2013年1月11日金曜日

東電会見 2013.1.11(金)17:30 ~ 同日実施の第一回福島復興本社会合 内容紹介。特定原子力施設に係る実施計画の補正と保安規定認可申請報告。核種分析結果確報版。水処理設備放射能濃度測定結果。10日発生の指切断作業員報告はなし。ほか

東電会見 2013.1.11(金)17:30 ~ 同日実施の第一回福島復興本社会合 内容紹介。特定原子力施設に係る実施計画の補正と保安規定認可申請報告。核種分析結果確報版。水処理設備放射能濃度測定結果。10日発生の指切断作業員報告はなし。ほか。

12月26日発生の凍結防止養生シート動かしたら配管ポッキリ折れて汚染水漏洩したじゃん、のRO3の修理が完了して同日運転を再開した旨の報告。明日12日より取水路前面エリア北側シルトフェンスの交換作業を行うとのこと。

特定原子力施設に係る実施計画の補正と保安規定認可申請報告。内容は、福島第一安定化センターと1F組織の整理統合。1F2号機建屋ブローアウトパネル閉止。社外組織が経産省から規制庁に変わったなど組織名変更等、に伴う主に3点。

組織整理統合の背景には特定原子力施設に福島第一が整理統合されてきたので1F1~4号機と5,6号機を一体的に組織的な管理を行う方が全体として効果的、効率的、という判断があるためとの事。

環境モニタリング、サンプリング関係3点。定例の水処理設備の各地点ごとの核種分析結果。2週間に一度の核種分析確報版。スペクトル帳票を情報公開コーナーに開示した旨の報告。

同日11日午前に行われた第一回 福島復興本社の会議の内容を、会議後の会見で配布したものと同じ粗末な資料を配布して簡単に石橋氏からご紹介。福島復興に関わる重要事項を経営陣と事業所長が福島県内で議論した主な内容は以下の3点。

オフィスサービスセンター福島移転検討、廃止措置に関する国際アドバイザリーチーム、年末年始における復興推進活動の実績、の3点。平たい話が福島復興に尽力アピール会議で中身は…3ヶ月に一回程度しか開かれないらしい形だけの会議。

【質疑】
  1. おしどり(福島IAEA閣僚会議東電ブース社内事故報告書政策元・火災時の通報判断連絡所管・作業員指切断事故・国際アドバイザリーチーム*)→
  2. 村上(特定施設指定に伴う1F組織見直し図・オフィスサービスセンター移転*)→
  3. 木野(自主避難賠償文言・赤旗報道危険手当)→
  4. ニコ(オフィスサービスセンター移転*・年末年始ボランティア・吉田所長)→
  5. 木野(雨天のカッパ・オフィスサービスセンター移転*・水処理設備の各部所測定結果)→
  6. 読売(国際アドバイザリーチーム*・復興会議前日の補足準備会合・保安規定変更認可申請*)→
  7. ニコ(トラブル報告判断基準・除草ボランティアのイメージ)→
  8. 木野(水処理週報*-貯蔵設備内訳記載改善・祭日会見振替要望)

○福島第一プラント

○報告・指示

○環境モニタリング・サンプリング

福島復興本社 第一回会議後の会見配布資料★★★

○福島第一プラント(1月10日プレス)

○報道



■福島第一の状況

○東電石橋:
原子力定例会見をはじめる。よろしこ。

○尾野:
福島第一の状況 http://j.mp/VTo6IG

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機注水状況安定。

[圧力容器下部温度]
示したとおりで特記事項ない。

[格納容器圧力と水素ガス濃度]
示した通りで特記事項ない。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システム運転中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に移送中。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に移送中。6号機タービン建屋から仮設タンクに15時まで移送実施。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。水処理施設に関して下の方に幾つか特記事項がある。

下から2番目。先月お知らせしていたが、★RO3の空気ベントラインだな。こちらの破損は修理完了しており本日から運転再開ということだ。

一番下。★サリーだが昨年秋の9月、10月ごろ、2回に分けて非破壊検査、これは放射線等価検査だが、こちらを実施するということで案内していた。

1期目は予定通り終了したが、2期目実施予定10月頃は、台風がちょうどその頃、来るということで、この検査をしている間は水処理装置を止める必要があったので、時期を見るということで延期していたが、それを今後実施するということである。

[その他]
下から2つ目。★先般、案内していたが、取水路前面エリア北側シルトフェンス交換作業を実施するということである。6号機の取水路について点検を明日実施予定だ。


■「原子炉施設保安規定の変更認可申請」と「特定原子力施設に係る実施計画の補正」

それから「★当社福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可申請について http://j.mp/UabNbS」と

★「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の補正について 1月11日 http://j.mp/UabHRv 」という資料が入っていると思う。

この2つの内容を簡単に整理して示したのが、後ろにあるPP資料になるので、そちらで説明したい。

PP資料「★★★『福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定』の変更認可申請および『福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画』の補正について http://j.mp/Uaca68 」

今回、変更、補正内容が3点ほどある。1点目が組織の見直しということで、福島第一安定化センターと福島第一の組織を整理統合するという内容。

それから2点目が裏面にあるが、2号機建屋のブローアウトパネル閉止作業を行なっているので、これが完成したあとの当該箇所の測定方法が変わるという内容。

それから、保安規定の中に社外組織、例えば、経産省さまと書いてあるところが、これが変わって当該箇所が、原子力規制委員会に変わっているとか、こういう外の組織の名前が変わったというところを反映するという3点である。

組織の変更で言うと、上半分が従来、ま、現在の組織だ。で、下半分が今後の組織ということになる。

形としては福島第一安定化センター、それから福島第一原子力発電所の状況について、オレンジで書いてあるところが従来の安定化センターの所掌箇所だが、こちらを福島第一の所長のラインの中に並べている、ということ。

それから全体統括に関わるようなところを安定化センターの下に直接ぶら下げる形で変更する。何れにしても安定化センター、こちらの役員が入っているが、全面的に福島第一を支援していく形になっている。

こういった変更を行った理由、背景だが、特定原子力施設に福島第一が整理、統合されてきたということで、福島第一の1~4号機、それから5,6号機、これを一体的に組織的な管理をしていくというほうが、全体として効果的、効率的という判断があり、

組織の見直しを行ったということだ。組織の見直しは保安規定の中にあるので、保安規定、実施計画、何れについても変更になるということで届出を行う。

裏面。2点目。2号機建屋ブローアウトパネル閉止に伴う変更ということだが、福島第二の2号機原子炉建屋、建屋側面にあるブローアウトパネルが現在開いているが、

こちらを閉止するための工事を現在、実行しているところだが、こちらが出来ると当該場所には季節着を設置することになるので、

今、開口部で図っている放出測定については、廃棄施設で計ることになるので、その部分が変更になるということで、変更前、変更後、ということで変わってくる。

それに伴い使用する検出器の名称が変わるのでそのことも反映されるということだ。3点目は経産省さまが、規制委員会に変わると。経済産業省令が、規制委員会規則に変わるということ。

それから原子力技術協会があったが、この名称が原子力安全推進協会になったということで、関係する組織名が出てくるところを変更する内容だ。

そのような内容について、ぞれぞれ、今の二つの保安規定の変更に関わることのみだが、関係する保安規定の箇所を変更するものを出すというのが、保安規定の変更認可申請というものの内容だ。

また、原子炉施設、特定原子炉施設にかかる実施計画の補正について、と書いている内容は、今ほど、説明した部分の組織に関わる事、ということである。


■水処理設備の放射能濃度測定結果

★それからぁ、手元の資料の中に「水処理設備の放射能濃度測定結果 http://j.mp/Uac0vr」水処理施設の各箇所ごとの放射性物質濃度の測定。

これは月例でやっているものだが、それの今月の測定結果が出たことを示している。特段先月と変わったところはない。


■核種分析結果の確報版 12月16日~12月31日公表分

★それから、HPに当社行なっている様々な核種分析を行なっているが(http://j.mp/XIo4YG)そちらについて2週間に一度、確定報をHPに出しているので案内する。

「当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について(12月16日~12月31日公表分) http://j.mp/UacqlB 」放射性核種分析はスペクトルを評価するわけだが、そのスペクトル帳票については、当社情報公開コーナーに置いたので案内する。私からは… 


■福島復興本社の会議の内容について★★★
○東電石橋:
私から1点。本日、午前中に行った福島復興本社の会議の内容について簡単に紹介する。会合後に行った会見で配った資料と同じ物を参考として本日配っているので、そちらを見るんだ。

福島復興会議は、復興本社の代表が議長となり、会長、社長さま、関係する執行役さまを始め、県内の事業所長などをもって構成され、賠償、除染、復興推進など福島復興に関わる重要事項を福島県内で議論する。

この会議の内容の公表などを通じ、福島県民に対し、具体的な進捗状況報告するとともに意見を伺うなど、地元本位の経営、コミュニケーションの強化を図って行きたいと考えておる。

本日の会では会長、社長さま、以下、約20名が出席し、復興に対する取り組み、発電所の安定化。廃炉などについて議論した。

会議における議論の中で特に皆さんに知らせる内容は3点である。資料にある通り、先ず、オフィスサービスセンターの福島移転検討開始したということだ。

http://j.mp/VWk81m 福島の雇用創出プロジェクト推進の一環として、社員の給与計算、社会保険などの労務関係業務を行なっているオフィスサービスセンターを 福島県内の浜通り地方に移転する方針を決定している。

# 原発事故の尻拭いは地元雇用で。ステキだ。

平成26年度上期を目途に要員数80名程度を計画している。2点目は国際アドバイザリーチームについてだ。http://j.mp/VWkfdq

福島第一の廃止措置は海外の豊富な経験に基づく知見を取り入れながら、より安全で効果的に推進していくことが必要である。

このため、国の協力、指導をいただきながら、国際アドバイザリーチームを立ち上げる準備を進めている。

国際原子力機関IAEA、経済協力開発機構、原子力機関OECD NEAなどの国際機関に、国際的知見を供する場の設定、あるいはピュアレビューミッションの派遣を国を通じて依頼するなど、適宜協力を求めていく予定だ。

昨日、第一回の準備打ち合わせを準備し、4月以降に本格運用を開始する予定で準備を進めていく。

3点目は年末年始における福島復興活動の実績についてだ。http://j.mp/VWkkxF 活動内容、活動日、人数などについては、資料にあるとおりだが、12月19日水曜日から1月3日目予備までの16日間において、延べ、約1000人の社員が様々な復興推進活動に参加をした。

以上3点が本日の福島復興の内容の紹介だ。

○尾野:
それでは、あの、頂いて、あ、もう一点… 

○東電石橋:★★
本日の16日に柏崎で公表しているが、1月16日に社長の廣瀬さまが、新潟県を訪問するので、こちらも併せて案内をする。


■宿題回答

○尾野:
頂いてた質問の中で回答の用意が整っているものについて案内したい。

http://j.mp/XpkGyJ (フリー村上氏宛)
サリーのフィルタ洗浄について実施の頻度等はサリーフィルター洗浄について実施頻度は如何かという質問だ。サリーのフィルター戦場は逆洗という形で水の流れを逆転させることで洗浄する。

これは通常運転の日常的な操作の一つだ。フィルターに付いている差圧計を見て、詰まっている所、差圧が高くなっている傾向があるので、こちらの状況、それから流量計などの状況を見て、適宜実施しているので、具体的な頻度はないということだった。

至近12月でどれぐらい実施しているか確認してみたが、12月1ヶ月間で3回ぐらいしているということなので、大体10日に1回ぐらいの状況だった。

http://j.mp/XplUKu(おしどりマコ氏宛)
それからIAEAの12月15日~17日の閣僚会合のイベントで当社のブースで配布されていた報告書関係、和文と、英文のものがあったが、こちらの英訳。及び資料の印刷等はどこが行ったのか、という質問を頂いていた。

当該資料は当社の事故報告書を日本語と、それを英訳したものだが、英訳については当社で行なっている。

それからそれぞれ、私どものブースで説明する関係資料ということで用意したので、印刷は私どもでやっている。費用については社内でやったことなので、特に申し上げるところではないと思っている。以上だ。

# いや、もうしあげろよ。国費投入企業がなにいうとん。テレビ会議映像、モザイク、音消し、編集作業に3000万円以上使ってると公表したじゃないか。世界の原子力村に東電に一切落ち度なかったぜとアピール国際会議。すっげー。

○東電石橋:
それでは質問を受ける。(16分)



■質疑

○NPJ吉本おしどり:
回答有難う御座いました。IAEAの閣僚会議で置かれていた報告書の件だが、英訳したものと日本語のものは150冊ずつ程度あることは数えられたが、合計、何冊用意したか、まだダンボールに沢山つまれていたようなので。

トータルの冊数を教えて頂きたい。お願いする。今日、配って頂いたPP資料の組織図(http://j.mp/Uaca68)が書かれている方だが、以前聞いた敷地内で火災が起きた場合に、

消防署に連絡するかどうか判断する所管グループの当直班長というのは、この図に関してはどこの位置になるのか?当直と書いてあるところか?

○尾野:
先ず、連絡は随時いるもの、ということになるから、この当直のところに連絡が入ってくる。で、今現在は24時間体制で防災安全関係。

それから復旧班が稼働しているので、これは復旧版は個別の組織ではなくて、組織の中から、緊急時対応要員として抜き出されているものなので、そちらで現状対応しているということになる。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。では消防署に連絡するかどうか判断するのは、この組織図の中では具体的にどこだという事ではないということですね?

○尾野:
そうだな。この組織図の各部から緊急事態対応要因が今できていて、で、今、緊急時版が出ているので、そこが現状をやっている。

ただしいぃ、安定した組織対応ということができてくれば、これは当直長が確認して判断して動いていく。勤務時間内の連絡であれば、通常、防災安全部の方から連絡を、具体的には電話をかける、ということになると思う。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。▼10日に1Fの楢葉工業団地の方で指を切断する事故があった件だが、汚染がないということで、この楢葉町は除染電離則の範囲内とは思うが、

▼このあたりで怪我をされた方の表面汚染なり、空気中の汚染度なり、測定はされているのか?出来れば、B区域とか、C区域とか、どの区域にあたるか教えて頂きたい。

○尾野:
具体的には確認してみたいと思うので。元々当該場所を作業場所としていた理由が、機材、資材の準備作業だから、わざわざ線量や汚染のあるところでやる必要がないということで、

企業はそちらで準備していたということなので、私どもは楢葉町は直接測定はしていないが、まあ、あの、通常、普通に人が住める領域になっているところなので、ある意味、汚染との問題のないところで作業していたと理解している。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。楢葉におられる方に聞くと、場所によってはD区域のような、40万Bq/m2以上のところもあるので、どれぐらいの線量かと思ったのでよろしくお願いする。

★★★あと、この国際アドバイザリーチームについてだが、このアドバイザリーメンバーの選定は、IAEAやOECS NEA と共にアドバイザを選ぶということか?

アドバイザの選択権、どなたをアドバイザとするかは、どこかの段階で議論する場があるのか、若しくは選択権は、IAEA、OECD NEA が持っているのか、ということを伺いたい。

○尾野:
この説明図から見ると、IAEAやOECD NEA が出てくるので、若干誤解しがちな絵かも知れないが、IAEA や OECD NEA ということは、エネルギーであったり原子力であったり、いうことに関して、

国際的知見を持った、そもそもこういうアドバイスをしたり、レビューをしたり、ということを生業としているオーソリティーなので、ま、ここの知見や、あるいはレビューなどは、常に役に立つだろうという意味の矢印だ。

それから国際アドバイザリーチームということに関しては、こちらは様々な関係する機関、国の中にも研究機関、組織等があるし、それから企業等の関係もある。

それから政府等の関係もあるので、そういった中で最終的に確定していく事かと思っているので、ま、あの、そのような性質のものだ。

○NPJ吉本おしどり:
ありがとうございます。国際アドバイザリーなどを選択する議論をされる日本の企業や、国際的国の関係機関や、政府の所轄場所を伺いたいが。

○尾野:
現状、準備段階というところなので、今時点でどうこうという動きにはなってないが、ここの中では準備のための作業が始まっている段階。具体的には4月頃ということになってくると思う。

○NPJ吉本おしどり:
4月頃に議論する場ができるということか?4月頃に決まるということか?

○尾野:
4月頃に、4月以降に、ええ、こういったチームが立ち上がるように準備を進めていくという計画だが、現段階で具体的なことはない。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。▼4月頃にチームが立ち上がるというのは、この国際アドバイザリーチームが立ち上がるということで、そのアドバイザを選択する議論は以前にあるということですよね?

○尾野:
そう言う議論を今準備されているということだ。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。では、それが決まればどこで議論するかまた教えて頂ければと思う。よろしくお願いする。ちなみに第二回の打ち合わせは何時か?

○尾野:
具体的な予定は特に今はない。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました、ありがとうございます。

○フリー村上:
▼先程は質問の回答ありがとうございました。この組織見直しについて伺いたいが、http://j.mp/Uaca68 見直し後のところで、※1のが付いている原子力防止担当2名とユニット所長の廃炉技術(補佐)というのは新設という事だよね?

○尾野:
えっと… 

○フリー村上:
▼上のラインから福島第一所長の所の下に副所長が4つあるよね。その下に原子力防災担当というのが、米印が脇に付いて専任所長という事で付いているが、

あともう一つユニット所長の廃炉技術統括⑥の下に、ユニット所長(廃炉技術統括)補佐というのがあるよね?これは新設ということでいいよね。職務としては。

○尾野:
えっと、そうだな。

○フリー村上:
具体的にこれがどういった職務を担当するのかというところを説明頂ければと思うが。

○尾野:
▼現実問題として前の表の中に明記されていなかったが、特に新設という事ではないと思っている。

○フリー村上:
新設でないとしても表としては前とは別にわざわざ張り出しているわけですよね。見出しとして。

○尾野:
そうですな。

○フリー村上:
▼なので、この辺の意味をもう少し解説頂ければと思うが。

○尾野:
わかりました。ちょっと確認していいか?

○フリー村上:
はい。わかりました。あとオフィスサービスセンターについてだが、移転先は未定で福島浜通り地方予定ということだが、これはいわゆる復興本社には機能上統合できない、あるいはスペース条無理ということで別途移転作を探しているということなのか?

○東電石橋:
無理かどうかということも含めて今、全くの未定、浜通地域に、ということしかまだ決まってない。

○フリー村上:
なるほど。するとそういった復興本社との場所的な統合も含めて、今検討しているということでよろしいな。わかりました。

○フリー木野:
先日質問していた自主的避難の請求書の件はその後どうなったか?

○東電石橋:
ええぇ、すいません。前回の会見の時の私の回答の仕方があまりよくなかったかもしれないが、、ええぇぇと、昨年のぉ、3月に自主的避難の賠償を開始した時の請求書と、昨年12月に追加賠償を公表した時の請求書の文言が違うのではないか、ということでよかったか?

# その問題は解決済みと思ってる…

○フリー木野:
はい。

○東電石橋:
えっとぉ。今回だな。追加の際に、エェこの文言をいれたのは、よりよい改良を加えたところでしてぇ、アノ、ほん…ホン…ま、エト… 本賠償の場合はぁ、請求書を頂いてから、当社で請求内容を確認し、支払金額を通知するのに合わせて、合意書を遅らせて頂く。

# この文言→ http://www.saflan.jp/info/714 よりよい改良。東電にとってな。

そして、その合意書をまた、返信して頂く、という、まあ、流れがあるが、今回の自主的避難に係る賠償というのはぁ、基本的には定額賠償なので、

その合意書のやり取りというところは、客の利便性も考えて省略するような形を取っている。つまり、請求書が合意書と一体になっている形になっていると。

というような形になっている。で、一回目の時もそう言う形の請求書であったが、その合意書も兼ねているということが、よりわかりやすく、客によくわかって頂く、請求者によりわかっていただくために、そういった文言を追加したということでしてぇ、

# お客様の利便性を考えて合意を一括でな。合意したらそれまで、訴えられたら合意しただろと裁判で争う気満々。と思われても仕方ないこれまでの東電賠償対応。

○東電石橋:
私どもとしてはよりわかりやすく、より良いように改良したということである。

○フリー木野:
そうするとちょっと伺いたいが、前回、その一言、本請求の内容を持って合意することをもって了承という文言がなかったことで前回は何か不具合というか、手順がなにか増えていたのか?

○東電石橋:
いえ。手順は全く同じだ。前回請求して頂いた方々にもきちんと支払っている。

○フリー木野:
本賠償の場合は、その合意書というのがあり、賠償内容に関して合意してというのは分かる。というのは実際に実費等が本賠償の方では請求書の中に入っていて、

領収書等で確認されているので、それ以上の追加というか、賠償の範囲を超えたものについては、それ以上は賠償、請求しませんよという放棄はわかるが、

★★★今回の自主的避難の場合は、賠償の内容が一律になっており、請求金額が基本的に非常に低いわけですよね。これだけ低い金額で、合意の文言が入っていると、これ以上の追加の実費に関して請求権を放棄する意味にも取れるが。その辺というのはどのように考えているのか?

○東電石橋:
www 低いかどうかというのはw あの、私どものほうで何ともアレなんだが、

# そこを笑うのか。

○フリー木野:
いや、要するにこれは実費、

○東電石橋:
先日も答えた通り、追加請求と言っているのが、何を示しているのかよくわからないが、その追加請求を阻むというような意味は特にないのでえぇ、

この請求の内容を持ってお互いを合意するということをわかりやすく明記している、そのこと以外に特に意味は無い。

○フリー木野:
いや、これも出来れば確認して頂きたいが、要するに今回の自主的避難に関しては金額が一定額になっており、例えば追加的費用の実費等に関しても一定額になっている。そうすると実際に掛かった費用よりも少ないケースが出てくるわけで、

その場合でも、この文言をそのまま取ると、足りない分に関して保請求権を放棄する必要があるのではないかと取れてしまうので、

○東電石橋:
ですので!そういった意味はありません。

# いくら東電がそんなつもりはないといっても、そのように受け取れる文言になっているから、どうにかしろ、改善しないのか、という話でしょうが。会話になってないよ。そんな被害者が不安になるような書面送りつけながらその書面は明らかにしないし。なんだこれ。

○フリー木野:
それはないということか?それは法務の方で確認いただいたのか?

○東電石橋:
はいそうです。

○フリー木野:
わかりました。これはいいです。あと先日伺っていた、年末の赤旗報道で御社が職位に応じて1日に10万、あるいは1日2万円を支払っていると。という報道(http://t.co/onQA3xYg)があったが、事実関係を。

○東電石橋:
えっと、12月21日のしんぶん赤旗か?先ずこのしんぶん赤旗に書かれているように、例えば装備によって1日2万円だとか、なにか資格を持っている作業員に10万円と。そういったような支払基準は当社にはない。

○フリー木野:
これはないということか?

○東電石橋:
はい。

○フリー木野:
危険手当はどのように支払われているのか?

○東電石橋:
危険手当のような費用項目も当社の支払基準にはない。

○フリー木野:
特別手当のようなものもないということか?

○東電石橋:
えっと、私どもとしては元請け企業に対して工事の作業環境だとか、作業状況に応じて通常より高い工事費で契約を締結することは当然あるが、危険手当という項目があるとか、作業員に一人10万円とか、そういったような基準はない。

# 順に → http://j.mp/WXf10S http://j.mp/WXfeRy http://j.mp/WXfgJh

○フリー木野:
昨年の絵月12日のいわきの市議会に小森常務がいらっしゃって、答弁した中に、危険手当は作業に関係する線量、作業時間を踏まえて割合等についての単価を査定した上で示して参りましたと。

# 面倒なのでグロス。高めの工事費を払ってるから知らんがな、で全てピンハネ。長年続く適当なコスト管理。被曝労働の実態。ブローカーピンハネうまうま。道徳的に有り得ない。下請けに被ばく偽装強要、強要された被害者立場の作業員を即行で登録抹消、幕引き謀るブラック企業東電。

今後も必要な経費として考えていくという答弁をしているが。これ、虚偽答弁じゃないのか?今の話だと。

○東電石橋:
ですのでえ!元請けに対して、その工事環境や作業状況に応じて、通常より割増した工事費で請負契約を締結することはある。

例えば、全面マスクを装備しないと成らないとか、高所の作業であるとか、線量が高い作業であるとか、そういった場合は割増した契約を締結することはある。

# いや、それ割増と言わないから。全面マスクが必要な作業なら、それはそれで正当な必要経費だから。割増でも何でもない単なる作業単価だから。割増の意味わかってんの?この人?現場を何も知らない若い人間を矢面に立たせて何考えてるのか、上の人間は。

○フリー木野:
それはどの程度を基準にしているのか?

○東電石橋:
基準の中身はお答えできない。

○フリー木野:
ええっ、要するになんでそれを聞いているかというと、御社が元請けに支払われている金額が適切に作業員の方に渡っているかどうかがわからないわけですよね。

それは昨年のアンケート(http://j.mp/Vvw0fz)でも自分の金額がわからないとか、割増がないという方の回答が非常に多かったことでもわかると思うが、その辺を適切に管理する上でも、ある程度基準の金額を、

要するにどんぶり勘定で、危険手当を作業に応じてプラスアルファの費用を出しているわけではないと思うので、その辺の基準を示していただくことはできないのか?

○東電石橋:
あの、ま、支払基準に関しては、あの、ま、契約に関わることなので、公表は、ま、でき、ま、せんが、当社としては、その、もとう、ま、なんども個の会見の場で申し上げていると思うが。ま、元請けの各社に対して、その法令の順守とか適切な労働条件の確保をお願いしているということである。

# 別に特定の企業示してここの契約内容示せとはいってないでしょうが。まともな企業ならコスト計算ちゃんとしているはずでしょうが! 電○とか、大きいところは本当にドンブリ勘定したがるんだよ。こっちが細かい見積もり出しているのに。ほんと大企業になるほどアホ率高い経験則。


○フリー木野:
いや、あの、それが出来てないから伺っているんですけど。それをより透明性を高める上で、御社の方からその金額を出していくというのは、マイナスになることではないと思うが。

★★★例えば作業員の方がこれだけ受け取れるのであればやってみようという方もいるかもしれないわけですよ。ただ、今の状態だと、そういったものが全く不透明になっていて、1日9000円や1万円で1Fのなかで作業されていることを考えると、

ある程度、元の金額がいくらだったか、というのを示すのは重要ではないかと思うが。それでもやはり、それは出せない、そういうことか?

○東電石橋:
言ってる趣旨はよくわかるが、契約に関することなので答えは差し控えさせて頂く。

# コスト計算しているなら、危険手当の率をちゃんと決めているはずなんだよ。それを示せという話なのに、個別の契約の内容を明かせと無理なお願いをしているかのように問題すり替えて回答拒む。分かる人にわかるよ。ろくな会社じゃないってことは。国費投入されてる自覚すらない。

○フリー木野:
それを別の形で作業員の方に示せるような方法というのは、御社の方で検討はされていないのか?要するに作業員の方がきちんと給与を、金額を受け取れているのか、確認できる方法はなにか検討されないのか?

要するにいくらピンはねされているか自分で確認できる方法をきちんと示すべきではないかと思うが。アンケートの結果を考えると。

○東電石橋:
まずは実態把握という事で、そのアンケートを実施したりしているが。あの、まっ、現状としては元請け企業に対してきちんとお願いしているということだ。

○フリー木野:
あの、すると御社の方は直接は関われないと。そういうことか?

○東電石橋:★★★
そう言う部分も大いにあると思っている。

○ニコニコ七尾:
頂いた資料のオフィスサービスセンター(http://j.mp/VWk81m)についてだが、これ、福島復興雇用創出プロジェクトの一環として、本店、オフィス、本店にあるサービスセンターを移転するということですね。

この狙いというのは、つまり、1ページ目に書いてあるが、いわゆる10人程度を採用予定。個の雇用創出という意味で、移転するというのが主な狙い、そういう理解でいいか?

○東電石橋:
そうだな。雇用創出の、まっ、いくつも、いくつかある雇用施設の一つとして、ええ、まあ、オフィスサービスセンターの移転を検討しているということだ。

○ニコニコ七尾:★★★
そこはね。結構重要なところで、少しでも地元の方々の雇用を創出するために、移るんだということでよろしいよね?

○東電石橋:★★★
そうですね。できるだけ現地雇用に繋げたいと考えている。

○ニコニコ七尾:
そうすると2ページ目にある現在の要員93人で、例えば派遣、委託等で36人になっているが、派遣、委託等も地元で派遣とか、委託で補いたい、そういうことか?

○東電石橋:
はい。その内訳などはこれから検討していくことになるかと思うが、現地採用もできるだけ確保していきたいと考えている。

○ニコニコ七尾:★★★
わかりました。出来れば、こういう狙いをされているわけだから、実際に地元で個の人数が雇用されているというのは公表していただいたほうがいいと思うが。

○東電石橋:
まっ、それはこれから検討していくことになると思うので、また決まったら復興本社会議の今後の会議の中で検討の進捗状況などを示せると思う。

○ニコニコ七尾:
わかりました。前回も伺ってもう一度改めて伺いたいが、この年末年始における復興推進活動の実績、これ、ありがとうございます。

▼この草刈がどうしてもイメージがつかなくて、この時期の草刈りというのは、積雪もあるし、そんなに季節柄、伸びていないと思うが。

結構、延べ人数的にはかなりの人数がかかっていて、この実情をイメージさせて欲しい。背景は神社側からやってくれないか、というお願いがあったということか?

○東電石橋:
神社からと言うよりも、私どもとしては自治体から要請をいただき、入って、ま、年末年始に一時帰宅が認められた地域があって、

○東電石橋:
その一時帰宅をされた方が、ま、初詣とか、そういった形で神社に行く事が多いだろうということで、神社の清掃や草刈りを手伝ったということだ。

○ニコニコ七尾:
それは前回も伺ったが、ただ、繰り返すが、積雪もあるし、草もそんなに伸びてないので、どういう草刈りなのか、ちょっと教えてほしい。せっかくボランティアをしているわけだから。

そこがイメージできないんですよ。雪かきだったら、今コメントがあったが、雪かきだったら まだわかるが、草刈りがイメージつかない。

○東電石橋:
ま、雪がある、ないは場所にもよると思うが。わかりました。その辺の詳しい状況を 

○ニコニコ七尾:
その辺の状況を詳しく教えてもらったほうがいいと思う。

○東電石橋:
わかった。

○ニコニコ七尾:
それと、その際の放射性物質の影響とか。つまり、そういうのがあって皆さんなかなか手が付けられないところでやったというのはわかるが、そのへんを教えてほしい。

あと、▼年頭ということで改めて伺いたいが、吉田前所長の現在の状況について、教えてほしい。復帰の予定も含めてだな。

○東電石橋:
今現在、という意味では私もきちんと把握してないが、特に復帰の予定は聞いてない。

○ニコニコ七尾:
調べて教えて下さい。

○フリー村上:★★★
先ほどの質問にも重なるかもしれないが、オフィスサービスセンターの80人程度、新規採用が10人程度の予定だが、そうすると被災者出身グループ会社社員と現在の東電本社併せて残りは70名ぐらいになる。

このへんはそれぞれの東電社員の人数とグループ会社社員人数の内訳、概算は今のところあるのか?

○東電石橋:
現在のということか?それとも移転してからの?

○フリー村上:
いや、だいたいの移転先の予定ということ。

○東電石橋:
これからも検討していくことになるので、まだ明確には決まっていない。

○フリー村上:★★★
あと、この10人程度、平成25年度 グループ会社によって採用予定となっているが、グループ会社とはどちらか?

○東電石橋:★★★
東京レコードマネジメントと、ええ、そうっすね。現時点では東京レコードマネジメント、テプコシステムズという会社の方がオフィスサービスセンターで働いている。

○フリー村上:
ありがとうございます。

# 如何にも地域貢献という広報してるけど、結局、自分たち子会社、出向先、新たな働き場所を確保する事がメインの雇用創出の検討開始じゃないのでつか?七尾さんの言われるとおり雇用状況は細かく報告されるべき。

○フリー木野:
胸の所、透明になっているカッパとアノラックの件、水曜日に回答いただいたようだが、確認だが、今、作業で雨が降っている場合とかは、普通の作業員の方はタイベックの上になにか着たりしているのか?

○尾野:
通常、アノラックを切るというのは、汚染された水が直接水がかかる作業なので、雨天の場合に着るカッパ、という性質のものではない。雨具ではない。

○フリー木野:
雨具というのは別にある?カッパのような。

○尾野:
状況に応じるかと思うが、屋外作業等であれば、天候が悪ければ行わない場合もあるし、出来る場合はするということであるが、特に、ええ、雨具というようなことはしていない。

○フリー木野:
いや、要するに上、タイベック一枚とかアノラックだけならいいが、それ以外に雨具みたいなものを着たら、また確認が難しいのではないかという気が、

○尾野:
あ、そういう意味か。特にそう言う装備にはなってないが。

○フリー木野:
装備になってないということは、上に着ることはないということか?

○尾野:
ええ。はい。

○フリー木野:
わかりました。オフィスサービスセンターの件で追加だが、93人から80人に減らしたというのは、イメージとしては人員削減計画の中で減らしたということか?

○東電石橋:
オフィスサービスセンターの業務を100%現地に移転できればいいが、どうしても移転できない業務もある。例えばシステムのメンテナンスとか、やはり本店でないと出来ない業務も一部あるので、そう意味では今の人数がまるまる行くという事ではない、ということだ。

○フリー木野:
ここにあるOSCシステムの保守など、という業務内容が参考に書いてあり、福島移転が資料1であるが、これはまるごとこれが移るわけではないということか?

○東電石橋:
ほとんど現地に移転するが、一部どうしても現地に移転できない業務も出るのではないかということだ。

○フリー木野:
確認だが現在の要員が93人で、移転後が80になっているということは、これが人員が減っているのか、それとも本店に残る人間がこれだと単純に言えば13人だと思うが、そういうことなのか、どちらか?

○東電石橋:
まっ、あの、本社に残る人もいるし、現地で新たに採用する人もいるし、その辺の要員計画も含めてこれから検討していくことになると思う。

○フリー木野:
増えるか減るか、まだわからないということか?

○東電石橋:
現時点では約80人の要員計画ということで計画しているが、

○フリー木野:
要するに僕が聞きたいのは、現在の要員計画が93で今後80になっているのは、要員が減るのか、単に本社に残る人間が13人ぐらいいるから、要は人数が変わらないのか、その辺はどのように考えたらいいのか?

この人数の違いは。要するに増えるのか減るのか、変わらないのか。そのぐらいは計画として出ていると思うが、それも出ていない?

○東電石橋:
現在の社員が全部で1月1日現在で93名なので、そこと比べると、

○フリー木野:
人数を削減するということか?

○東電石橋:
オフィスサービスセンター自体の人数が減るわけではなくて、まるまる現地に移転するわけではないということだ。

つまり、オフィスサービスセンターの組織の中でも本社で仕事をする人もいれば、福島浜通りで仕事をする人もいるということになると思うので。

○フリー木野:
それはわかるが、人数として変わらないとイメージしておけばいいか?オフィスサービスセンター全体と福島を合わせたトータル人数としては。

○東電石橋:
基本的には変わらないと思う。ここで80名程度と書いてあるのは、なんでしょう…移転後の要員数なので、業務量としてはそんなに変わらないので、基本的に変わらないと捉えてもらって結構だと思う。

ただ、詳しい計画はこれからなので、その点は承知置き頂ければと思う。水処理設備の放射能濃度の測定結果で認識を伺いたい。

○フリー木野:
全ベータの放射能量だが、この10^4レベルというのが、恐らく事故後半年ぐらいずっと続いていると思う。最初は5乗や6乗レベルがずっと出ていたと思う。

それ以降、4乗レベルが1年位場維持されていると思うが、この辺はどのように考えたらいいのか?要するにある程度、フィルターで除去されていく分がどんどんあると、最初は少し下がったイメージが何となくあったが、そういうものではないということか?

○尾野:
そういう意味から言うと、全ベータの支配的な核種といえばストロンチウムなので、ま、ストロンチウムの半減期であったり、それからストロンチウム等をサリー等で取るというのはできないから、そういうところは残っているということだ。

○フリー木野:
勿論そうだが、それでも当初はタービン建屋の中に入っている5乗、6乗のものが未だにキープされているということなのか?

以前見たものはここに数字が出ていないが、タービン建屋も4乗ぐらいで事故直後より少し下がっていた印象があるが。理由としては?

○尾野:
トータルとしての水の量地震が増えており、増えている水は地下水の水が増えている格好になってるので、減衰で減っていくものと、薄まるものと、それから炉中に注水しているから、炉の中から出てくるものの、このバランスで決まってるということかと思うが。

# その点のトータルの分析というのは、これだけデータをとっていてもやらないものなのか。地下水流入量、注水量、各ポイント毎の経時変化。あとβ核種は関係ないよね。最初から除去なんてしてないし、メインで測定しているのはγ核種なんだし。自分的にはβがどんどん濃くなるイメージが。

ええ、事故当初の値というのは、そもそもの量はある状態で、ええ、炉からも出てくる量も、、ウォッシュされてくる量もある、なかでえ、あったということだから、あのう、直後に多い。

それがある程度減っているということは、それはそれで自然な状態だと思っているが。あのう、現時点で他のものの減り方というのが、

特に上のセシウム等々だが、これは積極的に除去する設備を使っているから、大きく値も変わっているし、減っているということになるが。ストロンチウム支配はそういう事から言ったら下がり方が少ないというのは、物の性質かということかと思っている。

# 根拠無く漏れていないと主張していた前面取水口付近海水。外洋と繋がっているのに濃度下がらず一定はどういうことだよ。高濃度汚染水を海に垂れ流し、水ガラス投入して目に見えている漏えいが止まっただけで全ての漏えいが止まったと主張する愚かしさ。ようやく始まった前面エリア鉄骨遮水壁工事。

○フリー木野:
その辺の実際に地下水の量がこれだけ建屋の中に入ったから、これだけ放射能量が希釈されて、この程度の数字になる、★★★何か具体的な計算みたいなのはされているのか?

# 増えるはずのβ核種がその分地下水流入でバランスしているということになるのかな。このへんの全体的な評価はやる意味無いのかな。

○尾野:
色々想定すればできないことはないと思うが、前提となる条件が決められないから、あまり意味が無いのかなと思っているが。特に現状、そう言う整理はしていない。

○フリー木野:
(http://j.mp/Uac0vr)そうすると今4条ぐらいで淡水化装置の入り口で4乗で、淡水化装置の濃縮水も4.3E+4Bq/cm3だが、この数字は、ずっとしばらく下がらずにバランスが取れてキープされていくことになるのか?

○尾野:
ALPSを運転すれば除去される。

○フリー木野:
ALPSを運転するまではこれで維持される?

○尾野:
そうだ。ある程度の、その、積極的に撮る装置がないから。

○フリー木野:
ああ、これ以上は希釈されない?要するにタービン建屋の方は今以上に希釈されないということになるのかね?地下水が入り込んでも。

○尾野:
要は地下水が入り込んでくる量は大体コンスタントに1日400トンぐらい入っていくとすると、1日辺りに水が増えるパーセンテージは、全体の水の量が多くなってくれば、

一日あたりに薄まる量は相対的に少なくなってくるから、動きとしてなまってくるというのは、傾向としては自然という意味で申し上げたわけだ。

ですから、あのう、当然入っているから、薄まる傾向はあっておかしくないが、そういったものが、今、全体として水の量が非常に多くなっている状態の中で、400トンというのが、薄め効果がどれぐらいありますか、というと、相対的に小さくなってくるという意味だ。

○フリー木野:
あの、敷地内にある汚染量全体の量は増えているが、建屋地下に溜まっている汚染水の両自体の容量は増えてないわけですから。

OP3000mm付近でコントロールしているということは総量は増えてないので、どんどんそこに400トン毎日入って行けば全体に希釈されるのではないかと思うが。その辺は?

○尾野:
炉注で水を入れている水の中にも、当然個のストロンチウムが入ってろの中に戻っていくという経路もあるので。

あのう、全体としておっしゃるように全体の中でのバランスということになるが、ストロンチウム等をしっかり除去してへたらしていくことのためには、ALPSの稼動は必要だと思っている。

# とどのつまり、ALPSを延々回して海に投棄し続けるというのが、今後続く廃炉作業の循環注水冷却システムの最終形態。

○フリー木野:
要するにタービン建屋も、今10^4でこれ以上希釈されていないということは、毎日入っている400トンの地下水量に原子炉の中から出てくる放射能量がバランスされて10^4レベルで止まっている、そういうことなのか?

○尾野:
チョット私も全体の傾向をトレンド的に見た上で申し上げているわけではないが、全体の傾向としてはそういったもろもろのバランスで成り立っている話だ。

○フリー木野:
そうすると一番最初に10^6レベル出会ったものが10^4レベルに希釈されているが、ようは100分の1ぐらいに希釈されているが、これは考え方としてはどう考えればよろしいか?地下水による希釈で100分の1になった、そういうことか?

○尾野:
えっと、希釈もあるし、減衰も含まれていると思うが、希釈効果はある程度沖のではないかと思っているが。

○フリー木野:
素片恩師さんは御社の方ではしていないと。100分の1になった理由は、具体的には計算してないということか?

○尾野:
今、特にしてないが。

○フリー木野:
なんとなくなっちゃった、感じか?そうすると。

○尾野:
ま、なんとなくと言うよりも、自ずとなったという理解だ。

# 自ずとなった…  要約すれば、Q:汚染水全体の濃度傾向を分析してるのか? A:しても意味がない。

○読売前村:
2点だけちょっと確認したい。国際アドバイザリーチームの件で、何人ぐらいというのは、ざっくりとした人数もまだ決まってないということでよかったっけ?

○尾野:
特に具体的な状況ではないと思っている。

○読売前村:
廃炉に必要な技術の助言をしたり、あと、ロードマップの提言を行ったりするのはパワーポイントの絵で書いてあると思うが、これは助言先とか低減先は国でいいのか?

○尾野:
えっとお、これ、あの、大分以前に11月7日でしたっけ?再生に関する経営方針のアクションプランというところで示したが、

その中で、ええ、国際技術開発組合というような、検討組織を立ち上げようということをしていたので、そういうところに助言をインプットしていただこうというような仕立てかと思っている。

○読売前村:
あと、10日の昨日の補足準備会合はどんなことを話しあったのか?

○尾野:
特に具体的な内容は聞いてないが。全くの準備ということかと思う。

# ムラの公開されない準備会合=口裏あわせ と言う自分辞書

○読売前村:
わかりました。あと保安規定の変更申請と修正の補正のところだが、2番と3番に括弧書きで、http://j.mp/Uaca68 「12月7日に提出した実施計画には既に反映済み」とある。

12月7日に規制庁に出した報告書としては、そっちがそのように明記されている、ということで良いか?

○尾野:
例えばブロアウトパネルを閉めるということは、計画の中に入っているから、その出す書類、審査してもらう書類の中にはその時点では対応していたよぉ、ということだ。

○読売前村:
それが今日になったのは、なにか意味があるんだっけ?

○尾野:
特にないが、あのう、要は実施計画は制度が変わって新しく認可して頂く性質のものだから、ある意味全部を審査して、認可ということだから、恐らく一定時間掛かるということだ。

その認可が下りるまでは現行の保安規定で現地の管理はされる、という、要は住み分けだから、まっ、現地業務のスピードに合わせ、実施計画が認可されれば、そちらをどんどん改定してく動きになるわけだが、

そちらの最初の「版」が認可される前の時点は、保安規定の方を、その、日常の運用のために改定申請をしていく必要があるので、ま、その、執務的な事情ということになる。

○読売前村:
わかりました。ありがとうございます。

○尾野:
▲それから、先程、チョット人数の話があったが、大体7名ぐらいイメージしているということだ。

○ニコニコ七尾:★★★
尾野さんに伺いたい。前回でも前々回でもあったが、改めて別の角度から確認したい。昨年の今頃、冬の時期は凍結トラブルが結構あった。チガヤの問題など様々、ここから確認だが、様々、対応されて、現在そういった凍結のトラブルはもうないので、

報告がないのか、それとも、会見が平日毎日から3日になったこととか、様々な方針の変更で、あまり細かいことは報告されていないのか。これはどちらなのか?トラブルは殆ど無い?

○尾野:★★★
そういう事から言うと、今、水の凍結の話を例にあげていたが、少なくなってきたので減っているということだ。今も小さな物も同じように情報としては出しているので。凍結の話に関しては実際に減っているということだ。

○ニコニコ七尾:
ただ、あることはるということか?

○尾野:
えっとお、

○ニコニコ七尾:
つまりですね。質問の趣旨は、ずっと同じ、なんとういうかな、

○尾野:
同じ順で、、

○ニコニコ七尾:
そうそう。

○尾野:
そういう意味では変わってないと思う。

○ニコニコ七尾:
それは変わってない?

○尾野:
はい。

○ニコニコ七尾:
なので、同じ公表の基準では(やって)来ているが、ということでよろしいな?

○尾野:
はい。

○ニコニコ七尾:
わかりました。

○東電石橋:
▲先程、草刈りの話、すいません、あの、浜通なので、そもそもあまり雪はあまり積もらないが、そう言う場所で、ま、あの、二年間、除草していないこともあり、相当現地はぼうぼう草が生えている状態なのだ、そうだ。

それで実際は参道の脇の土地の草刈りとか、あるいは境内の落ち葉を拾い集めたりというような、そういった作業をしたということだ。

○ニコニコ七尾:
まあ、南相馬とか色々なので、東電の方が作業するときはきちっとした装備をしてやっているのか、それとも普通の作業着でやっているのか?

○東電石橋:
普通の作業服で対応しているようだ。

○ニコニコ七尾:
放射性物質の影響は殆ど無い状況ということか?

○東電石橋:
はいそうですな。

○フリー木野:
一昨日の汚染水の週報(http://j.mp/13hRUmW)の関係で確認したい。今後の予定の濃縮塩水のタンク容量と貯蔵量だが、これ、今、全部一緒くたになっていると思うが、今年に入ってから元々入る予定ではなかった貯留槽に、

濃縮塩水を入れていると思う。その辺の今後の使用の予定というのは、今後、別の形で示してもらうわけにはいかないのか?

○尾野:
今後の使用の予定から言うと、添付3のところにこの様に割り当てていくと示しているが、

○フリー木野:
いや、これは元々どうもそうだったらしいが、そもそもの説明は円形タンクに入れていて、その円形タンクの、当初、四角いのを使っていたが、そういったタンクの総量であり、地下の貯水槽は含んでなかったと理解していたが、

元々地下の貯水槽自体は濃縮水を入れるものではなく、ALPSのあとの処理水を入れるものにしている予定のものなので、一度、濃縮水で汚染水を入れると処理水に使えないわけですよね。

であれば、どれだけの容量を作ってどういうつか方をしていくというのは、ここに書かないと総量がよくわからなくなってしまうと思うが。今後の計画というのは非常に分かり難いが。別々に書いておかないと。

○尾野:
現状、汚染水との貯留に支障がない準備が出来ているかの見通しを示すというのが、個の書類の見通しなので、そういった趣旨で作っているということだ。それからあ、お話のように、タンクというのは水を入れるために作っているわけだが、

# 如何に説明責任を果たしているかのように見せかけて、実態をわかりにくくするか、というのが、長年、培った東電広報の資料作成班の腕の見せどころ。分かり難いかもと認めてるんなら改善しろよというはなし。日々ドキドキして見てないでさ。 http://j.mp/XsehCU http://j.mp/XselTh

今作っているタンク、地下貯留水含めてだが、汚染水だろうが綺麗な水だろうが、いずれにしても入れられるような作りで作っているということだ。ALPSがかどうすれば、当然綺麗な水が出てくるから、

綺麗な水は綺麗にタンクに入れていく段取りになるというのは、おっしゃるとおりだが、現状のようにALPSの稼動がまだスタートしていないので、まあ結果として日々増える汚染水はいずれかのタンクで処理していくことになる状況だ。

# 最近気になる規制庁と東電会見の切り離された感。保安院の時は連動する質問があり、大手メディアの記者も経産省・保安院(安全委員会)と東電の間をいったり来たりしてた。規制庁になってから、そのような行き来がなくなったのが気になってる。

○尾野:
これは淡々とそういう事が進んでいる状況だ。

○フリー木野:
話はわかるが、ALPSで使う予定だった貯留槽を汚染水に使っていくということは、ALPSで使う予定の貯留槽の量がその分だけ減っていくということだと思うので、

その辺のバランスも含めて状況がわかるように説明頂けないか?もうひとつ言うと、今のは濃縮受けタンクに218,900トンだと思うが、このうちのどの位を貯留槽が占めており、貯留槽でない部分がいくつなのか。

これからどんどん数字が変わっていくと思うので、その辺は分けて示していただくことはできないのか?

○尾野:
えっとお、貯留槽であるか、タンクであるか、ということはあまり「わけ」としては意味が無いと思っている。ですのでえ、あのう… 敢えて… 

# 要するに「でんき予報」みたいなことをすりゃいいのさ。そっちの危機感は原発再稼働のため、めいいっぱい煽るくせに。世間では汚染水問題はなかった事のようになってるし。

○フリー木野:
貯留槽を使っていくとALPSで使える貯留槽の量が減っていくわけですよね。

○尾野:
それは貯留槽を使おうが、タンクを使おうが、同じだが。

# 地下貯水槽の漏れた場合の対応が難しい点は3重シートの間に検知器入れて検出してるから「漏れた日も安心」とか言ってるけど、具体的な対応が示された覚えはないし、これまでの行き当たりばったり印象から疑心暗鬼。だからβ核種を取り除いたALPS水を入れると思ってたけど。

# 最近、やたらと「綺麗な水」を強調する東電。南アルプスの天然水みたいに「ALPS」と「綺麗な水」そのうちコンビニで買えるようなイメージ刷り込みたいのか。HOT試験もしてない。実験で目標取りきれない話しもあったのに。

○フリー木野:
貯留槽は元々ALPSのあとの汚染量の低いものを入れる予定で作っていたわけだから、そこに汚染水を入れていくと元々使えるものが減っていくと思うが。

○尾野:
えっとぉ、現状、、

○フリー木野:
だから入れたくない、あまり入れない方針で使っていたわけですよね。

# 自分もそう理解してた。

○尾野:
えっとお。もともとぉ、そりゃ、おっしゃるとおりだ。つまりぃ、汚染されてない水がALPSによってできてきた時に貯蔵する容量というのは、ええ、当然必要なわけだから、そちらの量もキープするように、それが少なくなっていくと、

# 「汚染されてない水」と言い切りますた… ( ゚д゚)ポカーン

運用の自由度が減ってくることになるが、発電所内に存在している水の量は、ALPSが動く、動かないに関わらず一定の量で増えていくことになるので、

それをカバーできるようなタンク計画は立てていて、そのうち綺麗な水に割り当てるものと汚い水に割り当てるものが、ええ、ALPSの、要は本格稼働のタイミングによって結果として変わってくるということである。

○フリー木野:
ですので、その綺麗な水に割り当てるものと汚い水に割り当てるものの量というのを示していただくわけには行かないのか?

○尾野:
それはぁ、ALPSが具体的にどのように本格運転に入っていくかということを、今私どもは見通せない状況だから、したがってそういう整理は予定の立て用がない種類のことだ。

従って汚染水を貯蔵することにおいて、溜まってくることがあれば使えるタンクに入れていくというのが、必然的な状況だということだ。でえ、それへの割り当てを随時しているということになる。

○フリー木野:
であれば、別に結構だが、そしたら貯留槽に今現在、いくつぐらい、どれぐらいの量を入れているのか。要するに先ほどの貯留槽に汚染水を入れれば、今後の自由度が減っていく話があったので、やはり、貯留槽に今後、どれぐらい入れていくものなのか、数字として示して頂ければと思うが。

○尾野:
チョット誤解があるようだが、貯留槽に入れる、入れないではなくて、ALPSの稼動が遅くなれば、最終的に自由度が減ってくるというのを申し上げているのであって、貯留槽であるか、鋼製タンクであるかはあまり関係ない。

○フリー木野:
鋼製タンクにALPSの処理したあとの水を入れる予定ってあったのか?

○尾野:
入れることも可能だ。何れも可能ということで、実質的な運用上の差はないと思う… 

○フリー木野:
そうすると増やしている量は鋼製タンクはどれぐらい数を増やしているのか?

○尾野:
鋼製タンクが置ける場所と、それからこうした地下貯留槽を作っている場所というのがあるが、全体として本年度で32万、来年度プラス8万。それからその先70万トンまで、ということで、総量のキープはしているということだ。

○フリー木野:
その内訳は示して頂けないのか?

○尾野:
えっとお、どうでしょうかね… 

○フリー木野:
鋼製タンクと貯留槽の内訳は以前、出していただいていたか?

○尾野:
そりゃ、ちょっと確認してみないとわからないが。あのう、どういう水のため方のタンク形式をしているのか、というのは、実は、あまり、意味が無いことだと、と思っている… 

トータルとしてどれだけあるかということが、ま、あの… 補間ということにおいては、意味がある。と、いうことだ。

# なんでやねん。過去にも信頼性の低い角型鋼製タンクを丸型にコソーリとリプレイスしてるでしょうが。タンクの性能に応じてどこに何を入れるかを検討していないとうこと自体有り得ないよ。自信がないと小声になる尾野氏。貯蔵形式よりもトータル量が重要だと。信じられない説明。

○フリー木野:
ちょっと数字の内訳をできたらお願いする。

○尾野:
ご意見として承っておくが、確認はしてみるが、あの、、回答については改めて確認した上で判断する。

# ご意見として承る=拒否

○東電石橋:
最後に次回だが、来週の月曜日は休日になるので、次回は16日水曜日となる。よろしこ。ハイッ? はい。 

○フリー木野:
あ、すいません。ちょっと確認だが、今後も祝日等があった場合は、一回飛ばして週に2回になるということですかね!会見が。

○東電石橋:
基本的には月水金という事でお知らせしており、

○フリー木野:
そこに祝日がかぶった場合は会見の数を減らしていくということか?

○東電石橋:
え、あの、減らしていくわけではないが、祝日になった場合は、あのう、特にスライドはしない。

○フリー木野:
翌日にスライドさせないで減らすということだな?

○東電石橋:
特にスライドをすることは考えていない。

○フリー木野:
スライドしないか?

○東電石橋:
トラブルがあった場合、緊急会見する場合は、当然、会見のない日でも会見を開くことはあるが、基本的にスライドは考えていない。

○フリー木野:
現状でも3回なので、出来ればスライドで3回はキープして頂けないか?その辺は再考して頂けないか?

○東電石橋:
まっ、意見として承る。それでは終了する。

# ご意見として承る=拒否

~ 終了 18時44分(1時間14分)


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