2012年10月10日水曜日

東電会見 2012.10.10(水)17:30 ~ 1号機格納容器内の映像公開。海底土サンプリング 上昇傾向。1F5号機 炉心スプレイ系(B)最小流量バイパス弁脱落トラブル。3号機使用済み燃料プール瓦礫撤去作業の再開。ほか。

東電会見 2012.10.10(水)17:30 ~

なんか、タイトルの文字数制限されてる … orz

1号機格納容器内の映像公開。海底土サンプリング 上昇傾向。1F5号機 炉心スプレイ系(B)最小流量バイパス弁脱落トラブル。3号機使用済み燃料プール瓦礫撤去作業の再開。ほか。

# 2時間映像には、撮影者がこれなんだろう、とオレンジ色の箇所に接近してはピンと合わせる、違う角度から見てはピント合わせる、という撮影意図も伝わってくるので先にこちらを見たほうが良いよ。炭化した物体を突っついてる映像とか。その上で冒頭の尾野氏の報告を見たら東電広報の姿勢がよく分かるよ。



あとノーカット映像じゃない。所々、映像がいきなり切り替わっている編集映像である点にも。


1F5号機 ポンプ流量や揚程、流す力を確認する定例試験で弁が閉まらないトラブル。点検の結果、CS系B系の最小流量バイパス弁が外れいた旨の報告。原因と今後の対応は検討中。この件は質疑で質問する記者なし。

昨日実施された1号機格納容器内部調査報告。映像公開。ドライウェルから予測より80cm高い水深2.8mある事を確認。ペネ(挿入部)から水面に近づくほど線量が下がる結果に。(7ステップで 9.8→4.7Sv/h)

東電会見ぷちまとめ 作業人数53名。最大被ばく線量2.74mSv。内訳、最低被ばく線量は一切不明。ダイジェスト版を使った映像報告。HP公開の2時間映像は説明必要箇所てんこ盛り。映像からまだ推測できる事はなにもない説明の繰り返し質疑。

3号機使用済燃料プール作業再開する旨の報告。海底土の汚染上昇報告。ほか。

○プラント

○報告

○環境モニタリング・サンプリング

【質疑】
共同(1号機内部映像*)→
読売(1号機内部映像*)→
NHK(1号機内部映像*)→
読売(1号機内部映像*)→
木野(1号機内部映像*)→
共同(1号機内部映像*)→
木野(1号機内部映像*)→
おしどり(1号機内部映像*・2F社員転落事故・火災通報)→読売(1号機内部映像*)→
木野(1号機内部映像*・アレバどしたん・福島フィフティーズ会見・広報の検討経緯)→
共同(1号機内部映像*)



■福島第一の状況

○東電石橋:
原子力定例会見をはじめる。

○尾野:
福島第一の状況(http://j.mp/QUjrVI)

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機、注水については安定。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]
記載の表の通り。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システム運転、安定冷却中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に移送中。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に移送中。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
現在、サリー運転中。裏面。


5号機 炉心スプレイ系(B)最小流量バイパス弁の不具合

現在、★5号機のCS系B系の最小流量バイパス弁がある。こちらの点検をしていた所、弁体が弁棒から脱落している状況を確認。後ほど説明したいと思う。バイパス弁の不具合について。

★★「福島第一原子力発電所5号機 炉心スプレイ系(B)最小流量バイパス弁の不具合について http://j.mp/WPT3Po 画像 http://j.mp/WPWs0Q」

先ず構造を説明する。上半分に当該部の構造図が描いてある。右部分にハンドルが付いている所。ここにモーターもあり、ここで弁を動かして駆動するわけだが、ここから弁棒が伸びており、

この弁棒が左右にスライドするときに弁体、くさび形になっている弁体があるが、これが右の方に引き上げられると流路が開いて "開"、左に押し付けられるとしまって"閉"と動く。この弁体はくさび状になっているが、

上流側の弁体と下流側の弁体の2枚の弁体でできている。下の写真(http://j.mp/WPT3Po)を見ていただきたいが、開けてみたところ下側の弁体の弁棒が外れて残留している状況が確認された。

上半分。発生事象だが、5号機炉心スプレイB系の分解点検において、最小流量バイパス弁の分解点検をしたところ、2枚のうちの1枚の弁体が外れていることを確認。概要だが7月18日に当該の系統の定例試験を行なっている。

この定例試験の際に、系統のポンプ流量や揚程、流す力だが、こういったものが規定値を満足しているが、当該弁が完全に閉まらない事象が発生した。そのことを踏まえ、分解点検を行ったところ、外れていることが分りましたという事だ。

炉心スプレイ系はA系、B系統の二つあり、今回はB系だ。当該弁はB系のポンプから出てきた水がろ側にまわさない場合に、当該弁を使い締め切り運転にならないように水を流す細流路を作るラインだが、そういった物を作るラインである。

で、現在、今回の事象(トラブル)の原因であるとか、今後の対応について検討しているところだ。先ずは事象(トラブル)のご案内である。


■1号機格納容器内の調査 【映像】★★★

昨日、説明したと思うが、1号機格納容器内の調査について幾つか話しをしたい。「福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について http://j.mp/WPVCB8」と言うペーパー。昨日は下半分の上。

首振りカメラによる内部撮影という事で、これは後ほど動画で説明したい。本日、滞留水の推移、雰囲気線量の測定を行うということで、線量測定とCCDカメラを使い水位の水面の位置を見ることを行っている。

裏面上半分は昨日説明したような絵だが、X100B ペネに設けた高い後部からカメラと線量計、おもりが付いているものを落とし込んで、グレーチングの隙間を通し、水面に至らせる絵である。この絵では水の中深いところまで入れる絵になっているが、

本日、実行出来たところは水面に至る所まで。下に測定結果を示している。表に線量の測定結果を書いてある。線量は、各D9~D1に至るまで何カ所かで計るという事だが、水面ぎりぎりまでという事だったので、測定はD2までしている。

線量の測定結果は示したとおり。気中で約10Sv/h。水中に入ったところで、0.5Sv/hというようなことで線量としては非常に高い線量だ。★★ちなみにX100BPENを抜けた所の測定値は11.1Sv/hであったということである。

★★★水位だが水面があったのはOPで約9,000ミリ。ドライウェル底部から約2.8メートルの水深が確保されていることがわかった。本日の想定等の結果については今説明した通り。これから昨日のカメラ測定の様子についてビデオで説明したい。

予め3のところで説明しておくが、カメラも同様に下に向かって垂れ下がっていくことになるわけだが、グレーチングの所を越えていくことが出来ないので、降りていった先はグレーチングの面だ。グレーチング越しに地面が見えている様子がわかる。

それから周辺を見ていくとD7~D4のところに(http://j.mp/WPVCB8)弓なりに構造物が描いてあるが、これは機器ハッチという丸いハッチだ。

ここのフランジが途中見えている所がある。それからX100Bペネを入った直ぐしたに、丸い印が書いてあるかと思うが、これは格納容器の中にスプレイをする配管である。

こちらも視野の中に入っている。そんなことなので、カメラを落としながら縦方向に見れる構造物を見ていってる。

参考に頭においてビデオを見るんだ。http://j.mp/WPSHIK 下に見えているのがグレーチングだ。グレーチングにだいぶ近づいていったところだ。で、チラチラしているのが水面ということになる。湯気がちょろっと上がっているようである。

水面が見ている。グレーチングに近づいていっている所。ここに何やら棒のようなものが見えるが、近づいていくと、ここにナットが付いている棒であることが分かる。http://j.mp/WQ4OWh

グレーチングの隙間の大きさらすると然程大きなものではないことがわかる。グレーチングギリギリまでやってきたが、グレーチング自身は特に、まあ、、腐食はしているようだが、大きく傷んでいる様子はない。

グレーチング、人が歩くところの淵だな。この通路の縁のところが見えている。グレーチング隙間から下を覗いて水面が見えていることがわかる。ここは梁のような構造物があるが、これは鉄骨の構造物だ。その下ぐらいに水面があるように見えるが、

本日、CCD カメラを底まで落として、大体、水深的には2.8メートルだった。付近をパンして見ているが、丸い棒が見えている。これはグレーチングの淵の手すりのサンだ。これが手すりの上になる。で、こちらに丸い構造物が淵に見えている。

これが先ほど行った聞きハッチの地図だ。機器ハッチの3時辺りを見ているようなイメージだ。これは2時ぐらいの角度だろうか。表面、錆があるようだが、全体として構造が機械的に影響受けている様子は今のところ見受けられない。

これがもう少し上に上がった所。先ほど言った格納容器スプレイのスパージャーと言われる部品だ。スパージャーというのはジョウロの出口だな。ここから水を切りのように吹き出す形になる。これがスパージャーの配管だ。

ここは入れたペネの直ぐ下だ。全体としては以上。見たところ表面の腐食等は観察されているが、機械的に大きく板だんでいる状況は見受けられなかった。で、大分長いビデオをダイジェストで説明したが、本体はHPの載せているのでそちらを。


■高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況(週報)

★こりゃ定例報告だが「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第68報)http://j.mp/WPSS6O」添付資料1を見るんだ。先週の処理状況。

左下、1~4号機貯蔵量 80,200m3。貯蔵施設側(プロセス主建屋16,590+高温焼却炉建屋4,180)合計 20,770m3ある。処理実績 5,780m3。処理のための処理装置稼働率 キュリオン11%、サリー57.9% だった。

# (先週)1~4号機の合計値 約79,500m3 貯蔵施設プロセス主建屋+高温焼却炉建屋 約172,000m3(先週)9/5~9/11 処理量 約6,000m3。キュリオン70%、サリー5%

濃縮塩水受けタンク量 184,085m3、淡水家タンク21,699m3、濃縮廃液貯蔵槽 5554m3 だった。使用済みベッセル4本増加。裏面は今週から来週にかけての見通し。

# (先週)使用済みベッセル12本増加。濃縮受けタンク186,185m3、淡水受けタンク 22,867m3、濃縮廃液貯槽 5,554m3

点資料2は今週からの実施予定。一番最後のページ。当面のコントール見通し。2号機の滞留水水位はOP3000を軸にコントロールできる見通し。3号機もOP3000を軸にコントロールできる見通し。

一番下。濃縮塩水受けタンク貯蔵量の関係は10月頭の時点でタンク貯蔵料が約3,000トン増えていることもあるが、当面の間、タンクと貯蔵量の水マッチは生じない見通し。キャパに対して貯蔵量は下回る見通し。


■資料の訂正(HP資料は訂正済み)

資料の訂正があるようだ。「福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)http://j.mp/QUjrVI」裏面注記。下から2五行目に記載漏れと脱字があった。訂正内容。下から2行目。系統流量1,078m3/hあり、となっているが、

その後ろに、及びポンプの全揚程は191メートルであり、という言葉が抜けていた。一番下、下から2行目最後のほう。ポンプ揚程191メートル以上満足していると書いてあるが、ポンプ全揚程が脱字だったので低旋盤をあとで渡す。HPにアップしている… 


■環境モニタリング・サンプリング(海底土)

各種分析結果のデータの追加の件を話したい。★★「福島第一原子力発電所海底土調査結果まとめ表 http://j.mp/WPVjX8」本日こうしいしているデータで海底土のサンプリングデータが入っているが、

そちらを見てみると、前回、測定した時に比べ、値が高いものが幾つか見られる。上がっているものもあれば下がっているものもある状況だ。

最も高い所は、大熊町熊川沖合5kmでセシウム1800Bq/kg(乾土)だった。値そのものはおどろくべきものではない。傾向として前回から上がっていることなので、引き続き中止していきたいと思っている。


■3号機使用済燃料プール鉄骨落下事故報告(追加指示 速報)

本日、寄生庁で私どもが出した3号機使用済燃料プールの鉄骨落下の報告書について議論されたということである。その結果について指示文書が出る話と聞いており、

ええ、ただ今受け取りに言っているところ、ということである。正式なものはその指示文書を受け取ったところで話したいが、

基本的には今回、私どもが出した報告に対して、それをしっかりやった上で作業再開することを認めた上で、幾つか更に確認して回答して頂きたい事項ということが挙げられている。

と、聞いている。詳細は正式に受け取ったあとで話したい。併せて3号機のプールについて水中カメラを落としての確認、こりゃ、あの、鉄骨を落としてしまう前に説明したと思うが、

9月頭にプールの中の状況確認結果を説明し、鉄骨の予定の撤去作業が終われば、9月後半に第二弾をやりたいといったと思う。

★今般、落下対応ということで予定が伸びていたが、後段で実施するつもりであった水中確認を実施したいと考えている。

元々は全域実施するつもりだったが、取りきれてない鉄骨が今回のことでまだ残っているので、★当初予定していた所を二つに分けて、プール北側を10月11日から実施したいと思っている。

そちらが終わり、がれき撤去等、邪魔なものをどけたあとで残りの部分を実施したいと考えているが、そちらは現時点では、まだ予定は立っていない状況だ。

私からは本日は以上だ。(24分)



■質疑

○共同いけがみ:
1号機格納容器内の線量だが、11.1Sv/hは想定されたものなのか?OP8,190が予想水位というのは、大体2.5mぐらいということでいいのか?実際の水位としては。

○尾野:
そうだな。

○共同いけがみ:
ですよね。

○尾野:
OP9,000まで入っていると水位としては2.8mになるので、OP8,200であると80cmほど下だから2mぐらい。

○共同いけがみ:
2メートル?

○尾野:
はい。勘定かと思う。

○共同いけがみ:
実際予想していた水位よりも水が沢山入っている状態と思うが。今の時点で廃炉に向けた作業に何か影響があるのか?ないのか?

後、映像2時間見ているわけではないが、本来ここに映っていてもいいのに写っていけないものがあるとか、これ、何でここに移ってるんだろとか。ボルト、ナット以外で。

本当はここに映っていてはいけないものなのに、何故か映っていたものというのはあるのか?以上だ。

○尾野:
線量の話だが、具体的にこのぐらいという数字を予想していたわけではない。状況から言ってある程度の線量があってもおかしくないと思っていたので、特に驚くようなものではない。

カメラを落としてパンを振りながら見ていくということだが、今回ペネを通したところからグレーチングに至るまで、

高さ方向をひと通り主要なポイントを見て頂いたと思っている。実際に見えた範囲の中で在るべきものがないとか、ない大きなものがあったとか。登場今日はなかった。ただし、カメラの視野が届いている。

ランプも含めてだが。届いている範囲を見ていくと、要は、なんというか、格納容器の壁の方に向かっては視野が届いているが、その反対側に視野が届いているかというと、風呂のような湯気が掛かっていることもあるし、十分視野が届き切らないこともある。

ですので見えた範囲での説明になる。ある意味形としてはしゃきっとしているのが状況と思う。それから水位の予測は随時しているが、この予測値は本日の状態での内部圧力とか、

注水量ということで評価したものと、それから実際に測ったものを比べるために書かせて頂いた。★★まあ、80cm程違っているわけだが、この事自身が何か大きくこの先のことを変えていくようなことではないと考えている。

○産経蕎麦谷:
確認したい。さっきの映像は昨日入れた奴でいいか?

○尾野:
はい。昨日の映像でござる。

○産経蕎麦谷:
今日入れた奴は明日公開すんのか?

○尾野:
今日入れたものは… 今日はデータまでの話になっているので、明日見せれるものがあれば紹介したい。

○産経蕎麦谷:
今日の映像が一番良さ気な感じにはなりそうか?

○尾野:
今日の映像は水面に足るまでまっすぐ下がっていくだけなので、内部の様子を知る意味では、昨日の映像があり未視野が広い映像になっている。

# 昨日の映像って、今日公開した映像な。

○産経蕎麦谷:
ナルホド。これ、ペネから出たところが11.1Sv/hだよね。

○尾野:
はい。

○産経蕎麦谷:
段々したに申に連れて線量が下がる傾向があると思うが。これから言えることは何かあるのか?

○尾野:
これはよく分析した後のことになると思う。ちなみに水に入った所で極端に下がっているのは遮蔽効果があると思う。

○産経蕎麦谷:
ここから燃料位置は推測できる数字なのか?

○尾野:
これだけで出来るのかどうか、即答しかねると思う。

○産経蕎麦谷:
わかりました。

# 即答しかねると思う

○産経蕎麦谷:
▼線量が11.1Sv/hというのは、過去、2号機を調べたりとかあったと思うが、今までで一番高いとか、なんかあるか?

○尾野:
▼2号機のファーストエントリーの時にどれぐらいの線量だったか、ちょっと確認させてくれ。ちなみに屋外でスタックの下、2Sv/hぐらいの場所あった。

そういう意味から言うと、ある意味格納容器の中での値と見た時には、層極端なアドロくべきものではない。とおもっている。あ、そうですね。2号機の時は一番高いものが72.9Sv/h。

○産経蕎麦谷:
逆に2号機が極端に、大きくこれだけ違うというのは… なんかまた。

○尾野:
2号機の場合はそれぞれのことがあろうかと思うが。なんといったらいいんすかねえ。あの… 1号機や3号機はサプレッションチャンバーを通じてのベントができていた。

2号機はそれがうまくできなかったことがあるので。格納容器内での汚れたFP(核分裂生成物)の動きは違っていた可能性は考えられる。この数字だけでこうであると申し上げるのは軽々かと思う。そうい可能性も、ある、考えられなくは無い、というレベルの解答だ。

○産経蕎麦谷:
破損箇所の推定は?

○尾野:
そうだな。こうしたデータを一つ一つ積み上げていきながら、わからない所は解析で補いながら検討していく内容なので、一つ見えたら全部わかる、には、もう少し色々やって行かないとと思う。

○産経蕎麦谷:
映像の中で落ちていたボルトは何かの部品が落ちてた?

○尾野:
あれだけ見て何の部品化はちょっと分かり難い。寸法がどれぐらいかはグレーチングの隙間と比較すれば分かると思うが。

人が歩いて足が引っかからない程の隙間になっているので、それからすると数センチの頭。ある意味大きな構造物を支えているようなボルトやナットではない事は明らかだと思う。

○産経蕎麦谷:
何れにしても本羅はそこにないもの?

○尾野:
そうだな。グレーチング異落ちていることはない。

○産経蕎麦谷:
何らかの理由で落ちている?

○尾野:
はい。

○産経蕎麦谷:
わかりました。ありがとうございます。

○読売佐藤A:
現在の今日の状況推計値OP8,190に対して約80cm実際の水位が高かったということで、想定する誤差の範囲か?誤差を越えて大きいということか?

○尾野:
想定している手法そのものの入力できるパラメータの数も多いわけではない。ある意味、誤差、目安としての数字だ。ま、誤差等言葉が適切かどうか分からんが、今の評価方法で出てくる不確定性の範囲の中と考える。

○読売佐藤A:
この方法による推測の誤差の範囲がこれでわかったことになるのかね?

○尾野:
一つの情報が増えたってことですな。

○読売佐藤A:
80cm高いからといってこの先の廃炉工程に直ちに影響があるもんではない説明があったが、推測水位 8190と推測した時に格納容器側からタービン建屋側に漏れている推定があった上で この8190は出てるのかね?それとは全く無関係に単に注水量と圧力変動からの推測か?

○尾野:
はい。そういうバランスからの評価だ。

○読売佐藤A:
OP約9000はちょうどサプレッションチェンバーにつながる所のロータあたりにあるじゃないですか。これによりタービン建屋側から漏水している場所、主たる場所の特定は難しいのか?

○尾野:
これからの検討かと思うが。今日の時点で同こういうところまでの検討は進んでいない。

○読売佐藤A:
画像が表面の腐食はあるが、大きな危機等の損傷、破損は見当たらないようだということだったが大きな破損がないこと事態は予測通りか?

○尾野:
ある意味、炉があいうことになっていたので。中を見るまでどうこう言えるものでもなかったと思うが。見た限りにおいては随分シャンとしているなあ、というのが率直な感想だ。

○読売佐藤A:
わかりました。これも分析してみないと評価は困難だという話だったが、線量の測定値がが水面に向かて下がっていって上が高いというのは、

○読売佐藤A:
主たる線源がしたにある水ではないということを意味しているのではないかと思うがどうか?

○尾野:
線源に近いほど高く出やすい傾向はあるから。水が線源になっていれば水に近づきうに従って高くなるという意味から言うと、

水面というところが要は出元デスカと。いうと、それより大きな寄与が他のところにあるでしょう。ということかと思うが。その、個々で出ている線量で寄与している、ええ、まあ、ソースというか源だが、それが、ええ、一体で何であるかとか。

どこにあるかという事をこの時点でこのデータだけから見極めるというのはちょっと難しいだろうと思っている。

○読売佐藤A:
溶けた燃料都の関係だが、溶けた燃料は主としてペデスタルの中にあるはずだから直接は今回の調査で見える性質のものでは、おそらく無いと思うが。

例えば主たる1号機の場合、燃料が最悪100%ほぼ、ペデスタル側に、ええ、圧力容器側に、ああ、ドライウェル側に落下していると推定すると。

水の中に使っていれば水に近づけば近づくほど、線源が高くなる気がするので、落下した燃料の場所、落下量の関係とうえのほうの線源が高いことは関連付けて言えることは今はないものか?

○尾野:
何処に燃料の残りが存在しているか、分布しているかということと、そこから今回計った線量計だな。ここまでの間にどういう遮蔽物、妨害物があるのかという関係。

当然、炉が損傷して放射性物質が格納容器の中にちったから、それが何処かに付着して線源になっている、そういう関係を踏まえてみないと言えない。これだけ見てこのへんが高いから、この近くにあるだろうといってしまう… 

事ができるかというと、ちょっとまだ、そこまではいえないかなあという意味だ。

○NHK花田:
水面が2.8メートルあったということでマープ解析だと燃料溶け落ちてるってことだが、冷やされている状況ある理解でいいか?

○尾野:
燃料冷却はしかるべくできているだろうということは以前の状態から入れる水、出る水のバランスから考えていた。

で、今回、みずがありますね。ということは、冷却ということから考えてもより、視覚的に確実な方向の情報であるということかと思う。

○NHK花田:
2号機との比較だが、まだ動画は詳しく見れてないが、2号機の時のような雨のように水が落ちている様子は見た感じ確認されなかったよううな感じがしたが、映像的に2号機と環境の違いはどのように捉えているか?

○尾野:
2号機を見た方で記憶があれば、大分画面の質が違う感じを受けるんじゃないかと思う。おっしゃるとおり、2号機は中で非常に湿度が高い感じで水滴がカメラについて来るとか。そういう状況があり、関係して司会も非常に悪いという状況だったと思う。

今回、1号機を見てみると風呂の湯気みたいなものは、勿論出ていて湿度が高い状況ということはよくわかるが、視界そのものの中で雨が振っている状況はないし、

対象物に対してシャープに絵が取れる状況でもあったので、そういう意味から言うと中の環境の湿り具合と言うのは、1号の方がすっきりしてる!というのが、印象を持っている。

○NHK花田:
今の話だと湿度は1号機のほうが低い話なのかという気もしたが、環境の違いはどういった要因から来るのか?

# 1ツイートで済む解答に3ツイートも浪費する日本語ムチャクチャの尾野氏。

○尾野:
損傷したときのモードだとかあ、除う今日の違いということが原因としてはあるんだろうとは思うが。そのあたりは、ある意味中の様子をもう少し詳らかにしないと、これが違うからこうだということを言うのは少し難しいと思う。

○NHK花田:
あまりノイズもですが、さっき見た限りは2号機ほどノイズがなかったような印象だが、その点は如何か?

○尾野:
2号機の時のほうがノイズが多かったかなというのは感覚的にはある。でえ。線量の違いなんかも勿論あると思う。

それから、ええ、長いほうだな。ダイジェスト版じゃない方を見ると明かりをけしている画面などある。若干ノイズが乗っているなというのがわかるが、要は視野を映している状態で非常に気になるほど画質劣化はしてないという状況だ。

○NHK花田:
線量と今回の水、含めてわかっている範囲で全体的に考えて、今計画している廃炉作業は、今んとこ特段な影響はない。計画通り進めているという理解でいいか?

○尾野:
はい。

○NHK花田:
わかりました。

○読売高田:
先程ちょっと言ったが、画像に映っているグレーチング、及びボルトのサイズを会見中に数値が分かればと思うが。

○尾野:
▲グレーチングの幅は25ミリだ。

○読売高田:
これ見ると細長くある。

○尾野:
狭いほうだ。

○読売高田:
狭いほうが25ミリ?

○尾野:
はい。その置きさから見るとボルトの直径は代替10ミリ。でえ、ボルトに棒が付いているが、長さ30cm程度ということなので。まあ、ある意味非常に小さいものだ。

○読売高田:
直径が10ミリ?長さが30cm?

○尾野:
はい。

# 小さいものだから気にすんな。2時間版みたら、もっと気になるものが映ってるよ。

○読売高田:
わかりました。グレーチングの縦横をもう一度教えてくれ。

○尾野:
グレーチング幅は25ミリ。

○読売高田:
あっ、25ミリだな。はい。ありがとうございます。

○フリー木野:
▼このカメラだが、2号機の時と同じカメラか?対放射線性とか。

○尾野:
カメラのスペックか?

○フリー木野:
そうです。

○尾野:
▼ちょっと確認をさせてくれ。

○フリー木野:
要するに2号機の時と同じであれば、こんだけノイズが少ないのであれば、中がそれだけ線量が低いと思うが。その辺はどうか?

# 映像は鮮明。光源(ライト)も強いような。

○尾野:
線量は先ほど質問で答えたが、2号機の時に比べたら低い状況だ。

○フリー木野:
わかりました。2号機の時は垂直に行っても高いところと低いところがけっこうバラバラだったように思うが。これは一律に下に向かって下がっているよね。そうすれば線源が上の方にあるのではないかと思うが。その辺はまだわからない?

○尾野:
そうだな。さきほどから何回か申し上げているとおりで、宣言からセンサーまでの間にある遮蔽部室の関係であるとか、あるいは他の汚染状況とか、そういう影響を受けるので、

傾向として上から下に下がるに従い、線量は下がっていく傾向があることは数字的には事実だが、その要因が何かをイマコノ段階で申し上げるほどには整理されていない。

○フリー木野:
例えばこれぐらいの線量だと燃料がさっきちったという話しがあったが。ちった燃料からこのぐらいの線量が出るという線源の推定みたいなのは出来るものなのか?

○尾野:
仮定することが多いのでどうなのかわからないが、例えば間に本来運転中の炉の場合だと炉心から途中に水があり、水が相当の遮蔽する。

その後原子炉圧力容器の鉄がある。その外に遮蔽用のコンクリートがあり、ようやく格納容器の中の空間に現れることになる。今回の場合、炉内の水は相当程度抜けている状態で、今、注入しているが通常の状態よりは水の遮蔽の分がない格好になる。

ただし圧力容器や生体遮蔽は存在していることになる。一方、燃料のある位置は元々の位置にあるのか、移動しているかの違いはあるだろうということと。もう一つ。そもそも燃料が損傷した際にいろんなところを汚しているから、

そういうところの違いもあるということで、そういったことをある仮定に基づいて考えて行かないとけ無いことになるので、ええ、まあ、あの。この数字だけでの辺にありますよと申し上げるのはちょっと難しいということだ。

○フリー木野:
仮定はわかるが損傷した燃料が水の中にあれば、ある程度これだけ水を入れて中を循環されていると相当な線量になっていると思うが。

今、これだと0.5だと500mSv/hぐらいで、外に出ている水よりちょっと高いぐらいの水ですね?そうすると燃料がここにあるということになるのかとちょっと思ったが。

○尾野:
そういうようなことは今後の検討かと思う。

○フリー木野:
要するにこの数字だけだと燃料の場所はまだ不明ということか?

○尾野:
一つの重要な情報だが、これだけで何か言えることでもまだないと思っている。加えてよく検討しなければならない。

○フリー木野:
これから言えることは何かあるか?

○尾野:
まずは本日、こういう測定ができたということはまずひとつのファクトであり、数字で見ていくと傾向としてこうなってるねとは言えるが、それがなにゆえかという所はまだ言えない。

○フリー木野:
水の中に今日落としたCCD映像。水がにごっていたり、何色だったり、そういう状況はわかったのか?

○尾野:
水の状況や性状については、アレなんだが。★水はけっこう透明だったというような話を聞いている。

○フリー木野:
それは明日見せて頂ける?

○尾野:
今日、映像が間に合ってない部分は後日整い次第ご覧頂きたいと思っている。

○フリー木野:
わかりました。今日作業した方と昨日の個人の差台大被ばく線量が出ているが、それぞれ作業人数は昨日と今日で何人ぐらいだったのか?

○尾野:★★
今日の作業人数は51名。被ばく線量は最大2.13mSv。★★昨日の値。作業人数は53人。最大被ばく線量は2.74mSvだ。

○フリー木野:
最大の方の作業時間は何分ぐらい?

○尾野:
昨日については作業時間は10時~13時40分だったので3時間40分。それから本日については現場の作業が10時から12時10分頃と聞いている。その後片付けも入れて13時なので大体3時間ぐらいかと思う。

○フリー木野:
現場の雰囲気線量はどれぐらいだったのか?

○尾野:
現場の雰囲気線量は手元にないので、確認させてくれ。

○フリー木野:
聞きたい作業時間というのは、多分、50人以上いるとうことは待機している場所があり、そこから線量の高い現場にはいり、出たり入ったり繰り返すと思うが。

線量に高い現場の滞在時間がわからないかと思ったが。以前から伺っているが、それはわからないのか?

○尾野:
細かいところまでは分かりかねる。

○フリー木野:
そうすると行き当たりばったりで作業されているのか?計画線量を立てるのであれば現場の滞在時間を推定できると思うが。それは出してないのか?

○尾野:
実際にはAPD

○フリー木野:
鳴ったら出てくるという?

○尾野:
APDを計画線量に対して十分よ湯を持ったところでセットしており、

○フリー木野:
鳴ったら出てくるということですかね。

○尾野:
なれば出ることになる。

○フリー木野:
わかりました。

○尾野:
ただし実際の作業ではチームを作って後退でやっている場合は、なる前に交代することはもちろんあるから。

○フリー木野:
そうですよね。その時間がどのぐらいかと思ったが。

○尾野:
その辺の細かい所は必ずしも分かりかねる。▼雰囲気線量については確認する。

○フリー木野:
作業計画が出ていると思うので、可能であれば教えてほしい。お願いする。

○共同いけがみ:
二度目ですまない。何点かある。昨日の撮影は注水を継続した状況で撮影したものなのか?

○尾野:
へい。

○共同いけがみ:
2.8メートルという水位は、コレを持って格納容器のこのへんは壊れているかもしれないなっ、とか、そういうのはわからない?あるいは何か検討する際の材料になる数値になるのか?この水位は。

# 手を上げてるのに一度も当たらない方がいるようでつよ。

○尾野:
こういった数値は様々な検討の材料になりうる重要な情報と覆っている。

○共同いけがみ:
現時点でコレを持ってこのへんが壊れているかもJNESが出していたような2cmの穴が開いている様な、そういうのはわからない?それだけ単体ではわからない?

○尾野:
他の情報と組み合わせて、何か、あの、ある意味、評価みたいな事につながっていくが、この数字だけでどうこう言うことではない。

○共同いけがみ:
評価は今まで調べてきたことと、昨日、今日のデータ、今日のデータはまだかも知れないが、何か分かることはないんですかね?

○尾野:
えっと、今この時点であるとか、ないとかというのもw変な話だが。私どもとしては撮られたデータを踏まえて様々な角度から色々考えていくことになるわけだが、

今、私が言ってることはこの数字一つを見て今の時点で何か決定的な言が言えますかということに関しては、ちょっと難しいということだ。

○共同いけがみ:
ごめんなさい。その映像に映っていた湯気だが、これの発生源と原因は下で溶け落ちている燃料が冷却水を蒸発させている湯気なのかどうか。そういうのは分かるのか?

○尾野:
そういうことから言うと、例えばそうだな。1号機の今日の手元の福島第一原子力発電所の状況(http://j.mp/QUjrVI)の中で格納容器の温度というのが出ているかと思うが。1号機の格納容器の、…。あ、失礼。圧力容器の温度ですか?あれ、

# 圧力容器の温度ですか? ( ゚д゚)ポカーン

下部で図っているところで34度というような、ええ値が示されている。格納容器内の温度ってのも出てたと思うが、今手元にないが、要は中に発熱物である燃料が入っているし、そこに水を入れている。

ある意味お風呂が湧けばお湯が湯気を出すのと同じようなことであるので、ある程度湯気が出ているというような、ええ、というのは、あっておかしくないことだと思っている。

○共同いけがみ:
この湯気は全部見てないのであれだ、水面から立ち上っている湯気なのか、それとも上にまだ残っている燃料があるわけで、それに水があたって発生しているのか、

○尾野:
どちらの可能性もある。

○共同いけがみ:
どちらの可能性もあるのか?さっき言ってた昨日の作業も今日の作業もどっちもだが、53人と51人は協力企業も入っている?

○尾野:
★当社、協力企業併せてだ。

○共同いけがみ:
わかりました。

○尾野:
▲すいません。★★★作業現場の雰囲気線量は至近のデータで6mSv/hだった。

○フリー木野:
至近というのは何時か?

○尾野:
9月の測定ですか?そうですね。9月26日時点の作業計画で用いたものだ。

# 9月26日に観測された値ではないのか。回答になってないし。

○NPJ吉本おしどり:
この格納容器内の線量計についてだが、このペネ端部とこのD9の位置が11.1Sv/hで D9 が9.8Sv/h(http://j.mp/WPVCB8)ということだが、この80cmほどの距離で1.3シーベルトほど違うのは、想定内か?

この差からコバルト60やマンガン54などの腐食生成物がどの程度で着ているか推定できるのか?

○尾野:
このレベルの数字からそこまで細かい分析をするのは難しいのでなないかと思う。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。先ほど画像でグレーチングが黄色にところどころ腐食していた。その腐食は通常のものなのか?事故後割と頻繁に見られるものなのか?どちらか?

○尾野:
グレーチング鉄材に亜鉛メッキをしているのが一般的だ。なので、通常、銀色をしている。やや腐食をすると白身がかるようなところがあろうかと思う。

ただし。通常の私どもが定期検査で見ている時は、ああ、やや、茶色系の色がついていたが、ああいう形の色は、実はついていないので。

あの茶色に見えたものは、ええ、グレーチングそのものが腐食したというより汚れが付いたことではないかと思っている。

可能性としてはグレーチングの亜鉛メッキが剥がれれば、鉄が錆びるから。鉄のサビは茶色だ。まあ、いずれの可能性もあると思うが。

# 汚れであり腐食ではないだろう。まあメッキが剥がれ鉄が錆びたら茶色だがな、と。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ありがとうございます。昨日、お答えを頂いたようだが、2Fで怪我をされた方の線量管理について。質問の趣旨が伝わっていなかったと思うが。怪我をされた辺りの表面汚染密度については解答頂けるか?

○尾野:
表面密度というのは、管理区域の中での管理になるが、昨日、説明したのは当該の場所の管理というのが、

○NPJ吉本おしどり:
存じております。ありがとうございます。除線則で管理をされているということで、★★★2F敷地内は現在、電離則ではなく除線則で管理されているということですね。わかりました。

確かに2.5μSv/hということで、厚生労働基準局に確かめたが、それは線量管理をするという意味であり、

○NPJ吉本おしどり:★★★
傷創部が汚染されたことについては、傷創部の汚染がα核種であれば0.4Bq/cm2、α線を放出しない場際は、4Bq/cm2以下の汚染にならなければ、それは傷創部が汚染されているとして報告に上げることになっているということで、

それは2.5μSv/hという線量管理をする地域だけの話であり、傷創部が汚染されているかどうか、また別の管理が必要だという答だったのだが。

○尾野:
あ、ごめんしゃい。それは確認になった結果、という話だったということか?

○NPJ吉本おしどり:
はい。ですので、傷口モニタリングをせずに、傷創部が汚染されていない判断をされたことについて、そのあたりの表面汚染密度なりを測定されていたのかなと思ったのだが。

○尾野:
そういうことから申し上げると、あの、当該場所の機器だな。機器等については、ええ、表面の汚染というのは確認する、物理的にできるが、地面とか、土とかというのは、

表面汚染という概念が成立しないので、そういったことから言って、ある意味、全体の管理が除線則でやってますよお、ということを申し上げたわけである。

○NPJ吉本おしどり:
除線則第11条でも電離則44条と同じように傷創部が汚染されたら傷口モニタリングをすることになっている。

怪我をされた場合、出血があり、裂傷があったということなので、その傷口をおこした部位では土とか木とか、表面汚染量が測定できないところで怪我をされたということか?

○尾野:
いえちがう。

○NPJ吉本おしどり:
何かパイプなり機器にあたって怪我をされたと理解したが。それは表面汚染線量密度は測定できると思うが、されてないとうことか?

○尾野:
当時怪我をされた方というのは、要は肌が出ないような服装だったので、そういう意味では肌の露出等がない状態の作業をしていた。

○NPJ吉本おしどり:
その出血された場所はタイベックなりが破れていないということか?その服の中で何も外に触れずに裂傷されたということで良いか?

○尾野:
概ねそう考えていいと思っている。

○NPJ吉本おしどり:
概ねということは確認されているということか?

○尾野:
服装等から、その様に考えている。

○NPJ吉本おしどり:
服装は破れていなかったということですね?

○尾野:
服装については肌の露出がない服装であったというふうに。

# あんな薄手のビニール、敗れると思うけど。確認していならそう考えるのが普通だと思うけど。

○NPJ吉本おしどり:
怪我をされた後に、血が出た後に服装が破れていなかったことを東電として確認されたということか?作業前に肌が露出していなかったということではなく。

○尾野:
…。そういう意味から言うと、細かい話だから確認させて頂きたいと思うが。何れにしても当該の場所は地面の上ではなく機器の上だから。現実問題としては汚染の恐れはないと思っている。

# 毎度毎度、知らずに適当に答えて最後にはお持ち帰りの尾野氏。orz

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。表面汚染線量は測定していない。では、怪我をされた方が出血をされた場合、その後、服が破れていたかだ桜花確認と、では、2Fの敷地外は除線則で管理されている所は、現在、表面汚染線量は計っていないということですね?

○尾野:
ハイ。ソウデス。

○NPJ吉本おしどり:
では、以前出血された方の時も質問されたが、出血をする傷創部の怪我があった場合、その怪我を人体が当たった場所の表面汚染線量も特に測定しないということですね?

○尾野:
通常はしていない。

○NPJ吉本おしどり:
通常はしていない。した場合はあるのか?

○尾野:
特別な状況はそれは否定するものではないが。通常作業として屋外で除線則で管理されているような領域。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。原発事故後以降、出血を伴う怪我が何人かあったが、では、その表面汚染線量を怪我をした人体と触れた所を測定した事象はあったのか?

○尾野:
ええ、全てがどうかという議論は、即答しかねるが。

○NPJ吉本おしどり:
すいません。尾野さんがあったと仰ったので。何回ぐらいあったのかなと。実際思いまして。

○尾野:
解答の仕方がよろしくなかったのかもしれない。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。では、現段階では怪我をされた辺りの表面汚染線量は特に測定していない。今から確認しても確認できないということですね?

# 多すぎる。その場で何とかしようと取り繕って、結局確認するパターン。

○尾野:
そうですな。

○NPJ吉本おしどり:
わりました。では出血されていた方の服が破れていたかどうかの確認はできるか?

○尾野:
今回の事例については確認させてくれ。先ほど除線則で管理するといったが、今回の場所は除線則で管理の必要がないグレードの領域に入っているということだ。

○NPJ吉本おしどり:
ありがとうございます。除線速の管理というのは2.5μSv/h以上というのは、線量管理をするという意味で、除線速のガイドラインにも基準局にも出している。

傷口が汚染されている場合は2.5μSv/hというのは、関係がないという基準局の考え方でしたので。

○尾野:
それは傷口が汚染されていることの蓋然性が明らかにあるような場合ということ 

○NPJ吉本おしどり:
そうです!なので、傷口が汚染されているか東電は確認をされて、傷口が汚染されていないと判断されたのかということをずっと聞いているんです。

○尾野:
わかりました。そういう意味では先ほど申し上げた通り、細かいことだから、改めて確認させて下さい。念の為に申し上げておくと除線則が適用される範囲は発電所の中だけではなく、周辺の地域全てなので。

○NPJ吉本おしどり:
存じている。

○尾野:
そういう意味では一般のかたが普通にいるところも含めて、同じ管理になっている。

○NPJ吉本おしどり:
存じている。で、8月13日の課題の事例だが、先週から聞いているが9次に東電が火災を確認し、その17分後にとみおか消防署に通報した理由をかねてから聞いているが、解答頂けるか?

○尾野:
こちらは9時に東電の書簡グループが聞いている。9時10分に、

○NPJ吉本おしどり:
復旧班長に。

○尾野:
復旧班長に。こちらから通報ということになったわけだが、そこから7分後の19分に通報が行ったことになる。

9時から9時10分の間に関しては、当該所管グループの人間が聞いて、復旧班長に伝えるところが、ある意味遅れてしまっていたということで、ここは反省点ということで、通報経路について再徹底を図る事がおこなわれていた。

そういう意味から言うと8月事例に関しては現場の状況、現場の人達が消化に熱中してしまったことも含めてだが、私どもが受けてから通報するまでに至る件についても反省点があるということで、通報経路の再徹底が計られているということである。

○NPJ吉本おしどり:
9時~9時10分、当該所管グループから、復旧班長に10分あったのは、遅れがあったのは反省ということだが、復旧班長が7分後に消防署に通報した理由は?これも遅れか?

○尾野:
そうですな。そういう意味では遅れていると思う。状況確認の上で連絡していると思うが、そこのところ滞ったということだ。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。火災と認識していながら20分近く通報が遅れたということで、先だって今月の事例も40分ほど遅れたが、その通報するマニュアルみたいなものはあるのか?特に無いのか?

○尾野:
通報に対する取り決めはある。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。以前聞いたが、当直がいる場合は当直長ということで、そうでない場合は復旧班長が通報するというkとか?

○尾野:
今、24時間で復旧班が対応しているので。

○NPJ吉本おしどり:
当直長と復旧班長は同義語か?

○尾野:
えっと、当直長は通常言う場合は、運転を、主に運転を行うものだ。で、現状、1Fの場合は、復旧版の班長、またはそれに変わるものが24時間体制で発電所にいるので、こちらから対応する。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。今月の事例は当直長が通報する権利というか、通報する義務があり、8月の場合は復旧班長ということで二人いるのか?

○尾野:
えっと、そういう意味では、私の話し方が舌足らずだったかもしれないが、ええ、当直をしている復旧班長が連絡をする。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。同一人部であったりそうでない場合もあるということか?

○尾野:
人物としては当直で回っているから変わるが、機能としては一緒だ。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。復旧班長、若しくは当直長が通報する権利を持つということだな。

○尾野:
あの、当直している復旧班長と理解している。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ありがとうございます。

○読売佐藤A:
2号機に比べて湿度が低いようだという理由はまだ調べないと、比べないとおよく分からんということだったが、1号機も2号機も格納容器なの換気が基本的にはガスを引っ張って戻して出来てる状態にもかかわらず、これだけの湿度の差が出るというのは、

換気がきちんとなされる前なら破損状況の影響も当然考えうると思うが、換気がきちーんとなされている状況の中で、これだけ炉内の湿度に差があるのは推測できること無いのか?

○尾野:
ちょっとアレですな。にわかにはw わからないですな。w 要は破損状況のスタート電がそれぞれケースバイケースで相当違っているから。あの、そういうことも無視できない。そういう意味では、これだけではなんともと思う。

# 尾野氏にブースカ並の解答を求めるのはもうやめなはれ。情報の透明性、後退人事。適任者は他にいるだろうに…なんで、こんな人前で話すのが苦手なタイプを… orz 尾野氏も気の毒。

○読売佐藤A:
ちなみに2号機は内視鏡で映したのは3月だったけ?データが出てきたのは。

○尾野:
3月だ。

○フリー木野:
今の2号機、これだけでは分らないというのは分らなくもないが、そうすると他に情報として何があると状況が分るとお考えか?それに対する計画は何かあるか?

○尾野:
えっと、これ、炉内の状況知ってく、つうのは、ある意味難し状況だから、順次進めてきているわけだが、今回、ファーストエントリーという事で炉内の様子の画像が撮れる、直接染料を計ってみた。

ま、一部とはいえ計れた。水位が見えてきたことと言うのは、今後の対応を考えて行く上で非常に重要な情報が得られていると思っている。

これで何が得られれば分るかというと、中の様子が詳らかに分れば色んな事が分るという事だが、現実問題として中の様子を詳らかに見ていくために乗り越えなければいけない難しさが多々あるので。

ある意味一つ一つのことを租借しながら中長期対策の中で次に出来ることはどういう事か、とか、そういう事を考えて行かなきゃいけないという事だが。ある意味、ある程度、人が入らないで中の様子が分るような道具があれば、ええ、更に色んな事も分るだろうが。

そういう物がああいう環境の中でちゃんと使えるようなるという意味も含めて開発要素もあるし、一つ一つ超えていかないといけない事があることかと思う。そう言う意味から言うと、これが分れば解決だということを簡単に申し上げることは難しいと思う。

○フリー木野:
わかりました。後、先日から伺っているが、作業種別毎の被曝量把握は出して頂けるか?

○尾野:
それについてはどのような回答もできるかも含めて回答させてくださいという事で申し上げている。もうちょっと待つんだ。

○フリー木野:
どのような解答というのは何を理由に解答の仕方を峻別されているのか?なにか纏まったデータが今あればそれを示して頂ければと思うが。何か問題があるのか?

○尾野:
そういう意味から言うと、今、直接お願いいただいているような性質の統計だ。これは録っていないので。ええ… 調節それを求めるのであれば、出来ないという答えになってしまう。今、ええ、… そういうことがお答えできるかということを確認させて頂いている。

○フリー木野:
統計を取っていないというのはどういった作業でどれぐらい被曝するだろうという推計は今まで一度もされていないということか?

○尾野:
そういうことも含めて確認している所なので、改めてちょっと待て。

○フリー木野:
実は半問移譲前から聞いているが。しているかしていないかは分かりそうなものだと思うが。わからないのか?わからないとしたら、わからない理由を説明頂ければと思うが。

○尾野:
わからないとは言ってなし、お答えしないとも言ってない。ちょっと確認させて下さい、ということで、申し訳ない。もう少し時間をくれ。

○フリー木野:
アレばの除線装置はなにかわかったか?スラッジの、

○尾野:
はい。アレばの除線装置は今確認できていることから申し上げると、スラッジの性状を確認するということは進んでいるかという質問でしたよね?(http://j.mp/Rh2Drm・http://j.mp/RaEsdq)

で、スラッジの性状確認は現状まだ進んでいない。スラッジの保管施設の方に移送することをする際にサンプリングすることを考えているが、現在、移送の必要が生じていない状況にあり、移送するタイミングでサンプリングし、

サンプリングした結果踏まえて性状は将来のスラッジ処理の検討材料に使うということなので、ちょっと先の話だということで、被曝量の多い業務だから、他の移送作業が行われるときに合わせてサンプリングを取ろうという考えであるということだった。

○フリー木野:
移送の必要が生じていないのではなく、移送が出来ないということですよね。移送の必要があるから別の本設の別の保管場所を作っていたと思うが。正確に配送ができないということでいいですよね?

○尾野:
正確に言うと出来ないではなくてしていないということだ。今あるスラッジのたまり料から言うと、アレバ装置は現状まだ使用可能な状況にあるので、取り急ぎスラッジの移送をする必要はないこと。スラッジの移送等に関しては、

# え?!アレバ装置直ったん?修理検討目処は言ってたけど。http://j.mp/RaGcn0 調べたら8月中旬に終わる予定 http://j.mp/RaGgDj http://j.mp/RaI3bg 8月中旬には終わってるっぽい。オワッタ報告見当たらず。

線量計画も含めて無駄な被曝量を下げるように作業全体をコントロールしたい流れの中での状況だ。

○フリー木野:
今あるたまり料からすると使用可能というか、今壊れていて使えず、人も入れない。使用可能とは思えないが。使えるのか?

○尾野:
アレバつかえます。

○フリー木野:
使うとどうなるのか?以前、水が漏れて中に出ていった箇所というのは。補修されたのか?修復されたのか?

○尾野:
現状、アレバの装置は使用可能で待機していると考えている。

○フリー木野:
いや、あの、6月に水が漏れた場所は補修されたのか?

○尾野:
ちょっと、6月、

○フリー木野:
要するに水面の水位計がこわえれてそのせいでだいぶ線量が高いものが漏れていた、建屋の中に入れないと思うが。これは補修されたのか?

○尾野:
アレバの装置に関しては、現在使用可能と聞いている。そういう意味では現状使用するのに差し障る状況には認識してない。

○フリー木野:
でしたら、何時直して、どういう状況で、というのを後ほどで結構なので説明ただけるか?

○尾野:
確認させてくれ。

○フリー木野:
お願いする。昨日出ていたようだが、3月11日以降の作業員の方の会見の件だが、昨日も何度も出ていたのであれだが、会見をするかどうか検討されているのであれば、検討状況を説明頂けないか。

要するに一年前から検討する検討すると言っていて、今でも実現していないということは、検討を本当にしているのか、私達にはわからない。

検討しているのであれば、何処でどういう状況で誰が検討していて、現状どうなっているのか。何故1年も掛かっているのか含めて説明して頂けるか?

○東電石橋:
それに関してはいろいろな会見を開くことだけではなく、様々な要望を頂いているので、総合的に検討している状況である。

○フリー木野:
ですので、誰がどういう状況で検討していて、何故1年も掛かっているのか。何が引っかかって1年も掛かっているのか?これは司会の方に言ってるのではなく、あなたの後ろにいる上の方に伺いたいと思うが。

# マニュアル解答しか出来ないサポセン クレーム電話 アルバイトを広報の顔に据える東電広報人事。情報の透明性、公開性後退人事。

きちんとその辺、説明して頂けないのか?それで昨日も何度も質問が出ていたと思うが。お願いする。

○東電石橋:
様々な状況で検討している!ご理解頂ければと思いますっ

# ┐(´д`)┌

○共同おおた:
映像の中身のことで何点か気付いた点で確認。先ほどボルトが映っている辺りの周辺画像で、グレーチングがたわんで見えるように映像で見える箇所がある。これはもともとそういう構造のものか?

○尾野:
そこ自身がどうなっているか、も元々がどうだったかはちょっと確認できないが。周辺のグレーチングを見ていても、それ以外のところがほとんど、あの、歪みがない状況も併せてわかるので。個別の事情がある可能性はあるかと思う。ただ、画像だけでそこまで見ることは難しいと思っている。

○共同おおた:
じゃあ、事故の影響により変化が起きたかどうかは今の時点で分からない?

○尾野:
そうだな。用は一番わかり易いのは、中が非常に高音になったから温度の関係でたわむことは可能性として考えられなくはないが。

そういう場合は周辺はそこだけでなく、全体に歪みが現れるであろうと思われるが。映像を見る限り園周辺も含めてある意味、方眼紙の升のように綺麗に並んでいるので。個別の事情ではないかと思っている。

○共同おおた:
局地的に高温になりたわんだか可能性も否定出来ない?

○尾野:
あのう、そういうモードがどう有るのかはわからないし。そういう意味で言うと、どうしてどうなって、

# 都合の悪い事は推測で物申すのは良くない!といいながら、都合のいい方に解釈する場合は、推測でそうであろう、そうであろうを連呼する東電広報。原発、人命扱う企業の脳みそバラ色解釈。それで信用振りまいているつもりの東電広報。おめでたい。

○尾野:
に、ついて、明確に言える材料ではないと思っている。

○共同おおた:
ボルトの近くでグレーチングの上に、

○尾野:
何やら小さなだるまみたいな、

○共同おおた:
ええ、ものがあるように見えるが。あれはどんなものか?

○尾野:
なんか分からないが、グレーチングの升の大きさから比べると然程大きなものではないので、何か小さな物が落ちていることだと思う。

○共同おおた:
落ちてきたものがその辺に費掛かっているような状態?

○尾野:
はい。

# 2時間映像にはもっと「なんだこれ」というものが沢山映ってますけど。東電隠蔽まるだし広報。

○共同おおた:
先ほど、腐食の可能性について出ていたが、映像で見るとかなりオレンジ色になっているところや真っ黒になっているところも見受けられて、ぱっと見ると燃えたりしたのかなとも見えるが。燃えた可能性はないのか?ごく高音になって塗装やメッキの部分が。

○尾野:
メッキ自身は燃えないが、塗装は高温になれば高分子だから炭化することはあってもおかしくないと思う。ただ、ここの場所について先ほど見た限りだけで、この時点でどうである、こうであることは申し上げ難い。

# 2時間映像見たほうがいいよ。炭化したようなものがゴロゴロ。突っついてほじっているような映像あるし。会見で意図的に隠したなこれ。綺麗であった。腐食ではなく拭いたら堕ちるものだ認識。思ったよりシャンとしてたな会見発表。無茶苦茶。

○共同おおた:
炭化したものではないこともわからないということか?けっこうブツブツ黒くなっていて膨らんだりしているところもあったりして、高温になって燃えたりするとそんな状況も出たりするのかなと素人目には見えるが。

○尾野:
燃えるというのがいいのかどうかわからないが、塗装部分が高温になっている状況から、そういったものが炭化することは、可能性としては否定しがたいとは思っているが、ここに見ているこの画面のこれがあ、何なのかっ、てなことを今申し上げられる状況ではない。

○共同おおた:
わかりました。

○東電石橋:
よろしいか。これで本日の会見を終了する。



~ 18時56分(1時間26分)

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