2013年1月9日水曜日

東電会見 2013.1.9(水)17:30 ~ 2号機ブローアウトパネル開口部γカメラ調査失敗。新潟県内の各自治体との安全確保 協定書。

東電会見 2013.1.9(水)17:30 ~

昨日実施した2号機建屋開口部オペブロのγカメラ撮影はカメラ不調により延期。1月予定のIAEAレビューミッションを延期するレターが昨年12月に届いて延期する報告。規制庁が新安全基準策定中なのでそれに基づいたほうがいいんでね?が理由。

柏崎刈羽原発と新潟県内の28市町村が安全確保協定締結したで報告。基本これまでの協定内容と大きく変わらず、ポイントは相互連携を図るための原子力発電所連絡会の設置、何かあれば発電所現地確認(でも30km圏内の市町村に限る)

損害補償を誠意持って対応する約束の主に3点。 締結状況は長野、栃木。群馬は調整中。その他からは要請ないとのこと。ほか、水曜日なので水処理週報。

取材案内1月11日に午前9時から第一回 フクシマ復興本社会議を開催、メディアに冒頭、頭撮りさせたるわとの事。前日10日には会長、社長さま、復興本社代表さまが、知事、県議会議長、県議会副議長を訪問、詳しくは資料みろと。HPになし。

冒頭、久しぶりの宿題回答あり(木野氏、七尾氏、おしどりマコ氏宛)ほか。


【質疑】*は冒頭報告に対して
  1. 共同(新潟各自治体との安全協定締結*)→
  2. TBS(2号機ブローアウトパネル開口部γカメラ調査失敗*)→
  3. おしどり(β線高線量被ばく作業員評価*・DG黒煙・2号機温度計評価・福島IAEA閣僚会議-社内事故調査報告書配布)→
  4. ニコ(IAEAレビュー延期*・10日県知事訪問目的・DG黒煙)→
  5. 村上(サリーフィルタ洗浄・新潟各自治体との安全協定締結*-通報手段・柏崎刈羽訓練)→
  6. 読売(新潟各自治体との安全協定締結*・IAEAレビュー延期*)→
  7. 共同(IAEAレビュー延期*・新潟各自治体との安全協定締結*)→
  8. 東京(水処理週報*-タンク貯蔵量)→
  9. ニコ(IAEAレビュー延期*)→
  10. 村上(新潟各自治体との安全協定締結*)

○福島第一プラント 1月9日

○報告 1月9日

○福島第二プラント 1月9日

○環境モニタリング・サンプリング

○その他 1月9日

○福島第一プラント 1月8日

○関連



■福島第一の状況

○東電石橋:
原子力定例会見をはじめる。ヨロシコ。

○尾野:
福島第一の状況 http://j.mp/13hQ8Co

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機注水安定。

[圧力容器下部温度]
示したとおりで特記事項ない。

[格納容器圧力と水素ガス濃度]
特記事項はない。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システム運転中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に移送実施中。6号機タービン建屋から仮設タンクに15時まで移送を実施。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。

[その他]
昨日から4号機の燃料取り出し用カバーの鉄骨建方工事を実施している。本日も順調に工事を進めている。一番下のポツ。

以前、★既に案内しているが、2号機の増設廃棄物建屋、地下貯蔵建屋というものと、同じ3号機の建屋があるが、こちらの建屋で配管貫通部から水漏れがあって、ま、建屋内に入っている状況があったので、こちらの止水工事が完了している案内だ。

★★★昨日、γカメラで2号機の建屋開口部からオペブロの写真を取ることを試みたが、カメラ不調のため、延期になっているということである。それから定例報告だが

# 三菱、東芝、新型ロボットによるベント配管調査と言い、新しいチャレンジは尽く失敗… orz


■高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況

★★「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第81報) http://j.mp/13hQnxa」添付1 http://j.mp/13hRUmW

○尾野:
建屋滞留状況 1号機 13,700m3 2号機 21,500m3 3号機 22,600m3 4号機 17,500m3 合計で1~4号機貯蔵量 75,300m3。

プロセス主建屋に移送されて貯蔵されている量だが、貯蔵施設側(プロセス主建屋13,750[+70]+高温焼却炉建屋3,600[-130])合計 17,350m3。先週の処理量 5,930m3。

# (先週)1号機 14,000 2号機 22,500 3号機 22,600 4号機 17,200 合計値 約76,300m3 貯蔵施設プロセス主建屋13,680+高温焼却炉建屋3,730 計 17,410m3 処理量 約 5,710m3。

稼働率サリー70.6%。廃スラッジ使用済みベッセル+0本。ROを通して処理の終わった量だが、濃縮塩水受けタンク量 218,962m3[+2995]、淡水受けタンク23,391m3[-506]濃縮廃液貯蔵槽 5,498m3[-11]

# (先週)キュリオン0%、サリー66.3%。使用済みベッセル+2本。濃縮受けタンク215,967m3、淡水受けタンク 23,897m3、濃縮廃液貯槽 5,509m3

裏面。今週から来週にかけての予定。中長期の見通しだが、添付3http://j.mp/13hRUmW 向こう3ヶ月ほどの状況見通し。

2号機タービン建屋地下についてはOP3000mmを中心にコントロールできる見通し。3号機タービン建屋についても同じくOP3000mm近辺でコントロール見通し。

グラフ一番下。★濃縮塩水タンクの容量、貯蔵量の関係だが、処理水増加量に対して貯蔵タンク容量は満たせる見通し。


■福島第二原子力発電所 復旧計画の進捗状況

手元に「福島第二原子力発電所 復旧計画の進捗状況について http://j.mp/13hPSDl (写真 http://j.mp/13hQ5ql)」という資料。各号機の進捗状況1~4号、それぞれ示しているが、

1号機で対象としている作業、工事に対して終了したものが青く示されているが、進捗としては68%ということだ。2号機についてはその次の資料だが、82%まで進んでいる。

3号機、4号機については100%ということだ。それ以降、主な工事の状況について写真等で示しているが、こちらを参考に見ればと思う。

15ページを見ると炉内点検の様子について写真等で説明しているが、15、16ページについては昨年11月の段階で説明した内容なので、参考にするんだ。


■柏崎刈羽 IAEAのレビューミッション延期のお知らせ★★★

それからあ、柏崎に関係する情報だが、ええ、IAEAのレビューミッションを柏崎で実施するということで、IAEAの専門家チームのレビューを本年3月に受信するということで、IAEAとの間で了解を取っていた、ということで、既に案内しているところだが、

先般、IAEAから日本の原子力規制庁と議論した結果、レビューを延期するようなレターを頂いたので、レビューを延期することになった。

国際的な水準から見て不十分な点があれば指摘いただき、安全対策に更なる拡充に努めて以降と私どもは考えていたところだが、今後、改めて調整していこうかと思っているところだ。


■新潟県内の各自治体との安全確保に関する協定書の締結★★★

それから、これまた柏崎の話だが、「新潟県内の各自治体との安全確保に関する協定書の締結について http://j.mp/UVwAkv」ということで資料を配っている。

こちらについては、元々地元の安全協定というのは、新潟県、柏崎市 刈羽村と、ええ、安全協定を結んでいるが、それ以外の新潟県内の各自治体の情報連携等に係る協定を結んでいるということで、議論がなされていたものである。

本日、新潟県内の28市町村と東電柏崎刈羽原子力発電所に係る住民の安全確保に関する協定書というものを締結した。

内容のトピックス的なところでいうと、通報連絡そのものについては既に連絡協定を結んでいたが、それに加えて、★平常時における相互の連携を図るための原子力発電所連絡会を設置すること。

それから、必要な場合に発電所の現地確認を行う内容が盛り込まれているということである。添付資料1http://j.mp/ZFSzj4 のところに、主な概要を示している。

締結日は本日。協定締結関係者は2ポツに示しているような周辺各市となる。案内の通り、既に協定を締結している新潟県、柏崎市刈羽村についてはあらためての締結はない。協定の概要だが、大きく3つほどある。

平常時の対応ということでは、先程も言った通り市町村と当社は平常時における相互の連携を図るため、原子力発電所連絡会を設置し、原則として定期的に開催するものとする、というようなことが定められている。

また、非常時対応に関しては、通報連絡と現地確認があり、平成24年2月に締結した通報連絡協定は引き継ぐということ。

2点目として発電所の自治体が立ち入り調査等を実施する場合において、★市町村は発電所の現地を確認出来るものとするということで、現地確認に関する定めを入れている。

3点目として損害の補償ということで、原子力発電所の運転保守に起因して住民に損害を与えた場合は、当社は誠意を持って保証するものとする、というようなことである。

こういった内容で協定本文の内容はめくって添付資料2http://j.mp/ZFT4d2 に書いてある。協定の運用にかかる細目ついては添付資料3http://j.mp/ZFTe42 に運用要項という内容を入れている。

まあ、こういった内容で本日締結させて頂いたということで案内する。それから復興本社に関する話が1点ある。


■第一回 フクシマ復興本社会議と福島県訪問の案内★★★

○東電石橋:
フクシマ復興本社会議について案内したいと思う。昨日プレス発表をしているので、既に皆さん承知のことかと思うが、1月11日金曜日の午前9時から第一回 フクシマ復興本社会議を開催する。

# 皆さんって、、プレス発表ってHPにあった?

会議冒頭を公開するので、是非取材すればとおもう。会議終了後、会長、社長、復興本社代表による記者会見を行うので、そちらも取材すればと思う。

昨日のプレス発表の際の公表資料をこの会見で今、配っているので。詳細はそちらを見ればと思う。

★★★尚、前日の1月10日に会長、社長、復興本社代表が、県知事、県議会議長、県議会副議長を訪問するので併せてお知らせする。詳細は配った公表資料を見るんだ。

# HPに無いんですけど… 復興本社関連は一昨日の http://j.mp/ZvPu5l これしか見当たらないんでつけど…


■宿題回答

○尾野:
えっとお、それから頂いている質問で回答確認が取れているものに関して案内したい。

http://j.mp/ZFUR1J(木野氏宛)
胸が透明になっているアノラック。こちらについてタイベックの胸の所の透明措置はとっているが、アノラックを上に着た場合にアノラックは透明なのか、という質問があり、

アノラックは用意しているということで回答しているが、いつ頃子からという質問だったので、確認した。昨年の11月一臂以降、透明アノラックを配備している状況だ。

その後、順次買い足しており、12月初旬時点では数千着という状況になっているということだ。で、アノラックの使用はだいたいどれぐらいの物量があるのか、とうことだが、

これは水濡れ作業ということに限定されるので、大体、12月の実績で言うと1日10名程度の使用実績ということなので、数量的に十分余裕があると考えている。

http://j.mp/ZFVRTD(ニコ七尾氏宛)
それから、リングバッジの準備数量等々ということだったが、リングバッジについては大体月に必要な量をカバーする程度、購入と言うよりも検査機関から送って頂き、そちらがひと月終わると返すという対応をとっている。

大体、ええ、リングバッジを使用する仕事というのは、当社関係の社員で言うと、大体、ひと月あたり30個程度使用するぐらいの作業物量ということである。リングバッジについては、月当たり60個調達しているので、現状の仕様には支障ないということだ。

http://j.mp/ZFWIU8 http://j.mp/ZFWNHv
それから本日、 おしどりさんがお見えなので、以前頂いた質問で、発災直後に3号機地下溜り水の中に長靴で入った方、

あるいは短靴で入って、足が水に濡れてベータ被ばくをされた方の線量はいくつだったかということと、その線量評価はどのような考え方をするのか、

という質問を頂いていたかと思う。で、足首、こちらの線量だが、2名の方は466mSvと評価されている。1名の方は足に汚染がなかったので、線量はなしと評価されている。この評価は放医研の方で行なっている。

で、放医研が行った評価の考え方だが、こちらは原子力安全技術センターというところが被曝線量の測定評価に関するマニュアルという手法を示した書簡を出しており、その中で様々な方法が状況によって知らされているわけだが、

★★★β線に汚染された水が皮膚について、それによって被曝している場合の評価ということもその中に入っており、汚染されている水の清浄、汚染濃度等を元に計算で評価する方法が示されている。そちらで評価していると聞いている。

頂いた質問を含めて以上である。

○東電石橋:
それでは質問を承る。(17分)



■質疑

○共同かわむら:
http://j.mp/UVwAkv 柏崎刈羽の安全協定に関する件で。確認だが今回、連絡会を設置するということだが、念のための確認だが、これまで他の市町村と意見交換する場は無くて、今回、はじめて出来たということなのか?

定期的気に開催するということだが、どの程度の頻度を考えているのか?また、今回の協定は多分柏崎市や刈羽村と比べると内容に若干違いがあると思うが、

例えば柏崎刈羽村だと異常があって稼働停止した場合に再起動する際に、自治体に同意がいるケースがあるかと思うが、そういう点で違っているのか、というところがひとつ。

あとですね。この異常時の通報だが、確か現行のものではFAX可何かだったと思うが、これかどのような形での通報を想定しているのか?

○尾野:
1点目として今回、連絡会を設置ということだが、これに類するような協議、連絡の場はあったかという質問だが、勿論柏崎刈羽村、新潟県都の間というのは、蜜の連絡をさせて頂いていたが、周辺のこれらのところと定期的に持つというような形のものはなかった。

でぇ、ただ、今回、こういった協定を結ぶに辺り、当該の市町村の方では協定を準備するための会議だな。こちらの方を設立している。

チョットマツンダ 

えっと、名称は… ケンキュウカイカ… そうだな。「原子力安全対策に関する研究会」というのを立ち上げて、こちらで様々な検討をしている状況だ。まあ、こうしたところの要請、要望を伺いながら、ここに取りまとめがなされたという経緯だ。

もう一つ、柏崎刈羽村等々と、元々結んでいた競艇とどういったところが違うのか、という質問かと思うが、、ええ、基本としての通報連絡に関する、ええ、内容だな。これは基本的に特に大きな違いはない。

それから現地立ち入り、現状確認ということが、安全協定の中にあるが、これに対応する形で新しい周辺市町村も現地確認という項目が今回入っているので、これも行われる内容になっている。補償についても同じ内容ということなので、

★★★大きく違うところで言うと、技術連絡会の設置に関する事。それから、計画等に関する事前了解に関すること。あるいは適切な措置要求に関することといった直接、周辺の市町村と行うことに関してやや違いがあるということである。

それから、もひとつ何でしたっけ?通報連絡の仕方ですね。これはファクシミリ等で行わせて頂こうと思う。

○共同かわむら:
確認だが、この適切な措置要求というのは、具体的にどのようなものなのか?

○尾野:
これは原子力発電所の事故等で、新潟県が発電所の立ち入り調査を行なって、その中で何らか、対策を取るべし!というような、具体的な要望、要望と言うよりも指示だな。こういった要求があった場合に私どもはそれに真摯に対応していくという内容だ。

○共同かわむら:
計画人関する事前了解というのは、例えば増設であるとか、大きな設備の変更である場合の事前了解ということですね?

○尾野:
はい。

○共同かわむら:
後、これも勘違いしていたら申し訳ないが、異常時があり停止した場合に、それを再び動かす場合に立地自治体の同意が必要だと理解していたが、そういうものは柏崎市、刈羽村の協定に含まれているのか?

○尾野:
えっとお、先ず、こういった状況の中から、ええ、次のステップということで行くのであれば、当然、十分な理解を得るような説明をしていくことは必要だと★思っているが、

何れにしても、現在、起動についてどうこう言えるような状況ではないので。そういったシチュエーションになってないということを前提に聞いていただきたいと思う。

元々の協定の中で起動する場合の了解ということは直接的にない。通常の状態であれば起動する行為は一般的な業務プロセスの中の一行為ということだ。

# 起動について地元がどうこう言えるものではない。起動に関しては一般的な業務プロセスの一つに過ぎないのであーる。地元が口を挟む余地はない。未来永劫な。という認識でおK。

それからトラブル停止等、原因が除去されて規制当局の了解が得られている条件の中で立ち上げていくことに関して、協定、直接乗の了解は基本的にない。

ただしいぃ、特別な措置要求という項目があったが、この要求により停止している状況があるのであれば、そのことに関する解答を済ませる必要があるので、そういう意味で了解、と言う流れ、構造になる。

ですので、質問の事前の理解が正しいんですか、ということでいうと基本的には正しいが、細かく言うと、こういう構造になっていると言うことである。

○TBS立山:
立山だ。よろしこ。2号機のγカメラの調査だが、これ、不調の理由と延期という事だが、どのぐらい延期されるのか?目処は?

○尾野:
2号機の故障だが、先日、建屋の開口部、ブローアウトパネルの開口部に上げる前に作動確認をしており、★★その時点では特に異状はなかった。

で、上部に上げて撮影を仕様としたところ、作動が上手く動かない状況だったので、撮影は取りやめにして、現在は確認をしているところだ。確認結果を踏まえて次の予定を決めたいと思っているので、現時点では何時という事までは、マダ決まってない。

○TBS立山:
あの、昨日もやって、昨日も不調で、今日もやって今日も不調という事か?

○尾野:
あーいえいえ。昨日やって丁だったという事を今日、

○TBS立山:
なるほど。で、今日やってないという事だな。

# あーいえいえ

○尾野:
失礼した。ちょっと言葉足らずだった。

○NPJ吉本おしどり:
解答ありがとうございました。確認だが、この2名の466mSv というのは、皮膚の透過線量と言う事で良いか?リングバッジではなく計算で出したと言うことですね?

○尾野:
はい。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。原子力安全技術センターの被ばく線量評価マニュアル2000年度版(http://j.mp/VFEmgH)を取り寄せて呼んだが、これ、内部被爆関連でい調べていたときに読んだんだが、

原子力安全技術センターは現在、この被曝線量の測定評価マニュアルは販売中止であると。平成17年の新法令に伴い見直し作業のため、販売を中止していて、現在、このマニュアルで運用していないので、

参考資料でお分けするという形で手に入れたのだが、このマニュアルで計算をしたということでよろしいか?

○尾野:
えっと、正確に申し上げると評価計算をしているのは放医研なので、その内容の詳細ですね。詳細については結果を聞いているということである。考え方としてはこういう考え方があります、ということだ。

○NPJ吉本おしどり:
なるほど。わかりました。では、緊急時作業中に466mSvを皮膚に直接等価線量の被ばくが出たということで、その後、リングバッジを付けて何か作業をするというふうには成らなかったのか?

○尾野:
えっと、こちらの方は、あの、ま、すぐさま、という状況で言うと、あの、この場合で言うと元々水の中に入る作業というのはしないということが、得にやるべきことであり、そうした措置を取っている。

それから、ま、先般も申し上げたが、汚染によって評価することもできるし、汚染があればそこでわかるので評価に回すこともできるので、そういう状況であったということだ。

それから、当然、APDによるガンマ線評価ということもしているので、要は全身の実効線量の制限と、それから皮膚の局所の制限を比べると、ええ、まっ、あの、通常時であれば、ええ、全身の実効線量ということでいうと50mSv、皮膚に対しては500mSvということなので、

その雰囲気を支配している線量環境等から、要はγ線によるAPDで見ていることによって、要は実効線量を見ていることにより、皮膚の等価線量が制限値を超えないというような確認も一方ではできるので、当面はそういう形をとっていた。

ところが、ま、水処理設備が整ってきて、γ線が取られているが、β線源は残っている水が、ええ、出てくるというのが、まあ、2,3ヶ月後から設備が動いてくると出てくるわけになるので、そういうエリアでの作業のためにリングバッジ等の準備を始めたということである。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。例えば事故直後に作業されていた方々に伺うと、飛んできた瓦礫、散らばっている瓦礫にビニールテープを張って、500mSv/hとか瓦礫の線量を書いて近寄らないようにするというような方をされていた方々がおられるが、

その水に浸かるという以外に、高い線源に触れる可能性がある方々も手にリングバッジははめていなかったのか?

○尾野:
当初の時点ではリングバッジはなかったから、使用してないが、まっ、十分な装備、十分な装備というのは手袋するとか、ゴミ手袋するとか、そういう事で直接皮膚に触れることがないような状態で作業しているということなので、状況としては管理されていたものと考えている。

# 作業員は十分な装備をしている。ゴミ手袋でなっ! 事故直後の話し。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。

○尾野:
あっ、すいません。それから私、446といったか?

○NPJ吉本おしどり:
すいません。聞き取り違いかもしれない。

○尾野:
466。

○NPJ吉本おしどり:
ありがとうございます。

○尾野:
466である。すいません。

○NPJ吉本おしどり:
これは足の皮膚の等価線量?

○尾野:
そうです。足です。

○NPJ吉本おしどり:
別件だが、http://j.mp/WMUCM0 ★★★1月7日の午前中に施設共用DGの月1回の起動実験をして、それでJNNのテレビカメラに黒煙が上がっているよううが映しだされていたという事なんだが、共用DGというのは何KVA(キロボルトアンペア)なのか?



以前の月一回の起動実験ということで、前回の起動実験の日にちと、次の検査の日時はだいたいどれぐらいなのか?後、その起動実験はどの場所でどう実験してどう排気されるのか伺いたい。

○尾野:
先ず、実験と言う言葉で言っておられるが、これは実験と言うよりは、いざというときに動かないといけない設備が、いざという時にちゃんと動くかどうか、定期的に動かして点検するサーベランスと呼んでいるものである。

で、今、福島第一原子力発電所でいうと、共用DGのAとB、5号機DGのAとB、6号機DGのAとB。6つのディーゼル発電機が運用されており、これはいざというときに使えないといけないから、全て月に一度の頻度で起動させて確実に動くことを確認している。

ですから、煙るに気づかれたということでの話だったと思うが、毎月、6回、ああいう煙が出ているというような、

# すげぇー これまで話題にならなかったことにも。

○NPJ吉本おしどり:
毎月6回やる、ということですね?

○尾野:
つまり、6個のDGがあるから、占めて毎月6回、起動のサーベランスがあるという格好になる。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。結構、大量の黒煙が上がっていたもので、何KVAかなと思ったが。

○尾野:
ああ、了解した。ちなみに何処の発電所でもあるが、ディーゼル発電機は非常に大きいもので、大体、この設備でいっても6.9KVということで、非常にパワーのあるもの、ということである。

ちなみに、今、話題になってる所内共通DGのBだが、こちらは9300馬力のディーゼル発動機が付いている。大体何に使っているものとイメージしてもらうといいかというと、フェリーのディーゼル機関みたいなものをイメージしてもらうといいかと思う。

★★★ですので非常に大きなものであり、それが起動する際には、あの、初期排気というのが黒く見えることがあり、そういうような状況である。ちなみに馬力は先ほど行ったが、9300馬力、ということである。

それから発電容量で言うと8300KVAということなので、まあ、かなりのものと理解している。ちなみに当然のことながら廃棄は、排気設備から出すようになっているが、いわゆる車のマフラーのようなものだな。

これが屋根の上に乗っており、そちらから排気が出てくるので、DGのある建屋の屋根の上から排気が成されるようなことが通常である。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。動画の映像(http://j.mp/WMUCM0)では割と床の方から出ていたが、そこは何というか、煙突の上部になっていた、と言う考え方でいいのか?排気の煙突ではなく。

○尾野:
排気をしているのはサイレンサーから出てきているので、サイレンサーから出た排気が風の関係でどう舞ったかはわからないが、特に異状はなかったと考えている。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ありがとうございます。昨年の夏ぐらいにでた1号機、2号機、3号機の温度計信頼性評価結果で、1、3号機に比べ、2号機のRPVとPCVの温度計が突出して故障が多かったが、その理由を尋ねた時に、まだ検討中だと回答を頂いて、

それからわりと定期的に聞いていたが、まだ検討中という事で、2号機の温度計に突出して故障が大飯理由はまだ分らないのか?

○尾野:
現実に2号機の格納容器の中の状況を確認する事が出来てないので、そういう意味から言うと2号から特別な事情があるのかどうか、という事は確認出来ていない。

○NPJ吉本おしどり:
湿度や温度は1、3号機と同じような状況下で?

○尾野:
そういう意味から言うと、温度から言えば1号機の方が初期に注水が途切れているから、初期の状態から言ったら温度条件は1号機の方が厳しかった可能性もある。

それから、逆に2号機は最後の方まで保っていたプラントなので、初期の温度条件から言ったら1号機の方が厳しかろうと。ただ、格納容器内への蒸気の見たされ方であったり、

その後、注水をしているときの中での水の、なんてんすか、垂れ方というと辺だが、というのは、当然、元々設計したとおりに全てが、状態が正常であれば、行く場所はっきりしている訳だが、状況が事故の後の状況だから、それぞれ個性があると思っており、

そういった個性が出ているんだろうと思っている。ただ、その個性の違いガどういう要因で何が聞いているのかしっかり調べるためには、中の様子を確認しないとけないので、結果として破損が多いと。

損傷、故障が多い事は事実だが、それは個性の違いという事になるんだろうと。現実の状況として言うと、温度計というのは、要は所定の温度を測りたいところに熱電対が付いていて、それでそっからケーブルが伸びてくるわけだな。

リード線がずっと出てきて。まあ、最終的にアンプ等に入って読み取っていくわけだが、格納容器の中と外の表示器との間で中継端子箱があるので、こういった中継端子箱の所が特に痛んでいれば、それは局所的な場所という事になるが、

たまたまその付近が傷んでいれば影響は受けやすいし、同じように水が垂れたが、中継端子箱じゃないところで垂れていれば、あまり影響は受けてないだろうということの、要は局所的な事情というのも影響しうるものなので、

# 温度計の異常確認で、ずっと抵抗測定をしてこなかった疑問。

これは、あの、そうだという事を言っているわけではないが、事故の様相により、格納容器の中が3つのプラントの中が全く同じという事はむしろ考えにくい事なので、中のマクロの様子としては似たような展開を取っているかも知れないが、

ミクロの損傷というのは局所的な、局部的な違いは当然あるわけで、そう言った影響を受けている可能性は考えられると思っている。ただしぃ、そういった違いガ何であるかを特定することはくどいようだが、中を見てみないと分らないと思っている。

○NPJ吉本おしどり:★★★
わかりました。丁寧にありがとうございます。▼良ければ調べて解答して頂きたいが、12月15日~17日に福島県郡山市であったIAEAの閣僚会議(http://j.mp/T3tnxo)において、

東京電力の方がパネルディスカッションされていて、社内事故報告書が英訳のものと日本語のものが、かなりの数置いてあり、 そのような資料の提出をどこから求められたのかという事と、

# http://j.mp/UW0TaI 読売記者でさえ庇いきれるかとブチ切れる「東電に何ら落ち度なかった社内事故報告書」を世界の原子力ムラの皆さんに。その報告書作成に携わってきた尾野氏に質問。タスクフォースでも駄目認めてるのに配布する東電。言ってる事とやってることが…

それについての予算はどれぐらい出ていたのか、外務省なのか、IAEAなのか、もしくは東電が、なんというか、無償で、ボランティアで出しているのか、と言うのを教えて頂けたらと思う。

# 旧体含めて経営陣のポケットマネーから。それ以外の出所は許せまへん。

○NPJ吉本おしどり:
で、▼以前、電離検診で東電の平成24年春の血液検査の基準違いのものを細かく教えて頂いたが、その前の年度の平成23年の春も同じ形で教えて頂けたらと思う。宜しくお願いする。

○尾野:
今の二つについては確認した上でよろしいか?

○NPJ吉本おしどり:
お願いします。ありがとうございます。

○ニコニコ七尾:
冒頭、説明あって聞き逃していたら申し訳ないが、IAEAレビューが延期される理由については、どういった理由か?

○尾野:
理由については先程も言ったが、、オマチクダサイ…

# 先程も言ったんだけどな。でも、ちょっと待つんだ。確認するから…

IAEAから連絡があったわけだが、日本の規制庁とIAEAで議論した結果、レビューの延期をしましょうということになった、ということで、私どもはIAEAから連絡を受けている。それでえ、規制庁にどのような考えかと、

今、新安全基準をちょうど作成している段階なのでえ、そういったことを見据えた上で実施したほうが良かろうということだった。

○ニコニコ七尾:
すると先になりそうということかね?

○尾野:
えっと、ま、そういう事も含めて今後改めて調整かなと私どもは思っている。

○ニコニコ七尾:
わかりました。ありがとうございます。★★ちょっと別件だが10日に福島県知事に訪問される件だが、この訪問目的は復興本社が開かれたということでその説明になるのか?どういう目的になるのか?

○東電石橋:
目的は年始の挨拶。それから福島県の皆さんに迷惑掛けていることのお詫び。そしてフクシマ復興本社の設立についての報告が主な目的だ。

○ニコニコ七尾:
▼東電が以前から行なっているボランティア活動等だが、これについて知事ら、県、各自治体からの評価はなにか言葉を頂いていることはあるのか?例えば知事から感謝の言葉とか、なんかそういったコメントを頂いているようなことはあるのか?

○東電石橋:
私が認識している限りではないと思うが。

○ニコニコ七尾:
ちょっとそれ、後日で結構なので確認してほしい。

○東電石橋:
▼確認する。

○ニコニコ七尾:
はい。先ほどの黒煙の件だが、お答えいただいたが、これについて何か東電の方にこの黒煙の原因はなんだという問い合わせはあったのか。それをチョット確認したいが。

○東電石橋:
電話で幾つかの方というか、報道機関の方から問い合わせはあった。

# うち1件がおしどりさん。

○ニコニコ七尾:
なるほど。それはいつ頃か。ちなみに。8日の夜だな。なるほど。それで先程の説明をされたと。そういうことですね。

○東電石橋:
はい。

○ニコニコ七尾:
わかりました。

○フリー村上:
▼サリーのフィルター洗浄のことだが、これは適宜実施と書いてあるが、大体、頻度としてどれぐらい、なにか目安があって行うのかということと、

▼後、実際にサリーを運用していてこれまでフィルター洗浄はどれぐらいやっているのか、数字的なものも確認が必要かもしれないが、わかれば教えてほしい。

○尾野:
チョット確認した上で後日回答させて頂ければと思う。

○フリー村上:
両方とも?

○尾野:
はい。

○フリー村上:
新潟県都の安全確保に関する協定のことだが、http://j.mp/UVwAkv 確認だが、これ、結局、この28市町村に対して万が一10条通報や15条通報の自体が発生した時には、東電から直接通報することになる、ということだよね?

○尾野:
はいそうです。

○フリー村上:★★★
ちなみに福島第一の事故の時もそうだが、いわゆる十条通報、十五条通報に関して固定回線を使って連絡しようとして、結局、混乱が起きて通報が着てるのか来てないのかわからないケースがあったよね。

そういう意味で、今までと違ってすごく膨大な数の自治体に対しての通報体制をしなければいけなくなると思うが、通報手段、要は従来の固定電話という単純なアレではなく、そういった何かあ新しいシステムを何か考えているのか?

○尾野:
えっとお、おっしゃるとおりであり、先ずファクシミリが基本的な装備と思っているが。ええ、ま、もう少し、ええ、リダンダンシーの高い通報手段についても検討して具体化して以降としているところである。

# ファックス送って放置、届いてない、確認しない、責任なすりつけ合い十条通報。訳の分からない言い訳、責任逃れ、保身に終始した経産省 保安院、文科省のカスども。SPEEDIしかり。あの素晴らしい東電に落ち度なし結論の社内事故報告書を纏めた当事者は、当然、事故から学ぶ姿勢はゼロ。

○フリー村上:
つまりそういったことを今後、連絡会等で、この関係自治体とも協議をしていくということなんですね?通報手段も含めて。

○尾野:
えっと、、まぁ、私どものほうで、、ええぇぇ、まぁ、、衛星で、の、ようなものであるとか、まっ、何がいいか、ってことはあるわけだが、

そういったことについて、ええぇ、良い検討をして、ええぇぇぇぇぇぇ 設置値をしていく、と、いうようなことを考えている。まぁあのう… 地上の状況に影響されれない衛星などは、リダンダンシーが高いと思っているが、ま、幾つかの手段を検討、具体化しようとしているところだ。

# 分かりやすい尾野氏。

○フリー村上:
▼後、柏崎刈羽が出てきたので、チョットついでに伺いたいと思うが、昨年12月12日か、非常時対応訓練を柏崎刈羽でやっているはずだが、

その時に新たにこの間の訓練の時に、新たに免震重要棟に水密扉を設置したはずだが、その時に現場で、水密扉の運用に関して津波警報が解除されたら水密扉を上げるという話だったが、実際には、訓練のなんというか、シナリオを見ると警報解除前の時間に既にもうあげていた。

その件について、その時現場でどういう理由で挙げたのかと、こちらで質問したんだが、その時に要は、多分、免震重要棟の所の入り口のところにいろんな作業員が入ってくる設備があるので、それに関連して、要は上げたのじゃないのだろうかと言われたが、

明確な回答はなかった。その件に関して。それについてもし可能ならば、確認の上、何故、その時にシナリオの理由の所の、津波警報解除の前に水密扉を上げてしまったのか、理由を確認して頂ければと思うが。ついでで申し訳ないが。

○尾野:
わかりました。もう一度確認させてらっていいか?

○フリー村上:
よろしくお願いする。

○読売前村:
柏崎刈羽原発の協定書の話で、先程の質問と重複するかもしれないが、意見交換は結局月に何回ぐらいやるとか、

○尾野:
えっと、こちらは、まあ、私どもが決めると言うよりは、こちらの感じを自治体の中で決めて、まあ、ここが、全体の、マネージをするということになるんだと思うが、ええ、まあ、現状感じは長岡市がしているということだが、ええ、ま、★★今のイメージでは何がなくても年に一回はやりましょうと。

# 説得力あるアバウトな説明…

○尾野:
勿論、必要があれば随時、やりますよ、というような、ことと聞いている。

○読売前村:
最低、年に一回で、後は随時やりましょうということまでは決まっていて、後は、

○尾野:
決まっているというか、そのようなことを、ま、幹事の方はイメージしていると、と、いうことだが、ま、特に、我々としては、あの、、なんというンスかね、

○読売前村:
現段階では決めてないと。

○尾野:
まぁ、現段階では妥当な、考えかなぁ、と思っている。

○読売前村:
わかりました。それで、一応、その、今回結んだ協定とは別に、昨年2月9日に締結されたこっちの方については、今回の安全協定の締結に伴い、通報連絡協定は廃止になりますという、そういう理解でいいか?

○尾野:
はい。もう組まれてしまったということなので。

○読売前村:
定期的に平常時から意見交換をする、ということプラスアルファで、今回の協定の中に含まれているものとしては、深刻なトラブル情報とかがあれば、それについても自治体の方にFAX等で伝えることも合わせた上での協定という理解でいいかね?

○尾野:
はい。

○読売前村:
わかりました。先ほどの話の中で聞きそびれてしまったが、事前に市町村に了解を得るところは、これは施設の計画を変えたりする場合ということでいいか?

○尾野:
そうだ。例えば設置許可を変えるような施設の変更というのはあるが、こういった時に事前了解ということが通常ある。

○読売前村:
わかりました。後、柏崎刈羽に関することでもう一点だが、IAEAの延期の件だが、あくまで規制庁の方としては、策定中の新安全基準が決定してからのほうがいいのではないか、という説明だったということでいいか?

○尾野:
私どもはそのように伺っているが、まあ、あの、そういう事かということだ。

○読売前村:
わかりました。後、昨年10月の会見で何かで話していたと思うが、その時に準備会合をこれから行い、詳細をこれから決めていく話をされていたが、準備会合自体は行なっていたのか?

# http://j.mp/11fHwxE http://j.mp/11fHR3k

○尾野:
準備会合を1月に実施しようということだったが、こういう状況だったので、準備会合自身も現段階で必要ないということである。

○読売前村:
すると東電とIAEA事務局との間で、準備会合は1月に行おうかなあということは事前に思ってはいたが、今回の規制庁とIAEAの事務局で話し合った内容について延期という話になったので、それはやらないよと。そういう事でいいか?

○尾野:
はい。具体的にやるための準備会合だから、延期すれば準備会合も必要ないことになる。

○読売前村:
わかりました。後根本的なところだが、実際にIAEAの専門家チームの方が来て、こっちで、柏崎刈羽で見るものとしては、安全対策の進展具合を調査する。そういう事なのか?

○尾野:
私どもとしてはそういう事も含めてみて頂くと、我々が思いついていないような弱点であるとか、国際的にはこういうところをもう少し手厚くしてるよとか、弱いところを指摘頂けるんではないかというふうに思っていたので。ま、そういう事である。

○読売前村:
わかりました。ありがとうございます。

○共同かわむら:
柏崎刈羽で何件か確認させてくれ。先ず、IAEAレビューの延期だが、これは日付けとしては具体的に何日付けで延期が来たのか?

新安全基準ができてからという理由が、東京電力が規制庁に確認してその理由がわかったということであり、このIAEAのレターには書かれていなかったということなのか?

安全協定で確認だが、この現地の立ち入りというのは、原則として個の30km圏内であって、県外の市町村は異常時の立ち入りは認めていないということなのか?

この連絡会の内容だが、ここは先ほど出ていた設備の変更だとか、随時そこに報告していく形になるのか、どのようなものをイメージしているのか?

○尾野:★★
えっとお、先ず何から言おうか。IAEAからのレターだが、正確な日付けは手元に持っていないが、12月にレターが来た。ええ、それでえ、レターの中ということでは、日本の規制当局と議論した結果、ということで延期の通知という内容だった。

でえ。特に理由には触れられてなかったので、まあ、あの、私どものほうで伺ったところ、規制庁の考え方としては新安全基準との関連というのを大事にされたらいかがですかと、こういうような考えということで伺っている。

それからあ、これがIAEA関係の質問だな。それから、もうひとつは協定書の中での話かと思うが、連絡会の中身というのは、

これは平常時の相互連携を図るためというふうに書かれているが、ええ、具体的な中身というのは、幹事を含めて関心のある内容について、私どもが説明したり、あるいは意見を承ったりすることになるかと思うので、

特にどのテーマ、というふうに、ええ、現段階で特定されているとは認識してない。まっ、何れにしても私どもの、しっかり説明させていただくことは、必要なのかなぁ、と思っている。

それから、、後、、ごめんなさい。

○共同かわむら:
この立ち入り調査に関しては28市町村全部ではなくて、あくまで30km県内の市町村、という理解でいいか?

○尾野:
はい。原則としてそのように考えている。それから立ち入り調査という言葉が、言葉的に厳密に言うと、現地確認、という言葉だ。

# 言葉の使い方にはうるさい東電。

○東京新聞清水:
汚染水の溜り水週報の件だが、何度も出ていると思うが、1月8日の数字を見ると、またかなりギリギリの厳しい数字になっていて、残りが2000ちょっと?2000もないぐらいになっていて、尾野さんは涼しい顔でまだ余裕が有るような、と仰っているが、

本当にタンクの増設がちょっとでも遅れたら、溢れちゃう状況だと思うが、タンクの増設が何らかのトラブルで間に合わない場合の対策はなにか考えているのか?

○尾野:
エット、これ、何度か質問を頂いて、この表(http://j.mp/13hRUmW)の見方がある意味不親切なのかもしれないが、赤い階段状で示されているタンクの容量というのは、濃縮塩水受けタンクに割り当てられたタンクの量ということである。

厳密に言うと、タンクの製造はこれよりももう少し高いところでタンクが作られていっていて、それでえ、作られたタンクをどの用途に割り当てるかということを決めていくわけだな。で、その運用の予定ラインということである。

# またおこすんかい…これ… (ヽ'ω`)

その運用の予定ラインということである。ですから、ちょうどギリギリのところまでいってるが、これがそのぎりぎりのところでタンクが全然ないんです、ということではなく、現実としてはタンクとしては余裕があり、

このタイミングで割り当てて行こうと。じゃあ、結構ギリギリに行ってるというのはどういう意味なんですか、ということなんだが、先般から申し上げている通り、ええ、要はALPSのHOT試験の準備ということで、今、鋭意取り組んでいるところだが、

まあ、こうしたHOT試験等が行われるようになれば、ええ、処理した綺麗な水が出てくることになるんですな。そうすると綺麗な水を入れるタンクの方に入れていくことになるわけだから、ある意味逆に言うと、

ええ、一回汚したタンクに綺麗にした水を入れていくというのは、あの、何をしているかわからないということになってくるので、まあ、できるだけタンクを作っても綺麗な状態で取っておきたいと。

ま、その上で、勿論、汚染水が増えていることに関してはカバーしていけないから、必要なものについては汚染水の方に割り当てていくことをしているので、こちらについては、涼しい顔といったが、決して涼しい顔はしていない。

★★★日々ドキドキしながらこの絵を見ているということである。

# 綺麗かどうかはHOT試験が済んでから言えよ。少なくとも今の水よりは綺麗な汚染水でそ。規制委員会がさっさとHIC耐久性のゴーサイン出さないから日々ドキドキ。処理が進まないのは規制庁のせいだとはっきり言えば?

○東京新聞清水:
そうするとこの状況の数字だが、貯蔵容量が221500m3とあるが、これは本当はもう少しこちらに割り当てられるよと考えればいいのか?

○尾野:
現実としてはタンクとしてはあるが、そういうことだ。

○東京新聞清水:
なるほど。

○尾野:
あの、ちょっと今時点の値は正確に記憶してないが、確か昨年11月末ぐらいの時点で、えっとお、3万トンぐらいは余裕があったと思っている。

あの、順次割り当てていくということだ。勿論、その、汚い水を入れるよりは綺麗な水を入れる方がいいに決まっているから、あの、そちらの方にできるだけ残しておきたい、というのが当然の考えだが、いずれにせよ、汚い水が来れば背に腹は代えられないから、使っていくということになる。

○東京新聞清水:
タンクは既にできていて、その割当の数がこれだということで、この数字だけ見ていると、本当にギリギリになってきてから増やしているように見えるので、そういう事ではないということだな。

○尾野:
はい。

○東京新聞清水:
また、ALPSがいつ動くか見えないわけですよね。だから本当に余裕がある3万というのすらも、いっぱいになってしまった場合に、タンク以外に水をどっかに貯める、何処かに置き場所があるのか、そういう事は一応考えてはいるのか?

○尾野:★★★
えっと、そういう意味でタンクの増設というのは、ある意味鋭意進めているところであり、今年度中で32万だな。それで、来年度でさらに8万。総計40万。

それ以降で70万m3程度の見通しは、一方で立てている。で、それに従ってタンクはひたすら作りづづけているので、タンクが足りなくて水が溢れてしまうことにはならないと思っているが、
先般来、申し上げている通り、同じ40万m3の水を貯めるにしても汚い水を40万よりは、綺麗な水40万がいいというのは当然なので、まあ、そういった状況に一刻も早く持って行きたいという意味で、寄生庁から頂いている宿題にしっかり進める準備を進めているところだ。

○東京新聞清水:
わかりました。基本的にはタンク増設で対応するということで、でもこの数字みたいにギリギリではなくて、もうタンク自体はこの数よりはできてるということだな。わかりました。ありがとうございます。

○ニコニコ七尾:
新安全基準についてだが、新安全基準ができてから、IAEAレビューが入るというのは、実はよく分かるようでよくわからない。東電としては、その新安全基準ができてからのレビューというのはどういう理解をされているか?

○尾野:
まあ、私どもとしてはいつ見ていただいても、有用なアドバイスをいただけると思っているので、あのう、それはそれでということだが、

ある意味国の関係も含んでいるIAEAと日本という関係、国と国の関係を含んでいるわけで、まあ、あの、国として受け入れるという流れの中でそういう意見だということであれば、あの、そうですか、ということである。

○ニコニコ七尾:
あの、ちなみにその新安全基準が出てから、足りない施設整備があれば、それはすぐに対処する、そう言うスタンスということでよろしいか?

○尾野:
えっとお、まあ、いろいろ検討頂ければ、それを踏まえてどうするかってことは当然考えていくことかと思う。あの、解決方法は内容によってバリエーションがあると思うんで。

○ニコニコ七尾:
もし、その新安全基準が出てから、考えられるメリットは、いわゆる原子力規制委員会が作る、寄生庁が作る新安全基準に対して、当該原発がどれだけ適応されているかは、間接的には、IAEAが原子力規制委員会の新安全基準を評価することにも繋がるわけで、

これは当然、あと東電側にしてみれば、もし、そんなに足りない部分が現状においてかなりカバーされているということであれば、ある意味国際的なお墨付きを得られるいい機会、そういう形になるよね?

○尾野:
まあ、今現在、特に、その、そういった議論というようりは、どちらかと言うと、これは元々タスクフォースの中の議論から、原子力改革監視委員会に海外の知見なども見て行きましょうという議論の中で、IAEAにお願いしてみてはどうかというところから、私どもがお願いした経緯があるので、どちらかと言うと、純粋に海外知見ということでオーソリティーだから、意見を伺ってみたい、というような内容である。

○フリー村上:
新潟県の安全確保協定に関してだが、先程の10条通報15条通報のことに関連してだが、今回、新潟県の全自治体と、これ、協定を結んだ結果になりますよね。

となると、例えば距離的に言うと、柏崎刈羽から、例えば粟島浦村なんかは非常に遠い場所になるわけだが、そういう意味で要は、事故と異常事態が発生した時に影響のある、

即影響の出る、例えば柏崎市や刈羽村なんかがそうだろうが、距離的な違いのところで通報のプライオリティはなにか考えているのか?

○尾野:
えっとお、先ず、手元の資料で言うと、ええ、運用要項の方だな。めくると3枚目に協定締結市町村というのが出ており、http://j.mp/ZFSzj4 ここに示されている市町村と、今回協定を結んでいるということである。

で、その一つ前のページに http://j.mp/ZFTe42 30km圏内、圏外ということで、このグループを大きく二つに分けており、ええ、ま、現場の立ち入り確認のような現地確認だな。現地確認のようなことは、

★★★原則30km圏内のところが連絡会を代表して見ることになる。こういうことかと思っている。でえ、いずれにしても今示しているこれら市町村については、連絡について優劣をつける事は考えていない。同じようにやらせて頂くということだ。

# でも何か問題が起きて現場を見せるのは優劣をつける。あの越前ガニみたいな代表者が見ることになるのか。

でえ、質問の趣旨は恐らく、柏崎市や刈羽村、あるいは新潟県というような従来の協定を結んでいる所、という趣旨かと思うが、

こちら日打ては従来通りやらせていただくということなので、まあ、あの、、ある意味、今までやっているところについては、お互い、出す方も受ける方も、状況については十分承知しているし、慣れていると思っている。

○フリー村上:
いわゆる原災法で言う所の周辺関係都道府県という、その辺の辺りだが、要は距離的に言えば隣接する、例えば長野とか富山とか、そういったところで柏崎刈羽に、柏村とか、村上市に近いところもあるわけだよね。そういったところとの今後の協定締結の予定や協議中であるとか、具体的にどうなってんのか?

○尾野:
えっとお、おっしゃるのは、要は新潟県外ということか?

○フリー村上:
そうだ。

○尾野:
新潟県外ということであると、ええ、近隣の県と情報の連絡協定というようなことについて議論はさせて頂いているところだ。

○尾野:
でえ、具体的に長野県とか、ええ、栃木県との間では覚書は締結されており、連絡できる状況だ。また、栃木県都は現在調整中という状況なので、まあ、あの、そういう意味から言ううと周辺に対しての議論ということも、本腰を入れてさせて頂いているということである。

○フリー村上:
えっとお、例えば富山とか、群馬とか、そういったところとは今どうなのか?

○尾野:
えっと、現状、それぞれ話しをしているところは、今ほど申し上げたところは聞いている。

○フリー村上:
一応、交渉というのは、話し合いは開始しているということか?

○尾野:
そこもふくめて、あれだが、現状、長野、栃木、、、というようなところと聞いている。具体的に話が始まっている。

○フリー村上:
例えば他に隣接する富山とか群馬とか、あとは、まあ、福島の奥会津の地域もそうだし、山形あたりもそうだよな。そのあたりは、協議もまだしていないという状況か?

○尾野:
えっと、群馬県については協議中。ごめん。協議中。

○フリー村上:
そうすると富山は特に無い?

○尾野:
ですから、もう一度言うと、長野と栃木は締結。群馬とは調整中。

○フリー村上:
なるほど。例えばその他の山形や福島、富山、隣接権とは協議の用意はあるということなのか?

○尾野:
えっとお、勿論、そういう事だが。

○フリー村上:
まだ本格的にはそういう話し合いには入ってないと考えていいか?

○尾野:
具体的に言えば、勿論内容によって真摯に対応していくことになると思う。

○フリー村上:
わかりました。あっ、ちなみに今の山形、福島、富山に関しては、この該当県から御社の方にそういった協定の締結や覚書に関して特に申し入れも今の段階でない状態か?

○尾野:
えっと、現状どうかというと、確認していないが特に聞いてないと思っている。

○フリー村上:
わかりました。

○東電石橋:
よろしいか?これをもって終了する。



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