2012年7月18日水曜日

東電会見 2012.7.18(水)18:00 ~ 海底土被覆工事完了(5,6号機側映像公開)4号機塩分除去停止トラブル(モバイルRO)ほか

東電会見 2012.7.18(水)18:00 ~

2012/7/18・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

本日 3時58分に4号機 原子炉ウェルのモバイルRO装置による塩分濃度低減中に運転圧力高圧異状で装置が停止するトラブル。漏洩無いことを確認した後、14時6分に運転再開。原因はゴミが膜に詰まった事による過負荷発生と推定。推定多い。

5,6号機側(取水口北側)の海底土被覆工事終了後の映像、写真公開。覆土による効果は確認できていない旨の説明。海が荒れた時の濃度上昇と低減効果について言及なし。水処理週報ほか。質疑は4号機プール新燃料取り出しに関して。

○プラント

○報告



■福島第一の状況

○松本:
7月18日夕刻会見を始める。

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機までCS系、給水系からの注水を継続中。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]
記載の表の通り。昨日知らせたとおり、本日、夏期における注水温度低減対策という事で9時30分からバッファタンクの水を冷やすための冷凍機の運転を開始している。現在、運転状態に問題がないことが確認出来たので15時20分から本格運転。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却継続実施中。水温は記載の通り。★4号機については原子炉ウェルの塩分除去をモバイルRO(逆浸透膜)装置で取る事で運用を開始していたが、本日の午前3時58分にモジュール運転圧力高圧異常が発生。

装置の運用が停止。漏洩等がない事が確認できたので14時6分に運用を再開している。圧力が高くなった原因としてはウェルに含まれている水のゴミ等が膜に詰まったためではないかと考えている。この間、循環冷却そのものは続けており、冷却そのものに問題がある状況ではなかった。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送は本日10時6分に一旦中断。3号機から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送は継続中。6号機タービン建屋から屋外仮設単位区への移送は本日10時~16時の間で実施した。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
現在、サリーで運用を行っている。こちらに関しては7時の時点でフィルター洗浄を行っていたので停止中と書いてある。

[その他]
特に作業状況に大きな変更はないが、下から2番目。3月14日から開始していた港湾内の海底土拡散防止を目的とした海底土の被覆工事に関しては、本日、工事そのものが完了したので、その状況について後ほど報告する。

この資料については以上だ。


■港湾内海底土被覆工事の状況

★それでは海底土の被覆工事の状況という事でA4横1枚ものの資料を見るんだ。「福島第一原子力発電所 港湾内海底土被覆工事の状況 http://j.mp/MjJjtO」工事場所は左下に港湾の図面が載っているが、


これまで先行して3月14日から5月にかけて1~4号機側の南側の取水口前面に対して被覆度の工事を行なっている。5月16日から 5,6号機側、北側の作業を行なっており、本日紹介していただくのは5,6号機側北側の取水口の状況だ。

表に施工実績が乗っているが、1層目の平均厚さが約25cm、2層目の平均施工厚さは30cmという状況だ。

写真で被覆前(http://j.mp/MHyKxw)の海底土の状況と被覆後(http://j.mp/MHyM8D)の海底土の状況はあまり見た感じ変化がないが、元々砂地だったので、この上にベントナイトを中心とする粘土層を先ほど行った厚さの分だけ敷き詰めた状況だ。

それでは一層目の施工と二層目の施工状況の動画用意できているので見るんだ。先ず一層目の状況だ。(http://j.mp/MHyUEQ

1層目を打設した状況で小石のようなものが映っているが、こちらに関しては被覆材に使われている固化材が散らばる前に先行的に表面だけが固まって固形化したものであり、覆土そのものに関しては所定の厚さが出来ている状況だ。

続いて2層目だ。(http://j.mp/MHz3Ix)ピントが甘いところがあるが、ほぼ、1,4号機側と同様、平らに覆土工事が終わったものと考えている。覆土の状況については以上だ。

なお、今後、取水口前面エリアに関しては引き続き放射性物質の濃度測定を行なっているが、★覆土の前後で今のところ顕著に濃度が下がった状況ではない。引き続き様子を見ていきたいと思っている。


■高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について

○松本:
本日水曜日なので水処理設備の稼働状況について週報連絡。「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第56報) http://j.mp/MHv5Qh」

2枚目裏面に今週の実績。左下の表になるが1号機から4号機の建屋側の高濃度汚染水の貯蔵量は約8万3200m3。集中廃棄物処理建屋側が約2万1040m3という状況だ。7月11日~17日までの処理量 6510m3。

サリーの稼働率は77.5%。今週の廃ベッセル発生量は0。トータル425本は変更ない。処理水貯蔵量はタイトル下の表。濃縮塩水受けタンク 15万3024m3。淡水受けタンク 2万2290m3。濃縮廃液貯槽 5522m3 という状況だ。

原子炉への注水 3780m3で全量が水処理設備で処理した水を使っており、ろ過水からの補給を受けていない状況に変化はない。来週の予定は3枚の表面に。来週は7月18日~24日の状況だが、引き続きサリーの稼働理75%で運用予定。

# 【先週】 1~4号機 建屋合計 8万200m3。先週1週間の処理量 6570m3。サリー稼働率78.5%。廃ベッセル425本。濃縮塩水タンク 15万788m3。淡水けタンク 1万9046m3。濃縮廃液貯槽 5512m3。原子炉への注水 3780m3。

滞留水の長期的否見通しは3ページ裏面にグラフで。上2つのグラフ、2号機、3号機のタービン建屋の水位は引き続きポンプの運転台数、移送先を調整しながらOP3000mmのところ古伝コントロールしていきたいとおもっている。


一番下に濃縮塩水タンク容量と貯蔵量のグラフ見通し。10月中旬頃までの見込みとしては、貯蔵量20万トン強という状況であり、その内側で貯蔵されいる状況である。滞留水状況、環境モニタリング状況については既にHPで公表しているが、


■トレンチ水位計 補正報告

1点、明日からの予定で連絡がある。★滞留水の水位のうち、2号機と3号機のトレンチ水位、立坑の水位に関して日々計測して公表しているが、圧力式の水位計に関しては、少し現場の実態とズレているのではないかということで、

水圧式水位計ともうひとつ、液面計による水位測定を行った結果、やはり、2号機、3号機についてはズレていることがわかった。従って明日午前7時のデータから補正させて頂こうと思っており、2号機に関しては-100mm、3号機は-300mmの補正を行う事を考えている。

本日、私からは以上だ。(11分)


■施設運営計画 7月12日公表分修正

○松本:
失礼した。プレス資料がもう一件ある。左側に報道関係各位ということで1枚、2枚ものの資料。こちらは先週公表した中長期安全確保の考え方に基づく施設運営計画にかかる計画(その3)の改訂を7月12日に公表しているが、その中の添付している資料、別紙に対して誤記があったのでお詫びし訂正させていただく。

訂正内容は下に書いてあるが、別紙4の65項目のところの伐採木一時保管エリア1の一時保管エリアMの遮蔽土、厚さ0.8mというところと、もう一つは別紙4の66ページの所で計算結果が0.85mSv/hではなく、0.02mSv/hといった誤った記載があったので訂正させていただく。

なお、この誤りの原因については、少し、まっ、注意が行き届かなかった面があり、この施設運営計画にかかる報告書(その3)の改訂版という所が6月のはじめに一土改定が行われており、その前のバージョンで今回、7月12日に公表したということで、一度、前の古いバージョンでの申請をしてしまったということで、この誤りになったということである。お詫びして訂正させていただく。

以上だ。(13分)



■質疑

○テレ朝井口:
(モーニングバード)4号機から未使用燃料を取り出す作業が始まったということだが状況はどうか?

○松本:
新燃料取り出し時期、行われているかどうかについては核物質防護上の観点から答えられない。

○テレ朝井口:
取り出しているかどうか作業が行われているかどうか答えられないということか?

○松本:
ハイソウデス。

○テレ朝井口:
理由をもう一回言ってもらえるか?

○松本:
核物質防護上の観点から取り出す時期、方法については答えられない。

○テレ朝井口:
作業は行われて入るのか?

○松本:
あのう、事実関係、やっているかやってないかも含めて今の段階で答えられない。

○テレ朝井口:
なるほど。ではいずれやらないといけない作業なので、将来やるとして取り敢えず未使用燃料を取り出し、いろんな調査があると思うが。どのような調査をやる予定か?

○松本:
こちらは以前説明したが、取り出した新燃料に関しては発電所内にある使用済燃料共用プールに運び込み、部材に腐食等がないか目視点検する予定だ。

○松本:
来年の12月から使用済燃料。これは一回ろに入った燃料の方だが、そちらを取り出す計画があるので、それに向けて、万一腐食等があり、取り出せないということが取り出し始めてから分かる場合だと工程上時間がもったいないので、

今回、新燃料であれば取り出せる状況だったから、予め取り出した上で腐蝕があるかどうか、構造健全性を確認したいと思っている。

○テレ朝井口:
一般的に言って未使用なもので取り出すのにどれぐらい時間がかかって、どれぐらい人数が必要な物か?

○松本:
一般的な話をすると取り出す場合には燃料交換機という専用装置を使うので、取り出す作業自信に関しては2、3名で通常は行える。いわゆる燃料交換機の捜査員と、少し離れた所に制御卓という計算機が置いてあるところがある。

そこに1ないし2名ずつ入って操作することになるが、今回の場合は、そういった専用装置を使わないので、まあ、目視というか、手動での取り出し作業ということになる。ので、もう少し数十人というオーダーでの作業になるし、

時間的には少し、なかなか、きちんと掴めるかどうかというところもわからないので、2、3時間は1体当たりかかるのではないかと思っている。

○テレ朝井口:
未使用の場合は比較的取り出すのは観点ではないと思うが、やりやすいと思うが、使用済みのものは、やはり難しくなるのか?

○松本:
★あのう、取り出す作業自信は使用済燃料も新燃料も特に差がないが、やはり、放射能の強さが格段に違うので、取り出すのにあたっては、あの、今回は取り出して専用の新燃料輸送用の容器に入れて運ぶが、放射性ンが強いので使用済燃料の場合は、専用の丸いキャスクというものに水中で納めてから水面にひきあげる作業になる。

○テレ朝井口:
12月から作業に入る話があったが、それは使用済みのやつを取り出す作業に入るということか?

○松本:
はい。来年の12月だ。

○テレ朝井口:
1500本余りあるわけだが、計画というか、予定としてはどれぐらいの期間でその1535本取り出せると考えているか?

○松本:
今のところ終わりの時間というか作業期間の見通しは立っていない。実際に取り出し始めてから1体当たりどれぐらいの時間が掛かるとか、あるいは場所によって取り出すのに上手く引き抜けないケースもあろうかと思うので、今のところ、終わりの時間は未定だ。

○テレ朝井口:
4号機が今のところ、大きな地震がまた来るとプールが壊れたりして、危険な状態になる可能性があると言われているが。その辺はどうか?

○松本:
先ず、2つ説明させていただきたい。1点目は建物が大丈夫かどうかという点だが、こちらに関しては私どもとしては将来怒るかもしれない基準値振動を使った波で建物を解析上だが、加振してプールの壁面や床面、

それから下を支える壁とか床が、耐震耐力上、十分かどうかの確認をしているが、いわゆる許容値に対して10分の1以下であることは確認している。したがって自信力で建物自身が壊れていくことは比較的考えにくと思っている。

2点目は先日も冷却システムが止まり、プールの水温が40℃を超える程度まで上昇したが、プール冷却の麺では現在使っているプール冷却に対するバックアップということで、予備のポンプ類があるとか、

後はろ過水を別途注入できる設備になっているとか、それもダメなら、再度コンクリートポンプ車が発電所内に待機させているので、

それを持ちだしてプールの上から水を注入するという2重、3重のバックアップを注入するというような、2重、3重のバックアップを今取っている状況だ。

○テレ朝井口:
作業する方の安全防衛のことだが、どんなことが成されているのか?

○松本:
基本的には特に特別な装備が4号機で今回やってるオペレーティングフロア上で必要かっ、っていう状況ではない。いわゆる全身を覆うカバーオールとか全面マスクをつけており、ええ、なんというか、体内に放射性物質を取り込まないような措置を講じている。

また、最近非常に熱くなってきているので、そういった作業服の状況だから、事前作業前の体調確認とか、クールベストの着用、適宜の休憩等をに関しては協力企業にお願いしている状況だ。

○テレ朝井口:
危険な作業という事ではない?危険は危険だろうが。

○松本:
そうだな。全く危険がないというわけではないが、今回の燃料取り出しとか、その他、使用済燃料取り出しに向けて原子炉建屋カバーの設置工事を並行して行なっているが、安全に留意して作業を行なっている。

○TBS中道:
燃料取り出し関連で。一般論で結構だが、燃料は普通の状態であれば金色の光沢をしていると思うが、もし、取り上げた時に黒色をしていた場合、なぜ、黒色になったのか、どんな理由があると考えられるのか教えて欲しい。

○松本:
BWRの新燃料はもともと黒い。なんというか、黒といっても金属なのでテカってるような黒だが。もともとそういう色なので、特段、シルバーのような金属色を新燃料が持っているわけではない。

○TBS中道:
ありがとうございます。燃料を吊り上げてから輸送容器に入れると思うが、もう少し作業の詳しい流れを教えて頂きたい。例えば釣り上げてから洗浄するのかとか。

○松本:
あのう、洗浄に関しては今回使用済燃料プールそのものが、今回建屋の爆発とか、他剛気から飛んでくる放射性物質により、ある程度放射性物質を含んだ水になっているので、

新燃料地震がホウ砂h線をだすというよりも、周りにくっついている水とか、あるいは錆、ゴミ等から出てくる放射線がある。

従って取り出しながら水を放水するというのか、新燃料にかけながら、そういったものを洗いがした後、まあ、容器の方に詰める形になる。

○TBS中道:
作業は1日で行うのか?何日かかけるのか。引き上げて新燃料の輸送容器に詰める作業なので、

○松本:
そうなん日間もの仕事になるわけじゃない。

○TBS中道:
わかりました。輸送容器の箱は鉄製のものか?

○松本:
はい鉄です。

○TBS中道:
放射線を遮蔽する?

○松本:
あの、放射線はだな、新燃料は元々、我々が作業の段階では近づけて手で触るぐらいの問題なので、放射線、遮蔽の問題はない。

いわゆる強度上というか、傷がつかないようにとか、周りからなにかぶつかった時に凹まないようにとか、物理的な保護上の箱、という意味だ。

○TBS中道:
ありがとうございます。燃料の重さはどれぐらいか?

○松本:
通常だと1体当たり約300kgだ。

○TBS中道:
ありがとうございます。

○ニコニコ七尾:
燃料取り出しの件だが、来年12月に本格的な燃料取り出し作業おはじめるということだが、改めて質問だが、一般的な思いとしては、来年12月より少しでも早く作業に取りかかれないのかという思うがあるが、早くなる可能性と、逆にとりかかりが遅くなる可能性はあるのか?

○松本:
指摘の通り、私どもも4号機の使用済燃料取り出しに関しては、なるべく早く取り出したいということで作業を進めているが、非常に線量の高い使用済燃料だから、

まわりの原子炉建屋カバーの設置工事とかが、まあ、こちらが今のところ作業条のクリティカルというか、律速になっている。なので、そう言った事が順調に進めば、前倒しで建設がどんどん進んでいけば、早めの取り出せる可能性は残っている。

遅くなる可能性の方は、今のところ、現実問題としては生じていないが、今後、使用済み念慮を取り出す際には、現在、カメラで確認しているプールの中に落下している瓦礫とか、すこしコンクリート片、砂とか、

小さめの恋し程度のコンクリート片がラックの上に乗っているので、そういったところを除去した上で引き出す作業に入らないと途中で引っかかるので、そういった作業がある。

従ってそういった水中遠隔での作業が、予定よりも時間がかかる場合だと、工程としては遅れる可能性はある。今のところ、工程の変更としては、何か問題が生じているという事ではない。

○ニコニコ七尾:
燃料を原発敷地内の共用プールに運ぶことにより、特に4号機はいろいろ問題、指摘があるが、共用プールへ運ぶ移動になると思うが、現状よりどれぐらいのリスク軽減化が計れる、そういった数字的なリスク軽減はなんかあるのか?

○松本:
あのう、リスクを数字的に表していることは今のところないが、4号機の使用済燃料という意味ではどちらかと言えば1~4号機で比べると最も多い使用済燃料が入っていて、最大発熱量をもっているプールだ。

従って循環冷却等があるが、こちらは仮の設備なので。共用プールの方に移してだな。いわゆる本設設備できちんと冷却が出来ているっ、という状況を実現するほうがリスクとしては更に小さくなると思っている。

○ニコニコ七尾:
移動完了して共用プールにはどれぐらいの期間、保管していくことになるのか?最終アウトカムとしては?

○松本:
今のところは何処の期間で保管してという見通しはない。今後、先ず共用プールから40%ほど今ある燃料を出して、キャスクで保管するし、その先をどうするかということについては、様々な調整が必要なので、今のところ、4号機の使用済燃料をいつまで保管していくかっていう時期の見通しは持っていない。

○読売三井:
素朴な疑問で教えてほしい。核物質防護上の観点から取り出す時期とか、作業を明らかにできないということだが、現状出会ってもむき出しだしプールの中に燃料がある状態で、

それを取り出している状態がどれぐらいリスク条違いがあるのか、今一つ良くわからない。核物質防護上の必要性、取り出す作業はかなりリスクが高まるということなのか?

○松本:
具体的にどんな危険性を我々が考えているのかについては、中々具体的に説明すること地震が難しいが。あのう、少なくともプールの中、推進、上から行くと7m深いプールの中に沈んでいる状況と、

まあ、一旦引き上げてオペレーティングフロアというなんとうか、人がアクセス可能な所におかれる状況から見ると、まあ、あのう、リスクとしては高い状況とは考えている。

従って何時そういうことをやるかという時期とか、あるいはどういう物が使われるかについては、ある程度、限定された情報ということで聞いている。

○読売三井:
通常のプールであればかなり防護上に防護されていると思うが、現状であれば核物質防護であれば破壊行為も対象になると思うが。あそこの上空に行く事がどれぐらい、行けないような警備上な体制になっているのかわからないが、禁止はされているが、

テロ行為を行おうとすれば、あそこまで飛んでってプールの中になにか落っことすということは、それほど通常の場合に比べればリスクは、ハードルは低いように思うが。それであっても取り出すことは、そんなに神経質にならないといけないほどのことなのか?

# ?

○松本:
そうだな。先ず、通常壊れていない柏崎などの状況と今の1Fの状況を比べると、格段に建屋がああいう状況だから、その分リスクが高まっているのは事実だ。指摘の通り、ヘリで飛んでいって、真上からなにか落とすとか、

そういったことがやりやすくなっているのも確かだと思うが、とはいえ、だからといって、そういった私どもがどういう燃料を動かすとか、どういう事をやるということがプラスされると、

逆に、ただでさえ高まっているリスクが更に悪くなる状況だと思っているので、今の状況だから、なんでも丸見えという状況だからといってなんでもできるというわけでないと思っている。

# もうわけわからん…

○読売三井:
条約というのもあると思うが。なんか法規制、法律上の規定で明らかにできないということがあるのか、あるいは、東電としての判断なのか、保安院としての判断なのか、その辺はどうなのか?

○松本:
一番大きな根拠法は、原子炉等規制法の中に核物質防護上の法律の条文そのものは覚えてないが、こういった機微情報に関しては、事業者にとって漏洩してはいけない、情報を持っている人間は漏洩してはいけないというような規定がある。

○読売三井:
わかりました。一般論で聞くが、取り出して輸送容器に入れて、それから共用プールに持って行くという事だが、共用プールに入れる時は、キャスクみたいな、また違う容器に入れ替えて入れるものなのか?

○松本:
いえ、持ってくる容器そのまま入れる。

○読売三井:
輸送容器がそのまま収用容器になるという事か?

○松本:
収用容器?

○読売三井:
収用容器に入れたまま、共用プールの中に入れると?

○松本:
ちがう。共用プールには輸送容器のまま持って来て、輸送容器を解体してプールの中に保管する。

○読売三井:
プールには裸の新燃料を浸かっていると。

○松本:
もう一回プールの中に入れておく。輸送容器から外してプールの中に入れる。

# 共用プールに保管するときは輸送用ケースから出すんだと。

○読売三井:
わかりました。先程日程の話しで、コンクリや瓦礫が何か落ちてて、その除去に手間どれが遅れることもあり得るという事だったが、他に今までカメラで観測して燃料の損傷や腐食が認められていないが、そういった物が微細に、詳細に調べてあるとするならば、それも日程の送れに繋がることになり得るか?

○松本:
要因としてはある。今回、4号機のプールに関しては事故当時、初期の段階で海水を注入した経緯があるので、いわゆる塩分による腐食を懸念している。

従って、今回取り出した新燃料で、特に締結部分、ボルトとか燃料集合体そのものを支えている部材が腐食されてないという事であれば、使用済み燃料もほぼ問題ないと思うが、そういった所で何らかの懸念事項が発生すれば対策を講じる必要があるという事で、

○松本:
来年12月に向けて、その間で対策できれば、工程としてはミートするし、それが間に合わないのであれば送れる要因としてはある。

○読売三井:
よく言われる周りの被服はジルコニウム合金ですかね?

○松本:
ハイ。

○読売三井:
といわれるが、さびる部分というのは、ジルコニウムがさびるのか?なんかぼると部分の鉄か何かか?

○松本:
基本的な部材は汁か炉医というジルコニウム合金とステンレスの2種類の金属が使われている。従って何れも耐食性の強い材料ではあるが、

今回、塩分が入った事と、それ以外のゴミなども入っているので、少し確認したいと思っている。塩分、塩素イオン濃度と、ステンレス、ジルコニウムの腐食程度の文献調査によると、腐食程度としては、そんなに構造健全性を脅かす者ではないという調査は、一応終っている。

○読売三井:
わかりました。全て取り出す時期がはっきりしないという話しだったが、以前の工程表というか、30年ぐらいの長い表を見ると全て取り終わるのが2010年ぐらいで矢印が終っているように見えるが。大体目処としては2020年ぐらいという理解でいいか?

○松本:
そうだな。記憶が定かではないが、1号機から4号機まで全部併せた棒ではなかったかと思うが。先ず、4号機に着手し、次に3号機、それから1号機と2号機に着手したいと思っているので、少し順番的に言えば、それぐらいの期間はかかるのではないかと見ている。

○読売三井:
各号季語との細かい年次はアレだが、全部まとめて言うと2020年ぐらい?

○松本:
そうだな。その工程ありきではないが、今のところ、合理的に見積もる範囲ではそれぐらい掛かるのではないかと、これは、どちらかと言えば、ある意味、今の段階では工程表の目標で置いていることになる。

○読売三井:
はい。ありがとうございます。

○テレ朝たない:
テレビ朝日です。

○寺澤:
すいません!名前を言って下さい!

○テレ朝たない:
テレビ朝日のたないともうします。先ほど、燃料棒はもともと黒いとわかったが、以前の燃料を見るとシルバーで輝いているイメージがあったが、もともと黒いものなのか?

○松本:
そうですね。通常、私どもはクロカンクロカンと言っているので。酸化皮膜がついている形で黒っぽいということだが、いわゆるチャンネルボックスがなんとうか、8×8本とか、9×9 の燃料棒は銀色だ。

それをチャンネルボックスという直径13cm程度の四角、長さ4m50cmの箱というか筒がある。そん中におさめているが、それが、まあ、何というか、黒い。黒いというか、黒光りっ、っていうような感じの色になっている。

○テレ朝たない:
今日公開された映像を見ると、作業員の方が手で触っているというイメージがある。手で触って、ほんと、大丈夫なもんなのか?

○松本:
あのう、映像の件についてはコメントできかねるが、一般的な新燃料であれば手袋をした作業員が普通のこういった作業着で、そばに寄って検査等が出来るシロモノだ。

○テレ朝たない:
わかりました。ありがとうございます。

○NHK後藤:
共用プールに移して共用プールにある燃料をまた他の所に映すということなのか、その辺の共用プールから燃料を移す場合の問題は特に無いのか聞かせて欲しい。

○松本:
共用プールそのものは今回の事故の際に停電に伴い一時的に冷却できない状況になっていたが、基本的には原子炉から取り出した時間が随分経過している燃料が殆どなので、発熱量地震はそんなに大きくない。

従って温度も60数℃だったと思うが、その程度で収まった上で冷却を再開している状況だ。プールの水分分析もやったが、燃料の破損があった状況ではない。

従って今回、4号機の使用済燃料を来年12月から取り出すが、その事前準備ということで、共用プールの方は今は満杯だから、40%ほど取り出してキャスクという使用済み燃料を保管する丸い大きな筒のようなものに今度は移して、発電所内に保管することをこれから実施していく。

○NHK後藤:
その共用プールから燃料を40%取り出す時期はほぼ決まっているのか?

○松本:
時期はだな。詰め込むキャスクの搬入等によって決めていくので、今のところ概略は中長期ロードマップに示しているものが今の状態では最新だが、

その都度、キャスクを2個とか3個とか搬入しては、共用プールから詰めてグランドに持ち出すことを何回かに分けて実施していく状況になる。

○NHK後藤:
今日、核物質防護上の作業をしているかどうかも含めて言えないということだったが、一方で何かあった場合の安全ということで、特にトラブルがあったかどうかということは地元の方も注目が高いと思うが。

作業しているかどうか、いけないということは非常によく理解できるが、その辺のトラブルがあったのか、そういうところは特に無いか?

# 非常によく理解できません。

○松本:
ハイ。今回の私どもの計画については、保安院とか、地元自治体には事前に計画は話しているし、勿論、何かあった場合の通報連絡とういことでも適切に実施する予定だ。昨日、今日の発電所全体の作業の中で何かトラブルがあったという報告は今のところ受けてない。

○毎日中西:★★
今回の2本取り出しについて公表できる段階、核物質防護条問題がないという段階は、許容プールに入ったという時点になるのか?

○松本:
今のところそのように考えている。

○毎日中西:
まだオペブロにまだ2体ある段階では、核物質防護上、公表できないと?

○松本:
ハイソウデス。

○毎日中西:★★
これから来年になるが、壊れた燃料取り出しが順次始まると思うので、こうした核物質防護上、言えないという不毛な議論はやめて頂いて、公表、報道のあり方について見直しいただければと思うが。

○松本:
ハイ。まあ、今回は少なくとも使用済燃料ではなく、新燃料の取り出しという事で、まあ、なんというか試験的に取り出して、腐蝕の状況を確認するような目的で行う予定だが、来年12月に予定している使用済燃料取り出しについては、

○松本:
指摘の通り、みなさまはじめ、地域のみなさんも大いに関心があると思うので、少しどういったお知らせの仕方が出来るかについては検討させていただければと思う。

○フジTV藤原:
核防護上でいえないという事だが、実際に取り出しの時はカメラか何か取り付けて沈めているのか?

○松本:
詳しい話しは私は確認出来てないが、要はフックを見ないといけないので、何か確認するカメラか、その手のツールは付いているはずだ。

○フジTV藤原:
となると、何れかの共用プールに入った時期か何かで、そう言った映像なり画像なりを公開して頂けるという事か?

○松本:★★
そうですな。どの程度の映像が提供出来るかについては、今最終的に確認したいと思うが、映像、もしくは写真の提供はさせて頂こうと思っている。

○フジTV藤原:
あ、映像は廻っているという事か?

○松本:
私どもとしても工事の記録というか、作業の記録という意味でも必要だと思っているので、その辺のところは考えたいと思っている。

○ニコニコ七尾:
再度うかがいたいが、これは東電だけの問題だけではないが、自然災害だけでなく、やはり核テロ防止措置が非常に気になるが、今回の取り出し作業に向けて特別な警戒をする予定はあるのか?詳しくはもちろん結構だが。

○松本:
いわゆる防護をどうしているかは話しできかねるが、当然、先程、読売新聞さまの質問があったように状況が変わるので、それなりの防護の仕組みはやっているところだ。

○ニコニコ七尾:
これまでにない形の、そう言った特別のことはされる予定だという事?

○松本:
ハイ。そうです。

○ニコニコ七尾:
わかりました。

○テレ朝やまがた:
(ワイドスクランブル)原発事故の損害賠償について 

○寺澤:
すいません!お名前を。

○テレ朝やまがた:
テレビ朝日のワイドスクランブルの「やまがた」といいます。原発事故の損害賠償について伺う。紛争解決センターは和解の成立まで概ね3ヶ月としているが、実際には6ヶ月掛かってるんですねぇ。

その一因が東京電力側の引き延ばしにあると言うんですけど。この指摘について動お答えになりますかあ?併せて和解成立までの目標期間があれば教えて下さい。

○松本:
後者の方から説明するが、やはり、私どもとしては賠償を訴えた方々と私どもと、良く丁寧に話し合いをさせて頂いた上で、取り組んでいきたいと思っている。

特に賠償の目標というわけではないが、出来るだけ早く合意に至った上で、賠償手続きというか、実際の金の支払いに結びつけたいと思っている。前者の話だが、こちらに関しては、先日、7月6日にになるが、賠償紛争解決センターから指摘があったとおり、

今回の場合だと、ええ、その処理の状況が、まあ、遅いというか、不当な遅延等があったということで、指摘を受けたとおりであり、今後、倍署に携わっている担当者含めて、ええ、まあ、適切な処理を進めていきたいとは思っている。

○テレ朝やまがた:
解決センターは申し立てから和解まで3ヶ月程度にしたいという事だが、具体的な期限というのは、明確には出来ないという事なのか?

○松本:
あのう、まあ、センターの方からそう言う話しがあるとは伺っているので、それに従っていきたいとは思っているが、少し意見の相違等がある場合はそれなりに話し合いはさせて頂きたいと思っている。

○テレ朝やまがた:
その思いは共有していると?

○松本:
と、私どもは思っているが、実際に賠償請求をした方がだな、まあ、そう言う思いではないケースが多いだろ、とは思うので、その辺のところは担当者も含め、注意した上で進めて行きたいとは思っている。

○テレ朝やまがた:
6月4日に提示された和解案があるが、今に至るまで1ヶ月以上解答がないという事で、被害者の方が困っている。

和解を受け入れるかどうかについての判断になぜこんなに時間が掛かるのか!ってことと、例え回答期限が設定されていない和解案でも、1ヶ月を目処に回答すべきではないか?1ヶ月を目処に回答すべきではないかと思うが。

○テレ朝やまがた:
如何か?

○松本:
あのう、ちょっと6月4日の和解案提示の件が、私どもがどう認識しているかは確認出来ていないので、そのところは確認したうえで回答させて頂ければと思う。6月4日の和解案という事?

○テレ朝やまがた:
はいそうです。

○テレ朝井口:
(名乗らず)今の話しだが、解決センターはうまくいってないと言う話しではなくて、妨害していると言ってるんですよね。妨害って言う表現を使ってるですよ。こんな事無いんじゃないかと思いますよ。

# 名乗らず注意なし。

○テレ朝井口:★★
それから意見の相違があるようですが、という、私は取材したが、意見の相違というレベルじゃないですよ。嫌がらせです。これは。はっきり言って被害者に対して。例えば山なら山を伐採権を1000万で買ったと。

# その通り。賠償を訴える人は全て過大に請求していると疑ってかかれと現場指示しているとしか思えない東電。過大請求があるかもしれないだろと頻繁にこの会見で説明していた昨年の東電広報、松本氏。

売った人、買った人が明確になっていて、それだけの損害が出ていることが明らかにわかっているところで、染量を量ってこいだとか、交渉日の3日前にそういう事を出したり、あるいは、持ち主を明確にしろとか、

わかりきったことを次から次へと出して引き延ばしをしてるんですよ。こういったところで意見の相違があるようだが、努めて頑張りたいと言われても、現地の人は納得しないと思うんですよね。何でそんな妨害まで言われるようなことになってしまうのか?

○松本:
あのう、まあ、ん?

○寺澤:
もし、そのような、あの、感じになることがありましたら、あの、この場でもお詫び申し上げたいとは思うが、今後とも、ええ、皆様のそういう事情を良く把握しながら、親身親切な対応をさせて頂きたいと思っている。

○テレ朝井口:
そうすると現地での賠償交渉は、不適切な行為が行われていたことを認めるわけだな?

○寺澤:
私は不適切かどうかと言うところまでは言及していない。何れにしても色んな事案の内容があると思うので。そういった物を真摯に確認しながら、親身親切な対応をさせて頂きたいと思っている。

○テレ朝井口:
線量がね。測ってこいと言われて、測って、で、まだそれでも売れるんじゃないかというようなことを言う層ですよ。東電の弁護士は。交渉の道筋すら出来てない現状なんですよ!

○寺澤:
ちょっとそういう個々に事案までは私どもの方もわからない。何度も繰り返させて頂くが、今後も色んな個々の事案の内容をしっかり確認させて頂きながら、親身親切な、丁寧な対応を取らせて頂きたいと思っている。ご理解頂きたいと思う。

# これが東電の親身親切だと。ご理解頂きたいんだとさ。

○テレ朝井口:
あともう一つお聞きしたい。

○寺澤:
はいどうぞ。

○テレ朝井口:
今の家庭用電気料金の値上げで10%、8%の間で今も話し合いが行われていると思うが、この8%案が出てきてそういう形になりそうという事についてはどんなふうに考えているか?

○松本:
あのう、まあ、委員会、消費者庁とか、経産省さまのほうで今、議論されていると事については、私どもはまだ結果を伺ってないのでコメントする立場にない。

○テレ朝井口:
結果が出たら従うという事か?

○松本:
あの、結果をよく見た上で必要な手続きを進めたいと思っている。

○テレ朝井口:
その8%と10%の間にある食い違いは、勿論人件費を3割にするとか、2割にするという計算上のこともあるが、大きく言うと、事業法種皮の水増し計算問題とか、あるいは減価償却費を計上している問題とか、いろいろあるが。例えば減価償却費についてはどんなふうに考えているか?

○松本:
あのう、私どもは当所、5月にこの値上げ申請をさせて頂いた中身の話になろうかと思うが、いわゆる減価償却については、福島第一の5号機、6号機、福島第二の1~4号機については運転再開か、廃炉家については未定という状況なので、

引き続き設備として維持管理していく必要があるので、減価償却費として算入させていただいた状況である。従って今回の委員会の議論の中で、コレをどう判断されるかに従って、私どもとしては検討したいと思っている。

○テレ朝井口:
ということは福島で再稼働ありきで考えているということでいいか?

○松本:
あのう、再稼働ありきかどうかについては、先ほどいった通り、全く未定だ。従って発電所として、現在でも冷温停止に必要な設備等の維持管理があるので。そういう意味では必要な減価償却費を見込んだという状況だ。

○テレ朝井口:
通常、稼働しているから形状ができるんじゃないのか?減価償却費は。そういうわけではないのか?そういう考えにはならない?

○松本:
あのう、通常稼働してようが、定検で停止してようが、このお金は必要だと思っているし、現時点でも稼働するか、廃炉にするか未定という状況なので、今のところは、まあ、5月の申請の段階ではそうい考えで算入させていただいたということだ。

○テレ朝井口:
もし、この減価償却費を計上しないで8%なり、それなりにしたことになったら赤字経営が続いて破綻ということになる可能性はあるわけか?

○松本:
あのう、私どもとしてはそういった今後のなんというか、会社が破綻しないということを念頭に置きながら値上げ申請をしたわけなので、そういった前提が成り立たないことになると、まあ、経営陣としてさらなる合理化の、まあ、どういった合理化とか、そういったさらなる対策等を進めていく必要があろうかと思う。

○テレ朝井口:
8%でもなんとか運営をしていく形というのは可能なのか?8%台で。

○松本:
今のところはまだ結果が出ていないので、どういう再評価をするかについては、少し検討してみないとわからない。

○テレ朝井口:
専門家の一部からは5%台でも行けるんじゃないかとか、あるいは値上げもしなくても行けるんじゃないかという意見が、

○テレ朝井口:
新しいニュースで出てきているが、その辺の意見についてはどうか?

○松本:
今のところどいう根拠で、そういった話をしているのか私どもはわからんので。それに対してコメントを求めら得てもお答えしかねるが。今の段階では経済産業省さま、消費者庁の議論の結果を待っている状況だ。

○テレ朝井口:
わかりました。今日、燃料取り出し作業中に作業を中断されたが、中断した理由は何か?

○松本:
アノウ、私どもとしては燃料の取り出し作業は、どういう時期とか、行われたかについては今の段階ではお応えできない。

○テレ朝たない:
中断した理由は言えないということか?

○松本:
あのう、今の段階ではどういう状況なのかについてはお話できない。

○テレ朝たない:
作業の安全上、安全を考えて中断したとも言えないか?

○松本:
現時点では、誰か作業員の方が発電所の中で怪我をしたとか、病気になった報告は受けてない。

○テレ朝たない:
例えば作業する上で何かが障害になって、作業がそれ異状進められなかったことなのか?

○松本:
それはわかりかねる。

○テレ朝たない:
中断したということは、これからの作業工程、そういったものに影響は出るのか?

○松本:
あのう、今のところ、何時、どういう形で私どもが新燃料、作業するかについては今のところ、核物質防護上、お答えできない。

○テレ朝たない:
特にとこれからの燃料取り出し作業、それに対するネガティブな大きな原因が今日わかったといういう訳ではないのか?

○松本:
あのう、何か、あのう、本日の発電所の中の作業で、特別怪我をされたとか病気になったとか、設備に不具合があったような報告は受けていない。

○寺澤:
宜しいでしょうか?

○テレ朝たない:
わかりました。先ほど伺ったことでお答え頂けなかった部分があったので、もう一回伺うが、解決センターの和解案だが、回答期限が概ね4週間~2週間の期限があるそうだが、一部、回答期限が設定されていない和解案というのも、仲介委員のよっては出てきているようだ。

その回答期限がない場合でも、せめて一ヶ月以外に回答するとか、そういった約束みたいなものは出来ないものなのか?

○松本:
あのう、まあ、そちらに関しては私どもの担当者、弁護士さまと先方との話し合いになろうかと思っているが。

あのう、まあ、私どもなりにはできるだけ早く回答することで努力したいと思うが。なかなか、なにか調べないといけないとか、必要な調査、時間がかかるものが在るようであれば時間は必要かと思っている。

○テレ朝やまがた:
まったくねえ、一ヶ月の間音沙汰が無いそうなんですよ。どういう事になっているのかもわからないと。

これはわからない以上、新しい生活のスタートというのは、被害にあった方は中々進まないわけで、何かしらもうちょっとやりようというか、あるんじゃないかと思うが、如何か?

○松本:
ハイ。あのう、そういった意見も踏まえて、少し対応は考えて行きたいとは思うが。すこし、現場でどういった状況になっているのかについては確認したいと思う。

○寺澤:
はいっ!宜しいでしょうか? はい、どうぞ。

○テレ朝井口:
色々安全上のことで。核だからよくわかるが、作業を中断したみたいな話があったものですから。結局、今日、きちんと取り出せたんですか?上手く取り出せて、安全な場所に置けたのか?

○松本:
あの、私どもから今日、あるいは今後、昨日以降、以前、どういった具体的なことをやったかについては、今の段階では話せない。

○テレ朝井口:
上手くいった、行かないも含めて今は話せないと?

○松本:
ハイソウデス。

○テレ朝井口:
わかりました。

○寺澤:
明日の作業予定。窒素ガス分離装置PSA3において、空気圧縮機のフィルター清掃を実施する。1時間程度の停止だ。ただ、PSA4で窒素封入は継続する。使用済燃料プール1号機、4号機で発生したUPSトリップ水平展開として、明日、内部の確認作業を実施する予定だ。

この作業に伴い、使用済燃料プールの冷却を1号機が2時間ほど停止する。プール水温度は1時間あたり0.1℃の上昇。本日、共用プールのダクトから共用プールから雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を 本日11時20分から開始をしている。

以上だ。それでは本日の会見を終了する。


~ 終了 19時

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