2012年5月30日水曜日

東電会見 2012.5.30(水)18:00 ~ 3号機廃棄物地下貯蔵建屋内溜まり水(調査報告)

東電会見 2012.5.30(水)18:00 ~

トラブル報告なし。昨日の西門可搬型モニタリングポストの伝送トラブルは同日19時39分に無線式の代替機で復旧。可搬型は停止継続で原因はまだ不明。先日、3号機廃棄物地下貯蔵建屋内で発見された溜り水の続報(水分析・写真等)

前回の推定通り廃スラッジ貯蔵タンクA室となりの廃樹脂貯蔵タンク室に溜り水を確認。経過観察から水位に変化が見られないため、配管貫通部を通じて廃棄物処理建屋側へ流出と推定。10E-1~10E-0Bq/cm3レベルで雨水認識。

処理水を増やす結果になるため今後の調査を見て止水を検討するとのこと。28日発生の2号機格納容器温度計4つ指示値異常の続報。元の温度に戻りつつある旨の報告。水曜なので水処理週報、ほか。


○プラント

○報告

○サンプリング




■福島第一の情報

○寺澤:
平日の夕刻の会見を始める。福島第一のプラント状況、作業状況について説明させて頂く。本日は原子力品質安全部長の福田が担当させて頂くのでよろしくお願いする。

○東電福田:
原子力安全品質部長の福田だ。手元に配布している福島第一の状況から先ず説明する。

[原子炉および格納容器の状況] 昨日、1号機を給水系からの注水量を1m3/h減らし、3号機 給水系の流量を1m3/h増やしているのは案内したとおり。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]これについては圧力容器温度等は顕著な変化はまだ示していない状況。格納容器圧力、水素濃度は大きな変化はない。これに関係して1点お知らせ。

★明日、原子炉圧力容器、格納容器に窒素を封入している窒素ガス分離装置A、PSA4号機を点検停止により一時的に1台の運転を停止する。明日で空気圧縮機のフィルター清掃を行う。3月4月に停止したことに鑑みて、フィルター清掃をやるということだ。

窒素封入装置に関してはPSA3号機と4号機は4月20日から並列運転中であり、今回、PSA4号機を停止しても3号機が運転中であり、窒素ガス封入に変更はない。今後、月1回のペースでフィルター清掃を行い、故障予防に努めていく。

[使用済み燃料プール]1~4号機まで循環冷却継続実施中。プール温度については大きな変更はない。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機、3号機から高温焼却炉建屋への移送にかわりなし。6号機タービン建屋から屋外仮設タンクへ本日11-16時の間で移送を実施している。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]サリー運転継続。水処理は本日は週報の日なので、後ほど細かいところを説明させていただく。

[その他]昨日に西門に設置している可搬型モニタリングポストが免震重要棟で読めないと事象を伝えている。昨日12時30分~19時30分は現場で作業員がだいたい測定を実施していた。その後、受信機から端末に伝送する装置の電源のリセットを行い、

19時39分に無線式のモニタリングシステムが復旧した。そのため、20時以降のデータに関しては、無線式のモニタリングシステムによるデータ採取を継続。データの欠測はない。可搬型モニタリングポストについてはまだ動いておらず、原因調査中。

★2号機格納容器内の温度計4点の温度が変わった事による最新のデータ「福島第一原子力発電所2号機 原子炉格納容器内温度の状況(6時間データ)[HP掲載:プラント関連パラメータの抜粋] http://j.mp/KH6BHJ 」


黒枠で囲っているドライウェルのリターンエアが2ヶ所、TE-16-114Aと114D、サプライエア TE-16-114F#1とH#1ということで、これが28日頃高くなっているが、現在、温度が元の温度に戻ってきているという状況だ。

このところについては二次評価を継続中。淡水化装置ROから濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関わるサンプリング結果(http://j.mp/KH6iN6 )これは定例のものだが、南放水口のサンプリング結果については検出限界未満で変わらず。

★次に水処理週報について。「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第49報) http://j.mp/KH6Pyv」図の方で説明する。添付資料1


(今週の実績)高濃度滞留水の貯蔵量1~4号機で合計7万9700m3。貯蔵量 プロセス主建屋、高温焼却炉建屋の滞留水は合計1万9930m3。今週の処理量 6370m3。稼働率はサリー74.9%(キュリオンは停止中)

# ちなみに先週は高濃度滞留水の貯蔵量1~4号機で合計7万9800m3トン、高温焼却炉建屋の滞留水は1万8090m3、先週の処理量は6290m3。稼働率はサリー74.9%。(キュリオン停止中)

累積処理量 34万1700m3。廃棄物発生量はハイスラッジ589m3で前回からプラス6m3。使用済みベッセルは415本と先週と変わらず。濃縮塩水受けタンクは13万7763m3、淡水受けタンクが 13555m3、

濃縮廃液貯槽 5497m3 という貯蔵状況。原子炉注水はこの間、ろ過水は使っていない。淡水の処理水3,780m3を注水。累積処理水量は17万7191m3/h。備考:サリー想定稼働率75%に対して実際の稼働率は75.8%。

# ちなみに先週も使用済みベッセル発生はなし。先週は濃縮塩水受けタンクは13万7025m3、淡水受けタンクが 13115m3、濃縮廃液貯槽 5508m3 ですた。

添付資料2,今後の想定。建屋内貯蔵量は79900m3、受け側のプロセス主建屋、高温焼却炉建屋については21150m3。この間の処理量は6300m3を想定。累積処理は34万8000m3/hとなる予定。

廃棄物発生量は595m3で、ここも今回から6m3増える。使用済みベッセル417本で+2本を想定。濃縮塩水受けタンクと貯蔵量については13万9863m3、淡水受けタンクは13975m3、濃縮廃液貯槽は 5497m3 という想定。

注水量については淡水の処理水のみで3780m3を考えている。想定稼働率は備考にあるが、75%で想定。添付資料3.★タービン建屋滞留水の処理シミュレーションだ。タービン建屋の水位をOP3000当たりを目標に管理する事で基本的に変わっていない。

今後の濃縮塩水単橋梁と貯蔵量はこのような形で予想がされており、8月末までは十分まだ余裕がある形になっている。水処理週報については以上。

★「福島第一原子力発電所3号機廃棄物地下貯蔵建屋内溜まり水の現場調査結果について(5月28~29日) http://j.mp/KH73Wv」5月24日に溜り水が見つかり、26日に報告しているが、その後の現場調査をした結果だ。


調査自体は28~29日にかけて実施。調査結果、水位は右側の写真、24日と28日の水面の一を確認しているが水位の変化はない。流入量は裏面の写真に。①ということでダクト部分からの流水を確認しているが、

指3本分ということで流入量の変化はないと考えている。写真の下の図にあるように全体としては左下にあるようにハイスラッジの貯蔵タンクAという所で溜り水が見つかっており、今回、そこの建屋の横がハイスラッジの貯蔵タンクB、

更に廃棄物処理建屋側に原子炉冷却材浄化系の廃樹脂貯蔵タンクというのがある。ここについても今回見ており、そのあたりの推移状況を示したのが右の絵。ハイスラッジ貯蔵タンクAと言う所で今回水位を計っているが、OP2500の所に水位がある。

ここの部屋に流入量としては指3本分ということで、大体31m3/dと想定している。一方新たに原子炉冷却材浄化系の廃樹脂貯蔵タンクの部屋を見てきているが、ここの水位がOP5216ということでほぼ同じ水位になっている。

今回ここの部分をサンプリングをしてるが、★サンプリングした水の結果はγ核種合計でハイスラッジタンク室の流入水については 4.5E-1、ハイスラッジタンクの滞留水タンクAの付近では9.7E+0、

★原子炉冷却浄化系廃樹脂貯蔵タンクの滞留水については 8.0E+0でレベル的には低いレベルになっているかと思う。流入は同じ量で続いており、水位が変わらないと言うことから、水は隣の廃棄物処理建屋の方へ流れているのではないかと。

これは推定だ。廃棄物処理建屋の水位はOP3200になっている。裏面、写真関係の説明をする。①が先ほど行ったがダクトの方からの流水の確認場所。その付近の②、この辺りにも流水痕が確認されている。

③は隣の原子炉冷却材浄化系の廃樹脂貯蔵タンクのところを矢印の方向に見たところであり、配管貫通部がこのような形で水没をしている状況だ。④が同じ部屋の廃棄物処理建屋側の貫通部を見たところ。同じように水没の状況が見られる。

⑤ ハイスラッジタンクA室、南側の貫通部だが、ここにも若干のにじみが見られる状況であることがわかっている。以上が3号機の溜り水関係の調査結果だ。

★最後に手元に配っているのが参考資料。「福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類の測定結果(5月29日訂正版)http://j.mp/KH7i3N」5月29日院公表した測定結果の2ページの所に記載の誤りがあり訂正分。


5月2日に刺し網のところだが、ここで前回クロメバルという記載があったが、正しくはシロメバルということで、この下にあるように赤字のところを訂正した。私からの説明は以上だ。



■質疑

○NHK横川:
3号機の溜り水の関係で教えてほしい。前段の発見時の公表を聞いていなかったもので不勉強で申し訳ない(前回報告 http://j.mp/JDYFdz)新しい情報として確認したいが、今の説目の中でどれが新しい情報だったのか?

○東電福田:
前回26日(http://j.mp/L1UWld)の時点でわかっていたのは、ハイスラッジ貯蔵タンクのA室に溜り水があったと。言うことで、その時は目測で推移を見ており、OP4900という事で想定はしていたが、今回は水位は比較的正確に測ったということ。

新しい報告は隣の部屋。冷却材浄化系の廃樹脂貯蔵タンクという部屋に新たに入ってそこにも水が溜まっていることを確認したということ。である。サンプリング結果は、

○東電福田:
その時、採取したサンプリング水を新たに測定した結果であり、新たな情報になる。

○NHK横川:
サンプリング結果から検出限界未満ということだが、今のところ見立てとして何の水と見ているか?

○東電福田:
検出限界ではありません。この部分については数字があるが10E-1~10E-0Bq/cm3オーダーの溜り水。あれ。違う資料をご覧になってませんか?カラーの所の左の所にサンプリング結果がある。

○NHK横川:
はい。ごめんなさい。

○東電福田:
10E-1~10E-0ということで、それほど高くないレベルということで、もともとここの先ほどの貫通部から流水しているということが左下の図の下にあるが、集中環境施設廃棄物系共通配管ダクトというダクトがあり、

ここのダクトは以前、溜り水の調査をした時、水が溜まっていたことを確認しているので、ここの放射能レベルは低いので雨水等だと考えられるが、それが流入していることが想定されるかと思う。

○NHK横川:
★ここで新たに見つかったという事で廃棄物処理建屋にも流入している推定ということは、ここの流れはまだ見てないわけか?

○東電福田:
はい。廃棄物処理建屋自身には入っておりませんので、今回は流入分が継続して変わっていないという事。★水位が写真で確認した所、水位のレベルが変わっていないということ。

増えていないということは、何処かに流出しているということになりますので、これは先程の写真にもありましたように廃棄物処理建屋にも配管の貫通部がありますので、そこからそちら側に流出しているであろうという推定だ。

○NHK横川:
汚染水への貯蔵への影響はあるものなのか。そのあたりの見立てはどうか?

○東電福田:
ここの廃棄物処理建屋の滞留水というのはタービン建屋とも繋がっているということなので、★これで入ってきた分は滞留水を増やす方向に働いていると。量的には少ないが、これも影響があると考えている。

○NHK横川:
そんな多くないので大したことないという認識?

○東電福田:
はい。ただ、汚れていない水が入って廃棄物処理建屋の地下は汚れた水があるので、その水を増やすというのは好ましくないということで、今後調査の上止水の検討をしたいと考えている。

○NHK横川:
わかりました。ハイスラッジ貯蔵タンクAと廃樹脂貯蔵タンクと言うところは、本来は元々の想定では水は入っていないはずの場所だったということか?

○東電福田:
はい。元々はここに水が溜まっているということは考えておりません。

○NHK横川:
発見が26日ということだが、どういった経緯で見つかってもうちょっと早く把握できなかったのか、そのあたりは如何か?

○東電福田:
これまで出来ていなかった現場の貯蔵タンクの確認を順次やっており、その中でタンクの確認に行ったら溜り水が見つかった。という事で、今後、類似箇所の調査は必要だと考えている。

○NHK横川:
似たような場所は他にも沢山あるのか?

○東電福田:
そこも含めて何処を調査するかというのは今後検討したい。

○NHK横川:
逆に言うとこういう建物の中に入っていて、私の認識だと水関係が溜まりそうな場所は概ねもう見ているのかと思っていたが、まだ見切れていない場所は結構あるものなのか?

○東電福田:
この冬に屋外にあるダクト関係についてはひと通り全部調査をしてそれについて、汚染レベルの高い水は配水をすると。それほどでもないものは経過観察をするということでやっており、そういう意味では外回りは調査している。

今回、更にそこから建屋の中に入ってくるという部分については、初めてこういうことがわかったので、今後類似箇所については調査したいと考えている。

○NHK横川:
2号機の温度計の関係だが、継続してなさっているということだが、改めてになるが、2号機は特に温度計の故障具合が激しいと思うが、背景としては2号機は爆発をしていなくて、湿度が非常に高い状態だったと思うが、そういったことが電気系の危機への影響があり、壊れやすいと産み方で考えて宜しいか?

○東電福田:
2号機がなぜ、という明確な理由は分からないが、何れの格納容器の中も事故当時、かなり高温で多湿な状態になったというところは変わらないと考えている。そういう意味では、厳しい環境にあったというところは、号機で大きな違いはないと考えているが、2号機で特に温度計への影響が大きいということは、明確な原因はまだわからない。

○NHK横川:
考えられる可能性はどのようなものがありうるとお考えか?

○東電福田:
そこも含めて中々想定はし難いので、今後の調査を待つということかと思う。

○NHK横川:
わかりました。ありがとうございます。

○ニコニコ七尾:
今後の福田さんの会見の頻度については冒頭説明いただけたか?

○寺澤:
この間月曜日に説明し、不定期で対応させていただくと。松本が外出、休暇の取得などの時に

○東電福田:
が対応させて頂くということであり、特に頻度までは。

○寺澤:
不定期ということでご理解いただきたい。

○ニコニコ七尾:
見ている方からの質問と言うかお願いだが、松本本部長代理の会見が非常に長期にわたり、毎日続いており、松本さんの肉体的、精神的負担を心配する声が届いており、これは真面目な話ですな。

そういうことで負担が高いので福田さん、他の方でもそうだが、負担を軽減すべきじゃないかというメールが届いている。これについては長期間に渡っていると思うが、どのように考えているのか?

○寺澤:
そういった指摘があることは承知してる。

○ニコニコ七尾:
承知している?やっぱりあるんですな?

○寺澤:
はい。ハイ。昨年からも日曜日をブリーフィング形式にし、まあ、発電所も安定した所で、日曜日を会見を休会し、土曜日はブリーフィング形式で、土日、松本については休ませていただくという形で。

途中、前任の川俣なども対応させて頂いたとおり、私どもも松本の負担軽減に向けて、色々と会見のあり方を色々と工夫しているところである。是非、ご理解頂ければということである。

# なんか、松本氏の体調と情報公開の姿勢をごっちゃにする東電広報。松本氏の体調を鑑み会見減らす検討。( ゚д゚)

○ニコニコ七尾:
ユーザーは、われわれもそうだが、会見を減らして欲しいということではなくて、会見は今までどおりだが、松本さんご自身の回数の頻度が多すぎるんじゃないかという声だ。そこはご理解いただきたい。

我々もそうだが、質問する方で松本さんが答える立場で後ろにいる皆さんもそうだが、毎日土日を休めるといっても毎日続くと相当な負担だと思うし、内容で言うと色々消費者委員会とか、賠償問題とか色いろあると思うので、

少なくともプラン等状況は松本さんなり不宇田さんが答えるとしても、やはりお金の問題は別の型とか、そういった形で人員を再配置を検討すべきじゃないかということが届いている。そこは検討頂ければ。

○寺澤:
会見のあり方についてはいろいろな意見があると思うので、検討していきたい。

○ニコニコ七尾:
会見のあり方ではなくて、松本さんのに期待的な負担のことです。

○寺澤:
松本の負担のあり方についても検討していきたいと思う。

○フリー伊藤:
4点お尋ねしたい。昨年の事故当時のNRCの記録についてTEPCOがこうしたという記録があるが、NRCとTEPCOで直接のやり取りをされていたのか?

○東電福田:
どういうNRCの記録かしらないが、NRCが来てた時には保安院が窓口になってNRCが来ており、そこに説明をしてくれということで説明したことはある。

○フリー伊藤:
記録では何回か東電がこういう情報を出したとかいうのがあるが、それはここで直接、東電から伝えたれたものか?それともHPで情報が出たのか?直接やり取りがあったのかどうか聞きたい。

○東電福田:
どういう情報化は分かりかねるので、そこについては答えられないが。確認をしたいと思うが。

○フリー伊藤:
2点目だが、事故当時にGEに聞いてみるとか、日本政府を通じてGEに聞いてみるとか、そう言う対応はこちらであったのか?

○東電福田:
ここは正式なアレではないが、私の記憶している限りでは直接GEというのは聞いていない。元々、今、日立とGEは原子力については日立GEという会社になっているので、

○東電福田:
日立を経由してGEの情報が入ってきたことは考えられるかと思う。

○フリー伊藤:
図面について。今、古いので紙の図面ということだが、図面はプラントメーカーとかと共有しているのか?

○東電福田:
図面については特にプラントメーカと共有ということはなく、

○東電福田:
弊社農法で図面の監理をしている。

○フリー伊藤:
去年の事故の当時に吉田前所長が代替注入を指示した時に、政府の事故調査中間報告にあるが、その時にどの半が担当するのがわからず、初動が遅れたという記述があり、それは吉田さんはどのような状況で、直接半の人たちに指示したのか。それとも誰か幹部を通じて指示したのか?

○東電福田:
班というのはちょっと分からないが、弊社の報告書では、吉田の方から緊急時対策本部という所があるので、そこで代替注水を実施するように指示があったという記載がある。誰にと言うことは特に書いてない。

○フリー伊藤:
その指示についてだが、具体的にはどんな指示だったのか分かるか?あまり簡単な指示だと受け手の方もやり方がわからないとかで、コミュニケーション不足が起きうるのかなあと思ったが。

○東電福田:
原子炉への代替注水を検討するようにという指示で、それに従って担当する半のものが検討したということである。

○フリー伊藤:
ありがとうございます。先日、放出量の説明を頂いた時のことだが、あの時、事故当時は敷地内の観測機というが停止して使用不可だったという説明があったと思うが、その後、例えば気象庁等からアメダス以外に情報を入手したものはあったか?

○フリー木野:
それともアメダスだけが情報のつてだったのか、その辺を確認できるか?

○東電福田:
放出量の評価の所で説明したように、モニタリングポストが電源が喪失して使えなくなったということで、モニタリングカーを使って構内のモニタリングをしている。そのモニタリングの所で風速、風向は計っている。

○フリー木野:
当時使っていたモニタリングカーは1台?

○東電福田:
2台だ。

○フリー木野:
何日まで2台?最初の11日から2台?

○東電福田:
最初は1台で、柏崎の方から1台応援をもらって2台になったと。

○フリー木野:
柏崎刈羽から来たのは12日?13日?

○東電福田:
詳細は確認させてほしい。

○フリー木野:
そうすると当時11日の深夜か12日の未明だと思うが、15条通報を保安院にした際にベントの影響予測のシミュレーションの図を添付していると思うが、これに使った風向、風速はどういったものを元にしていたのか?

○東電福田:
そこについても確認させてください。モニタリングカーのものなのか、気象庁のものなのかというところは、今定かではないので確認させてほしい。

○フリー木野:
よろしくお願いします。

○寺澤:
作業結果と明日の作業予定について。格納容器窒素ガス封入関係だが、先程、福田から申し上げたように窒素ガス分離装置Aについて、空気圧縮装置のフィルター清掃を実施するため、1時間ほど停止する予定。

明日、3号機の使用済燃料プールへヒドラジンを注入する予定。明日(5,6号機側)2層目の海底土被覆工事を開始する予定。5号機の格納容器排気ファンの起動関係。現在、排気塔からのファンを起動して放射性物質の放出海を確認しているところ。放出がないことを確認の上、6月1日より連続運転へ移行する予定。

○東電福田:
1点先程の質問の補足をする。風向風速だが、モニタリングカーで測定した風光、風速を測定して放出量評価をしているということである。

○フリー木野:
モニタリングカーの当時の台数とどういう状況で使っていたのか。要するにベント予測の風の予測をモニタリングカー1台だけでどういう形でやったのか、想像ができないので、少し詳しい使い方等がわかれば説明いただけるか。後ほどでいいので。

○東電福田:
わかりました。確認させていただく。

○フリー木野:
先々週だと思うが、確認をお願いしていたが、福島第一でモニタリング用にサンプリングした水であるとか、スミアであるとかのサンプリング試料だが、コレを廃棄するときの基準、規則をどういう形でやっているのか教えてほしいと先々週お願いしていたが。わかったか。まだ?

○東電福田:
申し訳ない。まだち調査中ということです。はい。

○フリー木野:
わかりました。よろしくお願いします。

○寺澤:
それでは質問がないようなので以上で夕刻の会見を終了させて頂く。



~ 終了 18時39分

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