2012年10月5日金曜日

平成24年10月5日(金)14時 ~ 原子力規制委員会 定例ブリーフィング

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平成24年10月5日(金)14時 ~ 原子力規制委員会 定例ブリーフィング



○議事録 / まとめ



※次長ブリーフィングも議事録公開されます。

○保安院佐藤:
あの。まだ会見の前だが、今日、訓練があり後ほど次長から概要説明あるが、映像提供について今、コピーに時間がかかっており、技術的なトラブルでこちらに来るのに時間がかかったので。

従って2時頃に配れる予定だったが、会見が終わってから皆さんに映像と写真を配るようにしたい。今のところUSBを3つぐらい用意してそれぞれ廻してコピーしていただくことを考えているが、もし、DVDがいいとかあれば、その時受けたいと思うので。ちょっと、それだけ事務連絡。

それでは会見をはじめる。次長、よろしこ。


■緊急時対応訓練

○規正庁森本:
こちらから3件の報告事項。一つ目は本日行われた緊急派遣訓練について。訓練の設定だが、午前5時30分に青森県むつ市を進言とする震度7の地震が発生し、日本原燃六ケ所再処理施設は外部電源を消失した。

また、非常用ディーゼル発電機の一部も起動に失敗したというものである。この状況を受けて、原子力規制委員会から更田委員と寄生庁の防災担当職員が現地に緊急派遣されるという移動訓練を行った。

通常の交通機関が使えないことを想定し、今回は自衛隊の協力の元、埼玉県入間の基地から青森県三沢基地へ、自衛隊輸送機に自衛隊ンの皆様と一緒に登場した。

そこから陸路で二手にわかれ、更田委員は事故事拠点となる速報センターへ移動し、黒木総括官らは六ケ所のオフサイトセンターへ移動した。

5時30分を機転にすると、★移動にかかった時間は約5時間30分だ。今回は移動を目的とした訓練だったので、移動訓練自体は11時10分に無事に終了した。

この訓練についての写真と映像素材は、この会見後に報道機関に提供する用意があるので申し出るんだ。

★★提供 原子力寄生委員会、あるは提供NRAのクレジットを入れて報道目的で使用頂くことをお願いする。

時刻で言うとここの会見のあとからになると思うが、今報告した訓練とは別で、東北電力東通原発の視察を行う予定である。そちらについては現地でのプレス対応がある。これだ第一点目である。


■1F3号機使用済燃料プールへの鉄骨落下事象に係る報告

★2件目。東電1F3号機で9月22日におきた鉄骨落下について、今週3日に東電からの報告を受け取っている。内容は既にHP等(http://j.mp/SwZsjX)で公開している。

原子力規制委員会としては、この報告内容について評価することになるので、その準備を進めているところだ。更に先日の委員会で検討が始まった通り、東電福島第一原子力発電所を原子力特定施設に指定する方針なので、今後、指定が決まった際には、

今回のような鉄骨落下を始め、これまでも様々なトラブルがあったので、そういう物を念頭に置いた規制内容を作っていく事になろうかと思う。


■長浜環境大臣と田中委員長の面会について

3件目。★長浜環境大臣と田中委員長の面会だが、昨日のことだが、環境省で長浜環境大臣と田中委員長の挨拶があった。面会時間は短く数分程度。挨拶ということなので、委員会の中身に関わるような話は全くなかった。

こちらからは以上だ。



■質疑

○赤旗松沼:
(初)訓練についてだが、終了時間は各センターに着いた時間ということになるのか?

○規正庁森本:
えっと、移動訓練で11時10分に終了しているが、これは、えっと…、コレデスネ? えっと、日本原燃の、あ、すいません。… 

失礼した。11時10分に日本原燃の本店、これがまさに速報センターだが、そこと六ケ所村のオフサイトセンターに到着した時間。これが訓練の終了時間だ。

○赤旗松沼:
今回、震度7の地震想定だったようだが、陸路に関しては何の問題もない、つまり、通れない所はない、という設定で行われたわけか?

○規正庁森本:
えっと、陸路についてはその通りだ。

○読売高田:
昨日の環境省での委員長と大臣の面会についてもう少し詳しく教えてほしい。何時頃合われたのか?どちらの要請で挨拶という話になったのか?挨拶程度というのはどういうことを話したのか、もう少し教えてほしい。

○規正庁森本:
昨日5時頃、先ず長浜大臣が就任されたということで所管事項説明があった。防災関係では原子力規制委員会と環境省が一緒になって仕事をすることがある。

具体的に言うと、原子力防災会議では環境大臣と原子力寄生員会の委員長がともに副議長ということで、議長である総理を支える立場になるということで、いわゆる原子力防災対策についての所管事項説明というのが5時からあり、私がそれにまいった。

その際に、その冒頭、層いう型地で一緒に仕事をすることがあるので、お二人が挨拶を交わされたということである。

どちらからというわけではないが、ちょうど時間があったので、所管事項説明の一貫ということで自然に挨拶されたという形だ。

田中委員長は先ほど申し上げた短時間の挨拶の後、離席され、頑張りましょうということが話にあっただけ。私も底に同席していた。実際に二人会うのは初めてということで、名刺交換という形になったということである。

○読売高田:
そうすると昨日5時の所管事項説明は、決まっていたイベント?

○規正庁森本:
私がやるということでですな。はい。

○読売高田:
底へ初めてなので田中委員長も同席した?

○規正庁森本:
ええ。元々予定されていなかった。私が説明するということでセットしていたが、その日程があるのであればということで、委員長がいって挨拶しようということで行かれた、という形だ。

○読売高田:
そうすると焦点になっている再稼働をめぐる、どちらが判断主体となるか、そういった事の議論について、そういうことで話をしたこともなく、また実際にそういう話もしていないということなのか?

○規正庁森本:
その通りだ。

○読売高田:
先だっての会見の時に要請があれば会うのか、という質問をしたが、それに対して断るものでもないという発言があったと思うが。それはまた別のこと?ですかね?

○規正庁森本:
そうですな、これは委員長の発言なので、あれだが。今回についてはとにかく挨拶ということで、本当に実質の中身はありません。

○読売高田:
わかりました。そうすると我々に層いう会合があったということが伝えられなかったのは、そもそも予定されていなかったから?

○規正庁森本:
おっしゃるとおりで、そこは申し訳ないが、元々は私どもが淡々と所管事項説明をするということであれば、そういう日程を(委員長が)ご覧になって、挨拶だけされたということなので。そこはたいへんそういうことで理解頂ければと思う。

○読売高田:
確認だが、委員長だけですね?委員の中では。

○規正庁森本:
委員長だけ。委員長と長官が行った。

○読売高田:
わかりました。訓練の関係だが、移動訓練以外にテレビ会議システムを使って通信訓練も予定されていたかと思うが。それについて説明頂けないか?

○規正庁森本:
はい。じゃあ、ちょっとよろしいか?

○規正庁防災課こだま:
簡略にお答えする。通信訓練だが、先ほど次長が言った11時10分から移動訓練が終わり、その後11時10分から25分の15分掛けて通信訓練を行なっている。

具体的にはこちら原子力規制庁の緊急時安全センターERCと六ケ所のオフサイトセンター。それと六ケ所の再処理施設の速報センター、いわゆる原燃さまの本店ですな。その三角関係で通信訓練を行なっている。

オフサイトセンターと寄生庁のERCいついては、テレビ会議を含めた通信訓練。日本原燃は衛星回線を使った通信訓練を行なっている。以上で良いか?

○読売高田:
ERCとオフサイトセンターはテレビ会議でつないでいると。で、原燃は衛星回線。どういう繋がり?

○規正庁防災課こだま:
日本原燃はうちとつながるテレビ会議ラインを持っていないので、そういったことで衛星の電話皆伝で今やっている。通常の電話が使えないことを前提に衛生の電話を使って通信を行ったことになっている。

○読売高田:
つまりテレビ映像がなく、音声のみでの参加?

○規正庁防災課こだま:
そうです。音声のもの参加だ。

○読売高田:
わかりました。

○電気新聞ヤマオ:
入間基地ではなく、防衛省の本省からヘリで飛んで六ケ所に降りたほうが早いと思うが。なんで入間基地からだったのか?

○規正庁森本:
ええ…、ナゼイルマ カラ?

○規正庁防災課こだま:
防衛省からそのままとんだほうが早いんじゃないかということだが、長距離を飛ぶ場合は、基本的には入間基地に飛ぶので。

入間基地から輸送機を使って三沢基地へ飛ぶという点だ。もし訓練として出来るのであれば、こっちから市ヶ谷へいって、市ヶ谷から入間基地へヘリで飛んで、入間基地から三沢基地まで輸送機で飛ぶパターンがあるが、

今回は、こちらの寄生庁ERCから入間基地までについては、タクシーでどれぐらい掛かるんだろうかとか、その点も含めて。で、実際輸送機を使ったのは、入間基地から三沢基地までの間になっている。

色々なパターンがあると思うが、今回、こういったパターンを訓練したことになる。

○電気新聞ヤマオ:
国会人事で確認したい。今は設置法72項を適用し、原子力緊急事態宣言ができているときは、首相が任命できるんですよね。で、それを適用するに辺り、何か文書や書面で国会に提出する必要があると前に聞いたが、文書を提出したのか?

○規正庁森本:
はい。国会同意を求める際に、いわゆる閣議決定を経て、文章を出すというのはある。それは出している。日付けは明確ではないが、出している。

○電気新聞ヤマオ:
それは任命される前に当然出した?

○規正庁森本:
これは、私が答えるのもあれだが、国会同意を求める際には必ず正式な文書として内閣の方から、両議院に文章を出す必要があるということがあり、それに基づいて出しているということである。

○電気新聞ヤマオ:
すると今回の場合は、規制委員会設置員階72項に基づいてこういう状況だから首相がすぐに任命しますみたいな、そんな文章を出したということか?

○規正庁森本:
すいません。少し混乱したかもしれないが、国会開会中にいわゆる同意を求めることで文書を出したという意味であり、内閣総理大臣が、国会閉会中に任命に際して文章を出したかどうかは、私どもでは把握していない。

○電気新聞ヤマオ:
その72項を適用する種の文書は出してないが、臨時国会で国会同意しなければいけなくなると思うが。その辺はどうなっているのか?

○規正庁森本:
えっと…、いずれにしても、えっと、国会同意なく任命された場合に、事後の同意の話はあるのかと思う。あの、法制上のですね。事後同意が必要だという。ただ、それが不足でいろんなことが書いてあるので、それに基づくということだ。はい。

○電気新聞ヤマオ:
73項で原子力緊急事態宣言が解除されたら、国会同意を求めることとあり、緊急事態宣言がで出ていれば、国会同意がなくてもそのまま院長が続けられると解釈しているが、

その2項、3項を提供するためには、そういうのを適用します、という文書を国会に出さないといけないという文書を寄生庁準備室時代のどなたかに伺ったことがあるんだよ。その文書を出したかどうかは、まだわからないということか?

○保安院佐藤:
▼その件は事務的な話だと思うので、担当に問い合わせている。それはまた後ほど答えさせてくれ。

○東京新聞 加藤:
先日の会見(http://j.mp/PDEU2N)で委員長が各指針について、見直さず、厳格適用していくという趣旨の発言があったと思うが、そういう厳格的はわかるが、各指針、第一原発事故を見た後、この間、活断層調査の話もそうだが、

疑問符がついたら、明らかにおかしいと思われる条項がいくつかある。それについて指針の見直しとは別に、なにか見解を示したり、規制委員会、寄生庁としてこのように適用していくことを示される考えはあるか?

○規正庁森本:
今のところは層いう予定は定まっていない。

○東京新聞 加藤:
それは、今後はケースバイケースで対応していくという?

○規正庁森本:
まあ、そういうことになろうかと思うが、方針も決まっていない状況だ。

○東京新聞 加藤:
方針は今後の検討課題という理解でいいか?それとも基本的には、やらないということか?

○規正庁森本:
問題意識として委員長自身が、元々安全基準を見直すと言われているのと同様に、今、ある問題点について取り組むことは言われているので。一言で言えば、今後の検討課題、ということになろうかと思う。

○東京新聞 加藤:★★★
例えば厳格適用というので少しひかかったが、SBOの話でいけば、解説の方には短時間でいいとまで書いてある。それを厳格に適用したら、今やってる緊急対策のようなものは不要だとも捉えられると思うが。そ言うものもケースバイケースで考えるということなのか?

# 国際的に見て作りなおしたら、そもそも原発建てられない立地指針になる地震大国 日本。

○規正庁森本:
今後、安全基準を見直すときに、今、ご指摘の点も大きな課題だと認識ている。

○東京新聞 加藤:
わかりました。後、直下の活断層の件だが、よく読めば分かるんじゃないかという発言があった。色々と当時の会議とかを見てみたが、

その当時は、保安院の事務方からこの記述は趣旨としては、上に立ててはいけないとは書いてあるものではないと説明をされている。それを厳格に考えれば、これはどう理解すればいいのか、ますますわからなくなってきたが。

○規正庁森本:
はい。いわゆる安全基準の見直しをやる際に、耐震指針、★あるいは耐震指針に基づく様々な手引きも見直しの大賞になろうかと思う。

委員長は、その際に実際に指針を文章として直すかどうかは、今後の課題だという認識だと思う。従ってそのなかで検討される課題かと思う。

○東京新聞 加藤:
ありがとうございます。

○保安院佐藤:
他にないか?内容であれば本日の会見は以上で終わらせて頂く。



~ 終了 14時22分(22分)

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