏洩していても通常のメンテナンスといえばメンテナンスで、

○森山対策監:
実際にこの水が、水滴が落ちているとか、どうだっけ?

○保安院 松岡:
★★一般論で申し上げるとメンテナンスをする際に養生をして開けて、実際に飛散、周りに飛び散るという状況を想定して、そのためのシートを引くとか、想定する作業については報告はない。で、一方で想定していない状況で微量なり垂れたのであればお聞きする。

ただそれがどの程度報告いただいているか、という所の確証は残念ながら明確に申し上げるという所まで整理をして、ここまでは確実に出しなさいといっているわけではない。

○フリー木野:
そうすると現場の状況は確実に把握できてない部分が残っているというふうに我々は認識しておいたほうがいいということですかね?

○森山対策監:
何処までが確実かということだが、それは基本的には保安規定に基づいて作業されているし、それを逸脱するような自体とか、今あったように想定していない範囲での漏洩とか、いうことは、当然、報告は来ているし、

まあ、テレビ会議といいますか、音声は常時繋がっているので、東電の中でも本店と現場とのやり取りはみんなこちらでも聞けるので、★東電との情報共有がされているものは、音声としてはこちらでも確認はできる。

# 保安規定、保安規定って、具体的な罰則なんてなにもないじゃん。

○フリー木野:
要するに今回の29日に洩れた部分も待った同じ箇所が依然、漏洩に近い状況があったのではないかという話が中から出てきていて、★現状、同じ箇所が、例えば何度も同じ形で漏洩したりするというのが、なぜ発生するのか非常に疑問で、保安院がそういう状況を把握していないとすると、これからもこういう事は永遠に続いていくのではないか。

そのうち大きな事故があっても、過去の履歴がわからないと、例えば責任の所在がどうしたかというのも不明になってしまう気がするが。その辺は問題なのか?

○森山対策監:
今回の件については原因の究明をこれからしていくので、これまでの手件状況はどうだったかは、当然、対象になるので確認はしていく。で、あの、勿論、事業者自らですな。細かい点についてもPDCを回していくといいますか、

# INESレベル1の始末書、調査でさえ、12月16日以降でええんでないの。よかよか。という保安院がいっても。はあそうですか。

維持管理をしていく必要があるので、それは当然、高めていく必要があるが、必ずしも全部、細かい所まで保安院としてみているわけではないが、トラブルについてはこれまでも報告を受けて指示をしたり、それから、また、全体としての信頼性を向上するようにということで、これは5月11日までに報告を求めているので、その中でも漏洩防止についてはしっかり見ていきたいと思っている。

○フリー木野:
わかりました。

○森山対策監:
他に宜しいでしょうか。それではこれで今日の説明は終わらせて頂く。次回は来週、定例で月曜日の16時を予定している。よろしくお願いする。ありがとうございました。



~ 終了 16時56分 (56分)

東電サイトを検索

政府・東電 統合会見議事録から検索

規制庁・経産省・文科省から検索