2012年10月12日金曜日

平成24年10月12日(金)14時 ~ 原子力規制委員会 定例ブリーフィング

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平成24年10月12日(金)14時 ~ 原子力規制委員会 定例ブリーフィング



○議事録 / まとめ



※次長ブリーフィングも議事録公開されます。

○保安院佐藤:
只今より原子力寄生庁の定例会見をはじめる。本日、次長から報告、説明はない。只今から質問を受けたい。質問は簡潔に。

○毎日岡田:
枝野経産大臣が、午前中に原発の新増設の関係で原子炉等規制法の法律の解釈について、規制委員会と調整して詳細を分析したいことを言っていた。規制委員会としてはその辺、どのような連絡を受けてどのような対応をする予定か?

○規正庁森本:
今日の閣僚会権で枝野大臣が炉規制法の解釈についてコメントがあったことは承知している。また、実際、炉規法の解釈について問い合わせがあれば、それについては真摯に対応していきたいと思っているが、今のところは具体的な対応になってない。

○毎日岡田:
この問題については枝野大臣が経産省の権限を色々活用して、以降に反して事業者が建設をすすめることは出来ないといったが、規制委員会としてはこの問題全体について対応の予定はないのか?

○規正庁森本:
それはない。

○東京新聞 大村:
今の話に関連するが、大臣が意見を入れるとすると、大臣の意見を聞かなければならないというのは、炉規法七十一条で意見を聞く場合、それはどういう意見を聞くと今のところ解釈しているのか?つまり、どういう意見を聞くということは法上書いてない。

○東京新聞 大村:
そこを教えて頂きたい。

○規正庁森本:
法律の解釈の問題なので、詳しくは個別に聞いていただければありがたいと思うが。一言で言えば元々炉規制法が、原子力安全規制の法律で、それに伴う許認可、そのための許認可と。

で、それに関連して意見を求める形になっているので、原子力安全の観点からの意見をいただくことであると理解している。また、詳しい法制上の理解については個別に聞いていただければと思う。

○東京新聞 大村:
それは安全規制以外の意見を述べられても、それは参考にはしないということか?

○規正庁森本:
法律上期待されているのは、安全上の意見であると理解している。

○東京新聞 大村:
一方で二十四条を見ると許認可するときに、今まで経理的基礎を基本的に経産省が見て、それを原子力委委員会に必要的に付議をして意見を利かなければならない。

そうすると原子力法改正により、今回は経理的基礎は、法上は規制員が見ることになるが。ここはどう考えているのか?

つまり、経理的基礎の面から、経産省から意見をいわれた場合は考慮しないということか?

○規正庁森本:
おっしゃるとおり二十四条で許可をするに辺り、技術的能力、あるいは経理的な基礎を見ることになっている。

これはあくまで安全対策を講じる能力があるかどうか、という観点からの評価ということだ。もとより経理的基礎があるかどうか、技術的能力があるか。

これは規制委員会がまさに審査する事項ではあるが、それに食わせて経産大臣がそれに加えて我々が承知していない情報があるかもしれないので、それについて意見を求める、そういう理解をしている。

○東京新聞 大村:★★
二十四条の経理的基礎の部分だが、基本的に今までの保安院もそうだし、寄生委員のこれまでの委員の皆さんの発言を見る限り、ようは経理的基礎部分について審査する能力というのが、

果たして寄生委員にあるのか、若干、そういう場所もあるような気もしないでもない。その辺は新たな対応取る可能性あるのか?

○規正庁森本:
もとより電力会社がどうかという事、電力会社全体の経理としてどうかというより、安全対策を講じる能力があるかどうか、という観点から、要はソフトウェアとしての経理的基礎とか。技術的能力を見ることなので、規制委員会にもその能力はあるが、

○規正庁森本:
おっしゃるとおり、そういう能力は高めて行かないといけないのはその通りなので、今後、そういう課題にも取り組んでいくことだと思う。

○東京新聞 大村:
ありがとうございました。

○電気新聞 山田:
大飯の破砕帯調査団の人選で1人でも決まっていたら教えてくれるか?

○規正庁森本:
すいません。まだ決まっていない。

○電気新聞 山田:
まだめども立ってない状況か?

○規正庁森本:
島崎委員が今、人選を各学会から頂いた情報を元に、選定をして頂いている段階で、早晩にはお示しされると考えている。

○NHKすがや:
今に関連だが、早晩に示して頂けるというのは、大飯の現地調査団のみ、当事でよろしいか?

○規正庁森本:
おっしゃるとおりだ。

○NHKすがや:
他の5つあるかと思うが。その辺については?

○規正庁森本:
その辺も今、島崎先生が順次検討刺されている。まずは大飯の調査団ついて選定して頂いている状況だ。

○NHKすがや:
わかりました。

○NHK岡田:
来週の今、わかっている状況でいいが、委員会のお題目。決まっているものがあれば教えてほしい。後、来週、定例会以外に何か予定あるのか?あと委員長が何か面談する予定で決まっているものはあるのか?

○規正庁森本:
先ず、来週水曜日に予定通りに委員会をやる予定。議題については改めて説明したいが、一つは防災関係の仕事がある。

それから先般から議論になっている安全規制の関係など。今までの課題について更に深掘りして頂く予定だ。

それから委員長が来週に要人と会う予定は、今のところ予定されていない。来週になって動くことはあるかもしれないが、今のところはない。

○NHK岡田:
そうすると今までの委員会でいうと4階やってきたお題目の中で、やっていくというか、それ以外に新しい分野の議論が始まる予定はないということでいいか?

○規正庁森本:
必ずしも固定してない。今、議題の選定をしている所なので、来週に公表したいと思う。

○NHK岡田:
わかりました。

○朝日小池:
防災関係で来週にも自治体関係者の意見を聞く事が予想されるが、既に委員会に招いてお聞きする自治体や、あるいはその他の手段でも聞くとおっしゃっていたが、具体的に決まっている部分があれば教えてほしい。

○朝日小池:
何か★19日にも敦賀市で聞く話もちょっと聞いたので。

○規正庁森本:
ああ、なるほど。前から申し上げているように福島の方に来て頂きヒアリングすることは既に決まっている。それ以外にも自治体から話を聞くことをしている。

まだ日程が確定していないので、また来週報告したいがやる予定はしている。もう一つはおっしゃるとおり、ヒアリングだけではなく、各自治体からいろんな意見を聞く必要があるだろうということで、たたき台を前々回示したが、

それをもとにかく自治体、各道府県に意見を求めている最中だ。そういうのも踏まえて今後、自治体から頂いた意見を元にたたき台を見直していく作業を並行して進めようと考えている。

○朝日小池:
この間も質問があったと思うが、これまで原子力災害対策を持っている自治体だけでなく、今後、新たにUPZに入りそうな自治体、そういうところでノウハウもなく、困っている自治体もあると思うが。

○朝日小池:
そうしたところの意見も道府県を通じて聞いていると考えていいのか?

○規正庁森本:
はい。その通りです。

○読売高田:
大飯の破砕帯調査の関係で。10月下旬に現地調査を行い、その後の手続で決まっている部分があれば教えてほしい。例えば持ち帰ってきて、更に委員会で議論するとか。調査団で何か議論する場があるとか、そういったことがあれば教えてほしい。

○規正庁森本:
島崎委員からは、先ず事前に、調査団としてしっかり検討してその上で現地調査に入るということと、現地調査の後、調査団としてまた評価会をする事は方針として考えられている。その上で更に寄生委員会として、それに対する対応を考えることになろうかと思う。

○読売高田:
前の保安院においての意見聴取会の現地調査では、現場における公表があり、それはメディアに公開されていた。今回、調査団は現地で公表して、且つ、それがメディアに公表される予定はあるのか?

○規正庁森本:
先ず基本的な考え方として、そのプロセスはできるだけ公開していきたいということで、準備をしている。後、ご指摘の現地でどこまで、どういう形ではこれから検討冴えて頂きたいと思う。

○読売高田:★★
今おっしゃったのは、持ち帰ったのを調査団で評価会、及び、その後の委員会としての判断はできるだけ公開。ただ、現地調査の現場における手続きというか、内容はまだこれから積める意味合いか?

○規正庁森本:
そうだな。先ず全体的になるべく公開していきたいと思っているが、現地について言うと、現場、まさに敷地内、これありなん、で、どういう制約があるのかも含めて今詰めているところだ。

○読売高田:
現地におけるというか、PR館等での公表はするのか?

○規正庁森本:
底はまさに島崎先生のみならず、実際に専任される委員の方の考えも利かないとわからないので。ちょっとここではコメントしかねる。

○読売高田:
ありがとうございます。

○毎日岡田:
委員の間での議論の仕方、意思疎通の仕方について聞きたい。今のところ、三人異状集まって議論する場合は、議事録を公開しないといけないことになっているが、先ず、3人で集まって議論したことは今まであるのか?

○規正庁森本:
前も質問があり、なかなかそういう機会がないのを、我々は、苦慮はしないが、なかなかそういうのがないなあと思っている。ただ、今までのパターンだと、それぞれの先生に委員長から主査的に仕事が分配されて、

○規正庁森本:
その先生が中心になって議論して頂く形になるので、3人集まる場面が確かに少なかったのは事実。というか、なかったのが事実。ただ、これから防災指針とか、非常に横断的なものも出てくるので、

それらについてやはり委員会の場だけでは足りないこともこれからあると思うので、その辺については、また委員長について相談して今後の取組にしたいと思っている。★実はおっしゃるとおり今まで3人で集まって会議したことはなかったものだから。

○毎日岡田:
するとこれまでは、委員の間での問題意識の共有や相談事はどのようにしてやってるのか?

○規正庁森本:
勿論2人で話す場面は結構ある。例えば委員長と更田委員が、安全規制について。あるいは防災指針について中村委員と委員長。

そういうことは勿論あったが、先ほど申し上げた通り、3人集まって議論する場面が今までなかったのは事実。意思疎通はそれぞれされていると思う。

○毎日岡田:
例えば先日、田中委員長が再稼働について見解を統一する話があった。あれはじゃあ、委員の人は委員会で初めて知ったような形になるのか?

○規正庁森本:
委員長の会見は全て公開されていて、インターネット上で流れている。委員長の見解は常に認識されていたと思う。それに対して各委員から特にそれまでも異論がなかったし、

正式に委員会決定としようということで、ああいう形になったと思うが。そういう意味では実際に取れていると思う。

○毎日岡田:
じゃあ、委員5人の間で意見を共有する場合はどのようにしているのか?メールとかではやってるのか?

○規正庁森本:
うーん… なんとういか、非常に意見が割れて、それを調整する場面が今までのところは現れてなくて、ひとつの方向として非常に纏まって動かれているので、メールのやり取りは私は分からないが、たまたまそういう機会がなかったと理解頂きたい。

○毎日岡田:
▼基本的なことで恐縮だが、メールでやり取りする場合の公開基準はどうなってるんでしたっけ?

○規正庁森本:
個別の一対一のメールのやり取りですか?

○毎日岡田:
個別の一対一はどうなのかということと、例えば5人でメールをやり取りするような場合には公開しないといけないとか。

○規正庁森本:
▼はあはあ。えっとだな。メールで層いう会議をしてはいけないというルールにした記憶があるが、正確認識してないので、改めて報告したい。

○共同宮崎:
▼最初の経産大臣の意見の関係で確認したい。枝野大臣は解釈はこれから詰めるが、閣議決定に基づく意見をいう事は間違い無いと言っている。その場合、これは安全規制に関する意見ではないと思われるが、それは解釈として誤っているということか?

○規正庁森本:
すいません。今言われた「閣議決定に基づいて」というところが私どもは承知していない。

○共同宮崎:
今朝の会見ではその様に言っていたが。

○規正庁森本:
そこはちょっとわかからない。

○共同宮崎:
じゃあ、また確認されたらお願いする。

○規正庁森本:
▼はい。

○電気新聞 山田:
今の質問に関係するが、枝野大臣が解釈をすりあわせたいということで、委員長と合う場合は公開の場になるのか?

○規正庁森本:
もしそういうことがあれば、要人との面会になろうかと思うが、今その予定はない。法解釈を求められていると理解しているので。

○規正庁森本:
法解釈を求められていると理解している。実際、まだオファーはないが、事務的な処理であろうかと思う。

○電気新聞 山田:
実際に会うことになれば、要人と面会だから、頭撮りとか、多少公開されることになるのか?

○規正庁森本:
ケースバイケースで、ただの挨拶かどうかとか、色々あろうかと思うが。一般的に、もし、何らかの形で議論、意見交換をするということであれば、おっしゃるとおりだと思う。

○電気新聞 山田:
実際意見交換した時に、大臣の方からこういうふうに解釈して欲しいと要請があった場合は、これは委員会として尊重するのか?あるいは、独立性からそれは尊重しないとなるのか?

○規正庁森本:
個別にそういうことを言われるかどうかも含めて、私どもにはコメントしづらいと思う。

○保安院佐藤:
次の方いるか?なければ本日の会見を終わる。



~ 終了 14時23分

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